「銀河英雄伝説」ラインハルト・フォン・ローエングラムの名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説」ラインハルト・フォン・ローエングラムの名言・台詞をまとめていきます。

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銀河英雄伝説1巻 黎明篇

第一章 永遠の夜のなかで

「老将(おいぼれ)どもが青くなっているだろう…」
「いや、赤くかな」

 

「卿の能弁は認める。しかしその主張を認めるわけにはいかぬ」
「撤退など思いもよらぬことだ」

 

「吾々が敵より圧倒的に有利な態勢にあるからだ」

 

「わが軍は敵に対し、兵力の集中と機動性の両点において優位に立っている」
「これを勝利の条件と言わずして何と呼ぶか!」

 

「吾々は包囲の危機にあるのではない」
「敵を各個撃破する好機にあるのだ」

 

こいつは無能なだけでなく低能だ。

 

「翌日には卿はその目で実績を確認することになるだろう」

 

「ジークフリードなんて、俗な名だ」
「でもキルヒアイスって姓はいいな」

 

「とても詩的だ」
「だから僕は君のこと、姓で呼ぶことにする」

 

「ルドルフに可能だったことが、おれには不可能だと思うか?」

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第二章 アスターテ会戦

「無能者め、反応が遅い!」

 

「(勝利によって)少しは態度も変わったな、彼も」

 

「どうやら勝ったな」

 

「冗談ではない」
「おれに低能になれと言うのか、敵の第四艦隊司令官以上の?」

 

「そんなことはもないが、もう少し勝ちたかったな」
「画竜点睛を欠いたのが残念だ」

 

第三章 帝国の残照

「キルヒアイス、明日姉上に会う、お前も来るだろう」
「何をいまさら、遠慮する。おれたちは家族だぞ」

 

「口を合わせますよ」

 

第六章 それぞれの星

「おかしな議論だな、キルヒアイス」
「帝国領土は寸土といえども外敵に侵されてはならぬものだそうだ」

 

「叛乱軍がいつから対等の外部勢力になったのだ?」
「現実を見ないから矛盾をきたすことになるのさ」

 

「よかろう、卿を貴族どもから買う」

 

「そうだな…おれはあの男(オーベルシュタイン)に友情や忠誠心を期待してはいない」

 

「あの男はおれを利用しようとしているだけだ」
「自分自身の目的を果たすためにな」

 

「…だから、おれも奴の頭脳を利用する」
「奴の動機などどうでもいいさ」

 

奴ひとり御しえないで宇宙の覇権を望むなんて不可能だと思わないか」

 

第七章 幕間狂言

「国務尚書よりの内命があって、この軍事的脅威に対し」
「私が防御、迎撃の任に当たることになった」

 

「両日中に勅命が下るだろう」
「武人として名誉のきわみである。卿らの善戦を希望する」

 

「要するに他の部隊がすべて皇宮の飾り人形、まるで頼りにならないからだ」
「昇進と勲章を手に入れるいい機会だぞ」

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第八章 死線

「勝つためだ、キルヒアイス」

 

「わが補給部隊は被占領地の奪還と同時に、住民に食糧を供与する」

 

「叛乱軍の侵攻に対抗するためとはいえ、陛下の臣民に飢餓状態を強いたのは」
「わが軍の本意ではなかった」

 

「またこれは、辺境の住民に、帝国こそが統治の能力と責任を持つことを」
「事実によって知らしめるうえでも必要な処置である」

 

「勝利はすでに確定している」
「このうえはそれを完全なものにせねばならぬ」

 

「叛乱軍の身のほど知らずどもを生かして還すな」
「その条件は充分にととのっているのだ」

 

「卿らの上に大神オーディンの恩寵あらんことを」
「乾杯(プロージット)!」

 

「当然、わが軍もアムリッツァに集結する」
「敵がアムリッツァを墓所としたいのであれば、その希望をかねてやろうではないか」

 

第九章 アムリッツァ

「ビッテンフェルトは失敗した。ワルキューレを出すのが早すぎたのだ」
「敵の砲撃の好餌になってしまったではないか」

 

「私が魔法の壺でも持っていて」
「そこから艦隊が湧き出て来るとでも奴は思っているのか!?」

 

「ビッテンフェルトに伝えろ」
「総司令部に余剰兵力はない」

 

「他の戦線から兵力を回せば、全戦線のバランスが崩れる」
「現有兵力をもって部署を死守し、武人としての職責をまっとうせよ、と」

 

「キルヒアイスはまだ来ないか?」
「心配などしていない。確認しただけだ」

 

「10万隻の追撃戦ははじめて見るな」

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「いや、やめておく」
「この段階で私がしゃしゃり出たら、部下の武勲を横どりするのかと言われるだろう」

 

「そうしよう。それにしてもビッテンフェルトめ」
「あいつひとりの失敗で、いつまでも祟られる!」

 

「信賞必罰は武門のよって立つところだ」
「帝国首都(オーディン)に帰還ししだい、卿の責任を問うことにする」

 

「卿の艦隊はキルヒアイス提督の指揮下におく」
「卿自身は自室において謹慎せよ」

 

「くやしいさ、決まっている!」

 

「アスターテのときは我慢できた」
「だが、二度も続けば充分だ!」

 

