「鋼の錬金術師(ハガレン)」の名言・台詞まとめ

アニメ「鋼の錬金術師(ハガレン) FULLMETAL ALCHEMIST」の名言・台詞をまとめていきます。

 

鋼の錬金術師

1話

「ひでえことすんな」
「そんなもんが等価交換のわけねえだろ!」(エドワード・エルリック、通称:エド)

 

「見とれてる暇は…ねえぜ!」(エド)

 

「”ちっこい”言うなあ!」(エド)

 

「俺は殺すのなんかごめんだ」(エド)
「好きにしたまえ。我々が求めているのは君の実績だけだ」(ロイ・マスタング)

 

「兄さん」
「早く元の体に戻りたいね」(アルフォンス・エルリック、通称:アル)

 

「お前…今地獄へ1歩踏み出したぜ」(エド)

 

「まったく…無能は雨の日だけにして下さいね」(リザ・ホークアイ)

 

2話

「ばっちゃんが言ってたよ」
「死んだ人のことを思って泣くと、その涙の分だけあの世で死んだ人も悲しむって」(ウィンリィ・ロックベル)

 

「何年も何年もかかったけど、母さんの笑顔を見たい、母さんとまた楽しく暮らしたい」
「その思いで俺達は…」(エド)

 

「オレはお前達が世界と呼ぶ存在」
「あるいは宇宙、あるいは神、あるいは真理、あるいは全(ぜん)、あるいは一」(真理)

 

「そしてオレは…お前だ」
「ようこそ、身の程知らずのバカ野郎」(真理)

 

「お前が欲しがってたものだろ」
「見せてやるよ、真理を」(真理)

 

 

「返せよ、弟なんだ」
「足だろうが腕だろうが、心臓だろうがくれてやる!」(エド)

 

「だから返せよ…たった1人の弟なんだよ!」(エド)

 

「なあ…なんだってエドを国家錬金術師にしたんだ?」
「まだ子供なんだぜ」(マース・ヒューズ)

 

「軍にいる以上、いつか地獄を見る羽目になる」
「俺達みたいにな」(ヒューズ)

 

「地獄か…地獄なら見たさ」
「2人共、もう十分にな」(マスタング)

 

「軍人さんは嫌い」
「父さんも母さんも戦場に連れて行かれて殺されたから」(ウィンリィ)

 

「行くかどうかは、あの子達が自分で決めることよ」
「そう…自分で決めること」(リザ)

 

「進むのかとどまるのか?」(リザ)

 

「強制はしない、ただ私は可能性を提示する」
「絶望のまま一生を終えるか、可能性を求めて軍にこうべを垂れるか?」(マスタング)

 

「そこに可能性があるならば、元の体に戻るために前に進むべきだろう」
「たとえそれが泥の川だったとしても」(マスタング)

 

「(なぜ軍人に?) 守るべき人がいるから」(リザ)

 

「可愛げなくて結構、機械オタ結構」
「あたし、あんたが元の体に戻るまで、サポートするって決めたんだから!」(ウィンリィ)

 

「なかなか肝が据わっておる」
「だが、世界の広さを知らん」(キング・ブラッドレイ)

 

3話

「科学でも出来ないことが祈ったら出来るのかよ!」(エド)

 

「錬金術師ってのは科学者だからなあ」
「創造主とか神様とかは信じちゃいないのさ」(エド)

 

「この世の創造原理を解き明かし、真理を追い求める」(エド)

 

「神を必要としていない俺たち科学者が」
「ある意味神に一番近いところにいるってのは皮肉なもんだ」(エド)

 

「降りて来いよ、ド三流!」
「格の違いってやつを見せてやる!」(エド)

 

 

「いや…俺って神様に嫌われてるだろうからさ、行っても追い返されると思うぜ」(エド)

 

「僕達は間違いを思い知らされた」
「人はよみがえらない」(アル)

 

「僕は兄さんの体を元に戻したいんだ」
「兄さんも僕を元に戻したいと思っている」(アル)

 

「その結果…命を落とすことになるかもしれない」
「僕達の選んだのは、そういう業の道だ」(アル)

 

「(誰にすがれば?) そんなこと、自分で考えろ」(エド)

 

「立って歩け、前へ進め、あんたには立派な足が付いてるじゃないか」
「なんにもすがる必要なんてない」(エド)

 

4話

「これでリオールの件はチャラだ」
「君に借りを作るのは気色が悪いからな」(マスタング)

 

「真理の探求者だったはずの錬金術師が国家資格を得たとたん」
「軍の人間兵器に変わる」(アレックス・ルイ・アームストロング)

 

「かのイシュヴァールの内戦以来、恨みを持つ者はいくらでもおりますからなあ」(アームストロング)

 

「ふざけんな! こんなことが許されると思ってんのか!」
「こんな…人の命をもてあそぶようなことが!」(エド)

 

「悪魔(の所業)か…」
「だが国家錬金術師は、命(めい)あらば人の命を奪うことも辞さず行動せねばならん」(マスタング)

 

「人の命をどうこうする点で、タッカー氏の行為と我々の立場に大きな差はない」
「そしてそれを承知の上で、この道を選んだ」(マスタング)

 

「今後も今回のような事件に出くわすことはあるだろう」
「君自身が手を汚すこともあるかもしれん」(マスタング)

 

「そのたびに、そうやって立ち止まるのか?」(マスタング)

 

「軍の犬と呼ばれようが、悪魔とののしられようが」
「俺はアルと2人、元の体に戻ってやる」(エド)

 

「だけどな…俺達は悪魔でも、ましてや神でもない」
「人間なんだ…人間なんだよ!」(エド)

 

「たった1人の女の子さえ助けてやれない」
「ちっぽけな人間だ」(エド)

 

「神よ…今2つの魂があなたの元へ帰りました」
「その広き懐に彼等を迎え入れ、哀れな魂に安息と救いを与えたまえ」(傷の男、スカー)

 

5話

「人間ってどうしようもなく愚かだわ」(ラスト)

 

「流血は流血を、憎悪は憎悪を呼び」
「膨れ上がったエネルギーはこの地に根をおろし、血の紋を刻む」(ラスト)

 

「何度繰り返しても学ぶことを知らない」
「人間は愚かで悲しい生き物だわ」(ラスト)

 

「分かってるつもりだった、でも分かってなかった」
「だから母さんを…」(エド)

 

「そして今もどうにもならないことをどうにか出来ないかと考えてる」(エド)

 

「俺はバカだ」
「あの時から少しも成長しちゃいない」(エド)

 

「雨ならもやもやした気持ち、流してくれると思ったけど…」
「今は顔に当たる1粒すらうっとおしい」(エド)

 

「肉体を持たない僕には、雨が肌を打つ感覚もない」
「それはさびしいしつらい」(アル)

 

「僕はやっぱり元の体に…人間に戻りたい」
「それが世の流れに逆らう、どうにもならないことだとしても」(アル)

 

「チキショー、なんだってんだ!」
「人に恨みを買うようなことは…いっぱいしてるけど!」(エド)

 

「命狙われる筋合いはねえぞ!」(エド)

 

「(なんで?) 貴様ら作る者がいれば、壊す者もいるということだ」(スカー)

 

「バカ野郎!」
「お前を置いて逃げられっかよ」(エド)

 

「錬金術師とは、元来あるべき姿を異形へと変えるもの」
「それすなわち、万物の創造主たる神への冒とく」(スカー)

 

「我は神の代行者として裁きを下す者なり」(スカー)

 

「我が名を知ってなお戦いを挑むか」
「愚か者め」(マスタング)

 

「大佐は下がってて下さい」
「雨の日は無能なんですから」(リザ)

 

「破壊と創造は表裏一体」
「壊して創る、これすなわち大宇宙の法則なり」(アームストロング)

 

「(援護?) うるせえ!」
「俺みたいな一般人を、お前らデタラメ人間の万国ビックリショーに巻き込むんじゃねえ!」(ヒューズ)

 

「わざわざ死ぬ方を選ぶなんてバカのすることだ!」(アル)

 

「生きて生きて生き延びて、もっと錬金術を研究すれば」
「元の体に戻る方法も、ニーナみたいな子を救う方法も見つかるかもしれないのに」(アル)

 

 

「その可能性を捨てて死ぬ方を選ぶなんて…そんなマネ絶対に許さない!」(アル)

 

「ボロボロだな、俺達…かっこ悪いったらありゃしねえ」(エド)
「でも生きてる」(アル)

 

「関係ない人間を巻き込む復讐に、正当性もクソもあるかよ!」
「醜い復讐心は、神の代行人ってオブラートに包んで崇高ぶってるだけだ」(エド)

 

「だが牙をむき向かってくるのは事実だ」
「そして我々も死ぬわけにはいかない」(マスタング)

 

「次に会った時は問答無用で…潰す!」(マスタング)

 

「(これから?) また歩き出すよ」
「生きてる限り、立ち止まっていられないからな」(エド)

 

6話

「バカなマネだってことは分かってる!」
「それでも目的を果たすまでは、針のむしろだろうが座り続けなきゃいけないんだ」(エド)

 

「ダメだ! あれは悪魔の研究だ。知れば地獄を見ることになる」(ティム・マルコー)
「地獄ならとうに見た!」(エド)

 

「この町の人達の大切な支えを奪ってまで、元の体に戻りたくはないよ」(アル)

 

「1日も早く中央(セントラル)に行きたいんでしょ?」
「だったら無理してやろうじゃない!」(ウィンリィ)

 

「(家?) ないよ」
「あの子らには帰る家がない」(ピナコ・ロックベル)

 

「エドが国家資格を取って旅立つって日に、自分の家を焼き払っちまった」
「帰る家を失くすことで、後戻り出来んようにしたんだろうよ」(ピナコ)

 

「それにいいじゃない!」
「オイルのにおい、うなるベアリング」(ウィンリィ)

 

「人体工学に基づいて設計された、ごつくも美しいフォルム」
「ああ…なんて素晴らしいのかしら、機械鎧(オートメイル)!」(ウィンリィ)

 

「あたしと同じ年でこんなちっちゃいくせに、人間兵器だなんて笑っちゃうよね」
「無防備に寝ちゃってさ」(ウィンリィ)

 

「2人共ありがとね」
「いつも本当の家族みたいに迎えてくれるばっちゃんとウィンリィには感謝してる」(アル)

 

「口に出さないけど、兄さんもそう思ってるんだよ」(アル)

 

7話

「利用できるものは全て利用する」
「私が大総統の地位について、軍事の全権を掌握するまではね」(マスタング)

 

「錬金術って悪用すると危険な技術なんだぜ」
「それを防ぐには、錬金術研究の暗号化だ」(エド)

 

「ダメ人間じゃないよ」
「何かに一生懸命になれるってことはそれ自体が才能だと思うし」
「それにすごい記憶力がある」(アル)

 

「自信持っていいと思うよ」(アル)

 

「悪魔の研究、求めてはならないもの…」
「恨むぜ、マルコーよお」(エド)

 

「賢者の石の材料は…生きた人間だ」
「しかも石を1個生成するのに、複数の犠牲が必要ってことだ」(エド)

 

「しんどいな…」(エド)

 

「なんかこう…手の届くところに来たなと思ったら逃げられて」
「やっとの思いでつかんだら、つかんだそいつに蹴落とされてさ」(エド)

 

「神様は禁忌を犯した人間をとことん嫌うらしい」
「俺達…一生このままかな」(エド)

 

「”真実の奥のさらなる真実”…錬金術の研究書と一緒だ」
「表面に見えることは真実の一部でしかない」(エド)

 

「まだ何かあるんだ…まだ!」(エド)

 

8話

「そっちこそ…小僧に倒されても悪く思わないでくれよ」(エド)

 

「ケンカに卑怯もクソもあるか」(エド)

 

「あんたらのことを人じゃないと認めちまったら」
「俺は俺の弟を人じゃないと認めることになる」(エド)

 

「俺の弟は人間だ、あんたらも人間だ」
「だから、殺しは嫌だ」(エド)

 

9話

「勝手なことをして!」
「下手したら命を落とすところだったのよ!」(マリア・ロス)

 

「なんでも自分達だけでやろうとしないで、周りを頼りなさい!」
「もっと…大人を信用してくれてもいいじゃない」(マリア)

 

「(牛乳嫌い?) そんなこと言ってるから、あんたはいつまでたっても豆なのよ!」(ウィンリィ)

 

 

「呼び出されてみれば、エドは大ケガしてるし…」
「アルはなんか悩んでるし…」(ウィンリィ)

 

「だけど、何があったかなんて絶対言わないんですよ」
「リゼンブールを出る時も…」(ウィンリィ)

