「進撃の巨人(しんげきのきょじん)」の名言・台詞まとめ

アニメ「進撃の巨人(しんげきのきょじん)」の名言・台詞をまとめていきます。

 

進撃の巨人

1話

「その日、人類は思い出した」
奴等に支配されていた恐怖を」(アルミン・アルレルト)

 

「鳥籠の中にとらわれていた、屈辱を」(アルミン)

 

「いや…なんか、すっげえ長い夢を見てた気がするんだけど」
「なんだったっけ? 思い出せねえな」(エレン・イェーガー)

 

「エレン、どうして泣いてるの?」(ミカサ・アッカーマン)

 

「おう、今日は門兵だ」
「1日中ここにいるわけだから、やがて腹が減り、喉も渇く」(ハンネス)

 

飲み物の中にたまたま酒が混じっていたことは、ささいな問題に過ぎねえ」(ハンネス)

 

「(100年間1度もない?) でも、そうやって安心してる時が一番危ないって」
「父さんが言ってたんだ!」(エレン)

 

「しかしなあ、エレン」
「兵士が活躍するってことは、それこそ最悪の時だ」(ハンネス)

 

「俺達が役立たずのタダ飯食らいだってバカにされてる時の方が」
「みんなは平和に暮らせるんだぞ」(ハンネス)

 

「一生、壁の中から出られなくても、飯食って寝てりゃ生きていけるよ」
「でも、それじゃまるで…まるで家畜じゃないか」(エレン)

 

「いや…今回の調査で我々は…いや、今回も…」
「なんの成果も得られませんでした!」(キース・シャーディス)

 

「私が無能なばかりに、ただいたずらに兵を死なせ」
「奴等の正体を突き止めることが出来ませんでしたあ!」(キース)

 

 

「知りたいんだ、外の世界がどうなっているのか」
何も知らずに、一生壁の中で過ごすなんて嫌だ!」(エレン)

 

「それに…ここで誰も続く人がいなかったら、今までに死んだ人達の命が無駄になる!」(エレン)

 

「カルラ。人間の探究心とは、誰かに言われて抑えられるものではないよ」(グリシャ・イェーガー)

 

「(殴り返せ?) そんなことするもんか」
「それじゃお前らと同レベルだ!」(アルミン)

 

「僕が言ったことを正しいと認めているから」
「言い返せなくて殴ることしか出来ないんだろう?」(アルミン)

 

それは、僕に降参したってことじゃないのか?」(アルミン)

 

「自分の命を懸けるんだ、俺等の勝手だろ!」(エレン)
「絶対ダメ…ダメ」(ミカサ)

 

「確かに、この壁の中は未来永劫安全だと信じきってる人はどうかと思う」(アルミン)

 

「100年壁が壊されなかったからといって、今日壊されない保証なんか…」
「どこにもないのに」(アルミン)

 

「そんな…あの壁は…50メートルだぞ!」(アルミン)
「奴だ…巨人だ!」(エレン)

 

「もう、ダメなんだ…この街は、もう…無数の巨人に占領される!」(アルミン)

 

「見くびってもらっちゃ困るぜ、カルラ」
「俺は巨人をぶっ殺して、きっちり3人とも助ける!」(ハンネス)

 

「確かに、2人だけなら助けられる」
「でも今こそ、俺は俺の恩返しを通す!」(ハンネス)

 

「ありがとう…」
「エレン! ミカサ! 生き延びるのよ!」(カルラ・イェーガー)

 

「行かないで…」(カルラ)

 

2話

「エレン」
「お前が母さんを助けられなかったのは…お前に力がな
かったからだ」(ハンネス)

 

「俺が…俺が巨人に立ち向かわなかったのは…俺に勇気がなかったからだ!」
「すまない…」(ハンネス)

 

「だからって、目の前の人間を見殺しにする理由はない!」(ハンネス)

 

「終わり…もう、あの家には二度と帰れない」
「どうして…最後までろくでもない口ゲンカしか出来なかったんだ」(エレン)

 

「もう母さんはいない…どこにもいない!」
「どうして?」(エレン)

 

「俺が…人間が弱いから、弱い奴は泣くしかないのか?」(エレン)

 

 

「あいつら、この世から…」
「駆逐してやる!」
「この世から、1匹残らず!」(エレン)

 

「私達はまだ生き残ったわけじゃない」(ミカサ)

 

「知らないくせに…お前なんか見たこともないくせに!」
「巨人が、どうやって人を…」(エレン)

 

「戻ってやる、ウォール・マリアに」
「巨人なんか全部ぶっ潰して!」(エレン)

 

「本気だ!」
「俺は壁の中で強がってるだけのあいつらとは違う!」(エレン)

 

「僕達は壁の中で生きるしかないんだ」
「無茶をすれば死ぬ、僕の父さん母さんみたいに」(アルミン)

 

「今は…今はしょうがないよ!」(アルミン)

 

「アルミンが弱虫なら、エレンと私も同じ」
「私達は巨人から逃げるのも、街から逃げるのも、何1つ自分でやっていない」(ミカサ)

 

「今日食べるものさえ助けてもらった」
「そんな力のない人間が、あの巨人を1匹だって倒せるわけない」(ミカサ)

 

「大切なのは生き延びること」
「おばさんが言ってたとおり」(ミカサ)

 

食べて…ちゃんと生き残るの」
「エレンを飢え死になんかさせない」(ミカサ)

 

「全部巨人のせいだ」
「あいつらさえ叩き潰せば、俺達の居場所だって取り戻せる」(エレン)

 

「アルミン…俺は来年訓練兵に志願する」
「巨人と戦う力をつける」(エレン)

 

「(生き延びることが大事?) そう…だから、あなたを死なせないために行く」(ミカサ)

 

「ただいまより、第104期訓練兵団の入団式を行う」
「私が運悪く貴様らを監督することになった、キース・シャーディスだ」(シャーディス)

 

「貴様らを歓迎する気は毛頭ない」
「今の貴様らは、せいぜい巨人のエサになるしかないただの家畜…家畜以下の存在だ」(シャーディス)

 

「そんなクソの役にも立たん貴様らを、我々が3年かけて鍛え上げる」
「巨人と戦う術(すべ)を叩き込んでやる」(シャーディス)

 

「3年後、貴様らが巨人の前に立った時、ただのエサのままか」
「あるいは王を守る名誉ある壁となるか」(シャーディス)

 

「または巨人を駆逐する、栄光ある人類の兵士か」
「貴様らが決めろ!」(シャーディス)

 

「ああ…俺はなる」
「巨人を1匹残らず駆逐してやる」(エレン)

 

3話

「(右手に?) ふかした芋です」
「調理場にちょうど頃合いのものがあったので、つい」(サシャ・ブラウス)

 

「(なぜ?) 冷めてしまっては元も子もないので」
「今、食べるべきだと判断しました」(サシャ)

 

「それは”なにゆえ人は芋を食べるのか”という話でしょうか?」
「チッ…半分、どうぞ」(サシャ)

 

「仕方ないさ、力のない者は去るしかない」
「また石拾いや草むしりをやりたいなんてな…」(エレン)

 

「俺は正直者なんでね」
「心底怯えながらも勇敢気取ってやがる奴よりは、よっぽど爽やかだと思うがな」(ジャン・キルシュタイン)

 

「(拭ったのは)人との…信頼だ」(ジャン)

 

「お前…いいことしようとしてるだろ?」(ユミル)

 

「それは芋女のためにやったのか?」
「お前の得たものは、その労力に見合ったか?」(ユミル)

 

「あなたも、いいことをするの?」(クリスタ・レンズ)

 

「こいつに貸しを作って恩に着せるためだ」
「こいつのバカさには期待できる」(ユミル)

 

「(巨人を根絶やし?) もうそんなこと目指すべきじゃない」(ミカサ)

 

「兵士を目指すべきじゃないと言っている」
「何も、命を投げ打つことだけが戦うことじゃない」(ミカサ)

 

「でも、その覚悟の程は関係ない」
「兵士になれるかどうか判断するのは、エレンじゃないから」(ミカサ)

 

「私は何も、エレンだけ開拓地に戻れと言ってるんじゃない」(ミカサ)

 

「心配しなくていい」
「その時は私も一緒に行くから」(ミカサ)

 

「僕はエレンと違って、直接巨人の脅威を目の当たりにしたわけじゃないんだ」(アルミン)

 

ただ…あんなメチャクチャな奪還作戦を強行した王政があることを考えると」
「じっとしてられなかっただけで」(アルミン)

 

「僕には、自分の意志がない」(ベルトルト・フーバー)

 

「俺は…帰れなくなった故郷に帰る」
「俺の中にあるのはこれだけだ」(ライナー・ブラウン)

 

「絶対に…なんとしてもだ」(ライナー)

 

「俺は…殺さなきゃならねえと思った」
「この手で巨人共を皆殺しにしなきゃならねえって…そう、思ったんだ」(エレン)

 

「ベルトの調整から見直してみろ、明日は上手くいく」
「お前ならやれるはずだ、エレン・イェーガー…だったっけ?」(ライナー)

 

「やる…俺はやる!」
「俺には素質がねえかもしれねえけど、根性だけは誰にも負けねえ!」(エレン)

 

理屈なんか知らん、根拠もない」
「でも、俺にはそれしかねえ!」(エレン)

 

これが、俺の武器だ!」(エレン)

 

「目で”どうだ”って言ってるよ」(アルミン)

 

「違う」
「これで私と離れずに済んだと思って…安心して」(ミカサ)

 

4話

「貸せ! このままじゃ脱落組だぞ」
今日の訓練は採点されてる」(ライナー)

 

「バレねえように尽くせ!」
「俺の気が変わらないうちにな」(ライナー)

 

「お荷物なんて、死んでもごめんだ!」(アルミン)

 

「どうなんだ? この訓練は」
「兵士が人なんか相手にしてどうする」(エレン)

 

「獲物に素手で対応しようなんて、バカのやることだ」(エレン)

 

「そりゃ無責任ってもんだ」
「俺達は兵士だろ? いくら不利な状況でも、逃げてはいけない時がある」(ライナー)

 

「相手がなんであろうと、大砲でも格闘術でも使いこなしてな」
「それが、力を持つ兵士としての責任だと思う」(ライナー)

 

「(アニ) すげえ怒ってる」
「いつも怖い顔してると思ってたけど、本当に怒った顔は比じゃねえな」(エレン)

 

「次はあんたが私を襲う番だね」(アニ・レオンハート)

 

「ああ…兵士には引けない状況がある」
「今がそうだ!」(ライナー)

 

「どうでもいい」
「こんなことやったって、意味なんかないよ」(アニ)

 

「対人格闘術なんか点数にならない」
「普通はああやって流すものさ」(アニ)

 

「憲兵団に入って内地に行く権利をもらえるのは、成績上位10人だけだからね」(アニ)

 

「真面目にやってるのは、あんたらのようなバカ正直な奴等か…単なるバカか」(アニ)

 

「なぜかこの世界では、巨人に対抗する力を高めた者ほど巨人から離れられる」
「どうしてこんな茶番になると思う?」(アニ)

 

「それが、人の本質だからでは?」(アニ)

 

「とにかく私は、このくだらない世界で兵士ごっこに興じられるほど…」
「バカになれない」(アニ)

 

「強くなることに夢中で気づけなかった、こんな簡単な矛盾」
「奴等は、巨人から離れるために巨人殺しの技術を高めてやがる」(エレン)

 

「内地が快適?」
「ここだって、5年前までは内地だったんだぞ」(エレン)

 

「ジャン。内地に行かなくても、お前の脳内は快適だと思うぞ」(エレン)

 

 

「俺のためにも、この愚策は維持されるべきだ」(ジャン)

 

「そうだ…こいつは、ただ感情を発散してるだけの、今までの俺だ」(エレン)

 

