アニメ【推しの子】(2期、2.5次元舞台編)の名言・台詞をまとめていきます。
【推しの子】(2期、2.5次元舞台編)
12話
「いつかママの立てなかったドームのステージに立つ日まで、一生懸命アイドル続けます」「見ててね、ママ」(星野瑠美衣、通称:ルビー)
「(仲いい?) いや、逆」
「あいつ(有馬)は演技の話になると熱がこもりすぎて怖いからな」(星野愛久愛海、通称:アクア)
「出番ズレてる方が、グチグチ言われるタイミングも少なそうで助かる」(アクア)
「でも楽しくない? 演技の話」
「私は無限に出来ちゃうなあ」(黒川あかね)
「演技はアイの真実に近づくための手段」(アクア)
「”劇団ララライ”代表・金田一敏郎」
「アイになんらかの影響を与えた可能性のあるこの男に、近づくための手段」(アクア)
「有馬…だっけ、遠慮しないでいいよ」(姫川大輝)
「かなちゃん…」
「少し前はサポート優先で、あんなに前に出る演技する子じゃなかった」(あかね)
「あんな身勝手な…”私を見ろ”って演技が出来る子じゃなかったのに」
「自信? 覚悟? アイドルをやって何かつかんだ?」(あかね)
「演劇の人ってなんで漢字読めない人多いの」
「もう少し本とか読んだらどう?」(有馬かな)
「私の彼氏、孤立してるなあ」
「あまり人となじむの得意じゃないのかな」(あかね)
「あふれ出る陰のオーラがすごいもんな」
「ちょっと親近感」(あかね)
「あかね、有馬に勝ちたいんだろ?」
「このままじゃ負けるぞ、大差でな」(アクア)
「怒るなら怒れよ」
「感情表現、子供か」(アクア)
「俺は最初から勝とうなんて思ってない」
「才能ある奴に勝てるなんて思ってないよ」(アクア)
「男の人はツルギみたいな表情豊かで生き生きした子が好きなんだよね」
「大人しくしてると、こういう子に全部持ってかれる」(あかね)
「鞘姫の出番が少ないということは、キャラ分析の素材が少ないということ」
「妄想で欠けたピースを補完して、自分の中でキャラを作り上げなきゃいけない」(あかね)
「ただ私のキャラ解釈と脚本の解釈は、だいぶ食い違ってるようだった」
「というか、原作とだいぶ違う」(あかね)
「漫画を演劇という違うメディアに落とし込むために、多少の変更は仕方ないとしても」
「脚本家にあまりにも便利に使われてる」(あかね)
「全て原作どおりにするなら、脚本家という職業は要らない」
「盛り上げるところをしっかり定めて、要素を取捨選択していく」(GOA)
「イ…イケメンと美女は目を合わせただけでテンパる」(鮫島アビ子)
「脚本って、今からでも直してもらえますか?」
「どのあたりっていうか、その…全部」(アビ子)
13話
「あれが初めての演技だったんだから大目に見てくれ…とは言わないけどよ」(鳴嶋メルト)
「『今日あま』から9ヶ月、ちょっとは勉強してだな」
「前よりかはマシになってると思うから、ダメだったら遠慮なく言ってくれ」(鳴嶋)
「”おひさ”って言っても、時々アリバイ作りで会ってるだろ」(アクア)
「それはそうだけど、またお仕事で会えるのが嬉しくて」(あかね)
「『今ガチ』の時は迷惑かけっぱなしだったから」
「舞台は私の本業だし、今度は私がアクア君の助けになるよ」(あかね)
「(2人は付き合ってる?) ば…番組上そういう流れになってるみたいね」
「でもあくまでビジネスみたいよ」(かな)
「そりゃキスした相手とすぐ疎遠になったら、ファン受け悪いでしょうし」
「なんか仲はいいみたいだけど」(かな)
「私は役者のリアル情報と板の上をリンクさせるの」
「ノイズになるから好きじゃないけどね」(かな)
「基本的に観客が持つ情報ってのは」
「一律にそろえた方が演出は広く刺さるものなのに」(かな)
「プロモ側がそういう意味あるのか分からないちょい足し好きなのは」
「2世紀前から変わらないのよねえ」(かな)
「現場に任せっきりだと好き勝手やられがちなのは事実としてあるものの」
「原作者が変に出張って現場が混乱する…なんて話も、そこら中で耳にする」(頼子)
「別に展開を変えるのはいいんです」
「でも…キャラを変えるのは無礼だと思いませんか?」(アビ子)
「うちの子達は、こんなバカじゃないんですけど!」(アビ子)
「自分の担当する作品を悪くしようなんていうクリエイターは存在しない」(頼子)
