「BLEACH(ブリーチ)」の名言・台詞まとめ

アニメ「BLEACH(ブリーチ)」「BLEACH 尸魂界(ソウル・ソサエティ)篇」の名言・台詞をまとめていきます。

 

BLEACH 死神代行篇

1話

「二度とやってみやがれ! てめえらにも花を供えなきゃなんねえようにしてやるぜぇ!」(黒崎一護)

 

「(幽霊が)見えようが何しようが信じてなけりゃいないのと同じ」(黒崎夏梨)

 

「『近い』じゃねえ、ボケ!」
「人をビビらせたあげく無視かよ! てめえは誰だって聞いてんだよ!」(一護)

 

「き…貴様、私の姿が見えるのか? ていうか、今蹴り…」
「妙だな。普通、私の姿を見ることなど出来んはずなのに」
「では教えてやろう。私は、死神だ」(朽木ルキア)

 

「貴様、幽霊が見えるくせに、死神の存在は信じぬというのか?」(ルキア)
「当たりめえだ。あいにく今まで死神は1回も見たことがねえんだ。見えないもんは信じない主義なんでね」(一護)

 

「私はこう見えても貴様の10倍近く生きておるのだ。それをクソガキだと?」
「本来なら消してやりたいが、一応指令外の人間に手をかけてはならぬことになっているのでな。感謝しろ、クソガキ!」(ルキア)

 

「臆するな。おぬしの向かう先は地獄ではない、尸魂界(ソウル・ソサエティ)だ」
「地獄と違って気安い所ぞ」(ルキア)

 

 

「よう。お前、俺の魂が欲しいんだろ?」
「だったら俺とサシで勝負しろ!」(一護)

 

「この、たわけが…」
「貴様の力で敵わんことは、先刻承知のはず…」
「それとも、自分の魂さえくれてやれば、全て済むとでも思っているのか?」
「このままでは全員、奴の餌になるのを待つだけだ」(ルキア)

 

「家族を、助けたいか?」
「(方法は)1つだけ、ある…貴様が、死神になれ」(ルキア)

 

「死神ではない。朽木ルキアだ」(ルキア)
「俺は…黒崎一護だ」(一護)

 

「うちの連中に手ぇ上げた罪を思い知れ」(一護)

 

2話

「たわけ。あそこ(ソウル・ソサエティ)へ帰れるのは死神だけだ。今の私にその術はない」
「昨夜、私の死神としての力は、ほとんど貴様に奪われてしまったのだ」(ルキア)

 

「甘ったれるな!」
「死神とは、全ての霊魂に平等でなければならぬ。手の届く所、目に見える所だけ救いたいなど、都合よくはいかんのだ」

「助けるな! 今あの子を助けるなら、他の全ての霊を助けるという覚悟を決めろ!」(ルキア)

 

「俺はこいつを助けたいから助けたんだよ」
「体を張る時ってのは、そんなんじゃねえだろ! 少なくとも、俺は…違う!」(一護)

 

「(車にひかれた?) あっ、うん、たぶん」
「うん。ちょこんって当たっただけだから、もう復活、復活!」(井上織姫)

 

「背後からの一撃で頭を割る。それが虚(ホロウ)退治のセオリーだ。忘れるでないぞ」
「戦いのダメージを減らすため。そして、ホロウの正体を決して見ぬようにするためだ」(ルキア)

 

「見たのだろう? 貴様も」
「ホロウとは、全て元は普通の人間の魂だったものだ」(ルキア)

 

「そうだ。今はもう化け物だ、倒さねばならない」(ルキア)

 

3話

「忘れるなよ。奴が井上の兄だったとしても、今は化け物だ。人間としての心など持っておらん。あやまたず、斬れ!」(ルキア)

 

「てめえな…兄貴ってのが、どうして一番最初に生まれてくるか知ってんのか?」
後から生まれてくる妹や弟を守るためだろうが」

「それを兄貴が妹に向かって『殺してやる』だなんて…死んでも言うんじゃねえ!」(一護)

 

「ふざけんな! 井上は井上だ! 誰のもんでも、ねえ!」(一護)

 

「ごめんね…お兄ちゃん。私のせいだ。私があの時、1人にしないでって言ったから」
「だから、行けなかったんだよね…天国に」(織姫)

 

「でも私…いつまでも甘えてちゃお兄ちゃんゆっくり眠れないから、だから見せたかったの」
「私は幸せです、心配しないでねってことを」(織姫)

 

「案ずるな! ホロウを斬るということは、殺すということではない」
「罪を洗い流して、魂の故郷、ソウル・ソサエティへ行けるようにしてやることだ」

「そして、そのために我ら死神がいるのだ」(ルキア)

 

「だから、ちゃんと言わせて。お兄ちゃん、いってらっしゃい」(織姫)

 

「まだ、覚悟なんて大層なもんは持ってねえ」
「俺は他人のために命を張るなんて約束できるほど、立派な人間じゃねえからな」
「けど…目の前で人が傷つくのを黙って見てられるほど、クズでもねえ」

「手伝わせてもらうぜ、死神の仕事ってやつをよ」(一護)

 

4話

「大丈夫、なんともない。俺は頑丈なだけが取り柄だから」(茶渡泰虎)

 

「たわけ。私が貴様に心配されるようなヘマをするわけがなかろう」(ルキア)

 

5話

「ホントに…これでいくのか?」
「なんというか…すごい頭が悪そうだ」(茶渡)

 

「私の心配など不要だ。ヘマはせぬと…約束した!」(ルキア)

 

「諦めたのではない」
「逃げる必要がなくなったのだ」(ルキア)

 

「反撃してきてもいいと言ったな?」
「ならばその言葉に、甘えさせてもらうぞ」(ルキア)

 

「斬魄刀で洗い流せるのは、死んでからの罪だけ。生前に大きな罪を犯したホロウには、地獄の門が開かれる」(ルキア)

 

6話

「健全な女子高生たるもの、学校にはお弁当食べに来てるようなもんですぞ」(織姫)

 

「納得するしないの問題ではない」
「改造魂魄(モッドソウル)は、廃棄しなければならぬ。これはソウル・ソサエティの掟なのだ」

「そして忘れるな。ソウル・ソサエティの掟というのは、貴様ら人間の魂を守るために定められているのだ」(ルキア)

 

7話

「僕ら仲間じゃないの」
「安心して。僕がぜーんぶなんとかするから」(浦原喜助)

 

「悪いかよ、助けねえとやられちまうだろ。俺は、誰も殺さねえんだ」(モッドソウル、通称:コン)

 

「どうして俺の命が他人に決められちまうのか?」
「どうしてだよ…どうして自分じゃ決められねえんだよ。生きるのだって、死ぬのだって、そいつだけのもんだろうが!」(コン)

 

「心配するな。最近は面倒にも慣れた」(ルキア)

 

「もし…もし私が雨だったなら…それが、永遠に交わることのない空と大地をつなぎ止めるように、誰かの心をつなぎ止めることが出来ただろうか?」(織姫)

 

8話

「いきなり斬りかかるような奴に、教えるかよ」(一護)

 

「今は私の問題はいい。貴様の家族を助けるのが先だ」(ルキア)

 

「だから待つ」
「いつか貴様が話したくなった時、話してくれ。それまで待つよ」(ルキア)

 

9話

「死神ってのはな、何があろうとホロウと戦い続けんだよ。死神はホロウを絶対許さねえ」
「無差別に襲いかかってくるホロウによって、大切なもんが失われ、虚しい思いだけが残される。そんなこと許さねえ」(西堂榮吉郎)

 

「うるせえ! 頼む。手ぇ出さないでくれ。これは…俺の戦いだ」(一護)

 

「守るって決めたんだ。俺がこいつを…倒すんだよ」(一護)

 

「誇りはどうなる?」
「お前が今力を貸せば、なるほど奴の命は救われるだろう。だが、それは同時に奴の誇りを永遠に殺すことになる」

「いいか、よく覚えておけ。戦いには2つある」
「命を守るための戦いと、誇りを守るための戦いと」(浮竹十四郎)

 

「『怒りは刃を鈍らせる』か? 確かにそうかもしれねえ。けどな、1つ勘違いしてる」
「てめえ程度の奴を倒すには、その鈍った刃で充分だってことだよ!」(一護)

 

「生きていてくれた…一護、ありがとう」(ルキア)

 

「しっかり生きろ、一護」
「そんで俺より後に死ね。そんで出来れば笑って死ね」
「悲しみなんてかっこいいもん背負うには、おめえはまだ若すぎんのよ」(黒崎一心)

 

11話

「その程度のことも分からないで、君はそれでも死神か?」(石田雨竜)

 

「石田雨竜、滅却師(クインシー)。僕は死神を憎む」
「分からないかい? こう言ってるんだ。黒崎一護、君を憎むと」(雨竜)

 

「勝負しないか、黒崎一護。君と僕と、どちらが優れているか分からせてあげるよ」
「死神なんて、この世に必要ないってことをさ」(雨竜)

 

12話

「他の人間の心配なんて必要ない。集まったホロウは、1匹残らず僕が殺すんだから」(雨竜)

 

「あのでかいのがなんだか知らないが、俺を狙っているなら話は簡単だ」
「走ればいいんだ。巻き込まれる人間の誰もいない所まで」(茶渡)

 

「俺の拳がでかいのは、傷つけるためじゃない。俺の体がでかいのは、守るためだってこと」
「みんな分かってる。だから…だから少しだけ、俺に力を貸してくれ!」(茶渡)

 

「よくねえだろ!」
「自分1人がケガして何がよかっただよ! 誰か1人でもケガしたら、それはもうよかったじゃないの!」

「そんなのはね、かっこつけたがり男の論理だよ!」(夏梨)

 

13話

「最初に思ったのは、気づかなきゃよかった。次に思ったのは、”ここから離れなきゃ”」
「1つだけ分かることは、あれは危険だということ。全身の細胞がビリビリ震えて、私に伝える」(織姫)

 

「見えないよ。けど、どこにいるのかぐらいは分かる。あんたを泣かした奴がどこにいるのかぐらいはね」(有沢たつき)

 

「オイ! そこのでっかい奴。あんたケンカ売る相手を間違えたね!」
「昔っから織姫を泣かす奴は、この私にぶっ倒されるって決まりがあんだよ!」(たつき)

 

 

「この髪をもう一度伸ばせるようになったのは、たつきちゃんのおかげ。私はもうきっと髪を短くすることはない」

「だって私の髪が長いのは、たつきちゃんへの信頼の証だから」
「ありがとう、今まで私を守ってくれて。だから…泣かないで!」(織姫)

 

「たつきちゃんは言った。あなたは、ケンカを売る相手を間違えたって」
「でもそうじゃない。あなたは、傷つける相手を間違えたのよ!」
「たつきちゃんを傷つける人を、私は許さない!」(織姫)