「今は違う」
「技術を行使して、この場を収める」(エレン)

 

「(何をした?) お前がチンタラやってる間に痛い目に遭って学んだ格闘術だ」(エレン)

 

「楽して感情任せに生きるのが現実だって?」
「お前それでも…兵士かよ?」(エレン)

 

「(大きな音?) サシャが放屁した音です」(ミカサ)

 

「やっとここまでたどり着いた」
「今度は俺達が、巨人を食い尽くしてやる!」(エレン)

 

「(調査兵団は)最初から決めてたことだ」
「俺が訓練してたのは内地で暮らすためじゃない、巨人と戦うためなんだからな」(エレン)

 

「確かに、ここまで人類は敗北してきた」
「それは巨人に対して無知だったからだ」(エレン)

 

「巨人に対して物量戦は意味がない」
「負けはしたが、戦いで得た情報は確実に次の希望につながる」(エレン)

 

「俺達は、何十万の犠牲で得た戦術の発達を放棄して、大人しく巨人のエサになるのか?」
「冗談だろ!」(エレン)

 

「俺は…巨人を1匹残らず駆逐して、狭い壁の中から出る!」
「それが俺の夢だ」(エレン)

 

「人類は、まだ本当に敗北したわけじゃない!」(エレン)

 

「僕は調査兵団に入る!」
「死んでも足手まといにはならない!」(アルミン)

 

「私も調査兵団にする」(ミカサ)

 

「あなたが憲兵団に行くのなら、私も憲兵団に行こう」
「あなたが駐屯兵団に行くのなら、私もそうしよう」(ミカサ)

 

「エレンは私と一緒にいないと、早死するから」(ミカサ)

 

「もうこれ以上、家族を失いたくない」(ミカサ)

 

「ハンネスさんのせいじゃない」
「俺達はもう無知じゃない」(エレン)

 

「もうあんな悲しいことは起こさせない」
「必ず巨人に勝つ」(エレン)

 

「成長したと喜んでいいのかどうか…死ぬなよ」(ハンネス)

 

「あの…皆さん」
「上官の食料庫から、お肉取ってきました」(サシャ)

 

「(肉は貴重?) 大丈夫ですよ」
「土地を奪還すればまた、牛も羊も飼えますから」(サシャ)

 

「あれから5年経った」
「人類は、ようやく尊厳を取り戻しつつある」(エレン)

 

「勝てる」
「人類の反撃は…これからだ!」(エレン)

 

「固定砲整備4班! 戦闘準備!」
「目標目の前、超大型巨人!」(エレン)

 

「これはチャンスだ、絶対逃すな!」(エレン)

 

「よお…5年ぶりだな」(エレン)

 

5話

「こいつ…固定砲を狙いやがった!」
「開閉扉を狙ったのも偶然じゃない」(エレン)

 

「やはり、こいつには…知性が」(エレン)

 

「しかしチャンスだ、壁を破壊できるのはこいつだけ」
「こいつさえ仕留めれば!」(エレン)

 

「(倒した?) 違う、5年前と同じだ」
「あいつは突然現れて、突然消えた!」(エレン)

 

「穴を塞げない時点で、この街は放棄される」
「ウォール・ローゼが突破されるのも、時間の問題だ」(アルミン)

 

「そもそも、奴等はその気になれば」
「人類なんかいつでも滅ぼすことが出来るんだ!」(アルミン)

 

「アルミン!」
「落ち着け、あの時とは違う」
「人類はもう、巨人なんかに負けない!」(エレン)

 

「こりゃ美味い酒ですな」
「戦場での共として、慎んで
頂戴いたしますぞ」(ドット・ピクシス)

 

「トロスト区では今まさに兵達が身命を賭して戦っておるのですぞ」(ピクシス)

 

「そして恐らく多くの者が命を落としております」
「わしらがおしゃべりしとる、今この時にも」(ピクシス)

 

「ああ…なんで今日なんだ」
「明日から内地に行けたっつうのに」(ジャン)

 

「違う! 思い出せ!」
「俺達が、血反吐を吐いた3年間を!」(エレン)

 

「3年間、俺達は何度も死にかけた」
「実際に死んだ奴もいる」
「逃げ出した奴や、追い出された奴も」(エレン)

 

「でも俺達は生き残った!」
「そうだろ!?」(エレン)

 

「今日だって、きっと生き残れる!」
今日生き残って…明日内地に行くんだろ?」(エレン)

 

「エレン」
「戦闘が混乱したら、私の所へ来て」(ミカサ)

 

「混乱した状況下では筋書きどおりにはいかない」
「私はあなたを守る」(ミカサ)

 

「おい! いい加減にしろ、ミカサ」
「お前までおたついてんじゃねえ!」(エレン)

 

「人類滅亡の危機だぞ!」
「何てめえの勝手な都合を押し付けてんだ!」(エレン)

 

「悪かった…私は冷静じゃなかった」
「1つだけ、頼みがある」
「どうか、死なないで」(ミカサ)

 

「死なないさ、俺は」
「こんな所で死んでられないんだ」(エレン)

 

「俺はまだ、この世界の実態を何も知らないんだから」(エレン)

 

「決して楽観視していたわけじゃなかったが、これはあまりにも…」(エレン)

 

「なんで、僕は…仲間が食われてる光景を眺めているんだ?」
「どうして、僕の体も…動かないんだ?」(アルミン)

 

「この本によるとこの世界の大半は、”海”っていう水で覆われているんだって」
「しかも、海は全部塩水なんだって」(アルミン)

 

「取り尽くせないほど、海は広いんだ」
「塩が山ほどあるだけじゃない」(アルミン)

 

「炎の水・氷の大地・砂の雪原」
「きっと外の世界は、この壁の中の何倍も広いんだ」(アルミン)

 

「ねえ、エレン」
「僕達もいつか、外の世界を探検できるといいね」(アルミン)

 

「こんな所で…死ねるか」(エレン)

 

「なあ、アルミン」
「お前が、教えてくれたから…俺は、外の世界に…」(エレン)

 

6話

「僕の役立たず! 死んじまえ!」(アルミン)

 

「もういいだろ、コニー」
「全滅したんだよ、こいつ以外は」(ユミル)

 

「周りを見りゃ分かんだろ?」
「これ以上そいつに構ってる時間はねえんだ」(ユミル)

 

「やめて2人共!」
「みんな気が動転してるんだよ」(クリスタ)

 

「急にたくさん友達が死んでいくんだもん、仕方ないよ!」(クリスタ)

 

「さすが私のクリスタ」
「この作戦が終わったら結婚してくれ」(ユミル)

 

「地獄だ…いや、地獄になったんじゃない、今まで勘違いをしていただけだ」
「最初からこの世界は、地獄だ」(アルミン)

 

「強い者が弱い弱い者を食らう、親切なくらい分かりやすい世界」
「ただ、僕の友達は…この世界で、強くあろうとした」(アルミン)

 

「弱い僕を、助けてくれた」
「それが耐えられなかった」(アルミン)

 

「2人にとって、僕は守られる存在なんだ」
「僕も2人のように強く、2人と肩を並べて、この世界を生きていきたかった」(アルミン)

 

「その結果があのざまだ」(アルミン)

 

「もう…やめてくれ」
「これ以上は…もう、無理だ」
「これ以上は…」(アルミン)

 

「何を…しているの?」(ミカサ)

 

「今、仲間が死んでいる」
「住民の避難が完了しないから、巨人と戦って死んでいる」(ミカサ)

 

「人が人のために死ぬのが当然だと思っているのなら、きっと理解してもらえるだろう」
「時に、1人の尊い命が多くの命を救うこともあることを」(ミカサ)

 

「死体がどうやってしゃべるの?」(ミカサ)

 

「しかし…焦って1回の攻撃で、刃をなまくらにしてしまいました」
「次は注意します」(ミカサ)

 

「どうして、こんな時に(昔を)思い出す?」(ミカサ)

 

「戦え…戦うんだよ!」
勝てなきゃ…死ぬ。勝てば、生きる!」
「戦わなければ、勝てない!」(エレン)

 

「(戦う?) そんな…出来ない」(ミカサ)

 

「その時、思い出した」
「この光景は今までに、何度も何度も…見てきた」(ミカサ)

 

「いつだって、目に入っていた」
「でも、見なかったことにしていた」(ミカサ)

 

そうだ…この世界は、残酷なんだ」(ミカサ)

 

「その瞬間、体の震えが止まった」
「その時から、私は自分を完璧に支配できた」(ミカサ)

 

「なんでも出来ると思った」
「戦え…戦え…戦え!」(ミカサ)

 

「有害なケダモノを駆除した」
たまたま人と格好が似ていただけのケダモノだ!」(エレン)

 

「でも…早く助けてやりたかった」(エレン)

 

「イェーガー先生、私…ここからどこに向かって帰ればいいの?」
「寒い…私にはもう…帰る場所がない」(ミカサ)

 

「やるよ、これ(マフラー)。あったかいだろ?」(エレン)
「あったかい…」(ミカサ)

 

「ミカサ、私達の家で一緒に暮らそう」
「つらいことがたくさんあった、君には充分な休養が必要だ」(グリシャ)

 

「なんだよ…ほら、早く帰ろうぜ。俺達の家に」(エレン)
「うん…帰る」(ミカサ)

 

「勝者しか生きることは許されない、残酷な世界」(ミカサ)

 

でも私には、この世界に帰る場所がある」
エレン…あなたがいれば、私はなんでも出来る」(ミカサ)

 

7話

「だったら!」
一か八か、そこ(本部)に群がる巨人をやるしかねえだろ!」(コニー・スプリンガー)

 

「俺等がここでウダウダやってても同じだ」
「ここにも巨人が集まる!」(コニー)

 

「イタズラに逃げ続けても、残り少ないガスを使い果たすだけだ」
「機動力を失えば、本当に終わりだぞ!」(コニー)

 

「やりましょうよ、皆さん」
「さあ、立って」(サシャ)

 

「みんなが力を合わせれば、きっと成功しますよ!」
「私が先陣を引き受けますから」(サシャ)

 

「ダメだよ…どう考えても、僕等はこの街から出られずに全滅だ」(マルコ・ボット)

 

「死を覚悟してなかったわけじゃない」
「でも…一体何のために死ぬんだ?」(マルコ)

 

「ミカサ…ダメだ、会わせる顔がどこにあるっていうんだ」(アルミン)

 

「僕なんか無駄に生き延びただけだ」
「こんなことなら…あの時一緒に死んどくんだった」(アルミン)

 

「僕達…訓練兵34班、トーマス・ワグナー、ナック・ティアス、ミリウス・ゼルムスキー」
「ミーナ・カロライナ、エレン・イェーガー」(アルミン)

 

「以上5名は、自分の使命を全うし…壮絶な戦死を遂げました!」(アルミン)

 

「ごめん、ミカサ」
「エレンは、僕の身代わりに…僕は…何も出来なかった」
「すまない…」(アルミン)

 

「アルミン」
「落ち着いて、今は感傷的になっている場合じゃない」
「さあ立って」(ミカサ)

 

「出来る」
「私は、強い。あなた達より、強い」(ミカサ)

 

「すごく強い…ので、私はあそこの巨人共を蹴散らすことが出来る」
「例えば1人でも」(ミカサ)

 

「あなた達は腕が立たないばかりか、臆病で腰抜けだ」
「とても残念だ」(ミカサ)

 

「ここで指をくわえたりしてればいい…くわえて見てろ」(ミカサ)

 

「出来なければ、死ぬだけ」
「でも…勝てば生きる、戦わなければ勝てない」(ミカサ)

 

「残念なのはお前の言語力だ」
「あれでハッパかけたつもりでいやがる」(ジャン)

 

「おい! 俺達は仲間に1人で戦わせろと学んだか?」
「お前らホントに腰抜けになっちまうぞ!」(ジャン)

