アニメ「BLEACH 破面(アランカル)篇」の名言・台詞をまとめていきます。
BLEACH 破面・出現篇
110話
「そうだな。人間が存在する以上、虚(ホロウ)がいなくなることはないだろう」(茶渡泰虎)
「うん。ぶっちゃけ『便所っす』って嘘ついて学校抜け出すの、やってみたかっただけなの」(井上織姫)
「あんまり騒ぎなや、黒崎一護」
「お前みたいな霊圧の奴が、そない簡単にざわついたらあかん」
「世界に響いて、感づかれるで」(平子真子)
「俺は死神からホロウの領域に足を踏み入れた者。言うたやろ、『仲良うしてや』って」
「俺は、”仮面の軍勢(ヴァイザード)”。お前の同類や」(平子)
「こいつ、なんて霊圧だ。やはり大虚(メノスグランデ)のたぐいか。だが問題はない」
「残った僅かな霊力だけでも、戦う術(すべ)はある」(石田雨竜)
「やれやれ」
「無様な姿だな、雨竜」(石田竜弦)
「(竜弦?) 父親の名を呼び捨てか。相変わらずだな、雨竜」(竜弦)
111話
「超速再生など取るに足らん。それをさせる前に、片付ければいいだけのことだ」(竜弦)
「(能力を捨てた?) だから、お前はバカだというんだ」
「言ったろ? 『私には興味がない』『お前には才能がない』と」(竜弦)
「石田竜弦。好むと好まざるとに関わらず、それが先代・石田宗弦から全ての力と技術を継承し、最後の滅却師(クインシー)を名乗ることを許された、唯1人の男の名だ」(竜弦)
「雨竜…お前は未熟だ」
「未熟なまま尸魂界(ソウル・ソサエティ)へと向かい、そしてその未熟な力すらも失った」
「そして、己の小さな自尊心に突き動かされるまま動き、何も果たせず終わった」
「だが…私なら、お前のその失った力を元に戻してやることが出来る」(竜弦)
「信じられないか? だが事実だ」
「ただし、それには1つ条件がある」
「今後一切、死神には関わらんと誓え」(竜弦)
「ホロウさんよ、悪いが今ちょっと一護は留守でね」
「代わりと言っちゃあなんだが、俺と遊んでいかねえか?」(黒崎一心)
「俺は死神だ、おめえらの仲間じゃねえ」(黒崎一護)
「あんたが俺に興味なくても、こっちはあんたを斬りにきてんだ」
「相手してもらえないと困るね」(一心)
「隊長クラスの死神は、全員斬魄刀のサイズをコントロールしてるんだよ」
「でねえと、どいつもこいつもビルみてえな刀を振り回すことになっちまう、今のお前みたいにな」
「覚えとけ、斬魄刀のでかさで相手の強さは測れねえ」
「死神語るのはそれからだ、坊主」(一心)
112話
「討てましたか?」
「仇…」(浦原喜助)
「俺がこの20年の間で、かけらも晴れねえほど恨んでることがあるとすれば…」
「そいつはあの夜、真咲を救えなかった俺の無力だけだ」(一心)
「奴(藍染)はすぐに実戦で使えるところまで研究を進めるだろうぜ」
「そして完成した真の破面(アランカル)と、メノスの軍勢を従えて…世界を潰しに現れる」(一心)
「なんとかしましょう。いずれにしろこの事態だ」
「敵味方はともかくとして、みーんな動きますよ」
「ヴァイザードも、私達も…そして、ソウル・ソサエティも」(浦原)
「織姫はね、嫌なことをされても嫌な顔できない、いい子なのよ」
「そんなことも分からずにむやみに抱きつくようなバカは、この世に存在する価値などないわ!」(本匠千鶴)
「お前まさか昨日の今日で、もう俺が諦めた思うてんちゃうやろうな?」
「しつこいで、俺は。お前が『うん』言うまで、いつまででもまとわりつくで」
「もう遅いねん。ヴァイザードはいっぺん発症したら、二度と元には戻らへん」
「お前がどう思おうが、お前はもうこっち側やねん、一護」(平子)
「今のまま死神でおり続けたら、お前はいずれ必ず…内なるホロウに飲まれて正気を失う」
「そうなったら終いや。お前の力は全てを壊すで」
「仲間も、未来も、ぜーんぶ巻き込んで粉々にのう」(平子)
「俺と来い、一護。正気の保ち方、教えたるわ」(平子)
「何モタくさしてんねん! がしんたれが!」
「さっさと言いくるめて連れてこい言うてるやろう!」(猿柿ひよ里)
「(言うこと聞けへん?) なら早う力ずくで連れてきい!」(ひよ里)
「黒崎君に聞いても、きっと黒崎君は『なんでもない』って答えると思うから、あなたに直接聞きにきたの」
「平子君、あなた達は何者?」
「黒崎君を、どうしたいの?」(織姫)
「よせ、井上!」
「分かるだろう? 俺達の力じゃ、あの速度には追いつけない」
「それにもし追いつけたとしても…確実に、殺される」(茶渡)
「うち…嫌いや、人間」
「死神も…嫌いや」(ひよ里)
「力を…クインシーの力を取り戻したい。借り物の力ではなく、僕自身の力を」(雨竜)
「誓います。僕は二度と、死神とも、その仲間とも関わらない」(雨竜)
113話
「1つ頼まれてくれるか、井上」
「俺達が現場に着いた時、もしそこに生き残っている人がいたら、お前はその人を連れて下がってくれ」
「戦いたいのは分かる。だが、俺にケガ人は治せない」
「生き残っている人を助けられるのは、お前だけなんだ」(茶渡)
「1人だ。それ以外を殺す必要はない」
「今、現世でまともに戦えるレベルの霊圧を持ってるのは、多くて3人だと聞いている」
「それ以外はゴミだ。捜し出すのはたやすい」(ウルキオラ・シファー)
「よく見ろ、バカ。お前が近づいただけで、魂が潰れかかっているだろう」
「ゴミの方だ」(ウルキオラ)
「ヤミー。お前もうちょっと探査神経(ペスキス)を鍛えて、自分で判断できるようになれ」
「ひと目見れば分かるだろう。そいつも、ゴミだ」(ウルキオラ)
「きっと茶渡君は分かってたんだ」
「この人達がすごく強くて…自分でも私でも歯が立たないってこと」
「そう思ったから茶渡君は、たつきちゃんと私をかばって…1人で戦ってくれたんだ」(織姫)
「なんとか…なんとか持ちこたえなきゃ、黒崎君が来るまで」
「ダメ! どうしてすぐ黒崎君に頼ろうとするの?」
「2回もソウル・ソサエティに行ったのに…私は、何も出来ずに帰ってきた」
「せめて、今の黒崎君には負担をかけたくない」(織姫)
「黒崎君が何に悩んでるのかは分からないけど、黒崎君に頼らずに、この人達を追い返して、少しでも安心させてあげなくちゃ!」
「私に出来ることは、きっとそれぐらいだから」(織姫)
「椿鬼! 孤天斬盾(こてんざんしゅん)」
「たつきちゃん、茶渡君、石田君、黒崎君。私は…みんなみんな、私が守るから!」
「拒絶する!」(織姫)
114話
「謝んねえでくれ、井上。心配すんな、俺がこいつらを倒して…終わりだ」(一護)
「バカが。相手の力量も測らんうちに飛び出すからだ」
「だからペスキスを鍛えろというのだ」(ウルキオラ)
「俺がてめえを拒否したら、今度は俺の邪魔をするってわけかよ」(一護)
「ご覧の通りっす」
「弾くと周りが危ないんで、同じようなものをぶつけて相殺させてもらいました」
「信じられないなら1つ、お見せしましょう」(浦原)
「らしくない挑発だな。貴様ら2人がかりで、死に損ないのゴミ共を守りながら俺と戦って、どちらに分があるか分からんわけじゃあるまい」
「さしあたっての任務は終えた。藍染様には報告しておく」