「奴はなぜ、いつもおれが完全に勝とうというとき現れて」
「おれの邪魔をするのだ!?」

 

「…おれは宇宙を手に入れることができると思うか?」

 

第十章 新たなる序章

「皇帝が死んだ? 心臓疾患だと…自然死か」
「あの男にはもったいない」

 

あと五年、否、二年長く生きていれば、
犯した罪悪にふさわしい死にざまをさせてやったのに。

 

「なるほど。では、せいぜい高く売りつけてやるか」

 

「出すぎるな、オーベルシュタイン」
「もう決めたことだ」

 

「案ずるな、キルヒアイス」
「おれに考えがある」

 

「ヤン・ウェンリーがどれほど用兵の妙を誇ろうとも」
「イゼルローンから出て来れなくする策がな」

2巻 野望篇

第二章 発火点

「役にたたせるさ、キルヒアイス」
「でなければ、この男、生きている価値もない」

 

「その(失敗した)ときは死んでしまえ!」

 

「いまのお前に、生きる価値があると思っているのか」
「お前は卑怯者だ」

 

「守るべき民間人も、指揮すべき兵も捨てて逃亡した恥知らずだ」
「誰ひとりお前を弁護しはしない」

 

「そんなになっても、まだ生命が惜しいか?」

 

「平和か。平和というのはな、キルヒアイス」
無能が最大の悪徳とされないような幸福な時代を指していうのだ」
「貴族どもを見ろ」

 

そう、これこそが現実なのだ。
では現実を変えなければならない。

 

「貴族どもが右往左往している。どちらに味方すれば有利かと、ない知恵をしぼってな」
「近来の名喜劇だ」

 

「貴族どもを、ほんとうに追いつめる必要はないのだ」
追いつめられる、と、奴らに信じこませればそれでいい」

 

「もうすぐだ、キルヒアイス」
「もうすぐ、宇宙はおれたちのものになる」

 

第四章 流血の宇宙

「奴らにふさわしい名称があるぞ。賊軍というのだ」
「公文書にはそう記録しろ、賊軍とな、いいか」

 

「オフレッサーは勇者だ」
「ただし、石器時代のな」

 

第六章 勇気と忠誠

「自由な手腕か。そこが問題だ」
「メルカッツにそうさせるだけの器量が、ブラウンシュヴァイク公にあるとも思えないな」

 

「生死は問わぬ」
「ブラウンシュヴァイク公を私の前へつれてこい」

 

成功した者は、一兵卒でも提督に昇進させてやるぞ」
「それに賞金もだ。機会をつかめ」

 

「200万人を見殺しにするのか」
「なかには女子供も多くいるだろうに」

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第八章 黄金樹は倒れた

「(事実か?) …そうだ」

 

「お前(キルヒアイス)はいったい、おれのなんだ?」

 

「全宇宙が私の敵になっても、キルヒアイスは私に味方するだろう」
「実際、いままでずっとそうだった」

 

「だから私も彼に酬いてきたのだ」
「そのどこが悪いのか」

 

「フロイライン・マリーンドルフが言ったものだ」

 

「貴族の士官に対する平民兵士の反感が、私の勝因のひとつになるだろう、とな」
「みごとに的中したな」

 

第九章 さらば、遠き日

「いやだ。おれはそんなこと伝えない」
「お前の口から伝えるんだ。お前自身で」

 

「おれは伝えたりしないぞ」
「いいか、いっしょに姉上のところへ行くんだ」

 

「嘘をつくな、ミッターマイヤー。卿は嘘をついている」
「キルヒアイスが、私を置いて先に死ぬわけはないんだ」

 

「わかりました」
「姉上がそうおっしゃるなら、お望みのとおりにします」

 

「そして、宇宙を手に入れてからお迎えにあがります」
「でも、お別れの前に教えてください」

 

「姉上はキルヒアイスを…愛していらしたのですか?」

 

「帝国宰相たるかたを死刑にはできまい」
「自殺をお勧めせよ。苦しまずにすむ方法でな」

 

「(一族の)女子供は辺境に流刑」
「10歳以上の男子は、すべて死刑」

 

「私が幼年学校にはいったのは10歳のときだった」
「その年齢までは半人前と言っていいだろう。だから助命する」

 

「もし、成長して私を討とうとするなら、それもよい」
「実力のない覇者が打倒されるのは当然のことだからな」

 

「卿らも同様だ」
「私を倒すだけの自信と覚悟があるなら、いつでも挑んできてかまわないぞ」

 

「私はいままで多くの血を流してきた」
「これからもそうなるだろう」

 

「リヒテンラーデ一族の血が数滴、それに加わったところでなんの変化があるか」

 

「わが友」(キルヒアイスの墓碑名)

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3巻 雌伏篇

第二章 はばたく禿鷹(ガイエ)

「百戦して百勝というわけにもいくまい」
「いちいち陳謝は無用である」

 

「体制に対する民衆の信頼をえるには、ふたつのものがあればよい」
公平な裁判と、同じく公平な税制度。ただそれだけだ」

 

「滅びるべき男だったのだ」
「ことさら、おれが滅ぼしたのではない」

 

簒奪が世襲より悪いなどと、誰が定めたのか。

 

