原作小説「銀河英雄伝説9巻(双璧の争覇戦)」の名言・台詞をまとめていきます。【2】
(旧アニメ4期相当)
銀河英雄伝説9巻 回天篇
第八章 剣に斃れ
「不幸な内戦は、いま唯一のささやかな幸福を吾々にもたらそうとしている」
「つまり、終結するのだ」(エルネスト・メックリンガー)
「終結がないよりまし、というていどのものではあるが…」(メックリンガー)
「こちらの要請に応じて通してくれるというのだ、通してもらうほうがいい」(メックリンガー)
「ありがたいことに、ヤン・ウェンリーは、もののわかった後継者を遺してくれたようだな」
「先方にはべつの思案があるだろうが、それは将来のこととしておいてよかろう」(メックリンガー)
「用心すれば雷神のハンマーが無力化できるのかね?」(メックリンガー)
「だとしたら、いくらでも用心するが」
「もはや吾々にはそのような権利はないのだ、と私は思っている…」(メックリンガー)
「いっそ帝国軍が撃ってこないものかな」
「そうすれば、雷神のハンマーで、やさしく頭をなでてやるのに」(ダスティ・アッテンボロー)
「贅沢は言わない、ちょっと花火見物をしたい」
「はでになったらそれでもいいけどな」(オリビエ・ポプラン)
「要するに敵も味方もセンチメンタリストの集まりだってことだな」
「イゼルローンは聖なる墓、か」(ワルター・フォン・シェーンコップ)
「(展望は)そんなところです」
「でも、平坦な道だと思っているわけではありません」(ユリアン・ミンツ)
「いうなれば、宇宙はひとつの劇場だよ」(ヤン・ウェンリー)
「騒ぐな、負傷したのはおれだ、卿ではない」(オスカー・フォン・ロイエンタール)
「放っておけ」
「ここで生き残ったほうが、奴にはかえって不運だ」(ロイエンタール)
「皇帝も、ミッターマイヤーも、あのような輩を赦しておくものか」(ロイエンタール)
「手術は好きじゃないな」(ロイエンタール)
「いや、好き嫌い以上の問題だ、軍医」
「おれにはパジャマを着て病院のベッドで死ぬのは似あわない」
「そう思わんか?」(ロイエンタール)
「心配するな。それより、軍服とシャツの着がえを持ってきてくれ」
「自分の血の匂いというやつは、五分も嗅いでいると飽きるものでな」(ロイエンタール)
「どのみち、おれたちの人生録は、どのページをめくっても、血文字で書かれているのさ」
「いまさら人道主義の厚化粧をやっても、血の色は消せんよ」(フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト)
「思うに、ウルヴァシーで皇帝陛下に危害を加えようとした首謀者は」
「ロイエンタール元帥ではあるまい」(メックリンガー)
「第一に、彼の為人にそぐわぬ」
「第二に、彼の能力にふさわしくない」(メックリンガー)
「…ふたりの人間の野心を、同時代に共存させるには」
「どうやら銀河系は狭すぎるらしい…」(メックリンガー)
「裏ぎりによって勝つことなど、皇帝がお望みになると思うか!」
「…いや、そう思ったからこそ、卿はロイエンタール元帥を裏ぎったのだな」(メックリンガー)
「ねずみの知恵は、獅子の心を測ることはできぬ」
「卿もついに、獅子の友となりえぬ男だったか」(メックリンガー)
「ミュラーが旗艦を棄てて賞賛されたのは、激戦の渦中で指揮をつづけたからだ」(ロイエンタール)
「敗れて逃げる身が、旗艦までも棄てたとあっては」
「オスカー・フォン・ロイエンタールの名は臆病者の代名詞になるだろうよ」(ロイエンタール)
「そうか、案外、世のなかにはばかが多いな」(ロイエンタール)
「きさまが民主共和政治を愚弄しようと、国家を喰いつぶそうと、市民をたぶらかそうと」
「そんなことは、おれの関知するところではない。だが…」(ロイエンタール)
「だが、その穢らわしい舌で、皇帝の尊厳に汚物をなすりつけることは赦さん」(ロイエンタール)
「おれはきさまごときに侮辱されるような方におつかえしていたのではないし」
「背いたのでもない」(ロイエンタール)
「どこまでも不愉快な奴だったな」
「おれが生涯の最後に殺した人間が武器を持っていなかったとは…」(ロイエンタール)
「不名誉な所業を、おれにさせてくれたものだ」(ロイエンタール)
「じゃまをせんでほしいな」
「おれは死ぬのではなく、死んでいく」(ロイエンタール)
「その過程を、けっこう楽しんでいるところだ」
「おれの最後の楽しみをさまたげんでくれ」(ロイエンタール)
「もうすこしだけ待っているがいい。望みがかなう」
「どうせなら、おれも、女性の望みをかなえてやりたい」(ロイエンタール)
「古代の、えらそうな奴がえらそうに言ったことばがある」(ロイエンタール)
「死ぬにあたって、幼い子供を託しえるような友人を持つことがかなえば」