「『あなたが目をつけた死神もどきは、殺すに足りぬゴミでした』と」(ウルキオラ)
「ダメダメ、ダメ! 私が落ち込んでどうする?」(織姫)
「謝らないで。私が勝手に飛び込んで、私が勝手にケガしただけだから」
「全然痛くなんかないから。だから、そんな顔して謝らないで」(織姫)
「どうしてだ? チャドもやられた…たつきも死にかけた…みんな俺が弱いせいだ」
「謝る以外に、どうしたらいいのか分かんねえよ」(一護)
「なんだよ、お前。相手が何者かも分からず戦ってやがったのかよ」(阿散井恋次)
115話
「気にすんな、恋次。人間共のたわ言だ」(斑目一角)
「敗北が恐ろしいか? 仲間を守れぬことが恐ろしいか?」
「それとも…貴様の内なるホロウが恐ろしいか!?」(朽木ルキア)
「敗北が恐ろしければ、強くなればいい」
「仲間を守れぬことが恐ろしければ、強くなって必ず守ると誓えばいい」
「内なるホロウが恐ろしければ、それすら叩き潰すまで強くなればいい」
「他の誰が信じなくとも、ただ胸を張ってそう叫べ」
「私の中にいる貴様は、そういう男だ!」(ルキア)
「うるせえんだよ、てめえは。行くぜ」(一護)
「井上、俺…」
「俺は…俺は、強くなる。強くなって…次は絶対、お前を守るから」(一護)
「ありがとう、黒崎君」
「ありがとう、朽木さん」
「おかえり」(織姫)
「なんだ、てめえは? 何見てんだ?」
「おろして、すり身にして、丸めて、カリッと揚げて、しんじょにして食うぞ! こら!」(斑目)
「あんた達もモタモタしない。ここは引き上げるわよ、ボンクラ」(松本乱菊)
「そのボンクラには、俺も入ってんじゃねえだろうな?」(日番谷冬獅郎)
「まさか、隊長は別ですよ。最近隊長、被害妄想強いですよ」(乱菊)
「違う! (選抜は)実力で選ばれたのだ」(ルキア)
「はっきり言う。この最上級大虚(ヴァストローデ)級の戦闘能力は、隊長格より上だ」
「アランカル化によって、メノス共が手に入れる力は未知数だが」
「隊長格が3人抜け、それがそのままメノス共の上について今、これだけは言える」
「もし現時点で藍染の元に、このヴァストローデ級が10体以上いたら…」
「ソウル・ソサエティは終わりだ」(日番谷)
116話
「ぬりいなぁ!」
「こんな奴等、俺なら最初の一撃で潰してるぜ」(グリムジョー・ジャガージャック)
「理屈がどうだろうが、『殺せ』ってひと言が命令に入ってんなら殺した方がいいに決まってんだろうが、ああ!」(グリムジョー)
「同感だな、いずれにしろ敵だ。殺る価値はなくとも、生かす価値など更にない」(シャウロン・クーファン)
「グリムジョー。我々にとって問題なのは、今のこいつじゃないってことは分かるか?」
「藍染様が警戒されているのは、現在のこいつではなく、こいつの成長率だ」
「確かにこいつの潜在能力は相当なものだった」
「だがそれは、その大きさに不釣り合いなほど不安定で、このまま放っておけば、自滅する可能性も、こちらの手駒に出来る可能性もあると俺は踏んだ」
「だから殺らずに帰ってきたんだ」(ウルキオラ)
「それがぬりぃって言ってんだよ!」
「そいつがてめえの予測以上にでかくなって、俺等に盾突いたら、てめえはどうするってんだよ!」(グリムジョー)
「その時は、俺が始末するさ」(ウルキオラ)
「気遣いは無用だ。何よりてめえの世話にはならねえ。自分の寝床ぐらい自分で探すさ」(斑目)
「やっぱり、朽木さんはすごいな。ちょっとだけ、羨ましいや…」(織姫)
「私、嫌な子…ですよね」
「黒崎君が元気になればそれだけでいいって…そう思ってたはずなのに…」
「朽木さんが戻ってきて、黒崎君を元気にしてくれて、すごく嬉しかったはずなのに…」
「なのに…なのに…私、朽木さんに嫉妬してる」
「朽木さんは優しくて強くてきれいで、黒崎君を元気にしてくれて、大好きなのに…」
「なんで私、こんな…学校ではそんなこと思わないのに、家に帰って1人になると全然ダメなの…」
「やだ…私、かっこ悪い。いやらしいよ…」(織姫)
「バカね。そのままでいいのよ。あんたも、朽木も」
「一護はまだ、1人で立てないガキだから、今のあの子には、あんたも朽木も必要なの」
「妬いて何がかっこ悪いの?」(乱菊)
「あんた、そうして自分の重い所ちゃんと受け止めようとしてるじゃない」
「知ってる? そういうの、逃げ回って相手にぶつけた方がどんなに楽か」
「逃げずに受け止めようとしてるだけ、あんた十分かっこいいのよ、織姫」(乱菊)
「思った通りだ、メチャメチャ増えてやがる」
「ソウル・ソサエティから援軍を呼びやがったか」
「御託並べてねえで、はなから叩いときゃ、こんな面倒にはならねえのによ」
「だからてめえはぬるいってんだ、ウルキオラ」(グリムジョー)
「(美味しい?) よかった! いくら作っても誰も食べてくんないから、もしかしたら私の舌の方がおかしいのかと思ってたの」(織姫)
「全員、補足は完了したか?」
「遠慮も区別も必要ねえ。少しでも霊圧のある奴は、残らず皆殺しだ!」
「1匹たりとも逃がすんじゃねえぞ」(グリムジョー)
117話
「構えろ、松本」
「来たぜ」(日番谷)
「(当たり?) いいや」
「多分てめえが…一番のハズレだぜ」(日番谷)
「ハズレかどうかなんてのは…戦ってから、決めるもんだぜ」(一護)
「死んでいた…一護が来るのが後一瞬遅かったら、俺は確実に死んでいた」(茶渡)
「一護。お前はもう、俺に背中を預けてはくれないのか?」
「俺はもう…お前と並んでは戦えないのか?」(茶渡)
「下がれ、一護」
「私に任せて下がれと言ったのだ」
「肩に力が入りすぎなのだ、貴様は」
「戦う前からそれでは、落とさぬ命まで落とす羽目になるぞ」(ルキア)
「なるほど。ならばせめて、斬魄刀の名前だけでも覚えていくといい」
「舞え、袖白雪」(ルキア)
「残念だったな」
「袖白雪は、地面を凍らせる剣ではない」
「この円にかかる天地の全てが…袖白雪の氷結領域だ」(ルキア)
「なんだぁ? ディ・ロイの奴はやられちまったのかよ」
「仕方ねえ。んじゃ俺が、2人まとめてやるしかねえな」
「よろしくな、死神。アランカルNo.6(セスタ)、グリムジョーだ」(グリムジョー)
「どうやらてめえは、俺とは流儀が違うらしいな」
「”殺す相手には名を名乗れ”ってのは、俺が戦い方を教えた奴に、必ず教える最後の流儀だ」
「戦いに死ぬと決めた奴なら、自分を殺す奴の名ぐらい知って死にてえはずだからな」(斑目)
「てめえは名乗る必要はねえ、俺の名だけをよく覚えときな」
「てめえを殺す、男の名だ!」(斑目)
118話
「どうして分からないかな?」
「見なよ、あの楽しそうな顔。一角は楽しいんだ、久々の強敵との戦いが」
「僕達は加勢しなくちゃいけないんじゃない。加勢しちゃいけないんだ」(綾瀬川弓親)
「(仲間が死んだら?) そんなの決まってる」
「本望さ」(綾瀬川)
「どっちだ?」
「強えのはどっちだって聞いてんだよ!」(グリムジョー)
「まさかここまで力の差があるとはな」
「しょうがねえ。今なら他の連中も自分の敵だけで手一杯で、気づかれることもねえだろう」
「こんなとこで使う気なんかなかったのによ!」
「よく見とけよ、そんで誰にも言うんじゃねえぞ」
「卍解!」(斑目)