 

「相談する必要がなかったんだろう」
「ウィンリィちゃんなら、言わなくても分かってくれると思ったんだよ」(ヒューズ)

 

「でも…口で言わなきゃ伝わらないこともあります」(ウィンリィ)

 

「男ってのは言葉より行動で示す生き物だから」
「苦しいことはなるべくなら自分以外の人に背負わせたくない」(ヒューズ)

 

「心配もかけたくない、だから言わない」(ヒューズ)

 

「それでも、あの兄弟が弱音を吐いたら…そん時はきっちり受け止めてやる」
「それでいいんじゃないか?」(ヒューズ)

 

「アルのバカちん!」
「エドの気持ちも知らないで!」(ウィンリィ)

 

「エドが怖くて言えなかったことってのはね…」
「あんたが自分を恨んでるんじゃないかってことよ!」(ウィンリィ)

 

「自分の命を捨てる覚悟で偽物の弟を作るバカが」
「どこの世界にいるってのよ…」(ウィンリィ)

 

「あんた達、たった2人の兄弟じゃない…」(ウィンリィ)

 

10話

「あそこ(大総統)はさぞかし気分がいいだろうなあ、ヒューズ」(マスタング)

 

「だが、私1人の力であそこに上り詰めることは出来ない」
「その自信がある」(マスタング)

 

「面白そうじゃねえか、ひと口乗ってやるよ」
「お前の青臭い理想が、この国をどう変えるか見てみたい」(ヒューズ)

 

「ケンカ強くなりたくて(師匠のところに)行くの?」
「あんたらケンカバカ?」(ウィンリィ)

 

「初めまして、ヒューズ中佐」
「それとも…さよならの方がいいかしら?」(ラスト)

 

「錬金術師というのはやないきものだな、中尉」
「今、頭の中で人体錬成の理論を必死になって組み立てている自分がいる」(マスタング)

 

「あの子らが母親を錬成しようとした気持ちが、今なら分かる気がする」(マスタング)

 

「いかん、雨が降ってきたな」
「いや…雨だよ」(マスタング)

 

「公も私もあるものか」
「大総統の地位をもらうのも、ヒューズのアダを討つのも、全て私一個人の意思だ」(マスタング)

 

11話

「ええ、離すもんですか」
「そのオートメイル、もっとよく見せてくれるまで離さない!」(ウィンリィ)

 

「この両足は、ドミニクさんが誠意でくれたものよ」
「だったら、あんたも誠意で応えなきゃダメ!」(ウィンリィ)

 

「一生かけるって言うなら、スリなんかしないでしっかり立って働くの!」
「その両足で!」(ウィンリィ)

 

「”忘れるな 11年10月3日”」(銀時計の中のメモ)

 

「肝心な時…俺は無力だ」(エド)

 

「だっておめえ、(出産は)生命の誕生だぞ」
「錬金術師が何百年かけて、いまだなし得てない人間が人間をつくるっていうこと」(エド)

 

「でも…やっぱりすげえ」
「人間ってすげえよ」(エド)

 

「なんでお前が泣くんだよ」(エド)
「あんた達兄弟が泣かないから、代わりに泣くの」(ウィンリィ)

 

「帰らない」
「エドの覚悟見たから…私だって、半端な覚悟じゃいられない」(ウィンリィ)

 

「私…もっと腕を磨いて、少しでもいいオートメイルをつけてあげたいの」
「エドが安心して旅を続けられるように」(ウィンリィ)

 

12話

「”一は全、全は一”」
「1ヶ月でその答えを見つけなさい」(イズミ・カーティス)

 

「”経験に勝る知識なし”ってね」
「錬金術の肝の部分を叩き込むには、あの方法が一番なのよ」(イズミ)

 

「これで何も学べなかったら、しょせんはそこまでの才能だってこと」
「弟子入りは諦めてもらう」(イズミ)

 

「俺、生きてるんだ…◯◯を食って生きてる」
「命を食って生きてる…生きてる」(エド)

 

「俺達は死なない」(エド)

 

「全ては目に見えない、大きな流れの中にあるんだ」(エド)

 

「それを宇宙っていうのか世界っていうのかは分かんないけど」
「そんなでっかいものからすりゃあ、俺もアルもアリみたいなもんさ」(エド)

 

「流れの中の小さな1つ、全の中の”一”に過ぎない」
「だけどその小さな”一”が集まって、全が存在できる」(エド)

 

「私自身が構築式みたいなものかな」
「真理にたどり着けば、出来るようになるかもね」(イズミ)

 

「お前、”あれ”を見たな?」
「師弟そろってしょうもない」(イズミ)

 

「錬金術師っていうのは、命そのものなんだ」(エド)

 

13話

「師匠(せんせい)でも弟子でもなくなったってことは」
「これからは1人の人間として対等に接するってことだ」(シグ・カーティス)

 

「それでも…手がかりがつかめるなら、それにすがりたい」(アル)

 

「分かったか?」
「あり得ないなんてことはあり得ない」(グリード)

 

「何よりお前の存在がそれを証明してるだろ?」
「魂だけの存在のお前がよ」(グリード)

 

「悪党は、ボコる! どつく! 吐かせる! もぎとる!」
「すなわち俺の総取り!」(エド)

 

「悪党とは、等価交換の必要…なぁーーしい!」(エド)

 

「お前は俺に傷1つつけることが出来ねえ」(グリード)

 

「人造人間(ホムンクルス)っつても体が普通なら」
「構成物質の3分の1は炭素で出来てるってことだ」(エド)

 

「炭素原子は結合の度合いによって鉛筆の芯からダイヤモンドにまで硬さを変える」
「そこまで分かりゃ、あとは錬金術の分野だ」(エド)

 

「私の身内のもんが、随分と世話になったようだね」(イズミ)

 

「(何者?) 通りすがりの…主婦だあ!」(イズミ)

 

14話

「私はねえ、君のような最強の盾を持っているわけでも」
「全てを貫く最強の矛を持っているわけでもない」(ブラッドレイ)

 

「そんな私が、どうやって弾丸飛び交う戦場を生き抜き」
「功績を立てて今の地位にいるか…分かるかね?」(ブラッドレイ)

 

「君に最強の盾があるように、私には最強の目があるんだよ」(ブラッドレイ)

 

「生まれた場所へ…我が魂へ帰るがよい」(お父様)

 

鋼の錬金術師(2期)

15話

「(賢者の石で)手に入れる、不老不死の法を」(リン・ヤオ)

 

「ガキの頃さんざんウサギを追い回したんでね」
「トラップなんざお手の物さ」(エド)

 

「リン様の悪口、許さない!」(ランファン)

 

「俺の頭1つで済むなら安いもんだろ」
「ヤオ族50万人の命運がかかってるんだ…なりふり構ってられんよ」(リン)

 

「イシュヴァールの民は自分の名を神より賜ったものとして、誇りを持って呼ぶ」
「故に俺は名を捨てた」(スカー)

 

「二度と戻れぬ道ならば、神より賜りしもの全て捨てゆく」(スカー)

 

16話

「鋼の!」
「先走って、無茶なことはするなよ」(マスタング)

 

「今は知る必要がない」
「あの兄弟にとって前進するのに邪魔なものは、なるべく少ない方がいい」(マスタング)

 

「お人好しで済む話でしょうか?」
「残酷です」(リザ)

 

「俺のせいだ…俺が巻き込んだ」
「ヒューズ中佐!」(エド)

 

「お前は帰れ、とがめられるのは俺1人で十分だ」(エド)
「兄さん1人の問題じゃない、僕達2人の問題だ。だから僕も行く」(アル)

 

「どんなことがあっても、元の体に戻るって決めたけど」
「そのせいで死んでしまう人がいるなら…そんな体はいらないよ」(アル)

 

「人助けをしようとして死んだとしたら、あの人らしいわ」
「昔っからおせっかいの世話焼きで、損してばかりなのよ、あの人」(グレイシア・ヒューズ)

 

「でも、後悔したことは一度もないと思う」
「たとえ、死の間際であったとしても」(グレイシア)

 

「諦めるとか言わないでね」
「ここであなた達が諦めたら、主人の死はまったくの無駄になります」(グレイシア)

 

「自分達が納得する方法で、前へ進みなさい」(グレイシア)

 

17話

「怖かったよ…」
「ヒューズさんが殺されちゃうような危ない場所で、エドもアルもずっと戦ってる」(ウィンリィ)

 

「そう思ったら、すごく怖くなった」
「だって、死んじゃうかもしれない」(ウィンリィ)

 

「急に私の目の前からいなくなる」
「父さんと母さんみたいに…そう思ったら、すごく怖くなった」(ウィンリィ)

 

「ごめん…私もどうしたいか分かんないや」(ウィンリィ)

 

「最悪だわ…それ以外に選択肢はないの?」(マリア)

 

「だが命令に異を唱えるな、説明を求めるな」
「ただ従え、それが軍というものだ」(マスタング)

 

18話

「禁忌を犯した俺達に、協力してくれる人がいる」
「怒ってくれる人、支えてくれる人がいる」(エド)

 

「元の体に戻ろうと約束した弟がいる」
「そして…後戻りは出来ない」(エド)

 

「だったら、前に進むしかないじゃないか」
「誰1人失わない方法で」(エド)

 

「もし誰かが犠牲になりそうになったら、俺が守る」(エド)

 

「難しいことかもしれない」
「自分の身1つで精一杯なのに、他人まで守ろうだなんて傲慢かもしれない」(エド)

 

「でも、今の俺にはこれしか思いつかない」
「だから進むよ、前に」(エド)

 

「マスタング大佐にお伝え下さい」
「救ってくださったことに感謝しますと」(マリア)

 

「そして、有事の際には呼び戻して下さい」
「その時は、命を懸けて働かせていただきますと」(マリア)

 

19話

「大佐…なんで出てきたんですか?」
「私達に何かあっても、無視していれば敵の追求を逃れられるのに!」(リザ)

 

「こんな所にノコノコと…あなたは本当にバカですか!」(リザ)

 

「(感謝は)あとにしろ、今は作戦行動中だ」(マスタング)

 

「(化け物?) 失礼ねえ」
「感情がある、親に対する愛情もある」
「私達は…人間よ」(ラスト)

 

「他人の肉体と魂が相容れないなら…」
「鉄の体に人の魂の僕は…」(アル)

 

「そうだ。僕達の目的を果たす時まで、この体がもつ保証はないんだ」(アル)

 

「うるさい男は嫌いよ」(ラスト)

 

「嫌なんだよ!」
「目の前で人が死んでいく…嫌なんだ、たくさんだ!」(アル)

 

「もう誰も殺させない、守ってみせる!」(アル)

 

「貴様はこう言ったな、”まだまだ死なない”と」
「ならば、死ぬまで殺すだけだ!」(マスタング)

 

「負けたわ…」
「悔しいけど、あなたみたいな男にやられるのも悪くない」(ラスト)

 

「迷いのない真っすぐな目…」
「楽しみね、その目が苦悩にゆがむ日は…すぐそこ」(ラスト)

 

20話

「もう…いつも兄さんやウィンリィが先に怒るから」
「僕は怒るタイミングを逃しっぱなしだよ」(アル)

 

「お礼にいいことを教えてやるよ」
「じきひどいことがこの国で起こる、よその国へ逃げとけ」(ヴァン・ホーエンハイム)

 

「(やめる?) いや…確認しないと前へ進めないだろう」
「それに…逃げてたまるか!」(エド)

 

「大丈夫だよ、ばっちゃん」
「あの日からこれは絶望の象徴だった」
「だが今は希望につながる」(エド)

 

「アルは元に戻れる」(エド)

 

「あの扉から魂のみだが、ちゃんとお前を引っ張り出すことが出来た」
「魂が引っ張り出せたんなら、肉体も扉の向こうから取り戻せるはずだ」(エド)

 

「僕ね、あの日からずっと自分を責めてきた」
「母さんを…あんな姿にして殺したのは僕だと」(アル)

 

「ありがとう、兄さん」
「僕は母さんを殺してはいなかった!」(アル)

 

「兄さん。あれは賛同した僕も同罪なんだから」
「1人で背負ってるようなこと言わないでよ」(アル)

 

「なんでも1人で抱え込んで…」
「僕はもう、自分のことでほかの人が犠牲になるのは嫌なんだよ!」(アル)

 

「だから普通に生きる分には、この体でも不自由はない」
「そう思うようになってきた」(アル)

 

「でも…やっぱりダメだ」
「もう…もう、1人の夜は嫌なんだ!」(アル)

 

