マンガ「星降る王国のニナ」の名言・台詞をまとめていきます。
星降る王国のニナ
1巻
あたしはあの人に2度殺される。
せめてどうかもうひと目、もうひと目あたしを見て。(ニナ、成り代わり名:アリシャ・セス・フォルトナ)
「おまえ(ニナ)は今日死ぬ」
「そして王女として生きるんだ」(アズール・セス・フォルトナ)
「これよりおまえはこの国の姫巫女アリシャになりかわる」
「星の神のごとき深き青──瑠璃色の瞳を持つ美しい王女だ」(アズール)
「三月の間、姫として作法を学び、美しく着飾り」
「その三月ののち、大国ガルガダの王位継承権を持つ第一王子のもとへ嫁ぐのだ」(アズール)
「だが決して偽物とバレてはならぬ」
「それがおまえの役目だ」(アズール)
「おまえは偉い人かもしれないけどっ、おれに頼む立場なんだからな」(ニナ)
失うものなんてもう何もないから怖くなんてない。(ニナ)
「この国のためにおまえの協力が必要なのだ」(アズール)
失敗したら…死ぬ…の!?
そうかこれって、王さまも騙すってことなんだ。(ニナ)
ああ…失敗だったんだ、バレなかったけど。
でも、がっかりさせたんだな…。(ニナ)
高い天井、磨かれた部屋、ごわごわしない服、味のついた飯…。
こんな立派なとこ、もともとおれの居場所じゃなかった。(ニナ)
家に戻って──戻って──…戻るとこなんてあんのかよ…?(ニナ)
「(褒美?) …褒めろ。じゃあ褒めろ」
「ちゃんと、なんか特別っぽく」(ニナ)
「(忙しい?) 違うぞ!!」
「兄上(アズール)はおやつの時間とひるねの時間をサボってるのだ!!」(ムフルム)
「どうやら作法よりも慎みを覚えさせるのが先のようだな」
「寝所だぞ、いつまで小娘でいるつもりだ。すこしは恥じらいを知れ」(アズール)
「(大騒ぎ?) 母上は…そうかもだけど──」
「ぼ…ぼくは…出来が悪いから…」(ムフルム)
「みんな思ってる、兄上が第一王子であるべきだったって」
「ぼくじゃ…兄上のようになれないから…」(ムフルム)
「じゃあさ、兄上に直接いろいろ教わろう! ちゃんと言ってさ」
「きっとおまえは立派で優しい王さまになれるぞ」(ニナ)
わかってる、悪いやつじゃあないんだ…。
ちっちゃい王子が大好きなやつだもの…。(ニナ)
心の内は声にしないとわからないから、わかりたくなるじゃないか。(ニナ)
「もう気を抜けるとこは部屋(ここ)しかないよ~」(ニナ)
「気を抜いていい場所なんてない。どこでも自然に『アリシャ』でいなくては」(アズール)
「あの人(王妃)のことは嫌いではない」
「むしろ好感を持ってるくらいだ」(アズール)
「裏表なく真っ正直で、正面からしか来ない人だ」
「面倒なのはそういう人よりむしろ──…」(アズール)
「まあ…王宮──…世の中はおまえのように単純な人ばかりじゃないってことだ」(アズール)
「ああ…いいんだ」
「願うことはもうないからな…」(アズール)
「ぼくは心配です」
「姉上が嫁がないよう願ってしまおうかな…」(ムフルム)
ガルガダってそんな遠い国だったんだ…。
そんな遠くに行ったら──…もう会えなくなる。(ニナ)
「あんた言ったよな、『おまえは死ぬ』って」
「おればかだから、王女になりかわるたとえなんだって単純に思ってた」(ニナ)
「でも違うんだ、おれは確かに死ぬんだ」
「いままで生きてきた”ニナ”が消えるってことなんだ」(ニナ)
「遠く離れた異国に行って、もう誰もニナを知る人はいなくなる」
「ううん、もうとっくに死んでるんだった」(ニナ)
「”ニナ”って、もう名前を呼んでくれる人いないから…」(ニナ)
「どういうつもりだったかは聞かぬ」
「死人に口はないからな」(アズール)
「おまえのせいじゃないぞ」
「奴らの狙いは俺を排することなのだからな」(アズール)
「まえあたしのこと必要だって言ったよな」
「いまも本当か」(ニナ)
「じゃあいいよ」
「許してやる、死んでやるよ」(ニナ)