 

「やい、腰抜け! 弱虫! アホー!」(サシャ)

 

「いや…ガスを吹かし過ぎだ」
「あれじゃすぐになくなる」(アルミン)

 

「いくら腕があっても、機動力がなくちゃ僕等は無力だ」(アルミン)

 

「やはりいつもみたいに冷静じゃない」
「動揺を行動で消そうとしている」(アルミン)

 

「このままじゃ、いずれ…」(アルミン)

 

「ジャン! お前はみんなを先導しろ」
「俺がアルミンに付く」(コニー)

 

「何言ってんだ!」
「巨人はまだいるんだぞ!」
「お前の腕が必要だろうが!」(コニー)

 

「まただ…またこれだ…また家族を失った…」(ミカサ)

 

「また、この痛みを思い出して…」
「またここから、始めなければいけないのか…」(ミカサ)

 

「なぜ止められなかった?」
「どうして止めなかった?」(ジャン)

 

「強引にでも止めていれば、こんなことには…」(ジャン)

 

「俺に資格があるのか?」
「責任のある立場になる資格が?」(ジャン)

 

「この世界は残酷だ」
「そして…とても美しい」(ミカサ)

 

「いい人生だった」(ミカサ)

 

「えっ?」
「なんで? 諦めたはずなのに…」(ミカサ)

 

「なぜ…立ち上がる?」
「なぜ、あがく?」(ミカサ)

 

「なんのために?」
「生きる意味なんて、もうどこにもないのに…」
「何が私を…」(ミカサ)

 

「ごめんなさい、エレン」
「私はもう諦めない…二度と諦めない」(ミカサ)

 

「死んでしまったらもう…あなたのこと思い出すことさえ出来ない」(ミカサ)

 

「だから…なんとしてでも勝つ!」
「なんとしてでも生きる!」(ミカサ)

 

「巨人が…巨人を…殺してる」(ミカサ)

 

「と…とどめを刺した?」
「弱点を理解して殺したのか?」(アルミン)

 

「格闘術の概念があるようにも感じた」
「あれは一体…」(ミカサ)

 

「奇行種って言うしかねえだろ」
「分かんねえことの方が多いんだからよ…」(コニー)

 

「こうする以外にない!」
「僕が持っていても意味がないんだ」
「でも…」(アルミン)

 

「今度は大事に使ってくれよ、みんなを助けるために」(アルミン)

 

「私は…みんなの命を背負う覚悟もないまま先導した」
「その責任も感じないうちに、いったんは命さえ放棄した」(ミカサ)

 

「それも自分の都合で」
「私は…」(ミカサ)

 

「ただ…これ(刃の欠片)だけはここに置いていってくれ」
「やっぱり…生きたまま食われることだけは避けたいんだ」(アルミン)

 

「アルミン」
「ここに置いていったりはしない」(ミカサ)

 

「あの時…ただひたすら困惑した」
「巨人が巨人を殺すなんて、聞いたことがない」(ミカサ)

 

「そしてかすかに…高揚した」
「その光景は…人類の怒りが体現されたように見えたから」(ミカサ)

 

8話

「ダメだ…よしてくれ」
「このままじゃ僕は、また友達を死なせてしまう」(アルミン)

 

「無茶だと思うけど…あの巨人を利用できないかな?」(アルミン)

 

「あいつは巨人を襲う、僕達に興味を示さない」
「だから…あいつを上手く補給所まで誘導できないかと思って」(アルミン)

 

「あいつがほかの巨人を倒してくれれば、みんな助かるかもしれない」(アルミン)

 

「やってみる価値はありそう」
「いずれ死を待つだけなら、可能性に賭けた方がいい」(ミカサ)

 

「巨人と一緒に巨人と戦うってことか?」
「失敗したら笑い者だな」(コニー)

 

「でも、成功したらみんなが助かるよ」(アルミン)
「覚悟を決めよう」(ミカサ)

 

「いや…違う、今なんだ」
「巨人が少しでもあそこに集中してる、今がチャンスなんだ」(ジャン)

 

「ジャン!」
「ありがとう、ジャンのおかげで逃げ切れた」(マルコ)

 

「お前のおかげだ」
「前にも言ったろ?」
「ジャンは指揮役に向いてるって」(マルコ)

 

「何人…たどり着いた?」
「仲間の死を利用して…俺の合図で、何人死んだ?」(ジャン)

 

「普通だ…これが現実ってもんだろうな」
「俺は、夢か幻でも見ようとしてたのか?」(ジャン)

 

「俺は知ってたはずだ…現実ってやつを」
「普通に考えれば簡単に分かる」(ジャン)

 

「こんなでけえ奴には、勝てねえってことくらい…」(ジャン)

 

「みんな! あの巨人は、巨人を殺しまくる奇行種だ」
「しかも、俺達には興味を示さない」(コニー)

 

「あいつを上手いこと利用できれば、俺達はここから脱出できる!」(コニー)

 

「奇行種でもなんでも構わない」
「ここであの巨人に、より長く暴れてもらう」(ミカサ)

 

「それが…現実的に私達が生き残るための最善策」(ミカサ)

 

「お前ら、あの巨人についてどこまで知ってるんだ?」
「そうだな、まずは助かってからだ」(ライナー)

 

「つまり、この作戦では1回のみの攻撃に全てを…全員の命を賭けることになる」(アルミン)

 

「誰がやっても失敗すれば全員死ぬ」
「リスクは同じだ」(アニ)

 

「大丈夫、自信を持って」
「アルミンは正解を導く力がある」(ミカサ)

 

「私もエレンも、その力に命を救われた」(ミカサ)

 

「いけるさ。相手は3~4メートル級だ」
「的になる急所は狙いやすい」(ライナー)

 

「もしくはこいつを奴等のケツにぶち込む」
「弱点はこの2つのみ」(ライナー)

 

「ライナー」
「それがお前の最後の言葉になるかもしれねぞ」(ジャン)

 

「あ…あの…後ろから…突然…」
「大変失礼しました…」(サシャ)

 

「あ…ホントに…」
「ああっ! すみませんでしたあ!」(サシャ)

 

「巨人に屈服してしまった…」
「みんなに合わせる顔が!」(サシャ)

 

「あとでたっぷり軽蔑してやる」
「とにかく脱出だ!」(コニー)

 

「怒らずに聞いてほしいんだけど」
「ジャンは強い人ではないから、弱い人の気持ちがよく理解できる」(マルコ)

 

「それでいて、現状を正しく認識することに長けているから」
「”今何をすべきか”、明確に分かるだろう?」(マルコ)

 

「どうにかしてあの巨人の謎を解明できれば」
「この絶望的な現状を、打破するキッカケになるかもしれないと思ったのに…」(ミカサ)

 

「同感だ」
「あのまま食い尽くされちゃ、何も分からずじまいだ」(ライナー)

 

「あの巨人にこびり付いてる奴等を、俺達で排除して」
「とりあえずは延命させよう」(ライナー)

 

「例えば、あの巨人が味方になる可能性があるとしたら…どう?」
「どんな大砲よりも強力な武器になると思わない?」(アニ)

 

「エレンだ…切断されたはずの、腕と足がある…」(アルミン)

 

「エレンはあの時、巨人に飲み込まれた」
「あの時…一体…何が…」(アルミン)

 

「これを、エレンが…やったってことか…」(ジャン)

 

9話

「みんなの羨望のまなざしも」
「あなた(リヴァイ)の潔癖すぎる性格を知れば幻滅するだろうね」(ハンジ・ゾエ)

 

「あの外に巨人達が…今回はどんな巨人に会えるかなあ?」
「奇行種なんかいたりしたら、もう最高なんだけどなあ~!」(ハンジ)

 

「奇行種ならここに1匹いるがな」(リヴァイ)

 

「大丈夫だよ! お前を痛い目に遭わせたりしないから」
「なっ、痛くなかったろう?」(ハンジ)

 

「そろいもそろって…おもしれえツラしやがって」(リヴァイ)

 

「大人しくしてろ」
「そうしないとお前の肉を…綺麗に削げねえだろうが」(リヴァイ)

 

「お前は十分に活躍した」
「そして…これからもだ」(リヴァイ)

 

「お前の残した意志が、俺に力を与える」(リヴァイ)

 

「約束しよう」
「俺は必ず、巨人を絶滅させる!」(リヴァイ)

 

「最後まで聞いたのか? こいつは」(リヴァイ)
「ええ、きっと聞こえてましたよ。だって…安心したように眠っている…」(ペトラ・ラル)

 

「退却? まだ限界まで進んでねえぞ」
「俺の部下は犬死か?」(リヴァイ)

 

「こんな…こんなはずじゃ…」
「俺達は、5年前とは違うんだ」(エレン)

 

「必死に訓練した、必死に考えた」
「こいつらに勝つために…こいつらから奪われないために…」(エレン)

 

「どうしてこうなる?」
「どうして、俺達は奪われる?」
「命も…夢も…どうして…」(エレン)

 

「何言ってんだ? みんなは」(エレン)

 

「あの剣は、俺達に向けられてるのか?」
「そいつは巨人を倒すための武器だろうが?」(エレン)

 

「何でそんな目で俺を見る?」
「これは…なんなんだ?」(エレン)

 

「俺達には守秘義務が課せられた…言えない」(ジャン)

 

「もっとも、隠し通せるような話じゃねえ」
「すぐに、人類全体に知れ渡るだろう」(ジャン)

 

「それまでに、人類があればな」(ジャン)

 

「無事だ」
「強い子達だ、それぞれが生き抜く術(すべ)を持っている」(ハンネス)

 

「1人は高い戦闘技術、1人は強靭な精神力」
「そしてもう1人は、とても賢い頭を持っている」(ハンネス)

 

「無事だ、必ず生きている」(ハンネス)

 

「確かに、彼等の反抗的な態度は明らかです」
「かといって有益な情報を引き出せそうにもない」(リコ・ブレツェンスカ)

 

「おっしゃるとおり、兵と時間の無駄遣いです」(リコ)

 

「私の特技は…肉を削ぎ落とすことです」
「必要に迫られればいつでも披露します」(ミカサ)

 

「私の特技を体験したい方がいれば…どうぞ一番先に近づいて来て下さい」(ミカサ)

 

「ミカサ、人と戦ってどうする?」
「この狭い壁の中で、どこに逃げようっていうんだ?」(アルミン)

 

「どこの誰が相手であろうと、エレンが殺されるのは阻止する」
「これ以外に理由は必要ない!」(ミカサ)

 

「話し合うんだよ!」
「誰にも、何も状況が分からないから、恐怖だけが伝染しているんだ!」(アルミン)

 

「とにかく、答えを間違えるな」
「死ぬのは俺だけじゃない」(エレン)

 

「そうだ…俺は昔から、お前らと同じ…」
「人間です!」(エレン)

 

「エレン! いつか地下室に行けば真実が分かる」
「つらく厳しい道のりだが、必ずたどり着くんだ!」(グリシャ)

 

「ミカサやアルミン、みんなを救いたいなら」
「お前はこの力を、支配しなくてはならない!」(グリシャ)

 

10話

「エレンが私達を守った」
「今はそれだけ理解できればいい」(ミカサ)

 

「こんなもん見せたあとで会話できる自信は俺にはない」
「ただ…1つだけ思い出した」(エレン)

 

「地下室だ、俺んちの地下室」
「”そこに行けば全て分かる”って親父が言ってた」(エレン)

 

「俺がこうなっちまった原因も親父だ」
「地下室に行けば恐らく…巨人の正体も分かるんだ」(エレン)

 

「エレン」
「今は他にすべきことがある」(ミカサ)

 

「エレン…私も行く」(ミカサ)

 

「私が追いつけなければ私に構う必要はない」
「ただし、私が従う必要もない」(ミカサ)

 

