「メイドインアビス」の名言・台詞まとめ

アニメ「メイドインアビス」の名言・台詞をまとめていきます。

 

メイドインアビス

1話

「星の羅針盤? あれはダメ。あれは、アビスの真実に導いてくれるものなんだから。それに、もし隠してたのがバレたら、今度は裸吊りじゃすまない……」

「乙女のトラウマがぁぁぁーーー!!!」(リコ)

 

「何この感触? えっ、これ、人間じゃない! き、機械? はっ、えらいこっちゃ!? こんなの見たことない。まだあったかい、さっきまで動いてたんだ」(リコ)

 

「なるほど。またちょろまかすんだ、リコ」(シギー)
「かくまってあげるだけだよ」(リコ)

 

「私、早く深部の経験を積みたいんです。早く白笛になって、それで、お母さんに追いつきたいんです! お母さんの潜った所まで行って」(リコ)

 

「先程から気になってたんだが……僕は、ロボットなのか?」(レグ)

 

「へそとか、ロボットに必要なのかね? おっ! これも必要なのか!?」(レグ)

 

「レグ、これが私たちの住む街。大穴の街・オースだよ。オースへようこそ、レグ」(リコ)

 

2話

「そう、始まっていたのです。この星の羅針盤の真実が、見事解き明かされ、アビスの底からは、謎のロボット君が現れた。それが始まりでなくてなんでしょう!」(リコ)

 

「今のどれもが遺物録に載ってないか、あっても一級以上なんだ」

「つまり、レグの体は特級遺物の塊で、アビス史上、最も価値のある遺物の一つ、奈落の至宝『オーバード』かもしれないんだ」(シギー)

 

「あっと言う間に2ヶ月。驚くほど、すんなり馴染んでしまった」(レグ)

 

「憧れの白笛なのに、私、顔も覚えてなくて。だから、悲しくもなくて。でも、急に目指していた人が消えちゃったような気がしてて」(リコ)

 

「探窟家としての彼女(ライザ)は、皆の語る通りの、伝説的な白笛だった」

「俺が知ってるのは地上にいる時。大酒飲みで、ケンカっぱやく、言動もどこまで嘘か分からない、その上ひどい偏食家。白笛じゃなかったら、ただの変人だ」(ジルオ)

 

「特級遺物は1つ持ち帰れば、街がうるおい、隊の将来も約束される。それでもライザさんは、お前を選んだ」

「名誉や富、仲間、信頼、その一切を、それら全部を手放してでも、お前を手に入れたいと願ったのだ」(ジルオ)

 

「遺物を使ったとはいえ、アビスの呪いは完全に防げなかった。ライザさんは、お前の目を守れなかったと悔やんでいたが」

「お前はひどく健やかに育ち、偉大な母の重圧をものともせず、自ら道を選ぼうとしている。彼女が命がけで守り抜いたものは、今も脈々と続いている」

「さて、伝説の白笛、殲滅のライザが残したものを、お前はどう使う?」(ジルオ)

 

「(メモ)奈落の、底で……待つ。奈落の底で待つ?」(リコ)

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3話

「だから協力して欲しいの! お母さんが待ってるの!」(リコ)

 

「そういうことは信じない!」「けど、僕にも、信じたいことはある」
「奈落の底に答えがある、というやつだ。これら遺物の正体や、アビスの呪いの原因」

「ひょっとしたら、僕が作られた意味や、ここに来た理由も。それら全部が、アビスの底にたどり着ければ、見るかるんじゃないか? そんな気がしてるんだ」(レグ)

 

「リコは、着いて来てくれとは一言も言ってない。僕が決めた。自分が何者なのか知るために行きたいんだ!」(レグ)

 

「レグ、ありがとう! 私、なかなか言い出せなくて。お母さんに会いにいくのに、レグを独り占めするの、なんか違う気がして」(リコ)

「僕を見つけたのは君じゃないか。僕は一度、アビスを登りきってるんだろ。記憶は戻らなくても、この頑丈な体がある。奈落の底まで、君を守ろう」(レグ)

 

「すまない。君達と離れるのも寂しいが、好奇心には勝てなかった」(レグ)

 

「甘い! 甘すぎると言わざろうえない! アビスは、君の予想が及ばないほど危険に満ち溢れた所なんだ!」(シギー)