第四章 失われたもの

「それで死ぬとしたら、ケンプもそれまでの男だ」
「永らえたところで、たいして役にたつまい」

 

「心配ない、フロイライン。私も幼児殺害者になるのはいやだ」
「皇帝は殺さぬ」

 

「あなたが言ったように、私には敵が必要だ」
「そして私としては、敵より寛大で、なるべく正しくありたいと思っているのだから…」

 

「ガイエスブルクに行ってみる」
「しばらくひとりになりたい。誰もはいってきてはならん」

 

お前は誓いを守った。
だから、おれもお前に対する誓いを守る。

 

どんなことをしてでも、宇宙を手に入れる。
そして姉上を迎えに行く。

 

だが、おれは寒いのだ、キルヒアイス。
お前と姉上がいない世界には、温かい光が欠けている。

 

時のページを逆にめくって、12年前のあのころにもどれたら、
そしてもう一度やりなおすことができたら。

 

おれにとって世界はもうすこし明るく温かいものでありうるのだろうが…。

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第八章 帰還

「そこ(ケンプの感情)まで卿が心配する必要はない」
「第一、ケンプが功績をたてているならともかく、そうとはかぎらないではないか」

 

「戦線をむやみに拡大するな」
「それ以外のことは卿らの善処にゆだねる」

 

「ケンプはもうすこしやると思っていたが、どうやら敵を苦しめたというあたりが」
「彼の限界のようだな」

 

「目的はイゼルローンを無力化することにあるのだ」
「必ずしも攻略、占拠する必要はない」

 

「極端なことを言えば、要塞に要塞をぶつけて破壊してしまってもよかったのだ」

 

「だから限界だと言っている」

 

「誤解するな、オーベルシュタイン」
「私は宇宙を盗みたいのではない。奪いたいのだ」

 

「これが権力をにぎるということか」
「おれの周囲には、おれを理解しようとしない奴ばかり残る」

 

「それとも、やはり、おれ自身の罪か…」

 

第九章 決意と野心

「卿に罪はない。一度の敗戦は、一度の勝利でつぐなえばよいのだ」
「遠路の征旅、ご苦労であった」

 

「私はすでにケンプ提督を失った」
「この上、卿まで失うことはできぬ」

 

「傷が全快するまで静養せよ」
「しかる後に、現役復帰を命じるであろう」

 

「…そうだな、ミュラーのような男は得がたい存在だ」
「無益な戦いで死なせるような愚行はやめよう」

 

「それでいいだろう、キルヒアイス?」

 

「奪ったにせよ、きずいたにせよ、最初の者は称賛を受ける資格がある」
「それは当然だ」

 

「…だが、自分の実力や努力によることなく」
「単に相続によって権力や富や名誉を手に入れた者が」
「何を主張する権利を持っているというのだ?」

 

「奴らには、実力ある者に対して慈悲を乞う道が許されるだけだ」
「おとなしく歴史の波に消えていくことこそ、唯一の選択だ」

 

「血統による王朝などという存在自体がおぞましいと私は思う」

 

「権力は一代かぎりのもので、それは譲られるべきものではない」
「奪われるものだ」

 

「私の跡を継ぐのは、私と同じか、それ以上の能力を持つ人間だ」
「そして、それは、何も私が死んだ後とはかぎらない…」

 

「…私を背後から刺し殺して、それですべてが手にはいると思う人間は」
「実行してみればいいんだ」

 

「ただし、失敗したらどんな結果がもたらされるか」
「その点には充分な想像力をはたらかせてもらおう」

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4巻 策謀篇

第一章 雷鳴

「帝国の歴史家どもは、ルドルフ大帝の怒号を雷にたとえているが」
「ご存じだろう、フロイライン・マリーンドルフ」

 

「なかなか巧みな比喩だ」
「雷というやつは…要するにエネルギーの浪費だ」

 

「巨大な熱と光と音を持っているが、ただ荒れ狂うだけで」
「何ひとつ他を益するものはない」

 

「まさにルドルフにふさわしい」
「おれはちがう。おれはそうはならない」

 

「結局、またしてもフェザーンの黒狐か」
「奴はけっして自分では踊らない」

 

「カーテンの陰で笛を吹くだけだ」
「踊らされるへぼ詩人こそ、いい面の皮だな」

 

「これは困った。一流の戯曲が一流の劇として完成を見るには」
「一流の俳優が必要だそうだが、卿の演技はいささか見えすいていて興をそぐな」

 

「弁務官、フェザーンが私と盟約を結びたいというなら」
「さらにひとつ提供してもらわねばならぬものがある」

 

「言わずと知れたことだ。フェザーン回廊の自由航行権だ」
「それを帝国軍に対して提供しろと言っているのだ」

 

「卿らが真に望むのは、帝国軍がイゼルローン回廊に無数の死屍をならべることか」
「ありうることだな」

 

「両勢力ともだおれの後に、フェザーンひとり漁夫の利を占める、か」

 

「三つの勢力のうちふたつが合体するとして」
その一方が必ずフェザーンだなどとは思わぬほうがよいのではないか」

 

第二章 迷路

「いまでさえ厳重すぎるほどの警備をしているわけでもないのだ」

 

「宇宙には、あのイゼルローン要塞を無血占領するほどの男もいるといいうのに」
「たかだが皇帝ひとり誘拐することもできぬ輩と手を組めるか」

 