「今のところ、駐屯兵団が白兵戦を仕掛けてくる気配はない」
「そんな気配があれば、ミカサが野良猫よりも早く察知しているだろう」(アルミン)

 

「結局僕は最後まで…臆病者以外の何かにはなれなかった」(アルミン)

 

「僕は何度も2人に助けられたけど」
「僕が2人を助けたこと、とうとう一度もないままだ」(アルミン)

 

「これでどうやって、対等な友人と言えるだろうか?」
「どうやって、僕も一緒に行くなんてことが言えるんだ?」(アルミン)

 

「ついていける自信もないのに」
「もう、これで…3人がそろうこともないだろう」(アルミン)

 

「アルミン、あとはお前の判断に任せる」(エレン)

 

「無茶を言うが…アルミンがもしここで」
「俺は驚異じゃないってことを駐屯兵団に説得できると言うなら」
「俺はお前を信じてそれに従う」(エレン)

 

「これが2つ目の考えだ」
「お前が出来ないと言えば、さっきの最終手段に出る」(エレン)

 

「俺はどっちでもお前の意見を尊重する」(エレン)

 

「お前ってヤバい時ほど、どの行動が正解か当てることが出来ただろ?」
「それに頼りたいと思ったからだ」(エレン)

 

「僕が勝手に思い込んでただけだ」
「勝手に、自分は無力で足手まといだと…」(アルミン)

 

「2人はそんなこと思ってなかったのに」(アルミン)

 

「僕に命を預けると言っている2人は、僕がこの世でもっとも信頼している人間だ」
「これ以上の説得力が…どこにある?」(アルミン)

 

「必ず説得してみせる」
「2人は極力、抵抗の意思がないことを示してくれ」(アルミン)

 

「エレンが巨人になって戦っていた時から、ずっと引っ掛かってたことがある」(アルミン)

 

「まだ考えがまとまってないけどやってやる」
「しゃべりながらでも考えろ!」(アルミン)

 

「彼は人類の敵ではありません」
「私達には、知り得た情報の全てを開示する意志があります」(アルミン)

 

「証拠は必要ありません!」
「そもそも我々が、彼をどう認識するかは問題ではないのです!」(アルミン)

 

「大勢の者が、彼を見たと聞きました」
「ならば彼が、巨人と戦う姿も見たはずです」(アルミン)

 

「周囲の巨人が、彼に群がって行く姿も」
「つまり巨人は、彼のことを我々人類と同じ、捕食対象として認識しました」(アルミン)

 

「我々がいくら知恵を絞ろうとも、この事実だけは動きません!」(アルミン)

 

「ダメだ…考えることを放棄してる」
「考えることが怖いんだ」(アルミン)

 

「私はとうに、人類復興のためなら心臓を捧げると誓った兵士!」
「その信念に従った末に、命が果てるのなら本望!」(アルミン)

 

「彼の持つ巨人の力と、残存する兵力が組み合わされば」
「この街の奪還も不可能ではありません!」(アルミン)

 

「人類の栄光を願い、これから死にゆくせめてもの間に」
「彼の戦術価値を説きます!」(アルミン)

 

「よさんか」
「相変わらず図体の割には子鹿のように繊細な男じゃ」(ピクシス)

 

「お前にはあの者の見事な敬礼が見えんのか?」(ピクシス)

 

「やはり見当たらんか…」
「超絶美女の巨人になら、食われてもいいんだがのう」(ピクシス)

 

「さあ…司令のお考えは、常に常人の理解の外にありますから」(リコ)

 

「おぬし自身が確証を得られん以上はとりあえず」
「頭に入れておくといったところかのう」(ピクシス)

 

「しかし、物事の真意を見極める程度のことは出来るつもりじゃ」
「おぬしらの命は、わしが保証しよう」(ピクシス)

 

「”助かりたい一心”…何より信用できる言葉だ」(ピクシス)

 

「おぬしはやるのかやらんのか…どっちだ?」(ピクシス)

 

「やります…やります」
「穴を塞げるかどうかは分かりません」
「でも…やります!」(エレン)

 

11話

「ピクシス司令は、今の俺達に見えないものを見ようとしているんだろう」(エレン)

 

「多分作戦を実行する以前に、根本的な問題がある」
「司令はその現状を正しく認識してる」(エレン)

 

「敵は…巨人だけじゃない」(エレン)

 

「時は一刻を争う」
「活躍してもらうぞ、若き兵士達よ」(ピクシス)

 

「ここを去って、どこに行くんすか?」(ジャン)

 

「巨人に地上を支配される前、人類は種族や理(ことわり)の違う者同士で」
「果てのない殺し合いを続けていたと言われておる」(ピクシス)

 

「その時に誰かが言ったそうな」
「もし人類以外の強大な敵が現れたら、人類は一丸となり争いをやめるだろうと」(ピクシス)

 

「そんな言い伝えがあるんですか?」」
「それは随分と呑気ですね、あくびが出ます」(エレン)

 

「その強大な敵に、ここまで追い詰められた今でも」
「1つになったとは言い難い状況だと思いますので」(エレン)

 

「ああ、そろそろ1つにならんとな」
「戦うことも難しいじゃろうて」(ピクシス)

 

「なあ、今司令が何言ってんのか分かんなかったが」
「それは俺がバカだからじゃねえよな?」(コニー)

 

「人が恐怖を原動力にして進むには、限界があるわ」(アンカ・ラインベルガー)

 

「わしが命ずる!」
「今この場から去る者の罪を、免除する」(ピクシス)

 

「一度巨人の恐怖に屈した者は、二度と巨人に立ち向かえん」
「巨人の恐ろしさを知った者は、ここから去るがいい」(ピクシス)

 

「そして、その巨人の恐ろしさを、自分の親や兄弟、愛する者に味わわせたい者も」
「ここから去るがいい!」(ピクシス)

 

「わしを含め、人類全てに罪がある!」(ピクシス)

 

「人類が滅ぶのなら、それは巨人に食い尽くされるのが原因ではない」
「人間同士の殺し合いで滅ぶ」(ピクシス)

 

「我々はここより奥の壁で死んではならん」
「どうかここで…ここで死んでくれ!」(ピクシス)

 

「あの巨人の力で、岩を持ち上げられるかどうかは分からない」
「でも、俺の役割は理解している」(エレン)

 

「偽物かもしれないけど、それでも…成功させなければならない」(エレン)

 

「俺は、ならなきゃいけないんだ」
「みんなの希望に」(エレン)

 

「司令、1つよろしいでしょうか?」
「人間兵器とやらは、本当に機能するのですか?」(リコ)

 

「う~ん…困ったのう」
「おぬしらそんなに巨人に負けるのが好きか?」(ピクシス)

 

「わしは嫌いじゃぞ」
「わしは負けることが何よりも嫌いじゃ」(ピクシス)

 

「だがあにはからんや、生まれてこのかた負け続けておる」(ピクシス)

 

「わしは巨人に勝ちたい」
「あの木偶の坊共に、なんとしても勝ちたいんじゃ!」(ピクシス)

 

「(勝ちたい?) ならば彼に賭けるしかなかろう」(ピクシス)

 

「おぬしらが言う、恐ろしく曖昧な根拠だけが」
「巨人に勝ちうる唯一の可能性なんじゃからな」(ピクシス)

 

「おぬしらは駐屯兵団の中でも、精鋭中の精鋭じゃ」
「人類の命運は託したぞ」(ピクシス)

 

「(イアンが指揮?) 異論はないよ」(リコ)

 

「案ずるな、おぬしは酒の味が分かる」
「美酒も悪酒も、どちらの味ものう」(ピクシス)

 

「ままごとやってんじゃないぞ、イェーガー」(リコ)

 

「1つ言っておくぞ、イェーガー」
「この作戦で、決して少なくはない数の兵が死ぬことになるだろう…」
「あんたのためにな」(リコ)

 

「それは私達の同僚や、先輩や、後輩の兵士達だ」
「当然兵士である以上、死は覚悟の上だ」(リコ)

 

「だがな…彼等は物言わぬ駒じゃない」(リコ)

 

「彼等には名前があり、家族があり、その分だけの思いがある」
「みんな、血の通った人間だ」(リコ)

 

「訓練兵時代から同じ釜の飯を食っている奴もいる」
「そんな彼等の多くが今日、あんたのために死ぬことになるだろう」(リコ)

 

「あんたには、彼等の死を犬死ににさせてはいけない責任がある…」
「何があろうとな」(リコ)

 

「そのことを甘えた心に刻め」
「そして、死ぬ気で責任を果たせ」(リコ)

 

「巨人が出現して以来、人類が巨人に勝ったことは一度もない」
「巨人が進んだ分だけ、人類は後退を繰り返し、領土を奪われ続けてきた」(ピクシス)

 

「しかし、この作戦が成功した時、人類は初めて、巨人から領土を奪い返すことに成功する」
「その時が、人類が初めて、巨人に勝利する瞬間であろう」(ピクシス)

 

「それは、これまで人類が奪われてきたものに比べれば」
「たとえようもなく小さなものかもしれん」(ピクシス)

 

「しかし…その一歩は、我々人類にとっての、大きな進撃になる」(ピクシス)

 

「人間の比率で考えれば、あの岩を持ち上げられるとは思わないけど…」
「きっとエレンには、私達を導く強い力がある」(ミカサ)

 

12話

「失ったのではないぞ」
「兵は勝手に死んだわけではない…わしの命により死なせたのじゃ」(ピクシス)

 

「今こそ人類存亡の瀬戸際」
「人類が生きながらえるためならわしは、殺戮者と呼ばれることもいとわん」(ピクシス)

 

「エレン、私が分からないの?」
「私はミカサ。あなたの…家族!」(ミカサ)

 

「あなたはあの岩で、穴を塞がなくてはならない!」(ミカサ)

 

「作戦失敗だ」
「分かってたよ、秘密兵器なんて存在しないってことは」(リコ)

 

「エレン、あなたは人間!」
「あなたは…」(ミカサ)

 

「精鋭班に関しては、現場に権限を委任しておる」(ピクシス)

 

「ただ腕が立つだけではない、人類の命運を託した精鋭の中の精鋭じゃ」
「そう簡単に負けを認めることは許されんぞ」(ピクシス)

 

「死んでいった兵を無駄死にさせんために…生ある限りあがき通すことじゃ」(ピクシス)

 

「指揮権を託されたのは俺だ!」(イアン・ディートリッヒ)

 

「黙って命令に従え」
「イェーガーを無防備な状態のまま置いていてはいけない」(イアン)

 

「作戦を変える」
「イェーガーを回収するまで、彼を巨人から守る」(イアン)

 

「彼は人類にとって貴重な可能性だ、簡単に放棄できるものではない」
「俺達と違って、彼の代役は存在しないからな」(イアン)

 

「(繰り返す?) そうだ。何人死のうと、何度だって挑戦すべきだ!」(イアン)

 

「まっ…損失にならないようにしようぜ、お互いに」(コニー)

 

「巨人に勝つ方法なんて、私が知ってるわけない」(リコ)

 

「だから俺達が今やるべきことは、これしかないんだ」
「あのよく分からない人間兵器とやらのために…命を投げうって、健気に尽くすことだ」(イアン)

 

「悲惨だろう?」
「俺たち人間に唯一できることなんてそんなもんだ」(イアン)

 

「これが俺達に出来る戦いだ」
「俺達に許されたあがきだ」(イアン)

 

「そんなの…納得できない」(リコ)

 

「作戦には従うよ」
「あなたの言っていることは正しいと思う」(リコ)

 

「必死にあがいて、人間様の恐ろしさを思い知らせてやる」
「犬死になんて納得できないからね」(リコ)

 

「当初の作戦どおり、自由に動くんだ」
「その方がお前の力が発揮されるだろう」(イアン)

 

「恋人を守るためだからな」(イアン)
「家族です…」(ミカサ)

