マンガ「鬼人幻燈抄(きじんげんとうしょう)」の名言・台詞をまとめていきます。
鬼人幻燈抄
1巻
「美しい容姿に話の設定も上々…」
「だが肝心の瞳が赤いままだ、鬼よ」(甚太)
「また姫さまって言った!」
「誰もいない時は昔みたいに呼んでって言ったよね」(白夜、幼名:白雪)
「せめて2人の時くらいは名前で呼んで欲しいな…」
「今はもう、そう呼んでくれるのは甚太だけなんだから」(白夜)
私は、私はただ白夜を守るために巫女守になったのだ。
…とは言えん。(甚太)
「たしかに…白雪のことは好いているよ」
「ただ私は同じくらい、白夜を尊いと思っているんだ」(甚太)
「夜しか動けん妖(あやかし)は所詮有象無象よ」
「高位の鬼ならば昼夜は問わん」(同化の鬼)
「そこまで話が通じるなら、あえて言おう」
「ここから先は我らが領地、立ち去れ」(甚太)
「(聞くと思うか?) 聞かせるさ、力づくでな…!」(甚太)
「鈴音が…貴様らの同胞だと…?」
「取り消せ。あの子はお前らとは違うっ!!!」(甚太)
「私の力『遠見』は未来が見える。だけどさすがに今回は信じられなかったのよね」
「なんつーかでたらめ過ぎてサァ」(遠見の鬼)
「(目的?) 我ら鬼の未来、その為だ」(同化の鬼)
「一つ教えておこう」
「鬼は嘘を吐かん、人と違ってな」(同化の鬼)
「…甚太。お前は憎しみを大切にできる男になれ」
「白雪を頼む。あと鈴音と仲良くな」(元治)
「…変わらずにはいられないものだな」(甚太)
「私ね、今日葛野を歩いて改めて思ったんだ」
「この葛野を守れるなら、私は百年でも社の中にいる」(白夜)
「私、清正と結婚するね」
「この場所で伝えたかったんだ。ここは始まりの場所だから」(白夜)
葛野の民の為──。
その一言で彼女はあらゆる理不尽を受け入れてしまう。(甚太)
「今の私は白雪、だから言うね」
「私、甚太が好きだよ」(白夜)
「正直ちょっと思ったんだ、甚太と一緒に逃げちゃおうかなって」
「誰も知らない遠いところで夫婦になってひっそり暮らすの」(白夜)
「そのうち子供が産まれて、お父さんとお母さんになって、ゆっくり年老いて」
「最後には2人仲良く縁側でお茶を啜(すす)るの」(白夜)
「でも甚太はそんな道を選んでくれないよね」(白夜)
「白雪…っ、俺はお前が好きだ」
「しかし…っ、しかし私は…どうしてもこの地を切り捨てられない」(甚太)
「もし切り捨てたら…私は、私でいることが…できない」(甚太)
「…うん、私にもできなかったよ」(白夜)
「…じゃあ信じて待ってる」
「私は妹だから、いつだって兄ちゃんの帰りを待ってるよ」(鈴音)
「人はやはり面白い」(同化の鬼)
「鬼の寿命は1000年を優に越える」
「俺もそれなりに長い時を生きたが、人を超える娯楽には終(つい)ぞ逢ったことがない」(同化の鬼)
「鬼に劣る体躯でありながら、貴様のようにそれを凌駕する技を練る」
「そしてその短い命をつなぐことで、鬼よりも長く生きる」(同化の鬼)
「人は当然のごとく摂理に逆らう」
「これを面白いと言わずしてなんと言う」(同化の鬼)
「(何故刀を振るう?) 他が為に守るべき者に振るうのみ」(甚太)
「己が為にあり続けるこそ鬼の性(さが)よ」(同化の鬼)
「ただ情熱のままに生き、成すべきを成すと決めたらそのために死ぬ」
「それが鬼だ」(同化の鬼)
2巻
「俺は成すべきを成した」
「なれば死など瑣末(さまつ)よ」(同化の鬼)
「…兄ちゃんはすずのすべてだから」(鈴音)
もしも人と鬼が甚夜君と鈴音ちゃんみたいになれたら、
あたしたちもこんな事せずに済んだのかもね。(遠見の鬼)
「葛野のために私はこの道を選んだ」
「なら、そこから逃げちゃいけなかった」(白夜)
「清正。私はいつきひめとして、この身をあなたに託します」(白夜)
「幸せならってそう思ってた」