 

「こんなホロウ、まるで雑魚ではないか。こんな奴も倒せんとは、私の力はいかほども回復しておらぬというのか」(ルキア)

 

「では(話を)否定しますか? 先ほど君達が襲われた事実を」(浦原)

 

「ともあれ、目の前に現れた扉を開けるか否かはあなた方次第」(浦原)

 

「ついて来ますか?」
「見せて差し上げますよ。扉の向こう側を」(浦原)

 

14話

「こっちだ、ホロウ共! 最後のクインシー、石田雨竜が相手をする!」(雨竜)

 

「200年前に滅亡したんだ、クインシーは」
「いや、正確には…死神達の手によって滅ぼされたのだ」(ルキア)

 

「それは死神達にとっても苦渋の選択だったんすよ」
「死神達はクインシーを滅ぼさなければならなかった。この世界の崩壊を防ぐために」(浦原)

 

「貴様は、これを死神の傲慢だと断ずるか?」(ルキア)

 

「正反対結構。大人数相手のケンカなんてなあ、背中合わせの方が上手くやれるってもんだぜ!」(一護)

 

 

「それでいいんだよ。やらなきゃやられる、でも1人じゃあキツイ、だから仕方ねえ」
「そんなもんでいいんじゃねえのか、力合わせる理由なんてのはよ」(一護)

 

「世界中の人を守るなんてでけえことは言えねえ。けど、両手で抱えられるだけの人を守ればそれでいいなんて言えるほど、控えめな人間でもねえ」

「俺は、山程の人を守りてえんだ!」(一護)

 

「でもよく分かったよ。お互いここで生き残らなけりゃ、殴る相手がいなくなるってことだ」(雨竜)

 

「あんな化け物相手に、戦い方なんて考えたってしょうがねえ!」
「あんな奴は…斬って斬って力の限り斬り倒す! それ以外にねえ!」(一護)

 

「この戦いは、必要な戦いなんすよ」
「朽木さんにとっても、彼にとってもね」(浦原)

 

「ごめんなさい、先生。僕は、死神を憎むことで目を背けたかった。あなたを助けられなかった自分自身から…目を背けていたかったんです」

「今日僕は、死神を助けます。僕は、許してもらえますか?」(雨竜)

 

15話

「ここは…ここは私のいる所ではない」(ルキア)

 

16話

「いずれ離れなければならぬ場所ならば、どれも枷にしかならぬ。同情も、友情も、親愛の情も…」

「面倒なことだ。どれも死神には必要のない感情だというのに…無様だ、朽木ルキア」
「やはり私は、少しこちらの世界に長く関わりすぎた」(ルキア)

 

「(力を奪ったのは)人間だよ」
「でなきゃてめえが、そんな人間みてえな顔してるはずがねえ」(阿散井恋次)

 

「分かってんだろ?」
「さっきのも今のも、てめえがかわしたんじゃない。こっちがかわさせてやったんだ」
「次は斬るぜ」(阿散井)

 

「丸腰の女の子に武器を持った男が2人がかり。見ていてあまり気持ちのいいもんじゃないね」

「僕はあまり好きじゃないな、そういうのは」(雨竜)

 

「いかに死神とはいえ、自分を倒した相手の名前ぐらいは知っておきたいだろうからね」(雨竜)

 

「死ぬ前によーく覚えとけ」
「阿散井恋次、てめえを殺した男の名だ」(阿散井)

 

「てめえの斬魄刀に名前も聞けねえ。そんな奴が、この俺と対等に戦おうなんて、2000年早えよ!」

「吼えろ、蛇尾丸。前を見ろ。目の前にあるのは、てめえのエサだ!」(阿散井)

 

17話

「そう言うな。私とていつも見物してばかりでは、腕が錆びる」(朽木白哉)

 

「もう死んでるだの、誰それに似てるだの、俺のいねえ間に勝手に話進めてんじゃねえよ」(一護)

 

「人間の分際で…人間の分際で、兄様の裾をつかむとは何事か。身の程を知れ、小僧!」(ルキア)

 

「参りましょう、兄様。今のこやつの行動でこの朽木ルキア、目が覚めました」
「どうぞ、私をソウル・ソサエティへとお連れ下さい。謹んで我が罪を償いましょう」(ルキア)

 

「動くな! そこを一歩でも動いてみろ、私を追ってなど来てみろ」
「私は…私は…貴様を絶対に許さぬ!」
「いずれ死ぬ命。そこに伏して一瞬でも永らえるがよい」(ルキア)

 

「動けねえ…俺は、また守られた…ルキア…」(一護)

 

「君は弱い。弱者が敵地に乗り込むこと、それは自殺って言うんすよ」
「朽木さんを救うため? 甘ったれちゃいけない。死ににいく理由に他人を使うなよ」(浦原)

 

「もちろん。君が心から朽木さんを救いたいと願うなら」
「思う力は鉄より強い。半端な覚悟ならドブに捨てましょう。十日間、私と命のやりあい出来ますか?」(浦原)

 

18話

「これがソウル・ソサエティに帰るってことか?」
「消えるんだ。この世界からも、人の心からも。あいつの存在した事実の全てが消えてなくなってしまう、真っ白に…」(一護)

 

「黒崎君の気持ちは決まってるんでしょ?」(織姫)

 

「あいつは確かに、ここにいた。居場所ならここにある」(一護)

 

「私は、やっぱり死ぬのかな?」
「そうか…そうだろうな」(ルキア)

 

「いや…あの人は私を殺すよ」
「私はよく知っている。あの人がどういう人なのか。朽木家に拾われて40年余り、あの人は、私を見てくれたことはない」(ルキア)

 

「信じてました。あなたなら必ずやかわせると」(浦原)

 

「私も、もう一度よく考えてみる。今私に、何か変化が起こってるのは確かで…怖いけど、それがなんなのか知りたいのも確かだから」(織姫)

 

19話

「お前と言葉を交わすのも、これが最後だな」
「ルキア、次に会うのは処刑台だ」(白哉)

 

「我々は、涙を流すべきではない」
「それは心に対する肉体の敗北であり、我々にとって、心というものを持て余す存在であるということの証明に他ならないからだ」(ルキア)

 

「ええ(殺す気です)、あなたが諦めた時には」(浦原)

 

「人が剣を握るのは何かを守ろうとする時じゃ。それは己の命であったり、地位であったり、名誉であったり、愛する者、信ずること」

「善し悪しはあれど、守るという意志に変わりはない」
「思い出せ。その時おぬしが何を守ろうと思うたのか?」(四楓院夜一)

 

「そうか、お前にはまだ届かないのか…悲しいことだ」
「いったい幾度声を枯らせば私の声はお前に届く?」
「お前以上に私を知る者など、この世のどこにもいはしないのに」(斬月)

 

20話

「先に言っておきましょうか。まだそのおもちゃで私と戦う気なら、私は君を殺します」(浦原)

 

「お前の耳を塞いでいるのは取るに足らぬ恐怖心」
「敵は1人お前も1人、何を恐れることがある」(斬月)

 

「恐怖を捨てろ、前を見ろ。進め、決して立ち止まるな。退けば老いるぞ、臆せば死ぬぞ」(斬月)

 

「私は一番にはなれなかったんだけどさ…」
「やらなきゃよかったとか、そんな風に思ったことはないよ。もしも上手くいかなくても、一生懸命やってみて、初めて分かることもあると思うんだ」

「だから…だから…決めたことがあるんなら迷わず行っといで」
「だけどその代わり、私は…私が、ここで待ってるから」(たつき)

 

「いろんなことがあったな」
「それを今更…なかったことなんかにさせねえ」(一護)

 

「たつきちゃんと約束したの、『黒崎君について行く』って」
「それから…『絶対帰って来る』って」(織姫)

 

「案内役はわしが務めよう。ただ前に進むのみ、それが出来る奴だけついて来い」(夜一)

 

「勝ちゃいいだけの話だろ」(一護)

 

尸魂界・潜入篇

21話

「あの人は何も教えちゃくれなかったさ。けど…スタミナと度胸だけは、嫌でも付いたぜ」(一護)

 

22話

「負けた門番は門なんか開けへんよ。門番が負けるいうのは…”死ぬ”いう意味やぞ」(市丸ギン)

 

「武器も持たねえ奴に平気で斬りかかるようなクソ野郎は、俺が斬る」(一護)

 

「うん、よし! 安心して。兕丹坊さんの傷は、私が治すわ」(織姫)

 

「お前ぐらいの頃だったかな。自分の見た目が、周りとは違うことを気にしだしたのは」
「そして、明らかにみんなとは違う腕力を、ずっと持て余していた」

「自分の持つこの力はなんなのか…知りたい。ここに来れば何かが分かる気がする。そのために来たんだ」

「探してみようと思う、全てを懸けて」(茶渡)

 

「俺はいつだって、お前の後ろにいる」(茶渡)

 

「うるせえ! 死神は死神、いいも悪いもねえんだよ」(志波岩鷲)

 

23話

「頭に血が上って当初の目的すら失念したか?」
「バカ者め! この旅にはルキアの命が懸かっておること、よもや忘れたわけではあるまいな?」(夜一)

 

「面倒事か?」(志波空鶴)
「おそらくは」(夜一)
「久しぶりだな、このやり取りも。いいぜ、話せよ。面倒事は大好きだぜ!」(空鶴)

 

「阿散井君。君は彼女…朽木ルキアさんとは親しいんだったね?」
「隠さなくていい。流魂街の頃からのよく知った仲間だと聞いているよ」

「単刀直入に聞こうか。君の目から見て、彼女は死ぬべきか?」(藍染惣右介)

 

「俺の名は志波空鶴。流魂街一の花火師だぜ!」(空鶴)

 

24話

「わりい、兄貴。俺、死神共の手助けすることにしたよ。あんたを殺した、死神共の」
「もしあんたが生きてて、あいつらを手助けしなかった俺を見たら、あんたは絶対俺を叱るだろ?」

「死神を愛し、死神として死んだあんたなら…」(空鶴)

 

「借りだよ!」
「俺は、あいつに命を救われた。その借りをまだ返してねえ」

「あいつは会ったばかりの俺と俺の家族を守るために、自分の力を俺にくれた」
「そのせいであいつは捕まって、今処刑されようとしている」

「そいつを見殺しにするような、つまんねえ男にはなりたくねえんだよ、俺は」(一護)

 

25話

「(砲弾?) こんなもの、わしにとっては呼吸に等しく容易いわ」(夜一)

 

「よいか。瀞霊廷に入ったら決してはぐれるな。隊長格と出会ったら、迷わず逃げる」
「わしらの目的はルキアの奪還、それのみじゃ。絶対に無駄な危険を冒してはならん」(夜一)

 

「何? 敵? 斬るの?」(草鹿やちる)
「おう、旅禍だ。訳は知らねえが、市丸と斬り合って生き延びやがった奴だ」
「斬ってみてえ」(更木剣八)