 

「いや、よそう」
「私が考えても分かるわけがない」(ミカサ)

 

今は、私に出来ることをやる!」(ミカサ)

 

「あれ? 俺は…今、何をしているんだ?」(エレン)

 

「万が一? 十が一ぐらいの確率じゃねえのか?」(ジャン)

 

「我々は危険を感じた場合は、自己判断で動いても構いませんか?」(アニ)

 

「危険だから離れて」
「その巨人にはエレンの意志が反映されてない」(ミカサ)

 

「私が話しかけても反応がなかった」
「もう誰がやっても意味がない」(ミカサ)

 

「巨人の弱点部分からエレンは出てきた」
「それは、巨人の本質的な謎と恐らく無関係じゃない」(アルミン)

 

「大丈夫、真ん中さえよければ…死にはしない」
「ただ、ほんのちょっと…痛いだけだ!」(アルミン)

 

「ミカサ!」
「今自分に出来ることをやるんだ!」(アルミン)

 

「ミカサが行けば、助かる命があるだろ!」
「エレンは僕に任せて行くんだ!」(アルミン)

 

「俺のせいで誰かが死ぬのはもうごめんだ!」(ジャン)

 

「ちきしょう…俺が足引っ張ってどうすんだ」
「なんとか、なんのかよ…」(ジャン)

 

「壁から1歩外に出れば、そこは地獄の世界なのに」
「父さんや母さんのように、無残な死に方をするかもしれないのに」(アルミン)

 

「どうしてエレンは、外の世界に行きたいと思ったの?」(アルミン)

 

「どうしてだって?」
「そんなの、決まってんだろ」(エレン)

 

「俺が…この世に生まれたからだ!」(エレン)

 

13話

「巨人がいなくなるまで待つことなんて、出来るわけがねえ!」(ジャン)

 

「無茶しやがって!」(ジャン)
「無茶はお前だろ! 生きた心地がしねえよ」(コニー)

 

「ミカサ!」
「エレンが勝ったんだ!」(アルミン)

 

「今、自分の責任を果たそうとしている」
「あとは、エレンを扉まで援護すれば…僕等の勝ちだ!」(アルミン)

 

「死守せよ!」
「我々の命と引き換えにしてでも、エレンを扉まで守れ!」
「絶対に、巨人を近づけるな!」(イアン)

 

「俺達はみんな、生まれた時から…自由だ」
「それを拒む者が、どれだけ強くても関係ない」(エレン)

 

「戦え…そのためなら命なんか惜しくない!」(エレン)

 

「どれだけ世界が恐ろしくても…関係ない」
「どれだけ世界が残酷でも…関係ない!」(エレン)

 

「みんな…死んだかいが…あったな」
人類が今日、初めて…巨人に勝ったよ」(リコ)

 

「おい、ガキ共…これはどういう状況だ?」(リヴァイ)

 

「お前は記憶喪失で、親父は行方知れずか」
「随分都合のいい話だな」(リヴァイ)

 

「リヴァイ、彼が嘘をつく理由はないとの結論に至ったはずだ」(エルヴィン・スミス)

 

「まだまだ分からないことだらけだが、今すべきことは」
「君の意志を問うことだと思う」(エルヴィン)

 

「君の意志が鍵だ」
「この絶望から人類を救い出す…鍵なんだ」(エルヴィン)

 

「調査兵団に入って、とにかく巨人をぶっ殺したいです!」(エレン)
「ほう…悪くない」(リヴァイ)

 

「エルヴィン、こいつの責任は俺が持つ」
「上にはそう言っておけ」(リヴァイ)

 

「俺はこいつを信用したわけじゃない」
「こいつが裏切ったり暴れたりすれば、すぐに俺が殺す」(リヴァイ)

 

「上も文句は言えんはずだ、俺以外に適役がいないからな」
「認めてやるよ、お前の調査兵団入団を」(リヴァイ)

 

14話

「(勝算?) ありません」
「ですが、提案の用意はあります」(エルヴィン)

 

「上手くいくかどうかは、審議の流れ次第かと」(エルヴィン)

 

「(出たとこ勝負?) 壁外調査を主とする我々は、常に出てからが勝負ですから」(エルヴィン)

 

「勝手だけど我々は、君を盲信するしかないんだ」
「検討を祈る」(ハンジ)

 

「我々調査兵団は、エレンを正式な団員として迎え入れ」
「巨人の力を利用してウォール・マリアを奪還します」(エルヴィン)

 

「彼の力を借りれば、ウォール・マリアは奪還できます」
「何を優先するべきかは明白だと思われますが」(エルヴィン)

 

「よくしゃべるな、ブタ野郎」
「扉を埋め固めてる間、巨人が待ってくれる保証がどこにある?」(リヴァイ)

 

「てめえらの言う我々ってのは、てめえらが肥えるために守ってる友達の話だろ」(リヴァイ)

 

「土地が足りずに食うに困っている人間は」
「てめえらブタ共の視界には入らねえと?」(リヴァイ)

 

「報告書に嘘を書けっていうのか?」
「この事実を隠すことは、人類のためにならないんだよ」(リコ)

 

「誤魔化さずに答えないと、エレンのためにならないぞ」(リコ)

 

「しかし…それ以前に私は2度、巨人化したエレンに命を救われました」
「これらの事実も、考慮していただきたいと思います」(ミカサ)

 

「力を持ってる人が戦わなくてどうするんですか?」
「生きるために戦うのが怖いっていうなら、力を貸して下さいよ」(エレン)

 

「この、腰抜け共め」
「いいから黙って、全部俺に投資しろ!」(エレン)

 

「これは持論だが…しつけに一番効くのは痛みだと思う」
「今お前に必要なのは、言葉による”教育”ではなく”教訓”だ」(リヴァイ)

 

「しゃがんでるからちょうど蹴りやすいしな」(リヴァイ)

 

「(恨み?) 何言ってる」
お前ら、こいつを解剖するんだろ?」(リヴァイ)

 

「こいつは巨人化した時、力尽きるまでに20体の巨人を殺したらしい」
「敵だとすれば、知恵がある分やっかいかもしれん」(リヴァイ)

 

「だとしても俺の敵じゃないがな」
「だがお前らはどうする?」(リヴァイ)

 

「こいつをいじめた奴等もよく考えた方がいい」
「本当にこいつを殺せるのか」(リヴァイ)

 

「エレンが巨人の力を制御できるか?」
「人類にとって利がある存在かどうか?」(エルヴィン)

 

「その調査の結果で判断していただきたい」(エルヴィン)

 

「(出来るのか?) 殺すことに関しては間違いなく」
問題はむしろ、その中間がないことにある」(リヴァイ)

 

「すまなかった」
「しかしおかげで、我々に君を託してもらうことが出来た」(エルヴィン)

 

「効果的なタイミングで、用意したカードを切れたのも」
「その痛みのかいあってのものだ」(エルヴィン)

 

「君に敬意を」
「エレン、これからもよろしくな」(エルヴィン)

 

15話

「乗馬中にペラペラしゃべってれば舌も噛むよ」(ペトラ)

 

「オルオがあんまり間抜けだからビックリしたんだと思うよ」(ペトラ)

 

「ねえ…昔はそんなしゃべり方じゃなかったよね」(ペトラ)

 

「もし…それが仮にもしリヴァイ兵長のマネしてるつもりなら」
「ホントにやめてくれない?」(ペトラ)

 

いや…全く共通点とかは感じられないけど」(ペトラ)

 

「舌を噛み切って死ねばよかったのに」(ペトラ)

 

「(中もほこりだらけ?) それは…重大な問題だ」
「早急に(掃除に)取りかかるぞ」(リヴァイ)

 

「失望したって顔だね、エレン」(ペトラ)

 

「エレンって呼ばせてもらうよ、リヴァイ兵長にならってね」
「ここでは兵長がルールだから」(ペトラ)

 

「珍しい反応じゃないよ」
「世間のいうような完全無欠の英雄には見えないでしょ?」
「現物のリヴァイ兵長は…」(ペトラ)

 

「思いのほか小柄だし、神経質で粗暴で近寄りがたい」(ペトラ)

 

「リヴァイ兵長は調査兵団に入る前、都の地下街で有名なゴロツキだったって」(ペトラ)

 

「さあね。何があったのか知らないけど、エルヴィン団長の元にくだる形で」
「調査兵団に連れて来られたって聞いたわ」(ペトラ)

 

「おい、エレン!」
「(掃除が)全然なってない、全てやり直せ」(リヴァイ)

 

「作戦立案は、俺の担当じゃない」
「だがエルヴィンのことだ、俺達よりずっと多くのことを考えているだろう」(リヴァイ)

 

「(エレンについて)報告書以上のことは聞き出せねえよ」
「まぁ…あいつは黙ってないだろうがな」(リヴァイ)

 

「下手にいじくり回されて死ぬかもな、お前」(リヴァイ)

 

「それはもう…最高にたぎるやつをだよ!」(ハンジ)

 

「(巨人の実験?) ああ…やっぱり?」
「聞きたそうな顔してると思ったあ」(ハンジ)

 

「そんなに聞きたかったのか…しょうがないなあ」(ハンジ)

 

「それじゃ聞かせてあげないとね」
「今回捕まえた、あの子達について」(ハンジ)

 

「残念ながら、今回も意志を通わせることは不可能との結論に至る」(ハンジ)

 

「しかし私にとって巨人との交流は、日々の疲れを忘れるほど充実した時間だった」(ハンジ)

 

「しかしその人食い一族は、たった1つのミスから捕らえられ、死刑にされた」
「そこはお前達と同じだね」(ハンジ)

 

「お前達も人類を攻撃するというミスを犯し、そして捕らえられた」(ハンジ)

 

「でも安心して、私はお前達を死刑になんてしないから」
「みんなで仲よくやろう」(ハンジ)

 

「あの子達には、本当に悪いことをした」
「あんな思いは二度と…ごめんだ」(ハンジ)

 

「これが叫ばずにいられるか!」(ハンジ)

 

「今のは惜しかったよ、ソニー」(ハンジ)

 

「こんな感じでソニーは、自己表現が苦手なんだよ」
「頭かじろうとするばっかりでさ」(ハンジ)

 

「(巨人の脅威を体験?) そうだよ」
「私は巨人に仲間を何度も何度も目の前で殺された」(ハンジ)

 

「調査兵団に入った当初は、憎しみを頼りに巨人と戦ってた」
「でも、そんなある日私は気づいた」(ハンジ)

 

「切断した3メートル級の生首を蹴っ飛ばした時だった」
「軽かったんだ、異常に…巨人の体が」(ハンジ)

 

「そもそも本来なら」
「あの巨体が2本足で立ち、歩くなんてことは出来ないはずなんだ」(ハンジ)

 

「私は思うんだ」
私達に見えているものと実在するものの本質は、全然違うんじゃないかってね」(ハンジ)

 

「憎しみを糧にして攻勢に出る試みは、もう何十年も試された」
「私は既存の見方と違う視点から、巨人を見てみたいんだ」(ハンジ)

 

「空回りに終わるかもしれないけど」
「でも…私はやる」(ハンジ)

 

「調査兵団に入ってから、驚かされてばかりだ」
「ハンジさんだけじゃない、変わり者だらけ」(エレン)

 

「これじゃまるで、変人の巣窟」
「でも…変革を求める人間の集団、それこそが調査兵団なんだ」(エレン)

 

「(もっと聞かせて?) えっ…いいの?」
「そっ…そうだね」(ハンジ)

 

「うん、今の話じゃ省力した部分も多かったし、もっと詳細に話すとしよう」
「あ…ちょっと長くなるけど」(ハンジ)

 

「君には何が見える?」
敵はなんだと思う?」(エルヴィン)

 

16話

「でもこれじゃ、巨人に手を貸したようなもんだよ」
「その人の復讐心は満たされたかもしれないけど、人類にとっては打撃だ」(アルミン)