「世辞は止めろよ。まだてめえが感心するほどの霊圧は出ちゃいねえはずだ」
「すげえかどうかは…死んでから決めろ!」(斑目)
「鬼灯丸は俺と違ってのんびり屋でな、せっかく卍解してやってもほとんど眠ったままなんだよ」
「だから敵をぶった斬って、敵にぶった斬られて、無理矢理目を覚まさせてやんねえと、力なんて出やしねえんだ」
「こいつが目を覚まし始めると、龍の彫り込みが少しずつ赤く染まる」
「そして全てが赤く染まった時、初めて龍紋鬼灯丸の破壊力は最大になる!」(斑目)
119話
「焦燥、歯がゆさ、いらだち…おの頃の俺は、そんなもんで一杯だった」
「ソウル・ソサエティは俺のいる場所じゃない。どこにも居場所はない」(斑目)
「戦いと痛み…それだけが、俺にとっての真実だった」(斑目)
「帰った方がいいよ。今日は剣ちゃんの機嫌がいいから」
「あんた、絶対にやられちゃうよ」(草鹿やちる)
「初めてだぜ」
「ここに来てこんなに楽しいのはよ!」(斑目)
「剣ちゃん笑ってる!」
「でも残念。もうすぐ終わっちゃう」(やちる)
「楽しかったぜ。久しぶりに遊んだ」(更木剣八)
「悪いな、戦えなくなった奴に興味はねえんだ」
「わざわざトドメを刺してやる義理もねえしな」(更木)
「てめえも戦いが好きなら、殺せだなんだとわめくんじゃねえ」
「負けを認めて死にたがるな、死んで初めて負けを認めろ」
「負けてそれでも死に損ねたら、そいつはてめえがツイてただけのことだ」
「そん時は生き延びることだけ考えろ」
「生き延びて、てめえを殺し損ねた奴を殺すことだけ考えろ」(更木)
「俺は、手ぇ抜いて戦ったわけじゃねえ。死に損ねたのは、てめえの運だ」
「生きろ…生きて、俺をもう一度殺しに来い!」(更木)
「当たりめえだ。奴がいるなら、たとえ地獄だろうが俺は行くぜ」(斑目)
「いいか、お前達の出身・年齢・経歴は一切問わねえ」
「何1つここでの立場を制限しねえし、保証もしねえ」
「ただ1つ、俺がお前達に求めるのは…強さだ」(更木)
「もう教えることは何もねえよ」
「後はてめえでなんとかしな。一生、俺の真似だと言われたくなけりゃな」(斑目)
「俺は隊長になる気はねえ」
「隊長になるってことは、更木隊長の下で戦えねえってことだ」
「てめえの望みが朽木白哉を超えることなら、俺の望みは1つ」
「あの人の下で戦って死ぬ…それだけだ」(斑目)
「やっぱり…生きてると思ってたよ、一角」(綾瀬川)
「当ったりめえだ。今日の俺はツイてんだぜ、最高にな」(斑目)
120話
「危険…あなたは危険。私達にとって、危険。危険は敵、敵は…排除」(紬屋雨)
「おい! なめてんのか、死神?」
「俺はそのままのてめえを殺す気なんかねえんだよ」
「加減してやってるうちにとっとと出せよ、てめえの卍解を」
「でねえとてめえも、そこに転がってる死神みてえに…穴開きにするぜ」(グリムジョー)
121話
「あんた達、最初ここへ来た時すごい速さで移動してきたじゃない」
「あのくらいで来なさいよ。あれ、なんて技?」
「(響転、ソニード?) 私達のはね、”瞬歩”っていうのよ」(乱菊)
「上等じゃねえか、死神!」
「これでようやく、殺しがいが出てくるってもんだぜ」(グリムジョー)
「俺の名を忘れんじゃねえぞ。そして、二度と聞かねえことを祈れ」
「グリムジョー・ジャガージャック。この名を次に聞く時は、てめえの最後だ、死神」(グリムジョー)
「バカ野郎、生きてりゃそれで勝ちじゃねえか?」(阿散井)
「嘘つくなよ。お前が俺なら、そうは言わねえはずだぜ」(一護)
122話
「私は何も怒ってなどいないよ」
「グリムジョーの今回の行動は、御し難いほどの忠誠心の表れだと私は思っているんだ」
「違うかい、グリムジョー?」(藍染惣右介)
「私は調和を乱す者を許すべきではないと考える。それだけだ」(東仙要)
「そうだ、大義だ。貴様の行いにはそれがない」
「大義なき正義は、殺戮に過ぎない。だが、大義のもとの殺戮は…正義だ」(東仙)
「グリムジョー」
「お前がそこで要を攻撃すれば、私はお前を許すわけにはいかなくなる」(藍染)
「また部下で遊ばはって…意地が悪いなあ」
「あそこであんなん言うたら、要やったらああすること…最初っから分かってはったやろ?」(市丸ギン)
「問題ないさ。所詮は、最下級のギリアンだ。予定には寸分の狂いもない」
「最上級のヴァストローデをそろえて、十刃(エスパーダ)が完成すれば…」
「我々の道に敵はない」(藍染)
「(力を取り戻せるのか?) 無論だ。お前が、死にさえしなければな」(竜弦)
「なんだ、その顔は! 私のケガに、責任でも感じているのか?」
「調子に乗るなよ。自分のケガは自分のミスだ。貴様に守られるほど、私は弱くはない」
「景気の悪い顔をするな!」(ルキア)
「分かってる。ダメなんだ、このままじゃ…」(一護)
「連中は雑魚だ」
「ヴァストローデでもなければ、恐らくはその下の中級大虚(アジューカス)ですらね」
「俺達隊長格ですら、限定解除なしにはギリアンクラスも倒せねえ」
「それが、あいつらのレベルってことだ」(日番谷)
「俺がお前ら(ヴァイザード)の仲間になる?」
「冗談じゃねえよ! 俺はお前らを…利用しに来たんだぜ」(一護)
「お前らの仲間にはなんねえけど…俺の中のホロウを抑える方法は、教えてもらう」(一護)
「一護、1個言うとくわ。あんた、勘違いしてるで」
「うちらは確かに、あんたを仲間にしようと思てるで。けどな、それはあんたが決めることとちゃうねん」
「選択権はこっちにある言うてんねん」
「あんたがうちらの仲間になりたいかどうかやない。うちらがあんたの力を見て、あんたをホンマに仲間にしたいと思うかどうか?」
「それだけや」(ひよ里)
「自分の立場、よう考え! あんたに選ぶ権利なんかない!」
「力があれば仲間にしたる! ホロウの抑え方も教えたる!」
「けどな、力がなかったら知るかい!」
「どこへなりとも消えて、ホロウになって野垂れ死にい!」(ひよ里)
「あんたがビビって、ホロウ化したないいうならしゃあない」
「うちが直接、あんたの中のホロウ、引きずり出したるわ。力ずくでな!」(ひよ里)
「ビビんなよ、一護。うちは真子みたいに甘ないで」
「ビビりよる前にホロウ化せんと…」
「あんた…ほんまに死ぬで」(ひよ里)
123話
「お前もよう分かったやろう? 一護」
「お前のホロウは、頭やら体やらで考えたぐらいで、抑え込めるような代物やないっちゅうことが」
「合格や! ホロウの抑え方、魂の芯まで叩き込んだるわ」(平子)
「なるほど。お前の言う通り、とっととホロウ化を教えたった方が、お前の性にはおうてるのかもしれへんな」
「いくで、一護…後悔しなや」(平子)
「聞こえるか? 一護。お前はこれから、一度完全にホロウ化する」
「食われるな、食い尽くせ。食われたらそこで…終いや」(平子)
「『え~』言うな!」
「おっさんが『え~』言うても、なんもかわいないぞ!」(平子)
「(殺さんとけ?) 私が死なへんかったらね」(矢胴丸リサ)
124話
「戦う意志のない者に、我が剣は防げぬ。終わりだ」(朽木白哉)
「違う。斬月がこの中にあるんじゃない。思い出せ。斬月は、俺の…」
