原作小説「銀河英雄伝説」アレクサンドル・ビュコック(小説6~8巻、旧アニメ3期相当)の名言・台詞をまとめていきます。
銀河英雄伝説7巻 怒濤篇
第二章 すべての旗に背いて
「わしはヤン提督とちがって、50年以上も同盟政府から給料をもらってきた」
「いまさら知らぬ顔を決めこむわけにもいかんでな」
「ふむ、残念だな。30歳以下の未成年は、今回、同行することはできんよ」
「これはおとなだけの宴会なのでな」
「いいかね、スール少佐、貴官には重要な任務を与える」
「おろそかに考えてはいかんよ」
「ヤン・ウェンリー提督のもとへおもむけ、そして伝えてくれ」
「司令長官の仇を討とうなどと考えてはいかん」
「貴官には貴官にしかなしえぬ課題があるはずだ、とな」
「いや、こんな伝言を託してもむだになるかもしれんがな」
「わしとしては50も年下のひよっこに二度も負けるとは思えんしな」
「あくまでも、万が一、不覚をとった場合のことだ」
「…皇帝ラインハルトは、貴官やわしを戦争犯罪人として処断しなかった」
「個人的には恩義すらあるが、あえてそれに背こう」
「こんなだらしない国に、若い者はこだわる必要もないが、わしはもう充分に生きた」
第三章 「神々の黄昏」ふたたび
「ランテマリオ会戦で敗れたとき、わしは死ぬべき身だった」
「貴官に説得されて半年ほど永らえることになったが」
「結局のところ命日が移動するだけのことだな」
「いや、おかげで多少は女房孝行ができたか」
「ヤンが敗北するとしたら」
「それはラインハルト・フォン・ローエングラムの偉大な天才によってではない」
「それはヤン自身の、理想へのこだわりによってだろう」
第六章 マル・アデッタ星域の会戦
「やはり戦う以上は納得のいく戦いをしたいのでな」
「それにしても、わし自身はともかく、多くの者を死なせることになるな」
「いまさらではないが罪深いことだ」
「考えてみると、わしは多分、幸福者だろう」
「人生の最後に、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーという」
「ふたりの比類なく偉大な用兵家に出会うことができた」
「そして、ふたりのうちいずれかが傷つき倒れる光景を見ないですむのだからな」
「わしはあなたの才能と器量を高く評価しているつもりだ」
「孫を持つなら、あなたのような人物を持ちたいものだ」
「だが、あなたの臣下にはなれん」
「ヤン・ウェンリーも、あなたの友人にはなれるが、やはり臣下にはなれん」
「他人ごとだが保証してもよいくらいさ」
「なぜなら、えらそうに言わせてもらえば、民主主義とは対等の友人をつくる思想であって」
「主従をつくる思想ではないからだ」
「わしはよい友人がほしいし、誰かにとってよい友人でありたいと思う」
「だが、よい主君もよい臣下も持ちたいとは思わない」
「だからこそ、あなたとわしは同じ旗をあおぐことはできなかったのだ」
「ご好意には感謝するが、いまさらあなたにこの老体は必要あるまい」
「…民主主義に乾杯!」
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