 

「だけど、白笛の声が届いたら、それは事実になる。白笛の声はアビスの声。たとえ命は無くなっても、白笛はアビスの声として蘇って、みんなを導くんだ!」(シギー)

 

「リコ、二度と会えないかもしれないんだろ?」
「こんな、ケンカしたままでいいのか? 僕は、嫌だな」(レグ)

 

「許す!」
「いいの、仲直りしたいの。今日で、お別れだから!」(リコ)

 

「大丈夫! 二度と、二度と会えなくても、アビスでつながってるから。上にいても、呪われた奈落の彼方にいても、私たち、アビスとつながってるの」

「ここで生きたことも、忘れたりしないから。だから大丈夫!」(リコ)

 

「2人共、ありがとう。いい知らせを待っていたまえ。それじゃ行ってきます!」(リコ)

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4話

「いいの、いいのよ。昔から言うもの。アビスからいただいた物は、いつかお返しするの。物でも命でも。アビスは欲張りさんだね」(リコ)

 

「しかし、何でリーダーは、こんなあべこべなことを?」(レグ)
「きっと試してるんだ。これは最後の授業なんだよ。こんな所で捕まるようなら、奈落の底なんて到底無理だって!」(リコ)

 

「リーダーは、毎晩見回りを欠かさないと言っていた。ひょっとしたら、夜な夜なの企てや、僕がロボットであることなんかも、見透かしていたのかもしれない」

「その上であの封筒を持たせてくれたのなら、きちんと逃げ切って答えないとな」(レグ)

 

「ごめんなさい! それ(一緒に行くこと)はダメなんです!」
「これは、最後の授業なの」(リコ)

 

「俺らはどうしたって、奈落の落とし子だ」
「遅から早かれ、分かっちゃいたけどよ」(ハボルグ)

 

「僕等は本当に逃げ切れたのか?」
「僕等は逃げ切れた訳じゃなく、人の領域から外れたあらゆるものに、追われるのではないだろうか?」(レグ)

 

5話

「何だか賢く見えるぞ、リコ。オースにいた時とはえらい違いだ」(レグ)
「あれ、褒められてるんだよね?」(リコ)

 

「もし、あれ(火葬砲)がリコに当たっていたら……」(レグ)

 

「一緒に特訓しよ。君はこの力を、使いこなせるんだよ!」(リコ)

 

「どうせ(手帳を)無くすなら、奈落の底まで行ってからがよかったけどね」
「だってさ、後々発見された時に、ここらへんのことまでしか書いてなかったら、私の伝説が轟かないじゃない!」(リコ)

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「死んじゃうのは悲しいけど。彼等は生物の血肉になって、それで再び私達の力になるの。我々は、探窟家はそうやって強くなって来たんだよ」(リコ)

 

「そうか。悪夢にまで見たあの光景ですら、ここでは日々の営みの一つに過ぎないのだ。ここで生きる者たちのしたたかさの全ては、アビスに生きるために身につけたもの」(レグ)

 

6話

「近くで見て分かったが、大きい。身長は、2メートル以上あるんじゃないのか。あの頭、どうなでつけたらああなるんだ?」(レグ)

 

「それは、君らがここに来ていい理由になるのかい?」(オーゼン)

 

「僕も、自分がロボだとはあまり思えないんだ。そもそもいったい何なのか?」(レグ)

 

「ごめんね、マルルクちゃん」

「まだ、奈落の底にいるお母さんがどんな感じかは分からなくて。だから、急いでいいのかどうかも分からなくて。分からないから、急ごなくちゃいけないんだ」(リコ)

 

「ああ、そうか。君は気付いてないのではなく、あの子にもハボルグにも、何も知らされてないのか」
「知りたいかい?」(オーゼン)

 

「こいつ(白笛)が上がっただろうに。ライザは死んでいる。君が母を追う旅は、ここで終わりだよ」(オーゼン)

 

「ライザはイタズラでも、そんな字は書かないよ。あれ? 君が奈落の底を目指す理由は、何だっけ?」(オーゼン)

7話

「そろそろ分かってくれたまえ。私は君が嫌いなんだよ」(オーゼン)

 

「あんたの話はとても興味深いが、これ以上リコを傷つけないでくれ。いくら何でも大人げないぞ、オーゼン!」(レグ)