「俺の中にある」(一護)
「お前に私は斬れぬ。私を倒したことを後悔している、この刃ではな」(狩矢神)
「戦いとは永遠に続くものだ」
「1人破っても次に強き者が現れ、その者をたとえ倒すことが出来ても、更に強き者が現れる」
「その永劫なる行為に耐える覚悟がなければ、いつかは自身が敗れる」(狩矢)
「力を持った者は、いつか必ず戦いに巻き込まれる。我等バウントもそうだった」
「その時真っ先に命を落とすのは、お前のような甘い奴さ!」(狩矢)
125話
「剣八だと? なんだ、そりゃ?」
「俺はただ、てめえを殺しに来ただけだ!」(更木)
「終わった? 終わっちゃいねえさ」
「戦いはケンカじゃねえぞ。どっちかが生きてりゃ、それは終わりじゃねえ」(更木)
「理由が必要か? 戦いによ」(更木)
「てめえは戦いを求めてる。てめえは力を欲してる。そうだろ? 一護」
「力を求める奴は、皆1人の例外もなく戦いを求めてんだよ」
「力を手に入れるために戦いを求めるのか、戦うために力を求めるのか、そんなことは分からねえ」
「だが、唯1つ分かってんのは、どうやら俺達は、そういう形に生まれついたらしいってことだ!」
「戦いを求め続ける形にな、一護」(更木)
「てめえは、本能のうちに戦いを求めてる。それ以外に方法はねえからだ」(更木)
「力を手にするためにはな、戦えよ一護!」
「制する力を手に入れたきゃ、剣を取って敵を斬れ! それ以外に道はねえ!」
「てめえの前にも、後ろにもな」(更木)
「(方法が)無くとも止める」
「そのための護廷十三隊じゃ!」(山本元柳斎重國)
126話
「バカ野郎」
「いつまでも気にしちゃいねえよ。俺は気にしちゃいねえから、おめえも気にせずもうちょい寝て、とっとと目の下のクマ、消せよな」
「大体よ、お前それでなくてもガキみてえなんだから、他人の何倍も寝ねえと成長止まんぞ」
「松本を見てみろ。おめえ後10年は寝続けねえと、あれに追いつけねえぞ」(日番谷)
「雛森!」
「なんべんもなんべんも言わせんじゃねえよ。『日番谷君』じゃなくて『日番谷隊長だ』」(日番谷)
「日番谷君はこれから、藍染隊長と戦うの?」
「藍染隊長を…殺すの?」
「お願い。藍染隊長を助けてあげて」(雛森桃)
「やあだなあ!」
「一介のハンサムエロ商人の私が、卍解なんて出来るわけないじゃないっすか」(浦原)
「とにかく、ダメなんですよ、私じゃ」
「私の卍解は、人を鍛えるとか人に力を貸すとか、そういうのには向いてない」(浦原)
「やかましいわ! ヤバいとこまでやんのが修行や!」(ひよ里)
「そんな心配そうな顔すんなよ、井上」
「大丈夫だ。藍染は俺が止める」(一護)
「そうか。黒崎君が驚かなかったのは、頭がついていかないからなんかじゃない」
「強くなってるからだ。相手の目的は関係ない」
「黒崎君には、自分の力とやるべきことが見えてるから、動揺は心の芯までは揺らさない」(織姫)
「全く…なぜ五架縛(グリッツ)を使ったのだ?」
「あそこで使っていたのが聖噬(ハイゼン)だったら…手傷くらいは負わせられたものを…」
「だからお前はバカだというんだ。ヘドが出る」
「だがまあ、今日のところは見逃してやる」(竜弦)
127話
「私も…強くなりたいです!」(織姫)
「井上は俺達の仲間だ」
「ソウル・ソサエティでもバウントとの戦いでも、必死に戦ってくれた」
「本人が強くなりたいと言ってるのに、そんな簡単に置いていくことは出来ない」(茶渡)
「感情論じゃないっすか? 君は、井上さんを死なせたいんすか?」(浦原)
「力をなくした戦士なんて、足手まといだと言ってるんすよ」(浦原)
「ありがとうございます、浦原さん。ハッキリ言ってくれて、よかった…」
「失礼します!」(織姫)
「やめとけ、浦原さんが正しいぜ」
「四番隊は治療専門とはいえ、曲がりなりにも戦闘訓練を積んだ護廷十三隊」
「引き換え井上は、能力があるとはいえ、元はただの人間。加えてあの性分だ」
「元来戦い向きじゃねえ。ここらが、潮時なのかもしれねえ」(阿散井)
「嘘じゃないもん! 悔しくなんかないもん!」
「ただ…みんなと一緒に戦えなくて、寂しいだけだもん…」(織姫)
「でも、寂しいのより嫌なの…足手まといになるのは、もっと嫌」
「黒崎君や、みんなの足手まといになるくらいなら…寂しい方がずっといいよ」(織姫)
「戦いにおいて足手まといなのは、力のない者ではない。覚悟のない者だ」(ルキア)
「今までの戦いで、足手まといになった者など1人としていはない」
「一護も、茶渡も、石田も、他のみんなも…そして井上…お前も」
「誰か1人でも欠けていたら、今の私はここにはいない」
「決戦に向けて出来ることは必ずあるはずだ。一緒に探そう、井上」(ルキア)
「はい、戦いたいです」(織姫)
「大切なのはどうあるべきかではなく、どうありたいかです」(有昭田鉢玄)
「奴が何も言わぬなら、考えあってのことだろう」
「十分だ…無事なら、それでな」(ルキア)
「私は弱くて、いつも黒崎君の方を振り返りそうになるけど、今は振り返らずに行くよ」
「次に会う時は、黒崎君の背中を見ずに戦えるように」(織姫)
破面・虚圏潜入篇
138話
「(覚醒は)5割だ、予定通りだよ。尸魂界(ソウル・ソサエティ)にとってはね」(藍染)
「起きんかい! この死に損ない! 今までなんべん死んでる思てんねん!」
「あれやろう? 死神いうんは”神業みたいに死にまくる”いう意味やと思てんやろう!」(ひよ里)
「スケベやないわ! 興味津々なだけや!」(リサ)
「井上! 遠慮など必要ない。我々の最終目的は藍染との決戦だ」
「力を発揮できる者がいるなら、死神だろうと人間だろうと関係ない」
「見ろ、チャッピーの手すら借りたい状況だ。”そうだピョン”」(ルキア)
「とにかく、特訓するのだ!」(ルキア)
「歩む時は違っても、友達ってのはいいもんさ」(浮竹十四郎)
「遠慮するな! そのためらいが、井上の敵だ」(ルキア)
「4月(よつき)か…心を癒やすには短く…力を蓄えるには更に短い時間だ」
「願わくば、このかりそめの平穏が、少しでも長く…」(浮竹)
「だって、藤孔雀の奴ムカつくんだもん!」
「こいつは高飛車だし、偉そうだし、自分のこと世界一美形だと思ってるし」
「もう最悪だよ!」
「僕、絶対こいつのこと具象化できないと思うんだよね」
「ていうか、菓子折りつけて頼まれてもしてやるもんかぁ!」(綾瀬川)
「うちの灰猫なんて、わがままだし、気分屋だし、ぐうたらだし、バカだし…」
「ホント反りが合わないって、こういうこというのよね」(乱菊)
「確かに(出現は)早すぎるが、理由を考えてる暇はなさそうだぜ」(日番谷)
「こっちだって、こいう時のために修行してんだ。今行かねえでどうすんだよ!」(一護)
「そんな顔をするな、井上。先に行って待っているぞ」(ルキア)
「見せてやるよ。この1ヶ月で、俺がどれだけ変わったのかをな!」(一護)
「今の俺が、ホロウ化してられる時間は11秒フラット」
「その間に、かたをつける!」(一護)
「お2人共、ここで休んでて下さい。代わりに…私が出ます」(浦原)
139話
「2対1は趣味じゃねえ」(斑目)
「どうやら今の力、随分無理して使ってたらしいな」