21話

「うろたえるな、生きることを諦めるな」
「私の副官なら、もっと毅然としていろ」(マスタング)

 

「ホムンクルスに大総統…予想外にでかい獲物が釣れたな」(マスタング)

 

「分かった…置いていく」
「置いていくから追いついてこい」(マスタング)

 

「私は先に行く、上で待っているぞ」(マスタング)

 

「あの人は生きることを諦めようとした私でさえ、見捨てようとしなかった」
「背中を預けると言ってくれた…捨てられないのよ」(リザ)

 

「そういうバカが、1人くらいいてもいいと思うわ」(リザ)

 

22話

「王は民のために在るもの、民なくして王は在り得ない」(リン)

 

「キング・ブラッドレイ」
「あなたは真(まこと)の王にはなれない!」(リン)

 

「私…ヒューズさんにお父さんの背中、重ねていたのかな」(ウィンリィ)

 

「確かに俺たち錬金術師は間違いを犯してきた」
「だからといって、あんたのやってることを認めるわけにはいかねえ!」(エド)

 

「見ろ、兄者…これが兄者の傾倒する錬金術だ」
「人のため、幸福のためと願っても…誰もそうは見てくれぬではないか!」(スカー)

 

「撃てなかった…」
「だって、父さんと母さんを殺したんだよ」
「なのにどうして!」(ウィンリィ)

 

「お前はラッシュバレーで赤ん坊を取り上げて、母子(おやこ)を救った」
「俺に立ち上がるための手と足をくれた」(エド)

 

「お前の手は、人を殺す手じゃない」
「人を生かす手だ」(エド)

 

23話

「この体、不自由なことはたくさんある」
「だけど、不自由と不幸はイコールじゃない」
「哀れに思われる理由はないよ!」(アル)

 

「兄さんが錬金術でつなぎとめてくれた命だ」
「今の僕を否定することは、兄さんを…錬金術を否定することになる」(アル)

 

「僕は錬金術の可能性を信じてる…信じたい!」(アル)

 

「私は、待つことしか出来ない…」(ウィンリィ)

 

「あの時、止めてくれてありがとうね」(ウィンリィ)

 

「私を待ってくれる人達がいるんだよね」
「その人達に顔向け出来なくなるところだった」(ウィンリィ)

 

「今度お前を泣かせる時は嬉し泣きだ!」(エド)

 

「絶対アルと2人で元に戻って、嬉し泣きをさせてやるからな!」
「覚えてろ!」(エド)

 

「そっか、私…惚れてたんだ」(ウィンリィ)

 

「勘違いするなよ、話を持ちかけたのはこっちだ」
「利害が一致したから協力しただけだ」(リン)

 

「不老不死なんて求めるからには、それなりの犠牲は覚悟して国を出てきている」(リン)

 

「いや…足りなかった」
「俺よりも、ランファンの方が覚悟があった」(リン)

 

「化け物か人か…」
「いずれにせよ、大総統の椅子から引きずり降ろしやすくなったな」(マスタング)

 

24話

「まあ、もっともそれがあんた達人間ってやつだ」
「理屈より情が先に立つ」(エンヴィー)

 

「いつか殺した男もそうだった」
「奴の女房に化けて見せたら、手を出せなくて逆転のカードを逃した」(エンヴィー)

 

「つけいりやすくて助かるよ、人間」(エンヴィー)

 

「仕方ない、倒させてもらおう」
「生き残るのが優先だ」(マスタング)

 

「それに、我々の顔と名を覚えられた」
「こいつを生かして帰す理由がない!」(マスタング)

 

「それ(銃)は、人を殺す道具だ」(アル)
「あなた達の命を守る道具よ」(リザ)

 

「小さい頃から暗殺の危険にさらされ続けてるんでね」
「反則技も身に付けざるを得なかったんだよ」(リン)

 

「大総統がホムンクルスかもしれんのだ」
「悠長に構えてはおれまい」(マスタング)

 

「それに…戦場に子供達だけを残してきた」
「ここで行動しなければ、大人として示しがつかん!」(マスタング)

 

「ああ…そうか、ヒューズ。軍がヤバいってのは…」
「軍に危機が迫っているというのではなく、軍そのものがヤバいということか!」(マスタング)

 

「鋼の…ここは地獄の底だったようだ」(マスタング)

 

25話

「(前向き?) 生きることにねちっこいだけだ」
「ちょっとでも諦めたら、アルの鉄拳と怒号が飛んでくるからな」(エド)

 

「たかが軍人1人の死に誰も彼も騒ぎすぎる」
「軍服が死に装束になる可能性があることぐらい分かっていたことだろうに」(ブラッドレイ)

 

26話

「人間に戻れと? 無理だな」
「この体は人間を超越した、遥かに優れた品種だ」(ブラッドレイ)

 

「君たち人間が人間であることに誇りを持っているように」
「我々にもホムンクルスとしてのプライドがある」(ブラッドレイ)

 

「こいつらはもう人間には戻れない」
「感情じゃなくて理屈で人間の定義に線を引けよ、錬金術師」(エンヴィー)

 

「お前を待っている大事な人達がいる国だろ?」
「生きてここから出て、自分で伝えろよ」(リン)

 

「あの手を合わせるポーズ、何かに似てると思ったら…」
「まるで神への祈りじゃないか」(リン)

 

「肉体と魂は精神によってつながっている」
「俺の肉体の一部は真理の扉の前にある」(エド)

 

「精神の導くまま、全てを委ねて…扉へ」(エド)

 

「ダメだよ…」
「君は僕の魂じゃない、一緒に行けない」(アル)

 

「アルフォンス!」
「いつか、必ず迎えに来るぞ!」
「待ってろ…待ってろーーっ!」(エド)

 

鋼の錬金術師(3期)

27話

「イシュヴァールといい…戦争ばっかりだねえ、この国は」(ピナコ)

 

「言葉などかけたところで、償わなければならん現実に変わりはない」
「罪は罪だ…」(ホーエンハイム)

 

「脆弱なものだなあ」
「闇に怯え立ち向かおうともせず、ああして一時的に忘却し逃れようとしている」(お父様)

 

「とても弱い生き物だ、人間は」(お父様)

 

「まっ、我々の貴重な資源として大いに役立ってもらおうじゃないか」
「なあ、ホーエンハイム」(お父様)

 

「言ったところで…何か変わっていたのか?」(ホーエンハイム)

 

「長い間俺は見てきた、何度も同じ過ちを繰り返す人間の姿を」
「そしてそのたびに逃げるしかない非力な姿を」(ホーエンハイム)

 

「人間は…とてももろい」(ホーエンハイム)

 

「人には最強の矛も、最強の盾もない」
「そのくせ、ささいなことにすぐとらわれ立ち直れなくなる」(ホーエンハイム)

 

「そんな奴等が、ホムンクルス達に何が出来ると思うのか」(ホーエンハイム)
「それでも諦めない…諦めるもんか!」(ピナコ)

 

「踏まれたって、倒れたって…私等は何度でも向かっていく」
「そしていつかは…」(ピナコ)

 

「変わるよ…変えられるよ、きっと」
「私達、確かに弱いけど…でも、だからこそ強くなろうって頑張れる」(トリシャ・エルリック)

 

「あなたには無駄に思える歩みでも」
「その都度、何かを確実に積み重ねていってるものよ」(トリシャ)

 

「だから、きっと変われる」
「弱いから…死があるから、生きようってあがいて人は強くなれるのよ」(トリシャ)

 

「それでもまだあなたの心が迷うなら…思い出してみて」
「私達と過ごした、リゼンブールでの日々を」(トリシャ)

 

28話

「お前達は大切な人材だからな」
「体は大事にせねばいかんぞ」(お父様)

 

「気に入らないな」
「その態度…人間を愚か者と笑う奴等と同じだ」(リン)

 

「お前は地を這いずる虫を愚か者と思うか?」
「虫ケラがあがいてもレベルが違いすぎてなんの感慨もわかないだろう?」(お父様)

 

「私がお前たち人間に思うのはそれと同じだ」(お父様)

 

「いいんだ、撃つな!」
「余計なマネはするな、俺はこれでいい」(リン)

 

「賢者の石を探しにこの国に来た」
「それをわざわざくれるというんだ、願ったり叶ったりだ!」(リン)

 

「俺はシンの皇帝になる男だ」
「他人の20や30、受け入れるだけのデカい懐がなくてどうする」(リン)

 

「後悔だと? 手ぶらで帰ったら、腕ぶったぎってまで尽くしてくれた臣下に」
「会わせる顔がないだろうが!」(リン)

 

「欲しいんだよ…守るために、手に入れるために絶対的な力が!」
「危険は元より承知!」(リン)

 

「答えろ!」
「なぜ我等は滅ぼされねばならなかった?」(スカー)

 

「答えによっては、貴様らを神の…」
「いや、我等イシュヴァールの同胞が眠る神の元へは行かせん!」(スカー)

 

「安息も救いも与えられぬものと思え!」(スカー)

 

「何甘いこと言ってんだ、君は!」
「奴等は自分達に無益な人間には容赦しない、早く逃げるんだ!」(アル)

 

「正直お前なんかに頼むのは嫌だ!」
「でも今は、この子を逃がすのが先だ」(アル)

 

「再生能力を使い果たしてしまったか」
「心配するな、息子よ」(お父様)

 

「また作り直してやる、記憶もそのままにな」(お父様)

 

29話

「君達は我々にとって貴重な人材だ」
「余計なことは知らんでいい」(ブラッドレイ)

 

「ただ、時が来るまで大人しくしていろ」
「そうすれば悪いようにはせん」(ブラッドレイ)

 

「元の体に戻るために軍の犬になる道を選んだ」
「だが…国家錬金術師制度自体が、恐らく人柱とやらを選ぶためのもの」(エド)

 

「この上さらに、あんた達に利用されるというなら…」
「俺は国家錬金術師を辞める!」(エド)

 

「犬の証、血にまみれておるわ」(ブラッドレイ)

 

「(軍を辞める?) そうですね」
「飼い犬になっても、負け犬になるのは耐えられませんな」(マスタング)

 

「何より私の野望のために、軍服を脱ぐことも」
「これ(銀時計)を捨てることも今は出来そうにありません」(マスタング)

 

「(逃げる?) ”何があっても諦めるな”と言ったのは、どこのどなたですか?」(リザ)

 

「ありがとね」
「電話、嬉しい…ありがとう」(ウィンリィ)

 

「(欲で全て失った?) やかましい!」
「人間をナメるな!」(リン)

 

「我輩は、この国の弱き人民のために戦いたいと思っていました…」
「多くの者がそう思い、軍を信じ、籍を置いております」(アームストロング)

 

「なのに、その軍が…」(アームストロング)

 

「イシュヴァールで、我輩は戦いから逃げました…」
「軍のやり方は間違っている、そう思いながら」(アームストロング)

 

「ですが…その間違っているものとこそ戦うべきだった」
「あれから…今日この日まで信念を曲げ、逃げた己を恥じなかった日はありません」(アームストロング)

 

「今また軍が戦場というのなら…」
「我輩1人、どうして尻尾を巻いて逃げられましょうか!」(アームストロング)

 

「大総統が自らホムンクルスであることを私に明かしたということは」
「自分を倒したとしても、まだ後ろがいると暗示したということだ」(マスタング)

 

「試されている…光栄じゃないか」(マスタング)

 

「ラストとかいうホムンクルスと戦った時もそうだったが」
「兵器だ化け物だと言われる自分が、本物の化け物と戦っている時こそ」(マスタング)

 

「己がただの人間であることを実感できるよ」(マスタング)

 

「てめえの国の事情なんか知るか、バカ野郎!」
「ったく…病人は万国共通で病人だ!」(ノックス)

 

30話

「錬金術師は生きている限り、真理を追い求めずにはいられない生き物だ」
「考えることをやめた時、錬金術師は死ぬ」(ホークアイ)

 

「君も、私が軍人になったことを軽蔑するかい?」
「確かに、いつか路傍でゴミのように死ぬかもしれない」(マスタング)

 

「それでも、この国の礎の1つとなって」
「みんなをこの手で守ることが出来れば幸せだと思っているよ」(マスタング)

 

「みんなが幸せに暮らせる未来…信じていいですか?」
「父の夢を…託していいですか?」(リザ)

 

「人は撃ってないよ…撃たずに済んだ」
「いや…撃てなかったんだ」(エド)

 

「生きて帰ってこれたからこその悩みね」
「でも生き延びなきゃダメよ、大切な人のためにも」(リザ)

 

「重いとか軽いとか、今さら言う資格、私にはないもの」
「過去に人の命をたくさん奪ってるから」(リザ)

 

