マンガ「ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」の名言・台詞をまとめていきます。
ふつつかな悪女ではございますが
1巻
「あら。果たして妬むのは織姫様だけかしら」(朱慧月)
「忌々しい女! 消えるがいいわ!」(慧月)
(以降、黄玲琳は朱慧月に、朱慧月は黄玲琳に入れ替わるが、末尾の名前は中の人とする)
まさか…あの瞬間、わたくしと慧月様の体が入れ替わってしまった…?(黄玲琳)
そんな…釈明の言葉がなにひとつ声にならない!(玲琳)
(勘違い?) 本人ですのにー!(玲琳)
「(どぶネズミ?) はい、どぶネズミです!」
いっ、勢いに飲まれて復唱してしまいました!(玲琳)
「わたくしを傷つけた罪で、わたくしが死ぬのですか…?」(玲琳)
「(慧月様?) ええ、そうよ。だけど今やわたくしが『黄玲琳』」
「あなたは『黄玲琳』を殺害しようとした大悪女『朱慧月』、というわけ」(慧月)
「あなたは観衆の侮蔑と嘲笑にまみれて、みじめに死ぬのよ」(慧月)
「さようなら、黄玲琳」
「薄汚いネズミに囲まれて、せいぜい死の足音に怯えて過ごすといいわ」(慧月)
…あら? 腕が痺れない…息…上がっていない。
脈は…推定六十!(玲琳)
なんということでしょう!
これまで油断すれば気絶するわたくしでしたのに!(玲琳)
慧月様のお体はそんな(特別な)ことせずとも健康でいらっしゃる…。
なんて…なんて…っ、うらやましい…っ。(玲琳)
…ネズミに囲まれ死の足音に怯えろとまで言われてしまったけれど、
「それってわりと楽勝なのでは…(鋼のメンタル)」(玲琳)
「獣尋(じゅうじん)の儀か…一思いに殺してやればまだよいものを」(辰宇)
後宮(ここ)には悪意と保身、身勝手な欲望が渦巻くのみだ。(辰宇)
「(獣尋の儀か鷲官の剣?) それってどちらに転んでも理不尽極まりないのでは…?」(玲琳)
「(この悪女め?) はい、悪女です!」(玲琳)
「(死は)慣れておりますので」
「死んでしまうまでは生きているということでございます」(玲琳)
「同じく噛まれるまでは噛まれていないということ」
「噛まれる前から痛がっていては、体力が持ちませんでしょう?」(玲琳)
「ああ…だから言ったのに…これもわたくしの罪ですね…」
「ネズミさん、獅子さん、ごめんなさい…」(玲琳)
「獅子の死をもって、このたびの獣尋の儀はつつがなく完了いたしました」(辰宇)
「食われれば有罪、食われなければ無罪」
「厳粛なる儀の掟に則り、ここに朱慧月の無罪を表明いたします」(辰宇)
「おまえのような女が玲琳を気取って言動を真似ることすら腹立たしい」
「しょせんおまえは悪女。分をわきまえた行動を取るのだな」(尭明)
「…かしこまりました」
「ふつつかな悪女ではございますが、己に見合った行動をいたします…」(玲琳)
「ええい! できることをするほかありません!」
「声を出していきましょう!」(玲琳)
「わたくし別人のようですか!?」
「これまでのわたくしではない…とだけはお伝えできそうですね」(玲琳)
傲慢で無才、媚びることだけは一人前の冴えない雛女(ひめ)、朱慧月。
だが──気になるな…。(辰宇)
「(名前?) 莉莉(りーりー)でございます」
「…この一年、歯を食いしばってお側でお仕えしてまいりましたが」
「あなた様にはその程度の認識でございましょうね」(莉莉)
も、もう少し変だなって疑ってください!
そこで諦めないで!(玲琳)
皆に気遣われないくらい自立したいですね…。
嗚呼、夢の自助努力生活…。(玲琳)
「…ここで暮らすのですか?」
「こんな…こんな素敵な場所で…!?」
一面の草むら! 豊かな土! そして──自由!(玲琳)
もう…誰のことも心配させなくていいんだぁ…。(玲琳)
…っと、いけません。慧月様はわたくしを憎んで体を入れ替えたのですから。
それを喜ぶだなんて、あまりに彼女の意向を踏みにじる所業です。(玲琳)
わたくしは黄家。
古くから土の神を奉り、この国の開墾を担ってきた一族。(玲琳)
自らの足で地に立つことは黄家の誇り。
困難を前にしてこそ、血が騒ぐというものです!(玲琳)
用立ててほしいものでございますか?
