アニメ「BLEACH(ブリーチ) 破面(アランカル)篇」の名言・台詞をまとめていきます。
目次
→BLEACH(破面・出現篇、110話)
→BLEACH(破面・虚圏潜入篇、138話)
→BLEACH(破面・激闘篇、152話)
→BLEACH(破面・VS.死神篇、190話)
→BLEACH(過去篇、206話)
→BLEACH(破面・空座決戦篇、215話)
→BLEACH(破面・滅亡篇、267話)
BLEACH 破面・出現篇
→BLEACH(1話)
→破面・出現篇(116話)
→破面・出現篇(122話)
110話
「人間が存在する以上、虚(ホロウ)がいなくなることはないのだろう」(茶渡泰虎)
「ぶっちゃけ”便所っす”って嘘ついて学校を抜け出すの、やってみたかっただけなの」(井上織姫)
「(何者?) あんまし騒ぎなや、黒崎一護」
「お前みたいな霊圧の奴が、そない簡単にざわついたらあかん」(平子真子)
「世界に響いて、感づかれるで」(平子)
「俺は死神からホロウの領域に足を踏み入れた者」
「言うたやろう? ”仲ようしてや”って」(平子)
「俺は”仮面の軍勢(ヴァイザード)”」
「お前の同類や」(平子)
「俺等んとこへ来い、一護」
「お前はそっち側におるべき人間やない」(平子)
「こいつ、なんて霊圧だ」
「やはり大虚(メノスグランデ)のたぐいか」(石田雨竜)
「だが問題はない」
「残った僅かな霊力だけでも、戦うすべはある」(雨竜)
「やれやれ…」
「無様な姿だな、雨竜」(石田竜弦)
「(竜弦?) 父親の名を呼び捨てか」
「相変わらずだな、雨竜」(竜弦)
111話
「超速再生など取るに足らん」
「それをさせる前に片づければいいだけのことだ」(竜弦)
「(能力を捨てた?) だから、お前はバカだというんだ」
「言ったろう? ”私には興味がない、お前には才能がない”と」(竜弦)
「石田竜弦」
「好むと好まざるとに関わらず、それが先代・石田宗弦から全ての力と技術を継承し」(竜弦)
「最後の滅却師(クインシー)を名乗ることを許された、ただ1人の男の名だ」(竜弦)
「雨竜…お前は未熟だ」
「未熟なまま尸魂界(ソウル・ソサエティ)へと向かい、そしてその未熟な力すらも失った」(竜弦)
「そして、己の小さな自尊心に突き動かされるまま動き、何も果たせず終わった」
「だが…私なら、お前のその失った力を元に戻してやることが出来る」(竜弦)
「信じられないか? だが事実だ」
「ただし、それには1つ条件がある」(竜弦)
「今後一切、死神には関わらんと誓え」(竜弦)
「ホロウさんよ、悪いが今ちょっと一護は留守でね」
「代わりと言っちゃあなんだが、俺と遊んでいかねえか?」(黒崎一心)
「俺は死神だ」
「おめえらの仲間じゃねえ」(黒崎一護)
「(いつから?) 最初からだよ」
「真咲の墓参りの日に初めておめえが一護の体に入ってんのを見た時からず~っと」(一心)
「思い出せよ」
「おめえが一護の体に入ってる時は、俺は一度も”一護”って呼んじゃいないぜ」(一心)
「あんたが俺に興味なくても、こっちはあんたを斬りにきてんだ」
「相手してもらえないと困るね」(一心)
「隊長クラスの死神は、全員斬魄刀のサイズをコントロールしてるんだよ」(一心)
「でねえと、どいつもこいつもビルみてえな刀を振り回すことになっちまう」
「今のお前みたいにな」(一心)
「覚えとけ、斬魄刀のでかさで相手の強さは測れねえ」
「死神語るのはそれからだ、坊主」(一心)
112話
「討てましたか?」
「敵(かたき)…」(浦原喜助)
「俺がこの20年の間で、欠片も晴れねえほど恨んでることがあるとすれば…」
「そいつはあの夜、真咲を救えなかった俺の無力だけだ」(一心)
「今でこそあのレベルだが、崩玉の力は絶大だ」
「奴(藍染)はすぐに実戦で使えるところまで研究を進めるだろうぜ」(一心)
「そして完成した真の破面(アランカル)と、メノスの軍勢を従えて…」
「世界を潰しに現れる」(一心)
「なんとかしましょう」
「いずれにしろこの事態だ」(浦原)
「敵味方はともかくとして、み~んな動きますよ」
「ヴァイザードも、私達も…そして、ソウル・ソサエティも」(浦原)
「織姫はね! 嫌なことをされても嫌な顔できない、いい子なのよ」(本匠千鶴)
「そんなことも分からずにむやみに抱きつくようなバカは」
「この世に存在する価値などないわ!」(千鶴)
「お前まさか昨日の今日で、もう俺が諦めた思うてんちゃうやろうな?」(平子)
「しつこいで、俺は」
「お前が”うん”言うまで、いつまででもまとわりつくで」(平子)
「もう遅いねん」
「ヴァイザードはいっぺん発症したら、二度と元には戻らへん」(平子)
「お前がどう思おうが、お前はもうこっち側やねん、一護」(平子)
「みんな仲間やと思うてんねやろう? お前」
「違うで、仲間でおれんのは今だけや」(平子)
「今のまま死神でおり続けたら、お前はいずれ必ず…内なるホロウにのまれて正気を失う」
「そうなったらしまいや」(平子)
「お前の力は全てを壊すで」
「仲間も、未来も、ぜ~んぶ巻き込んで粉々にのう」(平子)
「俺と来い、一護」
「正気の保ち方、教えたるわ」(平子)
「何モタくさしてんねん!」
「がしんたれが!」(猿柿ひよ里)
「さっさと言いくるめて連れてこい言うてるやろう!」
「(言うこと聞けへん?) なら早(は)よう力ずくで連れてきい」(ひよ里)
「黒崎君に聞いても、きっと黒崎君は”なんでもない”って答えると思うから」
「あなたに直接聞きにきたの」(織姫)
「平子君、あなた達は何者?」
「黒崎君をどうしたいの?」(織姫)
「”姫”に”虎”かい、大層な名前やのう」
「うちらなんか”猿”に”平”やぞ、うらやましいのう、こら!」(ひよ里)
「よせ、井上!」
「分かるだろう? 俺達の力じゃ、あの速度には追いつけない」(茶渡)
「それにもし追いつけたとしても…確実に殺される」(茶渡)
「うち…嫌いや、人間」
「死神も…嫌いや」(ひよ里)
「力を…クインシーの力を取り戻したい」
「借り物の力ではなく、僕自身の力を」(雨竜)
「誓います」
「僕は二度と…死神とも、その仲間とも関わらない」(雨竜)
113話
「1つ頼まれてくれるか? 井上」(茶渡)
「俺達が現場に着いた時、もしそこに生き残っている人がいたら」
「お前はその人を連れて下がってくれ」(茶渡)
「戦いたいのは分かる、だが俺にケガ人は治せない」
「生き残っている人を助けられるのは、お前だけなんだ」(茶渡)
「1人だ、それ以外を殺す必要はない」(ウルキオラ・シファー)
「今、現世でまともに戦えるレベルの霊圧を持ってるのは、多くて3人だと聞いている」
「それ以外はゴミだ、捜し出すのはたやすい」(ウルキオラ)
「よく見ろ、バカ。お前が近づいただけで魂が潰れかかっているだろう」
「ゴミの方だ」(ウルキオラ)
「ヤミー。お前もうちょっと探査神経(ペスキス)を鍛えて」
「自分で判断できるようになれ」(ウルキオラ)
「ひと目見れば分かるだろう」
「そいつも、ゴミだ」(ウルキオラ)
「きっと茶渡君は分かってたんだ」
「この人達がすごく強くて…自分でも私でも歯が立たないってこと」(織姫)
「そう思ったから茶渡君は、たつきちゃんと私をかばって…」
「1人で戦ってくれたんだ」(織姫)
「回復術か?」
「いや違う、これは回復術じゃない」(ウルキオラ)
「時間回帰か、空間回帰か」
「どちらにしろ、回復とは別の何か」(ウルキオラ)
「見たことのない能力だ」
「妙な人間だ…女」(ウルキオラ)
「なんとか…なんとか持ちこたえなきゃ、黒崎君が来るまで」
「ダメ! どうしてすぐ黒崎君に頼ろうとするの?」(織姫)
「2回もソウル・ソサエティに行ったのに…私は、何も出来ずに帰ってきた」
「せめて、今の黒崎君には負担をかけたくない」(織姫)
「黒崎君が何に悩んでるのかは分からないけど」
「黒崎君に頼らずに、この人達を追い返して、少しでも安心させてあげなくちゃ」(織姫)
「私に出来ることは、きっとそれぐらいだから」(織姫)
「椿鬼! 孤天斬盾(こてんざんしゅん)」
「たつきちゃん、茶渡君、石田君、黒崎君」(織姫)
「私は…みんなみんな、私が守るから」
「拒絶する!」(織姫)
114話
「謝んねえでくれ、井上」
「心配すんな、俺がこいつらを倒して…終わりだ」(一護)
「バカが…相手の力量も測らんうちに飛び出すからだ」
「だからペスキスを鍛えろというのだ」(ウルキオラ)
「しかしあのガキ、ヤミーの鋼皮(イエロ)を切り裂いて腕を落とすとは…」
「卍解を手に入れて間もないと聞くが」(ウルキオラ)
「相当な霊圧硬度だ」
「だがこの程度では、藍染様の脅威になると思えんが」(ウルキオラ)
「俺がてめえを拒否したら、今度は俺の邪魔をするってわけかよ」(一護)
「妙だ、あのガキ…急に霊圧の揺れがでかくなった」
「しかも揺り幅が尋常じゃない」(ウルキオラ)
「低い時の霊圧はゴミみたいなもんだが、高い時は俺よりも上だ」
「どういうことだ? 一体」(ウルキオラ)
「(どうやって?) ご覧のとおりっす」
「弾くと周りが危ないんで、同じようなものをぶつけて相殺させてもらいました」(浦原)
「信じられないなら1つ、お見せしましょう」(浦原)
「(逃げる?) らしくない挑発だな」(ウルキオラ)
「貴様ら2人がかりで、死に損ないのゴミ共を守りながら俺と戦って」
「どちらに分があるか分からんわけじゃあるまい」(ウルキオラ)
「さしあたっての任務は終えた、藍染様には報告しておく」
「”あなたが目をつけた死神もどきは、殺すに足りぬゴミでした”…とな」(ウルキオラ)
「瞬閧状態で打撃しなかったわしのミスじゃ」
「アランカル共の外皮に、あれほどの霊圧硬度があるとはのう」(四楓院夜一)
「喜助、奴等手強いぞ」
「少なくともわしやおぬしの予想よりは遥かにのう」(夜一)
「ダメダメ、ダメ!」
「私が落ち込んでどうする」(織姫)
「謝らないで」
「私が勝手に飛び込んで、私が勝手にケガしただけだから」(織姫)
「全然、痛くなんかないから」
「だから、そんな顔して謝らないで」(織姫)
「どうしてだ?」
「チャドもやられた…たつきも死にかけた」(一護)
「みんな俺が弱いせいだ」
「謝る以外に、どうしたらいいのか分かんねえよ」(一護)
「(なんで現世に?) 上の命令だよ」
「”アランカルとの本格戦闘に備えて現世に入り、死神代行組と合流せよ”ってな」(阿散井恋次)
「なんだよ、お前」
「相手が何者かも分からず戦ってやがったのかよ」(阿散井)
115話
「気にすんな、恋次」
「人間共のたわ言だ」(斑目一角)
「敗北が恐ろしいか? 仲間を守れぬことが恐ろしいか?」
「それとも…貴様の内なるホロウが恐ろしいか!?」(朽木ルキア)
「敗北が恐ろしければ、強くなればいい」
「仲間を守れぬことが恐ろしければ、強くなって必ず守ると誓えばいい」(ルキア)
「内なるホロウが恐ろしければ、それすら叩き潰すまで強くなればいい」
「ほかの誰が信じなくとも、ただ胸を張ってそう叫べ」(ルキア)
「私の中にいる貴様は、そういう男だ!」(ルキア)
「うるせえんだよ、てめえ(ルキア)は」
「行くぜ」(一護)
「井上、俺…」
「俺は…俺は強くなる」(一護)
「強くなって…次は絶対、お前を守るから」(一護)
「ありがとう、黒崎君」
「ありがとう、朽木さん」
「おかえり」(織姫)
「なんだ? てめえは」
「何見てんだ?」(斑目)
「おろして、すり身にして、丸めて、カリッと揚げて」
「しんじょにして食うぞ、こら!」(斑目)
「あんた達もモタモタしない」
「ここは引きあげるわよ、ボンクラ」(松本乱菊)
「そのボンクラには、俺も入ってんじゃねえだろうな?」(日番谷冬獅郎)
「まさか、隊長は別ですよ」
「最近隊長、被害妄想強いですよ」(乱菊)
「違う! (選抜は)実力で選ばれたのだ」(ルキア)
「アランカルは確かにホロウの面を剥ぐことで生まれる」
「だが、その辺のホロウの面を剥いだところで、大したもんは出来やしねえ」(日番谷)
「本気でソウル・ソサエティに戦争を仕掛けるつもりなら」
「アランカル化の対象はおのずとメノス以上に限られる」(日番谷)
「はっきり言う」
「この最上級大虚(ヴァストローデ)級の戦闘能力は、隊長格より上だ」(日番谷)
「アランカル化によって、メノス共が手に入れる力は未知数だが」
「隊長格が3人抜け、それがそのままメノス共の上についた今、これだけは言える」(日番谷)
「もし現時点で藍染の元に、このヴァストローデ級が10体以上いたら…」
「ソウル・ソサエティは終わりだ」(日番谷)
116話
「(殺す価値なしと判断?) はい」
「”我等の妨げとなるようなら殺せ”とのご命令でしたので」(ウルキオラ)
「ぬりいなぁ!」
「こんな奴等、俺なら最初の一撃で潰してるぜ」(グリムジョー・ジャガージャック)
「理屈がどうだろうが、”殺せ”ってひと言が命令に入ってんなら」
「殺した方がいいに決まってんだろうが、ああ?」(グリムジョー)
「同感だな、いずれにしろ敵だ」
「殺る価値はなくとも、生かす価値など更にない」(シャウロン・クーファン)
「グリムジョー」
「我々にとって問題なのは、今のこいつじゃないってことは分かるか?」(ウルキオラ)
「藍染様が警戒されているのは現在のこいつではなく、こいつの成長率だ」
「確かにこいつの潜在能力は相当なものだった」(ウルキオラ)
「だがそれは、その大きさに不釣り合いなほど不安定で」
「このまま放っておけば自滅する可能性も」(ウルキオラ)
「こちらの手駒に出来る可能性もあると俺は踏んだ」
「だから殺らずに帰ってきたんだ」(ウルキオラ)
「それがぬりいって言ってんだよ!」(グリムジョー)
「そいつがてめえの予測以上にでかくなって、俺等に盾突いたら」
「てめえはどうするってんだよ!」(グリムジョー)
「その時は、俺が始末するさ」(ウルキオラ)
「まあとりあえず、私は織姫んとこ泊めてもらうわ」
「(許可?) 取ってないけど、あの子は頼めば嫌とは言わないわよ」(乱菊)
「気遣いは無用だ、何よりてめえの世話にはならねえ」
「自分の寝床ぐらい自分で探すさ」(斑目)
「やっぱり、朽木さんはすごいな」
「ちょっとだけ、うらやましいや…」(織姫)
「私、嫌な子…ですよね」
「黒崎君が元気になればそれだけでいいって…そう思ってたはずなのに…」(織姫)
「朽木さんが戻ってきて、黒崎君を元気にしてくれて、すごく嬉しかったはずなのに…」
「なのに…なのに…私、朽木さんに嫉妬してる」(織姫)
「朽木さんは優しくて強くて綺麗で、黒崎君を元気にしてくれて」
「大好きなのに…」(織姫)
「なんで私、こんな…学校ではそんなこと思わないのに」
「家に帰って1人になると全然ダメなの…」(織姫)
「やだ…私、かっこ悪い」
「いやらしいよ…」(織姫)
「バカね…そのままでいいのよ」
「あんたも、朽木も」(乱菊)
「一護はまだ1人で立てないガキだから、今のあの子には、あんたも朽木も必要なの」(乱菊)
「妬いて何がかっこ悪いの?」
「あんた、そうして自分の重いところちゃんと受け止めようとしてるじゃない」(乱菊)
「知ってる?」
「そういうの、逃げ回って相手にぶつけた方がどんなに楽か」(乱菊)
「逃げずに受け止めようとしてるだけ、あんた十分かっこいいのよ、織姫」(乱菊)
「思ったとおりだ、メチャメチャ増えてやがる」
「ソウル・ソサエティから援軍を呼びやがったか」(グリムジョー)
「御託並べてねえではなから叩いときゃ、こんな面倒にはならねえのによ」
「だからてめえはぬるいってんだ、ウルキオラ」(グリムジョー)
「(美味しい?) よかった! いくら作っても誰も食べてくんないから」
「もしかしたら私の舌の方がおかしいのかと思ってたの」(織姫)
「全員、捕捉は完了したか?」
「遠慮も区別も必要ねえ」(グリムジョー)
「少しでも霊圧のある奴は、残らず皆殺しだ!」
「1匹たりとも逃がすんじゃねえぞ」(グリムジョー)
117話
「構えろ、松本」
「来たぜ」(日番谷)
「(当たり?) いいや」
「多分てめえが、1番のハズレだぜ」(日番谷)
「ハズレかどうかなんてのは…戦ってから決めるもんだぜ」(一護)
「死んでいた…」
「一護が来るのがあと一瞬遅かったら、俺は確実に死んでいた」(茶渡)
「一護。お前はもう、俺に背中を預けてはくれないのか?」
「俺はもう、お前と並んでは戦えないのか?」(茶渡)
「下がれ、一護」
「私に任せて下がれと言ったのだ」(ルキア)
「肩に力が入りすぎなのだ、貴様は」
「戦う前からそれでは、落とさぬ命まで落とすハメになるぞ」(ルキア)
「なるほど。ならばせめて、斬魄刀の名前だけでも覚えていくといい」
「舞え、袖白雪」(ルキア)
「残念だったな」
「袖白雪は地面を凍らせる剣ではない」(ルキア)
「この円にかかる天地の全てが…袖白雪の氷結領域だ」(ルキア)
「なんだあ? ディ・ロイの奴はやられちまったのかよ」
「仕方ねえ。んじゃ俺が、2人まとめてやるしかねえな」(グリムジョー)
「よろしくな、死神」
「アランカルNo.6(セスタ)、グリムジョーだ」(グリムジョー)
「おい、小僧」
「うまい話があるんだが、乗るよな?」(斑目)
「実は俺等は今晩泊まる宿がねえんだ」
「そしててめえは、今戦いに巻き込まれてやられそうになってる」(斑目)
「そこでだ!」
「俺があいつからてめえを助けてやるから、しばらく俺等をてめえの家に住まわせろ」(斑目)
「どうやらてめえは、俺とは流儀が違うらしいな」(斑目)
「”殺す相手には名を名乗れ”ってのは」
「俺が戦い方を教えた奴に必ず教える最後の流儀だ」(斑目)
「戦いに死ぬと決めた奴なら、自分を殺す奴の名ぐらい知って死にてえはずだからな」(斑目)