「そして…この道を行くって決めたのも自分だから」(リザ)

 

「(イシュヴァールは)まさに地獄だった…」
「空気は腐臭と硝煙のにおいで満ち、砂は流れた血で重く湿ったわ」(リザ)

 

「普通の兵士なら弾を乱射して、その1発が偶然人の命を奪うこともある」
「でも狙撃は違う、引き金を引けば必ず人が死ぬ」(リザ)

 

「原因と結果がこれほど明確に結びついているのは」
「狙撃兵と…国家錬金術師だけだわ」(リザ)

 

「これで、明日まで生きていけるんだ」(ヒューズ)

 

「この手紙だけが、明日を夢見させてくれるんだよ」
「いつ終わるとも知れないこの戦場で…」(ヒューズ)

 

「なんてことだ、この人(リザ)も…人殺しの目になってしまった」(マスタング)

 

「死から目を背けるな、前を見ろ」
「あなたが殺す人々のその姿を正面から見ろ」(ゾルフ・J・キンブリー)

 

「そして忘れるな、敵もあなたのことを忘れない」(キンブリー)

 

「(なぜ戦う?) 簡単だ、死にたくねえ…ただそれだけだ」
「理由はいつだって単純だよ」(ヒューズ)

 

「ああ…いい音だ、体の底に響く実にいい音だ」
「脊髄が悲しく踊り、鼓膜が歓喜に震える」(キンブリー)

 

「それも、常に死と隣り合わせのこの地で感じることの出来る喜び」
「なんと充実した仕事か!」(キンブリー)

 

「神とは、しょせん人間によって作り上げられた人の手によるものにすぎん」
「私に鉄槌を下したくば神の手など借りず、自らの手で行え、人間!」(ブラッドレイ)

 

「結局、俺たち兵隊はゴミみたいなもんか…」(ヒューズ)
「ああ…1人の力など、たかが知れている」(マスタング)

 

「ならば私は、自分で守れるだけ…」
「ほんのわずかでいい、大切なものを守ろう」(マスタング)

 

「錬金術が言うとおり、この世の理(ことわり)が等価交換ならば」
「新しく生まれてくる世代が幸福を享受できるように」(リザ)

 

「その代価として、我々は屍(しかばね)を背負い、血の川を渡るのです」(リザ)

 

「君を私の補佐官に任命する」
「君に私の背中を守ってもらいたい」(マスタング)

 

「分かるか?」
「背中を任せるということは、いつでも後ろから撃てるということだ」(マスタング)

 

「私が道を踏み外したら、その手で撃ち殺せ」
「君にはその資格がある」(マスタング)

 

「ついてきてくれるか?」(マスタング)
「了解しました。お望みとあらば、地獄まで」(リザ)

 

「軍事国家時代のうみを全て絞り出さないと、この国は新しくならない」
「たとえばイシュヴァール殲滅戦の、戦争犯罪人を裁くことになるかもしれない」(リザ)

 

「そう…乱世の英雄は、平和の世においてはただの大量殺戮者よ」(リザ)

 

「原因がホムンクルスだとしても…実行したのは私達よ」(リザ)

 

「死から目を背けてはいけない、殺した人々を忘れてはいけない」
「なぜなら…彼等は殺した私達のことを決して忘れないから」(リザ)

 

31話

「(人質?) 前向きに考えるなら、隙あらば大総統の寝首をかけるってことよね」(リザ)

 

「(撃ち殺す約束?) まだ許容範囲です」(リザ)

 

「やっぱまだ借りとく、大佐が大総統になったら返してやるよ」(エド)
「金は貸したままにしておく、必ず返してもらうぞ」(マスタング)

 

「待っていろ、魔窟の住人共よ」
「我々は、また戻ってくる」(ランファン)

 

「もしも神様ってのがいるなら、見逃してくれよ」
「こんな俺でもよ、家族とコーヒー飲むぐらいの幸せは願っていいよな」(ノックス)

 

32話

「やれやれ…セントラルが面白いことになってきたおかげで」
「消えかかっていた野望の火種が、また燃え上がってきたわい」(グラマン)

 

33話

「さて…ここからは私の仕事です」
「あなた達は邪魔をしないように」(キンブリー)

 

「左脇腹だったな?」
「神に祈る間はやらん」(スカー)

 

「この私が逃げとは、とてつもない屈辱ですよ…」
「次は必ずケリをつけましょう、イシュヴァール人!」(キンブリー)

 

「いいぞ…そうだ、死が迫ってくる…」
「死を築く者は、死に追われるのだ」(キンブリー)

 

「常に死と隣り合わせ…魂をかける仕事こそ美しさがある」
「なんとやりごたえのある、私の戦場!」(キンブリー)

 

「(怪しい者じゃない?) 知らん」
「有名人の名を語ることなど、誰でも出来る」(オリヴィエ・ミラ・アームストロング)

 

「紹介状など私には無意味だ」
「私以外の他人がつけた評価など要らん」
「私は私の目で人を判断する」(オリヴィエ)

 

「とっとと歩かんか、グズ共!」
「頭の上のアンテナむしり取るぞ!」(オリヴィエ)

 

「先に言っておくが子供扱いはせん」
「ここは天険の地ブリッグズ…弱肉強食の世界だ」(オリヴィエ)

 

34話

「よく分かった…」
「貴様らが! 深く物事を考えず、うかつな行動で騒ぎを広げる粗忽者であることは分かった」(オリヴィエ)

 

「そんな者を私の城に置きたくない」
「…と言いたいところだが、錬丹術には興味がある」(オリヴィエ)

 

「この国にはない技術だ、欲しい」
「技術はいくらあってもいいものだ」(オリヴィエ)

 

「特に、ドラクマという大国と接しているこの地ではな」
「使い方によっては、錬丹術もよい武器になりそうだ」(オリヴィエ)

 

「国の内側でキャンキャン吠えるだけの犬めが」
「貴様らの生活の安寧は、国境を守る者あってこそだということを忘れるな」(オリヴィエ)

 

「北の国境線は私が引く」
「その力になるなら、どんな技術でもいただく」(オリヴィエ)

 

「人と人なら民族を超えて、対等に話し合えるはずだ」(エド)

 

「(なんでも聞く?) 無知な自分が嫌なんだ」(エド)

 

「ここブリッグズは、何があっても落とされてはならぬ地」(オリヴィエ)

 

「末端の兵1人1人が主である私の意志のもと、強くかつ柔軟に」
「それでいて何事にも動じない屈強な1軍であらねばならない」(オリヴィエ)

 

「つまり…差別などやってるひまはない」(オリヴィエ)

 

「貴様の中に流れる多様な民族の血は」
「多様な価値観でさまざまな角度からこの国を見ることが出来る」(オリヴィエ)

 

「生まれも育ちもアメストリス人である私が上に立つには、貴様のような者が必要だ」
「四の五の言わずついて来い、マイルズ!」(オリヴィエ)

 

「火炎よりもキツいのを食らわせてやる」
「ブリッグズ流を見せてやる」(オリヴィエ)

 

35話

「残念ながら殺人鬼をのさばらせておくほどブリッグズの兵はぬるくない」
「ここの掟は弱肉強食」(マイルズ)

 

「油断すればやられる、分かるか?」
「ナメた口聞いていると二度と退院できなくなるぞ」(マイルズ)

 

「あの怪物について尋ねた時、貴様は言ったな」
「”察してくれ”と…」(オリヴィエ)

 

「それすなわち、私が察してくれると信じての言葉」
「斬り捨てられてもおかしくないあの局面で、貴様はあえてその言葉を絞り出した」(オリヴィエ)

 

「自分の命に代えても守らねばならんもの…たとえば人質」
「嘘・偽り・ごまかしはいらん。真実を話せ」(オリヴィエ)

 

「ホークアイやハボックは知っているぞ」
「失うには惜しい奴等だ、なんとかしたいな」(オリヴィエ)

 

「(マスタング?) ああ…どうでもいい」
「いっそ、とっとと失脚してくれればライバルが減ってせいせいする」(オリヴィエ)

 

「奴等はこの国を利用して何かをしようとしているのではなく」
「何かをするためにこの国を作り上げたのか…」(エド)

 

36話

「この体になってから、たくさんの死を見てきた」
「だがそれも、大きな世界の流れの中の1つと思えば、悲しみは少しで済んだ」(ホーエンハイム)

 

「美しいもの、不思議なものと出会うたび、この体を受け入れて生きていくのもいい…」
「ずっとそう思っていたんだ」(ホーエンハイム)

 

「トリシャ、君と出会って子供が出来るまではね」(ホーエンハイム)

 

「俺は歳を取らないのに、俺の子供達はみるみる歳を取り成長していく」
「急に恐ろしくなったよ、俺は本当に化け物なんだなって」(ホーエンハイム)

 

「私だってね、いつか化け物みたいなしわくちゃのおばあちゃんになっちゃうわよ」
「でもね…どんな姿になっても、みんなで一緒に笑って写真を撮りたいの」(トリシャ)

 

「だから、ずっと家族でいて」
「自分から距離を置いて、遠い存在になったりしないで」(トリシャ)

 

「化け物だなんて、そんな言葉で自分を傷つけないで」(トリシャ)

 

「このままずっとこの体を受け入れて生きていくつもりだった」
「だが今は違う」(ホーエンハイム)

 

「俺はトリシャと子供達と一緒に…一緒に老いて死にたい」(ホーエンハイム)

 

「新たな椅子など不要」
「その腐りきった尻を乗せている貴様の席を…とっとと空けろ!」
「老害があ!」(オリヴィエ)

 

37話

「諸君らは何も見なかったし、聞かなかった」
「事が露見した場合は、私に全ての責任をふっかけろ」(オリヴィエ)

 

「ヒューズよ…理解して支えてくれる人間ってのは」
「結局のところ、共に戦ったことのある戦友から出てくるものなんだな」(マスタング)

 

「奴(グラトニー)と同じレベルだと思われるのは心外です」
「私の名はプライド、始まりのホムンクルス」(プライド)

 

「私はいつでも、あなたの影から見ていますからね」(プライド)

 

「(軍? 殺す覚悟?) 殺さねえ覚悟だ」(エド)

 

「世界の変わるさまを見てみたい」(キンブリー)

 

「覚悟と覚悟、意思と意思、命と命、人間とホムンクルス」
「どちらが勝つのか? 世界が何を選ぶのか?」(キンブリー)

 

「進化した人間を名乗るホムンクルスに人間が滅ぼされるとしたら、それこそ歴史的瞬間」
「私はそれを見届けたいだけです」(キンブリー)

 

「自分が異端であることは知っています」
「しかし私のような者が生き残れば、それは世界が私を選んだということ」(キンブリー)

 

「生き残りを…まさに存在をかけた戦い」
「こんなやりがいのある人生はありませんよ」(キンブリー)

 

「アルとウィンリィに話をさせてくれ」
「どんな仕事するにしろ、嘘をついて裏切りたくねえ」(エド)

 

「やだ…私、あんた達の足かせになってる」
「泣かないよ!」(ウィンリィ)

 

「ごめん…能天気だった自分に腹が立つ」(ウィンリィ)

 

「(一緒に行くと)何が起こるか分かんねえぞ」(エド)
「うん…でも、待ってるだけなんてもう嫌」(ウィンリィ)

 

38話

「なんで(大佐は)こういうタイミングはいいのかしらね」(リザ)

 

「軽い…軽いぞ! 手足がまるで羽根のようだ!」
「すばらしきかな寒冷地用オートメイル」(エド)

 

「(味方?) うっせえ、イノブタ!」
「お前みたいな奴、知り合いにおらん!」(エド)

 

「大体どう見ても敵キャラだろうが」
「味方だっつうなら、証拠見せろや」(エド)

 

「この時を待っていたぜ!」
「敵前で武器を収めるとは愚かな」(エド)

 

「話、させて下さい」
「ちゃんと向かい合って、話がしたいの」(ウィンリィ)

 

「なんで、父さんと母さんを殺したの?」(ウィンリィ)

 

「何を言っても言い訳にしかならん」
「俺がロックベルという医者夫婦を殺したのは事実だ」(スカー)

 

「山を見ていた。ここの冬はいいな」
「白と黑しかない、非常にはっきりしていて好きだ」(オリヴィエ)

 

「そうでしょうか? 見上げれば青もありますぞ」
「人の心と同じですな」(バッカニア)

 

鋼の錬金術師(4期)

39話

「演技なんかじゃねえよ」
「こんな三文芝居をうたなきゃならなかった自分の不甲斐なさに」
「マジではらわたが煮えくり返る」(エド)

 

