マンガ「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします」プライド・ロイヤル・アイビーの名言・台詞をまとめていきます。
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします
1巻
順風満帆とは言わない。それでも私の人生はそれなりだった筈だ。
交通事故で呆気なく、私の人生は終わった。
そんな前世の記憶を今思い出してしまった。
私の名はプライド・ロイヤル・アイビー。
8歳にしてこの国の女王、つまり第一王女だ。
そしてここは前世で私がやり直そうと思っていた乙女ゲーム「君と一筋の光を」の世界。
…でも何故よりによってプライドなのだろう。
こんな最低最悪の外道ラスボスに転生するなんて!!
あとたった10年の命か…。
まさか前世と同じ年齢でまた人生を終えることになるなんて。
そうだ、今の私の発言。
ゲームで見たプライドの幼少回想シーンそのままじゃない。
やっぱりゲーム通りに進んでいるんだわ…。
妹…もう…全部知っているのに。
前世の記憶を生かしてバッドエンドに持っていこうなんて思えないわ。
だってティアラと攻略対象者は本当に善人で、
プライドは死んで当然レベルの極悪非道の女王なんだから。
大体プライドは予知能力をまったく良いことに役立てなかった。
予知を他で役立てればよかったのに。
18年生きてきた前世の記憶があるからよくわかる。
権力を持つ恐ろしさ。
このことだけは忘れないようにしたい。
私はこの国の第一王女なのだから。
父上似の目つきの悪い顔。
まるで魔女のような紫色の瞳、深紅色の髪。
極悪非道のラスボスの顔なんて、朝から見たいものじゃない。
この世界ってストーリー変えられるの??
…いや、そんな訳ないか…。
だって──父上も母上も健在だけれど、結局ゲームの通りに人生が進んでいる。
隷属の契約なんて、そんなこと私はしない!
私はこれ以上絶対に、ステイルを傷付けない。
「人前では姉君でいいけれど、二人でいる時はプライドと呼んでちょうだい」
「だって私とステイルは家族で対等な関係だもの」
「約束する」
「私は絶対これ以上、貴方を傷付けない」
「貴方も、貴方のお母様のいるこの国も皆が笑っていられるようにする…!」
「私の命のある限り」
「だから、もし…私が最低な女王になったら、ちゃんと私を殺してね」
(第一王位継承者) 忘れないわ、この瞬間を。
あと10年、断罪の時までこの国の為に力の限りを尽くそう。
たとえ10年後のその時、愛する我が弟と妹に憎まれていようとも──。
一度教わったら忘れない驚異的な記憶力。
ステイルが教わっているのを見ただけで完璧にマスターした護身格闘術。
そして今日初めて握った剣でここまでできるなんて、恐るべきラスボスチート。
プライドはただの乙女ゲームの悪役ではない。
この世界のラスボスだ。
単なる計略や嵌めるだけではなく、主人公に立ちはだかる。
そう──彼女は強かった。
こんな有能な騎士達を私…プライドは将来、
自分に逆らう民の制圧や国との争いにしか使おうとしなかったなんて、本当に愚かだ。
「ステイルの特殊能力については箝口令を」
「彼の能力は戦いの為でなく、自ら望むことや守ることだけ使ってほしいのです」
「大丈夫よ。私の国の民は誰一人、不幸にさせない」
「私を、あの戦場に!」
2巻
「覚悟なさい、小悪党が」
「彼は私の国民です」
「私は! 民一人を我が身可愛さに救えるのに救わない」
「そんな最低な女王になりたくないのよ」
ラスボスだからチートなんです。
なんて言える訳ない。
「騎士と名乗るのならば」
「この先救えたであろう、まだ見ぬ民を救えぬことを悔やみなさい!!」
「私は第一王女であり、この国の第一王位継承者です」
「この国の民が為に生きる者です!」
「不要な死など、この私が許しません」
「たとえこの世界の誰が貴方を否定しようとも、私は肯定します」
「貴方はお父上のような立派な騎士になれると」
「だって貴方には、家族を想い涙する優しさと、こんなに立派な両手があります」
「それに、貴方はこんなに強くなりたがっているではありませんか」
怖い。
一人の人間の人生を掌握することが。
これが私の罪の始まりだとしたら、国民全ての人生を台無しにしたプライド女王。
ヴァルのやったことなんて大したことないように思えるほど、私は大罪人だ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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