アニメ「チ。地球の運動について」ヨレンタの名言・台詞をまとめていきます。
チ。地球の運動について
7話
「(何もするな?) でも、お父様から冬場でも勉強できるようにと」
「この手袋をいただいた時から、私の心は学者です」
「だから私は、神と真理のためなら引きたくない」
「才能も発展も人生も、いざって時に引いたら終わりだ」
「私は…私ははめられたんだ。これまでの言葉は全部嘘だったんだ」
「コルベさんは悪い人だったんだ」
「もし…もしそうであってくれたら、どれだけよかったか」
「けど違う、彼は善人だ。本当に私をかばったんだ」
「きっと、ここが私が見られる最上の景色なんだ」
「これが私の現実だ」
8話
「(仮説が広まったら?) そりゃ、大混乱でしょう」
「教会の教えに反してる」
「広まったら権威も前提も崩れます」
「世界は今のままでいられなくなる」
「(無謀?) 大地を動かす無謀さに比べたら、些細なことでは?」
「確かに、ピャスト伯は誰よりも天動説を重んじてる」
「でも、きっとそれよりも真理を重んじてる」
9話
「私もここ(この世)に救いがあると思ったことはあまりない」
「それに我々の使命は、この穢れた地下を抜け出し」
「天国へ行くことだと教えられてきました」
「でも、ずっと疑問だったんです」
「この世は、最低というには魅力的すぎる」
「荒れ狂う自然や理性のない獣、罪深い人間」
「そういった悲劇のたぐいのものたちですら、なぜか全て美しさを備えてる」
「これには何か理由があっていい」
「それが、地球の運動なのかもしれない」
「大地と宇宙(よぞら)が1つなら、どんなに穢しても」
「この世から輝きは簡単に消えない」
「文字は、まるで奇蹟ですよ」
「も…もちろん、救世主様が起こす奇蹟とはまったく別種のものですよ」
「でも、本当に文字はすごいんです」
「あれが使えると、時間と場所を超越できる」
「200年前の情報に涙が流れることも、千年前の噂話で笑うこともある」
「そんなの信じられますか?」
「私達の人生は、どうしようもなくこの時代に閉じ込められてる」
「だけど文字を読む時だけは、かつていた偉人達が私に向かって口を開いてくれる」
「その一瞬、この時代から抜け出せる」
「文字になった思考はこの世に残って、ずっと未来の誰かを動かすことだってある」
「そんなのまるで…奇蹟じゃないですか」
11話
「ゆくゆくは、自分の名前でちゃんと論文を発表してみたいです」
「今はそれすらままならないので」
「私がそういう前例を作れたら後進も生まれやすいというか」
「誰でも平等に研究を発表できる未来、自由な知的空間が出来るいつかの未来のために」
「一役買えたらなと」
19話
「あなたの燃やしたものは、恐らく私の古い友人が書いたものだった」
「だとしたらそれは、私にとってとても重要なもの」
「存在を知った時は、驚きで高熱が出るほどだった」
「だから、お金稼ぎの道具に終わらせてほしくない」
「それじゃあもったいない」
「宇宙には秩序があって、正確に理路整然と進行してる」
「あなたの読んだ地動説をのぞき込むと、神の偉業が見えてくる」
「(なんの話?) 分からない?」
「私の”感動”を必死に伝えてる」
「あなたは私の知る限り、あの本を読んだたった1人の存在で」
「地動説を知ってる数少ない仲間で」
「簡単に言うとなぜか今、私とあなたが出会ったから」
「(褒められること?) いいえ…でも迷いはない」
「私は取り返してるだけ」
「教会に奪われた自由と人生を…父と友を」
「個人の自由を制限する権威は打倒されるべき」
「確かに真理を盾に、暴力は加速しうる」
「もしかしたら私は地動説という権威を妄信し、部下は思考停止で従ってるだけかも」
「さらに悲しいことに、ある種それは必然で」
「つまり、何かを前提にしないと論理を立てられない人間理性の本質的限界として」
「思考すると常になんらかの前提が成り立ち、それがいつしか権威となる」
「誰もその枠組みからは出られないのかもしれない」
「そういう状況下で駆動した情熱が暴走とも言える軌跡を経て」
「時には美しい偉業を、時には醜い悲劇を生む」
「(悲劇でない根拠?) 私の目的地には自由があると信じてるから」
「(自由の定義?) そう問えること」
「やっぱり…文字は奇跡ですね」
「でも時々、信念なんて忘れさせる何かに出会ったりする」
「その感情も大切にすべき」
「でないと…私みたいになる」
「信念はすぐ呪いに化ける」
「それは私の強さであって、限界でもある」
「(迷う?) 迷って」
「きっと迷いの中に倫理がある」
20話
「(会ったばかりの素性の分からない娘?) そういう人には、機会をあげたくなる」
「協力されづらいだろうから」
「それと組織の今後…頼んだよ」
「私は、ここまでなので」
「この本を…いや、こういうものを出版できるようにするのが」
「私の夢だから」
「(なんで?) あなたは若いから」
「別の言い方で言うと、今はあなた達が歴史の主役だから」
「だからあなたに託す」
「今を生きる人には、過去の全てが含まれてる」
「なぜ人は記憶にこだわるのか」
「なぜ人は個別の事象を時系列で捉えるのか」
「なぜ人は歴史を見出すことを強制される認識の構造をしているのか」
「私が思うにそれは、神が人に学びを与えるためだ」
「つまり歴史は、神の意志のもとに成り立ってる」
「歴史を確認するのは、神が導こうとする方向を確認するのに等しい」
「だから過去を無視すれば、道に迷う」
「もし今の私が父と対峙したら、道を阻まれたらどうなるだろうって」
「考えただけでそれは人生最悪の瞬間で、混乱して平静を失うと思う」
「でもその時にこそ、正しいと思った選択をしなきゃいけない」
「きっとその一瞬の選択のために、私の数奇な人生は存在する」
「積み上げた歴史が私の動揺を鎮めて、臆病を打破して、思考を駆動させて」
「いざって時に引かせない」
「全歴史が私の背中を押す」
「私は地動説を愛してる」
「そして、愛してしまったことを祝福したいから」
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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