アニメ「雲のむこう、約束の場所」の名言・台詞をまとめていきます。
雲のむこう、約束の場所
1話
「”いつも何かを失う予感がある”と、彼女はそう言った」(藤沢浩紀、ヒロキ)
「当時、まだ中学生だった僕には実感が持てるはずもなかったけれど」
「それでも、彼女のその言葉は不思議に僕の心を震わせた」(ヒロキ)
「今はもう遠いあの日、あの雲の向こうには」
「彼女との約束の場所があった」(ヒロキ)
「あの頃、僕達は2つのものに憧れていた」(ヒロキ)
「憧れの1つは、同級生の沢渡佐由理で」
「そしてもう1つは、津軽海峡を挟んだ国境の向こうにそびえる、あの巨大な塔」(ヒロキ)
「いつだって僕はあの塔を見上げていた」
「僕にとってとても大切なものが、あの場所には待っている気がした」(ヒロキ)
「とにかく、気持ちが焦がれた」(ヒロキ)
「あのね私、きのうね、こうやって藤沢君と一緒に帰る夢見たんだ」(沢渡佐由理、サユリ)
「手が届くほどの距離に見えているのに、行くことの出来ないあの場所」(ヒロキ)
「僕達はその見知らぬ島も、そこにそびえる巨大な塔も」
「どうしても目前に見てみたかった」(ヒロキ)
「だから僕達は”ヴェラシーラ”と名づけたこの飛行機で」
「国境の向こうのあの塔まで飛ぼうとしていたんだ」(ヒロキ)
「(一緒に?) ね、じゃあ約束!」(サユリ)
「あの頃は一生このまま、この場所、この時間が続く気がした」
「憧れていた雲の向こうのあの塔は、僕にとって大切な約束の場所になった」(ヒロキ)
「あの瞬間、僕達には恐れるものなんて何もなかったように思う」
「本当はすぐ近くで世界や歴史は動いていたのだけれど」(ヒロキ)
「でもあの頃は汽車に漂う夜の匂いや友達への信頼や」
「空気を震わすサユリの気配だけが世界の全てだと感じていた」(ヒロキ)
「なんでもいいけどさあ…」
「お前たち死ぬなよな、面倒くさいから」(岡部)
「私達、前にも…」(サユリ)
「私ね、さっき一瞬だけ夢見てたんだ」(サユリ)
「(どんな?) う~ん…ああ忘れちゃったなあ」
「でも多分あの塔の夢」(サユリ)
「本当に、あれは特別な夏だった」
「でも僕を囲む世界は、この先何度でも僕を裏切る」(ヒロキ)
「あの…人が夜夢を見るみたいに、この宇宙も夢を見ているんです」(笠原真希、マキ)
「”こうであったかもしれない”っていう様々な可能性を、この世界は夢の中に隠していて」
「そのことを私達は”平行世界”とか”分岐宇宙”って呼んでいます」(マキ)
「神様の見ている夢をのぞき見て、夢判断をしたいってことだろ」(岡部)
「この宇宙が見る夢がどんなものなのか、僕もそれは見たいと思うけどね」(富澤)
「そこは、ずっと遠くの宇宙からやってきたような冷たく深い風が吹いていて」
「空気には違う宇宙の匂いがしました」(サユリ)
「空と雲と崩れた街」
「どこまで歩いても誰もいない」(サユリ)
「寒い…私、どうしてこんな所にいるの?」
「誰か、ねえ誰か…ヒロキ君…」(サユリ)
「部屋にたどり着いてドアを閉めるたび、まるで体中の骨が皮膚を突き破るような」
「激しい心の痛みを感じる」(ヒロキ)
「いつの間に、僕はこんなものを抱え込んでしまったのだろう」(ヒロキ)
「3千万以上の人間が暮らす街(東京)で、考えてみれば会いたい人も話したい人も」
「僕には誰もいなかった」(ヒロキ)
「そういう日々の中で、時々サユリの夢を見た」(ヒロキ)
「それはどこか冷たい場所に1人きりでいるサユリを必死に探す夢で」
「結局いつもサユリの姿は見つからなかった」(ヒロキ)
「ただ、心を震わすようなサユリの気配だけは目が覚めてからも体に残っていた」(ヒロキ)
「まるで深く冷たい水の中で息を止め続けているような、そんな毎日だった」(ヒロキ)
「私だけが世界に1人きり取り残されている…そんな気がする」(サユリ)