「仮面外れたら、途端に息が上がってんじゃねえか。終わりだ、死神」
「俺も随分食らっちまったが、結局はてめえの力じゃ俺には勝てねえってことだ!」(グリムジョー)
「急がなきゃ…大丈夫。私もこの1ヶ月で少しは強くなった。きっと今なら役に立てる」
「だから待ってて。黒崎君、みんな!」(織姫)
「存外、ソウル・ソサエティも無能だな」
「最も危険が高いのは、移動の時だということを知らんらしい」(ウルキオラ)
「話をするのに、時間を急ぐのは性に合わんからな」(ウルキオラ)
「俺と来い…女」
「しゃべるな」
「言葉は『はい』だ。それ以外をしゃべれば…殺す。お前をじゃない…お前の仲間をだ」(ウルキオラ)
「何も問うな、何も語るな、あらゆる権利はお前にない」
「お前がその手に握っているのは、仲間の首が据えられたギロチンの紐、それだけだ」(ウルキオラ)
「理解しろ、女。これは交渉じゃない…命令だ」(ウルキオラ)
140話
「私おしゃべりな男って嫌いなのよね。なんか気持ち悪くって」(乱菊)
「一度攻撃を加えた相手に対して、気を抜きすぎなんだよ、お前は」
「”残心”って言葉、知らねえのか?」(日番谷)
「氷輪丸は氷雪系最強。砕かれても水さえあれば何度でも蘇るさ」
「もうお前に勝ち目はねえ。仕込む時間は山ほどあった。俺に時間を与えすぎたんだ」
「お前の武器が8本の腕なら、俺の武器は…この大気にある全ての水だ!」(日番谷)
「悪いな。8本じゃ少し足んなかったろう」(日番谷)
「『なんで生きてんだ?』っすか?」
「さーて、なんででしょう?」(浦原)
「あれだけ、山ほど撃つとこ見たんだ」
「もう食らわないっすよ」(浦原)
「分かんない人だなぁ、言ったでしょ?」
「そいつはもう食らわないって」
「さっきの間に、技の霊子構成は解析しました。発射に至るまでの筋肉の動きの癖もね」
「その2つさえ分かれば、かわすことも、タイミングを合わせて相殺することも出来る」
「まあ、それなりに難しいっすけど」
「さーて、シメといきましょうか」(浦原)
「心配すんな、この距離での虚閃(セロ)だ。仮面をかぶる頭ごと消してやるよ!」(グリムジョー)
「ナメんじゃねえぞ、死神」
「薄皮1枚凍らせて、それで俺を殺したつもりか?」
「甘えんだよ!」(グリムジョー)
「ホンマは死神の戦いに手ぇ出すん嫌やねんけどなあ」
「しゃあないわ。こんだけ近くでドンパチやられたら、シカトするわけにもいかんしなあ」(平子)
「あーあ、あんたもうちょい加減して戦えや」
「俺がかわすたんびにそないガンガン壊しとったら、俺気ぃ引けてかわされへんやろう」(平子)
「全く血の気の、多いやっちゃなあ」(平子)
「すまんな、破面(アランカル)」
「あんた強そうやから…加減はなしや」(平子)
「まだ倒したわけじゃない。やっかいなのはこれからだ」(日番谷)
「どうやら、新たな力を手に入れたらしいな」
「だが、その程度か」(ウルキオラ)
「終わりだ。もはや貴様らに術(すべ)はない」
「太陽は既に、俺達の手に沈んだ」(ウルキオラ)
141話
「12時間の猶予をやる」
「その間に、1人にのみ別れを告げることを許可する」
「ただし、相手に気づかれれば、その時点で命令違反とみなす」
「刻限は0時。それまでに全て片付けて、指示した場所に来い」
「忘れるな。別れを告げていいのは、1人だけだ」(ウルキオラ)
「来ちゃった…」(織姫)
「あのね、黒崎君。私、お別れに来たの」
「ホントはね、たつきちゃんとか、茶渡君とか、石田君とか、朽木さんとか、他にもお別れ言いたい人はいっぱいいたんだけど…」(織姫)
「黒崎君の…部屋。そういえば…私、黒崎君の部屋1人で来るの初めてだ」
「黒崎君の…匂いがする」(織姫)
「ダメだ…やっぱり、出来ないや…」
「ダメだね私、最後なのにこんなことして…」(織姫)
「あーあ…人生が5回くらいあったらいいのにな」
「そしたら私、5回とも違う町に生まれて、5回とも違うものをおなか一杯食べて、5回とも違う仕事して」
「それで5回とも…同じ人を、好きになる」(織姫)
「ありがとう、黒崎君…さよなら」(織姫)
「good bye , halcyon days.」(織姫)
142話
「お話は分かりました、山本総隊長」
「それではこれより、日番谷先遣隊が一、六番隊副隊長・阿散井恋次、反逆の徒・井上織姫の目を覚まさせるため、虚圏(ウェコムンド)へ向かいます」(阿散井)
「(見捨てる?) いかにも。1人の命と世界の全て、秤にかけるまでもない」(元柳斎)
「恐れながら総隊長殿、その命令には…従いかねます」(ルキア)
「手向かうな。力ずくでも連れ戻せと命を受けている」(朽木白哉)
「分かった。だったら、ソウル・ソサエティに力を貸してくれとは言わねえ」
「けど、せめてウェコムンドへの入り方を教えてくれ」
「井上は俺達の仲間だ。俺が1人で助けにいく」(一護)
「ならぬ!」
「おぬしの力は、この戦いに必要じゃ。勝手な行動も、犬死にも許さん」
「命あるまで待機せよ、以上じゃ」(元柳斎)
「たつきを頼む。それから、俺に関わるな」(一護)
「私は、藍染に井上さんの能力が狙われることを恐れて、今回彼女を戦線から外しました」
「だが遅かった。彼女の気持ちを考えて、外しあぐねて後手に回った私のミスです」
「だから、私に出来ることは全てお手伝いするつもりっす」(浦原)
「もともと、あれこれ背いてこっちにいるもんで」(浦原)
「随分と辛気くさい顔をしてるな、黒崎」(雨竜)
「(理由は)決まってる」
「ウェコムンドへ行くためだ」(茶渡)
「これでも、力が足りないか?」
「俺達を信じろ」(茶渡)
「1人で背負うな、そのための仲間だ」(茶渡)
143話
「あいつら(友達)には…帰ってから謝る」(一護)
「やれやれ…黒崎さんも相変わらず甘いっすねえ」
「ちょっと冷たく当たったぐらいで、絆を断ち切ってきたつもりでいるんだから」(浦原)
「これは、事象の拒絶だよ」
「彼女(織姫)の能力は、対象に起こったあらゆる事象を限定し、拒絶し否定する」
「何事も起こる前の状態に返すことの出来る能力だ」
「それは時間回帰や空間回帰よりも更に上、神の定めた事象の地平をやすやすと踏み越える」
「神の領域を侵す力だよ」(藍染)
「無様だな。(霊子の)足場くらい、もう少しまともに作れないのかい?」(雨竜)
「違うね、君は死神代行さ。しかも、ソウル・ソサエティに見捨てられたね」
「つまり、今の君は死神でもなければその仲間でもない」
「それに関わっても、なんの制約も受けないってわけさ」(雨竜)
「(屁理屈?) 契約の穴を突いたと言ってもらいたいね」(雨竜)
「滅却師(クインシー)の力は取り戻してやった。後は、それを生かすも殺すも奴次第だ」
「生きるも、死ぬもな」(竜弦)
「私、ホントにここに来てよかったのかな?」
「私があの人達の傷を治すことで、戦いの渦が大きくなるんじゃないのかな?」(織姫)
「ううん…でも今はどんなことをしても、私に利用価値があると思わせなくちゃいけない」
「せめて、みんなの戦いの準備が整うまで…」(織姫)
144話
「下がるのはお前だ、一護」(茶渡)
「知能の低い奴ほど、虚(ホロウ)に近い姿をしているそうだ」(雨竜)
