原作小説「こちら、終末停滞委員会。」言万心葉(黒色)&Luna(青色)の名言・台詞をまとめていきます。
こちら、終末停滞委員会。 1巻
プロローグ
「(命乞いをしない?) …希望なんて物に救われた事が、かつて一度も無いからさ」
「(どうして捕まってる?) いろんな秘密を知りすぎた」
「だから、遠くの国に捨てられるんだ」
「ていうか、売買されるんだろうな」
「なんでも俺は、20億ドルで売られるらしい」
「希望なんて持つのは間抜けだけ。期待した分、痛めつけられるだけ」
「そういう運命なんだ」
「(運命の)奴隷? どうかな」
「サンドバッグぐらいが分相応かな」
「俺は…っ! サンドバッグなんかじゃ…ない…ッ!」
「生きてる! 生きるんだ!」
そうして、俺は死んでしまった。
「アタシ? Luna。まあ使用人っていうかメイドさんっていうか奴隷っていうか…」
「まあここで働いている人的なヤツ」
「仕方ないよ。だって、ガキじゃん」
「あんま悲しいことばっかり考えてちゃ、いけないンだよ」
こんな何もない子供…誰かが救ってあげなきゃね…。
アタシみたいな、雑魚1人でも。
第1話
「俺はもう。──諦めることは、諦めた」
「それは話が、違うんよ」
「──アタシだけならいーんだよ」
「あー、まーね。そンだけの事はしてきたし」
「未来なんてお先真っ暗で、希望の灯火(ともしび)一つ見えたりしないからね」
「だから、アタシを壊すのは良いんだよ」
「でもこの子は違う。ただの子供なの」
「今まで大変な目にばかりあってきたの」
「これから幸せにならないと駄目なの」
「それを邪魔するなら、許さない」
「だったら──俺も、それになります」
「俺がアンタたちに協力する。代わりに、俺たちの命を保証してくれ」
「でもさ、駄目だよ」
「──アタシなんか助けたら」
「自分の事を一番に考えて。アタシなんてただの機械なんだよ」
「本当の人間じゃないの。悪人ではあるけどね」
「…無理ですよ、俺には」
「だって、機械だからとか。悪人だとか」
「そんな理由で恩人を見捨てるような奴は…『いいヤツ』じゃないでしょう?」
「俺はそんな風にはなれないですよ」
第2話
「(聞きたいこと?) 境界領域商会について」
「…あいつら、何者なの」
「(何故?) 別に」
「アタシ、自由になった暁には──アイツら全員ぶっ殺そうと決めてただけ」
あの子──言万くんを見てると、昔のことを思い出しそうになる。
あんな苦しいことがもう一度起きたら、
アタシは本当に壊れてしまうだろうとも思う。
死ぬのは良い。
でも、壊れるのは怖かった。
「アタシ、普通の人工奉仕者じゃないんだ」
「──かつて、人間だったんだよ」
「(願い?) 普通に生きていたい。普通のガキみたいに」
「強いて言うなら、それぐらいです」
第4話
「分かった。答えよう。俺の性癖(フェチ)は──」
「──巻き尺だ」
…クソ。クソ。怖ェ! 脚が、震えて、動かねえ!
だけどだ。だけど。だけど!!
こんな時、ライトノベルの主人公なら絶対に逃げない!
そうだろ!?
第5話
「(信じてくれる?) …逆に聞くけど」
「この状況でアタシが信じられる人、君以外に居んの?」
第6話
「──一緒に逃げん? こっから」
「言万クンがしたいのは、『青春』なんだよね」
「アホくさい怪物とやらと戦って、命を落とすことじゃないよね」
「だからここから一緒に逃げよ。故郷に帰ろう。アタシが連れてったげる」
「アタシね。君には幸せになってほしーんだ」
「ねえ、行こう。言万クン。もしも、一緒に来てくれるなら、アタシね」
「──一生を懸けて、キミを護ってあげてもいいよ」
「俺…口が…口の中…ずっと…血の味がするんです…」
「命を懸けて、皆を護ってる人たちが居る」
「俺もその人達みたいになれたなら」
「やっと俺──この血の味が、なくなるような気がするんです」
もしも誰かのために死ねたなら、きっと幸福で泣いてしまうだろう。
「『アタシが護ってあげる』んじゃなくってさ」
「──『アタシを護って』って頼んだら。キミは、一緒に来てくれたのにね」
第8話
「(何をしている?) 馬鹿をやってる」
第9話
「…作るのに手間がかかってる」
「そのくせ荒れたい放題」
「アタシの経験的に」
「こういう所にあるのは、急所だよ。自分でも目を逸らしたくなるような」
ああ、この世界に、永遠ってモンは無いんだな。
本当に。
第10話
──やっぱり結局、どうでもいい。
ああ、さっさと死ねるといいのにな。
アタシは納得してしまう。
この世界が極端で、考え足らずな理由を。
第11話
「ごめんね。がんばったけど。君のこと」
「──護れなくて、ごめんね」
「本当はね…誰かにこうしてもらったら…」
「ほんの少しでも優しくしてもらえたら」
「アタシね。それだけで、よかったんだよ」
「Lunaさん」
「俺…最後まで諦めなくて、良いですか」
「今更、逃げるのは無しだよ」
「アタシ、メンヘラだから。死ぬ時は一緒ね」
第12話
「お前たちに…」
「お前たちに、これ以上、奪われて、たまるかぁああああああッッ!!」
エピローグ
「それと、アタシも今日からあの寮に泊まるから」
「いや…そりゃそうでしょ…アタシのご主人さ…ご主人ちゃんが居るンだから」
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