 

「随分と都合よく、警鐘が鳴るものだな」
「それで通ると思っているのか? 僕を…あまり甘く見ないことだ」(藍染)

 

「案ずるな、奴なら必ず生き延びる」
「それよりも下で奴を捜したくば、まず自分達の無事を考えろ」(夜一)

 

「一番強えのは…どいつなんだ?」(更木)

 

26話

「配置につくのが面倒だったから隅っこでサボってたら、目の前にお手柄が落ちてきやがった」

「ツイてるツイてる、今日の俺はツイてるぜぇ!」
「そしててめえは、ツイてねえ」(斑目一角)

 

「あんたの力が俺より上なら、逃げることに意味はねえ、絶対追いつかれるからな」
「けど、あんたの力が俺より下なら、倒して進みゃそれで済む、そう思っただけだ」(一護)

 

「ああ、名前に”一”の付く奴は、才能あふれる男前と相場は決まってんだ」
「十一番隊第三席副官補佐・斑目一角だぁ! 一の字同士仲良くやろうぜ!」(斑目)

 

「10日ほど教わっただけだから、師と呼べるかどうかは分からねえけど、戦いを教えてくれた人ならいる」

「浦原喜助」(一護)
「そうか、あの人が師か…それじゃあ手を抜いて殺すのは失礼ってもんだ!」(斑目)

 

「痛えか? その手じゃもうロクに剣も握れねえだろう」
「俺は心優しい男だ。普通ならここで生かして捕らえるところだが…」
「悪いな、てめえは殺さねえと手柄にならんらしい」(斑目)

 

27話

「もう終わったみたいな口利くなよ。俺の剣をまだ見せてねえ」
「こっからだぜ、一角。今度はあんたが剣握れなくなる番だ」(一護)

 

「どうした? もう終わりかよ? 残念だったんなぁ、俺はまだ剣を握れるぜ!」
「俺に剣を握らせたくなけりゃあ、この腕落とすより他に方法はねえぞ!」(斑目)

 

「なんの寝言だ? こいつは戦いだぜ、勝負を決めるのは生き死にだけだ!」(斑目)

 

「強えな、てめえ…チッ…ツイてねえや…」(斑目)

 

「(一番強い?) そうか…だったらうちの隊長には気をつけな。隊長は弱い奴には興味がねえ」
「てめえの言うことが本当なら、狙われるのは間違いなくてめえだ」

「会えば分かるさ。あの人の強さを、てめえの頭が理解できるまで、てめえが生きていられればの話だがな」(斑目)

 

28話

「醜い者が醜く永らえてなんになる?」
「醜く生まれたのならば、せめて美しく死ぬべきだ」(綾瀬川弓親)

 

「俺は醜かろうかなんだろうが、生き延びた奴がかっこいいって教わったもんでね」(岩鷲)

 

「ううん。私は逃げちゃいけない、戦わなくちゃ。戦って、黒崎君を助けなくちゃ」(織姫)

 

「殺意のこもった攻撃がお望みかい?」
「それなら僕と戦うといい。僕の弓にならこもっているよ。君の好きな、殺意ってやつがさ」(雨竜)

 

「面白いもんだな、現世と違ってさ。どうやらこっちじゃ、最強の使い手ってのは、ダラダラと御託の長い奴のことを言うらしい」(雨竜)

 

「悪いけど、君が最強というのなら、今日でその称号は返上だ。飛び道具に関しては、僕の方が上らしい」

「”かまいたち雨竜”なんて名前、いい名前とは思えないけどね」(雨竜)

 

29話

「少しは後悔できてるかい?」
「同じ飛び道具の使い手として、僕に出会った不幸ってやつをさ」(雨竜)

 

「僕はクインシーだ。死神にかける情けなんて持ち合わせてはいないよ」
「ただ…弱いもんをいたぶるのはあまり好きじゃないってだけの話さ」
「早く消えてくれ、僕の気が変わらないうちに」(雨竜)

 

「弱い者をいたぶるのは好きじゃない。でも、卑怯者の化けの皮を剥ぐのは嫌いじゃない」(雨竜)

 

「お見事、そしてさようなら。君にはもはや、後悔させる時間すら惜しい」(雨竜)

 

「目覚めた彼はもう、死神には戻れない。戦いの結末としてはそれで十分だよ」(雨竜)

 

「(5分でぶっ潰す?) 悪いが、その期待には応えてやれない」
「5分はかからない、2分で終わる」(茶渡)

 

「市丸とやって生き残った、一角とやって勝った、一角が強えと言った、一角がもっと強くなると言った」

「どこだ、どこにいる! 俺が…更木剣八がてめえを待ってるぞ!」
「出てこい、黒崎一護!」(更木)

 

30話

「一護とは、ふた月ほどしか行動を共にしなかったが、不思議と心から信じられる奴だった」
「それなのに…それなのに…私のせいで運命をねじ曲げ、ひどく傷つけてしまった」

「何をしても償いきれぬ」(ルキア)

 

「ああ、(死神として)変わってる。だから助けに来たんだ」(一護)

 

「久しぶりだな。俺の顔を覚えているか?」(阿散井)
「忘れていいならそうしたいが、てめえには返さなきゃならねえもんが山ほどあるからな、阿散井恋次」(一護)

 

「俺はルキアの力を奪った奴を殺す。てめえが生きてちゃ、ルキアに力が戻らねえんだよ」(阿散井)

「殺す気で連れていった奴が何言ってやがる! 通らせてもらうぜ!」(一護)

 

「三席は倒した。次は副隊長ぐらい倒してくれねえと、俺の相手としちゃ面白くねえな」(更木)

 

「やれるさ。隊長が何人? 副隊長が何人? 関係ねえよ、倒してやる!」
「そいつらが邪魔するってんなら、全員だってな!」(一護)

 

「いいことを1つ教えてやるぜ」
「現世に出る時、俺達副隊長以上の死神は、現世に不要な影響を及ぼさねえよう、力を極端に制限されてるんだ」

「今の俺の力はあの時の5倍」
「てめえがいくら強くなっていようが、俺に勝てる可能性は万に1つもねえ」(阿散井)

 

「ってことは今のがてめえの実力ってわけだ」
「効かねえなあ、全然」
「ありがとうよ。この程度の奴等が11人なら、なんとかなりそうな気がしてきたぜ」(一護)

 

31話

「バカ野郎! 助けてえんじゃねえ、助けるんだ!」(一護)

 

「およそ攻撃と呼ばれるものは、その威力が強ければ強いほど、回数に制限がかかるもんなんすよ」

「拳銃は6発、ミサイルは1発ずつしか撃てないように、可能な連続攻撃の回数は必ず決まってるんす」

「常に同じ回数でなくてもいい。必要なのは最大回数です」
「戦いがせっぱ詰まれば、敵は必ず最大回数でしか攻撃してこなくなる」(浦原)

 

「なぜ、てめえは俺を倒せなかったか?」
「答えは1つ、てめえが俺より遅えからだ」
「俺とてめえの埋めようのねえ力の差、単純にそれだけのことだ」
「分かったか? てめえにルキアは救えねえ」(阿散井)

 

「戦いに必要なのは恐怖じゃない、そこからは何も生まれない」
「かわすのなら斬らせない、誰かを守るなら死なせない、攻撃するなら斬る」
「ほら見えませんか? 私の剣に映った、君を斬るという覚悟が」(浦原)

 

「待たせたな、恋次…覚悟だ」
「今度こそ、てめえを斬るぜ!」(一護)

 

「覚悟…痛え…体が重い…足が、動かねえ…腕が、上がらねえ…」
「クソッ! 俺の負けかよ」(阿散井)

 

32話

「楽しみはみんなで分けるもんだ」
「汚い大人の真似をするな!」(ルキア)

 

「ここ(真央霊術院)に来てる連中は、ほとんどが上流階級の者だ」
「私達のような生活をしてきた者の気持ちなど理解できない。仕方のないことだ」(ルキア)

 

「俺が、ルキアを止めなかったからだ」
「俺はあの時、ルキアを死刑囚にするために、朽木家へ行けと言ったんじゃねえ。ルキアが幸せになれると思ったから、そう信じたから…」(阿散井)

 

「俺は、朽木隊長を超えたかった。あの日からずっと、あの人を追いかけて毎日死ぬ気で鍛錬してきた」

「だが俺は、結局一度も勝てねえままだ。あの人は、遠すぎる」
「力ずくでルキアを取り戻すなんて、俺には出来なかったんだ!」(阿散井)

 

「黒崎! 恥を承知で、てめえに頼む!」
「ルキアを…ルキアを助けてくれ!」(阿散井)

 

「届かぬ牙に火を灯す。あの星を見ずに済むように…この喉を、裂いてしまわぬように」(阿散井)

 

34話

「1人で戦いに臨むということは、決して敗北は許されぬということだ」
「それすら分からぬ愚か者に用などない。目障りだ、さっさと連れていけ」(白哉)

 

「戦時全面開放たあ、嬉しい限りだぜ」
「たった今から奴は俺の獲物だぜ」(更木)

 

「諸君! 全面戦争といこうじゃないか」(山本元柳斎重國)

 

「戦時特例、帯刀許可…なんでこんなことになっちゃうの?」
「斬魄刀なんて、持たせてくれなくていいのに。平和なら、それでいいのに」(雛森桃)

 

「僕が無礼を理由に追い返すと思うのかい?」
「日頃僕は、そんなに冷たく見えてるのかな」(藍染)

 

「お邪魔はしません。ですから、このまま隊長を見ていてもいいですか?」(雛森)

 

35話

「僕は三番隊副隊長だ。どんな理由があろうと、隊長に剣を向けることは僕が許さない」(吉良イヅル)

 

「そうか、それなら仕方がない。僕は君を、敵として処理する」(吉良)

 

「雛森! 剣でやり合いなんかやってる場合かよ!」
「藍染隊長をあそこから下ろしてやるのが、先なんじゃねえのか」(日番谷冬獅郎)

 

「市丸。てめえ、雛森を殺そうとしたな?」
「今のうちに言っとくぜ。雛森に血ぃ流させたら、俺がお前を殺すぜ」(日番谷)

 

「石田も井上も、俺の100倍頭が切れる」
「あいつらは勝てねえ敵に、無理にケンカを売るようなことはしねえはずだ」
「大丈夫さ、きっと」(一護)

 

「(チャドは)なおさら心配ねえよ」
「チャドが負けるとこなんて、俺には想像もつかねえんだよ」(一護)

 

「まあそう心配そうな顔しなさんな。すぐ終わるよ…ほんの戯れさ」(京楽春水)

 

36話

「副隊長って肩書は、そんなに軽いもんじゃないでしょ」(松本乱菊)

 

「十一番隊隊長、更木剣八だ。てめえと殺し合いに来た」(更木)