「分かってる!」
「でも、父さんと母さんも多分こうしただろうから…」(ウィンリィ)

 

「父さんと母さんが生かした命だもの、何か意味があるんだと思う」(ウィンリィ)

 

「(許す?) 勘違いしないで!」
「理不尽を許してはいないのよ!」(ウィンリィ)

 

「大丈夫、泣かないよ」
「次に泣く時は嬉し泣きだって…約束したから」(ウィンリィ)

 

「(なぜ国軍に加担?) この国の内側から」
「イシュヴァール人に対する人々の意識を変えるためだ」(マイルズ)

 

「(人の心が変わるとは思えん?) いつまでかかるか分からん」
「だが、混血の私だからこそ出来ることがある」(マイルズ)

 

「この身はアメストリス国軍に投じられたイシュヴァールの一石」
「小さな波紋が、やがて大きな波となる時が来るかもしれん」(マイルズ)

 

「俺は…あの内乱で生まれた憎しみという名のうみだ」
「貴様のような奴がいてくれてよかった」(スカー)

 

「どうせとかしょうがないとか、枯れたこと言わないでよ!」
「元の体に戻れる可能性を探りもしないでさ!」(アル)

 

「僕は戻るよ」
「この先何年かかろうと、諦めたりはしない!」(アル)

 

「命握られてるのよ!」
「それなら! こっちも命懸けで逃げなきゃ逃げ切れないよ!」(ウィンリィ)

 

「そうやっていつもいつも、あんた達だけで全部抱え込まないでよ!」(ウィンリィ)

 

40話

「(食事?) おごりか?」
「貴様が破産するまで食べていいなら行ってやるぞ」(オリヴィエ)

 

「(諦める?) なんだ、肝と財布の小さい男だな」(オリヴィエ)

 

「気に入ったぞ」
「したたかにあがけよ、人間」(ブラッドレイ)

 

「自由と権利が欲しくないか?」
「人間としての権利を手に入れないまま、奴隷で一生を終える気か?」(フラスコの中の小人)

 

「それでは息苦しいフラスコの中にいるのと同じだ」(フラスコの中の小人)

 

「家庭ねえ…人間は不便だな」
「そうやってコミュニティを持って繁殖せねば種を存続できない」(フラスコの中の小人)

 

「錬成陣の真の中心は君が立っているここだよ」
「私の中の君の血を使って、扉を開けさせてもらった」(フラスコの中の小人)

 

「血を分けた家族、ホーエンハイムよ」
「今、君と私が全ての中心だ!」(フラスコの中の小人)

 

「俺が…いる」(ホーエンハイム)
「君の血の情報をもとに入れ物を作らせてもらったよ」(フラスコの中の小人)

 

「やれやれ、やっと自分の足で歩ける」(フラスコの中の小人)

 

「血をくれた礼に名を与えた、知識を与えた」
「そして、朽ちぬ体を与えた」(フラスコの中の小人)

 

「聞こえるだろう?」
「お前が不死身になるための引き換えになった、この国の全ての人間の声が」(フラスコの中の小人)

 

「まっ、半分は私がもらったがね」(フラスコの中の小人)

 

「私は…ヴァン・ホーエンハイムという人間の形をした…賢者の石だ」(ホーエンハイム)

 

41話

「ブリッグズの掟を忘れるな、油断すればやられる」
「君のその甘さが、君や仲間の命を奪うことになるかもしれんのだぞ」(マイルズ)

 

「この年になっていくつかの戦いを経験すると分かる」
「殺すことより、生かすことの方が難しいとな」(マイルズ)

 

「エルリック兄弟はその困難な方を選んだ」
「(もの好き?) ああ…だが少しうらやましくもあるよ」(マイルズ)

 

「(狙撃は)これだけ周りに殺気が満ちていれば気づきます」
「だてにイシュヴァール戦を生き残ってませんよ」(キンブリー)

 

「殺さない覚悟…立派なポリシーです」
「だが、それは戦場においてつけ込まれる隙になる」(キンブリー)

 

「今さっきの一瞬にとどめをさしておけばよかったものを」
「その甘さがあなたの敗因です」(キンブリー)

 

「こんなんで、泣かせるわけにはいかねえよな」(エド)

 

「(治療は)賢者の石の代わりに…俺の命を使う」
「寿命がちょいと縮むかもしれねえけどな」(エド)

 

「迷ってる場合じゃねえし、自分の甘さが招いた結果なら」
「ケツは自分で拭かなきゃ…な」(エド)

 

「自分の命を一種のエネルギー体と考えろ」
「賢者の石と…同じだ」(エド)

 

「そうだ…俺は今、魂1個分の賢者の石」
「思い出せ…あの時の感覚を!」
「あの…命を使う感覚を!」(エド)

 

42話

「分かりました」
「血の紋を刻んでご覧にいれましょう…ブリッグズの砦に」(キンブリー)

 

「もうすぐだ…その日は、すぐそこだ」(お父様)

 

「怒りなど、私の中には存在しません」(プライド)

 

「怒りだけではありません、要らぬ感情は父上の中に置いてきました」
「私の名はプライドです」(プライド)

 

「あいつが最初に切り離したのがお前、プライドだったってわけだ」(ホーエンハイム)

 

「ご丁寧にフラスコの中にいた頃の姿と似せて切り離すとは」
「その姿こそが傲慢で自尊心の強いあいつ、お前の父親の本質か」(ホーエンハイム)

 

「あいつに伝えろ、”そのうち奴隷23号が会いに行く”」
「”せいぜいセントラルでふんぞり返って待っていろ”とな」(ホーエンハイム)

 

「さあ、宣戦布告ですよ」
「派手に花火を打ち上げようじゃないですか!」(キンブリー)

 

43話

「信ずるべき家族までもが虚構であるというのは…悲しいことだと思います」
「家族ごっこです…愚か者とあざける人間のマネをした」(リザ)

 

「私は多くの人を犠牲にして賢者の石を作った」
「この国の誰よりも賢者の石の作り方を知っている」(マルコー)

 

「作り方を知っているということは…壊し方も知っているということだあ!」(マルコー)

 

「見下すなよ、人間があ!」(エンヴィー)

 

「(戻る?) いや、兄さんならこういう時、きっと相手の無事を信じて前に進もうとするはず」
「だから、僕等も前へ進もう」(アル)

 

「人の国に構っている場合か?」
「そんな覚悟でこの国に来たのか?」(スカー)

 

「もし権力争いに負けたら、お前は命運を託してくれた者達に」
「よその国に構ってて助けられなかったと言い訳するのか?」(スカー)

 

「行け!」
「この国のことは、この国の人間でなんとかする」(スカー)

 

「今我等にとって守るべきは、この国の安寧」
「それを一瞬たりとも脅かす敵あらば、圧倒的で完璧な敗北を与えてやらねばならん!」(オリヴィエ)

 

44話

「(聞いて)いいのか? アルフォンス」
「俺があっち側の人間だったらどうする?」(ホーエンハイム)

 

「俺を信用してくれてありがとうな、嬉しいよ」(ホーエンハイム)

 

「こんな男でも、一応父親とみて信じてくれてんのかねえ…」
「さて…俺も息子達を信じて全て話すか」(ホーエンハイム)

 

「病人扱いすんな!」
「もうバリンバリンの、本調子全開だぜ!」(エド)

 

「やっぱり信じられないかあ…まあ分かるよ」
「いきなりこんなこと言われて納得する奴は、頭がどうかしてる」(ホーエンハイム)

 

「この体、いろいろと便利だけど…」
「大切な人が先に逝ってしまうのが嫌だなあ」(ホーエンハイム)

 

「(錬成陣は)もうとっくに完成しているかもしれないなあ」
「まだ、その日ではない」(ホーエンハイム)

 

「下ばかり見ないで上を見ろ」
「そうすれば見えてくるものもある」(ホーエンハイム)

 

「あいつは、きたるべき日を待っている」(ホーエンハイム)

 

「お~いおいおいおい…随分ゲスに成り下がったもんなだ、グリード」
「仲間を手にかけるとは、どういう了見だ? ああ!」(リン)

 

「忘れるわけないだろうが!」
「仲間ってのは、魂でつながってんだよ!」(リン)

 

「魂に染みついちまっているものを、すすいで落とすことなんか出来ないんだよ!」(リン)

 

「見ろ! 魂が叫んでるじゃないか!」
「お前は、魂の家族を斬って捨てやがった!」(リン)

 

「グリード、全てを手に入れんとする強欲が…聞いてあきれるわ!」(リン)

 

45話

「父上…隠居なされよ」
「家督を私に譲り、余生をゆっくり過ごされよと言っておるのです」(オリヴィエ)

 

「父上に対しなんたる無礼か、姉上」
「いいでしょう! 我輩の全身全霊全筋肉をもってお相手いたす!」(アームストロング)

 

「アームストロング家の全て、私がもらい受ける」(オリヴィエ)

 

「敗者は去れ、この館は私のものだ」(オリヴィエ)

 

「グリードの奴がホムンクルス組と縁を切ってな」
「その時の動揺に乗じて、体の主導権を取り返した」(リン)

 

「エド! セントラルの地下ににいるあのお父様とやらが」
「来たるべきその日に扉を開ける」(リン)

 

「俺の素人考えだが、そこにお前たち兄弟が飛び込めば」
「2人とも元の体に戻れんじゃないか?」(リン)

 

「(グリード) 仲間にならねえか?」
「行くとこないなら、一緒に来いよ」(エド)

 

「仲間か…俺ん中には、こんなに魂がたくさんあるのによ」
「1人…なんだよな」(グリード)

 

「俺にこの体を返せ」
「俺がシンの皇帝になって、その虚しさを埋めてやるよ」(リン)

 

「大体よ…よく考えたら軍の犬になるって決めた時点で、プライドもクソもねえんだよ」
「今さら尻尾振るぐらいへでもねえ」(エド)

 

「それに…感情に任せて、チャンスと情報を失うわけにはいかねえだろ」
「千載一遇のチャンスをよ」(エド)

 

「(後悔?) ナメんな!」
「後悔することに関しちゃ一家言もちだぜ!」(エド)

 

46話

「(約束の日?) 俺もグリードから聞いた」
「元に戻れるチャンスでもあり、この国に大惨事が起こるかもしれない日だ」(エド)

 

「”逃げろ”って何よ! 身内だけ逃してどうすんの!」
「あんたはこの国がどうにかなっちゃうのを止められないの?」(ウィンリィ)

 

「万が一も億が一もない!」(ウィンリィ)

 

「あいつら、とんでもないことやろうとしてるんでしょ?」
「そんなのぶっ潰して、この国守ってよ!」(ウィンリィ)

 

「そんで、エドもアルも元の体に戻って帰ってきてよ!」
「そのためなら私、なんでもするよ!」(ウィンリィ)

 

「強すぎる欲なんて、ろくなもんじゃねえよ」
「見ろ…死んだ人間を欲したらこのザマだ」(エド)

 

「死んだ奴に会いたいも、金が欲しいも女が欲しいも、世界を守りたいも」
「全部欲する心、すなわち願いだ」(グリード)

 

「俺に言わせりゃ、欲にいいも悪いもねえ」
「欲っつうもんに偉そうに格付けするから、人間はややこしいんだよ」(グリード)

 

「お前はちゃんと隠れてろよ」
「約束の日とやらに全部終わらせて帰ってくっから、アップルパイでも焼いて待ってろ」(エド)

 

「勘違いするな」
「この国を救うのではない、変えるのだ」(スカー)

 

「イシュヴァールの民を否定したこの国に」
「我等の存在を認めさせるため俺は動いている」(スカー)

 

「明日、全てが動き出す」
「やるべきことをやるわよ」(リザ)

 

「(脱走兵?) 全部終わったら、大佐に責任取ってもらいましょ」(リザ)

 

「皆、落ち着け」
「セントラルには私がいる」(お父様)

 

47話

「ふざけんな! 関係ない人達の命だぞ」
「自分のせいで体をなくした俺達が、使っていいわけねえだろ!」(エド)

 

「そう言える息子でよかった」(ホーエンハイム)

 

「よかった…理由がなんであれ、一緒に戦ってくれるんだな」(ホーエンハイム)

 

「そう毎度やられっぱなしではいられねえよな」(エド)

 

48話

「今は自分と、この国の明日のことを考えな」(マダム・クリスマス)

 

「大総統が行方不明」
「千載一遇のチャンスか…それとも落とし穴か?」(マスタング)

 

「今我々が持っているのは、戦場への片道切符だ」
「勝っても負けても、後戻りは出来ない」(マスタング)

 