「では、卿も、私のためには自分の血を流すこともいとわぬというのか」

 

「よかろう。その赤ん坊に玉座をくれてやろう」

 

「子供の玩具としては多少おもしろみに欠けるが」
「そういう玩具を持っている赤ん坊が宇宙にひとりぐらいいてもいい」

 

「ふたりは多すぎるがな」

 

第三章 矢は放たれた

「(フェザーンを手玉に?) 奴らのほうが私を手玉にとろうとしたのだ」

 

「もし、自由惑星同盟と称する叛徒どもが、この不逞なくわだてに荷担しているとすれば」
「奴らには必ず負債を支払わせる」

 

「奴らは一時の欲にかられて大局をあやまったと」
「後悔に打ちひしがれることになるだろう」

 

第四章 銀河帝国正統政府

「私はここに宣告する」
「不法かつ卑劣な手段によって幼年の皇帝を誘拐し、歴史を逆流させ」

 

「ひとたび確立された人民の権利を強奪しようとはかる門閥貴族の残党どもは」
「その悪業にふさわしい報いを受けることとなろう」

 

「彼らと野合し、宇宙の平和と秩序に不逞な挑戦をたくらむ自由惑星同盟の野心家たちも」
「同様の運命をまぬがれることはない」

 

「誤った選択は、正しい懲罰によってこそ矯正されるべきである」
「罪人に必要なものは交渉でも説得でもない」

 

「彼らにはそれを理解する能力も意思もないのだ」
「ただ力のみが、彼らの蒙を啓かせるだろう」

 

「今後、どれほど多量の血が失われることになろうとも」
「責任は、あげて愚劣な誘拐犯と共犯者とにあることを銘記せよ…」

 

第六章 作戦名「神々の黄昏」

「(うまくいくか?) うまくいかせたいものだ」

 

「…作戦名は『神々の黄昏(ラグナロック)』」

 

「そのていどの力量は奴に期待してもよかろう」

 

「もし力量がなければないで、奴は自分の地位と権力を守るため」
「不平派の弾圧に狂奔しなくてはなるまい」

 

「当然ながら憎悪と反感は奴の一身に集中する」

 

「それが限界に達する寸前に奴を私の手で処断すれば」
「私としては効率よく古道具を処理できるというわけだ」

 

「しかもリアクションなしにな」

 

「(和平と共存の道?) ない」
「彼らのほうでそれを閉ざした」

 

「私のやりかたを悪辣だと思うか?」

 

「だが、姉に嫌われても、私はもうもどれない」
私がここで覇道を退いたら、誰が宇宙に統一と秩序を回復する?」

 

「自由惑星同盟の身のほど知らずや、旧体制の反動家どもに」
「人類の未来をゆだねるのか」

 

第八章 鎮魂曲への招待

「そうだ、終わりのはじまりだ、フロイライン」

 

第九章 フェザーン占領

「完璧に、とはなかなかいかぬものだ」
卿にできなかったとあれば、他の何びとにも不可能だろう」
「謝罪の必要はない」

 

「そうだ、これがほしかったのだ」
行こうか、キルヒアイス、おれとお前の宇宙を手に入れるために」

 

5巻 風雲篇

第一章 寒波到る

「卿の狙いは、双頭の蛇だな」

 

「敵の姿を見てその場で戦わないのは卑怯だ」
「などと考える近視眼の低能が、どこにもいるからな」

 

「だが、それ(消耗戦)では興がなさすぎる」
「ぜひ敵に秩序ある行動を望みたいものだ…」

 

自分は、敵が存在しないという状態に耐えうるだろうか。

 

第三章 自由の宇宙を求めて

「彼を処罰したら、誰がヤン艦隊を指揮統率するのだ?」

 

「安全な場所で書類の決裁ばかりやっていたような輩が司令官として乗り込んでも」
「兵士たちがおさまらんだろう」

 

「おそらく彼は、同盟が勝利をえる唯一の方法をとるため」
「麾下の兵力を自由に行動させたかったのだ」

 

「わからぬか。戦場で私を倒すことだ」

 

「フロイライン・マリーンドルフ、私は覇者たろうと志してきたし」
「それを実現するためにひとつの掟を自分自身に科してきた」

 

「つまり、自ら陣頭に立つことだ」

 

「かつて戦って倒してきた能なしの大貴族どもと私が異なる点はそこにある」
「兵士たちが私を支持する理由もだ」

 

「フロイライン、私は戦いたいのだ」

 

「フロイライン、どうせ宇宙をこの手につかむなら」
「手袋ごしにではなく、素手によってでありたいと思うのだ」

 

第四章 双頭の蛇

「わが軍は彼らの挨拶に対し、相応の礼をもってむくいるとしよう」
双頭の蛇の陣形によって…」

 

「この陣形には後方などというものはないのだ、ミュラー」
「あるのはふたつめの頭だ」

 

「私は勝つためにここへ来たのだ、ミッターマイヤー」
そして勝つには戦わなくてはならないし、戦うからには安全な場所にいる気はない」

 

「エミール、勝利を願ってくれたお前のために、私は勝とう」
だから、お前は生きて還って、家族に伝えるのだ」

 

