原作小説「誰が勇者を殺したか」レオン・ミュラーの名言・台詞をまとめていきます。
誰が勇者を殺したか
レオンの章
「あいつ(アレス)は友だったよ」
「(なぜファルム学院に?) 簡単だ」
「あいつは勇者になりたかったからだ」
「強い戦士になる方法はいくらでもあるが」
「勇者として認められるには、ここに入るしかなかった」
「あいつは輝いてなんかなかった」
「だが、異常ではあった」
「熱心というレベルではない」
「あいつには休憩という概念がなかった」
「あれは英雄譚と言えるような恰好の良いものではない」
「引率の教員と護衛の騎士のほとんどが殺されている」
「もちろん、生徒たちにも犠牲者が出ている」
「言ってみれば、王国の失態だ」
「それを誤魔化すために、生き残った生徒が英雄に祭り上げられた」
「俺はあのときまで人生で勇気を出したことなんかなかった」
「だから、魔人という脅威に直面したとき、あっさりと心を折られて死を覚悟した」
「勇者に強さは必要だが、それだけじゃない」
「勇者はその在り方こそが問われる」
「(何故勇者は死んだのか?) それがアレスという男の運命だったのだろう」
「それだけのことだ」
断章一
「そこのおまえ、剣は戦士の何だと教わった?」
「(戦士の命?) ほう、ではお前の命は盗品なのか?」
「(ふざけただけ?) おまえはふざけて命を弄ぶ戦士になるのか?」
「(ありがとう?) おまえは俺の話を聞いていたのか?」
「俺は剣は戦士の命だと言ったんだ!」
「それを人に取られるなど、戦士にあるまじき失態だ!」
「人の剣を奪うのも愚かだが、それを置き忘れるヤツは、もっと愚かだ!」
「やはり魔王を倒すのは俺だ」
「おまえひとりにすべてを押し付けて、国で安穏と待っていることなど俺にはできん」
「平民に世界の命運も任せるなんてことは、俺の矜持が許さんのだ」
「誰がなんと言おうと、俺は魔王領へ行く。必ずな」
断章二
必死であって当たり前だろう。俺たちは魔王と戦うのだ。
その覚悟があれば、自然と必死になるものだ。
勇者は不可能を可能にする人間のはずだ。
ひょっとしたら俺は、できることをやってきただけにすぎないのかもしれない。
できるできないではなく、やらねばならないのだ。
負けるとしても、最後まであがき続けるべきなのだ。
たとえ勇者になれなくても、世界のために力を尽くしてやる。
勇者には仲間が必要なのだから。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
アマゾンリンク
コミックシーモアリンク