「互いがベストを尽くそうとする中で発生する齟齬や、それを上手く翻訳できない仲介者」
「さまざまな要因で原作者と脚本家は、今日もどこかでもめているのだ」(頼子)
「(降ろされる?) 仕方ないよ」
「脚本家の地位って、君達が思ってるよりずっと低いんだ」(GOA)
「リライティングってのは、地獄の創作だよ」(GOA)
「でもその答えはちょっと古いかなあ」
「役者がその認識じゃ、ちょっと困るよ」(あかね)
「せっかく時間できたんだから、ちょっとデートしよ」(あかね)
「演劇は映像より上位の体験型コンテンツだって…教えてあげる」(あかね)
14話
「見て見て! ”◯◯◯ボーイ”載ったんだあ!」
「U局のアイドル番組もたまに呼ばれるようになったし」(ルビー)
「これでこのクラスにいても浮かない」
「私もいっぱしの芸能人って言ってもいいよね」(ルビー)
「(疎外感?) 私からすると、同業者の方が気まずいまであるけどね」(不知火フリル)
「愚痴のつもりで仕事の話しても、同業から見たら自慢に聞こえたりするんよ」(寿みなみ)
「昨日、俳優の堂山君からDMで食事に誘われたとか軽率に話したい」
「(自慢?) バレた?」(フリル)
「ミヤえも~ん、もっと仕事ちょうだ~い!」
「私も同業者に愚痴言えるくらい仕事したいよ」(ルビー)
「(舞台) まあ正直言うと…想像の50倍面白かった」(アクア)
「(顔崩れてる?) だって、アクア君に演劇楽しんでもらえないかと不安だったから」
「アクア君ならこの良さ分かってもらえると思ってた」(あかね)
「客の顔は素直だ」
「楽しんでもらえた時は笑顔だし、いまいちだった時はすまし顔」(雷田澄彰)
「おそらく原作者は、舞台も装置のことも何も知らない」
「高校の体育館でやることを想定した脚本が上がってきますよ」(アクア)
「今日の舞台は、脚本と装置が高レベルにかみ合ったプロの仕事だった」(アクア)
「いくら売れっ子漫画家とはいえ」
「舞台脚本の素人にあのレベルのものが作れるはずがない」(アクア)
「まあ、今日はいい舞台見せてもらったしな」
「感動代に、ちょっと小突くくらいはしておくか」(アクア)
「基本的に週刊連載って人間のやる仕事じゃないから」
「脳を週刊用にチューンアップされた兵士がやる仕事だから!」(頼子)
「編集の仕事って2つあるの」
「(売れるマンガを作らせる?) 正解、1つ目はそれ」
「正解は…売れたマンガを終わらせないこと」(頼子)
「身に覚えがありすぎて死にたくなってきてます」(かな)
「周りにイエスマンしかいないと本当にダメ」
「売れたらどうしたって自信もつくし増長しちゃうのよ」(かな)
「私はこの世の創作物の9割は駄作だと思ってます」
「つまりこの世のクリエイターの9割は三流」(アビ子)
「信じられるのは、自分の才覚だけ」(アビ子)
「天才だの鬼才だの持ち上げられて忘れちゃったかもしれないけどね」
「あなたも私も、3本描けば2本はつまんないマンガ(ボツネーム)上げるじゃない」(頼子)
「自分が打率3割程度なのに、他人の仕事には常に名作を求めるなんて虫のいい話!」(頼子)
15話
「この舞台、見てくれたんですよね」
「今回の脚本はGOA君のものです」
「彼の仕事を信じてみてくれませんか?」(雷田)
「(原作から離れる?) いいんです、大事なのはキャラの柱なので」
「そこさえ変わらなければ何やってもOK」(アビ子)
「やっぱり危惧したとおりになった!」
「クリエイターが団結すると、とがった作品になりがちなんだよなあ」(雷田)
「まったく…とんでもない脚本が上がってきたわね」(かな)
「説明台詞がゴリゴリ削られて、やたら動きだけでどうにかしなきゃいけないシーンが多い」
「役者の演技に全投げの、とんでもないキラー脚本じゃない」(かな)
「失敗したら責任は全部こっちのせいってわけね」
「だいぶ無茶振りが過ぎるんじゃないかしら」(かな)
「うんうん、これなら鞘姫の解釈は私と合ってる」
「それどころか新しい一面も発見できる脚本で…」
「これは考察のしがいがありそうだなあ」(あかね)
「お前は確かに原作どおりの演技をしている」
「が…舞台はもっと強く感情を出さなければ、客席に届かない」(金田一敏郎)
「甘やかしちゃダメ」