「てめえは名乗る必要はねえ、俺の名だけをよく覚えときな」
「てめえを殺す、男の名だ!」(斑目)
118話
「(加勢? 仲間?) どうして分からないかな?」(綾瀬川弓親)
「見なよ、あの楽しそうな顔」
「一角は楽しいんだ、久々の強敵との戦いが」(綾瀬川)
「僕達は加勢しなくちゃいけないんじゃない」
「加勢しちゃいけないんだ」(綾瀬川)
「(仲間が死んだら?) そんなの決まってる」
「本望さ」(綾瀬川)
「どっちだ?」
「強えのはどっちだって聞いてんだよ」(グリムジョー)
「まさかここまで力の差があるとはな」(斑目)
「しょうがねえ」
「今ならほかの連中も自分の敵だけで手一杯で、気づかれることもねえだろう」(斑目)
「あ~あ!」
「こんなとこで使う気なんかなかったのによ!」(斑目)
「よく見とけよ…そんで誰にも言うんじゃねえぞ」
「卍解!」(斑目)
「世辞はやめろよ」
「まだてめえが感心するほどの霊圧は出ちゃいねえはずだ」(斑目)
「すげえかどうかは…死んでから決めろ!」(斑目)
「鬼灯丸は俺と違ってのんびり屋でな」
「せっかく卍解してやってもほとんど眠ったままなんだよ」(斑目)
「だから敵をぶった斬って、敵にぶった斬られて」
「無理やり目を覚まさせてやんねえと、力なんて出やしねえんだ」(斑目)
「こいつが目を覚まし始めると、龍の彫り込みが少しずつ赤く染まる」
「そして全てが赤く染まった時、初めて龍紋鬼灯丸の破壊力は最大になる!」(斑目)
119話
「焦燥・歯がゆさ・いらだち…」
「おの頃の俺は、そんなもんでいっぱいだった」(斑目)
「ソウル・ソサエティは俺のいる場所じゃない」
「どこにも居場所はない」(斑目)
「戦いと痛み」
「それだけが俺にとっての真実だった」(斑目)
「帰った方がいいよ。今日は剣ちゃんの機嫌がいいから」
「あんた、絶対にやられちゃうよ」(草鹿やちる)
「頭悪いなあ」
「機嫌がいいとね、手加減しなくなるから。楽しんじゃうから」(やちる)
「初めてだぜ」
「ここに来てこんなに楽しいのはよ!」(斑目)
「剣ちゃん、笑ってる!」
「でも残念、もうすぐ終わっちゃう」(やちる)
「楽しかったぜ、久しぶりに遊んだ」(更木剣八)
「悪いな、戦えなくなった奴に興味はねえんだ」
「わざわざとどめを刺してやる義理もねえしな」(更木)
「てめえも戦いが好きなら、”殺せ”だなんだとわめくんじゃねえ」
「負けを認めて死にたがるな、死んで初めて負けを認めろ」(更木)
「負けてそれでも死に損ねたら、そいつはてめえがツイてただけのことだ」
「そん時は生き延びることだけ考えろ」(更木)
「生き延びて、てめえを殺し損ねた奴を殺すことだけ考えろ」(更木)
「俺は、手ぇ抜いて戦ったわけじゃねえ」
「死に損ねたのは、てめえの運だ」(更木)
「生きろ」
「生きて、俺をもう一度殺しに来い!」(更木)
「当たりめえだ」
「奴がいるなら、たとえ地獄だろうが俺は行くぜ」(斑目)
「いいか、お前達の出身・年齢・経歴は一切問わねえ」
「何1つここでの立場を制限しねえし、保証もしねえ」(更木)
「ただ1つ!」
「俺がお前達に求めるのは…強さだ」(更木)
「(どうして強く?) 超えたい奴がいる」(阿散井)
「今日で終わりだ」
「もう教えることは何もねえよ」(斑目)
「あとはてめえでなんとかしな」
「一生、俺のマネだと言われたくなけりゃな」(斑目)
「俺は隊長になる気はねえ」
「隊長になるってことは、更木隊長の下で戦えねえってことだ」(斑目)
「てめえの望みが朽木白哉を超えることなら、俺の望みは1つ」
「あの人の下で戦って死ぬ…それだけだ」(斑目)
「やっぱり…生きてると思ってたよ、一角」(綾瀬川)
「当ったりめえだ。今日の俺はツイてんだぜ、最高にな」(斑目)
120話
「危険…あなたは危険、私達にとって危険」
「危険は敵、敵は…排除」(紬屋雨)
「おい! ナメてんのか? 死神」
「俺はそのままのてめえを殺す気なんかねえんだよ」(グリムジョー)
「加減してやってるうちにとっとと出せよ、てめえの卍解を」
「でねえとてめえも、そこに転がってる死神みてえに…穴開きにするぜ」(グリムジョー)
121話
「あんた達、最初ここへ来た時すごい速さで移動してきたじゃない」
「あのくらいで来なさいよ」(乱菊)
「あれ、なんて技?」
「(ソニード?) 私達のはね…”瞬歩”っていうのよ」(乱菊)
「こんなもんが卍解かよ」
「がっかりさせんじゃねえよ、死神」(グリムジョー)
「卍解になってまともになったのはスピードだけか?」
「ああ?」(グリムジョー)
「上等じゃねえか、死神!」
「これでようやく、殺しがいが出てくるってもんだぜ」(グリムジョー)
「ふざけんな!」
「勝負がつかなくて命拾ったのはてめえの方だぜ、死神!」(グリムジョー)
「俺の名を忘れんじゃねえぞ」
「そして、二度と聞かねえことを祈れ」(グリムジョー)
「グリムジョー・ジャガージャック」
「この名を次に聞く時は、てめえの最後だ死神」(グリムジョー)
「(負けた?) バカ野郎、生きてりゃそれで勝ちじゃねえか」(阿散井)
「嘘つくなよ。お前が俺なら、そうは言わねえはずだぜ」(一護)
「俺は誰も守れちゃいねえ、傷つけた奴を倒せてもいねえ」
「俺は負けたんだ」(一護)
122話
「私は何も怒ってなどいないよ」(藍染惣右介)
「グリムジョーの今回の行動は、御し難いほどの忠誠心の表れだと私は思っているんだ」
「違うかい? グリムジョー」(藍染)
「藍染様、この者の処刑の許可を!」(東仙要)
「私は調和を乱す者を許すべきではないと考える」
「それだけだ」(東仙)
「そうだ、大義だ」
「貴様の行いにはそれがない」(東仙)
「大義なき正義は、殺戮に過ぎない」
「だが、大義のもとの殺戮は…正義だ」(東仙)
「グリムジョー」
「お前がそこで要を攻撃すれば、私はお前を許すわけにはいかなくなる」(藍染)
「また部下で遊ばはって…意地が悪いなあ」(市丸ギン)
「あそこであんなん言うたら、要やったらああすること…」
「最初っから分かってはったやろう?」(市丸)
「問題ないさ」
「所詮は最下級の最下級大虚(ギリアン)だ、予定には寸分の狂いもない」(藍染)
「最上級のヴァストローデをそろえて、十刃(エスパーダ)が完成すれば…」
「我々の道に敵はない」(藍染)
「(力を取り戻せるのか?) 無論だ」
「お前が死にさえしなければな」(竜弦)
「なんだ、その顔は!」
「私のケガに責任でも感じているのか?」(ルキア)
「調子に乗るなよ」
「自分のケガは自分のミスだ」(ルキア)
「貴様に守られるほど、私は弱くはない」
「景気の悪い顔をするな!」(ルキア)
「分かってる」
「ダメなんだ、このままじゃ…」(一護)
「連中は雑魚だ」
「ヴァストローデでもなければ、恐らくはその下の中級大虚(アジューカス)ですらね」(日番谷)
「俺たち隊長格ですら、限定解除なしにはギリアンクラスも倒せねえ」
「それが、あいつらのレベルってことだ」(日番谷)
「俺がお前ら(ヴァイザード)の仲間になる?」
「冗談じゃねえよ! 俺はお前らを…利用しに来たんだぜ」(一護)
「お前らの仲間にはなんねえけど…俺の中のホロウを抑える方法は教えてもらう」(一護)
「一護、1個言うとくわ」
「あんた、勘違いしてるで」(ひよ里)
「うちらは確かに、あんたを仲間にしようと思てるで」
「けどな、それはあんたが決めることとちゃうねん」(ひよ里)
「(どういう意味?) 選択権はこっちにある言うてんねん」
「あんたがうちらの仲間になりたいかどうかやない」(ひよ里)
「うちらがあんたの力を見て、あんたをほんまに仲間にしたいと思うかどうか?」
「それだけや」(ひよ里)
「自分の立場、よう考え」
「あんたに選ぶ権利なんかない」(ひよ里)
「力があれば仲間にしたる」
「ホロウの抑え方も教えたる」(ひよ里)
「けどな、力がなかったら知るかい!」
「どこへなりとも消えて、ホロウになって野垂れ死にい!」(ひよ里)
「あんたがビビってホロウ化したないいうならしゃあない」(ひよ里)
「うちが直接あんたの中のホロウ、引きずり出したるわ」
「力ずくでな!」(ひよ里)
「ビビんなや、一護」
「うちは真子みたいに甘ないで」(ひよ里)
「ビビりよる前にホロウ化せんと…」
「あんた…ほんまに死ぬで」(ひよ里)
123話
「お前もよう分かったやろう? 一護」(平子)
「お前のホロウは、頭やら体やらで考えたぐらいで」
「抑え込めるような代物やないっちゅうことが」(平子)
「合格や!」
「ホロウの抑え方、魂の芯まで叩き込んだるわ」(平子)
「崩玉もアランカルも…藍染惣右介も…よう知っとる」
「何年も何年も前からなあ」(平子)
「なるほど、お前の言うとおり」
「とっととホロウ化を教えたった方が、お前の性にはおうてるのかもしれへんなあ」(平子)
「いくで、一護…後悔しなや」(平子)
「聞こえるか? 一護」
「お前はこれから、一度完全にホロウ化する」(平子)
「食われるな、食い尽くせ」
「食われたらそこで…しまいや」(平子)
「”え~”言うな!」
「おっさんが”え~”言うても、なんもかわいないぞ!」(平子)
「(殺さんとけ?) あたしが死なへんかったらね」(矢胴丸リサ)
124話
「戦う意志のない者に、我が剣は防げぬ」
「終わりだ」(朽木白哉)
「モタクサしなや、一護」
「はよせんと、ほんまにお前を殺さなあかんようになる」(平子)
「幻覚とは心で見るものだ」(狩矢神)
「ここがお前の心によって作られ、そこに私が存在するということは」
「お前自身が私を倒したことを思い悩んでいるということだ」(狩矢)
「貴様は常に戦いが終わったあと、後ろを振り返る」
「倒した敵、守れなかった仲間達」(狩矢)
「それほど戦いによって前へ突き進むのが怖いのか?」
「私と同じ道を歩むことが恐ろしいのか?」(狩矢)
「違う…斬月はこの中にあるんじゃない」
「思い出せ」(一護)
「斬月は俺の…」
「俺の中にある」(一護)
「お前に私は斬れぬ」
「私を倒したことを後悔している、この刃ではな」(狩矢)
「戦いとは永遠に続くものだ」(狩矢)
「1人破っても次に強き者が現れ、その者をたとえ倒すことが出来ても」
「更に強き者が現れる」(狩矢)
「その永劫なる行為に耐える覚悟がなければ、いつかは自身が敗れる」(狩矢)
「力を持った者は、いつか必ず戦いに巻き込まれる」
「我等バウントもそうだった」(狩矢)
「そのとき真っ先に命を落とすのは、お前のような甘い奴さ!」(狩矢)
125話
「剣八だと? なんだ? そりゃ」
「俺はただ、てめえを殺しに来ただけだ!」(更木)
「終わった? 終わっちゃいねえさ」(更木)
「戦いはケンカじゃねえぞ」
「どっちかが生きてりゃ、それは終わりじゃねえ」(更木)
「理由が必要か? 戦いによ」(更木)
「てめえは戦いを求めてる」
「てめえは力を欲してる」(更木)
「そうだろ? 一護」
「力を求める奴は、皆1人の例外もなく戦いを求めてんだよ」(更木)
「力を手に入れるために戦いを求めるのか、戦うために力を求めるのか」
「そんなことは分からねえ」(更木)
「だが、ただ1つ分かってんのは」
「どうやら俺達はそういう形に生まれついたらしいってことだ!」(更木)
「戦いを求め続ける形にな、一護」(更木)
「てめえは本能のうちに戦いを求めてる」
「それ以外に方法はねえからだ」(更木)
「力を手にするためにはな、戦えよ一護!」
「制する力を手に入れたきゃ、剣を取って敵を斬れ!」(更木)
「それ以外に道はねえ」
「てめえの前にも、後ろにもな」(更木)
「悪いな…させねえよ」(一護)
「藍染の狙う重霊地、それは…空座町じゃよ」(山本元柳斎重國)
「10万の魂魄も、半径1霊里の重霊地も、現実離れしとってうまく感覚ではつかめまい」
「かみ砕いて教えよう」(元柳斎)
「藍染がもし文献どおりのやり方で王鍵(おうけん)を完成させた場合」
「空座町とそれに接する大地と人が全て世界から削り取られて消え失せる」(元柳斎)
「(止める手だて?) なくとも止める」
「そのための護廷十三隊じゃ!」(元柳斎)
126話
「(疑った?) バカ野郎」
「いつまでも気にしちゃいねえよ」(日番谷)
「俺は気にしちゃいねえから、おめえも気にせずもうちょい寝て」
「とっとと目の下のクマ、消せよな」(日番谷)
「大体よ、お前それでなくてもガキみてえなんだから」
「他人の何倍も寝ねえと成長止まんぞ」(日番谷)
「松本を見てみろ」
「おめえあと10年は寝続けねえと、あれに追いつけねえぞ」(日番谷)
「雛森! なんべんもなんべんも言わせんじゃねえよ」
「”日番谷君”じゃなくて”日番谷隊長”だ」(日番谷)
「日番谷君はこれから、藍染隊長と戦うの?」
「藍染隊長を…殺すの?」
「お願い、藍染隊長を助けてあげて」(雛森桃)
「(卍解?) や~だなあ!」
「一介のハンサムエロ商人の私が、卍解なんて出来るわけないじゃないっすか」(浦原)
「とにかく、ダメなんですよ私じゃ」
「私の卍解は人を鍛えるとか人に力を貸すとか、そういうのには向いてない」(浦原)
「茶渡さん、あなたの力はまだ伸びる余地がある」
「そしてそれは卍解との戦闘を重ねることで、確実に次のステップへと進むでしょう」(浦原)
「だた1つ気がかりなのは…」
「あなたのその力が、死神のそれともクインシーのそれとも違うものだということ」(浦原)
「やかましいわ!」
「ヤバいとこまでやんのが修行や!」(ひよ里)
「そんな心配そうな顔すんなよ、井上」
「大丈夫だ、藍染は俺が止める」(一護)
「俺はまだ強くなれる」
「今そう感じてるんだ」(一護)
「そうか…黒崎君が驚かなかったのは、頭がついていかないからなんかじゃない」
「強くなってるからだ」(織姫)
「相手の目的は関係ない」
「黒崎君には自分の力とやるべきことが見えてるから、動揺は心の芯までは揺らさない」(織姫)
「本当に黒崎君は強くなってるんだ」
「しかも、前みたいに濃くて怖い感じじゃない」(織姫)
「でも、ただ優しいのとも違う」
「不思議な感じ…」(織姫)
「”かわいい子にはみんな言う”?」
「おかしいなあ、うち言われた覚えないでえ!」(ひよ里)
「精神と肉体を極限まで削り」
「その状態で心臓の洞房結節右19ミリメートルに霊弓の一撃を受ける」(竜弦)
「それが…滅却師最終形態(クインシー・レットシュティール)で失った霊力を取り戻す」
「唯一の方法だ」(竜弦)
「まったく…なぜ五架縛(グリッツ)を使ったのだ?」
「あそこで使っていたのが聖噬(ハイゼン)だったら…手傷くらいは負わせられたものを…」(竜弦)
「だからお前はバカだというんだ、ヘドが出る」
「だがまあ、今日のところは見逃してやる」(竜弦)
127話
「私も…強くなりたいです!」(織姫)
「井上は俺達の仲間だ」
「ソウル・ソサエティでもバウントとの戦いでも、必死に戦ってくれた」(茶渡)
「本人が強くなりたいと言ってるのに、そんな簡単に置いていくことは出来ない」(茶渡)
「感情論じゃないっすか?」
「君は井上さんを死なせたいんすか?」(浦原)
「力をなくした戦士なんて、足手まといだと言ってるんすよ」(浦原)
「ありがとうございます、浦原さん。ハッキリ言ってくれて、よかった…」
「失礼します!」(織姫)
「やめとけ、浦原さんが正しいぜ」
「四番隊は治療専門とはいえ、曲がりなりにも戦闘訓練を積んだ護廷十三隊」(阿散井)
「引き換え井上は能力があるとはいえ、元はただの人間」
「加えてあの性分だ」(阿散井)
「元来戦い向きじゃねえ」
「ここらが潮時なのかもしれねえ」(阿散井)
「嘘じゃないもん! 悔しくなんかないもん!」
「ただ…みんなと一緒に戦えなくて、寂しいだけだもん…」(織姫)
「でも、寂しいのより嫌なの…足手まといになるのは、もっと嫌」
「黒崎君や、みんなの足手まといになるくらいなら…寂しい方がずっといいよ」(織姫)
「戦いにおいて足手まといなのは、”力のない者”ではない」
「”覚悟のない者”だ」(ルキア)
「今までの戦いで足手まといになった者など、1人としていはしない」(ルキア)
「一護も、茶渡も、石田も、ほかのみんなも…」
「そして井上…お前も」(ルキア)
「誰か1人でも欠けていたら、今の私はここにはいない」(ルキア)
「決戦に向けて出来ることは必ずあるはずだ」
「一緒に探そう、井上」(ルキア)
「はい、戦いたいです」(織姫)
「大切なのは”どうあるべきか”ではなく、”どうありたいか”です」(有昭田鉢玄)
「奴(一護)が何も言わぬなら、考えあってのことだろう」
「十分だ。無事なら、それでな」(ルキア)
「私は弱くて、いつも黒崎君の方を振り返りそうになるけど、今は振り返らずに行くよ」
「次に会う時は、黒崎君の背中を見ずに戦えるように」(織姫)
破面・虚圏潜入篇
138話
「(覚醒状態?) 5割だ、予定どおりだよ」
「尸魂界(ソウル・ソサエティ)にとってはね」(藍染)
「当然だ」
「崩玉を直接手にした者でなければ分かるはずもない」(藍染)
「そして恐らく崩玉を開発してすぐに封印し」
「そのまま一度として封を解かなかった浦原喜助すらも知るまい」(藍染)
「封印から解かれて睡眠状態にある崩玉は」
「隊長格に倍する霊圧を持つ者と一時的に融合することで」(藍染)
「ほんの一瞬…完全覚醒状態と同等の能力を発揮するということをね」(藍染)
「起きんかい! この死に損ない!」
「今のでなんべん死んでる思てんねん!」(ひよ里)
「あれやろう?」
「死神いうんは”神業みたいに死にまくる”いう意味やと思てんやろう!」(ひよ里)
「スケベやないわ! 興味津々なだけや」(リサ)
「井上! 遠慮など必要ない」
「我々の最終目的は藍染との決戦だ」(ルキア)
「力を発揮できる者がいるなら、死神だろうと人間だろうと関係ない」(ルキア)