「目を覚まし一瞬、自分がどこにいるのかよく分からなくなる」
「僕はもしかして間違えた場所に来てしまったのではないかと、時々思う」(ヒロキ)
「今ではサユリの夢の方を、現実よりも現実らしく感じている」(ヒロキ)
「何度も同じ夢を見ます」
「誰もいないがらんどうの宇宙に、私1人だけがいる夢」(サユリの手紙)
「その夢の中では私の全部」
「指やほほ、爪やかかとや髪の毛の先までが寂しさに強く痛がっています」(サユリの手紙)
「3人で過ごしたあのぬくもりに満ちた世界」
「あの頃の方がまるで夢だったみたいです」(サユリの手紙)
「でもあの頃の思い出さえなくさなければ」
「もしかしてこの先ほんのかすかでも現実につながっていられるかもしれないって」
「そう思っています」(サユリの手紙)
「(病室) なんだろう…夢と同じ空気だ」
「沢渡…そこにいるのか?」(ヒロキ)
「ずっと…ずっと探してた」(ヒロキ、サユリ)
「沢渡…俺、今度こそ約束を叶えたいんだ」
「沢渡を塔まで乗せて、ヴェラシーラを飛ばすよ」(ヒロキ)
「そうすれば僕達はまた会えるっていう気がするんだ」
「ねえ、もう1人にはしないよ」(ヒロキ)
「僕はもう何も諦めない」
「ずっと沢渡を守るよ、約束する」(ヒロキ)
「うん…約束」(サユリ)
「一緒に塔まで飛ぼう」(ヒロキ)
「今はもう遠いあの日、僕達は叶えられない約束をした」(ヒロキ)
「じゃあ話すね」
「あのね…最近よく見る夢の話」(サユリ)
「私のいる塔のほかにもそういうのが周りにはいっぱい建ってて」
「私にはなぜか分かるんだけど」(サユリ)
「その1つひとつが別々の世界、この宇宙の見ている夢なの」(サユリ)
「私はずっとその場所から出ることが出来なくて」
「ずっと1人きりで、すごく寂しくて…」(サユリ)
「それでね、もうきっと心はこのまま消えちゃうんだろうなっていう時にね」
「空に白い飛行機が見えるの」(サユリ)
「(それから?) 夢はそこでおしまい」(サユリ)
「サユリを救うのか」
「世界を救うのかだ」(白川拓也、タクヤ)
「いつも予感があるの…何かをなくす予感」
「世界は本当に綺麗なのに、私だけがそこから遠く離れちゃってる気がするんだ」(サユリ)
「どうしてもやらなきゃいけないことがあるんです」
「全部終わったら、俺もう一度マキさんに会いたいです」(タクヤ)
「沢渡…今度こそ、約束の場所に行こう」(タクヤ)
「目覚めの予感に、体が震えているのが分かる」
「どうしてだろう? 今は期待よりも恐れの方が強い」(サユリ)
「でも…いつかの放課後の約束」
「あの塔まで私は行くんだ」(サユリ)
「ねえ、サユリ…約束の場所だよ」(ヒロキ)
「あの翼…ヴェラシーラ」
「ああ…夢が消えてく」(サユリ)
「ああ、そうか…私がこれから何をなくすのか分かった」
「神様…神様、どうか…」(サユリ)
「お願い…目覚めてから一瞬だけでもいいの」
「今の気持ちを消さないで下さい」(サユリ)
「ヒロキ君に私は伝えなきゃ」
「私達の夢での心のつながりが、どんなに特別なものだったか」(サユリ)
「誰もいない世界で、私がどんなにヒロキ君を求めていて」
「ヒロキ君がどんなに私を求めていたか」(サユリ)
「お願い…私が今までどんなにヒロキ君のことを好きだったか」
「それだけを伝えることが出来れば…私はほかには何もいりません」(サユリ)
「どうか一瞬だけでも…この気持ちを」(サユリ)
「私…私、何かあなたに言わなくちゃ」
「とても大切な…消えちゃった…」(サユリ)
「大丈夫だよ」
「目が覚めたんだから、これから全部また…」(ヒロキ)
「おかえり、サユリ」(ヒロキ)
「約束の場所をなくした世界で」
「それでも…これから僕達は生きはじめる」(ヒロキ)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
アマゾンリンク
コミックシーモアリンク

