「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の名言・台詞まとめ

アニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の名言・台詞をまとめていきます。

 

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

1話

「俺が彼女、椎名真昼と話したのは…この時が初めてだった」(藤宮周)

 

「藤宮さん、私に何かご用で?」(椎名真昼)
「別に用はない。ただ、この雨の中1人でこんな所にいたら気になるだろう」(周)

 

「(傘) ありがとう…ござい…ます」(真昼)

 

「(傘を貸したのは) 通りすがりの迷子の子?」
「そうか…迷子みたいな顔だったのか」(周)

 

「”天使様”。それが我が学校における、椎名真昼の呼び名だ」(周)

 

「うちの男子生徒のほとんどが、彼女と付き合いたいと思っているはずだ」
「まあ俺には縁のない世界の話だ」(周)

 

「借りた物は返すのが当たり前…」
「あの…熱、ありますよね?」(真昼)

 

「さすがに放っておけません。借りは返します」
「(部屋に)入りますけど、致し方ないので許して下さいね」(真昼)

 

「(部屋) 目も当てられませんね」
「とりあえず、いったん出ますから、私が帰ってくるまでに着替えておいて下さい」
「いいですね?」(真昼)

 

「放っておいて寝込まれても寝覚めが悪いので」(真昼)

 

「(熱測るのは) 私が部屋を出てからにして下さい」(真昼)

 

「なんか周りの男が、かわいいかわいいって言ってたの、ちょっと分かる気がした」(周)

 

「市販の薬はあくまで対処療法ですからね」
「ちゃんと体を休めて、免疫機能に仕事してもらって下さいよ」(真昼)

 

 

「なんですか? 食べさせろっていうんですか?」
「そんなサービスは承っていませんけど」(真昼)

 

「いや…料理もできるんだな…と」(周)
「一人暮らししているんですから、当たり前です」(真昼)

 

「藤宮さんは…料理の前に、まず部屋を片付けた方がいいですよ」(真昼)

 

「あいにく彼氏なんていませんし、作る予定もありません」(真昼)

 

「逆になぜ、私が交際している前提なのですか?」(真昼)

 

「いませんし、何人もの男性と交際する節度のない人間になった覚えはありません」
「絶対に、あり得ないです」(真昼)

 

「とにかく、あの時はただ頭を冷やしたかっただけです」(真昼)

 

「いいよ別に。俺が勝手にしたことだし、罪悪感を抱かれても困る」
「椎名と関わるのもこれっきりだし」(周)

 

「まさか俺が、恩を着させてあわよくば…とか考えてると思ったか?」(周)

 

「面倒くさいだろ、お前だって。好きでもない男に構われるのは」(周)

 

「やっぱりか。別にいいと思うぞ、むしろ安心した」
「天使も人並みにそういうのは迷惑なんだって」(周)

 

「(天使) やめて下さい、その呼び方」(真昼)

 

「まあ…だから用事もないのに、わざわざ関わることはないよ」(周)

 

「明日からは、顔見知りの他人…」(周)

 

「(人気っぷり?) なんたって”天使様”だからな」
「俺等には手の届かない、高嶺の花みたいなもんだろ」
「関わることなんてないし、見てるだけで十分だわ」(周)

 

「(ゼリー?) 食べ盛りの男子高校生が、たったそれだけ?」
「待っていて下さい」(真昼)

 

「残り物ですけど…どうぞ」(真昼)

 

「(料理) うま…すげえな天使」(周)

 

「これは私の自己満足というか」
「あまりにもあなたがろくな生活をしていないのが見えて、気になっただけです」(真昼)

 

「ちゃんとご飯を食べて、規則正しい生活をするのですよ」(真昼)

 

「今日の晩御飯です」
「一応聞きますが、アレルギーないですか?」
「好き嫌いは受け付けませんが」(真昼)

 

「1人だと作り過ぎますし、もらってくれたらありがたいです」(真昼)

 

「そういうことならありがたくもらうけどさ」
「普通こんなことしてたら、相手が好意持たれてるんじゃないかと勘違いするぞ」(周)
「しますか?」(真昼)

 

「じゃあ問題ないでしょう。では私はこれで」(真昼)

 

「それから…次の日も、また次の日も、椎名から中身の入ったタッパーを手渡される」
「不思議な日常が始まった」(周)

 

「話が分かる人で助かります」(真昼)

 

「(節約?) 安く済むならそれに越したことはありません」(真昼)

 

「(親からの仕送り?) そうですね…」
「養ってもらっているのですから、節約は大切です」(真昼)

 

「こういう時くらい、素直に甘えといた方がかわいげがあるぞ」(周)
「まるでかわいげがないという言い方」(真昼)

 

「(掃除) 正直、途方に暮れてた…」(周)

 

「部屋、掃除させて下さい」
「隣が汚部屋だと思うと嫌です」(真昼)

 

「家事が出来ないのに一人暮らしとか、ナメているのですか?」
「大体ですね、普段からこまめに掃除していればこんなことにはならないのです」(真昼)

 

「言っておきますが、徹底的にしますよ」
「私は甘くないですよ。妥協なんてさせませんから」(真昼)

 

「びっくりした…」(真昼)

 

「美味しそうに食べるなって」(周)
「あまりジロジロ見ないで下さい」(真昼)