「見ろ、チャッピーの手すら借りたい状況だ」
「”そうだピョン”」(ルキア)
「とにかく、特訓するのだ!」(ルキア)
「歩む時は違っても、友達ってのはいいもんさ」(浮竹十四郎)
「遠慮するな!」
「そのためらいが井上の敵だ」(ルキア)
「四月(よつき)か…」
「心を癒やすには短く…力を蓄えるには更に短い時間だ」(浮竹)
「願わくば、このかりそめの平穏が少しでも長く…」(浮竹)
「だって、藤孔雀の奴ムカつくんだもん!」
「こいつは高飛車だし、偉そうだし、自分のこと世界一美形だと思ってるし」(綾瀬川)
「もう最悪だよ!」
「僕、絶対こいつのこと具象化できないと思うんだよね」(綾瀬川)
「ていうか、菓子折りつけて頼まれてもしてやるもんかあ!」(綾瀬川)
「うちの灰猫なんて」
「わがままだし、気分屋だし、ぐうたらだし、バカだし…」(乱菊)
「ホント反りが合わないって、こういうこというのよね」
「あ~、やだやだ」(乱菊)
「(早すぎる?) 確かに早すぎるが、理由を考えてる暇はなさそうだぜ」(日番谷)
「こっちだって、こいう時のために修行してんだ」
「今行かねえでどうすんだよ!」(一護)
「そんな顔をするな、井上」
「先に行って待っているぞ」(ルキア)
「見せてやるよ」
「この1ヶ月で、俺がどれだけ変わったのかをな!」(一護)
「今の俺が、虚(ホロウ)化してられる時間は11秒フラット」
「その間にかたをつける!」(一護)
「お2人共、ここで休んでて下さい」
「代わりに…私が出ます」(浦原)
139話
「(なんだ?) 悪いな、説明してる暇はねえんだ」(一護)
「2対1は趣味じゃねえ」(斑目)
「どうやら今の力、随分無理して使ってたらしいな」
「仮面外れたら、途端に息が上がってんじゃねえか」(グリムジョー)
「終わりだ、死神」
「俺も随分食らっちまったが、結局はてめえの力じゃ俺には勝てねえってことだ!」(グリムジョー)
「急がなきゃ…大丈夫、私もこの1ヶ月で少しは強くなった」
「きっと今なら役に立てる」(織姫)
「だから待ってて」
「黒崎君、みんな!」(織姫)
「存外、ソウル・ソサエティも無能だな」
「もっとも危険が高いのは、移動の時だということを知らんらしい」(ウルキオラ)
「護衛が2人というのは拍子抜けだが」
「煩わしい拘流の動きが固定されていたのは都合がよかった」(ウルキオラ)
「話をするのに、時間を急ぐのは性に合わんからな」(ウルキオラ)
「俺と来い…女」(ウルキオラ)
「しゃべるな」
「言葉は”はい”だ」(ウルキオラ)
「それ以外をしゃべれば…殺す」
「お前をじゃない…お前の仲間をだ」(ウルキオラ)
「何も問うな、何も語るな」
「あらゆる権利はお前にない」(ウルキオラ)
「お前がその手に握っているのは、仲間の首が据えられたギロチンの紐」
「それだけだ」(ウルキオラ)
「理解しろ、女」
「これは交渉じゃない…命令だ」(ウルキオラ)
「藍染様はお前のその力をお望みだ」
「俺には、お前を無傷で連れ帰る使命がある」(ウルキオラ)
140話
「私おしゃべりな男って嫌いなのよね」
「なんか気持ち悪くって」(乱菊)
「一度攻撃を加えた相手に対して、気を抜きすぎなんだよ、お前は」
「”残心”って言葉、知らねえのか?」(日番谷)
「氷輪丸は氷雪系最強」
「砕かれても水さえあれば何度でもよみがえるさ」(日番谷)
「もうお前に勝ち目はねえ」
「仕込む時間は山ほどあった、俺に時間を与えすぎたんだ」(日番谷)
「お前の武器が8本の腕なら、俺の武器は…この大気にある全ての水だ!」(日番谷)
「悪いな」
「8本じゃ少し足んなかったろう」(日番谷)
「”なんで生きてんだ”っすか?」
「さ~て、なんででしょう?」(浦原)
「あれだけ、山ほど撃つとこ見たんだ」
「もう食らわないっすよ」(浦原)
「分かんない人だなあ…言ったでしょ?」
「そいつは”もう食らわない”って」(浦原)
「さっきの間に、技の霊子構成は解析しました」
「発射に至るまでの筋肉の動きの癖もね」(浦原)
「その2つさえ分かれば」
「かわすことも、タイミングを合わせて相殺することも出来る」(浦原)
「まあ、それなりに難しいっすけど」
「さ~て、シメといきましょうか」(浦原)
「心配すんな、この距離での虚閃(セロ)だ」
「仮面をかぶる頭ごと消してやるよ!」(グリムジョー)
「ナメんじゃねえぞ、死神」
「薄皮1枚凍らせて、それで俺を殺したつもりか?」
「甘えんだよ!」(グリムジョー)
「やれやれ…」
「ほんまは死神の戦いに手ぇ出すん嫌やねんけどなあ」(平子)
「しゃあないわ」
「こんだけ近くでドンパチやられたら、シカトするわけにもいかんしなあ」(平子)
「あ~あ、あんたもうちょい加減して戦えや」
「俺がかわすたんびにそないガンガン壊しとったら、俺気ぃ引けてかわされへんやろう」(平子)
「まったく血の気の多いやっちゃなあ」(平子)
「すまんな、破面(アランカル)」
「あんた強そうやから…加減はなしや」(平子)
「まだ倒したわけじゃない」
「厄介なのはこれからだ」(日番谷)
「どうやら、新たな力を手に入れたらしいな」
「だが、その程度か」(ウルキオラ)
「終わりだ。もはや貴様らにすべはない」
「太陽は既に、俺達の手に沈んだ」(ウルキオラ)
141話
「12時間の猶予をやる」
「その間に、1人にのみ別れを告げることを許可する」(ウルキオラ)
「ただし相手に気づかれれば、その時点で命令違反とみなす」(ウルキオラ)
「刻限は0時」
「それまでに全て片づけて、指示した場所に来い」(ウルキオラ)
「忘れるな」
「別れを告げていいのは、1人だけだ」(ウルキオラ)
「それにしても…あの数の十刃(エスパーダ)が襲来して」
「これだけの被害で済んだのは運がよかった」(日番谷)
「見込みが甘かったんだ」
「奴等の準備は既に整っている」(日番谷)
「こっちも戦いの準備を急がなきゃならねえ」
「だが今から万端整えるとして、どれだけ時間を縮められるか…」(日番谷)
「来ちゃった…」(織姫)
「あのね、黒崎君」
「私、お別れに来たの」(織姫)
「ホントはね、たつきちゃんとか、茶渡君とか、石田君とか、朽木さんとか」
「ほかにもお別れ言いたい人はいっぱいいたんだけど…」(織姫)
「黒崎君の…部屋。そういえば…私、黒崎君の部屋1人で来るの初めてだ」
「黒崎君の…匂いがする」(織姫)
「ダメだ…やっぱり出来ないや…」
「ダメだね私、最後なのにこんなことして…」(織姫)
「黒崎君。私ね、したいこといっぱいあったんだ」
「学校の先生になりたいし、宇宙飛行士にもなりたいし、ケーキ屋さんにもなりたいし」(織姫)
「いっぱい種類のあるドーナツ屋さんに行って、”全部ください”って言いたいし」
「アイスクリーム屋さんでも、”全部ください”って言いたかったし」(織姫)
「あ~あ…人生が5回くらいあったらいいのにな」
「そしたら私、5回とも違う町に生まれて、5回とも違うものをおなか一杯食べて」(織姫)
「5回とも違う仕事して」
「それで5回とも…同じ人を好きになる」(織姫)
「ありがとう、黒崎君」
「さよなら」(織姫)
「good bye , halcyon days.」(織姫のメモ)
142話
「お話は分かりました、山本総隊長」
「それではこれより、日番谷先遣隊が一、六番隊副隊長・阿散井恋次」(阿散井)
「反逆の徒・井上織姫の目を覚まさせるため、虚圏(ウェコムンド)へ向かいます」(阿散井)
「(即時帰還?) それは…井上を見捨てろということですか?」(ルキア)
「いかにも。1人の命と世界の全て、秤にかけるまでもない」(元柳斎)
「恐れながら総隊長殿、その命令には…従いかねます」(ルキア)
「手向かうな」
「”力ずくでも連れ戻せ”と命を受けている」(白哉)
「分かった。だったら、ソウル・ソサエティに力を貸してくれとは言わねえ」
「けど、せめてウェコムンドへの入り方を教えてくれ」(一護)
「井上は俺達の仲間だ」
「俺が1人で助けにいく」(一護)
「ならぬ!」
「おぬしの力は、この戦いに必要じゃ」(元柳斎)
「勝手な行動も、犬死にも許さん」
「命あるまで待機せよ、以上じゃ」(元柳斎)
「たつきを頼む」
「それから…俺に関わるな」(一護)
「私は藍染に井上さんの能力が狙われることを恐れて、今回彼女を戦線から外しました」
「だが遅かった」(浦原)
「彼女の気持ちを考えて、外しあぐねて後手に回った私のミスです」
「だから、私に出来ることは全てお手伝いするつもりっす」(浦原)
「(ソウル・ソサエティに背く?) もともと、あれこれ背いてこっちにいるもんで」(浦原)
「随分と辛気くさい顔をしてるな、黒崎」(雨竜)
「(なんでここに?) 決まってる」
「ウェコムンドへ行くためだ」(茶渡)
「一護…これでも、力が足りないか?」
「俺達を信じろ」(茶渡)
「1人で背負うな、そのための仲間だ」(茶渡)
143話
「(友達?) あいつらには…帰ってから謝る」(一護)
「やれやれ…黒崎さんも相変わらず甘いっすねえ」
「ちょっと冷たく当たったぐらいで、絆を断ち切ってきたつもりでいるんだから」(浦原)
「さて、そうだな…織姫」
「君の力を端的に示すために、グリムジョーの左腕を治してやってくれ」(藍染)
「(回復?) 分からないかい?」
「ウルキオラはこれを”時間回帰”、もしくは”空間回帰”と見た」(藍染)
「これは、事象の拒絶だよ」
「彼女の能力は対象に起こったあらゆる事象を限定し、拒絶し否定する」(藍染)
「何事も起こる前の状態に返すことの出来る能力だ」(藍染)
「それは時間回帰や空間回帰よりも更に上、神の定めた事象の地平をやすやすと踏み越える」
「神の領域を侵す力だよ」(藍染)
「やれやれ…無様だな」
「(霊子の)足場くらい、もう少しまともに作れないのかい?」(雨竜)
「(死神?) 違うね、君は死神代行さ」
「しかも、”ソウル・ソサエティに見捨てられた”ね」(雨竜)
「つまり、今の君は死神でもなければその仲間でもない」
「それに関わっても、なんの制約も受けないってわけさ」(雨竜)
「(屁理屈?) 契約の穴を突いたと言ってもらいたいね」(雨竜)
「滅却師(クインシー)の力は取り戻してやった。あとは、それを生かすも殺すも奴次第だ」
「生きるも、死ぬもな」(竜弦)
「私、ホントにここに来てよかったのかな?」
「私があの人達の傷を治すことで、戦いの渦が大きくなるんじゃないのかな?」(織姫)
「ううん…でも今はどんなことをしても、私に利用価値があると思わせなくちゃいけない」
「せめて、みんなの戦いの準備が整うまで…」(織姫)
144話
「まあ、向こうが感づいてるなら話は早えや」
「近寄ってくる奴を捕まえて、井上の場所を聞き出しちまおうぜ」(一護)
「下がるのはお前だ、一護」(茶渡)
「大虚(メノスグランデ)は通常アランカルの際に人型に変貌するが」
「100%の確率で人型になるのは、最上級のヴァストローデだけらしい」(雨竜)
「残る2つの階級には、アランカル化しても完全な人型にならない者も多く」
「そして、知能の低い奴ほどホロウに近い姿をしているそうだ」(雨竜)
「人型になれないだと?」
「我等は巨大な力を手にするために、人の形を捨てたのだ!」(アイスリンガー・ウェルナール)
「やれやれ…相性ってのは重要だね」(雨竜)
「ここのところ、ずっと同じ敵とばかり戦っていたから」
「そんな初歩的なことも忘れかけていたよ」(雨竜)
「せっかく2対2で戦ってるんだ」
「戦いにくかったら、戦いやすい方と敵を交換すればいいだけの話さ」(雨竜)
「パワーにはパワーで、スピードにはスピードでね」
「さて…反撃といこうか」(雨竜)
「”弓か?”…だって?」
「当然だろう、僕が弓以外の武器を使うと思うのか?」(雨竜)
「これが僕の新たな霊弓…”銀嶺弧雀”だ」(雨竜)
「仮面、壊さない方がよかったな」
「仮面の方が愛嬌のある顔をしていた」(茶渡)
「どうした? 力自慢」
「こんなもんか?」(茶渡)
「悪いね、あいにく僕はただの人間じゃない」
「クインシーさ」(雨竜)
「これは”飛廉脚”というクインシーの高速歩法でね」
「個人的には、死神の瞬歩より上だと思っているよ」(雨竜)
「(クインシーを)知らない?」
「そうか、恥ずべき無知だな」(雨竜)
「(108発?) それじゃあ僕も、1つ教えておこう」
「僕の銀嶺弧雀の連射弾数は…1200だ」(雨竜)
「すまない」
「本当は戦意を失った相手に、とどめを刺すようなマネは好きじゃないんだが…」(茶渡)
「どうやら今回は…そう甘いことも言ってられないらしい」
「巨人の一撃(エル・ディレクト)」(茶渡)
145話
「藍染に伝えろ、そのためにお前は滅却しなかった」
「”真にお前が恐れるべきは死神じゃない、クインシーだ”とな」(雨竜)
「侮りは禁物だよ」(藍染)
「彼等はかつて”旅禍”と呼ばれ、たった4人でソウル・ソサエティに乗り込み」
「護廷十三隊に戦いを挑んだ人間達だ」(藍染)
「(どこに?) 殺しに行くんだよ」
「入った虫を叩くのは早いに越したことはねえだろう」(グリムジョー)
「エスパーダ諸君、見てのとおり敵は3名だ」
「侮りは不要だが、騒ぎ立てる必要もない」(藍染)
「各人自宮に戻り、平時と同じく行動してくれ」
「奢らず・はやらず、ただ座して敵を待てばいい」(藍染)
「恐れるな」
「たとえ何が起ころうとも、私と共に歩む限り、我等の前に敵はない」(藍染)
146話
「必ず戻る!」
「どんな手を使ってもだ」(ルキア)
「私も恋次も、最初からそのつもりだった」
「なぜ貴様はそれを待てぬ?」(ルキア)
「なぜ貴様はそれを信じられぬ?」
「我々は仲間だろう? 一護」(ルキア)
「分かっておればよいのだ」
「二度とこんなくだらぬことを、私の口から確認させるな」(ルキア)
「私が受けたのはお前達を連れ戻せという命だけだ」(白哉)
「連れ戻したあとどうしろという命までは受けていない」
「好きにするがいい」(白哉)
150話
「やめとけ」
「戦場での命の気遣いは、戦士にとって侮辱だぜ」(阿散井)
「一護。お前は私の身を案じてそう言っているのだろうが、らしくない台詞だ」
「言ったはずだ? ”私の身を案ずるな”と」(ルキア)
「私は貴様に守られるためにここへ来たわけではない」(ルキア)
「我等、今こそ決戦の地へ!」
「信じろ、我等の刃は砕けぬ!」
「信じろ、我等の心は折れぬ!」(阿散井)
「たとえ歩みは離れても、鉄の心は共にある!」
「誓え! 我ら地が裂けようとも、再び生きてこの場所へ!」(阿散井)
「心配するな」
「あの女は既に、ウェコムンドに入る以前から藍染様の術中だ」(ウルキオラ)
「女にはこちらへ招いた時点で、多重に心理の檻をかけてある」(ウルキオラ)
「”よく考えられている”?」
「遊びだ、こんなものは藍染様にとってはな」(ウルキオラ)
「君にこれ(崩玉)を見せたことは、私から君への信頼の証しだと思ってくれ」(藍染)
「君の力は”事象の拒絶”」
「起こった物事を否定し、事象そのものを消滅させる」(藍染)
「とてつもない力だ、私には君の力が必要だ」
「織姫。君のその力を、私のために使ってくれるね?」(藍染)
「ありがとう黒崎君、助けに来てくれて」
「だけど、私はここでやるべきことを見つけたの」(織姫)
「それはきっと、私にしか出来ないこと」
「私の力で、崩玉を存在する前の状態に返す」(織姫)
151話
「純粋な者は、それ同士引かれ合うものだ」
「その子が何について純粋なのかは、まだ測りかねるがな」(東仙)
「まともな者なら、誰でも君(市丸)に警戒心は抱くさ」(東仙)
「こっちはエスパーダ、全員倒さなきゃいけねえんだ!」
「エスパーダでもねえ連中に、いちいち卍解なんか使ってられねんだよ!」(一護)
「だから俺は卍解なしでてめえに勝つ!」(一護)
破面・激闘篇
152話
「くだらねえ」
「仲間にケガさせてまで、貫くほどのことじゃねえよ」(一護)
「大丈夫だ」
「俺の後ろには、欠片ほどの霊圧も通さねえ」(一護)
「悪いが(全力を)見せてやれるのは…一瞬だ」(一護)
「”一瞬だ”って…言ったはずだぜ」(一護)
153話
「鬼になるのだ、ニーニョ」
「鬼のように強く、鬼のように悪辣に」(ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ)
「冷酷さに耐えるには、冷酷になるより道はないと知らねばならぬ」(ドルドーニ)
「理由があるなら、それでいい。罪には問うまい」
「ただ…報告はもう少し正確に頼むよ、ザエルアポロ」(藍染)
「なんや、自分の部下がやられたいうのに、えらい楽しんではりますな」(市丸)
「”あの子らがここへ向かって勝ち進んできてんのが楽しいてかなわん”」
「そういう顔してはりますよ」(市丸)
「”楽しむ”か…なぜかな? 確かに、それに似た感情は感じているよ」
「おかしいと思うか? ギン」(藍染)
「まさか」
「不思議と僕も、おんなじ気分ですわ」(市丸)
154話
「(回廊操作?) 嫌やなぁ。してへんよ、そない意地の悪いこと」
「それに僕…悲しい話、嫌いやし」(市丸)
「(命を差し出す覚悟?) あります」
「ですが…今はまだ、それは出来ません」(ルキア)
「私を斬ることで海燕殿のお気持ちが少しでも晴れるのならば」
「この命、喜んで差し出しましょう」(ルキア)
「しかし…私は今、この虚圏(ウェコムンド)に井上を…」
「仲間を助けに来ております」(ルキア)
「井上織姫を助け出すまでは海燕殿がなんと申されようとも」
「この命、差し出すわけにはまいりません」(ルキア)
「自分を見逃す代わりに仲間を差し出せなどと…そんなこと、冗談で言うはずがない」
「海燕殿を…侮辱するな!」(ルキア)