 

「一護…本当にお前なのか?」
「生きていてくれたのならば、もはや私にそれ以上の望みはない」
「逃げろ…逃げて…私のことなど忘れてしまえ」

「この世界には、うつし世のことわりでは計れぬ者が渦を巻いているのだ」
「逃げろ! 逃げて! お前は生きて!」(ルキア)

 

「どうした? 言ってんだぜ、俺は。てめえと殺し合いに来たってな」
「なんの返事もねえってことは、始めちまっていいのか?」(更木)

 

「(通さねえ?) 分かんねえ野郎だな」
「何度も言わせんなよ。俺はてめえとやり合うために、わざわざここで待ってたんだぜ」
「てめえの仲間だの、朽木なんたらだのがどこで死のうと興味はねえよ」(更木)

 

「殺そうが殺されようが、所詮は暇つぶしだろうが」(更木)

 

「無理だよ、いっちー。いっちーに剣ちゃんは斬れないよ」
「だってこんなの、剣ちゃんにしたら刃が付いてないのと一緒だもん」(やちる)

 

「教えてやろうか?」
「なぜてめえの刀が俺を斬れねえか。なんのことはねえ、霊圧同士ぶつかれば、押し負けた方がケガをする、それだけのこった」(更木)

 

「要は、てめえが敵を殺すために霊圧を極限まで磨き上げて作ったその刀より、俺が無意識に垂れ流してる霊圧の方が強い、それだけの話だ」(更木)

 

「全く…この程度の奴を何日も捜し回ってたとはな。笑い話にしたって出来が悪いぜ」
「次はこっちの番だな。せめて、こいつの錆落としぐらいはさせてくれよ」

「頼むぜ、旅禍」(更木)

 

37話

「最初の頃は、1日2発が限界だったのに、今はもう5発以上撃っても全く疲れない」
「鍛えてくれた夜一さんに感謝しないとな」(茶渡)

 

「ケンカが嫌はお互い様。だけどこっちは通られても困る。なんとか引いちゃくれないもんかね?」

「そうかい。それじゃ仕方ない…」
「飲もう、仲良く」
「いやいや。引くのがダメならせめてここで止まっていてくれないかなと思ってさ」
「なあに、少しの間でいいんだ」(京楽)

 

「京楽さん、今すぐそこをどいてくれ」
「(嫌とは)言わせない!」(茶渡)

 

「もうよしなよ、分かったろ。君の技は確かに凄いさ。硬いし速いし、破壊力だって人間にしちゃ相当なもんだ」

「だけど僕には当たらない。このまま続けても先は見えてるんじゃないの?」
「そろそろ諦めて帰ったらどうだい?」(京楽)

「忠告をどうも。だけど、引くわけにはいかない!」(茶渡)

 

「分かってるはずだ。技には消耗限界を超えると全く出せなくなるものと、それを超えても命を削って出し続けられるものと2種類ある」

「君の技は明らかに後者だよ」(京楽)

 

「確かに俺は、彼女のことは何も知らない。命を懸けるには、少しばかり足りないかもしれない。だけど一護が助けたがってる、それで十分だ」

「俺が命を懸けるのに、それ以上の理由は必要ない」(茶渡)

 

「まいったね、どうも。そこまで覚悟があるんなら、説得して帰ってくれなんてのは失礼な話だ」

「仕方ない。そいじゃひとつ、命をもらっておくとしようか」(京楽)

 

「決めてるんだ。俺は自分のために拳は振るわない、アブウェロとの約束だ」(茶渡)

 

「お前のその大きく強い拳は、なんのためにあるのか、それを知りなさい」
「これ(コイン)はそのおまじないだ」(アブウェロ)

 

「そうだ、こうしねえかチャド。お前は今まで通り、自分のために誰かを殴ったりしなくていい。その代わり、俺のために殴ってくれ。俺はお前のために殴ってやる」

「お前が命懸けて守りたいもんなら、俺も命懸けて守ってやる。約束だぜ!」(一護)
「そうだ、約束だ。だから俺は負けられない」(茶渡)

 

「(斬って)ごめんよ」(京楽)

 

38話

「あんまり逃げんなよ」
「好きじゃねえんだ、弱え奴との追いかけっこはな」(更木)

 

「死ぬ覚悟が出来たのか? それとも、ただ諦めただけか?」(更木)

 

「わりいな、まだ死ぬ気にはなれねえんだ。俺が死んだら、背中にあるものみんな壊れちまうんでね」(一護)

 

「なんだ、やりゃ出来るじゃねえか」
「まだ緩めるなよ。そのまま研ぎ澄ませていろ。こっからが楽しいとこだぜ」(更木)

 

「戦いか…そんなものがなければ、人は醜い感情に惑わされることもなく、醜い悲劇も起こりはしないのに」

「私は戦いを、心底憎むよ」(東仙要)

 

「集中が増してるな。さっきまでと違って、ちゃんと鈴の音が聞こえてるじゃねえか」
「鈴も眼帯も、より戦いを楽しむためだけに付けてんだ。そうやって有効利用してくれねえと付けてる意味がねえ」(更木)

 

「なめてるのはてめえだ。俺が斬魄刀を封印しねえのは、霊圧がでかすぎて、全力で抑え込んでも封印が出来ねえからだ」

「だから、普段戦う時は常に加減して斬る癖をつけた」
「分かるか? そうでもしねえと、敵がモロすぎて、戦いを楽しむ暇もねえんだよ」(更木)

 

「だから緩めるなって言ったろ、霊圧をよ。勝機の1つ2つ見つけたぐれえで緩めやがって」(更木)

 

「つまんねえ幕引きだぜ」
「俺のことを斬れた奴も、戦いの最中に鈴の音を聞けた奴も、久しぶりだったのによ」
「終いか…つまんねえな」(更木)

 

39話

「戦いたいか? 勝ちたいか? それとも生きたいか? どれだ?」(斬月)
「か…勝ちたい」
「戦うだけじゃ、意味がねえ。生き残るだけじゃ、意味がねえんだ。勝ちたい、俺は…勝ちたい!」(一護)

 

「これからお前が私を持つに足る者かどうか試す。もう一度私を手にしたくば、自分の手で奪い取ってみせろ」

「敵はお前自身だ」(斬月)

 

「教えてくれないか? 斬月のおっさん」
「少しずつでいい、あんたのことを知りたいんだ。俺に力を貸してくれるあんたのことを」
「そしてもう一度、あんたと一緒に…戦わせてくれ!」(一護)

 

「一護、信じろ。お前は1人で戦ってはいない」(斬月)

 

「一気に片をつけるだと? そいつは困るな」
「せっかくここまで、楽しくなってきたのによ!」(更木)

 

「てめえがなぜ復活できたのか?」
「てめえがなぜ急激に強くなったのか?」
「気になることは山ほどあるが、とりあえず今はどうでもいい!」
「今はこの戦いを楽しもうぜ!」(更木)

 

「どうかしてるだと? どうかしてるのはおめえの方だ!」
「それだけ強くて、なぜ戦いを好きにならねえ?」
「楽しめよ。死も苦痛も、そのためのただの代償の1つだろうが!」(更木)

 

「最高だ! 対等の戦い。いや、わずかにだが確実にお前が上だ」
「いつ以来だ? こんな高揚感は」
「お前になら、全力で戦ってもよさそうだ!」(更木)

 

「仕込む? (眼帯の)右目に? そんなくだらねえ小細工、誰がするかよ」
「こいつは、技術開発局の連中に作らせた、霊力を無限に食らい続ける化け物だ」

「今までこいつに食わせてた分の霊圧を……全て、てめえを倒すためにつぎ込む、それだけのことだ」(更木)

 

「信じ合わぬ者同士、共に戦えば、互いの力を損なうのみ。己の力しか信じぬ奴には、それが分からない」(斬月)

 

「(信じる?) 当然だろ。俺の力、全部あんたに預ける。好きに使ってくれ」
「そして、俺に力を貸してくれ」(一護)

 

「(霊圧は)上がるさ。俺は斬月の力を借りて、斬月と2人で戦ってんだ」
「自分1人でしか戦おうとしねえあんたには、絶対に負けねえ」(一護)

 

「斬魄刀の力を借りて、斬魄刀と共に戦う…戯れ言だ」
「斬魄刀は戦いの道具だ。斬魄刀と共に戦うなんてのは、自分の腕で戦えねえ弱りきった負け犬の台詞だぜ」

「俺やてめえの台詞じゃねえんだよ、一護」(更木)

 

40話

「ありがとう。いっちーのおかげで剣ちゃんは楽しく戦えたよ」
「あんなに楽しそうな剣ちゃんを見たのは久しぶりでした。ホントにありがと」(やちる)

 

「いっちー、出来れば死なないでね」
「そして出来れば、また剣ちゃんと遊んであげてね。お願い」(やちる)

 

「なぜだ? 私のために流れる血など、あっていいはずがない」(ルキア)

 

「すまぬ一護、少し遅れた。派手にやられたのう。じゃが相手があの更木剣八では仕方あるまい。相打っただけでも大殊勲じゃ」

「それにしても、よう戦う、よう耐える、大したものよ。案ずるな、死なせはせぬ」(夜一)

 

「随分長いこと忘れてたぜ、名前のない苦痛ってやつをな」(更木)

 

「随分、長いこと待たしちまったな。なあ、お前は”今更何を”と思うかもしれねえが、今からでも俺に教えちゃくれねえか?」

「(斬魄刀) お前の名を」(更木)

 

「強くなりてえな…戦う相手が見つかったんだ。俺はまだ強くなれるんだ、戦いてえ」
「強くなりてえ!」(更木)

 

「北流魂街80地区、更木。もっとも深い闇の底から、あなたは私の血まみれの世界を一瞬で切り刻んで、そして私に名前をくれた」

「あなたが現れなければ、今の私はここにない」
「そう、あの日からずっとあなたは私の世界の全て」(やちる)

 

「志波家の者、確かにお前の兄…志波海燕は私が殺した」
「好きにしろ。お前になら、私は殺されても文句は言うまい」(ルキア)

 

41話

「いいじゃろう、ここまで来れば隠すこともあるまい」
「見せてやろう、わしの真の姿を」

「どうやら相当驚いておるようじゃな。無理もない。大方おぬしも、言葉遣いだけでわしを男と思い込んでおったクチじゃろう」

「こうして真の正体を明かす時というのは、何度味わっても愉快なものじゃのう」
「どいつもこいつも、あほうのように驚くばかりじゃ」(夜一)

 

「四深牢へのかすかな霊圧の移動を感じたので、どんなつわものが霊圧を潜めて潜り込んだかと思いきや…羽虫か」(白哉)

 

「失せろ。私の剣は貴様のごとき羽虫を潰すためにない」(白哉)

 