ラインハルト・フォン・ローエングラムをランテマリオの戦いで勝たせたのは自分だ」
とな」

 

「同盟軍のあれは勇猛ではなく狂躁というのだ」
「ミッターマイヤーは闘牛士だ」

 

「猛牛に押しまくられているかに見えて、じつはその力を温存し、勝機をねらっている」
「だが…」

 

「案外、本気で攻勢に辟易しているのかもしれんな」
「そろそろ私も動くことにしようか…」

 

「なかなか楽には勝てぬものだ」
「老人はしぶとい。メルカッツもうそうだったが」

 

「…やはり使わざるをえないか」
ビッテンフェルトに連絡せよ」

 

「卿の出番だ」
黒色槍騎兵の槍先に敵の総司令官の軍用ベレーをかかげて私のところへ持ってこい、と」

 

「何を恐れるか!」
「この期におよんで同盟軍の新規兵力が出てきたところで、各個撃破するまでのことだ」

 

「うろたえるな! 秩序をたもって後退せよ」

 

「万が一、フェザーン方面への道が閉ざされたら、このままバーラト星系へ直進し」
「同盟の死期を早めてやるだけのことだ」

 

「そしてイゼルローン回廊を通って帝国へ凱旋する」
それですむではないか」

 

「あんな小細工を効果的にやってのけるのは、あのペテン師以外おるまい」

 

「どうも天敵というものがいるらしいな」

 

キルヒアイス、お前がいてくれたら」
「ヤン・ウェンリーなどに白昼の横行などさせぬものを…」

 

第五章 暁闇

「案ずるな、エミール」
「能力が同じであれば運が勝敗を左右する」

 

「私は自分自身の運の他に、友人からも運をもらった」
「その友人は運だけでなく、生命も未来も私にくれたのだ」

 

「私はふたり分の運を背負っている」
「だからヤン・ウェンリーなどに負けはせぬ。案ずるな」

 

第六章 連戦

「補給路をねらうのは、敵としては当然の戦法である」

 

「わざわざその点を注意したにもかかわらず、また、高言にもかかわらず」
「油断から貴重な物資をそこなうとは、弁解の余地なし。自らを裁け」

 

「これまで確たる方針をたてずにいた私にも責任はあるが」
「一時的な侵攻と寇掠をこととするならともかく」

 

「征服を永久のものとするためには慎重を期せねばならない」
「敵の組織的な武力は、これを徹底的に排除すべきであると考える」

 

「卿らにはよい勉強になっただろう」
「卿らのレベルでは測ることのできない相手がいるのだ」

 

「私が卿らに現在の地位をなぜ与えたか、それをよく考えて一から出なおせ」

 

「全提督を招集せよ。作戦をさだめた」

 

「一ヶ月を出でずして、ヤン・ウェンリーの艦隊は宇宙から消滅するだろう」
「楽しみにしていることだ」

 

「卿らに問う! 宇宙の深淵をこえ、一万数千光年の征旅をなしてきたのは何のためだ」
「ひとりヤン・ウェンリーに名をなさしめるためか」

 

「武人としての卿らの矜持は、羽をはやして何処へか逃げおおせでもしたか?」

 

「(あらたなる勝利?) 期待しよう」
「だが、そろそろ私自身が出てらちをあけたいのでな」

 

「わかるな? これは擬態だ」
「他の者にも、それぞれ艦隊をひきいて私のもとから離れてもらう」

 

「私が孤立したと見れば、ヤン・ウェンリーは洞窟から野原へ出てくるだろう」
「網をはって、そこを撃つのだ」

 

「無用な心配だ」
「私が同数の兵力ではヤン・ウェンリーに勝てぬとでも思うか、ミュラー」

 

「なるほど、卿の弁舌は傾聴に値するが」
「情報によればヤン・ウェンリーはこのほど元帥に昇進したそうだ」

 

「私も帝国元帥であるからには、彼と同格といって大過あるまい」

 

「その点(対策)は考えている」
「ひとつ卿らの不安をはらってやるとしようか」

 

「見るがいい」
「薄い紙でも、数十枚をかさねれば、ワインをすべて吸いとってしまう」

 

「私はヤン・ウェンリーの鋭鋒に対するに、この戦法をもってするつもりだ」
「彼の兵力は私の防御陣のすべてを突破することはかなわぬ」

 

「そして、彼の進撃がとまったとき、卿らは反転した艦隊をもって彼を包囲し」
「その兵力を殲滅し、私の前に彼をつれてくるのだ」

 

「生死は問わぬ」
「彼の姿を自由惑星同盟の為政者どもにしめし、彼らに城下の盟を誓わせよう」

 

「そして私は純軍事的にはヤン・ウェンリーに対して敗者の位置に立つことになるな」

 

「いや、だめだ、フロイライン」
「私は誰に対しても負けるわけにはいかない」

 

「私に対する人望も信仰も、私が不敗であることに由来する」
「私は聖者の徳によって兵士や民衆の支持を受けているわけではないのだからな」

 

「いや、フロイライン・マリーンドルフ、あなたは戦場の勇者ではない」
「また、それはあなたにとってごくわずかの不名誉にもならぬ」

 

「ガンダルヴァに残って吉報を待っていてもらおう」

 

「今度の戦いは先日のそれの比ではない」
「観戦の余裕はなかろう」

 