 

「奈落の底は未知だからこそ、恐れられるからこそ、神たり得るんだ。簡単に行って帰ってこれたら、遺物の価値もアビスの信仰も、足元から揺らぎかねないのさ」(オーゼン)

 

「奈落の至宝(オーバード)が目録に載っていないのはね、見つかっていないからじゃない。存在しちゃいけないからさ」(オーゼン)

 

「冗談じゃない!? こんな所で、終わってたまるか。力ずくでも行かせてもらうぞ!」(レグ)

 

「君、機械人形のくせに呼吸もまばたきもするね。そんなんじゃ獣にも狩られるだろうに」(オーゼン)

 

「度し難い! 度し難いぞ!! オーゼン!!!」(レグ)

 

「そんなに大事なら、しまっておけばよかったのに。何だか急にぐったりしちゃったけど、いいじゃないか。君も遅かれ早かれ肉に戻るんだ」(オーゼン)

 

「私、長生きしたくてアビスにもぐったんじゃない」
「後ちょっとでもいい。でも、レグと……レグと一緒じゃなきゃ、嫌だぁ! お願いレグ、負けないでぇぇぇーーー!!!」(リコ)

 

「ダメだね。君らは不適格だ」(オーゼン)

 

「本気さ。本気でやらなきゃ伝わらないだろ。私は子供だましが嫌いなんだ」(オーゼン)

 

「アビスの深部に住む原生生物は、私より遥かに狡猾でしたたかだ。君にその子は守れないよ」(オーゼン)

 

「オーゼン。その髪は、一体どうなってるんだ」(ライザ)

 

「こいつはね、傷を取りつくろっているのさ。アビスの深層で心をやられるとね、徐々に体にも出ちまうんだ。六層の呪いほどすぐには現れないけどね」

「潜る度に死線や正気の境をふらつけば、頭の皮だってひねくれてくるもんさ。こいつは上手く整えて、誤魔化してあるだけだよ」(オーゼン)

 

「かっこいいな」
「いいや、かっこいい。その傷は、心折れようと奈落に挑み続けた、不屈の証だ。動かざるオーゼン、本物の白笛だ。なああんた、私の師匠にならないか」(ライザ)

 

「オーゼン。あんた性格は度し難いが、最高の師匠だよ」(ライザ)

 

「リコを死なせたいなら使ってもいいよ」
「撃ったが最後、君はどんなに気張っても10分程度で昏倒。目覚めるまでたっぷり2時間かかる」

「深層で2時間無力な子供を放置してみなよ。どんな風に食い散らかされるかね?」(オーゼン)

 

「それでもやらなきゃいけない時は、あとくされが残らないように徹底的にやるんだね。相手が誰であろうと周りに何があろうと、その時が来たら躊躇も容赦も無しだ」

「さもなきゃ、君らの冒険が終わるのなんて、あっと言うまさ」(オーゼン)

8話

「あれで死んだら、そこまでだったっていう話さ」(オーゼン)

 

「オーゼン。誰にやられた。待ってろ、連中を根絶やしにしてやる!」
「どうした、オーゼン。もう降参か?」
「凄いぞ、オーゼン。一面不屈の花だ。奈落の只中とは思えないな」(ライザ)

 

「まったく、厄介事を引き受けたもんだ。安心しなよ、私は義理堅いのさ」(オーゼン)

 

「待ち人を殺したくなければ深層には留まるな。なんて古い言い伝えがあってね」
「時間の感覚が狂っちまうんだ。五層の深部で、特に顕著なんだがね」(オーゼン)

 

「戻らぬ旅の君等には関係ない話に思えるだろうけど、問題は六層・七層ではこの狂いがどの程度になるのか検討もつかないってことさ」

「ライザは我々が思ってる程、時を過ごしてはいないんじゃないのかね?」(オーゼン)

 

「地上では10年、だが奈落の底では数年しか経ってないとすれば、彼女が無事である可能性は、よっぽど高い気がしないかい?」(オーゼン)

 

「(白笛の)連中、特にボンドルドは筋金入りのロクでなしだ。私みたいに優しくないから気をつけるんだね」(オーゼン)
「それは、冗談なのか?」(レグ)

 

「いえ、いいんです」
「もういっぱいもらっちゃったから。
いろんなこと教えてもらったし、これ以上もらったら大変です」(リコ)