 

「なんというか、お前ってホントかわいげがないな」(周)
「なくて結構です」(真昼)

 

「多少愛想が悪くても、素直な感情表現してる方が接しやすいってことだ」(周)

 

「あなたは見ていてハラハラするから息抜きになりません」(真昼)

 

「(利点?) 私の自己満足です」(真昼)

 

「なんてことはないのですよ」
「単純に、人に料理を振る舞うのが好きみたいなので」(真昼)

 

「それに、あなたは厄介な勘違いをしないで、ただ”美味しい”って言ってくれるの楽ですし」
「あなたの食生活は見ていて不安なので…やはり自己満足です」(真昼)

 

「そういうものですね」
「ですので、降って湧いた幸運とでも思っていて下さい」(真昼)

 

「そういうもんなのかな…」
「こうして、俺と天使様の、奇妙なお隣付き合いが始まった」(周)

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2話

「いや、なんでもないなら途方に暮れたような顔で(公園で)座ってるなよ」
「どうかしたか?」(周)

 

「じゃあ湿布するから、変態とか痴漢とか怒るなよ」(周)
「恩人にそんな失礼なこと言いません」(真昼)

 

「別にいいから」
「ケガ人放って帰ったり歩かせたりするほど、男は廃ってないから」(周)

 

「私も困惑するのですけど、そんなに(微笑むと)嬉しいものですか?」(真昼)

 

「容姿のよさだけで好意を抱くなら、あなたが私に抱いてないとおかしいでしょう?」(真昼)

 

「お…自分がかわいいって自覚してるな」(周)
「あれだけ騒がれていたら嫌でも分かります」(真昼)

 

「それに、客観的に見て自分は整っているのは分かりますし」
「努力を怠ったことはありません」(真昼)

 

「う~ん…」
「折半。食費折半で、あなたの家で作るなら考えます」(真昼)

 

「(身の危険?) 何かするなら…潰します。物理的に、再起不能に」(真昼)

 

「そもそも、あなたはリスクを考えて何もしないと思うので」
「私の学校での立ち位置をよく分かってらっしゃるでしょう?」(真昼)

 

「それに…」
「あなた、私みたいなのタイプじゃないと思うので」(真昼)

 

「(タイプなら?) もしそうならしつこく話しかけてくるでしょうに」
「そうしたら私は関わらなかったんですけどね」(真昼)

 

「まあ、安全な人だとは認識してます」(真昼)

 

「本当に潔(いさぎよ)いですね」
「まあ料理できないのにウロチョロされても困りますし」(真昼)

 

「(あけすけ?) 事実ですからね。取り繕う必要もないでしょう」(真昼)

 

「なんつうか…奥さん持った気分」(周)
「ん…何か変なこと考えてません?」(真昼)

 

「美味しそうに食べますね?」(真昼)
「実際、美味いからな。美味い物には敬意を表するべきだろ」(周)

 

「それに…無表情で食べるより、素直に美味いって言った方がどっちも気分いいだろ」(周)

 

「嫌なら提案してません」(真昼)

 

「(好きでもない男に?) あなたがあまりに不摂生だからなんですが」(真昼)

 

「それに、私は作ること自体は好きですし」
「あなたが美味しそうに食べるのを見るのは嫌ではありません」(真昼)

 

「(作らなくてもいい?) いや、作って下さい。お願いします!」(周)
「じゃあ素直に受け取って下さい」(真昼)

 

「お前(千歳)の”仲良く”は過剰なスキンシップだから」
「架空の彼女がかわいそうになるわ」(周)

 

「(私は)頑張らないといけませんので…」(真昼)

 

「私に一般的な女子高生を求めないで下さい」(真昼)

 

「別に気にしなくてもよかったのに」
「私、誕生日なんて祝わないですし」(真昼)

「じゃあ日頃の感謝の印でいいよ」
「俺が勝手に恩を感じて渡すだけだから」(周)

 

「(捨てる?) そんなひどいことしません!」
「(クマのぬいぐるみは)大切にします」(真昼)

 

「(喜んでる姿を)見るんじゃなかった…クソ…」(周)

 

「こういったものをもらうの初めてです」(真昼)

 

「人に誕生日教えたことありません」
「誕生日嫌いなので」(真昼)

 

「普段も知らない人とか、そう関わりのない人からプレゼントとか渡されても怖いので」
「受け取りはしません」(真昼)

 

「藤宮さんは、知らない人じゃないですし」(真昼)

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3話

「違うも何も、周は好意がないとまず女の子を家に上げないだろうし」
「女の子は、好意のない相手の家には入らないものよ」(藤宮志保子)

 

「諦めてくれ、椎名。母さん興奮状態だと、話聞かないから」(周)

 

「疲れた…」
「(勘違いした?) いえ。まあ、実害ないですし」(真昼)

 

「志保子(母)さんは本当に藤宮さんのこと、大切にしているのですね」
「いいなあ」(真昼)

 

「”真昼ちゃん”か…」
「いえ、久々に人に名前呼ばれたな~って」
「いつも名字でしたから」(真昼)

 

「親には(名前で)呼ばれませんよ、絶対に」(真昼)

 

「真昼」
「名前くらい、誰だって呼んでくれるだろ」(周)

 