「貴様などが、海燕殿であるわけがない」
「海燕殿が、部下を試すような冗談を言うわけがない」(ルキア)
「海燕殿が、仲間と自分を秤にかけるような言葉を吐くわけがない」
「私が…十三番隊の誰もが心から尊敬した海燕殿は、そんな方では断じてない!」(ルキア)
155話
「信じろ!」
「目の前のこの男ではなく、記憶の中の海燕殿を」(ルキア)
「私に戦いを教え、私に居場所を与えてくれた」
「あの温かな海燕殿を」(ルキア)
「私にとって、もっとも重要なことはそれだ!」
「貴様が海燕殿ではないと証明することだ!」(ルキア)
「その一点さえ明らかならば、私はなんの容赦もなく貴様を斬れる!」(ルキア)
156話
「僕はいいんだよ、白くて」
「白さに誇りを持ってるんだ、僕は」(雨竜)
「悪いな、ペッシェ」
「だがこれで…戦いに集中できる」(雨竜)
「残念だよ。本当は、もう少しあとまで取っておくつもりだったんだけどな」
「さて、続きといこうか」(雨竜)
157話
「”魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー)”」
「滅却師(クインシー)ただ1つの、刃を持った武器だよ」(雨竜)
「勝たなくていいなら、最初から戦争なんか起きゃしないのよ!」(チルッチ・サンダーウィッチ)
「破面(アランカル)は兵士よ、十刃(エスパーダ)はその頭領」
「敵を殺し、勝つために生まれた」(チルッチ)
「許された敗北なんて…ないのよ!」
「どこにもね!」(チルッチ)
「”同じ力”? 少し勘違いをしているな」
「ゼーレシュナイダーの霊圧振動は斬るためのものじゃない」(雨竜)
「振動によって斬った対象の霊子結合を弛緩させ、奪いやすくするためのものだ」(雨竜)
「クインシーの戦いとは、周囲の霊子を収束し、自らの武器として戦うこと」
「それをもっとも強く具現化したのが、このゼーレシュナイダーだ」(雨竜)
「君の霊子はもはや、僕の霊子に等しい」(雨竜)
「それと、もう1つ勘違いだ。ゼーレシュナイダーは剣じゃない」
「クインシーは弓矢以外は使わない」(雨竜)
「すまない、僕の勝ちだ。チルッチ・サンダーウィッチ」
「勝利は確かに…リーチの差だったよ」(雨竜)
「命の選択権は勝者にある、この戦いの勝者は僕だ」
「鎖結を射抜いた、霊力発生の源だ」(雨竜)
「ここで生かすことは彼女にとって侮辱かもしれないが…」
「彼等の流儀に合わせる気はないよ」(雨竜)
「死ぬかどうか、試してみろ」(茶渡)
「今のところ、死ぬ気はない」(茶渡)
「すまない…隠していたわけじゃないんだ」(茶渡)
「ただ俺は…このウェコムンドへ来て」
「自分の中の力に現世にいた時とは違う何かを感じていた」(茶渡)
「その何かに戸惑って、今まで自分の力をつかみ損ねていたんだ」(茶渡)
「だが、ようやくつかんだ」
「どうにかここからは、全力でやれそうだ」(茶渡)
「巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)」
「これが、俺の右腕の真の姿だ」(茶渡)
158話
「今まで俺は気づいていなかった」
「いや…気づきたくなかったのかもしれない」(茶渡)
「このウェコムンドへ来た時、俺は自分の中の力がざわめくのを感じた」
「それはかつて尸魂界(ソウル・ソサエティ)に入った時には感じなかったものだ」(茶渡)
「そのざわめきはここへ来る間も次第に大きくなり続けた」(茶渡)
「そして、お前に攻撃を浴びせられた時」
「初めて俺はそのざわめきが落ち着きを取り戻すのを感じたんだ」(茶渡)
「俺は思った」
「あのざわめきはもしかしたら、喜びのざわめきではなかったか」(茶渡)
「ウェコムンドへ来た俺の力は、帰郷のように喜び・ざわめき」
「同胞の手荒い歓迎によって我を取り戻したのではないか」(茶渡)
「この力を手にしてからずっと、俺は疑問に思っていた」
「俺の力は死神ともクインシーのそれとも違う」(茶渡)
「ならば俺は何者だ?」
「その答えが、やっと見つかった」(茶渡)
「俺の力というやつは、どうやら死神やクインシーよりも」
「虚(ホロウ)に近いものらしい」(茶渡)
「のろくなったか?」
「やはりのろくなったようだな」(茶渡)
「世界には…完全に拮抗する力などないと、俺は思う」
「力というものは、常に変化する動的なものだ」(茶渡)
「わずかな差は常に生まれる」
「今の俺とお前のように」(茶渡)
「その差をより広げた方が…勝つ!」(茶渡)
「そう、俺が分かっていなかっただけで」
「力を手にしたその時から、この右腕に宿っていたのは…防御の力だったんだ」(茶渡)
「そして今回の修行で、俺はようやく自分の中の攻撃の力を見つけることが出来た」
「それがこれだ」(茶渡)
「名を”ディアブロ”」
「悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)」(茶渡)
「戦う時は常に全力だ」
「ほかに戦いようを知らない」(茶渡)
「魔人の一撃(ラ・ムエルテ)」(茶渡)
「俺が力をつかめたのは、あんたが全力で戦ってくれたおかげだ」
「ガンテンバイン」(茶渡)
「ありがとう」
「あんたのおかげで俺はこの先を戦い抜ける」(茶渡)
「命は置いていく」
「幸運を祈る」(茶渡)
159話
「チャドがやられた? そんなはずねえ!」
「信じるんだ」(一護)
「誓ったじゃねえか…”生きて戻る”って」
「信じろ…今は信じるしかねえんだ」(一護)
「茶渡君は死んでないよ」
「死んでない」(井上織姫)
「藍染様のお声がかかるまで、命を保つのもお前の務めだ」(ウルキオラ)
「くだらん」
「俺はお前をあやすためにここにいるわけじゃない」(ウルキオラ)
「分からんな。なぜそうまでして生き死ににこだわる?」
「いずれにしろ、程なくお前の仲間は全滅する」(ウルキオラ)
「それが1人早まったからなんだというんだ?」
「こうなることは最初から予測できたはずだ」(ウルキオラ)
「出来なかったとすれば、その責任は奴等の愚かさにある」(ウルキオラ)
「”バカな連中だ”と笑えば済むことだ」
「なぜそれが出来ない?」(ウルキオラ)
「俺なら、自分の力量も測れずにこのウェコムンドに乗り込んだ」
「奴等の愚昧に怒(いか)るがな」(ウルキオラ)
「(とどめ?) 当たりめえだ」
「雑魚を千匹殺したとして、誰が俺の最強を認める?」(ノイトラ・ジルガ)
「雑魚の命に価値はねえ」
「あるのは…」(ノイトラ)
「(万が一?) ねえよ、そんなもんは」
「俺の体を砕ける奴なんざ、天地のどこにもいやしねえよ」(ノイトラ)
「忘れんな」
「俺がエスパーダ最強だ!」(ノイトラ)
「いろいろと仕掛けは施しといたけど」
「まさかあんな1番安い仕掛けに引っかかる奴がいたとはね」(ザエルアポロ・グランツ)
「僕はエスパーダとはいっても、それほど戦闘能力は高くないんだ」
「僕は研究者だ」(ザエルアポロ)
「ここにいればあらゆる霊性のパターンが手に入る」
「それが僕にとっては何にも勝る悦楽なんだ」(ザエルアポロ)
「なんの勘違いをしてやがんだ?」
「俺はてめえとしゃべりに来たんじゃねえ、てめえらをぶっ潰しに来てんだぜ」(阿散井)
「てめえの素性なんざ知ったこっちゃねえ」
「歓迎なんてごめんだぜ」(阿散井)
「しゃべりたきゃ、俺に斬られながら勝手にしゃべれ」
「ただし、加減してやる気はねえがな!」(阿散井)
160話
「この頃の私は、1つの不安に駆られていた」
「私は本当にここ(護廷十三隊)にいてよいのだろうか?」(ルキア)
「私の心はどこにある?」
「私はなんのためにここにいる?」(ルキア)
「(なんのため?) そんなもんお前、決まってんじゃねえか」
「戦って守るためだろう」(志波海燕)
「朽木。お前、うちの隊長の持論聞いたことあるか?」(海燕)
「”戦いには、2つの種類がある。命を守るための戦いと、誇りを守るための戦い”」
「それが、浮竹隊長の持論だ」(海燕)
「けどな朽木…」
「俺は、それは結局どっちも同じものを守れと言ってるんじゃねえかと思うんだ」(海燕)
「心だよ」(海燕)
「俺が思うに、心ってのは…ここ(手)にあるんだ」
「俺とお前が触れ合う時、心は初めて俺達の間に生まれるんだよ」(海燕)
「心は体の中にはねえ」
「何かを考える時、誰かを思う時、そこに心が生まれるんだ」(海燕)
「もし世界に自分1人しかいなかったら、心なんてのはどこにもねえんじゃねえかな」(海燕)
「悩むことはない」
「お前が心からここにいたいと願うなら、お前の心はここにある」(海燕)
「だがな朽木…お前がこの先戦う時、絶対にしちゃいけねえことが1つある」
「それは…1人で死ぬことだ」(海燕)
「俺達の体は魂魄そのものだ」
「死ねばいずれ体はチリとなり、ソウル・ソサエティを形づくる霊子になる」(海燕)
「そのとき心はどこへ行く?」
「心は仲間に預けていくんだ」(海燕)
「仲間に預ければ、心はそいつの中で生き続ける」
「だから朽木、お前は1人で死ぬな」(海燕)
「思い出したのだ、心の在りかを」(ルキア)
「貴様の中にあるのは、確かに海燕殿の体」
「だが、そこに海燕殿はいない」(ルキア)
「海燕殿の心は、私が預けていただいた」
「さらばだ、エスパーダ!」(ルキア)
「孤独を知っている…捕らわれし者の孤独を」
「喜びを知っている…仲間が助けに来た時の喜びを」(ルキア)
「そして、その仲間が傷つき倒れる恐ろしさを…知っている」
「案ずるな、井上…今、行く…」(ルキア)
161話
「ことごとく予想を出ない物言いだね」
「めまいがするよ」(ザエルアポロ)
「暴れるな」
「卍解を使える個体を直接見るのは初めてでね、正直僕も興奮している」(ザエルアポロ)
「だから、暴れるなよ」
「出来るだけ完品に近い形状で死んでくれ」(ザエルアポロ)
「もはやその太刀筋を観察するまでもない」
「君の攻撃は見えているんだ」(ザエルアポロ)
「予想どおりの反応だ」
「本当に面白いな、君は」(ザエルアポロ)
「(どこへ?) ルキアを助けに行く」
「(死んだ?) 信じねえ」(一護)
「てめえ(ウルキオラ)と戦う理由はねえ」
「てめえは敵だが、てめえ自身はまだ誰も俺の仲間を傷つけてねえからだ」(一護)
「(戦う理由がない?) そうか」
「ウェコムンドに井上織姫を連行したのが俺だと言ってもか?」(ウルキオラ)
「俺と戦う、理由は出来たか?」(ウルキオラ)
162話
「やれやれ…両手を使っても止めきれんとはな」
「少し驚いた」(ウルキオラ)
「今のが全力か?」
「どうやらそうらしいな…残念だ」(ウルキオラ)
「(俺がトップ?) そうか…そいつは残念だったな」(ウルキオラ)
「ああ、第4十刃(クアトロ・エスパーダ)、ウルキオラ・シファー」
「エスパーダ内での力の序列は…4番目だ」(ウルキオラ)
「黒崎一護…お前が俺を倒すことはない」
「たとえ倒せたとしても、俺の上には更に3体のエスパーダ」(ウルキオラ)
「お前が千度立ち上がろうと…」
「お前らの前に勝利はない」(ウルキオラ)
「どうやら、俺はお前を買いかぶっていたらしい」(ウルキオラ)
「お前の進化は、俺のもくろみには届かなかった」
「ここまでだ」(ウルキオラ)
「その体でまだ動けるのなら、すぐにここから立ち去れ」
「動けないなら、そこで死ね」(ウルキオラ)
「お前の道はここで終わりだ、死神」(ウルキオラ)
「まだ気づかないのかい?」
「予想どおりじゃなかったのか?」(阿散井)
「卍解封じがなんだって?」
「データがどうしたって?」(阿散井)
「蛇尾丸は、俺の手足も同然だ!」
「見切っただなんだと、ナメてかかるのは早えって言ってんだよ!」(阿散井)
「どこまでも低能な奴というのは不幸だな」
「君のデータは全て届いていると言ったはずだ」(ザエルアポロ)
「もちろん、君の攻撃速度などはもっとも基礎的な情報さ」(ザエルアポロ)
「言っただろう? 君にはもはや勝つすべも逃げるすべもないと」
「切り札は、使った時点で切り札ではなくなる」(ザエルアポロ)
「とにかく君はもはや、僕が直接手を下すには値しないということさ」
「さて…劇終だ」(ザエルアポロ)
「この建物が殺気石で出来ていないのは、君達にとって不幸だったね」
「壁3枚を隔てた先まで、霊圧が響いている」(雨竜)
163話
「バカが」
「てめえらごときのために藍染が動くかよ」(グリムジョー)
「(どうして?) 左腕の借りだ」(グリムジョー)
「じゃあ、早速で悪いけど確認するよ」
「君がエスパーダか?」(雨竜)
「8番目か…安心したよ、大して強い数じゃなくて」(雨竜)
「ヤミーってのがどうだが知らないが」
「君みたいに隙だらけの奴と戦えて、僕は”スエルテ”とわめきたい気分さ」(雨竜)
「バカが! お前ごときの矢が、この僕に貫通したと思ったか?」
「刺さって貫いたと…そう思ったか?」(ザエルアポロ)
「お前の戦った相手を、僕が知ってる時点でなぜおかしいと思わない?」
「お前の力は既に全て解析済みなんだよ、クインシー!」(ザエルアポロ)
「ボサッとすんな! まだやれんだろう?」
「揚げ足取りはてめえの十八番(おはこ)だろう」(阿散井)
「あいつの手の裏、かく手段はねえのかよ?」(阿散井)
「バカなことを言うな…あるさ」(雨竜)
「(下手を打つ?) 問題ないさ、君が打たなければね」(雨竜)
164話
「確かに、始解の俺とてめえじゃ力の差はでかい」
「接近戦なら分があるとも思っちゃいねえ」(阿散井)
「だがよ…力の差はでかくても」
「さすがにゼロ距離で食らやぁ、ちょっとは痛えだろう」(阿散井)
「(霊圧は封じた?) 世界には、君の知らないものもあるってことさ」(雨竜)
「分かりやすく君達の言葉で今の状況を説明してあげようか」
「アスタ・アキ…終わりだよ、ザエルアポロ・グランツ」(雨竜)
「強力だが術式に時間がかかるのが難でね、1対1の戦いではまず使えない」
「信頼に足る、助けがなければね」(雨竜)
「感謝してるのは本心さ」(雨竜)
「(バケモノ?) ”天才”…と言ってもらおうか」(ザエルアポロ)
「(ウルキオラに)思い知らせてやるさ」
「人の獲物に手ぇ出すことが、どういう報いを受けるのかをな」(グリムジョー)
「てめえも黙って治されてろ!」
「俺は無傷のてめえとケリつけるためにここに来たんだ」(グリムジョー)
165話
「(情け?) 対等の条件で戦いてえんだろう?」
「それとも…負けた時の言い訳に、その傷だけでも取っとくか?」(一護)
「上等だぜ」
「対等の殺し合いといこうじゃねえか」(グリムジョー)
「そんな顔するなって、ネル」
「井上も心配すんな…絶対勝つ」(一護)
「大丈夫、黒崎君は勝つよ」
「だって”絶対勝つ”って言ったでしょう」(織姫)
「怖いからとか、自分をごまかしたりとか」
「そんな理由で黒崎君は”勝つ”なんて言わない」(織姫)
「黒崎君は優しい人だよ」
「強い言葉を使う時は、いつも何かを誓うように言うの」(織姫)
「あれは私達を安心させるためもあるけど、何よりきっと自分に誓ってるんだと思う」
「自分に誓って、その願いを叶えるために言葉にしてるんだと思うの」(織姫)
「だから大丈夫」
「黒崎君が”勝つ”って言ったら、それは絶対勝つ時だよ」(織姫)
「だから…だから、待とうよ」
「信じて…」(織姫)
「いいぜ、これを待ってたんだ。てめえを全力でぶっ潰せる時をな」
「てめえもそうだろう? 黒崎一護!」(グリムジョー)
「俺は許さねえぞ」
「俺がこの傷跡を残してる意味を、てめえは知らなきゃならねえ」(グリムジョー)
「始めようぜ」
「てめえの息の根を止めて、どっちが上か分からせてやるぜ」(グリムジョー)
「あの女を助けにここへ来たと言ったな」
「分かってねえようだから教えてやる」(グリムジョー)
「違うぜ、てめえはここへ戦いに来たんだ」
「てめえには見えてんだよ、本能の示す道筋ってやつがな」(グリムジョー)
「てめえは死神、俺はホロウ」
「負けた側は皆殺し、千年も前からそう決まってんだ!」(グリムジョー)
「戦う理由がほかに要るか!」
「来いよ!」(グリムジョー)
「最後まで立ってた方が生きて戻れる」
「それだけのことだ!」(グリムジョー)
「こいつがエスパーダだけに許された最強の虚閃(セロ)だ」
「王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)!」(グリムジョー)
166話
「わりい…怖いか?」
「このかっこ(仮面)で安心しろっつっても、難しいだろうな」(一護)
「でも言わせてくれ」
「安心しろ…すぐに終わらせるから」(一護)
「いいぜ、黒崎一護!」
「その目だ…その目が、気に食わねえんだよ!」(グリムジョー)
「帰刃(レスレクシオン)形態のエスパーダの戦いだ」
「お前達が恐怖するのも無理はない」(ティア・ハリベル)
「それは根源的な恐怖だ、大事にしておけ」(ハリベル)
「仮面が割れたら、つまんねえだと?」
「笑わせんな!」(一護)
「こっちの台詞だぜ、グリムジョー」
「つまんねえから、その解放状態解くんじゃねえぞ!」(一護)
「怖がっちゃ…ダメ」
「あの目を思い出すと、黒崎君が知らない誰かになってしまったように感じてしまう」(織姫)
「黒崎君の目のどこにも、私なんて映ってないと感じてしまう」
「あの時の、お兄ちゃんのように…」(織姫)
「イツゴはあんたのために戦ってるッスよ!」
「だのになんであんたがイツゴを怖がってるッスか!」(ネル・トゥ)
「イツゴは人間ッス」
「それなのに死神んなって、仮面までかぶって、あんなでたらめな力使って」(ネル)
「イツゴが苦しくないわけないッス!」
「苦しいのに決まってるッス!」(ネル)