「そうか、貴様は志波家の者か」
「ならば手を抜いてすまなかった。貴様はここから生かして帰すまい」(白哉)

 

「ルキア、助けにきたぜ」(一護)
「バカ者!」
「来てはならぬと言ったはずだ。あれほど、”追ってきたら許さぬ”と…」
「ボロボロではないか、バカ者!」(ルキア)

 

「だから、後でいくらでもどなられてやるよ。あいつを倒した後でな」(一護)

 

「てめえが死刑になりたいって言おうが関係ねえ。俺はてめえを引きずってでも助け出すぜ」
「こっから先、てめえの意見は全部却下だ!」(一護)

 

「(言うことを聞かぬ?) 当たりめえだろ」
「てめえの言うことは俺の心配ばっかじゃねえかよ。こんな時くらい、自分の心配してろ」(一護)

 

「心配すんな、死にゃあしねえって。これでも俺、ちょっとは強くなったつもりだぜ」(一護)

 

「(誰?) 無関係だ。少なくとも今、兄(けい)の頭をよぎった男とはな」
「奴は何者でもない、ただの旅禍だ。私が消す、それで終わりだ」
「そしてこの些細な争いの全てが終わる」(白哉)

 

「誰に向かって口を利いている。私に貴様ごときの隙をつけと言うのか?」
「大層な口を利くな、小僧」(白哉)

 

「仕方がない。貴様がその力に自惚れる前に見せておいてやろう」
「千年あがいても埋めようのない、決定的な力の差というものを」(白哉)

 

尸魂界・救出篇

42話

「バカ野郎。居眠りでもしてたのか、てめえは」
「俺の敵は、もうあいつじゃねえよ」(阿散井)

 

「倒す? おぬしがあやつ(白哉)を? 愚か者」(夜一)

 

「何をしようと無駄だ。ここから逃げることは出来ん」(白哉)

「ほう。大層な口を利くようになったのう、白哉坊」
「おぬしが鬼事で、わしに勝ったことが一度でもあったか?」(夜一)

 

「その程度の瞬歩で、捕らえられると思うたか?」(夜一)

 

「3日じゃ。3日でこやつをおぬしより強くする。それまで勝手じゃが、しばしの休戦とさせてもらうぞ」

「追いたくば追ってくるがよい。”瞬神”夜一、まだまだおぬしらごときに捕まりはせぬ」(夜一)

 

「『なぜ僕達を助けるのか』と?」
「助けるとも。藍染を殺った犯人が分からない以上、異分子である君等は犯人の情報を持っている可能性は高い。調査もなしに殺せないさ」

「それに何より、たとえ手段は悪くとも、俺の部下を牢から救い出そうとしてくれた。そんな奴等を、見殺しになんて出来るもんか」(浮竹)

 

「それにしても、すごいなあ」
「ここまですんなりいくとは…私って切れ者!」(織姫)

 

「100年も実戦から遠のいておったツケか。100や200瞬歩を続けただけで息が上がるとは」
「わしも衰えたもんじゃな」(夜一)

 

「うぬぼれるな。あそこにおった誰1人、白哉を相手に生き残れる者なぞおらぬ」(夜一)

 

「確かに、あの時あそこにおった者の中で、白哉を倒せる可能性のある者なぞ皆無じゃった」
「じゃがおぬしだけはその可能性がある。そう思うたからわしは、おぬしを連れ帰った」(夜一)

 

「おぬしはここで強くなれ。今のままでは白哉には勝てぬ」
「じゃが、勝てるよう鍛え上げてやる。そしてもう一度、おぬしの手で、皆をまとめて助け出せ!」(夜一)

 

43話

「井上さんは決定的に戦いに向いていない。彼女は目の前で誰かが傷つくのを何よりも嫌うんだ。たとえそれが敵であっても」

「そういう人は戦っちゃいけない。そういう戦いは、自分も仲間も傷つけるだけだから」(雨竜)

 

「ダメだよ。放たれた爆弾は手元に戻ってくるんじゃあない」(涅マユリ)

 

「でもそれは、井上さんが心を痛めることじゃない」
「心を痛めるべきなのは…お前だ!」(雨竜)

 

「そうだ、最高級の待遇で迎えようじゃないかね」
「薬物投与は1日8回、機械実験も1日5回までにしよう。改造だって死ぬような命の危険があるものは、極力控えよう」

「どうだね? 研究体としては破格の待遇だと思うがね」(涅)

 

「ほう、滅却師(クインシー)か。希少種だな。生存個体を見るのは何年ぶりになるかな」
「だがね、悪いが私は、もう君等の研究は終えたんだよ。もう君等には興味がないんだ」(涅)

 

「覚えなくてもいいよ。どうせすぐに何も分からなくなる」(涅)

 

「追ってもいいと言ったか?」(雨竜)

 

「痛い…痛いねえ。痛くて痛くて…頭がとろけてしまいそうだよ」(涅)

 

「はあ…早く捕まえてドロドロになるまで調べたいね。1分1秒も惜しいよ」(涅)

 

「私はこの後、あの女を捕まえて研究しなければいけないんだ。忙しいんだよ」
「だからここは1つ、一番手間のかからない方法で、君を殺すとするよ」(涅)

 

「気味の悪い正義感など振りかざさんでくれたまえ。私がこれ(副官)をどう扱おうが、他人の君が口を出すことじゃあない」(涅)

 

「弟子の名前を、教えてやろうか?」
「弟子の名前は…雨竜、石田雨竜だ。この人は石田宗弦、僕の師であり、実の祖父だった人だ」

「井上さんがいなくてよかった。この戦いは、彼女にはとても見せられそうにない」
「クインシーの誇りにかけて…僕はお前を殺す!」(雨竜)

 

44話

「天才? そんな陳腐な言葉で片付けてもらっては困る」

「僕のこの乱装天傀は、ただの防御技でもなければ、延命術でもない」
「師の無念を晴らすまで、屍に成り果てても戦い続けるという意志の現れだ!」(雨竜)

 

「守りたいものが違えば、おのずと正義も違ってくる。そういうもんじゃ」(石田宗弦)

 

「私はお前を殺さずに連れていく方法などいくらでも知っているのだよ」
「地獄の苦しみを味わっても構わないと言うのなら、今からそのうちの1つを試してやろうか」(涅)

 

「僕はまだ、父さんの気持ちなんて分からないし、自分の本当に守りたいものも、きっと分かってなんかいない」

「だけど、許してはいけないものだけは、分かっているつもりです!」(雨竜)

 

「人間に許された力の領域を超えているよ、小僧」(涅)

 

「泣いてわびろ! そして、二度と僕の前に現れるな!」
「そうすれば、これで見逃してやる。断れば、次は今の3倍の力で撃つ!」(雨竜)

 

「惜しかったね、クインシー…」
「最後の切り札というものは、よくよく考えて出さないとね」(涅)

 

「さようならクインシー。多少面倒なことになったが、私は生き、君は死ぬ」
「その結末は変わらんのだよ」(涅)

 

45話

「恨みはない。だが平和のためには消すもやむなし」
「鳴け、清虫(すずむし)」(東仙)

 

「許せ、旅禍。無意味な戦いの、これが結末だ」
「眠れ。君達の戦いは、じき終わる」(東仙)

 

「出来なかった時のことは聞かねえ。それしか方法がねえんなら…やるしかねえだろ」(一護)

 

「俺は一護を待つ。一護は必ずここへ来る」
「それまで俺達に出来ることは、傷を癒やし、次の戦いに備えることだ。待とう、一護を」(茶渡)

 

46話

「よく頑張ったね。怖かったろう、もう大丈夫だ」
「後は、我々に任せて休んでいるといい」(藍染)

 

47話

「最初に隊長からの手紙を読んだ時は、目を疑った。信じられなかった」
「でも、本当なんですね。私は隊長を信じます、藍染隊長。あなたを殺したのは…」(雛森)

 

「先に帰ってろ。俺は雛森を助けにいく」(日番谷)

 

「おぬし、相変わらず期待通りの反応をするのう。浅い男じゃ」(夜一)

 

「(詰めが甘い?) なんや、おかしな言い方しはりますなあ。わざと分かるようにそうしたつもりやってんけど」(市丸)

「雛森より先に来られてよかったぜ。あいつが来る前に、俺がてめえを殺す」(日番谷)

 

「バカ野郎! よく考えろ! 自分が死んだら代わりにお前が戦えだと?」
「藍染の奴が、そんなこと言うと思うか?」

「俺の知ってる藍染は、勝ち目のねえ戦いに1人で出向くようなバカでも、その尻拭いを部下にさせる腰抜けでもなかった」(日番谷)

「だって! だって手紙にそう書いてあったもの。あれは、藍染隊長の字だったもの」
「私だって、信じたくなかったもん。でも藍染隊長がそう言ってるんだもん」(雛森)

 

「私…もうどうしたらいいのか、分からないよ…シロちゃん」(雛森)

 

「相変わらずやな。最後の警鐘くらい、ゆっくり聞いたらええのに」
「じきに聞かれへんようになるんやから」(市丸)

 

「藍染だけじゃ足りねえか?」
「雛森までこんな目に遭わせやがって。血がにじむほど、刀を握りしめなきゃならなくなるまで、こいつを追い詰めやがって」

「言ったはずだぜ。雛森に血ぃ流させたら、てめえを殺す」(日番谷)

 

「あかんなあ」
「こないな所で刀抜かれたら、僕が止めるしかないやないの」(市丸)

 

48話

「下がっとき、イヅル。まだ死ぬん嫌やろ」(市丸)

「バカ言うな。足りねえよ、引くだけじゃ。てめえは消えろ、吉良。目が届かなくなっても、まだ遠くへな」

「四方三里にいるうちは…巻き込んで殺さねえ自信はねえ」(日番谷)

 

「さすが十番隊隊長、日番谷冬獅郎。数百年に1人の天童と呼ばれた使い手ですな」
「危ない、危ない」(市丸)

 

「どうや、十番隊長はん」
「追い込まれる気分は?」(市丸)

 

「なるほど。なめたらあかんかったなあ、日番谷冬獅郎を」
「”後悔先に立たず”っちゅうやつや」(市丸)

「いや、まだだ。本当に後悔するのはこれからだ」
「俺を、ここまで本気にさせたこと…思う存分後悔しやがれ!」(日番谷)

 

「刀をお引き下さい、市丸隊長。引かなければ、ここからは私がお相手いたします」(乱菊)

 

「僕を追うより、五番隊副隊長さんをお大事に」(市丸)

 

「いつも私に行き先を告げずに消える悪い癖、まだ直ってはいないのね」
「ギン…あんた一体、どこへ行こうとしているの?」(乱菊)

 

「処刑とそれに連なる双極の解放。それが市丸の狙いなら、この処刑、このまま見過ごすわけいはいかねえ」

「ついて来い、松本。処刑を止めるぞ」(日番谷)