「周君」
「外では呼ばないで下さいね」(真昼)

 

「分かってます。秘密、ですもんね」(真昼)

 

「(警戒?) お前を信用して(鍵を)渡してるつもりなんだが」(周)

 

「分かりました…(鍵)お借りします」
「家に何かされても知りませんからね」(真昼)

 

「いつの間にか部屋中お掃除してビックリとか」
「冷蔵庫に作り置きたくさん放り込んで圧迫するとか」
「何かバカにしてませんか?」(真昼)

 

「(天使様は頭の出来が違う?) 隠れて努力してるんだよ」
「せめて俺くらいはな…」(周)

 

「(学年)1位は毎回取ってますし、そこまでめでたいことでも…」(真昼)

「それでも、いつも頑張ってるし」
「たまにはご褒美って形もいいんじゃないか?」(周)

 

「食べさせられた感想は?」(周)
「非常に、いたたまれなくなりました」(真昼)

 

「こういうの(あ~ん)人にすると勘違いされるぞ」(周)

 

「ホント、真昼に駄目人間にされてる」(周)

 

「(昼食を作る?) それなら私を頼るべきでは?」
「周君。キッチンをグチャグチャにしない自信ありますか?」(真昼)

 

「ですので私が監督していた方がいいでしょう」(真昼)

 

「周君にしては頑張ったと思いますよ」
「作ろうとする気持ちが大事なことです」(真昼)

 

「でも、もし周君がちゃんと料理作れるようになったら、私はお役御免ですかね」(真昼)

 

「いや、それはその…まだまだ真昼の料理が食べたいというか」
「情けなくておこがましいことを言ってるけどさ…」(周)

 

「仕方ない人ですね」
「当分はやめるつもりはないから安心してもいいですよ」(真昼)

 

「私と交友のあるクラスメイトは大体彼氏がいますし」
「男性から誘われてもお断りしていますから」
「(クリスマスの)予定はどうしても空きますね」(真昼)

 

「分かりました。そのクリスマスパーティーが終わったら呼んで下さい」
「(寂しくないのか?) 慣れてますし、1人は…」(真昼)

 

「そうそう。この間なんか、男子が徒党を組んで天使様の所に押しかけてて」
「クリスマスの予約を取ろうとしたけど…」
「まとめてバッサリ切られてた」(白河千歳)

 

「なんでも”約束してる人がいるから無理です”だって」(千歳)

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4話

「事情は把握したんだけどさ」
「椎名さんはともかく、周に気がない方が不思議なんだよなあ」
「この状況、ほぼ通い妻じゃん」(赤澤樹)

 

「(通い妻?) そんなつもりはありませんし、ありえません」(真昼)

 

「ごめんなさい」
「興奮のあまり、触りそうになりました」(千歳)

 

「藤宮さんは私に興味ないそうですし」
「生活能力はないですが、常識的な方なので大丈夫ですよ」(真昼)

 

「私の周りにはああいった(騒がしい)人はいませんので、少し楽しかったです」(真昼)

 

「(はたいていい?) ぼ…暴力はしませんので、頑張って言葉で止めます」(真昼)

 

「ホワイトクリスマスですね」
「(関係ない?) きれいだからいいんじゃないでしょうか」(真昼)

 

「もう少しだけ、2人だけの秘密でよかったのに」(周)

 

「周君って、ご飯食べてる時はすごく幸せそうですね」(真昼)
「事実幸せというか、真昼の料理がうまいからな」(周)

 

「それはありがたい限りですけど、お安い幸せですね」(真昼)
「いや、割りと高いぞ。お前、自分の価値を把握しろよ」(周)

 

「まだまだ私はあの(世話してくれた)人には叶いません」
「あの人の料理は、幸せの味がするんですよ」(真昼)

「まあ、俺にとっちゃお前のが幸せの味なんだが」(周)

 

「単に、私なんかが幸せの味を作れていたのかなって」(真昼)
「なんで卑下してるのか分からんが…毎日食いたいくらいには美味いぞ」(周)

 

「あの…そこまで気にしてないですよ」
「ビックリはしましたけど、嫌とは…」
「知らない人ではないですし」(真昼)

 

「そのかわいいは、確実に子供っぽくて微笑ましいの意味です」(真昼)

 

「周君のバカ」(真昼)

 

「周君って思ったよりもセンスいいですよね」
「いえ、普段着がセンス以前ですし」(真昼)

 

「真昼って初めて会った時に比べて、少し表情柔らかくなったなって」
「前より、ずっといいなって思うよ」(周)

 

「さっきみたいに笑ってた方が、ずっとかわいいのにもったいないって思ってたし」
「自然に笑ってもらえると、俺としても慣れてもらえたのかなって、うれし…」(周)

 

「ちょっと黙って下さい」
「なんでもです…」(真昼)

 

「ホント、この2ヶ月、感謝しきりだよ」
「ありがとな」(周)

 

「こちらこそ、ありがとうございます」
「周君には分からないところで感謝してますので」(真昼)

 

「周君のことは負担だと思ったことはないです!」(真昼)

 

「逃げないように捕まえて見張ってるだけだから気にするなよ」(周)
「この期に及んで逃げません」(真昼)

 

「私、誰かに看病してもらうの初めてです」
「朝と夜は、いつも1人だったから」(真昼)