「だけどイツゴはあんたのために、そんな力使って、血まみれになって戦ってるッス!」
「あんたが…あんたがイツゴを応援しねえでどうするッスか!」(ネル)
「死なないで…」
「死なないで、黒崎君!」(織姫)
「勝たなくていい…頑張らなくていいから…」
「もうこれ以上、ケガしないで…」(織姫)
「わりいな、グリムジョー」
「どうも俺は…これ以上やられるわけにはいかねえらしい」(一護)
167話
「ふざけんじゃ…ねえぞ! こんな…こんなもんで…勝ったつもりか?」
「この俺によ!」(グリムジョー)
「なんだ、その目は!」(グリムジョー)
「てめえはいつもそうだ」
「どんだけ俺にやられても、どっかで俺に勝つ気でいやがる」(グリムジョー)
「俺より強いと思ってやがる」
「気に食わねえんだよ!」(グリムジョー)
「(人間?) そんなの関係ねえ!」
「てめえが人間だろうが、死神だろうが、アランカルだろうが!」(グリムジョー)
「俺をナメた目で見やがる奴は、1人残らず叩き潰す!」(グリムジョー)
「くだらねえ」
「諦めたきゃてめえら勝手にそこで野垂れ死ね」(グリムジョー)
「どいつもこいつも腰抜けだ」
「いいだろう、食い尽くしてやる」(グリムジョー)
「俺の血肉となって、その先を見ろ」
「俺が…俺が王だ!」(グリムジョー)
「てめえが…てめえだけが勝ちてえわけじゃねえんだ」(一護)
「てめえ言ったよな? ”俺が手始め”だって」
「俺も…そうだ」(一護)
「てめえの言うとおりだ、俺はここにてめえと戦いに来た!」
「てめえを倒すためにだ、グリムジョー!」(一護)
「てめえを倒す、ウルキオラを倒す、藍染を倒す!」
「そしてルキアを…チャドを…石田を…恋次を…井上を連れ戻す!」(一護)
「てめえ1人に負けるわけにはいかねえんだよ!」
「グリムジョー!」(一護)
「ケガ…ケガ、してねえか?」
「井上」(一護)
「よかった」
「いつもの…黒崎君だ」(織姫)
「行こう、みんなが待ってる」(一護)
破面・VS.死神篇
190話
「もうやめろ、グリムジョー」
「てめえの負けだ」(一護)
「てめえが王だか知らねえが、気に食わねえ奴を片っ端から潰して」
「1人だけで王になって…そんなもんの何が楽しいんだ?」(一護)
「俺のことが気に食わねえなら、何回だって戦ってやる」
「だから…今はもうやめろ」(一護)
「”黒崎”か…覚えとくぜ」
「てめえが死ぬまでの、ちょっとの間だがな!」(ノイトラ)
191話
「この宮(きゅう)の中では僕は無敵」
「しかしそんな状態でも君等はよくやったよ」(ザエルアポロ)
「僕の服をあれだけボロボロにしてくれたんだからね」(ザエルアポロ)
「君達のような低劣種がこの僕をこれほどまでにイラつかせ」
「あまつさえ全力で戦わせようとしている」(ザエルアポロ)
「そのことの方が余程…悪い冗談だ」(ザエルアポロ)
「お待たせしてすまなかったね」
「いよいよお待ちかねの第2幕の開演だよ」(ザエルアポロ)
「ああ、いや…すまない、訂正しよう」
「正しくは、いよいよ第2幕の…終演だ」(ザエルアポロ)
「ケガしてるからなんだ?」
「戦いだぜ、不平等が当然だろうが」(ノイトラ)
「戦いってのはもともと不平等と不寛容が産み落とす怪物だ」(ノイトラ)
「”あいつが気に食わねえ”、”あいつになら勝てる”、”あいつが許せねえ”」
「あらゆる理由で敵を作った瞬間から呼吸1つまで戦いのうちだ」(ノイトラ)
「敵の本拠のど真ん中であんだけ派手に戦って、誰にも狙われねえなんて…」
「悪い冗談だぜ、死神!」(ノイトラ)
192話
「当たり前だろう」
「お前(ネル)が俺達をだますわけねえ」(一護)
「俺もほかの連中も、お前を信じてる」
「ネルは俺達を利用なんかしてねえ」(一護)
「昔十刃(エスパーダ)だろうが知ったことかよ」
「俺は、今ここにいるネルを…信じる」(一護)
「勝てるとか勝てねえとか関係ねえ」(一護)
「ネルは…ネルは俺が守る」
「ただそれだけだ」(一護)
「一護のおかげでこの姿に戻ることが出来ました」
「一護が小さな私をずっと守りながら、ここまで連れてきてくれたおかげです」(ネル)
「お礼がしたいの」
「大丈夫。すぐに…終わるから」(ネル)
「教えてやるよ」
「てめえの背中の数字が、今はなんの意味も持たねえってことをな」(ノイトラ)
193話
「技のパワーは同じでも、しょせん偽者は偽者」
「敵じゃねえ!」(阿散井)
「(本当の力?) せっかくの心遣いを申し訳ないが」
「あいにく、こっちはそんなものなんかに興味はないんだ」(雨竜)
「お披露目は邪魔させてもらうよ!」(雨竜)
「悪いが君達に選択権はない」
「鑑賞会は強制参加だよ」(ザエルアポロ)
「やれやれ、少しからかっただけで…少し驚かせただけで目の前以外が見えなくなる」
「誰も同じだな」(ザエルアポロ)
「まるで子供だ、人間も死神も」
「滅却師(クインシー)とやらも何もかも、等しく低劣」(ザエルアポロ)
「お前達が藍染様に滅ぼされることに理由があるとすれば」
「それは…その低劣さが罪なのだ」(ザエルアポロ)
194話
「理性を持つ者は戦いに理由が必要なの」
「あなたにはそれがない」(ネル)
「私があなたと戦う理由はない」
「とどめを刺す義務はないということよ」(ネル)
「(戦う)理由ならあるさ! てめえが気に食わねえ!」(ノイトラ)
「それは理由じゃない、本能よ」(ネル)
「あなた(ノイトラ)は獣よ」
「私はあなたを戦士として認めない」(ネル)
「私の戦うべき相手じゃない」
「戦士でもない者の命を背負う気はないわ」(ネル)
「あなたは大切な友達を傷つけた」
「そのことは償ってもらうわ!」(ネル)
「てめえはまた”獣のやり口”だと言うだろうが、知ったこっちゃねえな」
「戦いってのは勝つか負けるか、理由だのなんだのくだらねえ」(ノイトラ)
「戦いに理由なんてねえんだ、最初から」
「てめえは理由を探して負けた…イラつくぜ」(ノイトラ)
「(利害が重なっただけ?) 志の一致は、全て利害の一致の上にしか生まれないものさ」(ザエルアポロ)
「ネリエル」
「てめえと俺の間にあるのは力じゃねえ、経験の差だ」(ノイトラ)
「てめえがその傷を癒やして虚夜宮(ラス・ノーチェス)にはい戻ってくる前に」
「俺はてめえを超えてやる」(ノイトラ)
「てめえの剣が届かねえ高みまで」(ノイトラ)
「ネル様は戦いを好まれなかった」
「そのネル様がようやく戦いの輪廻から外れたのだ」(ペッシェ・ガティーシェ)
「我々はネル様に戦いの記憶を思い出させたくなかった」
「ただ静かにお守りすることこそが使命と考えた」(ペッシェ)
「だが、今ネル様は戦いの意思を示されている」
「ネル様が戦うとおっしゃるならば、そこへ参じるのが我等が使命!」(ペッシェ)
195話
「ザエルアポロ、お前の敗因はただ1つ」
「かつて倒した相手だと、侮りをもって我等に対したことだ」(ペッシェ)
「我々はネル様をお守りするため、常に練磨を絶やさなかった」
「今の我々は、かつての我々とは次元を異(こと)にする存在なのだ」(ペッシェ)
「教えよう」
「君達の敗因は、この戦いの始まった瞬間に今の技を使わなかったことだ」(ザエルアポロ)
「愉快で冗長なこの舞台もようやく終焉を迎えられそうだ」
「終わりにしよう、何もかも」(ザエルアポロ)
「なんだ? 死にかけてんじゃねえか」
「一護!」(更木)
196話
「まったく…俺1人で十分だって言ったんだがな」
「どいつも話を聞きやしねえ」(更木)
「(名乗れ?) 答えるまでもない」
「我等の正体は1つ…兄(けい)らの敵だ」(白哉)
「私達は皆の傷を癒やしに来ただけ」
「あなた方と争うつもりはありません」(卯ノ花烈)
「私達の行いに手出しをされなければ、私達もあなた方に手を出すことはありません」(卯ノ花)
「破面(アランカル)・破面・破面…エスパーダ」
「面白い、実に」(涅マユリ)
「虚圏(ウェコムンド)は宝の宝庫だね」(涅)
「ようやく来やがったか」
「待ってたぜ、死ぬ気でかかってこいよ」(更木)
「いっちーは引っ込んでなきゃダメだよ」
「だって…剣ちゃん、あんな顔してる」(やちる)
「クインシーなど希少性を除けば、私にとって今や」
「これといった価値もひと欠片の興味もない連中だよ」(涅)
「私の方は君の名を聞かせてもらわないと困るんだがね」
「”なぜ”? バカかね君は」(涅)
「そんなもん決まってるじゃないか」
「君を瓶詰めにした時に瓶に名前を書くためにだよ」(涅)
「(恥じることはない?) そうか、だが貴様は恥じるべきだ」
「私の前で、早々に手の内を明かしたことをな」(白哉)
「僕も名前を聞いておくとするかな」
「僕のマリオネットになってもらうためにね」(ザエルアポロ)
「隊長格だかなんだだか知らないが、君等が来たくらいで何かが大きく変わることはない」
「残念だが、君達の期待は儚く散りそうだ」(ザエルアポロ)
「同情するよ」
「君達の無意味な結末に」(ザエルアポロ)
「隠密歩法・四楓の参”空蝉(うつせみ)”」
「奴(四楓院夜一)に習った術など使いたくはなかったのだがな」(白哉)
「これを待ってたぜ」
「このゾクゾクする感覚をよ!」(更木)
「こっからは、命のやり取りだ」
「もう様子は見ねえ」(更木)
「同情するのはこちらだよ」
「君はこれから君の理解の追いつかない世界を経験するのだからね」(涅)
「おごっているのは貴様だ、エスパーダ」
「だが案ずるな」(白哉)
「貴様が敗北するのはそのおごりのためではない」
「ただ純粋に…格の差だ」(白哉)
197話
「(同格?) アランカルが…自らをこの私と同格に考える」
「それ自体が既におごりだと言っている」(白哉)
「下がっていろ」
「今の私には、お前を巻き込まずに戦う保証は出来ぬ」(白哉)
「(隊長達を)信じましょう」(卯ノ花)
「そして皆さんが戦いを終えた時、その傷を癒やして差し上げる」
「それが私達の仕事です」(卯ノ花)
「私と貴様では、その力の格は天と地ほども隔たっている」
「難儀な話だ」(白哉)
「左手も捨てた、左足も捨てた」
「それでもまだ、貴様は対等には程遠い」(白哉)
「”支配”か…」
「そんなもの…私の前ではなんの意味も持たぬ」(白哉)
198話
「吭景(ごうけい)・千本桜景厳」
「千本桜景厳の億の刃」(白哉)
「その全てで球形に敵を覆い、全方位から斬砕する」
「刃の吭(のど)に、のまれて消えろ」(白哉)
「私がいつ、死神として貴様を斬ると言った?」
「私が貴様を斬るのは、ただ貴様が…私の誇りに刃を向けたからだ」(白哉)
「あいつ(涅隊長)が、そう簡単にやられるとは思わなかったが…」
「ここまでされると正直ムカつく」(雨竜)
「なんの能力でもないよ」
「ただ君の能力は”もう見飽きた”…と言っているだけだ」(涅)
199話
「今はただ伏して、時を待て」
「この先にある、真の戦いのために」(白哉)
「毒の配合など1回ごとに変えるのが常識だよ」
「”抗体が出来ている”? それをさせないのが腕というやつだよ」(涅)
「僕を殺したと思ったか?」(ザエルアポロ)
「この”邪淫妃(フォルニカラス)”のもっとも重要な」
「もっとも誇るべき能力の名は”受胎告知(ガブリエール)”」(ザエルアポロ)
「敵そのものを使って僕自身を復活させる能力だ」
「生誕の時を迎える」(ザエルアポロ)
「分かるか?」
「不死とは…完全とはこういうことだ」(ザエルアポロ)
「死と再生を間断なく繰り返す僕のような存在をこそ…完璧な生命という」(ザエルアポロ)
「やれやれ」
「道具が主人に盾ついて、無事で済むと思うのかね?」(涅)
200年
「”完璧な生命”…か」
「世界には完璧などというものは存在しないのだよ」(涅)
「陳腐な言い回しになるがね、それは事実だ」(涅)
「私は”完璧”を嫌悪する」
「完璧であれば、それ以上はない」(涅)
「そこに創造の余地はなく、それは知恵も才能も立ち入る隙がないということだ」
「我々科学者にとって”完璧”とは”絶望”だよ」(涅)
「”完璧”などという頓狂な言葉を口にした瞬間に、既に君は私に敗北していたのだよ」
「君を科学者とするのならの話だがね」(涅)
「よけたな」
「よけるってことは危ねえってことだ」(更木)
「”てめえの剣じゃ斬れねえ”だのと、うるせえ奴にも何度か会った」
「だがな…目玉と喉が斬れねえ奴には、まだ会ったことねえんだよ!」(更木)
201話
「斬れねえ上に斬っても死なねえんじゃ、斬る楽しみもくそもねえが」
「少なくとも斬りゃ死ぬってことは分かった」(更木)
「十分だ」
「これでてめえを斬る楽しみが出来たぜ」(更木)
「どうも…ようやく慣れてきたみてえだな」
「てめえの硬さによ」(更木)
「バカが! 俺が…死ぬかよ」
「俺がてめえの…てめえごときの剣で…」(ノイトラ)
「気をつけてね」
「私に攻撃すると剣ちゃん怒るから」(やちる)
202話
「なんなんだ…俺の方が斬ってる」
「奴の方が血を流してる」(ノイトラ)
「なのになんでこいつは…」
「斬っても斬っても…斬り返してきやがる!」(ノイトラ)
「俺が最強…最強…最強だ~!」(ノイトラ)
「目障りなんだよ!」
「さっさと死ね!」(ノイトラ)
「このまんまじゃ…本当に死んじまうな」
「やだなあ、死ぬのは」(更木)
「やれやれ…しょうがねえ」
「久しぶりにやってみるか…”剣道”ってのをよ」(更木)
「知ってるか?」
「剣ってのは、片手で振るより両手で振った方が強えんだとよ」(更木)
「分かりきっちゃいねえさ」
「知らねえだろう? どのくらい…強さが違うのか」(更木)
「(戦えなくなった野郎?) そうかよ…だったらなおさら、まだ終わりじゃねえ…」
「俺はまだ、戦えるんだからよ!」(ノイトラ)
「(なぜ付きまとう?) あなたが…私より弱いからよ」(ネル)
「ふざけんな…どいつもこいつも軽々しく情けをかけやがる」
「それがどれほど傷口を踏みにじるかも知らず」(ノイトラ)
「俺は容赦しねえ」
「強かろうが…弱かろうが…赤子だろうが…獣だろうが…一撃で叩き殺す!」(ノイトラ)
「二度と立ち上がる力など与えねえ」
「俺は…俺は!」(ノイトラ)
203話
「目的なら見えてるさ」
「戦いこそが俺の目的だ」(ノイトラ)
「(なぜ?) 死にてえからだ…戦いの中で死にてえからだ」
「強くなるのはそのためだ」(ノイトラ)
「強くなれば戦いを引き寄せられる」
「そうすれば常に戦いの中で呼吸できる」(ノイトラ)
「(陶酔?) そうだ」
「戦いの前じゃ、どんな酒も水に劣る」(ノイトラ)
「最強の敵と戦うためには、俺以外に最強が存在しちゃいけねえ」
「叩き潰すんだ、どんな手段を使っても」(ノイトラ)
「俺は斬られて、倒れる前に息絶える」
「そういう死に方をしてえんだ」(ノイトラ)
「楽しかったぜ、ノイトラ」(更木)
「笑いなさい」
「太陽がかげると、皆が悲しむだろう」(藍染)
「君(織姫)は笑って、少しの間ここで待っているだけでいい」
「ただ…我々が空座町を消してくるまで」(藍染)
「護廷十三隊の素晴らしきは」
「13人の隊長全てが主要戦力たりえる力を有しているということだ」(藍染)
「だが今は、その中から3人が離反し、4人が幽閉」
「尸魂界(ソウル・ソサエティ)の戦力は文字どおり半減したと言っていい」(藍染)
「たやすい」
「我々は空座町を消し去り、王鍵を創生し、ソウル・ソサエティを攻め落とす」(藍染)
「君達は全てが終わったあとでゆっくりとお相手しよう」(藍染)
「空座町がソウル・ソサエティにあるのなら」
「君達を殲滅し、ソウル・ソサエティで王鍵を作る」(藍染)
「それだけのことだ」(藍染)
「剣八、あんたさっき言ったよな?」
「空座町を守んのが俺の役目だって」(一護)
「違うぜ」
「俺の役目は、仲間を守ることだ」(一護)
過去篇
206話
「オッス、ハゲ真子」
「今日もペタンコで踏みやすい顔しとんなあ」(ひよ里)
「何事にも変わり時ってのがあるんだよ」
「今はうちがそういう時だってだけの話さ」(京楽春水)
207話
「(新隊長?) うちは認めへんぞ!」
「急に曳舟隊長がおらんなっただけでも気に食わへんのに!」(ひよ里)
「(古巣をけなしてる?) だって、僕もう十二番隊隊長っすから」(浦原)
「今朝、布団出る時に決めたんす」(浦原)
「”この布団を出たら、僕は十二番隊”」
「”これからは十二番隊の悪口で怒れる人になろう”って」(浦原)
「何で怒って何で怒らないかを切り替えること」
「そういうのを”気持ちを切り替える”っていうんじゃないかと僕は思うんす」(浦原)
「お前は子供か!」
「”考え中”ってなんやねん!」(ひよ里)
「うちの前で”え~っと”言うな!」(ひよ里)
「どや? ひよ里は」
「めんどいやろう?」(平子)
「あいつ曳舟隊長のこと、自分の母ちゃんみたいに慕っとったからなあ」
「そこに馴染むんは大変やと思うわ」(平子)
「上に立つもんは、下のもんの気持ちはくんでも」
「顔色はうかがったらあかん」(平子)
「好きなようにやったらええ」
「それで誰もついてけえへんかったら、器やなかったっちゅうだけの話や」(平子)
「夜一さん…夜一さんの言ったとおりだ」
「隊長って、面白そうっす」(浦原)
「すぐにじゃなくていいんす」
「ちょっとずつ分かっていって下さい、僕のこと」(浦原)
「僕もちょっとずつ、ひよ里さんのことを分かっていきますから」(浦原)
208話
「(何した?) 何も」
「言ったでしょう? この人達は何も悪さはしてないんすよ」(浦原)
「彼等は瀞霊廷の定めた規定で、”危険分子である”と判断された人達っす」
「罪を犯したわけじゃないから裁くことは出来ない」(浦原)
「だけど、野放しにしておくと危険かもしれない」
「だからここに閉じ込めておくんす」(浦原)
「僕は十二番隊の傘下に」