「人生最上の幸福だ、と…」(ロイエンタール)
「ウォルフガング・ミッターマイヤーに会って、その子の将来を頼むがいい」
「それがその子にとっては最良の人生を保障することになる」(ロイエンタール)
「遅いじゃないか、ミッターマイヤー…」
「卿が来るまで生きているつもりだったのに、まにあわないじゃないか」(ロイエンタール)
「疾風ウォルフなどという、たいそうなあだ名に恥ずかしいだろう…」(ロイエンタール)
第九章 終わりなき鎮魂曲
「表面的には互角に見えるかもしれないが、おれにはワーレンとビッテンフェルトがいた」
「ロイエンタールには誰もいなかった」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)
「いずれが勝者の名に値するか、論議の余地もない」(ミッターマイヤー)
「キルヒアイス元帥も亡くなった。ロイエンタール元帥も」
「ヴァルハラへおもむいて、おふたりに挨拶する以外、もはや楽しみはない」(ハンス・エドアルド・ベルゲングリューン)
「皇帝陛下にお伝えしてくれ」
「忠臣名将をあいついで失われ、さぞご寂寥のことでしょう、と」
「つぎはミッターマイヤー元帥の番ですか、と」(ベルゲングリューン)
「功に報いるに罰をもってして、王朝の繁栄があるとお思いなら」
「これからもそうなさい、と」(ベルゲングリューン)
「あれを見たか。おれは一生、この光景を忘れられないだろう」
「疾風ウォルフが泣いているぜ…」(カール・エドワルド・バイエルライン)
「おれ自身が戦ってこそ、ロイエンタールを満足させてやれたのだろうか…」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)
「卿がこれまで犯罪容疑者をどのように遇してきたか、記憶があるとすれば」
「あまり強情をはらぬほうがよいとわかるだろう」(ウルリッヒ・ケスラー)
「卿が独占してきた効果的な尋問法を、卿自身の上にためしてもよいのだぞ」(ケスラー)
「それにしても、私も口数が多くなったものだ」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)
「卿は死ぬな。卿がいなくなれば、帝国全軍に」
「用兵の何たるかを身をもって教える者がいなくなる」(ラインハルト)
「予も貴重な戦友を失う」
「これは命令だ、死ぬなよ」(ラインハルト)
「ロイエンタール元帥のお子さんをミッターマイヤー元帥がお育てになるのですもの」
「どれほどの名将が誕生しますことか」(ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ、通称:ヒルダ)
「あなたは帝国軍の至宝でいらっしゃいます」(ヒルダ)
「陛下のご身辺が寂しくなってまいりましたけども、どうぞ元帥には」
「今後もかわることなく、陛下をお守りいただけるよう、お願いします」(ヒルダ)
「私は、故人となったジークフリード・キルヒアイスにも」
「オスカー・フォン・ロイエンタールにも、遠くおよばず、才とぼしき身です」(ミッターマイヤー)
「たまたま生き残っただけで、過分の呼称をいただくのは心ぐるしいかぎりですが」
「お約束させていただきましょう」(ミッターマイヤー)
「彼らの分まで皇帝におつかえいたします」
「たとえ皇帝が何をなさろうとも、私の忠誠心は不変であることを誓約いたします」(ミッターマイヤー)
「風邪などひいたらたいへんです、陛下」
「お腹の子供にさわりますから」(ヒルダ)
「はい、陛下、お受けいたします」
「わたしでよければ…」(ヒルダ)
「フロイライン・マリーンドルフ、いえ、ヒルダさん」
「弟を好きになってくださって、ありがとうございます」(アンネローゼ・フォン・グリューネワルト)
「あなたのような方が、弟のそばにいてくださって、弟は幸福です」
「どうかラインハルトのことをよろしくお願いしますわね」(アンネローゼ)
「私の指揮で、何百万人という将兵が死んでいったよ」
「死にたくなんてなかったろうに」(ヤン)
「誰だって平和で豊かな人生を送りたかったろうに」
「私だってそうだったさ」(ヤン)
「惜しむべき人間が死なずにすむなら」
「戦争もそれほど悪いものじゃないかもしれないけどね…」(ヤン)
「あの人は、仲間うちのお祭り騒ぎをきらったことは一度もありませんでした」
「むしろあの人のために、にぎやかにやってくださるよう、お願いします」(フレデリカ・グリーンヒル)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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