 

「いろんな人が、ここから戻らない旅に行くのを送ってきました。僕、今日が一番悲しいです!」(マルルク)

 

「ただ……ただな、リコは私にとってあまりにも大事なんだ。どんな遺物でも、私の何もかもを払っても足りない。尊いものの積み重ねが、今のあの子を生かしている」

「このまま一緒にいたら、私はリコから、冒険に挑む権利を奪い、そして、私もアビスから離れてしまうだろう」

「そうなる前に、私は行くよ。あの子がどんな道も選べるように」(ライザ)

 

「再びリコが地の底を目指して、あんたの前に立ったら、教えてやって欲しい」
「そうだ! どれだけの奇跡が君を動かして来たのかってことと、その先で待つ、素晴らしい冒険への挑み方を!」(ライザ)

 

「面倒だね、自分でやりな。まぁ、お前さんとこに送り出すぐらいなら、やってやるさ」(オーゼン)

9話

「ごめんね。出来れば、美味しく食べたかったなぁ」(リコ)

 

「空を飛べぬ、壁も走れぬ。我々のような弱者は取って食われるだけさ。弱者は弱者の道を選ぶほか無いのさ」(オーゼン)

 

「撃っていいのか、今?」
「迷ってる場合じゃ無い。今だ!」(レグ)

 

「もう、後戻りは出来ないんだ」(リコ)

 

「1人でアビスの中にいるのって、こんなに大変なことだったんだね。私、ずっと守ってもらってたんだね」(リコ)

 

「1人だったら、絶対無理だった。レグのおかげでここまで来れたんだ。ありがとね、レグ!」(リコ)
「それは僕も同じだ。リコがいたから、2人だから、これたんだ」(レグ)

 

10話

「口には出さないが、分かっているんだろ。どんなに取り繕っても、ここは奈落の腹の中だ。四層の上昇負荷は、全身の穴から血を吹かせる。まさに呪い」

「リコの体でそれを受ければ、おそらくは……絶対に、守り抜け」(レグ)

 

「泣いてる場合か! ためらった分、リコが苦しむんだぞ!」(レグ)

 

「君こそ、僕を置いていくな」(レグ)

 

「んなぁ~、ふわふわのぬいぐるみだよ。お前たちをなぐさめに来たんだ」(ナナチ)

 

「丁寧に教えてもいいけどさ。先に、そいつ助ける方法を聞いた方がよくね?」(ナナチ)

 

「お前やっぱり、見えてねえのな」
「安心しなよ。今は呪いは無いから」(ナナチ)

 

「オイラはナナチだ。お前ら探窟家が言う所の、『成れ果て』だよ」(ナナチ)

 

11話

「探窟家の間じゃこうするのが常識らしいけど、それは正しい方法を知らないからだ」(ナナチ)

 

「肘から先が残っていれば、探窟で出来ることの幅が大きく違うんだよ。まだ進む気だったのさ。こいつはあの状況になってもまだ、冒険を諦めてはいなかったんだよ」(ナナチ)

 

「何で助けてくれなかった、って顔してるな。お前らが何なのか興味があっただけさ。姿を現す気なんて、端っから無かったんだぜ」(ナナチ)

 

「この子も成れ果てだよ。六層の上昇負荷は聞いたことある」

「そう、深界六層の呪いで生き残るとこうなるんだ。人格も知性も消え失せる。文字通り人だったものの成れ果てさ。もうどうやったって元には戻れない」(ナナチ)

 

「オイラは訳ありでね、例外中の例外さ。期待はしないことだな」(ナナチ)

 

「探窟家は仲間が成れ果てになったら、始末して遺品だけを回収していくんだ。死んだってことにした方が、よっぽどマシなんだろうな」(ナナチ)

 

「姿をさらすことが、もう大きなリスクなんだ。助ける理由がかわいそうってだけでも上等だろ」(ナナチ)

 

「ちょろいな~」(ナナチ)

 

「いいか。今はあくまで死を緩やかにしただけだ」
「12時間は何とかもたせる。それ以上かかりそうなら、気の効いたお別れを考えとけよ」(ナナチ)

 

「いろんなことがありすぎて、心がざわつく。しかし今は、リコを助けることだけ考えろ!」(レグ)