 

「今日のところは俺がいるよ」
「早く元気になってもらわないと、俺が困るし」(周)

 

「そういう意味じゃない」
「嫌だろ。いつも一緒にいる奴が元気ないの」(周)

 

「じゃあそうしてもらいます」
「周君が言い出したんですよ」
「それとも男に二言があるので?」(真昼)

 

「このバカ…」
「ったく…ホント、心臓に悪い奴め…」(周)

5話

「すげえ…いい匂いする」
「(寝てる真昼を)どうたらいいんだ?」(周)

 

「無防備すぎて困る」
「寝てる時はホントかわいいんだよなあ」(周)

 

「周君って、ほっぺ触るの好きなんですか?」(真昼)

 

「あんなの、寝たフリするしかないじゃないですか」(真昼)

 

「周君は優しいですから嫌なところなんて…」
「あ…でも、ダメなところが…」
「ナチュラルにかっこいいことするとか…」(真昼)

 

「いや、(着物)似合ってるなと」
「いかにも清楚な和装美人って感じだな」
「かわいいし、綺麗だと思うぞ」(周)

 

「周君は割りと…」
「その…周君もかっこいいですよ」(真昼)

 

「(祈ってたのは)無病息災ですかね」(真昼)

 

「それと…」
「このまま穏やかな日々を過ごせますように…と」(真昼)

 

「嫌…じゃないですけど…」
「その…恥ずかしかっただけで…」(真昼)

 

「赤澤さん達とは普段そういうことをするのですか?」(真昼)

 

「(友達?) 別に私と周君も友人ですので平気です」(真昼)

 

「(疲れた?) いえ、大丈夫です。楽しかったですし」(真昼)

 

「それに…」
「少し幸せな気持ち、分かったので」(真昼)

 

「ダメじゃないですけど、せめて事前に言って下さい」(真昼)

 

「全く…私だからいいですけど」
「本当は女の子の頭を軽々しくなでるのは、よくありませんからね」(真昼)

 

「いや、お前にしかしないし」(周)

 

「からかわないで下さい!」(真昼)

 

「周君…」
「周君の、バカ」(真昼)

 

「私が思ってもないお世辞を言うように見えますか?」(真昼)

 

「あのですね…私は周君の人柄を好ましいと思ったから信頼していますし」
「こうして共に過ごすことをよしとしているのです」(真昼)

 

「お世辞を言ったつもりはありません」(真昼)

 

「信頼、か…こっちに来て、よかったな」(周)

 

「そんなに…」
「(周りからは)恋人に見えたのでしょうか…」(真昼)

 

「ごときじゃないです!」
「周君は割りと自己評価低いですですけど、そんなことないです!」(真昼)

 

「周君はよく出来た人だと思います」
「優しくて、気遣いが出来て、紳士的で」
「その…凄く人柄はよいと思います」(真昼)

 

「オシャレした時は凄くかっこいいと思いますし…」(真昼)

 

「そんなに恥ずかしいなら、言わなければよかったのに」(周)

6話

「真昼に対して、そういう欲求が湧かないと言えば嘘になる」
「それでも、何かしようなんて愚かな考えはまず浮かばない」(周)

 

「泣かせたくない、嫌われたくない」
「真昼には、そういう感情が真っ先に来るのだから…」(周)

 

「(チョコを)あげると義理でも大変なことになりますので」(真昼)

 

「(ロシアン)ご愁傷さまです」
「考えようによっては、先に地獄を見て残りは天国ですから」(真昼)

 

「いつもお世話になってますし、日頃の感謝を込めて」(真昼)

 

「(お返し?) 別にお返しを目的にしたわけじゃないですし…」(真昼)

 

「私は周君からたくさんもらってますから」(真昼)

 

「周君は多分、こうしてあげたって自覚はないのです」
「でも私はそれを受け取っていますから、いいのです」(真昼)

 

「周君がくれたもの、全部大切にします」
「くまさんもちゃんと大切にしてます」(真昼)

 

「じゃあ…今年の誕生日は、ちゃんと祝います」(真昼)
「そんな先まで一緒にいる約束してくれるんだな」(周)

 

「別に、周君は嫌いじゃないですし…」
「一緒にいて落ち着くからいいです」(真昼)

 

「い…いえ、そのままでもいいです!」
「けど、その…無駄にかっこよくて…」(真昼)

 

「いつもは落ち着いた雰囲気で安心できるのに」
「それは落ち着かないです」(真昼)

 

「(何でも言う事を聞く券) じゃあ早速使ってもいいですか?」
「周君が(プレゼント)着けて下さい」(真昼)

「それくらい、回数券がなくてもするよ」
「仰せのままに」(周)

 

「じゃあ、友人として予言しとこう」
「お前はいずれ変わる。というか、変化の兆しはある」
「後はお前が踏み出すだけだ」(樹)

 

「(帰るの)遅かったですねえ」(真昼)
「どこの新妻だよ」(周)

 

「い…いえ、周君に触られるのは嫌じゃないです」(真昼)

 

「さ…触ってほしいということではないですからね!」
「他の男の人には、触らせたくもないってだけです」(真昼)

 

「大切にしたいので、お休みの日に着けます」(真昼)

 

