原作小説「誰が勇者を殺したか」ソロン・バークレイの名言・台詞をまとめていきます。
誰が勇者を殺したか
マリアの章 断章二
「神が味方であれば、人の敵である魔物は存在しない」
「魔物が存在する以上、神は人の味方ではない」
「もしくはこの世は神が作ったものではない」
ソロンの章
「あいつは勇者などではない」
「ただの馬鹿だ」
「あいつには力も魔力もなかった」
「勇者足り得る要素など何もなかったのだ」
「そんな男に世界の命運を託したんだぞ?」
「正気の沙汰じゃない」
「当たり前の努力をして、魔王を倒すイメージができるわけがないだろう」
「常軌を逸していて当然だ」
「あいつから学んだことは色々あったよ」
「魔法は使い方によって、一が十にもなり得るし、ゼロになってしまうこともある」
「あいつがいなかったら、俺たちは別々に取り巻きのような連中とパーティーを組んで」
「早々にくたばっていただろう」
「俺たちひとりひとりは確かに優れていたが」
「あいつがいなければ、まとまることはなかった」
「レオンやマリアや俺がいなくても、誰かが代わりとなって魔王は倒せたかもしれないが」
「あいつがいなかったら魔王は倒せなかった」
「勇者だから魔王を倒せて当然か?」
「あいつがそのために何をしたか、何を犠牲にしたか、わかっているのか?」
「あいつより才能のある人間は大勢いた。俺も含めてな」
「その俺たちが何もしなかったから、あいつが勇者なんかにならざるを得なかったんだ」
「(何故勇者は死んだのか?) 俺たちが報告した通り、アレスを殺したのは魔人だ」
「それは間違いない」
「だが、俺たちは死んだところを見てない」
「(俺たちが殺した?) なるほど、確かにそういう風に考えることもできるな」
「だが、それは無理だ」
「俺たちにアレスを殺すことはできない」
「たとえ殺そうと思っていたとしてもな」
断章一
「俺はできないことは言わない。そして、おまえは嘘はつかない人間だ」
「ならば、確認する必要はなかろう」
「面白い、なかなかに面白いな」
「ひょっとすると魔法の基本原理をもっと詳細に分析できるかもしれん」
「おまえが魔法を唱える道筋がわかれば」
「魔法を根本的に改善することができるかもしれんのだ」
断章二
無駄だと嘲(あざ)笑うことは簡単だが、無駄になるかもしれないという恐怖と戦いながらも、
前に進むことの方が正しいのだ。
アレスの章 断章四
「確かにおまえに勇者の資質はなかったかもしれない」
「だが、それでも世界を救ったのはおまえだ!」
「俺はおまえ以外の誰も勇者とは認めない!」
預言者の章
「預言者の正体については見当がついている」
「預言者は恐らく人間側の魔王にあたる人物だ」
「魔王とは魔物を統べる王にして、邪神にもっとも近い眷属にあたる」
「まあ、邪神とはいっても、それは人間側から見ればそうなるだけで」
「向こうから見れば、こちらの神こそが邪神になるわけだが」
「結局のところ、人と魔物の戦いというのは」
「それぞれが信奉する神の代理戦争的な側面がある」
「俺たちはそのことを旅の途中で何度も思い知らされた」
エピローグ
「魔法は万能ではない」
「行ったこともない場所の位置を特定して、移動できるはずもない」
とあるスイーツの店にて
「(なんで不味いのにいつも買う?) 他の菓子は完成されていて美味い」
「ただな、未完成のものにもそれはそれで価値があるのだ」
「未完成だからこそ少しずつ美味くなっていることがわかる」
「成長している過程を楽しむというのかな」
「俺はそういうものに価値があることを友から教わったのだ」
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