 

「しゃくな話だが、今の俺の力じゃ、ルキアを助け出すには少しばかり足りねえ。だからここに来た」

「安心しろよ、何もてめえの修行の邪魔をしようってわけじゃねえ。俺も具象化までは習得済みだ。卍解までは後わずか」

「こっちはこっちで、好きにやらせてもらうぜ」(阿散井)

 

「言ったろ! 出来なかったことは聞かねえ。期限が明日になったってんなら、今日中に片付けりゃいいだけの話だ!」(一護)

 

「処刑は明日か…そうだ明日、処刑前に一護たち全員を、無事現世に帰してくれるよう請うてみよう」

「朽木家の罪人だ、そのくらいのわがままは通るかもしれぬ」(ルキア)

 

「処刑は明日。そう聞かされて驚きはしたが、不思議と悲しくはなかった。それはきっと、ゆうべ見た夢のせいなのだろう」

「決して忘れることのない、あの夜の夢のせいなのだろう…」(ルキア)

 

49話

「『はあ、どうも?』。なんだその挨拶は!」
「副隊長が名乗ってんだぞ。おめえも名乗って『よろしくお願いします』だろうが!」
「名はなんだ、こら!」(志波海燕)

 

「忘れんな。おめえがこの隊にいる限り、俺は死んでもおめえの味方だ」(海燕)

 

「私は、魂の平穏を妨げるホロウを許さない。誇りある護廷十三隊の死神として、奴等の悪行を食い止めないと」(志波都)

 

「(敵の思うつぼ?) それでも行きます。奴は都を操って、あいつを慕う部下達を殺しまくった。あいつの誇りを汚しやがった」

「行かせて下さい、隊長」(海燕)

 

「隊長、お願いです。俺1人で行かせて下さい」(海燕)

 

「海燕を助けて、それで奴の誇りはどうなる?」
「お前が今、力を貸せば、奴の命は救われるだろう。だが、それは同時に奴の誇りを永遠に殺すことになる」(浮竹)

「誇りがなんだと言うのですか? 命に比べれば誇りなど!」(ルキア)

 

「いいか、よく覚えておけ。戦いには2つあり。我等は戦いの中に身を置く限り、常にそれを見極め続けなければならない」

「命を守るための戦いと、誇りを守るための戦いと…」(浮竹)

 

「今、奴は誇りのために戦っている」
「部下達の誇り、奴自身の誇り。そして何より、愛する妻の誇り」(浮竹)

 

「そうか、ならば致し方ない。海燕の体ごと、お前を斬ろう」(浮竹)

 

「斬るさ。海燕の体を、お前ごときにくれてやるわけには…いかん!」(浮竹)

 

「隊長…ありがとうございました。俺を戦わせてくれて…」
「朽木…俺のわがままに付き合わせて、ひでえ目に遭わせちまったな」
「悪い、きつかったろ…ありがとな。おかげで心はここに置いていける」(海燕)

「違う。私は礼を言われるようなことは、何1つしていない」
「私が救ったのは…私自身だ」(ルキア)

 

「醜い…私に救われる価値など、ありはしない」
「血を流してまで救う価値など、あってはならない」(ルキア)

 

「(話は)聞いている」
「それがどうしたというのだ?」
「処刑は明日…それが決定ならば、私はそれに従うまでだ」(白哉)

 

「ともかく、あれは私の家の者だ」
「たとえ死のうと殺されようと、兄(けい)の知ったところではない」(白哉)

 

51話

「案ずるな、疑問などない」
「わしを動かすのは全て、元柳斎殿への恩義のみ。この姿ゆえ皆に疎まれ、はぐれ者だったわしを拾ってくれた」

「あの方の大恩に、わしは全霊をもって応えるのみ。迷いはない」
「あの方が是と言えば、死すらも是である」(狛村左陣)

 

「無論、僕はいつもと変わらない。このめしいた目に映るのは、常に血に染まぬ道だけだ」
「君と歩む道は同じだと信じているよ、狛村」(東仙)

 

「くだらん」
「是非も善悪も興味はない。私にあるのは護廷十三隊、隊長としての使命と矜持のみ」
「敵は殺す、それだけだ」(砕蜂)

 

「貴様もだ、大前田。己の立つ場所を見誤るなよ」
「忘れるな。私の道を妨げれば、貴様とて敵だ」(砕蜂)

 

「七緒ちゃん。僕、どうしたらいいかな?」(京楽)

「なぜ、私に聞かれるのですか?」
「どうせ私が何を言っても、ご自分の好きにしかなさらないくせに」

「ご心配なく。私は、せいぜい面倒に巻き込まれないように、数歩下がってついていかせていただきますから」(伊勢七緒)

 

「参ったねえ。それじゃまた僕だけ、山じいに叱られちゃうじゃないか」(京楽)

 

「わめくな」
「誰がてめえらに戦わせてやるなんて言ったよ」
「4対1か。試し斬りにゃ、ちょっと物足んねえがな」(更木)

 

「ごちゃごちゃうるせえなあ」
「さっさとかかってこいよ。なるべく4人いっぺんの方がいいぜ」
「四方囲んで一気に襲えば、誰か1人ぐらい俺を斬れるかもな」(更木)

 

「正気かよ?」
「あいにくそんな面倒なもんは、はなっから持ってた覚えはねえな」(更木)

 

「やれやれ、やっと落ち着いてやれるぜ。数は半分になっちまったがな」
「まあこれでも、寝起きの運動くらいにはなるだろうぜ」(更木)

 

「なんだ、終わりか?」
「前言撤回だ。これじゃ眠気も払えやしねえ」(更木)

 

「恋次。おぬし、自分が初めて立って歩いた時のことを覚えておるか?」
「覚えておらぬということは、意識しておらぬということじゃ。ならばなぜ立ち上がった?」

「人は皆、生まれながらに立ち上がることを知っておる。鳥は皆、飛ぶことを知っておる。魚は皆、泳ぐことを知っておる。それは本能というやつじゃ」

「本能で知っておるからこそ、皆迷いなくその力を手にしようとする」
「それを思わせるのじゃ」

「奴は恐らく本能的に分かっておるのじゃろう。自分がその力を持っておることを」
「じゃからわしは信じる。奴が、卍解に至るものじゃということを」(夜一)

 

52話

「もう少し…もう少しだ。もう少しで、てめえを助けてやれる」
「絶対にてめえを、死刑にはさせねえ」(阿散井)

 

「閃花…」
「何度も見た、あんたの得意技だ。頭では…理屈ではあんたの動きをつかんでた」
「ようやく体がついてこれるところまで来たらしい」

「朽木隊長、もうその剣で俺は殺せねえ」(阿散井)

 

「随分と饒舌だな。何をそんなに舞い上がる?」
「その程度で、私の剣をしのいだつもりか」(白哉)

 

「副隊長になってからじゃねえんだ」
「護廷十三隊に入るそのずっと以前から、俺が超えたいと願い続けたのは、朽木隊長あんた1人だけなんだ」

「超えさせてもらうぞ、朽木隊長」(阿散井)

 

「分からねえさ。あんたみたいに足元を見ねえ人にはな」(阿散井)

 

「どうしても通してもらえねえなら…俺は、あんたを斬って行くぜ」(阿散井)
「不可能だ。貴様では私に片膝すらつかせることは出来ぬ」(白哉)

 

「なるほどな、卍解というだけの圧はある。だが、ここまでだ」
「散れ、千本桜」(白哉)

 

「ついたな、片膝。俺はあんたを倒す!」
「幕を引こうぜ、朽木白哉。俺とあんたの戦いにな」(阿散井)

 

「”幕を引く”か…よかろう。ならばその幕、私の剣で引くまでだ」(白哉)

 

「卍解の欠点は、霊圧に比例したその巨大さにある」
「刀剣としての常識を超えた形状と巨大さゆえに、その動きの全てを完全に把握するためには、卍解を会得してなお十余年の鍛錬が必要だ」

「恋次。貴様はまだ、卍解で戦うには早すぎる」(白哉)

 

「散れ、千本桜景厳」
「足元より立ち昇る千本の刃。その千本が散ることによって生まれる無数の刃は、もはやその数を知ることさえ叶わぬ」

「軌道を読むことは出来ぬ、かわすことなどなお出来ぬ」
「風を見送るがごとく、全てはただ立ち尽くし、チリに帰すのみ」(白哉)

 

「私と貴様で何が違うのか教えてやろうか?」
「格だ」

「猿猴捉月(えんこうそくげつ)。けだものの目に映るのは、しょせん水に映った月まで。それを取ろうともがいていても、ただみな底に沈むのみ」

「貴様の牙は私に届くことはない、永遠にな」(白哉)

 

「誇るがいい。この刃をその身に受けてなお、人の形を保っていることを」(白哉)

 

「誓ったんだよ、絶対に助けるってな」
「誰でもねえよ。ただ俺の…魂にだ!」(阿散井)

 

「難儀な話さ、嫌になるだろ?」
「いつだって描くことより破ることの方がたやすくて、ほどくことより結ぶことの方がずっと難しいんだ」(綾瀬川)

 

「見事だ。貴様の牙、確かに私に届いていたさ」(白哉)

 

53話

「あかんなあ。相変わらず口悪いんやねえ、君は。ギンやのうて、市丸隊長」
「いつまでもそれやったら叱られるで、お兄様に」(市丸)

 

「まあ、なんや大した用事やないんやけど、散歩がてら…ちょっと意地悪しに」(市丸)

 

「(恐怖の)理由など最初からない」
「私の中の何かが、この男(市丸)の全てをことごとく拒絶していたのだ」(ルキア)

 

「怖い?」
「死なせたないやろ。阿散井君も、他のもんも。死なせたないと、急に死ぬの怖なるやろ」
「助けたろか?」

「どや? 僕がその気になったら、今すぐにでも助けたるで。君も阿散井君も、それ以外も」
「嘘」(市丸)

 

「希望は捨てたはずだった。生きる理由も失ったはずだった。未練などない、死ぬことなど恐ろしくはないと」

「なのに、揺るがされた。希望に似たものをほんの僅かチラつかされただけで、こんなにもたやすく…生きたいと思わされてしまった。覚悟を崩されてしまった」(ルキア)

 

「話になんねえ。てめえらそんな腕で、よく平気で隊長ズラしてられんな」
「この野郎、立てよ。まだ死んじゃいねえだろ」

「死ぬなら卍解の1つでも見せてから死ね」(更木)

 

「更木剣八。私は、お前が十一番隊の前隊長を殺して、隊長の座についた時から確信にも似た強い不安を感じていた」

「この男は魔物だ。暴力を食らい血をすする。我々とは違う存在だ」
「そして、いずれ必ず平和を破滅させると」(東仙)

 

「違う。気に食わぬなどと言っているのではない。許しがたいと言っているのだ!」
「恨みはない。だが、平和のためには消すもやむなし」(東仙)