「気に入ってますし、大切にしますから」
「くまさんもキーケースもブレスレットも」(真昼)

 

「ハンドクリームは遠慮なく使ってますけどね」(真昼)

 

「これじゃ、本当に新妻じゃねえか…」(周)

7話

「椎名さんがあれだけお前を信頼してるんだ」
「それを全部”あり得ない”とか言って否定する前に」
「ちゃんと見てやれよ」(樹)

 

「卵はいいもんだ」
「それにお前のが一番美味しいから、楽しみだ」(周)

 

「そう言ってくれるのは嬉しいですけど」
「不意討ちはダメです」(真昼)

 

「お前(千歳)は好奇心を抑えて冒険しなければ」
「それなりのは作れるだろ」(周)

 

「料理もそうだけど」
「少しは言動に落ち着きを見せろよ」(周)

 

「まひるんみたいには、なりたくてもなれないなあ」
「なんか窮屈そう」(千歳)

 

「でも学校のまひるんって…」
「つまらなそうだから」(千歳)

 

「しません!」
「千歳さんの期待するようなことはありません!」(真昼)

 

「(くまさんは)毎日手入れしてなでてますし」
「抱きしめて一緒に寝て…」(真昼)

 

「あっ…今のなし!」
「なかったことにして下さい!」
「忘れて下さい!」(真昼)

 

「(無理?) 私が困ります」
「子供みたいじゃないですか」
「ぬいぐるみと一緒に寝るって」(真昼)

 

「想像したら、すごくかわいかったから」
「全然ありだと思う」(周)

 

「想像しないで下さい!」
「周君も恥ずかしいことを暴露すべきです!」
「私ばかり不公平です!」(真昼)

 

「(あの人は)椎名小夜、私の実の母親です」
「先に言っておきますけど」
「昔からあんな風でしたから慣れてますよ」(真昼)

 

「もともと私も母親に嫌われていましたし」
「今更って感じですので、お気遣いなく」(真昼)

 

「一緒にいろ」
「(平気?) 俺が一緒にいたいから言ってるんだよ」(周)

 

「つまらない話ですけど、聞いてくれますか?」(真昼)

 

「親らしいことはされたことがありません」
「私の育ての親は、実質ハウスキーパーの人です」(真昼)

 

「私は要らないんですって」
「どれだけ頑張っても、いい子でいても」
「見てくれませんでしたから」(真昼)

 

「頑張っても無駄なのに頑張ってしまう私は」
「きっとバカなのでしょう」(真昼)

 

「報われないのにね…」(真昼)

 

「母に”要らない子”って直接言われた時は」
「さすがにショックでしたね」(真昼)

 

「思わず雨の中ブランコをこぐぐらいには」
「自暴自棄になりました」(真昼)

 

「困るなら、産まなければよかったのにね…」(真昼)

 

「なんでさ、お前がこういう性格に育ったか」
「理由、分かった気がする」(周)

 

「(かわいげがない?) ちげえよ」
「我慢強くて、他人に弱いところを見せたくないってところだ」(周)

 

「見て見ぬフリしてやる」
「泣くなら泣けよ」(周)

 

「んなひどいツラしてるのに我慢したって」
「息が詰まるだけだろ」(周)

 

「内緒に、してくれますか?」(真昼)
「見てないから知らん」(周)

 

「じゃあ…ちょっとだけ、貸して下さい」(真昼)

 

「どうしたらいいんでしょうかね?」
「これから…」(真昼)

 

「頑張っても見てくれないんですから」
「他の人だってそうです」(真昼)

 

「天使のように振る舞う”椎名真昼”が好まれていて」
「必要とされているのであって」
「本来の私は必要とされていないんです」(真昼)

 

「自分でそう仕向けたのに苦しむなんて」
「バカらしい話ですけど…」(真昼)

 

「ホントの私はかわいげとかないし」
「臆病で自分勝手だし、性格悪いし口悪いし」
「好かれる要素なんてないんですもの」(真昼)

 

「俺は割りと好きだぞ」(周)

 

「まあ、かわいげない時はもちろんあるけどさ」
「それ以上に、かわいいとか、守ってあげたいとか」
「そういう風に思うし」(周)

 

「お前のハッキリした物言いは」
「好ましいと思ってるよ」(周)

 

「後、本当に性格悪いならそんなことで悩まねえよ」
「後ろ見過ぎだ」(周)

 

「そんな卑下するなよ」
「お前の素を見てもそれが好って奴が」
「ここにいるだろ」(周)

 

「お前は自分が思うよりずっと…その…」
「好ましい人柄だと思うよ!」(周)

 

「(わがまま?) じゃあお願いしてもいいですか?」
「周君にしか出来ないことです」(真昼)

 

「もっと見ていて下さい」(真昼)
「お前の頑張りはちゃんと見てるし」
「目を離したらどっか飛んでいきそうだから」
「見てるよ」(周)

 

「捕まえておいて下さい」(真昼)
「手でも握っておくよ」(周)

 

「今日のところは…」
「全身で捕まえておいて下さい」(真昼)

 

「こ…これはその…」
「情けない姿を見られてしまったことを恥じているだけです」(真昼)

 

「私が気にするのです!」(真昼)

 

「少しは他人に甘えることを覚えろ」
「お前は、1人じゃないんだから」(周)

 

