マンガ「私を喰べたい、ひとでなし」八百歳比名子(やおとせひなこ)の名言・台詞をまとめていきます。
私を喰べたい、ひとでなし
1巻
目を閉じると波の音、深い海の色。
終わりの見えない夏の匂いで満たされた空虚な日々の中、
私は海のような瞳をした、あのひとに出会った。
夏は嫌い。
悲しいこと辛いこと、そんなことばかり思い出してしまうから──…。
──夏なんて、早く終わればいいのに。
──私の心は、あの日からずっと深い海の底に沈んだままだ。
空虚な日々の中、突然現れたこのひとなら、私の望みを叶えてくれるかもしれない。
私を──死なせてくれるかもしれない。
「(誰でもいい?) ──ううん、駄目だ…」
「あのひとじゃないときっと、私の望みは叶えられない」
今はただ、私も彼女を信じて待ってみよう。
遠い昔に喪(うしな)った大切なものを胸に抱いたまま、
あの美しい怪物がその牙で、私の望みを叶えてくれるその日まで。
あんなにも輝いていたはずの夏が、今はこんなにも苦しい。
家族のことを思い出したくない訳じゃない。
忘れたいなんて一度だって思ったことないけど──…。
でも──…思い出すと息が止まってしまいそうなくらいに、くるしい。
2巻
「あの時、いっそ私も皆と一緒…でも、でもね、聞こえちゃったの」
「”比名子だけは生きて”…って」
「──…だから私は死にたいくらい悲しくても、死にたいなんて絶対に言っちゃいけない」
「家族の分まで私は──…」
「そんな時、貴方がやってきた」
「…ずっと望んでた。残酷で優しくて、気まぐれに人を殺したり生かしたり出来る」
「人の力じゃどうしようもない、あの日家族を飲み込んだ海みたいな」
「私の命を絶対的に奪ってくれる何か」
「(助かってラッキー?) …ほんと、ひとでなし」
私、頑張るよ。
一日も早く皆のところへ行く為に、どんな地獄の海底でも笑って生きる。
「美胡ちゃんだけは事故の前と全然変わらなくて、こんな私の傍にずっといてくれた」
「──優しい子なんだよ、とっても」
3巻
「…昔から傍にいてくれたんだよね」
「…だったらさ、きっと、それって友達って言ってもいいんじゃないかな」
──たとえ貴女がひとでなかったとしても、何もかも偽りだったとしても──
それでも──。
「美胡ちゃんは大切な私の友達だよ」
「美胡ちゃんが妖怪でよかった」
「きっとこの時間だって一瞬だよね?」
「それに美胡ちゃんには、私以外にも大切に想う人が沢山いるよね」
「だったら、私ひとりくらいいなくなっても、きっと寂しくないでしょ?」
4巻
「ごめんね」
「汚いもの見せちゃって」
「でもね…これだけじゃないんだ」
「隠れてる所はもっと酷いの」
「汐莉さんにはあんまり見られたくなかったんだけど」
「…食欲、失せちゃった?」
5巻
「…貴女のこと、信じてたのに…」
「…ひとでなし」
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