お力を借りてしまっては醍醐味が台無し…。(玲琳)
言い間違えました!
お力を借りてはあまりに面目がなくて。(玲琳)
べつにこれは悪いことじゃない。
生きるためなんだ。(莉莉)
「この場所は木を司る藍家との境、植物を育む気に満ちているのかもしれませんね」
「本当に楽園のような場所です」(玲琳)
「ああ…これまで書物で溜めてばかりいた知識を次々と実践できるとは、なんという幸福」
「これが挑む喜び…ああ、尽きせぬ体力よ…」(玲琳)
「わたくし、これでもかというほど塩と油にまみれた料理を」
「胸やけも気にせず思う様、頬張るのが夢だったのです」(玲琳)
「乞巧節(たなばた)の夜にわたくし、すっかり別人になったのです」
「今お話し出来るのはこれだけのようですわ」(玲琳)
「『命の危機に瀕してこそ体に技術は染み込む』」
「『熱で朦朧としてこそ限界の向こう側に踏み出せるのだから』」(冬雪)
「初めて看病したときそう仰った姿を思い出すたび」
「この冬雪、身に震えが走ります」(冬雪)
「『不調とはもはや日常。好調な日を待っていては永遠に鍛錬できません』」
「こちらもけだし名言でございました」(冬雪)
黄玲琳は皆に溺愛されている繊細な胡蝶ではなかったの?(慧月)
まさか黄家が過保護なのは、あの女(玲琳)が物理的に死ぬほどの努力(むちゃ)をするから、
心配せずにはいられないということ…?」(慧月)
「わたくし…この体でやっていける、わよね…?」(慧月)
朱駒宮(ここ)から抜け出せるなら、なんだってやってやる…。
見ていろよ、クズども!(莉莉)
慧月様は長身を気にされてか、いつも背を丸めていらっしゃいました。
なのに衣装は華やかでちぐはぐとしていましたが…なんてもったいない。(玲琳)
この長い手足はぞんぶんに鍛え、しなやかさをみせつけるべきです!
なにより…筋肉、それこそは力。(玲琳)
いけません、玲琳。
いくら先方の望みとはいえ、あのぽんこつな体を他人様に押し付けるなんて。(玲琳)
最初は言葉遣いに驚きましたが、莉莉のおかげで毎日賑やかです。
莉莉もここで張り合いのある日々を過ごしてる様子…。(玲琳)
今日はどんな『奉仕活動』を…ではなく『嫌がらせ』をしてくれるのでしょう。(玲琳)
「ごめんなさいね、莉莉にも事情があるのですよね」(玲琳)
「本当はわたくしも恐怖に血反吐し血涙を流すくらいの反応をしたいとは」
「常々思っているのですが、うまくいかなくて…」(玲琳)
「風邪がなんだ!」
「そんなのもうどうでもいいくらい、あたしの人生は…っ」
「取り返しがつかないんだ!」(莉莉)
「なにがあったか、でございますか」
「そうですね、枝毛を切ってもらっておりました」(玲琳)
「言い訳ではございません」
「純粋な事実でございます」(玲琳)
「莉莉がどのような目的と思いを抱いていたにせよ」
「実際に起こったのはわたくしの枝毛が切り取られたというだけ」(玲琳)
「起こらなかったことをいちいち疑ったり非難したりしては」
「体力がもったいのうございます」(玲琳)
…同じだ、獣尋の儀のときと。
この女は誰だ…?(辰宇)
「(言いたいこと?) お伝えしたいことがあったような気もしますが」
「今は優先すべきことがございますので」(玲琳)
「手洗い、清潔、そして笑顔。これが健康の秘訣ですからね」
「わたくし付きの女官ならば、これらを必ず維持せねばなりませんのよ」(玲琳)
「顔を上げましょう。胸は広げ、深く息を吸い、視線は前に」
「俯いて健康を損ねては、お母君に叱られてしまいますよ」(玲琳)
変わった…この人は本当にすっかり変わってしまったんだ。
あたしは、この人とともにいたい。(莉莉)
「わたしはね、健康維持のために」
「手洗い、清潔、笑顔をとても大切にしているのです」(玲琳)
「だと言うのに、誰かがあなたの手と頬と衣服を泥で濡らし」
「誰かがあなたの笑顔を奪い、『もうおしまいだ』と泣き叫ぶほどに追い込んだ」(玲琳)
「教えてください、莉莉」
「わたくしの大切な女官の大切な健康を害したすっとこどっこいは」
「どこのどなたです?」(玲琳)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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