「アクア、あんた感情演技したことないでしょ」
「演技って結局、人格が出るのよね」(かな)
「アクアは普段から感情を表に出さない、だから演技にも感情が出てこない」
「どこかで見た見本を、見本どおりに再現することしかしてきてない」(かな)
「あんただって、嬉しかったことの1つや2つあるでしょ?」(かな)
「やめろ…妹には知られたくない」
「あいつはもう前を見てる、余計なことを思い出させたくない」(アクア)
「鼻を突く錆びた金物のような血のにおいが、どうしても忘れられない」
「少しずつ冷たくなっていく手の感触が、いつまでも頭から離れない」(アクア)
「(どうして泣いてる?) ちょっとね、怖い想像しちゃった」(あかね)
「もしそうだったらって考えたら…悲しくて」
「誰にも言えずに孤独だっただろうなって」(あかね)
「私は…何があってもアクア君の味方だよ」
「つらいことは一緒に抱えてあげるからね」(あかね)
「(なんの話?) ううん…私が考えた設定の話」(あかね)
16話
「アクア君の助けになろう」
「君が私を助けてくれたみたいに、私も君を支えたい」(あかね)
「(黒歴史? 才能があると勘違い?) なるほどな、その気持ちちょっと分かるかも」(あかね)
「これ、用意した演技ですよね」
「感情が乗ってないから端々の反射神経が悪い」
「演技を全部事前に作ってる」(あかね)
「実はこの撮影の時も今回みたいに倒れてな」
「あいつ(アクア)はどうも自分の感情を出すのが得意じゃないらしい」(五反田泰志)
「過去の経験を引っ張り出そうとすると時々こうなる」(五反田)
「だけど器用な奴だからよ、どっかで見た演技を自分の中でつなぎ合わせて」
「それっぽい演技が出来ちまうんだ」(五反田)
「俺がどうして役者をやるかなんて、言っても理解してもらえないし」
「言うつもりもない」(アクア)
「アクア君は”人とのコミュニケーションが大事”って言うわりに」
「自分自身はすごく閉じてるよね」(あかね)
「そういうところなんじゃないですかあ?」(あかね)
「だったら…」
「もし俺の目的が人を殺すことだったら…どうする?」(アクア)
「芸能界の上に目的の人間がいて、そいつを殺すために上に行きたい」
「そう言ったら…どうする?」(アクア)
「一緒に殺してあげる」(あかね)
「だって、アクア君が殺したいって思う人でしょ?」
「多分それなりに理由があると思うんだ」(あかね)
「正しい正しくないじゃないよ」
「アクア君がすっごい悪い子だとしても」
「私くらいはありのままの君を認めてあげなきゃって思う」(あかね)
「罪を背負うなら、私も一緒に背負いたい」
「そういう覚悟で彼女してるんだけどなあ」
「ビジネス上の彼氏彼女だとしてもさ」(あかね)
「まともじゃない」(アクア)
「私のことまともだと思ってくれてたんだ」(あかね)
「ただ、私は君にも彼氏の責務を求めるよ」
「有馬かなに勝ちたい」(あかね)
「姫川さんにもね」
「あの2人には何があっても絶対に負けたくない」(あかね)
「でも、姫川・有馬コンビは強すぎる」
「私1人じゃどうしようもない」(あかね)
「負けたら悔しくて死んじゃうかも」
「私を見殺しにする気? 彼氏なのに」(あかね)
「そうだな…彼女を死なせないのは彼氏の責務だな」(アクア)
「お兄ちゃんはそんなことしない」
「高校生の子相手に、そんな軽はずみに子供が出来るようなマネしない」(ルビー)
「してたら…心の底から軽蔑する」(ルビー)
「もちろん、人間としても役者としても尊敬できて」
「人格者な役者さんは大勢いる」(かな)
「その前提で言うんだけど…」
「女の連絡先をガツガツ聞いてくる2.5役者は大抵エグい!」(かな)
「かの天才役者と名高い黒川あかねが、演劇を始めるきっかけになった役者がいるって」
「まあ、あんなにすごい役者さんの憧れの人ってどんな人かと気になって」(かな)
「憧れの人って私?」
「あかねちゃん、私に憧れて演劇始めたの?」(かな)
「ごめんね、私はあなたのこと全然好きじゃなくて」
「一方通行の思いでごめんねえ」(かな)
「無理して張り合おうとするな」
「根が真面目なお前じゃ、あおり合いで有馬に勝てない」(アクア)
「ぬぬぬ! ”ピーマン体操”が代表作のくせに!」(あかね)