 

「無駄だ。私を捕らえることなど出来ない」
「たとえどれほどの手練であっても、突然光を奪われたら最後、そこにかすかな恐怖が生まれるからだ」

「かすかな恐怖は動きを半歩遅らせる。生まれた時から光を持たぬ私の動きには」(東仙)

 

「なるほど…やはりお前は魔物。恐怖など、元よりないわけか」(東仙)

 

「自分自身の覚悟がこれほどもろいものとは…情けない」(ルキア)

 

「正義が足りぬと言うなら、私が正義そのものになろう」
「そして、世界の全ての邪悪を雲のごとく消し去ろう。私の正義の全てを懸けて」(東仙)

 

「死んだらつまんねえぞ。何しろ死んだら、もう誰も斬れなくなっちまうんだからな」(更木)

 

「私は…私の正義の全てを懸けて、お前を止めなければならないのだ」(東仙)

 

「まあ、外見は戦いに関係ねえからな」
「問題は獣の姿をしたてめえが、ちゃんと獣じみて強えかどうか、それだけだ」(更木)

 

「さあ、始めるぞ更木剣八。貴公の好きな殺し合いだ!」(狛村)

 

「死んだら化けて、もう一回殺しにこい!」(更木)

 

54話

「いっちー助けるのなんて当たり前じゃん。だっていっちーは、剣ちゃんの友達だもん」(やちる)

 

「ひどくなどありませんよ、勇音。慈悲です」
「いずれ避けられぬ終焉ならば、せめて僅かでも迷いなく」
「せめて僅かでも安らかに」(卯ノ花烈)

 

「少しずつ静けさが戻ってきている」
「心乱し、無様にも生にすがりつこうとする私を、兄様が一分の隙もなく突き放してくれたおかげかもしれぬ」

「ありがとうございます、兄様」(ルキア)

 

「恐ろしくはない。私は、よく生かされた」
「恋次達と出会い、兄様に拾われ、海燕殿に導かれ、そして…一護に救われた」

「つらくはない、悲しくはない、悔いはない、心も残してはいない」
「ありがとう」
「さよなら」(ルキア)

 

「そうか…結局間に合ったのは、彼等の方だったってわけだね」(京楽)

 

「決まってんだろ! 壊すんだよ、この処刑台を」(一護)

 

「いいから、黙って見てろ」(一護)

 

「助けるなとか帰れとか、ゴチャゴチャうるせえんだよ、てめえは」
「言ったろ、てめえの意見は全部却下だってよ」
「2度目だな、今度こそだ。助けに来たぜ、ルキア!」(一護)

「礼など言わぬぞ、バカ者…」(ルキア)

 

「逃げる」
「じゃあ、全部倒して逃げるさ」(一護)

 

「当ったりめえだ。俺が来なくて誰がルキアを助けるよ」(阿散井)

 

55話

「あんたはルキアの兄貴だろ。なんであんたはルキアを助けねえんだよ」(一護)
「くだらぬ問いだ。その答えを貴様ごときが知ったところで、到底理解など出来まい」(白哉)

 

「もはや私の取る道は1つ。黒崎一護、貴様を斬る」
「そしてルキアをもう一度、次は私の手で処刑する」(白哉)

「させねえさ。そのために来た」(一護)

 

「誰もてめえが思うほど、てめえを悪く思っちゃいねえよ」
「自分ばっか責めてんじゃねえ。なんでもかんでも背負って立てるほど、てめえは頑丈じゃねえだろうが」

「分けろ」
「俺の肩にも、一護の肩にも、ちょっとずつ乗っけて、ちょっとずつ立ちゃあいい」
「そのために、俺達は強くなったんだ。あいつを信じてやれ、ルキア」(阿散井)

 

「すまぬ、恋次」(ルキア)
「バカ野郎。謝るとこじゃねえよ」(阿散井)
「ありがとう」(ルキア)
「バカ野郎。礼言うとこでもねえよ」(阿散井)

 

「いつまでも見物というのもな」
「ゲスめが。貴様らの行いは、十三隊席官としての矜持を忘れた恥ずべき裏切りだ」
「だが安心しろ。これ以上、恥をさらさぬよう、今すぐ私が葬ってやる」(砕蜂)

 

「昔から、逃げる悪ガキにまかれたことはないんじゃよ」
「来い、わっぱ共! もうげんこつでは済まさんぞ」(元柳斎)

 

「いね!」
「おぬしのような赤ん坊に、息の仕方から教えてやるほど、わしの気はなごうはないぞ!」(元柳斎)

 

「痛恨なり」
「何も言うな。もはや問答はらちもなし」(元柳斎)

 

「たわけるな。世界の正義をないがしろにしてまで、通すべき己の正義などない!」(元柳斎)

 

56話

「いつ以来だろう。その姿を目にするのは」
「いつ以来だろう。この深海のような、深く重い畏怖をこの身に刻むのは」(浮竹)

 

「どうした? おぬしらも早う刀を解かんか」
「あらがいもせず、灰となるのを潔しとは思うまい」(元柳斎)

 

「なるほど。長らく姿を見せなかったからといって、別段腕を上げたというわけではないようだな」(砕蜂)

「おぬしの方は、いささか腕が鈍ったようじゃがのう」(夜一)

 

「隠密機動総司令官殿。わしの後釜は、そんなにおぬしには荷が重かったかのう?」(夜一)

「のぼせ上がるなよ。いつまで我々の上でいるつもりだ」
「隠密機動も刑軍も、今統括しているのは私だ。
貴様の時代は…既に終わったのだ!」(砕蜂)

 

「なめられたもんじゃの」
「確かに軍団長の名は捨てたが…もう1つの名まで、捨てた覚えはないぞ」(夜一)

「瞬神…夜一」
「なるほどな…ならば仕方ない。私の手で…そのもう1つの名もはぎ取ってやろう」(砕蜂)

 

「遠慮するな、よーく思い出せ。そしてしっかりと比べるがいい」
「貴様と私と、どちらが優れた戦士であるかを!」(砕蜂)

 

「なぜ貴様は、私の方が優れているとは考えぬ?」
「先程までは、私が手を抜いていたとはなぜ考えぬのだ。私ごときが貴様に対して手を抜いて戦えるはずがない、そう思ったか?」

「のぼせ上がるなと言ったはずだ。私はもはや貴様より強い!」
「100年の永きにわたって、最前線から退いた代価を、死をもって知るがいい、夜一!」(砕蜂)

 

「覚えているか? 夜一。私のこの”雀蜂”の能力を」
「”蜂紋華”。その初撃で、標的の体に刻まれる死の刻印だ。貴様がいた頃はまだ未完成だったこの能力も、この100年の間に完全なものとなった」

「せいぜい2撃目を食らわぬよう逃げ回れ、夜一」
「雀蜂の能力は”弐撃決殺”。同じ場所に2度攻撃を与えれば、必ず死に至る」(砕蜂)

 

「理解できたか? 貴様より私の方が優れていると」
「理解できたなら…トドメだ!」(砕蜂)

 

「驚いたか? 初めて見るだろう」
「これは白打と鬼道を練り合わせた戦闘術でな、私が創り上げたものだ」

「誇りに思え。この技は先日完成したばかりでな、実戦で試すのは貴様が初めてだ」
「何しろまだ名すら付いておらん」(砕蜂)

「いや…名ならある」
「瞬閧という」
「その刑戦装束になぜ、背中と両肩の布がないか知っておるか?」
「あっても意味を成さぬからじゃ」(夜一)

 

「やれやれ。本当はおぬしとこの技で戦いとうはなかったんじゃがのう」
「気をつけろよ、砕蜂。この技はまだ、わしも上手く加減が出来んからのう」(夜一)

 

57話

「なぜ…なぜわしがこの技を今までおぬしに見せなかったか、分かるか?」
「それはこの技が、あまりに危険すぎるからじゃ」(夜一)

 

「なぜだ? 私は貴様より強い! 私は貴様を…超えたはずだ!」
「100年の隔絶は、貴様に衰えを、私に力をもたらしたはずだ!」

「それなのになぜ、貴様はまだ私の前に立っている! 貴様はまだ、私を支配し続ける!」
「答えろ、夜一!」(砕蜂)

 

「(夜一との)初めての出会いは、神との対峙に近かった」(砕蜂)

 

「私は…強くなりたかった。誰よりも強く」(砕蜂)

 

「(夜一には)憧れた、強烈に。その感情はもはや、憧れを超えて崇拝に近かった」(砕蜂)

 

「わしはおぬしの力を見込んでここへ呼んだのじゃ。呼び方などなんでもよい」
「働きに期待しておるぞ、砕蜂」(夜一)

「はい。私の全ては、夜一様のために」(砕蜂)

 

「気にする必要はない」
「わしがもうよいと言うたら、もうよいのじゃ」(夜一)

 

「いえ、まだ足りませぬ」
「夜一様をお守りするためには、まだ力が…いえ、何もかもが足りませぬ」(砕蜂)

「もうよい」
「お前は、わしと似ている。まるで妹のような気さえすることがある」(夜一)

 

「いつまでも、おそばでお守りいたします。いつまでも…」
「幸福だった。そう、あの時までは…」(砕蜂)

 

「突然だった。あなたは別れすら告げることなく、私の前から姿を消した」
「嘘つき…」(砕蜂)

 

「私は貴様を許さぬ、夜一! 私の尊敬と信頼を裏切った貴様を、絶対に!」(砕蜂)

 

「なぜだ? なぜ…なぜ私を、連れていって下さらなかったのですか?」
「夜一様…」(砕蜂)

「しばらく会わないうちに、強くなったのう」(夜一)

 

「気に入らねえ! 俺はてめえを倒すぜ」
「俺の力を全部懸けて、てめえの力の全てを1つ残らず叩き潰してやる」(一護)

 

「てめえの手で、てめえの妹を処刑するだと?」
「ふざけんじゃねえ!」

「てめえの理屈も、てめえの都合も、どっちも知ったこっちゃねえ!」
「ただルキアの前で二度とそんな口聞かせねえ!」(一護)

 

「安い挑発だ。なんとわめこうが私の心は変わりはせぬ」
「ルキアと、そして貴様の運命もな」(白哉)

 

「卍解だと? 図に乗るな、小僧。貴様ごときが私の卍解を受けて死ぬなど、千年早い」(白哉)

 

「もう一度言うぜ、朽木白哉!」
「卍解して俺と戦え。俺は絶対にてめえを倒す!」(一護)

 

58話

「よかろう。それほど強く望むのならば、私の卍解、その目に強く刻むがよい」
「案ずるな、後悔などさせぬ。その前に貴様は私の前からチリとなって消え失せる」(白哉)

 