「おまえがアリシャでないことを俺は知っている」
「ニナ。ふたりのときはそう呼ぼう」(アズール)
ひとつだけ祈るなら、星の神さま。
たったひとりでいいからあたしに…。(ニナ)
あとひと月半か…。
ヘンだなぁ…胸が痛い。(ニナ)
2巻
ちゃんとあたしを知ってくれてる人がいる。
このまえまでにっくき奴だったのにおかしいよな?(ニナ)
「それが国のためで国の意志なら、排されるのも仕方ない」
「この身は、そういう星の下に生まれたのだから」(アズール)
「どうしてもいきたいんだ」
「大事な人が危ないからさ、協力してくれよな」(ニナ)
よけいなことって言われても…もう誰かを失いたくないから──…。(ニナ)
「そなた、アリシャではないな…」
「星離宮で育った者が、星の紋章を踏むものか」(太上皇)
「紛い物め! 付け焼き刃にもほどがあるわ」
「身ぐるみ剥いで地下に投獄しろ!」(太上皇)
牢獄ってどんなこわいとこかと思ったら、うちとあんま変わんないなあ。
それよりも──…そう(打ち首に)なったら困る…。(ニナ)
せめて他の人たちは許してもらわなきゃ。
そのためにも…すこしでも心証よくなることしときたいなぁ…。(ニナ)
「もちろんどんな罰でも受けます!」
「百叩きだろうと、打ち首だろうと」(ニナ)
「でもそれはあたしだけで、他の人はどうか許してください」
「みんないい人です」(ニナ)
「あたしに居場所をくれた人たちなんです、大切なんです」
「だって一緒に暮らしてたら家族になっちゃうんですよ!」(ニナ)
「わしにはもうその(助ける)力はないぞ」
「死にゆく者だ、わしはもう何もできぬのだ」(太上皇)
「だが、アリシャなら可能だ」(太上皇)
「おまえに覚悟と決意があれば──…」
「そんな『アリシャ』ならアズールを守ることができよう」(太上皇)
「考えよ」
「愚かなままでは何も守れぬぞ」(太上皇)
「あれは異分子よなぁ」
「紛い物で特異で、それゆえアズールを動かす風になるのだろう」(太上皇)
「俺には王族の血は流れていない」
「おまえと同じ──死んだ王子の身代わりだ」(アズール)
「この国のために生き、この国のために尽くす」
「他を望んではならぬ、欲してもならぬ」
「それがおまえの生きる道だ」(太上皇)
「俺にとって他人(ヒト)は人形(コマ)だった。もちろんおまえも──…」
「だが、おまえは人形(コマ)などではなかったな」(アズール)
失えない、あの泣き笑いを。(アズール)
「おまえはただひとりだ。死なせるものか」(アズール)
「お、おまえだって死んじゃだめだろっ」(ニナ)
「あっ…あたしはっ、アズに名前を呼んでほしいのっ」
「アズじゃなきゃやだ、アズじゃないといみない」(ニナ)
「王子じゃないとか関係ないよ」
「あたしにだって、ただひとりだもの」(ニナ)
黎明の青。真っすぐなその瞳が見てるのは、王子でもなく何者でもなく。
ずっと…欲しいと思うものなど何もない人生だった。(アズール)
「私が愚かなら全てが愚かなのだ」(フォルトナ王)
「何か──…誤解をなさってるようですが──」
「私は正真正銘アリシャです」(ニナ)
「疑うのであれば、どうぞいくらでもお調べになってください」
「私には何ひとつ後ろ暗いことはありませんし、本物だとわかるだけですが」(ニナ)
「天の七神の下、我が星の神に誓って私はアリシャです」(ニナ)
神さまに嘘をつく。
きっと天罰が下る、それでもいい。(ニナ)
「私はガルガダに嫁ぎます」
「そこで必ずや第一王妃の立場を手に入れてみせます」
「フォルトナを守る盾となるべく」(ニナ)
「ただし私が守るのはアズールさまのいるフォルトナです」(ニナ)
「私は星のお告げを聴く者──…私の瞳は世界の果てまで見渡せます」(ニナ)
「もしもアズールさまが不審な死を遂げるようなことがあれば──」
「私はガルガダを率い、フォルトナを滅ぼす剣となりましょう」(ニナ)