「まあ理由はいろいろあるけど、こんなの同年代の意地よ」(かな)
「でも安心して」
「私はあの子に演技で負けてるなんて、一度も思ったことないから」(かな)
「今回は有馬が勝つ」
「俺がいるから」(姫川)
「(綱渡り?) 芸能人だって恋すればただのアホな女の子だからね」(MEMちょ)
「こんなこと言うのもちょっと癪だけど」
「あんたとまたやるの楽しみにしてたのよ」(かな)
「ここであんたに勝って」
「誰にも私をもう、元天才子役なんて呼ばせなくしてやるから」(かな)
「私もかなちゃんとやるの楽しみにしてたよ」
「ずっとず~っと、楽しみにしてたんだから」(あかね)
「こいつの激情は全然抑えられない」
「煮えたぎるような怒りと後悔、凍りつくような悲しみと復讐心」(アクア)
「アイの顔を見るだけで、パニック症状が出そうになる」
「一瞬で引き戻される」(アクア)
「だけど、それでいい」
「足りない才能を補うために使えるものは全部使う」
「それが僕のやり方だ」(アクア)
17話
「ほら…客がお前を、下手だと思ってるぜ」(鴨志田朔夜)
「いいんじゃねえの? 下手だと思われても」
「その下手さを上手く活用すればいいって言ってるんだ」(アクア)
「全体をよくしようとしても焼け石に水だ」
「だったら…1点に全て注いだ方が勝算が高いと思わないか?」(アクア)
「客にナメられてるっての、客が油断してるってことでもある」
「これはエンタメの基本だから覚えておけ」(アクア)
「たとえば、クラスのいじめられっ子が、地味で目立たなかったメガネ女子が」
「なんの取り柄もないと思っていたオタクが、完全に下手だとナメてた役者が」(アクア)
「いきなりメチャクチャすごいこと始めたら…激アツだろ」(アクア)
「稽古期間のほとんどを使ってこの気持ちを掘り下げた」
「この1ヶ月を、この1分のために注いだ」(鳴嶋)
「そっちが演技10年やってようが知ったこっちゃねえ」
「この1分は…誰にも負けねえそ!」(鳴嶋)
「あん時、お前が言ってた言葉の意味がやっと分かった」
「楽しいわ、これ」(鳴嶋)
18話
「さすが、年齢イコール芸歴の役者は違うな」
「どんな無茶をしても受けてくれそうな安心感がある」
「こんなにやりやすい相手は初めてだ」(鴨志田)
「あいも変わらず、”私の演技が正しい”みたいな顔してくれて」
「何がそんなに気に入らないのかしらね」(かな)
「負けないよ、かなちゃん」
「私はあなたがいたからここにいる」(あかね)
「昔のことなんてあなたは覚えていないだろうけど」
「ず~っとずっと何年も、私はこの時を待っていた」(あかね)
「本当に大好きだった」
「初めてかなちゃんと会った…あの日までは」(あかね)
「そんなのダメだよ…そんな演技違うよ」
「私が大好きだったかなちゃんは、もっと身勝手で圧倒的な役者だったよ」(あかね)
「今のかなちゃんは嫌い…大嫌い」
「周りの大人に潰されちゃったんだよね、”みんなと合わせろ”って」(あかね)
「かなちゃんがするべき演技は、もっと身勝手でかっこよくて」
「すごい…周りを全員食べちゃうような演技でしょ」(あかね)
「見ててね…私もちょっとだけ出来るようになったんだよ」
「周りを食べちゃうような演技」(あかね)
「私は私が1番目立つように戦う」
「だから…一緒にぶつかってきてよ」(あかね)
「そう、勝負したいのね。それとも一緒に踊りたいの?」
「それはとても、楽しそうな提案だわ」(かな)
「そう、これが正しいの」
「黒川あかねがいい演技をするなら、こっちはそれを立てる演技をしてあげるべき」(かな)
「いい作品になるのがみんなの幸せ、自我は要らない」
「これが私のやり方」(かな)
「ほら、照らしてあげるから…」
「もっと輝きな」(かな)
「あいつは自分を分かってない」
「有馬は私を見ろって顔してる時が1番輝いてるのに」(アクア)
19話
「芝居じゃついていくのがやっと」
「でも、感情だけは負けねえぞ!」(鳴嶋)
「遠い席の人、そもそも表情なんて見えないだろう」
「俺は客に見えないものを前提に演技しない」(姫川)
「だったら、最初から表情なんて見えない方がいい…ってのが俺の考え」
「役者同士なら、動きだけで語り合える」(姫川)
「このシーン、アドリブ入れるぞ」