「どれだけ辛くても兄ちゃんと姫さまが結ばれたなら心から祝福した…!!」(鈴音)
「それで、兄ちゃんが、幸せになれるなら…っ」
「そう思えばこそ兄ちゃんの手が他の誰かに触れるのも耐えられた…」
「なのに…っ」(鈴音)
「私はいつきひめ」
「もう後戻りはできないの」(白夜)
「火女(ひめ)として葛野のために生きる」
「それだけが、彼の想いに報いるたった一つの道だから」(白夜)
「なに、それ」(鈴音)
「私の欲しかったものをすべて手にしておきながら」
「それをどうでもいい誰かのために捨てる!?」(鈴音)
「よくも、そんなことを…」
「どれだけ馬鹿にすれば気が済むの!?」(鈴音)
「いいかげん、その不愉快な口を閉じろ」(鈴音)
「ねぇ、姫さま」
「死んで?」(鈴音)
「じゃ、姫さま」
「さよなら」(鈴音)
私は、こいつに敵わない。
こいつは今、戦ってすらいない…。(甚太)
「…私達を育んでくれた葛野の民を踏み躙(にじ)り、白夜を殺し」
「その上で出てくる言葉がそれなのか…?」(甚太)
「ああ…そうか、私の知っているお前はもういないのか」(甚太)
惚れた女を守れず、大切な家族を失い、故郷を汚され、自分自身さえ踏み躙られた。(甚太)
「無様なものだ」
「もはや何も残されていない…」(甚太)
「…ああ、違うな。ひとつだけ残ったものがあったよ」
「鈴音、お前が憎い」(甚太)
「そ…っか、結局兄ちゃんもすずを捨てるんだね」
「兄ちゃんは、兄ちゃんだけはすずの味方でいてくれるって思ってたのに…」(鈴音)
「…っ、ならいい、いらない」
「もう何も信じない」(鈴音)
「兄ちゃんがすずを…私を拒絶するなら、この世なんてなんの価値もない」
「貴方もいらない」(鈴音)
「ね、鈴音ちゃん、逃げなさい」
「憎いでしょう、壊したいでしょう」
「なら逃げて傷を癒やせばいい」(遠見の鬼)
「百年を経た鬼に目覚める固有の力…あなたにも眠っているわ」
「壊すのは目覚めてからでも遅くない」(遠見の鬼)
あなたの手がわたしのすべてだった。(鈴音)
「私は貴方(すべて)を憎む」
「だからすべてを壊す」(鈴音)
「人も国も、この現世に存在するすべてを私は滅ぼす」
「そうしないと私はどこにも行けない」(鈴音)
「…忘れないで」
「どれだけ時間がかかっても、私はもう一度貴方に逢いに来るから」(鈴音)
「あたしの力は〈遠見〉、だから見えるの」
「これから先、この国は外の文明を受け入れ発展していく」(遠見の鬼)
「人工の光を手に入れて、人は宵闇(よいやみ)すら明るく照らすでしょう」
「でも速すぎる時代の流れにあたし達鬼はついていけない」(遠見の鬼)
「あやかしは居場所を奪われて、昔話の存在になっていく」(遠見の鬼)
「あたしはそんなの認めない」
「ただ黙って淘汰なんてされてやらないわ」(遠見の鬼)
「あたし見たのよ」
「今から百七十年後、鈴音ちゃんは世界を滅ぼす厄災となる」(遠見の鬼)
「貴方は長い時を超えて、あの娘のところまで辿り着く」(遠見の鬼)
「そして貴方達兄妹は葛野の地で再び殺し合い」
「その果てに永久の闇を統べる王が生まれるの」(遠見の鬼)
「あたし達を守り慈しむ鬼神が」(遠見の鬼)
「私達を憎んで当然よ」
「でも鬼神は遥か未来で同胞を守ってくれる」(遠見の鬼)
「これでもう人工の光に怯えることもない…だから、あたしは満足」
「同胞の未来を守れたわ…」(遠見の鬼)
鬼とはなんだ?
こいつらの話が本当なら…こいつらはただ、同胞のために身命を賭した…?(甚太)
だとしたら人と鬼の違いはなんだ?
私は今まで何匹の鬼を名も知らぬ有象無象として斬り捨てた…?(甚太)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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