「千本桜の真髄は、数億にも及ぶ刃による、死角皆無の完全なる全方位攻撃」
「貴様の斬魄刀の能力は確かに高い。だが…」
「鈍重極まる大技だけでは、千本桜をかわすことなど永劫叶わぬ」(白哉)

 

「(結界は)誰がどう動くか予測がつかない。あいつ(雛森)を外敵から守るためだ」(日番谷)

 

「二度も三度も言わねえぞ」
「俺の言葉は信じられなくても、てめえの目なら信じられるだろう、朽木白哉!」(一護)

 

「なるほど…きょく刑といい卍解といい、貴様はよほど我々の誇りを踏みにじるのを好むと見える」

「ならば、その身に刻んでやろう。誇りを穢すということは、どういう報いを受けるのかをな」(白哉)

 

「我々の誇りか…どうもその我々の誇りってやつが、ルキアを殺すこととつながってるみてえだな」

「だったらあんたの言う通り、俺はそいつを踏みにじるぜ」
「そのために手に入れた、力だ!」(一護)

 

「ありがとう、心配してくれて。でも、ダメだよ、私達は行かなくちゃ」(織姫)
「ああ、仲間だからな」(雨竜)

 

「悔いるがいい。今の一撃で私の喉を裂かなかったことをな」
「奇跡は一度だ。二度はないぞ、小僧!」(白哉)

 

「『奇跡は一度』だったよな? じゃあ二度目はなんだ?」(一護)

 

「よかろう。ならばその(卍解の)力ごと、全て押し潰してくれる!」(白哉)

 

59話

「でも、分かるよ」
「霊圧がどんなに大きくなっても、根っこの匂いは変わってない」
「黒崎君の他に、こんな人いないよ」(織姫)

 

「甘い相手じゃないってことだよ」
「朽木さんを逃がしただけじゃ、奴等はすぐにまた捕らえに来る」

「本当に朽木さんを助けるためには、相手の全てを叩き折って、朽木さんを処刑するという相手の気構えそのものを砕く以外に方法はないんだ」

「だから黒崎は戦ってる。恐らく、自分の全てを懸けて」(雨竜)

 

「ただの仲間じゃないよ」
「黒崎君にとって、朽木さんは大切な人」
「だって、朽木さんは黒崎君の…世界を変えた人だから」(織姫)

 

「見るがいい、黒崎一護」
「これが、防御を捨て、敵を殺すことだけに全てを捧げた…千本桜の真の姿だ」
「殲景・千本桜景厳」(白哉)

 

「案ずるな。この千本の葬列が、一度に貴様を襲うことはない」
「”殲景”は、私が必ず自らの手で…斬ると誓った者にのみ見せる姿」
「見るのは貴様で2人目だ」(白哉)

 

「(離れた方がいい?) でも、ごめん。ここにいたいの」(織姫)

 

「貴様はよく戦った。幾人もの隊長格を退け、千本桜の斬撃をその身に受けながら、よくぞここまで耐え抜いたものだ」

「だか感じるだろう? もはやその肉と骨が死んでいるのだ」
「所詮は人間、いくら耐えようとも限界がある」

「ここが貴様の限界…終わりだ、黒崎一護」(白哉)

 

「動け、動け! なんのためにここまで来たんだ。勝たなきゃ、何も変えられねえ!」
「勝ちてえ…俺は、勝ちてえ!」(一護)

 

「最後に、もう一回だけ聞いていいか? あんた、どうしてルキアを助けねえんだ?」(一護)
「兄(けい)が私を倒せたなら、その問いにも答えよう」(白哉)

 

「すげえな。悪いけど俺は、そんなすげえ技はねえぞ」
「斬月が教えてくれたのは、”月牙天衝”1つだけ」
「俺に出来るのはもう、1つの斬撃に全ての霊圧を込めることだけだ」(一護)

 

「掟に比すればあらゆる感情に価値などない。そんなくだらぬ感情など元より持ち合わせておらぬ」

「我が朽木家は四大貴族の一、全ての死神の規範にならねばならぬ」
「我等が掟を守らずして、誰が守るというのだ」(白哉)

「悪い、やっぱり俺には分かんねえや」
「俺が…俺がもしあんたの立場だったとしても、やっぱり俺は掟と戦うと思う」(一護)

 

「黒崎一護…私の刀は貴様のその奔放さに砕かれた。私はもはやルキアを追わぬ」
「この勝負…兄の勝ちだ」(白哉)

 

「ご…ごめんね、黒崎君。大丈夫?」
「私、石頭でごめんね。受け止めようとしたんだけど…」(織姫)

 

「(みんな)無事ではないけどね。君のやられっぷりに比べれば、みんな無傷みたいなもんさ」(雨竜)

 

「私なんて全然! 私なんて全然役に立ってないのに、石田君が守ってくれたり、更木さんとかおんぶしてくれたりして、だから全然…全然、危なくなんかなくて」

「ただ…ただ黒崎君のことがずっと心配だっただけで…」
「ごめんね黒崎君、守ってあげられなくて。ありがとう黒崎君、生きててくれて」

「黒崎君が、無事でよかった…」(織姫)

 

60話

「ありがとう、雛森君。君を部下に持てて、本当によかった」
「ありがとう、雛森君、本当にありがとう…」
「さようなら」(藍染)

 

「なんの話? ただの戦術の話さ。敵戦力の分散は戦術の初歩だろう?」(藍染)

 

「(いつから?) もちろん最初からだよ」
「私が隊長になってから、ただの一度も彼以外を副隊長だと思ったことはない」(藍染)

 

「騙したつもりはないさ。ただ、君達が誰1人理解していなかっただけだ」
「僕の本当の姿をね」(藍染)

 

「憧れは、理解から最も遠い感情だよ」(藍染)

 

「あまり強い言葉を使うなよ、弱く見えるぞ」(藍染)

 

「いつの間に? この手に持っていたさ、さっきからずっとね」
「ただ、今この瞬間まで、僕がそう見せようとしなかっただけのことだ」
「すぐに分かるさ」(藍染)

 

61話

「君は強情だからね、阿散井君。朽木ルキアだけ置いて下がるのが嫌だというなら、仕方ない。こちらも君の気持ちをくもう」

「抱えたままでいい、腕ごと置いて、下がりたまえ」(藍染)

 

「随分上手くかわすようになったじゃないか、阿散井君」
「成長したんだね、嬉しいよ。だけど出来れば、あまり粘ってほしくはないな」
「潰さないように蟻を踏むのは、力の加減が難しいんだ」(藍染)

 

「彼女は、僕なしでは生きられない。そういう風に仕込んだ」
「殺していくのは情けだと思わないか?」(藍染)

 

「よーく分かったぜ。あんたはもう、俺の知ってる藍染隊長じゃねえってことがな」
「どんな理由があるか知らねえが、死んでもあんたに、ルキアは渡さねえ!」(阿散井)

 

「もう自分の知る藍染惣右介ではないか? 残念だがそれは錯覚だよ、阿散井君」
「君の知る藍染惣右介など、最初からどこにもいはしない」(藍染)

 

「放さねえぞ…誰が…誰が放すかよ、バカ野郎が!」(阿散井)

 

「払う埃が1つでも2つでも、目に見えるほどの違いはない」(藍染)

 

「残ってるが、俺は戦うぜ」
「おめえだって分かってんだろ。逃げたって無駄だってことぐらいよ」
「だったら、倒すとまでは言わねえが、あいつらなんとか動けねえようにして、堂々とここを下りようぜ」(阿散井)

 

「かわいそうに、まだ意識があるのか」
「実力にそぐわぬ生命力がアダになっているね」
「もうよしたまえ、君達は十分役に立った。君達の役目は終わりだ」(藍染)

 

62話

「鏡花水月の完全催眠は無欠。たとえ分かっていても逃れる術などありはしない」(藍染)

 

「ちょっと、残念やな。もうちょっと捕まっとってもよかったのに」
「さいなら、乱菊…ごめんな」(市丸)

 

「私のこの目に映るのは、最も血に染まる道だけだ。正義は常にそこにある」
「私の歩む道こそが、正義だ」(東仙)

 

「高みを求めて」(藍染)

 

「おごりが過ぎるぞ、浮竹。最初から誰も天に立ってなどいない。君も、僕も、神すらも」
「だが、その耐え難い天の座の空白も終わる」

「これからは…私が天に立つ」(藍染)

 

「お前のきょく刑が決定された時、私は分からなくなっていた」
「掟を守るという父母への誓いと、妹を守るという緋真との約束、どちらを守るべきなのか」

「黒崎一護、礼を言う」
「ルキア…すまぬ」(白哉)

 

63話

「お元気になられたようで何よりです。ですが、ここは総合救護詰所」
「この屋根の下にいる限りは、あなた方の命はわたくし達の手のひらの上にあるということ、お忘れなく」(卯ノ花)

 

「会って話せばなんでも分かるって訳じゃないけど、会えなくなっちゃったら、なんにも分かんないんだしさ」(乱菊)

 

「(雛森に)言葉をかけてあげてはくれませんか。彼女は、自分を必要としてくれる誰かの呼びかけの声を待っているんです」(卯ノ花)

「今の俺には、そいつにかけてやれる言葉はないんですよ」(日番谷)

 

「すごいな私、気づいちゃったよ。井上織姫15にして、初めて冴え渡る女のカン!」(織姫)

 

「あ…すまぬ。早くわびに来ねばと、思い続けていた」
「だが、私は臆病者で逃げてばかりで、こんなにもここへ来るのが遅くなってしまった。すまぬ、本当に私は…」(ルキア)

「もういい」
「もういいんだよ、長々謝んな」
「事情もなんも、浮竹から聞いて知ってる。おめえが悪いわけじゃねえってことも、一番悔いてんのはおめえだってこともな」

「だから、おめえの口から一言わびが聞けりゃ、それで全部チャラにしようとずっと心に決めてた。だから…もういいんだ」(空鶴)

 

「お前には一番に言わねばと思っていたところだ」
「私はここに、ソウル・ソサエティに残ろうと思う」(ルキア)

「そうか。よかった」
「いや、お前が自分でそう決めたんなら、残りたいって思えるようになったんなら…」
「いいんじゃねえか、それでよ」(一護)

 

「ありがとう、ルキア。おかげで、やっと雨はやみそうだ」(一護)

 

「(もう会えない?) それはねえな」
「じじいの話、聞いたろ? 戦いはまだ終わってねえ。奴とはいずれ必ず会うさ」
「なんたって俺と奴とは…似た者同士なんだからよ」(更木)

 

「忘れたのか? 黒崎。君と僕は死神とクインシー、次に会う時は敵同士だ」(雨竜)

 

「私らは、大負けしてるところから始めたわけで、そこをやっと仕切り直したわけじゃないっすか」

「これからも黒崎さん達に頑張ってもらって、それ次第ってとこっすか」(浦原)
「わしもお前も、ロクな死に方をせんじゃろうな」(夜一)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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