「なぜなら、諸君らには本作戦終了後も大総統となる私の下」
「国家を立て直すという大仕事が待ち受けているからだ」(マスタング)

 

「となれば、諸君らが守るべき命令は唯1つ…」
「死ぬな! 以上だ」(マスタング)

 

49話

「(本調子じゃない)今は自分自身のことだけに専念しろ」
「この先頼りにしてんだからよ」(エド)

 

「倒せなくてもしょうがねえ」
「俺から見てもありゃ化け物だ」(グリード)

 

「ヒーローは遅れてやってくるものなんだよねえ」(ホーエンハイム)

 

「俺の息子を…バカにするな」(ホーエンハイム)

 

「ここから出る気なんてハナからないよ」
「我慢比べしようじゃないか、セリム」
「いや、ホムンクルスのプライド」(アル)

 

「こっちは酸素も光も食べ物もなくても平気な体だ」
「今日1日、約束の日が終わるまでお前はここで、僕と一緒に大人しくしているんだ」(アル)

 

「あいつなりに全員が生き残る方法を考えた結果なんだ」
「分かってやれ」(ホーエンハイム)

 

「(何を考えている?) 言ったろ?」
「世界の王になるってよ」(グリード)

 

「彼等(イシュヴァール人)はそんなことをするために集まったわけではない」
「テロ以外で、この国を変えようとしている大切な仲間だ」(スカー)

 

「あんまり人間のことバカにするからこういう目に遭うんだ」(アル)

 

「お前達(ホムンクルス)は僕等人間のこと、何も分かっちゃいない」
「なんでも思いどおりになると思わない方がいい」(アル)

 

「人間にはラースの妻のように」
「大事なものを守るためには己の命すら投げ出すものがいる」(プライド)

 

「ましてや人柱として選ばれた君達は、その人間の中でもより強靭な心を持っています」
「この国を捨てて逃げられるはずがない」(プライド)

 

「現に君は、ここへ戦いに戻ってきた」
「我々の計画にはずさんなどありえないのです」(プライド)

 

「アルが踏ん張ってくれてるんだもんな」
「あとは…俺達がやるだけだ!」(エド)

 

「約束の日の…始まりだ」(エド)

 

50話

「あなたの命は我々が必ずお守りします」
「全てことが済んだ時に、我々が間違っていなかったことを証明していただくためにも」(マスタング)

 

「(急所を外している?) マスタング大佐も甘いですな」
「それを倒せぬ中央軍も甘ったるいことこの上ない、まるで子供の遊びです」(オリヴィエ)

 

「そもそも建国以来セントラルは、大きな敵に攻められたことがない」
「この経験のなさこそが弱点」(オリヴィエ)

 

「攻撃は上手くても防御がド下手」(オリヴィエ)

 

「あなた方は我々の何も分かっちゃいない!」
「奴等には、有事の際には私を見捨てろと言い含めてある」(オリヴィエ)

 

「ブリッグズの掟は弱肉強食」
「たとえ私がここでくたばったとしても、それは私が弱かっただけのこととして斬り捨て」
「ひるまず動くことの出来る集団」(オリヴィエ)

 

「それがブリッグズ兵だ」
「上っ面で、私が育てた兵を語るな!」(オリヴィエ)

 

「(お支払い?) 出世払いだ、ツケとけ」(マスタング)

 

「あいつは所詮、フラスコの中身がデカくなっただけだ」
「入れ物を壊せば死ぬだろう」(ホーエンハイム)

 

「あいつの…中に縛られている人々の魂も解放してあげられる」(ホーエンハイム)

 

「もうダメだな、貴様らは…」(オリヴィエ)

 

「ぬくぬくと安全地帯から戦場を眺める貴様らのような者が」
「痛みとかいうものをさも崇高であるかのように仕立て上げ利用する」(オリヴィエ)

 

「(反逆者?) どうかな?」
「ことが終わった時には、英雄になっているかもしれんぞ」(オリヴィエ)

 

「ただし! 私はイシュヴァールの英雄ほど甘ったるくはない」(オリヴィエ)

 

鋼の錬金術師(最終期)

51話

「また1つ上の席が空いた、感謝するぞホムンクルス」
「我がアームストロング家に代々伝わりし名刀に、薄ら汚い血を吸わせずに済んだわ!」(オリヴィエ)

 

「(グラトニーは)仲間ではありません、共同体です」
「元は同じ父上から生まれた身、また1つに戻っただけのことです」(プライド)

 

「(大砲クラスでようやく?) なんと! 我輩の得意分野ではありませんか」
「どうかここは、この弟アレックスにお任せを」(アームストロング)

 

「余計なこと考えないで、生きることだけ考えて」(アル)

 

「誓ったんだ…兄さんと誓ったんだ」
「もう誰も、絶対死なせないって」(アル)

 

「お前のためじゃなく、世界を守るために使ってやれ」
「こんな石ころになってるのに、まだ人の命として認めてるお前だから頼むんだ」(ハインケル)

 

「俺には分かる」
「どんな見てくれになったって、大事なものを守るために戦いたいんだよ」(ハインケル)

 

「こいつらにも戦わせてやってくれ」(ハインケル)

 

52話

「(賢者の石を持って逃げる?) それだとみんなを救えない」(アル)

 

「悲願を達成するためです」
「何かを得るためには何かを切り捨てねばならない」(キンブリー)

 

「なんで2択なの?」
「元の体に戻るのとみんなを救うの、どっちか1つしか選べないなんて変だろ」(アル)

 

「なんで”元の体を取り戻して、かつみんなを救う”が選択肢にないんだよ」(アル)

 

「(等価交換?) 原則に縛られずに可能性を求めることも」
「人類の進歩には必要だと思うよ」(アル)

 

「ならばもう1つの可能性…」
「あなた方は戻れず、みんなも救えないという選択肢も用意しなさい」(キンブリー)

 

「うん、いい音だ…」
「強い意志のぶつかり合いとは、かくも美しき音を奏でるものか」(キンブリー)

 

「(チェックメイト?) どうかな?」
「ここからが人間のしぶといところさ」(アル)

 

「車の外装を変えることなど造作もないよ」(マスタング)

 

「何、ただの脱臼です。姉上は?」(アームストロング)
「ただの骨折だ」(オリヴィエ)

 

「なるほど…君の言うとおり人間はしぶとい」
「しかし君達は勝てないのです」
「あそこに…我等の父上がいる限りね」(プライド)

 

「勇気ある逃げない人間というのは本当に乗せやすい」(プライド)

 

「やはり人間は、この世界において取るに足らない存在なのですね」(プライド)

 

「君、世界が何を選ぶのか見てみたいと、常々言っていましたね」
「それなのにこんなところで滅ぶなんて、さぞや屈辱でしょう」(プライド)

 

「でも心配しないで」
「君は私の中で生き続けるのだから」(プライド)

 

「貴様のようなヘタレより、奴(マスタング)の方がミジンコ1匹分はマシだ」(オリヴィエ)

 

「我等を撃ち殺して、のちに化け物の餌食になるか」
「それとも我等と協力して化け物を討つか…自分の頭で考えろ!」(オリヴィエ)

 

「君のいる場所はいつも騒々しいな」
「手を貸した方がよいかね? 鋼の」(マスタング)

 

53話

「(浮ついた言葉?) いいのよ。みんな大好きなんだから、”正義”が」(マリア)

 

「しかし懐かしい場所だな、中尉」
「君の泣き顔が思い出される」(マスタング)

 

「またああいう素直な涙を見たいものだ」(マスタング)
「水分は大嫌いなんじゃないですか? 無能になるから」(リザ)

 

「(銃弾じゃ倒せない?) また? そんなのばっかり」(リザ)

 

「これは敵だ! 鋼の」(マスタング)

 

「あんたら人間だって、人の不幸とか愚か者が踊るのを見てるのが大好きなんじゃない」
「だからしょっちゅう戦争してるんじゃないの?」(エンヴィー)

 

「確かに愚か者が踊り狂っているのを見るのは愉快だ」
「特に…ホムンクルスとかいう愚か者が踊り狂うさまを見るのは最高だ」(マスタング)

 

「決まりだ」
「貴様がヒューズを殺した、その事実さえ分かればよい」(マスタング)

 

「もうしゃべらなくていいぞ、エンヴィー」
「まず、その舌の根から…焼き尽くしてやろう」(マスタング)

 

「スカー、鋼の…ここは私に預けろ」
「こいつは私の獲物だ」(マスタング)

 

「この私の前で、ほかの奴としゃべっている余裕があるのか?」(マスタング)

 

「べらべらと回転のいいその舌には、よほどの脂(あぶら)が乗っているとみえる」
「よく燃えるじゃないか、エンヴィー」(マスタング)

 

「眼球内の水分が沸騰する気分はどうだ?」
「想像を絶する痛みだろ」(マスタング)

 

「わざわざ的を大きくしてくれるとは」
「でかければ勝てるとでも思ったか、バカが」(マスタング)

 

「立て、化け物! さっさと再生しろ」
「死ぬまでその苦しみを繰り返してやる」(マスタング)

 

「かつて復讐の炎に身を焼かれ、自分を見失った俺にはよく分かる」
「あの男、あのままでは憎しみの炎で己の心をも焼き尽くすだろう」(スカー)

 

「ヒューズは死んだ、もういない」
「貴様の行為(変身)は、火に油をそそぐだけだ!」(マスタング)

 

「愚かしい」
「大火力は自分のそばでは使わないと思ったか?」(マスタング)

 

「あいにくピンポイントで狙える」
「私の技を…見くびるな!」(マスタング)

 

54話

「私の中では…まだイシュヴァールの戦いは終わっていません」
「いえ、一生終わらないでしょう」(リザ)

 

「あなたを信じ、父の研究を託したのは私」
「国民の幸福を願い、士官学校に入るのを決めたのも私」(リザ)

 

「それが望まない結果になったとしても、事実から逃れることは出来ません」
「償いきることなど出来ません」(リザ)

 

「お願いがあります、マスタングさん」
「私の背中を…焼いて潰して下さい」(リザ)

 

「せめて! 償えないのならせめて、新たな焔の錬金術師を生み出さぬように」
「この背中の秘伝を破壊したいのです」(リザ)

 

「出来ませんか? なら…戒めを解いて下さい」
「父が私に背負わせたものから…錬金術から私を解放して下さい」(リザ)

 

「誰に? 笑わせないで」
「2人っきりの時、大佐は私のこと”リザ”って呼ぶのよ」(リザ)

 

「(そういう仲?) 嘘よ」(リザ)

 

「私の大切な部下に何をする」(マスタング)

 

「それが貴様の本体…醜いな」
「エンヴィーという名は”嫉妬”という意味か…」(マスタング)

 

「なるほど! 嫉妬とは…醜いものだな」
「私の視界から…消え失せろ!」(マスタング)

 

「そいつには…最低の死を与えてやらねばならない」(マスタング)

 

「上等だ! ガチで勝負してやるよ!」
「けどその前に、てめえのツラよく見やがれ!」(エド)

 

「んなツラで、この国のトップに立つつもりか?」
「てめが…大佐が目指してんのは、そんなんじゃないだろ!」(エド)

 

「激情に任せ、畜生の道に落ちるか?」
「それもいいだろう」(スカー)

 

「復讐に生きるというなら止めはせん」
「俺に他人の復讐を止める資格はない」(スカー)

 

「ただ、憎しみにとらわれた者が人の上に立ちどんな世界を作るのか」
「見ものだなと思うだけだ」(スカー)

 

「大佐には…エンヴィーを殺させません」(リザ)

 

「だからと言って、奴を生かしておくつもりもありません」
「私が片づけます!」(リザ)

 

「今あなたがやろうとしていることは、国のためでも仲間を助けるためでもない」
「憎しみを晴らす…ただそれだけにむしばまれている」(リザ)

 

「あなたは…そちらに落ちてはいけない」(リザ)

 

「撃ちたければ撃てばいい。だが…私を撃ち殺したあと、君はどうする?」(マスタング)
「私1人のうのうと生きていく気はありません」(リザ)

 

「この戦が終わったら…狂気をもたらず焔の錬金術を」
「この体もろともこの世から消し去ります」(リザ)

 

「それは困る」
「君を…失うわけにはいかない」(マスタング)

 

「なんだろうな?」
「この状況は…」(マスタング)

 

「子供に怒られ、私を仇と狙っていた男に諭され、君に…またつらい思いをさせてしまった」
「私は大バカ者だ」(マスタング)

 

「エンヴィー」
「お前…人間に嫉妬してるんだ」(エド)

 

「人間は、お前らホムンクルスよりずっと弱い存在のはずなのに」
「叩かれてもへこたれても、道を外れそうになっても、何度でも立ち向かう」(エド)