「お前(有馬)ならどんなアドリブだろうと合わせられるだろ?」(姫川)
「悪いけど役者として格上の相手と、同じ土俵で戦うつもりはない」(アクア)
「お前が調整役に回る必要はない」
「裏方は俺に任せろ」(アクア)
「どんなアドリブだろうと受けてやる」
「やりたい演技やれよ、有馬かな」(アクア)
「確かに、あんた(アクア)は人をひっかき回すの…得意よね」(かな)
「(迷惑?) 周りの奴等がそれを見たいって言ってるんだ」(アクア)
「フォローは俺がする」
「俺も有馬のやりたい芝居を見てみたい」(アクア)
「もう…もう! アクア、あんたが悪いんだからね」
「あんたはいつも、私を変にさせる!」(かな)
「ほら、見たかったんでしょ? 私の演技」
「もっと、私を見て!」(かな)
「有馬…あかね、お前達は楽しそうでいい演技をするな」
「まぶしい」(アクア)
「芝居は楽しいだろ」
「でもお前は、楽しい時ほど苦しそうな顔をする」(五反田)
「数日間お前を見てて分かった」
「芝居に夢中になって、演じてて楽しいって思う瞬間がある」(五反田)
「お前がパニックを起こすのは決まってそういう時だ」
「演技を楽しむことへの罪悪感…ひいてはアイ」(五反田)
「お前の母親への罪悪感」
「それがお前をおかしくさせる、違うか?」(五反田)
「しんどいな…演技を楽しむことも出来ず」
「まるで復讐するために演じてるようなものじゃねえか」(五反田)
「このままでいい…俺がどうなろうとどうでもいい」
「アイの無念を晴らすことだけが、俺の生きる意味だ」(アクア)
「そうか…だったら取るべき選択肢は1つだぞ」
「つらく、しんどい選択だ」
「お前はもう…演技を楽しむな」(五反田)
「芝居の上手い奴ってのは、大抵芝居が好きで」
「芝居を楽しめることが最大の才能だったりする」(五反田)
「お前はその逆を行け、苦しみながら芝居をしろ」
「お前にとって演技は…つらく、苦しいものであれ」(五反田)
「楽しいなんて二度と思うな」(五反田)
「そこをどけ、姫川大輝! 有馬かな、黒川あかね」
「お前らを下して、俺はこの業界での評価を手にする」(アクア)
「ほかは何も要らない」
「俺にとって演じることは…復讐だ」(アクア)
20話
「アクアの感情演技」
「大切な人を失って、怒りと悲しみに駆られる刀鬼」(かな)
「すごい…でも、どうしてそんなに痛々しくて、つらそうな…」(かな)
「それでいい、もっと苦しめよ」(雨宮吾郎、通称:ゴロー)
「有馬かなに光を見たか?」
「黒川あかねと出会って理解者を得たと思ったか?」
「演技は楽しいか?」(ゴロー)
「このまま全て忘れて、恋とか青春とか、楽しい人生を送りたいと思ったか?」
「許さねえよ、そんなの」(ゴロー)
「アイを死に追いやった奴を細切れにして、すり潰して、心も体も痛めつけて」
「死よりも苦しい地獄を味わわせるまで、お前にそんな権利はねえんだよ」(ゴロー)
「お前は僕だ」
「無力で何も出来なかった、後悔に焼かれる僕自身だ」(アクア)
「悔しくて、悲しくて、たった一度でいいからまたアイの声を聞きたくて」
「その感情、使うぞ」(アクア)
「何度だって、都合のいい夢を見たよな」
「なんかの物語みたいに、ご都合主義の奇跡でも起きたらって」(アクア)
「あの時、アイを救えてたら…」(アクア)
「何度、願っただろう」
「そんな…叶うはずのない夢を」(アクア)
「本当の天才ってのは姫川さんとか、有馬かな…みたいな人をいうんだよ」(あかね)
「(演技の天才?) 私は…私は天才なんかじゃないわよ」(かな)
「実際に天才って言われてる人を見れば分かる」
「私は必死に食らいついてるだけ」(かな)
「あの時の黒川あかねは異質だった」
「ああいうのサラッと出来るのが才能なのよ」(かな)
「結局俺等は口の堅い同業者としか遊べないからな」
「共演者と色恋も面倒が多い」(姫川)
「カジュアルに遊ぶならこういう場所がちょうどいいわけだ」(姫川)
「俺と姫川さん、父親が同じなんですよ」
「教えてくれませんか? あなたの父親のこと」(アクア)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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