「人型になれないだと?」
「我等は、巨大な力を手にするために、人の形を捨てたのだ!」(アイスリンガー・ウェルナール)
「やれやれ、相性ってのは重要だね」
「ここのところ、ずっと同じ敵とばかり戦っていたから、そんな初歩的なことも忘れかけていたよ」(雨竜)
「せっかく2対2で戦ってるんだ」
「戦いにくかったら、戦いやすい方と敵を交換すればいいだけの話さ」
「パワーにはパワーで、スピードにはスピードでね」
「さて…反撃といこうか」(雨竜)
「『弓か?』だって?」
「当然だろう。僕が弓以外の武器を使うと思うのか?」(雨竜)
「仮面、壊さない方がよかったな。仮面の方が、愛嬌のある顔をしていた」(茶渡)
「どうした? 力自慢」
「こんなもんか?」(茶渡)
「悪いね、あいにく僕はただの人間じゃない。クインシーさ」(雨竜)
「これは”飛廉脚”というクインシーの高速歩法でね」
「個人的には、死神の瞬歩より上だと思っているよ」(雨竜)
「(クインシーを)知らない? そうか、恥ずべき無知だな」(雨竜)
「(108発?) それじゃあ僕も、1つ教えておこう」
「僕の銀嶺弧雀の連射弾数は…1200だ」(雨竜)
「すまない。本当は戦意を失った相手に、トドメを刺すようなマネは好きじゃないんだが…」
「どうやら今回は…そう甘いことも言ってられないらしい」(茶渡)
145話
「藍染に伝えろ。そのためにお前は滅却しなかった」
「『真にお前が恐れるべきは死神じゃない、クインシーだ』とな」(雨竜)
「侮りは禁物だよ」
「彼等はかつて”旅禍”と呼ばれ、たった4人でソウル・ソサエティに乗り込み、護廷十三隊に戦いを挑んだ人間達だ」(藍染)
「殺しに行くんだよ。入った虫を叩くのは早いに越したことはねえだろう」(グリムジョー)
「十刃(エスパーダ)諸君。見ての通り敵は3名だ」
「侮りは不要だが、騒ぎ立てる必要もない。各人自宮に戻り、平時と同じく行動してくれ」
「奢らずはやらず、ただ座して敵を待てばいい」
「恐れるな。たとえ何が起ころうとも、私と共に歩む限り、我等の前に敵はない」(藍染)
146話
「必ず戻る! どんな手を使ってもだ」
「私も恋次も、最初からそのつもりだった。なぜ貴様はそれを待てぬ?」
「なぜ貴様はそれを信じられぬ?」
「我々は仲間だろう、一護」(ルキア)
「私が受けたのはお前達を連れ戻せという命だけだ」
「連れ戻した後どうしろという命までは受けていない。好きにするがいい」(白哉)
150話
「やめとけ。戦場での命の気遣いは、戦士にとって侮辱だぜ」(阿散井)
「一護。お前は私の身を案じてそう言っているのだろうが、らしくない台詞だ」
「言ったはずだ。私の身を案ずるなと」
「私は、貴様に守られるためにここへ来たわけではない」(ルキア)
「我等、今こそ決戦の地へ!」
「信じろ、我等の刃は砕けぬ! 信じろ、我等の心は折れぬ!」
「たとえ歩みは離れても、鉄の心は共にある!」
「誓え! 我等、地が裂けようとも、再び生きてこの場所へ!」(阿散井)
「心配するな。あの女は既に、ウェコムンドに入る以前から、藍染様の術中だ」
「女にはこちらへ招いた時点で、多重に心理の檻をかけてある」(ウルキオラ)
「よく考えられている?」
「遊びだ。こんなものは藍染様にとってはな」(ウルキオラ)
「君にこれ(崩玉)を見せたことは、私から君への信頼の証だと思ってくれ」
「君の力は”事象の拒絶”。起こった物事を否定し、事象そのものを消滅させる」
「とてつもない力だ。私には君の力が必要だ」
「織姫。君のその力を、私のために使ってくれるね?」(藍染)
「ありがとう黒崎君、助けに来てくれて」
「だけど、私はここでやるべきことを見つけたの。それはきっと、私にしか出来ないこと」
「私の力で、崩玉を存在する前の状態に返す」(織姫)
151話
「純粋な者は、それ同士引かれ合うものだ」
「その子が何について純粋なのかは、まだ測りかねるがな」(東仙)
「まともな者なら、誰でも君(市丸)に警戒心は抱くさ」(東仙)
「こっちはエスパーダ、全員倒さなきゃいけねえんだ!」
「エスパーダでもねえ連中に、いちいち卍解なんか使ってられねんだよ!」
「だから俺は卍解なしでてめえに勝つ!」(一護)
破面・激闘篇
152話
「くだらねえ」
「仲間にケガさせてまで、貫くことじゃねえよ」(一護)
「大丈夫だ。俺の後ろには、欠片ほどの霊圧も通さねえ」(一護)
「悪いが(全力を)見せてやれるのは…一瞬だ」(一護)
153話
「理由があるなら、それでいい。罪には問うまい」
「ただ…報告はもう少し正確に頼むよ、ザエルアポロ」(藍染)
「なんや、自分の部下がやられたいうのに、えらい楽しんではりますな」
「”あの子らがここへ向かって勝ち進んで来てんのが楽しいてかなわん”、そういう顔してはりますよ」(市丸)
「”楽しむ”か…なぜかな? 確かに、それに似た感情は感じているよ」
「おかしいと思うか? ギン」(藍染)
「まさか。不思議と僕も、おんなじ気分ですわ」(市丸)
154話
「(回廊操作?) 嫌やなぁ。してへんよ、そない意地の悪いこと」
「それに僕…悲しい話、嫌いやし」(市丸)
「(命を差し出す覚悟は)あります。ですが…今はまだ、それは出来ません」
「私は今、この虚圏(ウェコムンド)に井上を…仲間を助けに来ております」
「井上織姫を助け出すまでは、海燕殿がなんと申されようとも、この命、差し出すわけにはまいりません」(ルキア)
「自分を見逃す代わりに仲間を差し出せなどと…そんなこと、冗談で言うはずがない」
「海燕殿を…侮辱するな!」(ルキア)
「貴様などが、海燕殿であるわけがない」
「海燕殿が、部下を試すような冗談を言うわけがない」
「海燕殿が、仲間と自分を秤にかけるような言葉を吐くわけがない」
「私が…十三番隊の誰もが心から尊敬した海燕殿は、そんな方では断じてない!」(ルキア)
155話
「信じろ! 目の前のこの男ではなく、記憶の中の海燕殿を」
「私に戦いを教え、私に居場所を与えてくれた、あの温かな海燕殿を」(ルキア)
「私にとって、もっとも重要なことはそれだ! 貴様が海燕殿ではないと証明することだ!」
「その一点さえ明らかならば、私はなんの容赦もなく貴様を斬れる!」(ルキア)
156話
「僕はいいんだよ、白くて。白さに誇りを持ってるんだ、僕は」(雨竜)
「悪いな、ペッシェ。だがこれで…戦いに集中できる」(雨竜)
「残念だよ。本当は、もう少し後まで取っておくつもりだったんだけどな」
「さて、続きといこうか」(雨竜)
157話
「魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー)」
「滅却師(クインシー)ただ1つの、刃を持った武器だよ」(雨竜)
「勝たなくていいなら、最初から戦争なんか起きゃしないのよ!」
「破面(アランカル)は兵士よ。十刃(エスパーダ)はその頭領」
「敵を殺し、勝つために生まれた」
「許された敗北なんて…ないのよ! どこにもね!」(チルッチ・サンダーウィッチ)
「クインシーの戦いとは、周囲の霊子を収束し、自らの武器として戦うこと」
「それをもっとも強く具現化したのが、このゼーレシュナイダーだ」