 

「周りが立ち上がらせてくれる」
「お前は…そんな人間がうらやましいんだ」(エド)

 

「このエンヴィーが、こんなガキに理解されるなんて…」
「屈辱の極みだよ…」(エンヴィー)

 

「この先、そのきれいごとがどこまで通じるか…せいぜい頑張ることだね」(エンヴィー)

 

「自ら命を絶つか…卑怯者め」(マスタング)

 

「(加勢?) 捨て置け!」
「我が弟は、あれしきでくたばるような鍛え方はしとらん!」(オリヴィエ)

 

「芸術的筋肉と芸術的錬金術のコラボレーション」
「エクセレントアンドエレガント!」(アームストロング)

 

「誰だと聞かれりゃ”主婦”だと名乗る」
「それが私の作法だが…今日ばかりはあえてこちらを名乗らせてもらおうか!」
「錬金術師だ!」(イズミ)

 

「おいたをしたガキを叱るのに、何人もいらないだろ?」
「フラスコの中の小人、ホムンクルスよ」(ホーエンハイム)

 

「私に身の一部を与えてくれた奴隷23号よ」
「今度は私の体の一部となるがよい」(お父様)

 

55話

「スカー、今のうちに礼を言っておくわ」
「大佐の説得をしてくれたこと」(リザ)

 

「あなた達イシュヴァール人は」
「私のような者に礼を言われても腹が立つだけでしょうけど」(リザ)

 

「あの人、取り戻せたかもしれない…元の自分を」
「ありがとう」(リザ)

 

「逃げろというのか…我輩にまた、戦場から逃げろというのか」
「そんなマネ出来るわけがなかろうが!」(アームストロング)

 

「いいねえ、逃げない覚悟」
「いい男じゃないの」(イズミ)

 

「まっ、うちの旦那の方が数万倍いい男だけどさ」(イズミ)

 

「勇気100倍、筋肉1000倍!」(アームストロング)

 

「若い者が戦っておるのに、我等大人が寝ているわけにはいきますまい」(アームストロング)

 

「これからこの世を背負っていく若者に」
「今この世を背負っている大人の…我等の生き様を見せんでなんとする!」(オリヴィエ)

 

「お前、本当は…人間のように家族が欲しかったのではないのか?」(ホーエンハイム)

 

「私は人間になりたいのではない」
「完全な存在になりたいのだ」(お父様)

 

「(何をした?) お前がしなかったことをしただけさ」(ホーエンハイム)

 

「分からんだろうな」
「お前は感情と一緒に大切なものを捨ててしまったんだ」(ホーエンハイム)

 

「簡単に勝てると思うなよ」
「俺達に」(ホーエンハイム)

 

「(ここで指揮?) こんな狙撃されやすそうな場所に座る奴の気が知れんわ」(オリヴィエ)

 

56話

「確かに荒ぶる魂1人1人を相手にするのは気が狂いそうだったよ」(ホーエンハイム)

 

「だがこいつらと対話する時間はたっぷりあった」
「お前のくれたこの死ねない体のおかげでな」(ホーエンハイム)

 

「そう、それこそお前がしなかったこと」
「俺は自分の中にいる53万6329人全員と対話を終えている」(ホーエンハイム)

 

「生まれたところに帰るんだ、フラスコの中の小人ホムンクルスよ!」
「悪いが入れ物を壊させてもらう」(ホーエンハイム)

 

「皮袋が破ければフラスコが壊れたも同じ、お前はちりになる」
「お前が見下した者達の思いを知れ!」(ホーエンハイム)

 

「見下しているのはそちらの方ではないか? ホーエンハイムよ」
「進歩してるのは自分達だけだと思うなよ」(お父様)

 

「自分の城に入るのに、裏口から入らねばならぬ理由があるのかね?」(ブラッドレイ)

 

「男の意地なら、こっちも負けてられねえんだよ。俺はまだ戦えるぞ!」(バッカニア)
「くだらん。人はそれを”蛮勇”と呼ぶのだよ」(ブラッドレイ)

 

「そのとおり」
「激情に任せて吠えたところで、得なことなんてありゃしねえ」(グリード)

 

「だけどなんでかねえ」
「そういうの…見捨てる気持ちになれねえんだよなあ」(グリード)

 

「あいにく底なしの強欲なんでね」
「お前の命も欲しいんだよ、ラース!」(グリード)

 

57話

「信じられもしない上官につき従っていても、それは忠誠とは言わん」
「ただの自己欺瞞だ」(オリヴィエ)

 

「自分を信じなよ」
「自分自身の魂に恥をかかせない生き方を選べばいいじゃない」(イズミ)

 

「そっちも危険が迫ったら逃げろ」
「私のことは捨てていけ」(オリヴィエ)

 

「バカ言うな!」
「俺にあの男と同じになれというのか?」(リン)

 

「あいつは自分の国の民をも見捨てようとしている」
「あれは、俺の目指しているものとは違う!」(リン)

 

「この老いぼれは、ここで永遠の暇(いとま)をちょうだいいたす!」
「地獄へ付き合ってもらうぞ、ブラッドレイ!」(フー)

 

「この命懸けても、傷1つつけられぬというのか」
「若、面目…ありません」(フー)

 

「たとえ神のごとき目を持っていようとも」
「見えないところからの攻撃は防ぎようがあるまい」(バッカニア)

 

「じいさん…地獄への道行き、付き合ってやるぜ!」(バッカニア)

 

「背中がガラ空きですよ、大佐」(リザ)
「任せている部下がいるので、ついね」(マスタング)

 

「(もう一度会いたい人?) それこそ軍人には無縁の話」
「死んだ者への未練など無意味、死なせないために戦うのみです」(オリヴィエ)

 

58話

「なんでだ…不老不死を手に入れても、臣下1人救えないのかよ」(リン)

 

「グリード…」
「力が欲しい、貸してくれ!」(リン)

 

「ああ、約束する」
「シンの人間は…盟約を必ず守る」(リン)

 

「いいか、よく聞け! ケガをしたくない者、家族・恋人のいる者は下がれ!」(リン)
「あと女! 俺は女と戦う趣味はねえ!」(グリード)

 

「セントラルのすすけた空は肌に合わん」
「さらばだ、同志…先に行ってるぞ」
「ブリッグズの峰より、少し高い所へ」(バッカニア)

 

「そうか…奴が笑って逝ったのなら、我々が泣くわけにはいかん」
「進もう!」(オリヴィエ)

 

「断る! 人体錬成はせん、扉も開けん!」(マスタング)

 

「死なないわ…」
「私はね、命令で死ねないことになってるのよ」(リザ)

 

59話

「(感謝?) そんなことだから貴様は足元をすくわれるのだ」(マスタング)

 

「(目配せ?) 付き合いが長いからな」
「それに…”人体錬成なんてしたら撃ち殺してやる”…ってな形相で君がにらむのでね」(マスタング)

 

「少し前の私なら、そうだったかもしれません」
「しかし、今の私には止めてくれる者や正しい道を示してくれる者がいます」(マスタング)

 

「いつまでも学ぶことを知らん哀れな生き物かと思えば」
「君達のように短期間で学び変化する者もいる」(ブラッドレイ)

 

「まったく人間というやつは…思いどおりにならなくて腹が立つ」(ブラッドレイ)

 

「さて…私はご覧の有様なわけだが」
「アメストリス大総統を討ち取って名を上げるのは誰かね?」(ブラッドレイ)

 

「真理は残酷だ」(お父様)

 

「人間が思い上がらぬよう正しい絶望を与える」
「それこそがお前たち人間が”神”とも呼ぶ存在…”真理”だ」(お父様)

 

「俺達みたいに自発的にやらかしたのは納得するさ」(エド)

 

「だが、する気のない奴が無理やり人体錬成に巻き込まれて」
「視力を持ってかれて、それが正しいっていうのか?」(エド)

 

「そんな筋の通らねえ真理は認めねえ!」(エド)

 

「(本当の名?) 名はない…捨てた」(スカー)
「それは奇遇だな、私も己の本当の名を知らん」(ブラッドレイ)

 

「名無し同士、殺し合うのも面白かろう」(ブラッドレイ)

 

「なんだよ…この細い腕」
「骨と皮ばかりで立っているのがやっとじゃないか」(アル)

 

「こんな…こんな…こんな体じゃ戦えるわけない!」
「みんな戦っているのに…」(アル)

 

「(1つになるのが嫌?) そんなわけないだろ!」
「ずっと…ずっとずっと元の体に戻ることを考えてきた!」(アル)

 

「それなのに…今はダメだ、そんな体じゃダメだ!」
「そんな体じゃダメなんだ…」(アル)

 

「ごめん、また来るから。もう少し頑張ってて!」
「必ず来るから! 絶対、約束するから!」(アル)

 

「仲間を助けるために、長年探し続けた肉体を置いていく」
「気高い僕の魂よ、君の入れ物として誇りに思う」(アルの肉体)

 

「けど…君が戻ることで、この世が絶望に満ちてしまうかもしれないんだよ」
「アルフォンス」(アルの肉体)

 

60話

「こうして死に直面するというのはいいものだな」
「純粋に”死ぬまで戦ってやろう”という気持ちしか湧いてこん」(ブラッドレイ)

 

「地位も、経歴も生まれも、人種・性別・名前…何もいらん」
「何ものにも縛られず、誰のためでもなくただ戦う」(ブラッドレイ)

 

「なんと心地よい」
「やっとたどり着いた」(ブラッドレイ)

 

「どうした! これが貴様の本気か!?」
「足りん! まったくもって足りんぞ!」(ブラッドレイ)

 

「私を壊してみせろ、名もなき人間よ!」(ブラッドレイ)

 

「自分に何が出来るかをずっと考えていた、そしてこれにたどり着いた」
「我が兄の研究書から得た再構築の錬成陣だ!」(スカー)

 

「どこまでもあがきよるわ、人間め…」(ブラッドレイ)

 

「確かに俺はでけえのとばかり戦ってきた、だからこそ!」
「チビの攻撃パターンは分かるんだよ!」(エド)

 

「時は来た!」(お父様)

 

「お前達は、この星を1つの生命体と考えたことがあるか?」
「いや、生命というよりはシステムと言うべきか」(お父様)

 

「お前たち人間1人の情報量などとは比べようもない」
「膨大な宇宙の情報を記憶するシステム」(お父様)

 

「その扉を開けたら、一体どれほどの力を手に入れられるか…考えたことがあるか?」
「その扉を人柱諸君を使い、今ここで開く!」(お父様)

 

「中心はそこかい!」
「世界の中心は俺のものだ!」
「俺は世界を手に入れる!」(グリード)

 

「来ると思っていたよ、我が息子グリード」
「お前は私から生まれた強欲だからな」(お父様)

 

「私が欲しいものはお前も欲しいものなあ」(お父様)

 

「世界の中心は…ここだ!」(お父様)

 

「すばらしいエネルギーだ、この私が抑えるだけで精いっぱいではないか」
「この力をもってして、この星の扉を開ける!」(お父様)

 

61話

「(やりやがった?) ああ、手に入れたよ…神を」(お父様)

 

「神を手に入れた私は、今や手のひらで太陽を作ることさえ可能なのだ」(お父様)

 

「お前が神とやらを手に入れた時から、既に逆転劇は始まっているんだよ」(ホーエンハイム)

 

「長い年月をかけ、計算に計算を重ね、この日のために俺の中の賢者の石を…」
「仲間を、この国全土に配置しておいたのさ」(ホーエンハイム)

 

「円ならあるさ。俺にもしものことがあっても勝手に発動してくれる」
「とびきりでかくてパワーのあるやつがな!」(ホーエンハイム)

 

「どうあっても邪魔をするか…ホーエンハイム!」(お父様)
「そのためにここに来たんだよ!」(ホーエンハイム)

 

「うん…苦しみの渦の中にいるような感じだった」(ウィンリィ)

 

「地の力の流れを読み、利用するのは錬丹術のおはこ!」(メイ・チャン)

 

「しかも向こうの力が大きければ大きいほど」
「こちらが利用できる力も大きくなるんです!」(メイ)

 

「まいったね、こりゃ…」
「ボンクラ親父だけど、いいとこ見せたくなっちまうなあ!」(ホーエンハイム)

 

「イシュヴァールの内乱で…絶望を知った貴様は!」
「心のどこかで思っていたはず、神などこの世界のどこにもおらんと!」(ブラッドレイ)

 

「天運も神も信じていなかったが」
「こういうのを”天は我に味方せず”とでもいうのかね」(ブラッドレイ)

 