 

「俺はバカだからな…分かる気がする」
「巨人を見る前は、俺本気で調査兵団になるつもりだったんだぜ」(コニー)

 

「けどもう二度と見たくねえ」
「今日所属兵団を決めなきゃいけねえのに…」(コニー)

 

「みんな、後悔してる…」
「こんな地獄だと知ってりゃ、兵士なんか選ばなかった」(ジャン)

 

「精魂尽き果てた今、頭にあるのはそればっかりだ」(ジャン)

 

「兵士になんかならなければ、”次は誰の番か”なんて考えずに済んだのに」(ジャン)

 

「分かってんだよ、戦わなきゃいけねえことくらい」
「でも…誰もがてめえみたいな死に急ぎのバカにはなれねえ」(ジャン)

 

「今…何をすべきか?」(ジャン)

 

「おい、お前ら」
「所属兵科は、なんにするか決めたか?」(ジャン)

 

「俺は決めたぞ」
「俺は…俺は…調査兵団になる!」(ジャン)

 

「あんたさあ…”人に死ね”って言われたら死ぬの?」
「(死なねえ?) なら、自分に従ったらいいんじゃないの」(アニ)

 

「僕は…死ぬ理由が理解できたら、そうしなきゃいけない時もあると思うよ」
「嫌だけどさ、そう…決めたんだ」(アルミン)

 

「前からそのつもりではあったんだけど」(アルミン)
「あんた、弱いくせに根性あるからね」(アニ)

 

「(憲兵団に入る理由?) 別に」
「私はただ…自分が助かりたいだけだよ」(アニ)

 

「いいか、エレン」
「俺から2馬身以上遅れるなよ」(リヴァイ)

 

「てめえがウロウロ出来るのは、俺が監視しているからってことを忘れるな」(リヴァイ)

 

「俺はな…誰かに説得されて自分の命を懸けてるわけじゃない」
「こればっかりは、自分で決めずに務まる仕事じゃねえよ!」(ジャン)

 

「さらに我々は、彼によって巨人の侵攻を阻止するのみならず」
「巨人の正体にたどり着く術(すべ)を獲得した」(エルヴィン)

 

「彼の生家があるシガンシナ区の地下室には」
「彼も知らない巨人の謎があるとされている」(エルヴィン)

 

「その地下室にたどり着きさえすれば、我々はこの100年に渡る巨人の支配から」
「脱却できる手がかりをつかめるだろう」(エルヴィン)

 

「いくら兵士を集めたいからって、そのことまで公にするなんて…」
「それとも、何か意図が?」(アルミン)

 

「団長は一体、何を見ようとしているんだ?」(アルミン)

 

「4年かけて作った大部隊の行路も、全てが無駄になったのだ」(エルヴィン)

 

「その4年間で調査兵団の6割以上が死んだ」
「4年で6割だ、正気の沙汰でない数字だ」(エルヴィン)

 

「今期の新兵にも、1ヶ月後の壁外調査に参加してもらうが」
「死亡する確率は3割といったところか…」(エルヴィン)

 

「4年後にはほとんどが死ぬだろう」
「しかし、それを超えた者が、生存率の高い優秀な兵士となっていくのだ」(エルヴィン)

 

「この惨状を知った上で」
「自分の命を賭してもやるという者は、この場に残ってくれ」(エルヴィン)

 

「自分に聞いてみてくれ」
「人類のために、心臓を捧げることが出来るのかを!」(エルヴィン)

 

「頼むぞ、決めたんだ」
「これ以上、自分を嫌いにさせないでくれ…」(ジャン)

 

「今、ここから動かないと、また…」(サシャ)

 

「俺はもともと、憲兵になるために村を出たんだ」(コニー)

 

「母ちゃん喜ぶぞ」
「憲兵になったら、村のみんなも俺を見直す」(コニー)

 

「君達は…死ねと言われたら死ねるのか?」(エルヴィン)

 

「そうか…みんないい表情だ」
「では今、ここにいる者を新たな調査兵団として迎え入れる」(エルヴィン)

 

「これが本物の敬礼だ、心臓を捧げよ!」(エルヴィン)

 

「よく恐怖に耐えてくれた、君達は勇敢な兵士だ」
「心より尊敬する」(エルヴィン)

 

「エレン…何かひどいことはされてない?」
「体を隅々まで調べ尽くされたとか、精神的苦痛を受けたとか?」(ミカサ)

 

「あのチビは調子に乗りすぎた」
「いつか私がしかるべき報いを…」(ミカサ)

 

「誰しも劇的に死ねるってわけでもないらしいぜ」
「どんな最期だったかも分かんねえよ」(ジャン)

 

「あいつは誰も見てない所で、人知れず死んだんだ」(ジャン)

 

「なあ、エレン」
「お前巨人になった時、ミカサを殺そうとしたらしいな」(ジャン)

 

「それは一体どういうことだ?」(ジャン)
「違う、エレンはハエを叩こうとして…」(ミカサ)

 

「あのなあ、ミカサ…」
「誰しもお前みたいになあ、エレンのために無償で死ねるわけじゃないんだぜ」(ジャン)

 

「知っておくべきだ」
「俺達は、なんのために命を使うのかを」(ジャン)

 

「じゃねえと、いざという時に迷っちまうよ」
「俺達はエレンに、見返りを求めてる」(ジャン)

 

「きっちり値踏みさせてくれよ」
「自分の命に…見合うのかをな」(ジャン)

 

「だから、エレン!」
「お前、本当に…頼むぞ!」(ジャン)

 

17話

「左前方、10メートル級接近!」
「そのお腹の中に何が入っているのか非常に気になります…」
「が、援護班に任せます」(ハンジ)

 

「違う…違うぞ、奇行種じゃない」
「奴には知性がある」(アルミン)

 

「鎧や超大型、エレンと同じ…巨人の体をまとった人間だ!」(アルミン)

 

「こいつは…いや、こいつらは…何が目的なんだ?」(アルミン)

 

「殺さない…のか?」
「なんだ? 今の…フードをつまんで、顔…顔を確認した?」(アルミン)

 

「巨人は人を食うことしかしない」
「その過程で死なせるのであって、殺す行為自体は目的じゃない」(アルミン)

 

「しかしあいつは、急所を狙われた途端に、先輩を握り潰し、叩きつけた」(アルミン)

 

「食うためじゃなく、殺すために殺したんだよ」
「ほかの巨人とはその本質が違う」(アルミン)

 

「超大型や鎧の巨人が壁を破壊した時に、大勢の巨人を引き連れてきたのは」
「きっとあいつだ」(アルミン)

 

「目的は一貫して、人類への攻撃だ」(アルミン)

 

「アルミン、今は考えごとをしてる時間はねえぞ」
「奴の脅威の度合いを煙弾で知らせるなんて不可能だ」(ジャン)

 

そのうち司令班まで潰されちまう」
「そうなりゃ、陣形は崩壊して全滅だ」(ジャン)

 

「つまりだな、この距離ならまだ奴の気を引けるかもしれねえ」
「俺達で撤退までの時間を稼いだり出来る…かもしれねえ、なんつってな」(ジャン)

 

「お前…本当にジャンなのか?」
「俺の知るジャンは、自分のことしか考えてない男のはずだ」(ライナー)

 

「俺はただ…誰のものとも知れねえ骨の燃えカスに、がっかりされたくないだけだ」(ジャン)

 

「お…俺は…俺には今何をすべきかが分かるんだよ!」
「そして、これが俺達の選んだ仕事だ」
「力を貸せ!」(ジャン)

 

「アルミン。お前はエレンとベタベタつるんでばっかで気持ちわりいって思ってたけど」
「やる奴だと思ってたぜ」(ジャン)

 

「奴はうなじの弱点を把握してる」
「ほかの巨人とは全くの別物、仕留めるのは不可能だろう」(アルミン)

 

「少なくとも、人間の常識に当てはめた限りではそうだろう」
「けど、あの2人なら…もしかしたら」(アルミン)

 

「ジャン! 死に急ぎ野郎の仇を取ってくれ!」(アルミン)

 

「ライナーの奴やりやがった!」
「ミカサが強烈で忘れてたが、あいつもずば抜けて優秀で頼りになる奴だったな」(ジャン)

 

18話

「最悪1人をここに置いていかんとならねえぞ」
「その場合の1人を、どうやって決める?」(ジャン)

 

「そんなことに頭を悩ませんのはクソだ!」
「せっかく3人で死線をくぐったのに、随分な仕打ちじゃねえか」(ジャン)

 

「僕が残る」
「でも、その代わりに僕に代わって報告して欲しいことがある」
「出来ればエルヴィン団長にだけ…」(アルミン)

 

「でもよかった」
みんな、最悪なことにならなくて…ホントによかった」(クリスタ)

 

「神様」(アルミン)
「女神」(ジャン)
「結婚したい」(ライナー)

 

「(意図が)分からなくても、今の状況じゃやることは決まってる」
判断に従おう」(アルミン)

 

「なんてざまだ」
「やけに陣形の深くまで侵入させちまったな」(リヴァイ)

 

「分からない…分からないけど、エルヴィン団長の判断だ」
「何か意図があってのことだと思うけど…」(アルミン)

 

「極限の状況で部下に無能と判断されちまった指揮官は」
「よく背後からの謎の負傷で死ぬって話があるが」
「別に珍しい話でもねえってこったよ」(ジャン)

 

「マジになんなよ、少しこの状況にイラついただけだ」(ジャン)

 

「どうするってそりゃあ…命令に従う、巨人を森に入れない」
「お前もそうするべきだと思うんだろ? アルミン」(ジャン)

 

「なぜ陣営をこんな所へ来させたんだ?」
「エルヴィン団長は、一体何を考えている?」(アルミン)

 

「いや、違う…考えるのはそこじゃない」(アルミン)

 

「女型の巨人はエレンを追っている、そして団長もそのことを知っている…」
「そう仮定する、そこから考える」(アルミン)

 

「分かりきったことをピーピーわめくな」
「もうそんなこと出来るわけねえだろ」(リヴァイ)

 

「周りをよく見ろ、エレン。この無駄にクソでかい木を」
「立体機動装置の機能を生かすには絶好の環境だ」(リヴァイ)

 

「そして考えろ…お前のその大したことない頭でな」
「死にたくなきゃ、必死に頭まわせ」(リヴァイ)

 

「そうか…俺が新兵だから今の状況を飲み込めてないだけで」
「簡単に答えを教えてもらえないのも、自分で学ぶ必要があるからか」(エレン)

 

「きっと先輩達も、そうやって戦いを学んできたんだ」(エレン)

 

「まさか…まさか誰も…この状況を理解できていないのか?」
「もしかしたら…リヴァイ兵長でさえも」(エレン)

 

「お前ら剣を抜け」
「それが姿を現すとしたら…一瞬だ」(リヴァイ)

 

19話

「お前らの仕事はなんだ?」
「その時々の感情に身を任せるだけか?」
「そうじゃなかったはずだ」(リヴァイ)

 

「この班の使命は、そこのクソガキに傷1つ付けないよう尽くすことだ…」
「命の限り」(リヴァイ)

 

「俺達はこのまま馬で駆ける…いいな?」(リヴァイ)

 

「エレン! 前を向いて走りなさい!」(ペトラ)

 

「(仲間を見殺しに?) ええ、そうよ」
「兵長の指示に従いなさい!」(ペトラ)

 

「何をしているの? エレン!」
「それが許されるのは、あなたの命が危うくなった時だけ」(ペトラ)

 

「私達と約束したでしょう?」(ペトラ)

 

「お前は間違ってない」
「やりたきゃやれ」(リヴァイ)

 

「俺には分かる」
「こいつは本物の化け物だ…巨人の力とは無関係にな」(リヴァイ)

 