「君の霊子はもはや、僕の霊子に等しい」(雨竜)
「それと、もう1つ勘違いだ。ゼーレシュナイダーは剣じゃない」
「クインシーは、弓矢以外は使わない」(雨竜)
「すまない、僕の勝ちだ。チルッチ・サンダーウィッチ」
「勝利は確かに…リーチの差だったよ」(雨竜)
「命の選択権は勝者にある。この戦いの勝者は僕だ。鎖結を射抜いた、霊力発生の源だ」
「ここで生かすことは、彼女にとって侮辱かもしれないが…彼等の流儀に合わせる気はないよ」(雨竜)
「死ぬかどうか、試してみろ」(茶渡)
「今のところ、死ぬ気はない」(茶渡)
「すまない…隠していたわけじゃないんだ」
「ただ俺は…このウェコムンドへ来て、自分の中の力に、現世にいた時とは違う何かを感じていた」
「その何かに戸惑って、今まで自分の力をつかみ損ねていたんだ」
「だが、ようやくつかんだ。どうにかここからは、全力でやれそうだ」
「巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)」
「これが、俺の右腕の真の姿だ」(茶渡)
158話
「今まで俺は、気づいていなかった。いや…気づきたくなかったのかもしれない」
「俺は思った。あのざわめきはもしかしたら、喜びのざわめきではなかったか」
「この力を手にしてからずっと、俺は疑問に思っていた」
「俺の力は死神ともクインシーのそれとも違う。ならば俺は何者だ?」
「その答えが、やっと見つかった」
「俺の力というやつは、どうやら死神やクインシーよりも、虚(ホロウ)に近いものらしい」(茶渡)
「のろくなったか?」(茶渡)
「やはりのろくなったようだな」(茶渡)
「世界には…完全に拮抗する力などないと、俺は思う」
「力というものは、常に変化する動的なものだ。わずかな差は常に生まれる」
「今の俺とお前のように」
「その差をより広げた方が…勝つ!」(茶渡)
「そう、俺が分かっていなかっただけで…」
「力を手にしたその時から、この右腕に宿っていたのは…防御の力だったんだ」
「そして今回の修行で、俺はようやく自分の中の攻撃の力を見つけることが出来た」
「それがこれだ。名を”ディアブロ”」
「悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)」(茶渡)
「戦う時は常に全力だ。他に戦いようを知らない」(茶渡)
「魔人の一撃(ラ・ムエルテ)」(茶渡)
「俺が力をつかめたのは、あんたが全力で戦ってくれたおかげだ、ガンテンバイン」
「ありがとう。あんたのおかげで、俺はこの先を戦い抜ける」
「命は置いていく。幸運を祈る」(茶渡)
159話
「チャドがやられた? そんなはずねえ!」
「信じるんだ。誓ったじゃねえか…生きて戻るって」
「信じろ…今は、信じるしかねえんだ!」(一護)
「茶渡君は死んでないよ。死んでない」(織姫)
「藍染様のお声がかかるまで、命を保つのもお前の務めだ」(ウルキオラ)
「くだらん。俺はお前をあやすためにここにいるわけじゃない」(ウルキオラ)
「分からんな。なぜそうまでして生き死ににこだわる?」
「いずれにしろ、程なくお前の仲間は全滅する」
「それが1人早まったからなんだというんだ?」
「こうなることは最初から予測できたはずだ」(ウルキオラ)
「出来なかったとすれば、その責任は奴等の愚かさにある」
「”バカな連中だ”と笑えば済むことだ。なぜそれが出来ない?」(ウルキオラ)
「俺なら、自分の力量も測れずに、このウェコムンドに乗り込んだ、奴等の愚昧に怒るがな」(ウルキオラ)
「(とどめ?) 当たりめえだ。雑魚を千匹殺したとして、誰が俺の最強を認める?」
「雑魚の命に価値はねえ。あるのは…」(ノイトラ・ジルガ)
「(万が一?) ねえよ、そんなもんは」
「俺の体を砕ける奴なんざ、天地のどこにもいやしねえよ」
「忘れんな。俺がエスパーダ最強だ!」(ノイトラ)
「なんの勘違いをしてやがんだ?」
「俺はてめえとしゃべりに来たんじゃねえ。てめえらをぶっ潰しに来てんだぜ」
「てめえの素性なんざ知ったこっちゃねえ。歓迎なんてごめんだぜ」
「しゃべりたきゃ、俺に斬られながら勝手にしゃべれ」
「ただし、加減してやる気はねえがな!」(阿散井)
160話
「私は本当にここ(護廷十三隊)にいてよいのだろうか?」
「私の心はどこにある? 私はなんのためにここにいる?」(ルキア)
「(なんのため?) そんなもんお前、決まってんじゃねえか」
「戦って守るためだろう!」(志波海燕)
「朽木。お前、うちの隊長の持論聞いたことあるか?」
「『戦いには、2つの種類がある。命を守るための戦いと、誇りを守るための戦い』」
「それが、浮竹隊長の持論だ」
「けどな朽木…俺は、それは結局どっちも同じものを守れと言ってんじゃねえかと思うんだ」
「心だよ」(海燕)
「俺が思うに、心ってのは…ここ(手)にあるんだ」
「俺とお前が触れ合う時、心は初めて俺達の間に生まれるんだよ」
「心は体の中にはねえ」
「何かを考える時、誰かを思う時、そこに心が生まれるんだ」
「もし世界に自分1人しかいなかったら、心なんてのはどこにもねえんじゃねえかな」(海燕)
「悩むことはない」
「お前が心からここにいたいと願うなら、お前の心はここにある」(海燕)
「だがな朽木…お前がこの先戦う時、絶対にしちゃいけねえことが1つある」
「それは…1人で死ぬことだ」(海燕)
「俺達の体は魂魄そのものだ」
「死ねばいずれ体はチリとなり、尸魂界(ソウル・ソサエティ)を形作る霊子になる」
「その時心はどこへ行く?」
「心は仲間に預けていくんだ」
「仲間に預ければ、心はそいつの中で生き続ける」
「だから朽木、お前は1人で死ぬな」(海燕)
「思い出したのだ、心の在りかを。貴様の中にあるのは、確かに海燕殿の体」
「だが、そこに海燕殿はいない」
「海燕殿の心は、私が預けていただいた」
「さらばだ、エスパーダ!」(ルキア)
「孤独を知っている…捕らわれし者の孤独を」
「喜びを知っている…仲間が助けに来た時の喜びを」
「そして、その仲間が傷つき倒れる恐ろしさを…知っている」
「案ずるな、井上…今、行く…」(ルキア)
161話
「ことごとく予想を出ない物言いだね。めまいがするよ」(ザエルアポロ・グランツ)
「暴れるな。卍解を使える個体を直接見るのは初めてでね。正直僕も興奮している」
「だから、暴れるなよ。出来るだけ完品に近い形状で死んでくれ」(ザエルアポロ)
「もはやその太刀筋を観察するまでもない」
「君の攻撃は見えているんだ」(ザエルアポロ)
「ルキアを助けに行く」
「(死んだ?) 信じねえ」(一護)
「てめえと戦う理由はねえ」
「てめえは敵だが、てめえ自身はまだ誰も俺の仲間を傷つけてねえからだ」(一護)
「俺と戦う、理由は出来たか?」(ウルキオラ)
162話
「やれやれ…両手を使っても止めきれんとはな。少し驚いた。今のが全力か?」
「どうやらそうらしいな」
「残念だ」(ウルキオラ)
「(俺がトップ?) そうか…そいつは残念だったな」
「ああ、第4十刃(クアトロ・エスパーダ)、ウルキオラ・シファー」
「エスパーダ内での力の序列は…4番目だ」(ウルキオラ)
「黒崎一護…お前が俺を倒すことはない」