 

12話

「それ聞いちゃう。止めときなよ。聞いたらオイラのこと、助けたくなっちゃうぜ」(ナナチ)

 

「うま……まずかった?」(ナナチ)
「ナナチ。君は普段からこれを……」(レグ)

 

「リコが目覚めてこれを食べたら、今度こそ死んでしまう。やるしかない、僕が料理を!」(レグ)

 

「(アビスの呪いは)入ったら出られない逆トゲのような流れがあるんだ」
「まるで獲物を捕らえる罠さ」(ナナチ)

 

「奈落の底に挑むってのは、この先、死の呪いが充満する中で、未来を読む捕食者を相手にしてくってことだ。なかなか愉快だろ」(ナナチ)

 

「ただな、これだけは分かるぜ。そんなもんじゃ、憧れは止められねえんだ!」(ナナチ)

 

「いいか、忘れんなよ。何があってもオイラの指示通りだ。そうすりゃタマちゃんも退治できて、あいつも助かる」
「なら見せてやるぜ。オイラの見てる世界をな」(ナナチ)

 

「そいつの未来は封じたぜ。ぶちかましてやれ!」(ナナチ)

 

「言付けを頼まれてくれないか。ベルチェロ孤児院の、ジルオという人にあててだ」
「僕らはまだ、冒険を続けている、と」(レグ)

 

「それにしても、すごかったぞ、ナナチ。敵の能力を逆手にとった、すばらしい作戦だ。君も奈落の底に着いて来てくれればいいのに?」(レグ)

「あのな、お前に頼みたいことが出来た」
「さすがに言いずれえんだけどな……じゃあ、頼む。ミーティを、殺してくれ」(ナナチ)

 

13話

「神様、助けて下さい。オイラ、ようやく見つけたんです。宝物を見つけたんです。どうか……どうか奪わないで」(ナナチ)

 

「ミーティ……ミーティ逃げてごめんよ。もうあいつの好きになんか、させたりしないから。オイラが……オイラが何とかするんだ」(ナナチ)

 

「ダメだ……何を使っても苦しむだけ……」
「探すんだ。ミーティを苦しませずに殺せる方法を。どこかにあるはずだ……どこかに!?」(ナナチ)

 

「ただの反応だ。どんな手段でも、意思の疎通は出来なかったぜ」
「なのに、あの目だ。お前も見たろ。未だにミーティは、ミーティの魂は、あの体に囚われてる気がするんだ」(ナナチ)

 

「あんなにも頼もしく思えた君が、今は、ひどく儚く見える」(レグ)

 

「ここにあるおびただしい薬も、毒も、全てミーティの尊厳を取り戻すためのもの。それが、君の生きる理由なら、ミーティを殺した後、君は……君はどうなってしまうんだ?」(レグ)

 

「おい、何かこれやべえ匂いしないか?」
「オイラの作ったのより美味しくねえ」(ナナチ)

 

「オイラもそのうち、どうにかなって死ぬ。そしたら、ミーティは、永遠に一人ぼっちだ」

「レグ、これは最後のチャンスなんだ。ミーティを解放出来る、最後の。お願いだ、こんなに都合のいいことは、二度と起こらねえ」(ナナチ)

 

「了解した。ナナチ、約束してくれ。ミーティがいなくなっても、自ら命を断ったりしないって」
「リコを治した後もだ!」(レグ)

 

「残酷だな……分かったよ、約束する」(ナナチ)
「なら、僕に任せろ。ありったけの思いで……送り出してやる」(レグ)

 

「オイラの……オイラの、宝を!!!」(ナナチ)

 

「レグ、おはよう」(リコ)

 

「ミーティ、ありがとな。レグの宝物、引っ張り上げてくれて。もう少し……もう少しだけ待っててくれるかな」(ナナチ)

 

「ナナチ、言ってたよ。レグ、私を助ける間、ずっと泣いてて、一生懸命悩んでたって。それ見てたらね、あれはオイラだって。思わず助けに出ちゃったんだって」(リコ)

 

「レグ。この傷は、証なの。レグが私を守ってくれた、大切な証なのよ!」(リコ)

 

「ねえ、ナナチ。お願いがあるの。私達と一緒に、来てくれないかな?」(リコ)
「いいぜ」(ナナチ)

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 
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