「僕の心のヤバイやつ」の感想を、アニメとマンガの違いなどを含めて紹介していきます。
僕の心のヤバイやつ
作品の経緯
本作は2018年に「週刊少年チャンピオン」で連載が開始。
現在は「マンガクロス」に移籍している。
同年に単行本が発行、2023年にはアニメ化もされている。
作品の内容
中学２年生で陰キャの中二病・市川京太郎は、日々いろいろな妄想をしていた。
クラスメートの陽キャの美少女・山田杏奈を特に意識する。
ある日、市川は山田が図書室でおにぎりを食べている姿を目撃する。
戸惑う市川に対し、山田は「よかった」と謎のつぶやきを。
山田の行動が常に気になってしまう市川。
その後も山田の天然な行動に振り回される。
山田も市川と一緒に行動することが多くなり、次第に意識してくる。
そして市川も、ある出来事をきっかけに山田への思いに気づいてしまう。
２人は自分の気持ちに戸惑いながらも、お互いに気持ちを確かめあっていく。
作品の感想
原作マンガが人気でアニメ化され、アニメも期待以上。
ただ個人的に、マンガの時はあまり興味が持てなかった。
まずキャラデザが好みではない。
市川の性格も、決してとっつきがいいものではない。
クラス男子のノリも、まさに「中学生男子」という感じで好みが分かれる？
もちろん市川の思考も同じで…。
ただアニメになって全てが変わった。
まさにハマったという感じ。
実はアニメ化に対し、不安要素が１つあった。
それは主役２人の声優が、個人的に決して高い評価ではなかったため。
ただ実際の作品を見て、その考えは杞憂に終わる。
作品イメージにぴったり、今までの低評価を反省したい。
この手の作品はマンネリになりがちだが、その心配は皆無。
２期になって更にパワーアップしてる。
アニメを見ていると過去を思い出し、ムズムズしてしまう。
正直、むしろつらい…。
この先、２人はより親密になっていくはず。
自分はこれからの展開に耐えられるだろうか…。
アニメとマンガの違い
ここではアニメ３話(マンガ１巻)のみを調べていきます。
アニメ２話で、ある理由から水道の水をコップで飲む市川。
見ていた山田はマンガでは「お上品だなあ」、アニメでは「上品だな」と言っている。
アニメ２話の文化祭準備の時、市川に対して山田が確認した内容が違う。
マンガでは「絵上手かったよね？」、アニメでは「字きれいだったよね？」と言っている。
同じく文化祭準備の時、市川はある誤解をされてしまう。
誤解が晴れたあと、山田は近くまで来て市川に謝る。
その時にマンガでは市川は大きく息を吸うが、アニメではカットされている。
アニメ２話の文化祭当日、”ぼくらの町の80年前”というクラス展示を見る。
マンガでは出展クラスの生徒もいるが、アニメでは市川の山田の２人だけになっている。
同じく展示を見ている時、山田のセリフが少し異なる。
マンガでは「この辺におかしのまちおかが」、アニメでは「この辺におかしのむらおかが」と言っている。
同じく展示を見ている時、山田は市川の家との距離を話す。
マンガでは離れているが、アニメでは２人は並んで座り、指が一瞬触れている。
アニメ２話、２人が並んで自撮りする場面。
前後の並びがマンガとアニメで逆になっている。
アニメ３話、初めに市川は小説の構想を妄想する。
ヒロインのキャラデザは山田に似ているが、これはアニオリ。
アニメ３話、保健室で寝ている山田を見て、市川の心の声があふれ出す。
「彫刻のよう」のあとの「とても柔らかそう」発言はアニオリ。
アニメ３話、クラスメートの足立が山田にメモを渡すよう市川にお願いする。
内容を不審に思う市川は自分が描いたヒロイン画を渡すが、これはアニオリ。
アニメ３話、男子の心理テストがエ◯系と知って怒る女子達。
しかしこれはマンガだけで、アニメでは呆れているだけ。
アニメ３話、体育の授業でケガをして保健室に行く山田が心配で、隠れて見ている市川。
落ちたパスケースに自分が描いたヒロイン画が入っているのを知るが、これはアニオリ。
全体的に原作マンガとアニメは同じで、アニオリ部は非常に少ない。
ただ２つのエピソードを１つにまとめたり、順番を少し変えている部分がある。
順番を変えることによって、アニメ１～３話が非常に重要なシーンで終わっている。
こういう変更は大歓迎。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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