「1人じゃない…」(真昼)
「隣にいるだろ」(周)

 

「それに樹も千歳も母さん達だって」
「真昼そのものを大切に思ってくれる人がいるんだから」(周)

 

「周君も、大切に思ってくれているのですか?」(真昼)
「あ…そりゃ、こんなに一緒にいたら大切になるに決まっているというか…」(周)

 

「改めて…お礼を言いたくて」
「いっぱいいっぱい、周君からもらいました」(真昼)

 

「私には大したことなのです」
「周君がそばにいてくれてよかったです」
「1人だと、耐えきれなかったと思うので」(真昼)

 

「約束通りちゃんと見ていて下さい」
「よそ見もしないで下さい」(真昼)

 

「今見たら怒ります」(真昼)

 

「こんなの…好きにならない方がおかしいだろ」(周)

 

「私、あんまり桜…というか」
「春って好きじゃなかったんですよね」(真昼)

 

「入学式…卒業式もですけど、私は1人でした」
「誰も私の手を握ってくれない」
「一緒に歩いてくれない」(真昼)

 

「だから、春はあまり好きじゃないです」
「思い出して、1人を痛感するので」(真昼)

 

「今は隣に俺がいるから」
「今日のところは、俺で我慢してくれ」(周)
「我慢はしません」(真昼)

 

「違います。そうじゃなくて…」
「”妥協とかではないという意味で”…です」(真昼)

 

「周君と来てよかった」
「私、ちょっとだけ桜が好きになりました」(真昼)

8話

「いえ、周君は触りがいのある髮をしてるなと」
「触っていいですか?」(真昼)

 

「じゃあ、いらっしゃい」
「触りやすい体勢にするために頭乗せて下さい」(真昼)

 

「私の腿ではご不満だと?」(真昼)

 

「俺がこのまま不埒なことをしたらどうするつもりだよ?」(周)
「勢いよく立ち上がって、そのまま踏みましょうか?」(真昼)

 

「元気がないならないで、私の好きにさせて下さいな」
「私としては、大人しくしてくれた方が触りやすいです」(真昼)

 

「ところで…女の子が膝枕しているのに感想の1つも寄越さないとは」
「殿方としていかがなものでしょうか」(真昼)

 

「千歳さんから、男の子が疲れている時は膝枕すると」
「ロマンも満たされて疲労も回復するって聞いたのですが」(真昼)

 

「(膝枕) とてもよいものだと思う」
「けど、むやみにするな」(周)

 

「初めてするのにむやみとか言われても」
「まあ私は勝手にモフるだけですので」
「周君は大人しく堪能してくれたらよいのですよ」(真昼)

 

「(同じクラスだと)警戒もしないといけないし」
「真昼に気軽に話しかけたり、親しげに振る舞ったりしないように」
「距離を取らないといけないから」(周)

 

「理屈としては理解していますが、感情が何もしないのを許さなかったので」(真昼)

 

「(普通?) これはノーカウントです」(真昼)
「これは、ダメにされるやつだ…」(周)

 

「私ばかり油断した姿を見せているので、周君もユルユルになるべきです」(真昼)

 

「余計なことを言うのはこの口ですか?」(真昼)

 

「何かつらいことがあったら頼って下さいね」
「私があなたにそうしたように」(真昼)

 

「女の子は多少強引なものです」(真昼)

 

「それに、こういう振る舞いは周君以外に見られることはありませんし」
「しませんから問題なしです」(真昼)

 

「私も何か返したいです」
「(1つくらい?) 私にあげられるものならなんでも」(真昼)

 

「(料理は一通り?) さすがというか、おかげで俺は幸せだけどな」(周)

 

「美味いものを毎日のように食べさせてもらっといて、不幸せなんてあり得ないだろ」
「毎日の楽しみなんだぞ」(周)

 

「(細かな感想?) い…いいです! それは死にます!」(真昼)

 

「その…ズルいって思って」
「門脇さんが…」(真昼)

 

「同性だから気軽に話しかけられるのはズルいです」
「私は我慢しているというのに」(真昼)

 

「周君は自分を卑下するのをやめるべきです」
「それはあなたを認めている私達への侮辱になりかねないのですよ」(真昼)

 

「だって、私だけのけ者なのは嫌です」
「許されるなら皆さんと同じように接したいです」(真昼)

 

「あのさ、教室だったら多少ふざけるのもいいけど」
「火や刃物がある場所でふざけたらダメだろ」(周)

 

「今回は何もなかったからよかったけど」
「もし女の子にケガでもさせたらどうするつもりなんだ?」(周)

 

「友人?」
「いえ、なんでも…」(真昼)

 

「頭なでれば万事解決とか思ってませんよね?」(真昼)
「それはないけど、喜ぶかなあと…」(周)

 

「喜びますけど!」
「そういうことは誰にでもしないで下さいよ」
「ごまかす時」(真昼)

 

「真昼以外にしないけど…」(周)

 

「私はどこまで頑張ればいいのですか…」(真昼)

 

「(程々?) これは頑張らないとなんともならないのです!」(真昼)

 

「(どうしてほしい?) なでることを継続…からです」(真昼)

 

9話

「”何でも言う事を聞く券”、使ってもいいですか?」
「ゴールデンウィークに、周君の1日をもらいます」(真昼)