「あなたに万一のことでもあれば、ご父君のマリーンドルフ伯に申しわけのしようがない」

 

「エミールよ、それはちがう」
「名将というものは退くべき時機と逃げる方法とをわきまえた者にのみ与えられる呼称だ」

 

「進むことと闘うことしか知らぬ猛獣は、猟師のひきたて役にしかなれぬ」

 

「(私も)逃げる必要があれば逃げる」
「必要がなかっただけだ」

 

「エミール、私に学ぼうと思うな」
「私の模倣は誰にもできぬ。かえって有害になる」

 

「だが、ヤン・ウェンリーのような男に学べば」
すくなくとも愚将にはならずにすむだろう」

 

「私には他の生きかたはできないのだ」

 

「いや、もしかしたらできたのかもしれないが」
「子供のころにこの道を歩むようにさだまったのだ」

 

「私は奪われたものをとりかえすために歩みはじめた」
「だが…」

 

「もう寝なさい」
「子供には夢を見る時間が必要だ」

 

「お前が望んだことだ。望みどおりにしてやったからには」
「私の前に出てくるんだろうな、奇跡のヤン」

 

第七章 バーミリオン

「すぐに戦闘が開始されるわけではない」
「いまは緊張をほぐしておいたほうが、かえってよいだろう」

 

「三時間ほど自由にすごさせてやれ」
「飲酒も許可する」

 

「それぞれの部署において対応せよ! 何のために中級指揮官がいるのか」
「何もかも私がしなくてはならないのか!?」

 

第八章 死闘

「全軍を左翼方面へ振りむけよ。囮と見せて実兵力を動かすのが敵の作戦と思われる」
「正面に立ちはだかって、奴らの鼻面をたたきのめせ」

 

「してやられたか…勝ちづつけて、勝ちつづけて、最後になって負けるのか」
「キルヒアイス、おれはここまでしかこれない男だったのか」

 

「出すぎたまねをするな。私は必要のないとき逃亡する戦法を誰からも学ばなかった」
「卑怯者が最後の勝者となった例があるか」

 

「ここでヤン・ウェンリーに殺されるとしたら、私はそのていどの男だ」
「何が宇宙の覇者か」

 

「私に敗死した奴らが、天上や地獄で私を嘲笑することだろう」
「卿らは私を笑い者にしたいのか」

 

「吾に余剰兵力なし。そこで戦死せよ」
「言いたいことがあればいずれヴァルハラで聞く」

 

第九章 急転

「…私は勝利をゆずられたというわけか」
なさけない話だな」

 

「私は本来、自分のものでない勝利をゆずってもらったのか」
まるで乞食のように…」

 

第十章 「皇帝ばんざい!」

「卿にはぜひ一度会ってみたい、と、長いこと思っていた」
「ようやく望みがかなったというわけだ」

 

「どうだ、私につかえないか」
「卿は元帥号を授与されたそうだが、私も卿に与えるに帝国元帥の称号をもってしよう」

 

「今日では、こちらのほうがより実質的なものであるはずだが」

 

「卿の忠誠心は民主主義の上にのみある、と、そういうことなのだな」
「それほど民主主義とはよいものかな」

 

「銀河連邦の民主共和政は」
「ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムという醜悪な奇形児を生んだではないか」

 

「それに卿の愛してやまぬ──ことと思うが──自由惑星同盟を私の手に売りわたしたのは」
「同盟の国民多数が自らの意志によって選出した元首だ」

 

「民主共和政とは」
「人民が自由意志によって自分たち自身の制度と精神をおとしめる政体のことか」

 

「正義は絶対ではなく、ひとつでさえないというのだな」
「それが卿の信念というわけか」

 

「私は真理など必要としなかった」
「自分の望むところのものを自由にする力だけが必要だった」

 

「逆にいえば、きらいな奴の命令をきかずにすむだけの力がな」

 

「私には友人がいた」
「その友人とふたりで、宇宙を手に入れることを誓約しあったとき」
「同時にこうも誓ったものだ」

 

「卑劣な大貴族どものまねはすまい」
「必ず陣頭に立って戦い、勝利をえよう、と…」

 

「私はその友人のために、いつでも犠牲になるつもりだった」
「だが、実際に、犠牲なったのは、いつも彼のほうだった」

 

「私はそれに甘えて、甘えきって」
「ついには彼の生命まで私のために失わせてしまった…」

 

「その友人がいま生きていたら」
「私は生きた卿ではなく、卿の死体と対面していたはずだ」

 

「ヤン提督、私は復讐者ではない。帝国の大貴族どもにとってはそうだったが」
「卿らに対しては互角の敵手であったと思っている」

 

「軍事の最高責任者たる統合作戦本部長を収監するのはやむをえないが」
「戦火がおさまって後、無用な血を流すのは私の好むところではない」

 

「私は地上で最大の権力をえたはずなのに、会いたくもない男と会わねばならないのか」

 

「フロイライン・マリーンドルフ、私は心の狭い男だ」
あなたに生命を救ってもらったとわかっているのに、いまは礼を言う気になれぬ」

 

「すこし時を貸してくれ」

 

「どこへでも行くがいい。滅びるべきときに滅びそこねたものは」
「国でも人でも、みじめに朽ちはてていくだけだ」

 