「今まで尸魂界(ソウル・ソサエティ)に存在しなかった組織を作ろうと考えています」(浦原)
「名を”技術開発局”」
「あなた(涅マユリ)には、そこの副局長の座に就いてもらいたい」(浦原)
209話
「(マユリ?) よそよそしく”涅”と呼べと言ってるだろう」
「不愉快な男だね」(涅)
210話
「なんやうち、知らんうちにすっかり喜助のボケに乗せられてもうてる気ぃすんねんな」(ひよ里)
「自分で選んで行かせた副官じゃろう」
「おぬしが取り乱すのは、そやつへの侮辱じゃというのが分からんか!」(夜一)
「(のぞき見はダメ?) しょうがないやろう」
「隠れとるもんほど、見たくなるのが人のサガや」(リサ)
「そう心配そうな顔しなさんな」
「信じて待つのも隊長の仕事だよ」(京楽)
「俺にも分かれへんわ」
「ほんまに拳西なんか、違うんか」(平子)
「とにかく確かなんは、刀抜かんと死ぬっちゅうこっちゃ」(平子)
「心配しんときゃあ」
「殺さんで止める方法なんか、山ほどあるで」(リサ)
「(通す?) ご無理をおっしゃいますな」
「あなた(浦原喜助)を1人で行かせはしませんぞ」(握菱鉄裁)
「今宵(こよい)言い知れぬ恐怖を感じておるのは私も同じこと」
「さあ、共に急ぎ参りましょう…彼等のもとへ」(握菱)
211話
「裏切ってなどいませんよ」
「彼(東仙要)は忠実だ」(藍染)
「ただ…忠実に僕の命令に従ったに過ぎない」(藍染)
「俺はず~っと、お前を危険やと…信用でけへん男やと思うとった」
「しゃあから俺は、お前をうちの副隊長に選んだ」(平子)
「お前を監視するためや、藍染」(平子)
「もし、あなた(平子隊長)が僕のことを深く理解していたなら」
「僅かな癖や動きの違いに違和感を覚えたでしょう」(藍染)
「あなたが今そこに倒れているのは…」
「あなたが僕のことを何も知らないでいてくれたおかげなんですよ」(藍染)
「僕には副隊長にならないという選択肢もあった」
「なぜそうしなかったか?」(藍染)
「理想的だったからです」(藍染)
「あなたのその僕に対する過大な疑念と警戒心が」
「僕の計画にとって正に理想的だったからです」(藍染)
「分かりますか? あなたが僕を選んだんじゃあない」
「僕があなたを選んだんです、平子隊長」(藍染)
「安い挑発に乗っていただいて、ありがとうございました」(藍染)
「(それ?) 知る必要はない」(藍染)
「なんやよう分からんけど…」
「全部お前らの思いどおりにいく思うてたら…大間違いやで」(平子)
「心配いらないよ、要」
「こうなることも想定済みだ」(藍染)
「最後に覚えておくといい」
「目に見える裏切りなど知れている」(藍染)
「本当に恐ろしいのは目に見えぬ裏切りですよ、平子隊長」(藍染)
212話
「なぜ嘘をつくんすか?」
「(隊長を助ける?) 違う、引っかかってるのはそこじゃない」(浦原)
「”戦闘で負傷した”? これが負傷?」
「嘘言っちゃいけない、これは虚(ホロウ)化だ」(浦原)
「時間停止と空間転移を使います」
「どちらも禁術、使用は厳に戒(いまし)められておるもの」(握菱)
「故に今よりしばしの間、耳と目をお塞ぎ願いたい」(握菱)
「”ホロウ化”というのは」
「僕が死神の魂魄の強化を研究する上で到達した答えの1つです」(浦原)
「その過程で僕は、ホロウと死神の境界を瞬時に破壊・創造する物質を作りました」
「それを使って平子さん達を治療します」(浦原)
「(その物質?) 名を”崩玉”」(浦原)
「さっさとやってしまえ」(夜一)
「今回の事件の話を最初に平子に聞いた瞬間から、おぬしが考えておった最悪の顛末と」
「それに対する最善の策を」(夜一)
「わしのことは気にするな」
「どうとでも逃げおおせるわ」(夜一)
「現世に身を潜め、時間をかけて解き明かします」
「必ず…このホロウ化を解除する方法を」(浦原)
「喜助は言うとったなあ」
「”誤算はなかった、それが1番の誤算”」(平子)
「全てが予想どおりの最悪の展開になった」
「ほんま世話になったもんやで、喜助には」(平子)
「それから…藍染にものう」(平子)
破面・空座決戦篇
215話
「(参加できない?) 何も。ただこの戦いが、我々が手を下すまでもなく終わることになった」
「それだけの話だよ」(藍染)
「怖く…ないよ」(織姫)
「みんなが助けに来てくれたから」
「私の心はもう…みんなと同じ所にあるから」(織姫)
「ただみんなに無事でいてほしくて…そう思ったとき気がついたの」
「”ああ、きっとみんなもこういう気持ちだったんだ”って」(織姫)
「あの中の誰かがもし私と同じに消えてしまったら、私もきっとみんなと同じことをする」(織姫)
「くだらん…お前とお前の仲間の結末は既に決まっている」
「お前の仲間が来たところで、お前とお前達の死、それが覆されることはない」(ウルキオラ)
「死する仲間と感情を共有するなど、お前たち人間の気休めだ」
「恐怖と絶望から逃れるための本能の1つだ」(ウルキオラ)
「感情の共有など、現実には存在しない」
「人間共の無意味な錯覚にすぎん」(ウルキオラ)
「相手を大切に思い合って、相手の少しでも近くに心を置くことは出来る」
「”心を1つにする”って、きっとそういうこと」(織姫)
216話
「(対等の相手?) 少なくとも…破壊すべき対象としては認めた」(ウルキオラ)
「(市丸ギン?) その名を…僕の前で軽々しく口にしないことだ」
「同じ命を落とすにしても…傷は浅いまま死にたいだろう?」(吉良イヅル)
217話
「”ライバル”か…認めたふうな呼び方だけど嬉しくないねえ」
「君みたいに変な髪型の奴に言われてもさ」(綾瀬川)
「普通に戦っていれば、本来この技を使うことなどなかっただろう」(綾瀬川)
「しかし、君は言っただろう」
「”この漆黒の茨の中は誰の瞳にも僕が映ることはなく、霊圧も感じない”って」(綾瀬川)
「だから、君だけに見せることにしたんだ」
「倒れていく君にだけに」(綾瀬川)
「僕はこの”瑠璃色孔雀”を誰にも見せたくないんだよ」(綾瀬川)
「そろそろ時間だ」
「その花の咲く瞬間が君の最後だよ」(綾瀬川)
218話
「君があの技を使わなかったら、僕はこの戦いで何があっても」
「こいつを解放することはなかったから」(綾瀬川)
「君に負けて、死ぬことになってもだ」(綾瀬川)
「三番隊の隊花は金盞花(きんせんか)、花の持つ意味は”絶望”」
「それはすなわち、三番隊の矜持だ」(吉良)
「戦いは英雄的であってはならない」
「戦いは爽快なものであってはならない」(吉良)
「戦いとは絶望に満ち、暗く恐ろしく陰惨なものでなくてはならない」
「それでこそ人は戦いを恐れ、戦いを避ける道を選択する」(吉良)
「僕の斬魄刀”侘助”は全ての斬魄刀の中でもっとも」
「その三番隊の考えに即した刀だと僕は思っている」(吉良)
「斬りつけたものの重さを増やし続け」
「斬られた相手は重みに耐えかね地にはいつくばる」(吉良)
「そして必ずわびるかのようにこうべを差し出す」
「故に”侘助”」(吉良)
「片方の翼を封じられた時点で、君の負けは決まっていた」
「いくら立ち上がって戦おうとも、はいずる鳥などただのエサだ」(吉良)
「戦士が命乞いをするものじゃないよ」(吉良)
「さようなら、空の戦士」
「出来れば僕を…許さないでほしい」(吉良)
219話
「こいつが俺の斬魄刀”風死”」
「あまり好きじゃねえんだけどな」(檜佐木修兵)
「俺はこいつの形が気に入らねえんだ」
「見ろよ、この形…命を刈り取る形をしてんだろう」(檜佐木)
「てめえは自分の力が怖くはねえんだな…敵の力も」
「底が知れるぜ」(檜佐木)
「”自分の握る剣に怯えぬ者に剣を握る資格はない”」
「俺はそう教わった」(檜佐木)
「今ごろ恐怖を覚えたか」
「ようやく、俺と対等だな」(檜佐木)
220話
「”隠してる力”だと? んなもんあるかよ!」
「あったとしても、てめえみてえな雑魚には使う暇なんかねえがな!」(斑目)
「ひくな、鉄左衛門。絶対に」
「わしの後ろに立っておれ」(狛村左陣)
「わしは七番隊隊長・狛村左陣」
「恥ずかしながら、貴公の言うとおり…虫ケラのような男だ」(狛村)
「お前が力を隠したまま死ぬんは勝手じゃ」
「じゃがのう、そのために命令を無視するな」(射場鉄左衛門)
「お前1人の意地のために隊の戦いに傷をつけるな」(射場)
「護廷十三隊におる以上、命令は絶対」
「意地も誇りも潰しても、そこだけは貫き通さにゃいかんのじゃ!」(射場)
「正面からぶつかっても、潰されたら意味がないんじゃ」
「逃げても裏かいてでも、勝たにゃ意味がないんじゃ」(射場)
「(ふぬけた戦い方?) なら力をつけんかい!」
「意地通したけりゃ力をつけえ」(射場)
「敵とたたこうたら死んでも勝て」
「それが筋通すっちゅうことじゃ」(射場)
221話
「どうした? 答えないのか?」
「返答次第では、私がお前から始末するぞ」(砕蜂)
「まあ…返答せずとも、始末するがな」(砕蜂)
「やれやれ…肩がこるねえ」
「気合いの入った山じいといると…こっちまでさ」(京楽)
「大前田。ガチガチだな」
「怖いか? 久々の実戦が」(砕蜂)
「(武者震い?) 情けなくて見るに堪えんな」
「いい機会だ、この際適当なところで何かのついでに死ね」(砕蜂)
「皆の者、全霊を賭してここで叩き潰せ」
「肉裂かれようと、骨の一片まで鉄壁とせよ」(元柳斎)
「あら、意外と耳がいいのね」
「耳も顔もスタイルも、全部悪いのかと思ってたわ」(乱菊)
「(副官がやられてる?) 構わん」
「いつもカネと飯と実家の商売のことしか考えていないバカ者だ」(砕蜂)
222話
「なるほどな…帰刃(レスレクシオン)によって攻撃は数段増した」
「スピードも上がっている」(砕蜂)
「しかし…それだけでは私は討てん」(砕蜂)
「俺様をなんだと思ってやがんだ?」
「隠密機動だぜ、のろいわけがねえだろう」(大前田希千代)
「教えといてやるよ」
「他人を見かけで判断しちゃダメなんだぜ」(大前田)
223話
「貴様の思い上がりなど普段は相手にする気もないが」
「時に私への侮辱にもつながることを忘れるな」(砕蜂)
「”心配”か…あいにくそんな感情は自分の部下に対して持ち合わせていない」
「それに…」(砕蜂)
「大体、仮に私がやられていたとして、”助けに来い”などと教えたか?」
「教えたはずだ」(砕蜂)
「仲間がやられたら好機と思え」
「間に入るな、後ろから刺せ」(砕蜂)
「それすら出来ぬほど敵との力量が隔たっているなら、その場で仲間は見殺しにしろ」
「それが隠密機動だ」(砕蜂)
「待たせたな、破面(アランカル)」
「見せてやるぞ」(砕蜂)
「貴様が”この程度”と言っていた隠密機動の戦いを」
「本物の…暗殺を」(砕蜂)
「いや、今の言葉は取り消そう」
「貴様程度では見ることは出来んかもしれんな」(砕蜂)
224話
「部下のことが気になるか? 私と戦うならば集中しろ」
「でなければ…死ぬぞ」(ハリベル)
「心配しないで、乱菊さん」
「私は確かに五番隊副隊長として、副官章を着けてここへ来ました」(雛森桃)
「でもそれは、五番隊の隊員達を預かる者として…という意味です」
「藍染隊長の部下としてじゃありません」(雛森)
「あの人はもう、尸魂界(ソウル・ソサエティ)の…敵ですから」(雛森)
「どうだい? 十刃(エスパーダ)さん」
「こっちもそろそろ、派手にいっちゃおうじゃないの」(京楽)
225話
「やれやれ…」
「総隊長を前に出させるとは、情けない隊員達じゃのう」(元柳斎)
226話
「ほれ、それがいかんのじゃ」
「わしに頭を下げる暇があったら、敵をよう見んか」(元柳斎)
「ふむ…どうやら仕置きが足らんようじゃのう」(元柳斎)
「隻腕で挑む、その意気やよし」
「意気に免じて、やけど程度で済ましておいてやる」(元柳斎)
「”私ほどの力で”?」
「私の力の底など、まだ貴様に見せた覚えはないぞ」(ハリベル)
「貴様達の思いどおりにはさせぬ」
「それにもとより、犠牲になるつもりもない!」(ルキア)
「俺の力を見くびるな!」(一護)
「藍染は必ず、護廷十三隊が止めてくれる」
「それで足りねえなら、俺が行って止めてやる」(一護)
「俺はてめえを倒すぜ、ウルキオラ!」
「そして、井上を連れて帰る!」(一護)
破面・滅亡篇
→破面・滅亡篇(271話)
→破面・滅亡篇(281話)
→破面・滅亡篇(291話)
→破面・滅亡篇(301話)
267話
「その女はもはや、我々の同胞だ」
「ここから救い出したとしても、それに変わりはない」(ウルキオラ)
「救い出すことに意味などない」(ウルキオラ)
「それは、てめえが決めることじゃねえ」(一護)
「前に戦った時のてめえ(ウルキオラ)は、動きがまったく読めなかった」
「まるで機械か石像と戦ってるみたいな気分だった」(一護)
「それが読み取れるようになったのは、俺が虚(ホロウ)に近づいたのか…」
「それとも、てめえが俺に近づいたのかもしれねえな」(一護)
「俺が、お前ら人間に近づいただと?」(ウルキオラ)
「なるほど、この程度のレベルについてこられるようになったことが」
「よほど気分がいいらしいな」(ウルキオラ)
268話
「ウルキオラ。意外としゃべるんだな、お前」
「もっと無口な奴だと思ってたぜ」(一護)
「浅知恵を利かせたつもりらしいが、忘れたか?」
「お前は仮面を出した月牙でさえ、俺を倒せなかった」(ウルキオラ)
「仮面を出さない月牙など、どう使おうが無駄なことだ」(ウルキオラ)
「俺以外の敵と戦いたければ、俺を殺してからにしろ」(ウルキオラ)
「気を取られるな! 自分の相手に集中していろ、黒崎」
「奴(ヤミー)は、僕1人で十分だ」(雨竜)
269話
「僕も君と時間を潰している暇はないんだ」
「君は、僕が常に同じことをすると思わない方がいい」(雨竜)
「物覚えの悪さに関しては黒崎と一緒だな、君は」
「ただ僕がやみくもに君を狙っていたと思うか?」(雨竜)
「僕の狙いは君じゃない」
「陣を作り君を誘い込む…それこそが僕の目的さ」(雨竜)
「気の毒だと思ってさ」
「僕がここに現れなければ、もう少し暴れられただろうに」(雨竜)
「マーラ・スエルテ…」
「同情するよ」(雨竜)
「動揺するなよ」
「構えを崩すな、意識を張り巡らせろ」
「一瞬も気を緩めるな」(ウルキオラ)
270話
「ホロウ化とやらの能力は増大している」
「仮面を出していられる時間も増した」(ウルキオラ)
「だが、こうもたやすく割れるとはな」
「残念だ」(ウルキオラ)
「月牙がお前の最強の技なら、今ここで俺に撃ってみせろ」
「力の差を教えてやる」(ウルキオラ)
「やはりな…所詮は人間のレベルか」(ウルキオラ)
「これが解放状態の十刃(エスパーダ)の放つ、黒い虚閃(セロ)だ」
「黒虚閃(セロ・オスキュラス)」(ウルキオラ)
「理解したか? お前の姿や技がいくら破面(アランカル)に似ていようとも」
「その力は天地ほどにも隔たっている」(ウルキオラ)
「人間や死神が力を得ようとホロウをマネるのは妥当な道筋だが」
「それで俺達ホロウとお前たち人間が並ぶことなど、永劫ありはしない」(ウルキオラ)
「”力の差”か…それがなんだ?」
「てめえが俺より強かったら…俺が諦めると思ってんのか?」(一護)
「てめえが強いのなんか、最初から分かってんだ」
「今更てめえの強さなんか、いくら見たって変わりゃしねえんだよ」(一護)
「俺は…てめえを倒すぜ」(一護)
「黒崎一護」
「お前のそれは、真の絶望を知らぬ者の言葉だ」(ウルキオラ)
「知らぬなら教えてやる」
「これが真の絶望の姿だ」(ウルキオラ)
「刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)」
「エスパーダの中で、俺だけがこの2段階目の解放を可能にした」(ウルキオラ)
「この姿は、藍染様にもお見せしていない」(ウルキオラ)
「いいだろう」
「ならば貴様のその五体、チリにしてでも…分からせてやろう」(ウルキオラ)
「恐怖を感じるほどの実力差の相手に、勝てるつもりで戦いを挑む」
「理解の外だ」(ウルキオラ)
「それが貴様らの言う心というもののせいならば、貴様ら人間は心を持つがゆえに傷を負い」
「心を持つがゆえに、命を落とすということだ」(ウルキオラ)
「別に、勝てるつもりで戦ってるわけじゃねえよ」
「勝たなきゃいけねえから、戦ってんだ」(一護)
「ちょうどいい、よく見ておけ」
「お前が希望を託した男が、命をとざす瞬間を」(ウルキオラ)
271話
「冷静さ」
「だから、君と戦う余裕がある」(雨竜)
「どうしよう…どこかで、”黒崎君なら大丈夫”だと感じてた」
「”黒崎君なら勝ってくれる”って」(織姫)
「信じることで目を背けてた」
「だけど…」(織姫)
「何も…何も分からない」
「分からないよ、黒崎君…」(織姫)
「助けて! 黒崎君!」(織姫)
「呼んでる…呼んでるんだ」
「聞こえる…」(一護)
「立て…」
「俺が…俺が…俺が守る!」(一護)
「バカな…生きているはずがない」
「その姿はなんだ? お前は…誰だ?」(ウルキオラ)
「俺の能力の最(さい)たるものは攻撃性能じゃない」
「再生だ」(ウルキオラ)
「まさかこの俺が、ホロウ化した人間などにやられるとはな」
「滑稽な話だ」(ウルキオラ)
272話
「もういいんだ、黒崎」
「それをしたら本当に、お前は人間じゃなくなる」(雨竜)
「黒崎君の足手まといになりたくなくて、修行した」
「黒崎君を守りたくて、ここへ来た」(織姫)
「なのに、どうして…どうして私は、最後の最後で黒崎君に頼っちゃったんだろう…」(織姫)
「腕も脚も体も再生しつつあるが、見せかけだけだ」