 

「せっかく一緒にお出かけするなら、2人で楽しめる所がいいなって…」
「ダメですか?」(真昼)

 

「周君の寝顔がかわいくて、つい…」
「いっぱいプニプニしてしまいました」(真昼)

 

「清楚なのは真昼の雰囲気に合ってかわいいだろうし」
「大人っぽいのは真昼の綺麗さを際立たせると思うし…」(周)

 

「余裕しゃくしゃくな周君の度肝を抜けるように頑張ります!」(真昼)

 

「では、周君を惚(ほう)けさせることにします」(真昼)

 

「そ…その、笑うなら笑って下さいね」
「浮かれてるって思ったでしょう」(真昼)

 

「あの…これ、受け取ってくれますか?」
「(UFOキャッチャーは)周君のために頑張ったというか…」(真昼)

 

「それに、絶対バレないと思って出かけていたわけではないですよ」
「こういうことも考慮してましたし」(真昼)

 

「じゃあ”類は友を呼ぶ”ってことですよ」(真昼)

 

「(卑下してる理由を)言いたくないなら言わないでいいですけど…」
「私があなたを肯定していることだけは覚えておいて下さいね」(真昼)

 

「いざとなったら」
「周君が”もうやめて下さい”って言うくらいに褒めちぎります」(真昼)

 

「真昼さんや。素直に(写真を)俺に見せるのと、いつまでも俺に迫られるの」
「どっちがいい?」(周)

 

「押し倒したあげく、女の子の顔に触れておいて」
「言うことはそれだけですか?」(真昼)

 

「危うく、最低の男になるところだった…」(周)

 

10話

「本当に平気だぞ、俺にとっては過去なんだ」(周)
「嘘つき…」(真昼)

 

「全部飲み込んでいたら、そんな顔しません」
「言いたくないならそれでいいのです」(真昼)

 

「ただ、周君がつらそうなのは見ていてつらいです」(真昼)

 

「私がその場にいたら、その不届き者の頬を打ち抜いてましたよ!」(真昼)
「真昼の手が傷つくからダメ」(周)

 

「周君、それは比べるものではありませんよ」
「比べられたくもありません」(真昼)

 

「あなたの悲しみはあなたしか持ち得ないものであり」
「私の悲しみと比較できるものではないです」(真昼)

 

「私に出来るのは、あなたの悲しみを受け入れて」
「あなたを支えることです」(真昼)

 

「周君がそうしてくれたように」
「私も周君を支えたいし、頼ってほしいのですよ」(真昼)

 

「甘やかしますよ、いくらだって」(真昼)

 

「(ダメダメになる?) 何を今更」
「周君が駄目人間なのは前から知ってますけど」(真昼)

 

「でも…すごくいい人なのも、我慢強いのも知ってます」
「私にくらい、甘えてくれていいのですよ」(真昼)

 

「周君くんはかっこつけです、バカ」
「つべこべ言わずに甘えて下さい」(真昼)

 

「女の子は時に強引なものですよ」(真昼)

 

「私、借りはしっかり返すタイプなんです」(真昼)

 

「いつかまた私がうつむいた時に」
「手を差し伸べてくだされば結構ですよ」(真昼)

 

「周君はちっとも分かってません」
「”なんでも”ですよ、バカ」(真昼)

 

「私があなた以外に(甘え)させるはずなんてないのに」(真昼)

 

「私のズルに気づかないうちは、周君もまだまだなのですよ」(真昼)

 

「真昼も大層なバカだよ」
「このバカ…」(周)

 

「努力しないとな」
「真昼の隣に立っても、恥ずかしくないように」(周)

 

「お付き合いはしていませんけど…」
「私にとって、彼は一番大切な人ですよ」(真昼)

 

「私にとって世界って小さいんですよ」
「好きな人は手のひらに収まるくらいしかいない」(真昼)

 

「周君はその中で、一番近しくて大切な人」
「私を私でいいと言ってくれた人」(真昼)

 

「とりあえず、今日はいいことを聞きました」
「周君は異性との触れ合いは私が初めてだということが」(真昼)

 

「(危ないこと?) 周君も男の子なんだなって、感心して叶えてあげますね」(真昼)

 

「周君は私がいないと駄目になってしまいますもの」(真昼)

 

「堕落させてくる…」
「真昼抜きでは生きられない体にさせられる…」(周)

 

「遠慮なく駄目にして差し上げますので」
「周君は安心して駄目になって下さいね」(真昼)

 

11話

「(してほしいこと?) 別に、私としては現状で満ち足りてますので」(真昼)

 

「そもそも、私の本当に叶えたい願いは、自分で叶えるものだと思ってますし」(真昼)

 

「その男心に従ってくれていいのですけど」
「頑張ったご褒美ですし、遠慮しなくてもいいのですよ」(真昼)

 

「たくさん甘やかしてあげますので」(真昼)

 

「これ(耳かき)男の人のロマンらしいですけど、ロマンは満たされましたか?」(真昼)

 

「ああ…駄目にされる」(周)
「珍しく甘えんぼですね」(真昼)

 

「人の気も知らないで…」
「好きって簡単に言えたら苦労しない」(周)

 

「油断しすぎて怖い…」(周)

 

「余計なことは忘れて下さい!」(真昼)