「ゴールデンバウム家再興の夢を見たいというのであれば」
「いつまでもベッドにもぐりこんで現実を見なければよい」

 

「そんな奴らに、なぜこちらが真剣につきあわねばならぬ」

 

6巻 飛翔篇

第一章 キュンメル事件

「用心すれば死なずにすむのか?」

 

病気になれば、その影武者が私のかわりに病原菌を引きうけてくれるとでもいうのか」
「二度とらちもないことを言うな」

 

「ここで卿のために殺されるなら、予の命数もそれまでだ」
「惜しむべき何物もない」

 

「ケスラー、卿が生命をねらわれたとする」
犯人をとらえたとして、犯人が所持している凶器を卿は処罰するか?」

 

お前とともに、強大な敵と戦うのは楽しかった。

 

だが、自分がもっとも強大な存在になってしまった今、
おれはときどき自分自身を撃ちくだいてしまいたくなる。

 

世のなかは、もっと強大な敵に満ちていてよいはずなのに。

 

第四章 過去、現在、未来

「迂遠なことを言うな。地球教とやらの逆意はすでに明らかであるのに」
「いまさら何を調査し内偵する必要があるか」

 

「奴らの信仰する神以外には何の権威も認めぬし、それどころか奴らにとっての権威を」
「暴力をもって他者に押しつけることをためらわぬ、という結論になる」

 

「あらたな秩序と共存することもかなわぬというのであれば」
「奴らの信仰に殉じさせてやるのが、最大の慈悲というものだろう」

 

「辺境の一惑星を威圧するのに、黒色槍騎兵を動かしたとあっては」
「帝国軍が鼎の軽重をとわれそうだな」

 

「今回はひかえよ、ビッテンフェルト」

 

「だが結婚すれば子が生まれる」
「皇太子とは忌むべきナンバー2とは言えないかな」

 

第八章 休暇は終りぬ

「レンネンカンプを登用したのは予の誤りであった」
「わずか100日も地位をまっとうすることがかなわぬとはな」

 

「予が鎖を持ち、それにつながれていてこそ能力を発揮しうる者もいるということか…」

 

「それとも、おれは内心で期待していたのだろうか」
「レンネンカンプが失敗することを…」

 

7巻 怒濤篇

第一章 黄金獅子旗の下に

「去年のワインのまずさをなげくより、今年植える葡萄の種について研究しよう」
「そのほうが効率的だ」

 

「予はむしろこの際、ヤン・ウェンリーと同盟政府との間隙を利用し」
「あの異才を予の麾下にまねきたいと思っている。軍務尚書の考えはどうか」

 

「それにしても、ヤン・ウェンリーひとりを容れることもできない民主政治とは」
なんと偏狭なものではないか」

 

「帝国全軍が出撃して、一刀に乱麻をたってやってもよいが」
「せっかく共和主義者どもが踊り狂っているのだ」

 

「いましばらく、奴らが踊り疲れるまで高みの見物を決めこんでもよかろう」

 

「次官の職責は尚書につぐものだ」

 

「卿の才幹がシルヴァーベルヒをしのぐものであれば」
「彼ではなく卿を尚書に任じたであろう」

 

「卿は恭謙にして自分自身を知る」
「それでよし」

 

「ビッテンフェルトの言やよし。予は考えすぎた」
「大義名分の最大にして至高なるものは、宇宙の統一である」

 

「予に居城など必要ない。予のあるところがすなわち銀河帝国の王城だ」
「当分は戦艦ブリュンヒルトが玉座の置きどころとなろう」

 

第二章 すべての旗に背いて

「一時の利益のためには国家の功労者も売る」
「直後にはひるがえって、予の代理人を売る」

 

「共和政体の矜持とその存在意義はどこへいったのか」
「もはや現時点においての不正義は、このような政体の存続を認めることにある」

 

「バーラトの和約の精神はすでに瀆された」
「これをただすには実力をもってするしかない」

 

第三章 「神々の黄昏」ふたたび

「フロイライン・マリーンドルフは、ものごとの道理をよくわきまえている」
密告などを予が喜ぶものと思っている輩には、よい教訓になったろう」

 

「フロイライン・マリーンドルフは、人の心を映す銀の鏡を持っているようだな」

 

「あれ(エミール)がいるもので、予は身辺に不自由せずにすむ」
「いい医者になるだろう、たとえ技術が完璧でなくとも患者が喜んで生命を託すような…」

 

「予には弟がいないから」

 

第六章 マル・アデッタ星域の会戦

「フロイライン・マリーンドルフは」
「予をどうしてもヤン・ウェンリーと戦わせたくないようだ」

 

「比類なく聡明なフロイラインでも錯覚することがあるとみえる」
「もしヤン・ウェンリーに敗北することがなければ、予は不老不死でいられるのだろうか」

 

「ヤン・ウェンリーは言うまい」
「だが、彼の部下たちがそう主張するにきまっている」

 

「卿の進言は誤っていない」
だが、歴戦の老提督がおそらくは死を賭しての挑戦、受けねば非礼にあたろう」

 

他にも理由がないわけではないが、予と予の軍隊にとってはそれで充分のはずだ」

 

「同盟軍め、楽しませてくれるではないか」

 