「奴が吹き飛ばした内蔵まで戻ることはない」(ウルキオラ)
「今の一撃で終わらなければ、そこで死んでいたのは…俺だ」(ウルキオラ)
「殺せ…早くしろ」
「俺にはもう歩く力も残ってはいない」(ウルキオラ)
「今斬らなければ、勝負は永遠につかなくなるぞ」(ウルキオラ)
「(殺せ?) 断る。嫌だって言ってんだ」
「こんな…こんな勝ち方があるかよ!」(一護)
「最後まで…思いどおりにならん奴だ」
「ようやくお前達に、少し興味が出てきたところだったんだがな」(ウルキオラ)
「そうか…この手のひらにあるものが…」
「心か」(ウルキオラ)
273話
「10体のエスパーダの持つ数字が、1から10だと誰か言ったか?」
「エスパーダの数字は0から9だ」(ヤミー・リヤルゴ)
「俺は力をためて、完全解放することで数字の変わる唯一のエスパーダ」
「第0十刃(セロ・エスパーダ)、ヤミー・リヤルゴだ!」(ヤミー)
「終わらせる…圧倒的な力で叩き潰す」
「二度と立ち上がる意思など持てぬよう」(ハリベル)
「その程度だ、所詮は」
「氷の竜など、サメの一撃で海に沈む」(ハリベル)
「見誤るなよ…俺達の力を」(日番谷)
274話
「バカ者!」
「ただでさえ力も頭も足りない貴様が気を抜いてどうする」(砕蜂)
「ナメるなよ」
「とっくに理解できてるはずだろう」(日番谷)
「氷雪系の斬魄刀を持つ俺にとって、全ての水は武器にしかならねえ」
「その水が、てめえの武器だとしてもな」(日番谷)
「ただ水を自在に操るだけじゃ、いつまでたっても俺には届かねえぞ」(日番谷)
「私の水がお前の武器になりうるなら、その考えに至った瞬間に」
「逆の可能性にも至らなければならない」(ハリベル)
「それが戦いの鉄則だ」(ハリベル)
「説教をくれた礼に、こっちも1つ教えとくぜ」
「”最良の戦術を行う時こそが最大の危機”、こいつも戦いの鉄則だ」(日番谷)
「私の部下はただやられたのではない」
「私のために戦いの道しるべを残してくれた」(ハリベル)
「もし私が敗れれば、部下の犠牲は全て無駄になってしまうということだ」
「私は、犠牲となった者の覚悟を受け止めている」(ハリベル)
「俺の氷輪丸は氷雪系最強、全ての水は俺の武器」
「全ての天(そら)は、俺の支配下だ」(日番谷)
275話
「”天相従臨(てんそうじゅうりん)”」
「氷輪丸の基本能力の1つだが、同時にもっとも強大な能力でもある」(日番谷)
「俺の力はまだ未熟だ、それは俺が1番分かってる」
「だから卍解状態でこの能力は使いたくなかった」(日番谷)
「いや…使えなかった」
「御しきる自信がなかったからだ」(日番谷)
「”氷天百華葬”、その雪に触れた者は瞬時に花のように凍りつく」
「100輪の花が咲き終える頃には…てめえの命は消えている」(日番谷)
「悪いな」
「部下の敵(かたき)は討たせてやれねえ」(日番谷)
「心配するな、大前田」
「貴様には何も期待していない、そこで見ていろ」(砕蜂)
「わしのつかさどる死の形は”老い”」(バラガン・ルイゼンバーン)
「”老い”とは時間」
「もっとも強大でもっとも絶対的な、あらゆる存在の前に立ち塞がる死の力だ」(バラガン)
「理解できまい」
「死というものはそういうものなのだ」(バラガン)
「そしてここから先、この戦いが終わるまで」
「貴様の頭で理解できることなど何1つ起こることはない」(バラガン)
「滑稽じゃな」
「死神でも死には恐怖するものらしい」(バラガン)
276話
「少なくとも部下が死んだ時の感情は、君達と僕達との間に差はないと思うけどね」(京楽)
「わしの力の前では時間など無意味に等しい」
「それをも支配しうるのがわしの死の形、”老い”の恐怖だ」(バラガン)
「わずかな時間も任せられんのか」
「この戦いが終わったら、もっとブサイクになるまで殴ってやる」(砕蜂)
「出来れば、この卍解は使わずに終わらせたかった」
「この卍解は、私の隠密機動としての矜持に反するのだ」(砕蜂)
「姿が巨大で隠れることは出来ず、重すぎて動くこともままならん」
「そして攻撃は…暗殺と呼ぶには派手すぎる」(砕蜂)
277話
「ホロウから破面(アランカル)に進化する時」
「ほかのアランカルが肉体と刀に分けたホロウの力を、俺達は2つの体に分けた」(コヨーテ・スターク)
「俺達が1つに帰る時、俺達の力も解放される」(スターク)
278話
「向こうも2人みたいなもんだ」
「俺が加勢しても卑怯じゃないだろう」(浮竹)
「お前(京楽)の卍解は、こんな人目につく場所で使うものじゃない」
「それに、この手の敵は俺の能力の方が上手くやれるさ」(浮竹)
「(らしくねえまね?) ”らしさ”の押しつけはよくないね、エスパーダさん」
「それに”らしさ”の話をするんなら、”らしさ”がないのが僕らしさだよ」(京楽)
「悪いな。こいつ(ワンダーワイス)が出てきたってこは」
「藍染様がもう待てなくなっちまったってことだ」(スターク)
「結構なことじゃないか」
「死のにおいこそ…この光景にふさわしい」(藍染)
279話
「どうやら、ここ1番の見せ場には間におうたみたいやなあ…藍染」(平子)
「そこで寝とき」
「私がどんだけ強くなったか見したるわ!」(リサ)
「(味方と考えて?) そんなもん決まってるやろう」
「あかんわ」(平子)
「俺等はあんたらの味方ちゃう」
「俺等は藍染の敵」
「ほんでもって…一護の味方や」(平子)
「ワンダーワイスの発する言葉には意味がある」
「黙って見ていろ」(東仙)
「そうだ、おいで」
「そのまま近づいて君は…僕の旋律の虜(とりこ)となる」(鳳橋楼十郎)
「どや? 随分ホロウ化を使いこなすようになったもんやろう?」
「藍染、しまいにしようや」(平子)
「(当たっている?) 左目から上を斬り落とすつもりだった」
「その程度は”当たっている”と判断しない」(東仙)
「さぞ気分が悪いだろうな」
「その三下に斬られて死ぬのは」(東仙)
「貴公らは真っ先に、あの大虚(メノスグランデ)の群れに立ち向かっていった」
「その姿だけで、味方と断ずるに余りある」(狛村)
「うちらかてなあ、お前ら死神なんか助けたないわ!」
「けどそんなん言うてる時ちゃうねん、今は」(ひよ里)
「見ず知らずの者同士が手を取って戦うのに、大仰な理由などありません」(有昭田)
「敵の敵は味方」
「共闘の理由なんか、それで十分やろう!」(リサ)
「共通の敵を前に団結するのは、人間の悪しき習性のように言われるけど」
「それは違う」(鳳橋)
「それは悪しき習性じゃなく、生物としての生存本能だ」(鳳橋)
「(仮面を取った?) 3分しかもたねえんだよ」
「ヒーローだからな」(愛川羅武)
「逆だな、あの時とは」
「よもや貴公(東仙)の剣から、何者かを守る時が来るなどとは…思いもしなかった」(狛村)
「私は知っていたよ。私とお前(狛村)は、いずれ必ず刃を交え…」
「いずれ必ず、どちらかが死することとなるだろうと」(東仙)
280話
「(藍染と戦いたい?) 何言うてんねん! アホか、お前!」
「うちらかて藍染のハゲぶち殺したあてここ来てんねんぞ」(ひよ里)
「その前にお前らがヤバなっとるから、いやいやながらも助けたってんのに」
「なんでお前を先に藍染と戦わしたらなあかんねん!」(ひよ里)
「これでようやく3対1」
「いいハンデだ」(ハリベル)
「触れた者を老化させる、あなたの力を見ていました」
「だからこそ私がここへ来たのです」(有昭田)
「どんな力も触れなければ等しく平等」
「恐れるに足りぬ力なのです」(有昭田)
「あなた(東仙隊長)には、たくさんのことを教えていただきました」
「本当に感謝しています」(檜佐木)
「ですから今度は、教えていただいた全ての技であなたの目を覚まさせて…」
「尸魂界(ソウル・ソサエティ)へ引き戻します」(檜佐木)
「真の恐れを知らぬお前(檜佐木)は…私には勝てん」(東仙)
「人に死があり、鳥獣に死があり、草木(そうもく)に死があり、死神にも死がある」
「そして、死あるものの前には全て”老い”が存在するのだ」(バラガン)
「私の卍解のことまで、貴様らには筒抜けか…」
「あの男(浦原)、つくづく不愉快な奴だ」(砕蜂)
281話
「わしは虚圏(ウェコムンド)の王、わしは神」
「永久に死なぬ」(バラガン)
「大帝に背いた不届きを…チリとなって悔いるがいい!」(バラガン)
「小さい・小さい・小さい・小さい…小さいぞ」
「死神も人間もホロウもアランカルも、それぞれの違いも・いさかいも」(バラガン)
「意志も自由も鳥獣も草木も月も星も太陽も、全て取るに足らぬこと!」(バラガン)
「この世界の中で、このわしの力のみが唯一絶対!」
「それ以外の事柄は全て等しく小さきこと」(バラガン)
「あなたの力が唯一絶対なら、あなた自身もその力にはかなわないはず」(有昭田)
「ソウル・ソサエティには死神のほかに”神”と名のつく者がいないのです」
「だから私たちにはあなたの言葉の重大さが理解できない」(有昭田)
282話
「ごめんね」
「どんな状態であれ、登場の仕方には美学があるんだって言っただろう」(鳳橋)
「及び腰の相手と戦うのって嫌なんだよね」
「勝利の瞬間が輝かないからさ!」(鳳橋)
「うちらが本気で戦える時間は限られとる」
「せやから、早めに相手の特徴をつかんどきたかっただけや」(ひよ里)
「(魔法?) 冗談! 僕のはアート」
「魔法とアートは似て非なるものだよ」(鳳橋)
「セロじゃねえよ」
「ただのセロなら、あんたらみたいに強い連中に致命傷を与える力はねえさ」(スターク)
「自分自身の魂そのものを分かち・引き裂き、同胞のように連れ従え」
「それそのものを武器とする」(スターク)
「その狼の弾頭はスタークであり、リリネット」(スターク)
「”とどめ”って言葉は好きじゃねえが…」
「とどめといくぜ」(スターク)
283話
「何も隠してたわけじゃないよ」
「ただこの子(斬魄刀)がそういう気分じゃなかっただけさ」(京楽)
「だから、この子と遊ぶのは疲れるんだよね」
「僕の”花天狂骨”の能力は子供の遊びを現実にすること」(京楽)
「勝ったら生きる、負けたら死ぬ」
「わがままなもんさ」(京楽)
「弱い奴がうらやましかった」
「弱ければいくらでも群れていられる」(スターク)
「弱くなりたい」
「それが無理ならせめて、俺と同じくらい強い仲間を…」(スターク)
「あんた(藍染)なら、俺達といても死ななそうだ」(スターク)
「悪いな、藍染様…」
「義理、返せねえみたいだ…」(スターク)
「流儀に酔って勝ちを捨てるのは三下のすることさ」
「隊長はそんな悠長なこと言ってらんないの」(京楽)
「いい子になろうとしなさんな」
「貸しがあろうが借りがあろうが、戦争なんて始めた瞬間から…どっちも悪だよ」(京楽)
「用済みだ」
「どうやら君達の力では、私のもとで戦うには足りない」(藍染)
284話
「君達にこれ以上の犠牲を強いたところで、何も生まれはしない」
「そう判断したまでだ」(藍染)
「誰かをあやめ、その犠牲により得た力で強くなろうとは思わん」(ハリベル)
「1人で倒せないなら、みんなで倒せばいい」
「それだけのことだ」(ハリベル)
「犠牲なき世界など、ありはしない」
「しかし、犠牲を強いれば必ず我々も犠牲を強いられることになるだろう」(ハリベル)
「犠牲という名の力があれば、不可能が限りなく可能に近づくこともある」(藍染)
「私が彼にアランカルの力を与えたのだが…」
「力を制御する頭脳までは与え損ねたようだ」(藍染)
「犠牲を生みたくないのであれば、力を持つことだ」(藍染)
「思いもしなかったよ」
「苦労して集めた君達エスパーダの力が、まさか…私1人に劣るとは」(藍染)
「君ごときがこの私に、二度も剣を振らせるな」(藍染)
「気づかないのか?」
「我々は血の海に灰を浮かべた地獄の名を…仮に”世界”と呼んでいるのだ」(ハリベル)
285話
「悪いな」
「俺はガキに加減できるほど、大人じゃねえぞ」(六車拳西)
「寝てろ」
「俺はあいつをぶん殴ってくる」(六車)
「俺は調子に乗ってるガキに、ちょっとゲンコツ食らわせてやるだけだ!」(六車)
「藍染、百年前のケリつけようや」(ひよ里)
「うちは気に入っとったんや」
「あのソウル・ソサエティの毎日…」(ひよ里)
「死神いうんはな…存在も仕事も、死の隣やねん」
「明日死んでまうかもしれん」(ひよ里)
「今しゃべっとる次の瞬間には死んでまうかもしれん」
「みんな口にはせえへんけど、心の隅っこではそう思っとる」(ひよ里)
「死を間近に見とるから、死を間近に感じとるから、1日1日大事に出来たんや」
「いずれ逃れられへん死を前にして、うちらは結束しとると思っとった」(ひよ里)
「藍染…うちがお前を憎いんは、うちらを裏切ったからやない」
「うちに仲間を傷つけさせたからや」(ひよ里)
「うちのはらわたはな、百年煮えて真っ黒やねん!」
「あんた斬らんと、どうにも元に戻りそうもないわ!」(ひよ里)
「”うかつに近づいたら終わり”とは、滑稽に響くな」(藍染)
「うかつに近づこうが、慎重に近づこうが」
「あるいはまったく近づかずとも、全ての結末は同じこと」(藍染)
「未来の話などしていない」
「君達の終焉など、既に逃れようのない…過去の事実なのだから」(藍染)
「何を恐れることがある」
「百年前のあの夜に、君達は既に…死んでいるというのに」(藍染)
「お1人さん、お~しまい」(市丸)
「黒崎! 言いたいことがあるなら、全部終わってから聞くさ」
「今はほかに、やることがあるだろう!」(雨竜)
286話
「すぐに片づけて、現世に行く」
「こんなつまんねえ戦い、さっさと止めんだよ」(一護)
「別にてめえから逃げるために飛び回ってたわけじゃねえよ」
「あの場所から、てめえを引き離すためだ」(一護)
「俺とてめえの2人だけなら…力でてめえを叩き潰せる」(一護)
「”打つ手があるか”…だと? 今までだって、打つ手があったわけじゃねえ」
「ただ倒さなきゃならねえから倒した、それだけだ」(一護)
「てめえがほかのエスパーダより別格だろうと知ったことかよ」(一護)
「同じだ」
「てめえも倒さなきゃならねえから倒す…それだけだ」(一護)
「てめえらに仲間意識なんか期待してねえし」
「てめえらの仲間を斬ったことも後悔してねえ」(一護)
「それでも今まで戦った連中を悪く言われるのは…いい気分じゃねえんだよ」(一護)
「(殺す気?) そうだ、ふぬけは死ね」(更木)
「これは実験」
「拒否権や決定権は一切認めない」(涅)
「思い上がるな、黒崎一護」
「護廷十三隊の隊長に、兄(けい)ごときが助けになる者などおらぬ」(白哉)
288話
「彼(藍染)は”始解もしていなかった”…そうなのですね?」
「それはよかった」(卯ノ花)
「それだけの大きな力の差があったことが、あなたの最大の幸運です」
「今のうちにお伝えしておきます、黒崎さん」(卯ノ花)
「藍染惣右介に対抗できるのは現時点で」
「現世・ソウル・ソサエティ・ウェコムンド全て含めても、恐らくあなた1人だけです」(卯ノ花)
「俺しかいねえんだろう? それなら決まってる」
「俺が…藍染を倒す!」(一護)
「万全の霊圧であのありさまということは、生来霊圧が雑だから不向きなのでしょう」(卯ノ花)
「あら、まあ…寝言にしては目が開きすぎですよ」(卯ノ花)
289話
「よくもこの状態で、”あとはとどめだけ”などと言えたものだ」
「浅薄な見立てに哀れみすら覚えるな」(白哉)
「憎いか? 私が。憎ければ向かってくるがいい」
「君(平子真子)は特別に、私の剣でお相手しよう」(藍染)
「(信頼している?) 理解でけへんやろう」
「仲間すら信じひん、お前にはのう」(平子)
「”信じる”ということは、”頼る”ということと同義だよ」
「それは弱者の行いだ、我々には無用のものだよ」(藍染)
「全ての生物は自分より優れた何者かを信じ、盲従しなければ生きてはいけないのだ」(藍染)
「そうして信じられた者は、その重圧から逃れるために更に上に立つ者を求め」
「上に立つ者は更に上に信じるべき強者を求める」(藍染)
「そうして全ての王は生まれ」
「そうして全ての…神は生まれる」(藍染)
「おかしなものだな」
「お前達が仲間とするあの半死神の少年も、同じホロウ化の能力を持っているはずだ」(東仙)
「私がその力を手にすることが、それほど蔑まれなければならないことか?」(東仙)
「彼は…黒崎一護は望んでホロウ化したわけではない」
「だが貴公は違う」(狛村)
「貴公は死神として十分な実力を持ちながら、自らその道を踏み外したのだ」
「貴公のそれは堕落だ、東仙!」(狛村)
「仲間を裏切り、友を裏切り、部下を裏切ってまでも」
「過ぎた力を手にしようとすることが、堕落だと言っているのだ!」(狛村)
「”剣を抜いて立つ時は、常に半歩かわせるように構える”」
「東仙隊長、あなたの教えです」(檜佐木)
「”戦いが怖い”…か」
「だから君は席官でいるべきなのだ」(東仙)
「戦士にとってもっとも大切なものは力ではない」
「戦いを恐れる心だ」(東仙)
「戦いを恐れるからこそ、同じく戦いを恐れる者達のために剣を握って戦える」
「自分の握る剣にすら怯えぬ者に、剣を握る資格はない」(東仙)
「恐れているさ」
「私の恐怖は百年前から、お前たち死神と同化して死ぬことだ」(東仙)
290話
「死神など…もともと私の求めた存在ではない」(東仙)
「言うとくで、藍染。他人の神経を100%支配する斬魄刀が」
「お前の”鏡花水月”だけや思うとったら大間違いや」(平子)
「復讐のために組織に入った者が、安寧たる暮らしにその目的を忘れ」
「組織に迎合することは堕落ではないのか?」(東仙)
「見えぬ私の目には、そのことの方がよほど大きな堕落と映る」(東仙)