「どんなに力で押さえようとも、どんな檻に閉じ込めようとも」
「こいつの意識を服従させることは、誰にも出来ない」(リヴァイ)

 

「エレン」
「お前と俺達との判断の相違は、経験則に基づくものだ」(リヴァイ)

 

「だがな、そんなもんは当てにしなくていい」(リヴァイ)

 

「選べ」
「自分を信じるか、俺やこいつら調査兵団組織を信じるかだ」(リヴァイ)

 

「俺には分からない、ずっとそうだ」(リヴァイ)

 

「自分の力を信じても、信頼に足る仲間の選択を信じても」
「結果は誰にも分からなかった」(リヴァイ)

 

「だから…まあせいぜい、悔いが残らない方を自分で選べ」(リヴァイ)

 

「エレン!」
「信じて」(ペトラ)

 

「なんの危険も冒さず、なんの犠牲も払いたくありませんと?」(リヴァイ)

 

「なら腹をくくれ」
「俺達も同じだ、お前に殺される危険がある」
「だから安心しろ」(リヴァイ)

 

「じ…じゃあ実験していいよね?」(ハンジ)

 

「リスクは大きい」
「かといって、こいつを検証しないわけにもいかないからな」(リヴァイ)

 

「計画は私がやっていいよね」(ハンジ)

 

「エレン」
「分からないことがあったら、分かればいい」(ハンジ)

 

「自分らの命を懸ける価値は…十分ある」(ハンジ)

 

「お前が巨人になれないとなると、ウォール・マリアを塞ぐっていう大義もクソもなくなる」
「命令だ、なんとかしろ!」(リヴァイ)

 

「落ち着け」
「落ち着けと言ってるんだ、お前ら」(リヴァイ)

 

「いいや、離れるべきはお前らの方だ…下がれ」
「(なぜ?) 俺の勘だ」(リヴァイ)

 

「エレ~ン! その腕、触っていい?」
「ねえ、いいよね? いいでしょう?」
「触るだけだから!」(ハンジ)

 

「あっ…つい! 皮膚ないとクソ熱いぜ!」
「これすげえ熱~い!」(ハンジ)

 

「実際に敵意を向けられるまで、気づきませんでした」
「あそこまで自分は信用されてなかったとは…」(エレン)

 

「当然だ、俺はそういう奴等だから選んだ」(リヴァイ)

 

「”生きて帰って初めて一人前”ってのが調査兵団の通説だが」
「巨人と対峙すればいつだって情報不足」(リヴァイ)

 

「いくら考えたって何1つ分からない状況が多すぎる」
「ならば務めるべきは迅速な行動と、最悪を想定した非情な決断」(リヴァイ)

 

「かといって、血も涙も失ったわけでもない」
「お前に刃を向けることに、何も感じないってわけにはいかんだろう」(リヴァイ)

 

「なるほど…今回巨人化できなかった理由は、そこにあるのかも」(ハンジ)

 

「巨人を殺す、砲弾を防ぐ、岩を持ち上げる」
「いずれの状況も、巨人化する前に明確な目的があった」(ハンジ)

 

「おそらく、自傷行為だけが引き金になってるわけではなくて」
「何かしらの目的がないとダメなのかもね」(ハンジ)

 

「ごめんね、エレン」
「私達ってビクビクしてて…間抜けで失望したでしょう?」(ペトラ)

 

「でも…それでも、私達はあなたを頼るし、私達を頼って欲しい」
「だから…私達を、信じて」(ペトラ)

 

「エレン!」
「遅い、さっさと決めろ!」(リヴァイ)

 

「仲間を見殺しにしても、みんな前に進むことを選んだ」(エレン)

 

「リヴァイ兵長は、前を見続けている」
「先輩達も、兵長を信じて全てを託してる」(エレン)

 

「俺も、彼等を信じるんだ」
「彼等が俺を…信じてくれたように」(エレン)

 

「後列の班が命を賭して戦ってくれたおかげで、時間が稼げた」
「あれがなければ不可能だった」(リヴァイ)

 

20話

「もうわけが分からん」
「今なんのために何してるんだ?」
「帰りたい…」(コニー)

 

「ねえ、まだリヴァイ兵長のマネしているつもり?」
「兵長はそんなこと言わない」(ペトラ)

 

「これが成功すれば、この世界の真相に迫れることになる」
「でも、そのためだとしても…人が死にすぎた」(エレン)

 

「いや、間違ってないよ」(アルミン)

 

「ジャン、あとでこうするべきだったって言うことは簡単だ」
でも…結果なんて誰にも分からないよ」(アルミン)

 

「分からなくても選択の時は必ず来るし、しなきゃいけない」(アルミン)

 

「100人の仲間の命と、壁の中の人類の命」
「団長は選んだんだ、100人の仲間の命を切り捨てることを選んだ」(アルミン)

 

「大して長くも生きてないけど、確信していることがあるんだ」(アルミン)

 

「何かを変えることの出来る人間がいるとすれば、その人はきっと」
「大事なものを捨てることが出来る人だ」(アルミン)

 

「化け物をもしのぐ必要に迫られたのなら」
「人間性をも捨て去ることが出来る人のことだ」(アルミン)

 

「何も捨てることが出来ない人には、何も変えることは出来ないだろう」(アルミン)

 

「これでどう?」
「もうかゆいとこあってもかけないよ」(ハンジ)

 

「身じろぎ1つ出来ないよ」
「多分、一生」(ハンジ)

 

「傷を塞げば塞ぐほど、関節がより強固に固まっていく仕組みだ」(ハンジ)

 

「おい、いい加減に出てきてくれないか?」
「こっちはそんなに暇じゃないんだが」(リヴァイ)

 

「なあ、お前はこれからどうなると思う?」
「お前はこの状況から、抜け出すことが出来ると思うのか?」(リヴァイ)

 

「こっちの迷惑も少しは考えて欲しいもんだ」(リヴァイ)

 

「お前は確か、いろいろなやり方で部下を殺していたが、あれは楽しかったりするのか?」
「俺は今、楽しいぞ」(リヴァイ)

 

「なあ、お前もそうだろう?」
「お前なら、俺を理解してくれるだろう?」(リヴァイ)

 

「そうだ、1つ聞きたいことがあった」
「お前の手足を切断しても大丈夫か?」
「また生えてくるんだろう?」(リヴァイ)

 

「お前自身の本体の方だ」
「死なれたりしたら…困るからな」(リヴァイ)

 

「待って下さい!」
「さっきの悲鳴…聞いたことがあります」(サシャ)

 

「私がいた森の中で。追い詰められた生き物が、全てを投げ打つ時の声」
「狩りの最後ほど、注意が必要だって教えられました」(サシャ)

 

「いつもより100倍注意して下さい!」
「森ナメたら死にますよ、あなた!」(サシャ)

 

「野菜作ってた子には分からないですよ!」(サシャ)

 

「確かに、サシャの勘は結構当たる」
「それも、主に悪い予感の時だけ」(ミカサ)

 

「総員撤退!」
「陣形を再展開、カラネス区へ帰還せよ!」(エルヴィン)

 

「やられたよ…」
「敵には、全てを捨て去る覚悟があったということだ」(エルヴィン)

 

「帰ったあとで考えよう」
「今はこれ以上損害を出さずに、帰還できるよう尽くす」
「今はな…」(エルヴィン)

 

「命令だ、従え」(エルヴィン)
「了解だ、エルヴィン。お前の判断を信じよう」(リヴァイ)

 

「エレンのおかげでね」
「私達を信じてくれたでしょう」(ペトラ)

 

「あの時、私達を選んだから今の結果がある」
「正しい選択をすることって、結構難しいことだよ」(ペトラ)

 

「言うなよ!」
「威厳とかなくなったらどうするんだよ!」(ペトラ)

 

「女型は食われた」
「だが、君は中身が食われるのを見たか?」
「俺は見てない」(エルヴィン)

 

21話

「女型の巨人は、叫び声で巨人を引き寄せる能力を持っていた」
「我々はそれを予想できず、作戦は失敗した」(エルヴィン)

 

「巨人の力に練度があるとしたら」
「その力において、初心者のエレンを基準に考えるのは間違いだった」(エルヴィン)

 

「あの敵を出し抜くには、発想を飛躍させる必要がある」(エルヴィン)

 

「あの時、あの場所で、エレンの巨人化を見ていた者の誰か?」
「そいつが…巨人だ!」(アルミン)

 

「かかってこい!」
「刺し違えてでも倒す!」(ペトラ)

 

「敵が、力を残す術(すべ)を持っているなら…」
「再び巨人を出現させることも出来るかもしれん」(エルヴィン)

 

「今回敵と対峙して感じたことだ」
「最善策にとどまっているようでは、到底敵を上回ることは出来ない」(エルヴィン)

 

「必要なら、大きなリスクも背負い、全てを失う覚悟で挑まなくてはならない」(エルヴィン)

 

「私達のことがそんなに信じられないの?」(ペトラ)

 

「そうして戦わなければ、人類は勝てない」(エルヴィン)

 

「我が班の勝利を信じてます」
「ご武運を!」(エレン)

 

「それまで(視力が戻るまで)に仕留める!」
「ここで惨めに死ね!」(ペトラ)

 

「進もう…振り返らずに、みんなを信じて進めばきっと、それが正解なんだ」
俺にもやっと分かった」(エレン)

 

「こいつを…こいつを…殺す!」(エレン)

 

「俺が、選択を間違えたから…」
「俺が、仲間を信じたいと思ったから…」
「みんな死んだ」(エレン)

 

「俺が最初から、自分を信じて戦っていれば…」
「最初から、こいつをぶっ殺しておけば!」(エレン)

 

「俺が…俺が選んだ」
「俺がした選択で…みんな、死んだ」(エレン)

 

俺のせいで、みんなが…」
だけど、やっぱり…お前が悪い!」(エレン)

 

「引きちぎってやる」
「この手が治ったら、バラバラに、グチャグチャに」
「細かくしてから、食ってやる!」(エレン)

 

「待って…エレン…行かないで…」(ミカサ)

 

「エレンを…エレンを…返せ!」(ミカサ)

 

「絶対…生きてる」
「絶対に、エレンは生きてる!
」(ミカサ)

 

どこにいたって、その女殺して、体中かっさばいて」
その汚い所から、出してあげるから」(ミカサ)

 

「ごめんね、エレン」
「もう少しだけ…待ってて」(ミカサ)

 

22話

「(エレンは)生きてます」
「目標には知性があるようですが、その目的はエレンを連れ去ることです」(ミカサ)

 

「殺したいのなら潰すはず」
「目標は、わざわざ口に含んで戦いながら逃げています」(ミカサ)

 

「目的を1つに絞るぞ」
「まず、女型を仕留めることは諦める」(リヴァイ)

 

「皮膚を硬化させる能力がある以上は無理だ」
「俺の判断に従え」(リヴァイ)

 

「エレンが生きていることに、全ての望みをかけ、奴が森を抜ける前に救い出す」
「俺が奴を削る、お前は注意を引け!」(リヴァイ)

 

「速い!」
「速すぎて、硬化で防ぐ暇もない」(ミカサ)

 

「作戦の本質を見失うな」
「自分の欲求を満たすことの方が大事なのか?」(リヴァイ)

 

お前の大切な友人だろ」(リヴァイ)

 

「これ(死体処理)ばっかりは慣れねえな…」(ジャン)
「誰だってそうだよ…」(アルミン)

 

「仲間がどんなふうに死ぬのか…自分がどう死ぬのか…」
「そんなことばっかり考えちまう」(ジャン)

 

「僕は考えないようにしてるんだ」
「自分の最期なんて想像したら、多分…戦えなくなるから」(アルミン)

 

「いつまで生きてられっかな?」(コニー)
「とりあえずは、生き延びたじゃないですか」(サシャ)

 