あたしは──この人を、この人の身と自由を守るんだ。(ニナ)
サジに売られて絶望したときに見た灰金色(きんいろ)の目…。
暗闇に光る獣の目のようで怖かったけど…。(ニナ)
違うね、もっと優しい色だね。
夜の闇をやわらげる月の光だね。(ニナ)
「もう無理だな」
「わからなくはないだろう、それは『好き』というんだ」(アズール)
ありがとう。
あたしにただひとつの特別をくれて。(ニナ)
「星の下」なんかじゃない。
あたしが自分で選んだ。(ニナ)
3巻
フォルトナを離れて半月以上経つのに、朝目を覚ますたびがっかりするんだ。
月の灰金色がここにないから、あなたがいないから。(ニナ)
「何があってもなどと心にもないことを軽々しく口にするから遊んでやったまでよ」(セト)
「大義名分作りの道具だよ、アリシャ姫(おまえも)」(セト)
「歯向かって死ぬか、悲しみにくれて死ぬか」
「楽しみだな?」(セト)
愚かで無力で何もない。
どうすることもきっとできない──…。(ニナ)
そうだ、いままでだってつらいことは多くて、無力でどうにもできないこともあって、
窮地も絶望もごく当たり前にあった、ふつうのことだ。(ニナ)
「(笑ってる?) だってそれはさぁ」
「ちょっとのいいことがすっごくいいことに感じるから!!だよ」(ニナ)
小さな喜びも大切な一番も、振り返ればずっとそこにある。(ニナ)
「遠乗りに出よう、部屋に籠もるのは苦手だっただろ」
「ちょっとのいいことは外にしかないぞ」(アズール)
おいしい…おいしいっていいことだ。
食べモン用意されてるってすごいことだ…。(ニナ)
とにかく、てはじめにさぁ、笑おうか!(ニナ)
「私は歯向かいも嘆いてヤケになったりもしませんから!」
「思惑どおりには決してなりません」(ニナ)
「妃として、なくてはならない存在になるんです」(ニナ)
「バカめ。なくてはならぬものなど、この世にひとつもないわ」(セト)
怖いと思うな、王族なんてあんなもんだっ。
いやなことばっか100個あってもっ、ちょっとのいいことはあるんだから!!!(ニナ)
「(使用人なんかと?) 大丈夫大丈夫」
「ここじゃあたし、虫以下だから」(ニナ)
「(傷が残りでも?) は、かまわぬではないか」
「どうせ俺しか見ぬ身体だ」(セト)
「いま、おっしゃいました…ね?」
「いま、自分しか見ないのだから──と」(ニナ)
「つまりそれは、私を妃に迎えてくださるお気持ちがある」
「──そう受けとってよいのですね?」(ニナ)
「うれしゅうございます」(ニナ)
「運命を司る…か、不遜だな」(セト)
「浅い傷でも死ぬときは死ぬぞ」
「冥府の神は平等だ、せいぜい祈れ」(セト)
「もう大丈夫だよ~」
「言質をとったこの傷で、セトに会いに行く!」(ニナ)
「いろいろ聞いて思ったんだけど」
「セトには決めたルールみたいなものがあるんじゃないかな」(ニナ)
「だからこれは、耐久勝負(がまんくらべ)なんだと思う」(ニナ)
私にこのニセモノ(ニナ)は解しがたい──…。
決して愚かではない。
だがとても危うい──…。(ヒカミ)
「身を守る術(すべ)をお教えしましょう」
「生き方を変えるつもりがないのであれば、多少は役立つこともあるでしょう…」(ヒカミ)
「近衛隊長ごときが、一国の姫より上か」(ニナ)
「おまえをニィナ(オウム)の世話係にしてやる」
「近くに置いてやると言っているのだ」(セト)
「断ることも許してやるが、どうする」(セト)
「──いいえ、望むところです」(ニナ)
「けんしん…じゃありません」
「私が選んだんです」(ニナ)
畏れなく屈託なく、汚れのない善──…。
「神の巫女」「神の化身」
汚すべきものだ──。(セト)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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