「愛だの悲しみだのとくだらぬ言葉をたれ流すな、小娘」
「ナメるなよ…あれは私が選んだ女だ」(ブラッドレイ)

 

「私とあれの間に遺言など要らん」
「王たる者の伴侶とはそういうものだ」(ブラッドレイ)

 

「くだらぬ問答をしているうちに仇を討ちそこねたな、娘よ…」(ブラッドレイ)

 

「用意されたレールの上の一生ではあったが、お前たち人間のおかげで」
「まあ多少やり応えのある、よい人生であったよ…」(ブラッドレイ)

 

「兄者…正直、俺の中の憎しみは消えていない」
「なのにその憎しみの相手を…アメストリスを助けようとしている」(スカー)

 

「兄者は正の流れと負の流れと言ったが、矛盾したその両方を抱えている俺は…」
「どこへ流れていくのだろうか?」(スカー)

 

「ざまあみやがれ!」
「偉そうにふんぞり返ってた椅子が粉々だ」(エド)

 

「好き放題やってくれやがったな、この野郎!」
「クソ真理と一緒に、てめえもぶっ飛ばす!」(エド)

 

「中尉、君の傷の具合はどうだ?」
「君は…まだ戦えるか?」(マスタング)

 

「ラース! そうか、死んだのか…」
「満ち足りた顔しやがって、腹の立つ」(グリード)

 

「当たり前だって?」
「自分の頭で考えようとしない思考停止野郎が!」(エド)

 

「いただけません…実にいただけませんね、ホムンクルス・プライド」(キンブリー)

 

「(魂の)暴風雨? 笑わせないでいただきたい」
「怨嗟の声など私にとっては子守歌に等しい」(キンブリー)

 

「(邪魔をするのか?) ええまあ、あなたがホムンクルスの矜持を持ったまま戦っていれば」
「何もしなかったのですがねえ」(キンブリー)

 

「ホムンクルスの誇りだ矜持だとのたまっておきながら、我が身に危険が訪れた途端」
「下等生物と見下していた人間の入れ物に逃げ込もうとする」(キンブリー)

 

「あなた…美しくない」(キンブリー)

 

「(殺される?) あなたはエドワード・エルリックを分かっていない!」(キンブリー)

 

「お前の本体か…全部終わったら、ブラッドレイ夫人に謝りに行かなきゃな」
「そこで待ってろよ、バカセリム」(エド)

 

62話

「人間からは賢者の石が出来る、賢者の石からはホムンクルスが出来る」
「ではホムンクルスからは何が出来る? 何を生む?」(ホーエンハイム)

 

「破壊しかもたらさぬ存在を神と呼べるのか?」
「完全な存在になったつもりだろうが、どん詰まりなんだよ、お前は!」(ホーエンハイム)

 

「そうかね? ならば人間を生もう」(お父様)

 

「こっから先、戦えねえ奴はおいてけ!」(グリード)

 

「それが奴の力だ」
「見た目は普通の人間だ」(グリード)

 

「ただし、うん十万人分の賢者の石を体内に持っていて」
「そのエネルギーで神の力とやらを取り込んでいる」(グリード)

 

「錬金術師ならこのヤバさが分かるだろう?」
「普通の人間はここで降りな」(グリード)

 

「私の部下が、上でまだ戦っている」
「私は彼等の指揮官なのだ」(オリヴィエ)

 

「アレックス! 通信機を持ってけ」
「必ず勝て」(オリヴィエ)

 

「奴の賢者の石を私が焼き尽くす」
「そのためには中尉の助けが必要だ」(マスタング)

 

「どうだ、ブラッドレイ…私の部下は強かったろう」(オリヴィエ)

 

「すげえ…あの力がありゃ、世界は全部俺のものに出来るぜ」(グリード)

 

「俺の中の空っぽが、これで埋まるかもしれねえ!」
「生まれてからずっと続いてきた渇きが治まるかもしれねえ!」(グリード)

 

「あさましいな、グリード」
「お前が欲しいものはそれじゃないはずだ」(リン)

 

「無駄なことを」
「人間ごときは私に指1本触れることは出来ん」(お父様)

 

「兄さんは右腕を犠牲にして僕の魂を戻してくれた」
「だったら、逆も可能なはず」(アル)

 

「勝てよ、兄さん」(アル)

 

「もう、いいのかい?」(アルの肉体)
「うん、あとは兄さんを信じる」(アル)

 

「グリード! お前が欲してやまなかったもの」
「本当はこれだろ?」(リン)

 

「ああ、そうだ。俺が欲しかったのは…」
「こいつらみたいな仲間だったんだな」(グリード)

 

「立てよ、ド三流!」
「俺達とお前の格の違いってやつを…見せてやる!」(エド)

 

63話

「断る! 俺が皇帝になるために、お前にはいてもらわなきゃならないんだ!」(リン)

 

「世界の王からかなりランクは下がるが、シンの皇帝も悪くねえか」
「一緒に戦おうぜ、相棒」(グリード)

 

「まんまとだまされやがって、しょんべんガキが!」
「俺様の最初で最後の嘘よ!」(グリード)

 

「グリード…なぜ父に逆らう?」(お父様)
「遅めの反抗期だよ、親父殿」(グリード)

 

「ったく…リンもチビも随分ナメた態度とってくれたもんだ」
「十分だ…ああ、もう十分だ」(グリード)

 

「もうなんにもいらねえや…」
「じゃあな、魂の…友よ」(グリード)

 

「生まれた場所に帰れ」
「フラスコの中の小人、ホムンクルス!」(エド)

 

「なぜだ? 私は知りたかった、この世の全てを!」
「何ものにも縛られず、自由に広い世界に…私はあ!」(お父様)

 

「お前は己を信じないからだ」(真理)

 

「他人の力を盗み、人から生まれたもののくせに、神とやらにしがみついていただけだ」
「お前自身が成長しておらん」(真理)

 

「7つの欲を切り離せば人を超えられるとでも思ったか?」
「笑わせるな!」(真理)

 

「私は完全な存在になりたかった、この世の全てを知りたかった」
「欲して何が悪い、望んで何が悪い、願い求めて何が悪い!」(フラスコの中の小人)

 

「思い上がらぬよう、正しい絶望を与えるのが真理」
「だから、お前にも絶望を与えよう」(真理)

 

「お前のせいじゃない、アルの判断だ」(エド)

 

「ダメだ…俺達が元の体に戻るのに、賢者の石は使わないとアルと約束した」(エド)

 

「方法はあるはずだ、必ず」
「考えろ、考えるんだ! 思考を止めるな!」(エド)

 

「エドワード」
「俺の命を使って、アルフォンスを取り戻せ」
「ちょうど1人分残ってる」(ホーエンハイム)

 

「(なんで?) 父親だからだよ」(ホーエンハイム)

 

「必要とか理屈とかじゃない」
「お前達が大事なんだ、幸せになってほしいんだ」(ホーエンハイム)

 

「お前達の体がそうなってしまったのは、放ったらかしにしてきた俺にも責任がある」
「すまなかった」(ホーエンハイム)

 

「もう十分生きた」
「最期くらい父親らしいことをさせてくれ」(ホーエンハイム)

 

「バカ言ってんじゃねえよ、クソ親父!」
「二度とそんなこと言うな、張っ倒すぞ!」(エド)

 

「ちょっと行ってくるわ」
「鋼の錬金術師、最後の錬成にな」(エド)

 

「代価ならここにあるだろ、でけえのがよ」
「こいつは俺の真理の扉だ…ってこたあどう使おうが俺の自由だ、違うか?」(エド)

 

「(錬金術を使えなくなる?) 確かに、この扉の向こうには錬金術の全てがある」
「でも、おかげで踊らされたよ」(エド)

 

「真理とかいうものを見せられて、錬金術で全てを解決できると思い込んだ」
「だけどそれは間違いだった、ただの傲慢だ。」(エド)

 

「成り下がるも何も、最初っからただの人間だ」
「キメラにされた女の子1人助けられない、ちっぽけな人間だ」(エド)

 

「錬金術がなくても、みんながいるって!」(エド)

 

「正解だ! 錬金術師」
「お前はオレに勝った」
「持っていけ、全てを!」(真理)

 

「無茶しやがって」(エド)
「兄さんこそ」(アル)

 

「さあ帰ろう、一緒に」(エド)

 

「人より長く生き続けるなんて、しんどいことばかりだと思ってた」
「だけど君や息子達に会えて、生きててよかったと心から思えるようになった」(ホーエンハイム)

 

「充実した人生だった、そうさ…十分だ」
「ありがとう、トリシャ」(ホーエンハイム)

 

「ああ、でも…やっぱり死にたくねえって思っちゃうなあ」
「ホント俺って、しょうがねえなあ…」(ホーエンハイム)

 

「ホーエンハイム、なんだい帰ってたのかい…あっ!」
「バカたれが…なんて幸せそうな顔して死んでんだい」(ピナコ)

 

64話

「(目?) ああ…未来を夢見た者に真理が与えた罰だそうだ」(マスタング)

 

「(大丈夫か?) さあ、どうかな」
「だが…私は立ち止まるわけにはいかんのだ」(マスタング)

 

「罪が消えるわけではないけれど、出来ることから始めたいんです」(リザ)

 

「だが(賢者の石を)使わせてもらおう」
「その上で、私は全力を尽くす」(マスタング)

 

「ただその前に…私より先にその石が必要な者がいる」
「私はその者のあとだ」(マスタング)

 

「歴史ある宗教や文化を死なせてはならん」
「文化の死は民族の死だ、お前の手で民族を死から救え」(マイルズ)

 

「生かされている意味…もう少し生きて探せということか、兄者」(スカー)

 

「(本当の名?) 俺は二度死んだ、この世にはいない人間だ」
「名はなくていい、好きに呼べ」(スカー)

 

「次の帝位は、ヤオ家のものだ」
「でも心配するな、お前の家はヤオ家が責任を持って守ってやる」(リン)

 

「ホムンクルス・グリードですら受け入れたこの俺だぞ」
「チャン家もほかの家の奴等も、全部まとめて受け入れてやるさ」(リン)

 

「心配すんな」
「シンの者は、盟約を必ず守るだろ?」(リン)

 

「バカ! お帰り!」(ウィンリィ)

 

「兄さん、僕ずっと考えてたことがある」(アル)
「多分、俺も同じこと考えてる」(エド)

 

「ヒューズさんをはじめ、いろんな場所でいろんな人にたくさん…」
「本当にたくさん幸せをいただきました」(アル)

 

「だから今度は、僕等がお返しする番だと思うんです」(アル)

 

「(等価交換?) いえ、10もらって10返すだけじゃ同じなので」
「10もらったら自分の1を上乗せして、11にして返す」(アル)

 

「小さいけど、僕達がたどり着いた新しい法則です」(アル)

 

「シンだけじゃない」
「東方の国々を回って、様々な学問を身につけたいと思ってる」(アル)

 

「いろんなものを見たい、いろんなことを知りたい、いろんな人に会いたいんだ!」(アル)

 

「僕は東回り、兄さんは西回りで知識を身につけてくる」(アル)

 

「そして2人で東西の知識を持ち寄れば」
「ニーナみたいな不幸を繰り返さずに済むかもしれない」(アル)

 

「でもね…兄さんも僕も、それだけじゃないんだよ」
「見てみたいんだ、世界の広さを!」(アル)

 

「予約…ウィンリィ…」
「等価交換だ! 俺の人生半分やるから、お前の人生半分くれ!」(エド)

 

「はあ…ああもう、錬金術師ってどうしてそうなの?」
「等価交換の法則とかってバッカじゃないの?」(ウィンリィ)

 

「ホンット、バカね!」
「半分どころか全部あげるわよ」(ウィンリィ)

 

「やっぱり全部はなし!」
「9割…いや~8割かな…7じゃないな…じゃあ8.5?」(ウィンリィ)

 

「あっ、そうよ」
「そのくらいならあげてもいいわよ」(ウィンリィ)

 

「お前、やっぱすげえわ」
「等価交換の法則なんざ簡単にひっくり返しやがる」(エド)

 

「元気もらった。ありがとな、行ってくる」(エド)
「うん、行ってらっしゃい」(ウィンリィ)

 

「(落ち着いたら?) あいつらはこれでいいんです」
「じっとしてる男なんてつまんないもの」(ウィンリィ)

 

「痛みを伴わない教訓には意義がない」
「人は何かの犠牲なしには、何も得ることは出来ないのだから」(エド)

 

「しかし、その痛みに耐え乗り越えた時、人は何ものにも負けない強じんな心を手に入れる」
「そう、鋼のような心」(エド)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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