「よかったじゃないですか、生きてるんですから」(サシャ)
「死んだ奴等の遺体に向かってそう言えるか?」(コニー)

 

「もう故郷(くに)には、帰れねえかもしれねえな…」(コニー)

 

「ガキのケンカか?」
「死亡を確認したなら、それで十分だろ」(リヴァイ)

 

「遺体があろうがなかろうが死亡は死亡だ」
「何も変わるところはない」(リヴァイ)

 

「(戦う?) やめておけ」
「それより遺体を捨てろ、追いつかれる」(リヴァイ)

 

「遺体を持ち帰れなかった連中は過去にもごまんといた」
「そいつらだけが特別なわけじゃない」(リヴァイ)

 

「これが奴等の生きた証しだ…俺にとってはな」(リヴァイ)

 

23話

「確かに…想像以上に腐ってたねえ、この組織(憲兵団)」
「まぁ、だから選んだんだけどさあ」(ヒッチ・ドリス)

 

「でも新兵のうちは、ほとんどの仕事押し付けられんだねえ」
「もう、知らなかったよ」(ヒッチ)

 

「どうだろう?」
「あんたみたいないい人が体制を占めちまったら」
「それこそしまいだと思うけどね」(アニ)

 

「あんたは正しい人だと思う、正しいことを言うから」
「私はそういう人がいることを知ってる」(アニ)

 

「大きな流れに逆らうって、とても勇気がいることだから…尊敬するよ」
「ただ単に、バカなだけかもしれないけど」(アニ)

 

「やっべえ…あいつホントに本物じゃん」(ヒッチ)

 

「やれば?」
「不正に手を染める奴には、相応の報いを受けさせるんでしょ?」(アニ)

 

「私も…付き合ってもいいけど?」(アニ)

 

「(クズの1人?) どうだろうね」
「でも…それも普通の人間なんじゃないの」(アニ)

 

私はただ…そうやって流されるような弱い奴でも、人間と思われたいだけ」(アニ)

 

「アニ、お願いだ」
「このままじゃエレンは殺される!」(アルミン)

 

「なんにも分かってない連中が自分の保身のためだけに」
「そうとは知らずに人類自滅の道を進もうとしている」(アルミン)

 

「説得力がないことは分かってる」
「でもそれでも、もう大きな賭けをするしかないんだ」(アルミン)

 

「あんたさ…私がそんなにいい人に見えるの?」(アニ)

 

「いい人か、それは…その言い方は、あまり好きじゃないんだ」(アルミン)

 

「だってそれって」
「自分にとって都合のいい人のことをそう呼んでいるだけのような気がするから」(アルミン)

 

「全ての人にとって、都合のいい人なんていないと思う」(アルミン)

 

「だから、アニがこの話に乗ってくれなかったら…」
「アニは僕にとって、悪い人になるね」(アルミン)

 

「いいよ…」
「乗った」(アニ)

 

「大丈夫だって」
「2人(エレンとジャン)は目つきが凶悪で、似たような悪人ズラだから」(アルミン)

 

「(暗くて狭い所が怖い?) そうさ、怖いんだ」(アニ)

 

「あんたみたいな勇敢な死に急ぎ野郎には」
「きっとか弱い乙女の気持ちなんて分からないだろうさ」(アニ)

 

「ったく…傷つくよ」
「一体いつからあんたは、私をそんな目で見るようになったの?」
「アルミン」(アニ)

 

「ああ…心底そう思うよ」
「まさか、あんたにここまで追い詰められるなんてね」(アニ)

 

「あの時…なんで、だろうね」(アニ)

 

「そっちには行けない」
「私は、戦士になりそこねた」(アニ)

 

「もういい…これ以上、聞いてられない!」
不毛…もう一度ズタズタに削いでやる、女型の巨人!」(ミカサ)

 

「アルミン」
「私があんたの、いい人でよかったね」(アニ)

 

「ひとまずあんたは賭けに勝った」
「でも…私が賭けたのは、ここからだから!」(アニ)

 

24話

「バカ言え、俺はもともと結構しゃべる」(リヴァイ)

 

「言っただろうが、結果は誰にも分からんと」(リヴァイ)

 

「女型の巨人と思わしき人物を見つけた」
「今度こそ確実に捕らえる」(エルヴィン)

 

「作戦の決行はあさって」
「場所は、我々が王都に召喚される途中で通過するストヘス区だ」(エルヴィン)

 

「ここが最初で最後のチャンスとなる」(エルヴィン)

 

「ここを抜ければ、エレンは王都に引き渡され」
「壁の破壊を企む連中の追求も困難になるだろう」(エルヴィン)

 

「ひいては、人類滅亡の色が濃厚となる」
「我々はこの作戦に全てを賭ける」(エルヴィン)

 

「反省はあとにして教えて」
「私達はこれからどうすればいい?」(ミカサ)

 

「賭けたんだ…エレンは死なないことに賭けて穴を開けた」
「メチャクチャだけど、こうなったら手強い」(アルミン)

 

「(やってる?) 本当に?」
「まだアニと戦うこと、躊躇してるんじゃないの?」(ミカサ)

 

「まさかこの期に及んで」
「アニが女型の巨人なのは気のせいかもしれないなんて思ってるの?」(ミカサ)

 

「あなたはさっき、目の前で何を見たの?」(ミカサ)

 

「仲間を殺したのはあの女でしょ?」
「まだ違うと思うの?」(ミカサ)

 

「つまり証拠はねえがやるんだな?」(リヴァイ)

 

「アニじゃなかったら、アニの疑いが晴れるだけ」(ミカサ)

 

「そうなったらアニには悪いと思うよ」
「でも…だからって何もしなければ、エレンが中央の奴の生け贄になるだけだ」(アルミン)

 

「エレン」
「アニと聞いた今、思い当たることはないの?」(ミカサ)

 

「女型の巨人と格闘戦を交えたのなら」
「アニ独特の技術を目にしたりはしなかったの?」(ミカサ)

 

「分かってるんでしょう?」
「女型の巨人が、アニだってことを」(ミカサ)

 

「じゃあ、戦わなくちゃダメでしょう?」
「それとも、何か特別な感情がさまたげになってるの?」(ミカサ)

 

「なんで…なんでお前らは戦えるんだよ? なんで!」(エレン)
「仕方ないでしょ…世界は残酷なんだから」(ミカサ)

 

「アニ、あんたにエレンは渡さない!」(ミカサ)

 

「威勢がいいのはいいが、死なねえ工夫は忘れんなよ」(リヴァイ)

 

「ナイル、てめえの脳みそはそのうすらヒゲみてえにスカスカか?」
「何が起きてるかも分からねえらしいな」(リヴァイ)

 

「ったく、のんびりしやがって」(ジャン)

 

「俺だって、ホントはあっち(憲兵団)側にいられたんじゃねえか」
「それがどうしちまったんだかな」(ジャン)

 

「簡単には…終わらせない!」(ミカサ)

 

「出来なかった…エレンお前、ふざけんなよ!」(ジャン)

 

「いつかお前に頼むって言ったはずだよな!」
「お前なんかに、世界や人類や自分の命を預けなきゃなんねえ俺達への見返りがこれかよ!」(ジャン)

 

「化け物をしのぐために必要なら、人間性さえ捨てる」
「きっとアニは、それが出来る」(アルミン)

 

「なんのためかは分からないけど、でも…それが出来る者が勝つ!」(アルミン)

 

「アニ! 今度こそ僕を殺さなきゃ」
「”賭けたのはここからだ”なんて負け惜しみも言えなくなるぞ!」(アルミン)

 

「3次作戦なんて出番はないと思ってたけどとんでもない」
「さすがはエルヴィン団長ってとこか」(ハンジ)

 

「さてと…いい子だから、大人しくするんだ」
「ここじゃあこの間みたいに、お前を食い尽くす巨人も呼べない」(ハンジ)

 

「でも大丈夫、代わりに私が食ってあげるよ」
「お前からほじくり返した情報をね」(ハンジ)

 

「分かってる」
「俺はそこに…仲間や、その絆にすがって失敗した」
「思い出せ」(エレン)

 

「正しいかどうかなんて考えてる暇はない、とにかく動け」
「きれいごとで終わろうとすんな!」(エレン)

 

そう…世界は残酷なんだ」(エレン)

 

25話

「戦いは、気合でどうにかなるもんじゃないよ」(アルミン)

 

「ジャンだって知ってるでしょ?」
「あのアニをしのぐには…もっと!」(アルミン)

 

「アニ…お前はいつも、周りがバカに見えて仕方ないって顔してたな」
「いつもつまんなそうにしてた」(エレン)

 

「そんなお前が生き生きしてる時がある」
「その格闘術を披露する時だ」(エレン)

 

「そんなものに意味はないと言ってたけど…」
「俺には、お前がそう思ってるようには見えなかった」(エレン)

 

「お前は、嘘をつくのが下手な奴だと…俺はそう思っていた」(エレン)

 

「なあアニ…お前、なんのために戦ってんだ?」
「どんな大義があって、人を殺せた?」(エレン)

 

「(街が廃墟に?) それでもやるんだよ」
「それがエルヴィンの判断だ」(ハンジ)

 

「(作戦?) そうだ…全て私の独断専行だ、弁解するつもりはない」(エルヴィン)

 

「(なぜ?) 人類の…勝利のためだ」(エルヴィン)

 

「(この場で処刑?) 構わない」
「だが、あとの指揮も頼むぞ」
「絶対に女型を逃がすな」(エルヴィン)

 

「(人類のため?) その一歩になると信じている」(エルヴィン)

 

「(裁きで決める?) 全てが終われば喜んで」(エルヴィン)

 

「ああ、(無駄死には)嫌いだ」
するのもさせるのもな」(リヴァイ)

 

「俺は…巨人を…殺す!」
「1匹残らず!」(エレン)

 

「行かせない!」
「アニ…落ちて」(ミカサ)

 

「俺は…この世の全てを破壊する!」
「俺は…自由だ!」(エレン)

 

「大事な証人を食うんじゃねえよ…バカ野郎」(リヴァイ)

 

「このまま、アニからなんの情報も引き出せなかったら…何が残る?」(ハンジ)

 

「多くの死者を出し、その人生を失い、謎ばかり残して…」
「それで何が…」(ハンジ)

 

「作戦成功…とは言えねえな」(リヴァイ)
「いや…我々調査兵団の首はつながった。恐らく、首の皮一枚で」(エルヴィン)

 

「逃したのはエレンだ」
「そうでしょう? エレン」
「あの一瞬がなければ…」(アルミン)

 

「ああ…アルミンの言うとおりだ、俺はやり損なった」
「アニを見たら、動けなくなっちまった」(エレン)

 

「あの時…気持ちいいと思った」
体が壊れるのなんか清々するくらいだった」(エレン)

 

「なんならこのまま、死んでもいいってくらい…」(エレン)

 

「戻って来てくれて…よかった」(ミカサ)

 

「そんな化物になって巨人を駆逐したとして…それは人類の勝利なのか?」(ジャン)

 

「簡単には越えられない」(アルミン)

 

「しかし、私は人類が生き残るための大きな可能性をつかんだと考えます」(エルヴィン)

 

「人間が巨人化するなど想像さえしていなかった頃と比較すれば」
「敵の1人を拘束したことは大きな前進です」(エルヴィン)

 

「そう…奴等は必ずいるのです、1人残らず追い詰めましょう」
「壁の中にいる巨人を…全て」(エルヴィン)

 

「今度は我々が進撃する番です!」(エルヴィン)

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 
 
 
アマゾンリンク
進撃の巨人 全34巻セット (コミック)

コミックシーモアリンク
国内最大級の漫画・電子書籍ストア【コミックシーモア】※商品リンク有り※許可が下りていないメディアでの掲載は厳禁※

 

→進撃の巨人(2期)
→進撃の巨人のインデックス