「(死神になった目的?) 復讐だ」(東仙)
「”善”であることが、すなわち”正義”なのか?」
「違う! 亡き者の無念も晴らさず、安寧の内に生き長らえることは”悪”だ!」(東仙)
「どうやらわしは、貴公の心を見誤っていたようだ」
「今のが貴公の本心ならば、わしと貴公は相いれぬさだめ」(狛村)
「わしは貴公の本心を聞けて満足した」
「わしの心は…既に貴公を許している」(狛村)
291話
「ようこそ…逆さまの世界へ」(平子)
「東仙」
「わしは、やはり貴公を斬りたくない」(狛村)
「しかし、貴公が本当に見えなくなってしまったのであれば」
「わしは正義のため…貴公を斬る!」(狛村)
「確かに、今の貴公にはこのわしの姿が見えるだろう」(狛村)
「しかし今の貴公には、肝心なそれを形づくるものが見えておらん」
「それは…心だ」(狛村)
「貴公に悲しみあれば受け取ろう」
「わしに喜びあれば分け与えよう」(狛村)
「道誤れば叱ろう」
「過ち犯せば許そう」(狛村)
「立つ瀬なき時には、わしがよりどころとなろう」
「世界を愛せなくなったこの男が、再び世界を愛せるように」(狛村)
「正義とは、目に見ることが出来ぬもの」
「そして、言葉ですらも語りえぬものなのだ」(東仙)
「すまぬ、東仙」
「やはりわしに…貴公は斬れぬ」(狛村)
「やはり、あなたはもう東仙隊長じゃない」
「目が見えない時のあなたなら、この程度の一撃はかわしていた」(檜佐木)
「上下左右前後、ダメージを受ける方向」
「それをいちいち全部頭ん中だけで反転して戦えるか?」(平子)
「無理や、そんな奴いてへん」(平子)
「死神にしろエスパーダにしろ人間にしろ、もっとも利用しとるのが視覚や」
「視覚の情報を駆使して戦いは行われる」(平子)
「しゃあけどこの”逆撫(さかなで)”は、視覚のままに戦うことを不可能にする」
「反応は出来ても反射神経をコントロールすることは無理っちゅうこっちゃ」(平子)
「残念やけど、強けりゃ強いほど、戦いに慣れてりゃ慣れとるほど」
「体は見たまま反射で戦う!」(平子)
「なんだ…何かと思えば、ただの目の錯覚か」(藍染)
「君の力は、五感全てを支配する私の力には程遠い」
「子供の遊びだよ、平子真子」(藍染)
「今までの我々の関係はかりそめだった」
「我々はいずれ刃を交え…こうして、心から分かり合う運命だったのだ」(狛村)
「”憎むな”とは言わん、”恨むな”とも言わん」
「ただ、己を捨てた復讐などするな」(狛村)
「貴公が失った友に対してそうであったように」
「貴公を失えば、わしの心には穴があくのだ」(狛村)
292話
「いい斬撃だが、場所がよくない」
「首の後ろは生物の最大の死角だよ」(藍染)
「そんな場所になんの防御も施さず、戦いに挑むと思うかい?」(藍染)
「(ホロウ化して)撃ってごらん」
「その考えが、思い上がりだと教えよう」(藍染)
「君のその攻撃は私にとって無意味なものだ」(藍染)
「(斬れない?) 分かっていないようだね」
「君の刃が私に届くことはない…と言っているのだ」(藍染)
「間合いが意味を持つのは、対等の力を持つ者同士の戦いだけだよ」
「私と君の間には、間合いなどなんの意味もない」(藍染)
「憎しみなき戦意は、翼なき鷲だ」
「そんなもので何も守れはしない」(藍染)
「無力な仲間の存在はただ、脚をへし折るためのおもりにしかなりはしないのだ」(藍染)
「挑発は奴(藍染)の専売特許だ」
「我を失えば、命も失うぞ」(狛村)
「1人でしょうな、厚かましい」
「これは俺ら全員の…戦いや」(平子)
「(命知らず?) 誰かが斬り込まなきゃ始まらねえだろうが」(日番谷)
「貴公の”守る”という意志、それだけで十分だ」
「それだけで藍染に届く」(狛村)
「貴公の刃ではない、貴公の魂がだ」(狛村)
「ええか? 一護。俺等がお前を守ったる」
「その代わり、お前はお前の守りたいもんを守れや」(平子)
「我々のこの戦いを、死を覚悟したなどと思い違うなよ」
「生きるために戦うのだ」(砕蜂)
「世界を守るなどというのは聞こえのいい大義に過ぎん」(砕蜂)
「我々は自らを生かし、貴様を生かし」
「ほかの全ての者を藍染の手から守り抜くために戦うのだ」(砕蜂)
「誰の心配をしてるんだ?」
「仮面の軍勢(ヴァイザード)と隊長達じゃねえか」(一護)
「信じるんだ」
「俺は、みんなの力を借りていいんだ」(一護)
「責任だけを刃に乗せて、刀を振るのが隊長だ」
「憎しみで刀を振るのは、薄汚れた暴力だ」(日番谷)
「俺達はそれを戦いとは呼ばねえ」
「藍染…やっぱりてめえは隊長の器じゃねえんだよ!」(日番谷)
「てめえの言うとおりだぜ、藍染」
「俺の刀に乗ってるのは、憎しみだ」(日番谷)
「俺はここへ戦いに来たんじゃねえ」
「暴力でてめえを叩き斬りに来たんだ!」(日番谷)
293話
「”鏡花水月を使う暇など与えない”」
「あかんわ…君ら完全に藍染隊長の力をはき違えてるわ」(市丸)
「複数攻撃・不意打ち・錯乱・おとり…」
「君達が考えうる全ての戦法を結集しなければ、私を捉えることすら不可能だろう」(藍染)
「数と力で叩けば、私を潰せると思ったか?」
「甘いな」(藍染)
「藍染隊長が怖いんは鏡花水月を使えるからやない」
「鏡花水月は恐ろしい能力やけど、それ1つやったら殺されても従わへん奴は山ほどおる」(市丸)
「あのでたらめなエスパーダがそれぞれの思惑はあれど」
「1つの集団として形を成しえてたんは唯1つ…強いからや」(市丸)
「藍染隊長の全ての能力が、ほかの誰ともかけ離れてるからや」(市丸)
「君等の知恵を総動員して、あらゆる不運に用心しても」
「藍染隊長の能力は、その用心の遥か上や」(市丸)
「裏切り者風情が、死神の学を語るとはな」
「笑わせる」(砕蜂)
「死神の戦いは霊圧の戦い」
「君(砕蜂)ごときの能力など、私の霊圧で全て抑え込んでみせよう」(藍染)
「”いつから”? 面白いことを聞くね」
「一体いつから、鏡花水月を使っていないと錯覚していた?」(藍染)
294話
「殺しはしない」
「君達ほどの力があれば、その傷でも意識を失うことすら困難だろう」(藍染)
「見ているがいい」
「なすすべもなく地に伏して、この戦いの行く末を」(藍染)
「おごるなよ、小童(こわっぱ)」
「貴様(藍染)程度の力で、このわしを斬れると思うてか?」(元柳斎)
「(鏡花水月の力?) これも完全催眠じゃと言うか」
「なるほど、目で見て肌で感じるだけならばそれもあろう」(元柳斎)
「じゃが、腹に刺さった斬魄刀の霊圧を読み違うことなどない」(元柳斎)
「”機を逸した”と抜かしたな」
「逆じゃ、機は今熟した」(元柳斎)
「皆、覚悟は出来ておる」
「一死もって大悪を誅(ちゅう)す、それこそが護廷十三隊の意気と知れ」(元柳斎)
「”流刃若火”を封じれば、わしを討てると思うてか?」
「甘いのう、甘すぎてめまいがするわい」(元柳斎)
「何ゆえわしが千年も、護廷十三隊の総隊長を務めとると思うとる?」
「わしより強い死神が千年生まれとらんからじゃ」(元柳斎)
「”愚論”か…」
「そうして言葉を軽んじるから、君は私の言葉を聞き逃す」(藍染)
「山本元柳斎、君には”殺しはしまい”…などとは言うまい」
「ソウル・ソサエティの歴史そのものである君だけは、せめて私の剣でとどめを刺そう」(藍染)
295話
「殺し損(そこ)ねたな、黒崎一護」
「今のが、私の最後の隙だ」(藍染)
「黒崎一護」
「君の今までの戦いは全て…私の手の上だ」(藍染)
296話
「落胆させないでくれ」
「こんなものじゃないはずだ、今の君の力は」(藍染)
「信じられないか? 私の言葉が」
「だが、事実だ」(藍染)
「この世界には最初から真実も嘘もない」
「あるのは、ただ厳然たる事実のみ」(藍染)
「にもかかわらず、この世界に存在する全てのものは」
「自らに都合のいい事実だけを真実と誤認して生きる」(藍染)
「そうするよりほかに生きるすべを持たないからだ」(藍染)
「だが、世界の大半を占める力なき者にとって、自らを肯定するに不都合な事実こそが」
「ことごとく真実なのだ」(藍染)
「(聞きてえこと?) ねえよ」
「聞きてえことなんかねえ」(一護)
「今まで話さなかったなら、理由があんだろう」
「そいつはあんた(おやじ)の問題だ」(一護)
「だから待つよ」
「いつかあんたが話したくなるまで…話してもいいって思う時まで」(一護)
「見物してたんと違いますよ」
「手助けに入る隙も必要も見つからへんかったんです」(市丸)
「久しぶりやね、君(黒崎一護)と戦うんは」
「今度は手加減なしや」(市丸)
297話
「あんた(市丸ギン)の剣を覚えてねえんじゃねえ」
「あんたの心を覚えてねえんだ」(一護)
「何驚いてんだよ」
「同じ卍解が、卍解で止められねえわけねえだろう!」(一護)
「怖いなあ」
「これは今のうちにちゃんとお仕置きしとかんと、難儀なことになりそうや」(市丸)
「怖い怖い…これはまだ伸びるなあ」
「せやけど、まだまだや」(市丸)
「”神殺鎗(かみしにのやり)”は最長の斬魄刀やない、最速の斬魄刀や」
「知ったところで勝ちの目はないで」(市丸)
「まったく…”崩玉”とはよく名づけたものだ」(藍染)
「まさしくこれは神なるものと」
「神ならざるものとの交わらざる地平をことごとく打ち崩す力だ」(藍染)
300話
「油断もしよう」
「警戒する必要がもはやないのだ」(藍染)
「早く次の手を打つがいい」
「最後の1つがついえるまで、1つずつ微に砕いていこう」(藍染)
「何が特別かなど論じることに意味はないのだ」
「ひと振りで1つ消えるなら、あと3度剣を振るえばその特別も消えうせる」(藍染)
「もうどうもならへんよ」
「あの人らも君も、殺されてお~しまいや」(市丸)
301話
「君の斬魄刀で僕の攻撃防げたのに」
「なんで僕がおんなしように出来ると思えへんかったん?」(市丸)
「しょうもな…君、こない弱かった?」
「あの頃の方が…まだ君、怖かったで」(市丸)
「君(浦原喜助)はソウル・ソサエティにおいて、私の頭脳を超える唯一の存在だ」
「力が対等でなくなろうとも、私は君に興味がある」(藍染)
「今の藍染の力を感じ取れるのは、奴と同じ場所に立ってる奴だけだろうよ」(一心)
「どうやら蛹籃(ようらん)の時は終わったようだ、ありがたい」
「ソウル・ソサエティの終焉を、私自身の目で見ることが出来る」(藍染)
「何を恐れる、ギン」
「”理(ことわり)”とは、”理”にすがらねば生きていけぬ者のためにあるのだ」(藍染)
「さあ行こうか、理の涯(はて)へ」(藍染)
「行くぞ…来ねえのか?」
「来ねえでどうすんだ?」(一心)
「泣くのか?」
「”また守れなかった”って、そこで座って泣くのかよ!」(一心)
302話
「ゲンコツをよけれるってことは、刀に心が入ってねえ証拠だ」
「集中しろ!」(一心)
「分かるか? おめえがこの先に進むためには」
「おめえが今まで触れてこなかった数千年に脚を踏み入れなきゃいけねえんだ」(一心)
「お前に、そんなもの(最後の月牙天衝)を教えるわけにはいかん」(天鎖斬月)
「お前の守りたいものが、どうなるかなど知ったことか」
「お前の守りたいものが、私の守りたいものではないのだ」(天鎖斬月)
306話
「たとえ何度倒されようが立ち上がってやる」
「”最後の月牙天衝”ってのを聞き出すまでな!」(一護)
「教えたくねえってんなら…力ずくで聞き出すだけだ!」(一護)
「うるさいわね!」
「ゴチャゴチャ言ってないでその子たち担いで逃げなさいよ!」(乱菊)
「ヒゲもいで・帽子焼いて・その変なグラサン顔にめり込ませて」
「誰だか分かんなくされたいの!」(乱菊)
「(なんで来た?) 決まってんでしょう」
「あんた(ギン)がいるからよ」(乱菊)
「(戻ってきた?) 悪いな。俺が諦め悪いの知ってんだろう」
「もう少し付き合ってもらうぜ!」(一護)
「(何が変わった?) さあな」
「でもよ…俺を待ってんだ、みんなが」(一護)
「俺は、俺の守りたいものを守る」(一護)
307話
「”情(じょう)”ですか…」
「あらしませんよ、そないなもん」(市丸)
「最初にお会いした時に言いましたやろう」
「”僕は蛇や。肌は冷たい、心はない”」(市丸)
「”舌先で獲物探して這い回って、気に入った奴を丸のみにする。そういう生き物や”」
「そう言うたやないですか」(市丸)
「鏡花水月の能力から逃れる唯一の方法は…完全催眠の発動前から刀に触れておくこと」
「そのひと言を聞き出すのに…何十年かかったことやら」(市丸)
「護廷十三隊の誰1人、それを知るもんはおらへんのに」
「みんな藍染隊長を殺せる気ぃでおるもんやから、見とってハラハラしましたわ」(市丸)
「藍染隊長を殺せるんは…僕だけやのに」(市丸)
「胸に孔(あな)が空いて死ぬんや」
「本望ですやろう」(市丸)
「私の勝ちだ、ギン」
「お前の奪った崩玉は既に私の中になくとも…私のものだ」(藍染)
308話
「君が明日蛇となり、人を喰らい始めるとして」
「人を喰らったその口で、僕を愛すと咆(ほ)えたとして」(市丸)
「僕は果たして、今日と同じように君を愛すと…言えるだろうか」(市丸)
「進化には恐怖が必要だ」
「今のままでは、すぐにでも滅び消えうせてしまうという恐怖が」(藍染)
「ありがとう、ギン」
「君のおかげで、私はついに死神もホロウも超越した存在となったのだ」(藍染)
「決めたんや」
「僕、死神になる」(市丸、幼少時)
「死神になって変えたる」
「乱菊が…泣かんでも済むようにしたる」(市丸、幼少時)
「あかんかった…」
「結局…乱菊の取られたもん、取り返されへんかった」(市丸)
「ああ、やっぱり…」
「謝っといて…よかった」(市丸)
「ああ…強い目ぇになった」
「よかった…今の君(黒崎一護)になら…任せて逝ける」(市丸)
「始めようぜ、藍染」
「一瞬で終わらせてやる」(一護)
「絶望するがいい。教えよう」
「その頼みの綱の膂力(りょりょく)ですら、この私のそれには遠く及ばないということを」(藍染)
「怖いか?」
「自分の目の前で、自分の理解できねえことが起こるのが」(一護)
「気がついてねえみてえだな」
「今のあんた(藍染)の力より、俺の力の方が上だ」(一護)
309話
「私の体に傷をつけたことが嬉しいか?」
「思い上がるなよ、人間があーーっ!」(藍染)
「そうか…やはり許せないか? 崩玉よ」
「私が人間ごときに後(おく)れを取るのは」(藍染)
「もうやめにしようぜ、藍染」
「あんたの理屈は…もう、うんざりだ」(一護)
「見せてやるよ」
「これが最後の…月牙天衝だ」(一護)
「(痛みがない?) 当然だ。この天鎖斬月は、本来お前自身」
「受け入れれば、貫かれることに痛みなどあろうはずもない」(天鎖斬月)
「この戦いを始めた時に言ったことを覚えているか?」
「私の守りたかったものは…お前自身だ、一護!」(天鎖斬月)
「最後の月牙天衝ってのは…俺自身が月牙になることだ」(一護)
「最後の月牙天衝…この技を使えば、俺は死神の力の全てを失う」
「”最後”ってのは、そういうい意味だ」(一護)
「バカな! そんなはずがあるか!」
「人間ごときがこの私を超えるなど、そんなことが!」(藍染)
「崩玉は、あなた(藍染)を主(しゅ)とは認めないと言ってるんすよ」(浦原)
「そうか…あなたは見たんすね」
「霊王の存在がなければ、ソウル・ソサエティは分裂する」(浦原)
「霊王は楔なんす。楔を失えばたやすく崩れる」
「世界とはそういうものなんすよ」(浦原)
310話
「鬼道に出来ることは、医療と変わりありません」(卯ノ花)
「体構造は完治させました」
「あとは彼女が生きることを諦めなければ、いずれ目を覚ますでしょう」(卯ノ花)
「なぜお礼を言うのですか?」
「仲間の命を救うのに、お礼の言葉など要りません」(卯ノ花)
「(記憶はいじってない?) そうか、よかった」
「もう隠すのも嫌だしな、戻ったら俺の口から伝えるよ」(一護)
「皆さんの命もこの世界も、あなた(黒崎さん)が命懸けで藍染を倒して守ったんすよ」(浦原)
「あなたは正しいことをしたんだ」
「そんな顔をする理由は何もない」(浦原)
「俺は藍染と互角に戦えるだけの力を手にして」
「ようやく戦いの中で、あいつの刀に触れられたんだ」(一護)
「あいつの刀には孤独しかなかった」(一護)
「あいつの力が生まれた時から飛び抜けてたなら」
「あいつはずっと自分と同じ目線に立ってくれる誰かを探してたんじゃねえのかな?」(一護)
「そしてそれが見つからねえと諦めた瞬間から」
「あいつはずっと心のどこかでただの死神になりたいと願ってたんじゃねえのかな?」(一護)
「君達(四十六室)ごときが、この私に判決か」
「いささか滑稽に映るな」(藍染)
「戦いから10日か…」
「左腕はなくされたが、体力は戻られたようで安心したよ」(浮竹)
「あの人(元柳斎殿)の代わりを務められる死神は」
「まだソウル・ソサエティにはいないからね」(浮竹)
「このままじゃダメだ…このままじゃ」
「このままじゃ俺は、いつまでたっても雛森を守れねえ」(日番谷)
「消えてしまうのに、形見の1つも残してくれない」
「あんたのね、そういうところが嫌いだった」(乱菊)
「そうね…もしもあんたが形見を残していたら」
「私はきっとそこからいつまでだって動けずにいたわ」(乱菊)
「あんたはきっと、そんな私の弱いところも見抜いていたのね」(乱菊)
「ありがとう、ギン」
「私はあんたのそういうところが…好きだったんだわ」(乱菊)
「(霊力を失う?) 全部分かっててやったんだ」
「後悔なんかねえよ」(一護)
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