 

「周君の反応を見たかったのです」
「駄目としか言われませんでしたけど…」(真昼)

 

「一番に周君に夏服姿を見せたかったので、見せられてよかったです」(真昼)

 

「私は誰からも好かれるわけではありませんよ」
「そんな人いたら逆に怖いですし」(真昼)

 

「特に女子の中では、私のことを面白くないと思っている人はいますよ」(真昼)

 

「真昼は”天使様”よりずっと、素の方がかわいいというか」(周)

 

「今回は意図的です」(真昼)

 

「私は”いい子”として、みんなに好まれるような”天使様”として振る舞っています」
「けど、最近はもういいかなとも思い始めたのですよ」(真昼)

 

「私を見つけて、ちゃんと見てくれる人がいるなら」
「私は私でいていいんだなって」(真昼)

 

「周君は、私から目を離さないでいてくれるのでしょう?」(真昼)

 

「約束したからな」(周)
「はい、約束してもらいました」(真昼)

 

「それでいつか、素の真昼を他の奴に知られるかもしれないって思うと」
「なんだか複雑だなと…」(周)

 

「周君って、やっぱりかわいいですね」(真昼)

 

「たとえあなたがそう思ってなかったとしても」
「私にとって周君はかっこいいですよ」(真昼)

 

「周君の素敵なところは、私が見てます」
「かわいい人」(真昼)

 

12話

「次そういうこと言ったら、この手をどけて口を塞ぐぞ」(周)

 

「俺は俺なりの速度で頑張るつもりだから、あんませかさないでおいてくれ」(周)

 

「勢いというか、意趣返しというか…」
「周君だって…してきた、じゃないですか」(真昼)

 

「なら、私もする権利はあるでしょう」(真昼)

 

「真昼とはなるべくちゃんとした距離感を保とうとしたのに…」
「すぐこれだ」(周)

 

「借り物競走の担当は私だから、乞うご期待だよ!」
「じゃ、頑張ってね~」(千歳)

 

「近所に住んでたから、その縁だ」
「後、他人行儀だったのは、こうやって騒がれるのが分かりきってたしな」(周)

 

「仲はいいし、お互いに大切に思っているという自信はあるけど、付き合ってはいないよ」
「俺が勝手に思ってるだけだから」(周)

 

「天使様には興味ないよ」
「俺が見てるのは、”椎名真昼”っていう1人の女の子だから」(周)

 

「あなたは好きな人を顔で選ぶのですか?」
「容姿だけで好きになるのですか?」(真昼)

 

「今後長い付き合いをするかもしれない相手を、あなたは顔で選ぶのですか?」(真昼)

 

「そもそもの問題として、私がどのような理由で誰を好きになろうと」
「他人に口を出される筋合いはないと思うのですが」(真昼)

 

「周君はかっこいいですし、優しい人ですよ」
「物静かで温かい雰囲気も素敵だと思っています」(真昼)

 

「それに彼はすごく紳士的ですし、私を尊重してくれる素敵な人です」
「私が苦しい時はそばで支えてくれる、とても思いやりのある人です」(真昼)

 

「少なくとも、誰かの悪口を言ったり」
「人の恋路を邪魔するような人ではありません」(真昼)

 

「言わないと…家に帰ってから、ちゃんと言おう」(周)

 

「逃げ道を塞いで、周君にとってあまり好ましくないような視線を集めてしまったことは」
「申し訳なく思ってます」(真昼)

 

「本当にごめんなさい」
「その…こうなることは分かってましたから」(真昼)

 

「俺も謝っていいか?」
「臆病でゴメン」(周)

 

「分かっていて、踏み込むのが怖くて、目をそらして…」
「真昼の気持ちに気づかないフリを、見ないフリをしていてゴメン」(周)

 

「それはお互いさまでは」
「私も同じようなものですよ」(真昼)

 

「私だって、周君がどう思っているか確信がないと」
「こんな風に踏み出せなかったのですから」(真昼)

 

「だから言ったでしょう、私はズルいんだって」(真昼)

 

「どうだか…」
「俺の方がズルい」(周)

 

「俺から言わせてくれるか?」
「あのさ…俺、人を真剣に好きになるって初めてなんだよ」
「というかないと思ってたんだ、無理だって思ってた」(周)

 

「あっさり覆されるとは思ってなかったけど」
「心から好きな人に出会うと、人は変われるんだなって」(周)

 

「私だって我慢してました」
「周君はかっこいいから、他の人に取られたらどうしようって思ってましたし」(真昼)

 

「私のことを好きになってくれるかなって、ひやひやしてました」(真昼)

 

「だからこれからは、その物好きが物好きでなくなるように頑張るよ」
「真昼が人から物好きって言われなくなるように、頑張っていい男になるよ」(周)

 

「真昼に見劣りしない…とまではいかなくても、胸を張れるくらいに」(周)

 

「真昼のことが、誰よりも好きだよ」
「俺と付き合ってくれるか?」(周)
「うん」(真昼)

 

「真昼を幸せにしたい」(周)
「確約ではないので?」(真昼)

 

「これは俺の願望」
「俺が俺の手で幸せにしたいって願いだから」(周)

 

「決意で言うなら」
「大切にするよ、絶対に」(周)
「うん」(真昼)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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