「たとえ倒せたとしても、俺の上には更に3体のエスパーダ」
「お前が千度立ち上がろうと…」
「お前らの前に勝利はない」(ウルキオラ)
「どうやら、俺はお前を買いかぶっていたらしい」
「お前の進化は、俺のもくろみには届かなかった」
「ここまでだ」(ウルキオラ)
「その体でまだ動けるなら、すぐにここから立ち去れ。動けないなら、そこで死ね」
「お前の道はここで終わりだ、死神」(ウルキオラ)
「まだ気づかないのかい? 予想通りじゃなかったのか?」
「卍解封じがなんだって? データがどうしたって?」
「蛇尾丸は、俺の手足も同然だ!」
「見切っただなんだと、ナメてかかるのは早えって言ってんだよ!」(阿散井)
「どこまでも低能な奴というのは不幸だな。君のデータは全て届いていると言ったはずだ」
「もちろん、君の攻撃速度などはもっとも基礎的な情報さ」(ザエルアポロ)
「言っただろ? 君にはもはや勝つすべも逃げるすべもないと」
「切り札は、使った時点で切り札ではなくなる」(ザエルアポロ)
「とにかく君はもはや、僕が直接手を下すには値しないということさ」
「さて…劇終だ」(ザエルアポロ)
「この建物が殺気石で出来ていないのは、君達にとって不幸だったね」
「壁3枚を隔てた先まで、霊圧が響いている」(雨竜)
163話
「バカが。てめえらごときのために藍染が動くかよ」(グリムジョー)
「じゃあ、早速で悪いけど確認するよ。君がエスパーダか?」
「8番目か…安心したよ、大して強い数じゃなくて」(雨竜)
「お前の戦った相手を、僕が知っている時点でなぜおかしいと思わない?」
「お前の力は既に全て解析済みなんだよ、クインシー!」(ザエルアポロ)
「ボサッとすんな! まだやれんだろ! 揚げ足取りはてめえの十八番(おはこ)だろう」
「あいつの手の裏、かく手段はねえのかよ?」(阿散井)
「バカなことを言うな。あるさ」(雨竜)
「(下手を打つ?) 問題ないさ。君が打たなければね」(雨竜)
164話
「確かに、始解の俺とてめえじゃ力の差はでかい。接近戦なら分があるとも思っちゃいねえ」
「だがよ…力の差はでかくても、さすがにゼロ距離で食らやぁ、ちょっとは痛えだろう」(阿散井)
「世界には、君の知らないものもあるってことさ」
「分かりやすく君達の言葉で今の状況を説明してあげようか」
「アスタ・アキ…終わりだよ、ザエルアポロ・グランツ」(雨竜)
「強力だが術式に時間がかかるのが難でね。1対1の戦いではまず使えない」
「信頼に足る、助けがなければね」(雨竜)
「感謝してるのは本心さ」(雨竜)
「(化け物?) 天才…と言ってもらおうか」(ザエルアポロ)
「(ウルキオラに)思い知らせてやるさ」
「人の獲物に手ぇ出すことが、どういう報いを受けるのかをな」(グリムジョー)
「てめえも黙って治されてろ!」
「俺は無傷のてめえとケリつけるためにここに来たんだ!」(グリムジョー)
165話
「対等の条件で戦いてえんだろう?」
「それとも…負けた時の言い訳に、その傷だけでも取っとくか?」(一護)
「そんな顔するなって、ネル」
「井上も心配すんな…絶対勝つ」(一護)
「大丈夫、黒崎君は勝つよ」
「だって『絶対勝つ』って言ったでしょ」(織姫)
「怖いからとか、自分をごまかしたりとか、そんな理由で黒崎君は『勝つ』なんて言わない」
「黒崎君は、優しい人だよ」
「強い言葉を使う時は、いつも何かを誓うように言うの」(織姫)
「あれは私達を安心させるためもあるけど、何よりきっと自分に誓ってるんだと思う」
「自分に誓って、その願いを叶えるために言葉にしてるんだと思うの」
「だから大丈夫。黒崎君が『勝つ』って言ったら、それは絶対勝つ時だよ」(織姫)
「だから…だから、待とうよ…信じて」(織姫)
「いいぜ、これを待ってたんだ。てめえを全力でぶっ潰せる時をな」
「てめえもそうだろ? 黒崎一護!」(グリムジョー)
「俺は許さねえぞ」
「俺がこの傷跡を残してる意味を、てめえは知らなきゃならねえ」(グリムジョー)
「始めようぜ。てめえの息の根を止めて、どっちが上か分からせてやるぜ!」(グリムジョー)
「あの女を助けにここへ来たと言ったな。分かってねえようだから教えてやる」
「違うぜ。てめえはここへ戦いに来たんだ」
「てめえには見えてんだよ。本能の示す道筋ってやつがな」(グリムジョー)
「てめえは死神、俺はホロウ。負けた側は皆殺し、千年も前からそう決まってんだ!」
「戦う理由が他にいるか! 来いよ!」(グリムジョー)
「最後まで立ってた方が生きて戻れる、それだけのことだ!」(グリムジョー)
166話
「わりい…怖いか?」
「このかっこ(仮面)で安心しろっつっても、難しいだろうな」
「でも言わせてくれ。安心しろ、すぐに終わらせるから」(一護)
「帰刃(レスレクシオン)形態のエスパーダの戦いだ。お前達が恐怖するのも無理はない」
「それは根源的な恐怖だ、大事にしておけ」(ティア・ハリベル)
「仮面が割れたら、つまんねえだと? 笑わせんな!」
「こっちの台詞だぜ、グリムジョー」
「つまんねえから、その解放状態、解くんじゃねえぞ!」(一護)
「怖がっちゃ…ダメ」
「あの目を思い出すと、黒崎君が知らない誰かになってしまったように感じてしまう」
「黒崎君の目のどこにも、私なんて映ってないと感じてしまう」
「あの時の、お兄ちゃんのように…」(織姫)
「イツゴは人間ッス」
「それなのに死神んなって、仮面までかぶって、あんなでたらめな力使って、イツゴが苦しくないわけないッス!」
「苦しいのに決まってるッス!」
「だけどイツゴはあんたのために、そんな力使って、血まみれになって戦ってるッス!」
「あんたが…あんたがイツゴを応援しねえでどうするッスか!」(ネル・トゥ)
「死なないで…」
「死なないで、黒崎君!」(織姫)
「勝たなくていい…頑張らなくていいから…もうこれ以上、ケガしないで…」(織姫)
「わりいな、グリムジョー」
「どうも俺は…これ以上やられるわけにはいかねえらしい」(一護)
167話
「ふざけんじゃ、ねえぞ! こんな…こんなもんで…勝ったつもりか?」
「この俺によ!」(グリムジョー)
「なんだ、その目は!」
「てめえはいつもそうだ。どんだけ俺にやられても、どっかで俺に勝つ気でいやがる」
「俺より強いと思ってやがる。気に食わねえんだよ!」(グリムジョー)
「(人間?) そんなの関係ねえ!」
「てめえが人間だろうが、死神だろうが、アランカルだろうが!」
「俺をナメた目で見やがる奴は、1人残らず叩き潰す!」(グリムジョー)
「どいつもこいつも腰抜けだ」
「いいだろう、食い尽くしてやる。俺の血肉となって、その先を見ろ」
「俺が…俺が王だ!」(グリムジョー)
「てめえの言う通りだ。俺はここにてめえと戦いに来た!」
「てめえを倒すためにだ、グリムジョー!」(一護)
「てめえを倒す、ウルキオラを倒す、藍染を倒す!」
「そしてルキアを…チャドを…石田を…恋次を…井上を連れ戻す!」
「てめえ1人に、負けるわけにはいかねえんだよ、グリムジョー!」(一護)
「ケガ…ケガ、してねえか?」
「井上」(一護)
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