「あれはあれでよい。ビッテンフェルトが自重に度をすごすようなことがあれば」
黒色槍騎兵の長所をかえって殺ぐことになろう」

 

「他人に何がわかる…」

 

「お前は予などよりずっと気宇が大きいな。予には銀河系だけで充分だ」
「他の星雲はお前が征服するといい」

 

第七章 冬バラ園の勅令

「不満か」
「卿の忠誠心は貴重だが、度をすぎればそれが予をルドルフにするぞ」

 

「卿らのためにさく時間は、予には貴重すぎる。ひとつだけ聞いておこう」
卿らがことをおこなったとき、卿らの羞恥心はどの方角をむいていたのか」

 

「…フロイラインの予言したとおりだった」
「腐肉を食う輩は、自分の嗜好で他人を量るものらしいな」

 

「…奴らが下水の汚泥とすれば、マル・アデッタで死んだ老人はまさに新雪だったな」

 

「不死鳥は灰のなかからこそよみがえる」
「生焼けでは再生をえることはできぬ」

 

「あの老人は、そのことを知っていたのだ」
「奴らを処断して、ヴァルハラであの老人にわびさせよう」

 

「りっぱな男たちだ。そのような男たちが中堅以下の地位にとどまっているようだからこそ」
同盟は滅びたのだ」

 

「その者たちに危害を加えてはならぬ」
「さしあたり従順な者たちだけを登用して政務を担当させよ」

 

第九章 祭りの前

「ミッターマイヤー、そのくらいにしておけ」
「卿の口は大軍を叱咤するためにあるもの」
「他人を非難するのは似合わぬ

 

「ここに宣言する。予はヤン・ウェンリーを予の前にひざまずかせぬかぎり」
「オーディンはおろかフェザーンへも帰らぬことを…」

 

「…予は呪われた生まれつきかもしれない」
「平和よりも戦いを好むのだ」

 

「流血によってしか人生をいろどりえなくなっている」
「あるいは他にやりようがあるのかもしれないのにな」

 

8巻 乱離篇

第一章 風は回廊へ

「ハイネセンが真に同盟人の敬慕に値する男なら、予の処置を是とするだろう」
巨大な像など、まともな人間に耐えられるものではない」

 

「ヤン・ウェンリーがいかに希謀を誇ろうとも」
「この期におよんで軍事上の選択肢はふたつしかありえない」

 

「進んで戦うか、退いて守るか、だ」
「彼がどう選択し、どう予をしとめようとするか、大いに興味がある」

 

「名将の器量が他の条件に規制されるとは気の毒なことだな」

 

「フロイライン、予が休息するとしたら」
「ヤン・ウェンリーに対する負債を、まず完済せねばならぬ」

 

「彼を屈伏させ、宇宙の統一をはたしてから、予にとってはすべてがはじまるのだ」

 

第三章 常勝と不敗と

「ヤン・ウェンリーも戦いを欲するか」

 

「ビッテンフェルト!」
「卿らしい失敗だな」

 

「罠の存在を予期しながら、あえてそこに踏みこみ、それを噛み破ろうとこころみて」
「はたせなかったか」

 

「万骨かれて一将の功ならなかったわけだ」

 

「とがめているのではない」
「卿らしからぬ失敗をするよりは、よほどよい」

 

「この上は、卿らしい働きで失地を回復せよ」
「ファーレンハイト元帥も、それをこそ望むであろう」

 

「予も、これまでにない覚悟でヤン・ウェンリーに対するつもりだ」
「卿の力を予に貸せ」

 

「ちがうな。勝利か死か、ではない」
「勝利か、より完全な勝利か、だ」

 

第四章 万華鏡

「もし、卿の作戦をもってしても勝利をえられぬときは」
「予があらためてヤンの希謀に対抗する手段を考えよう」

 

「フロイライン・マリーンドルフ」
「あなたを第二代の大本営幕僚総監に任命する」

 

「シュタインメッツに代わって予を補佐してほしい」
「ああ、わかっている」

 

「たしかにあなたは一兵を指揮したこともない」
「だが、兵士を指揮するのは前線の提督たちで、彼らを指揮するのは予だ」

 

「あなたは予に助言してくれればそれでよい」
「誰が皇帝の人事に異をとなえるというのだ」

 

「これだ、これでなくてはな」
「ヤン・ウェンリーが猛攻に出てくることはわかっていた」

 

「バーミリオン会戦のときもそうだったが、予と直接対決しないかぎり」
「予を打倒することはかなわないのだから」

 

「予はこれまで戦うにあたって、受け身となってよき結果を報われたことは一度もなかった」
「それを忘れたとき、軍神は予の怠惰を罰したもうた」

 

「今回、いまだ勝利をえられぬゆえんである」

 

「ヤン・ウェンリーは狭隘な回廊の地形を利し、わが軍に縦隊列を強いて」
「わが軍の多数に対抗している」

 

「予はそれに対し、巧緻をもって報おうとしたが、これは誤りであった」

 

「正面から力をもって彼の抵抗を撃砕し、彼をふたたび起つあたわざらしめることこそ」
「予と予の軍隊の赴くべき道であろう」

 

第五章 魔術師、還らず

「宇宙の支配者に対してそうも歯に衣を着せない人間は、生者ではあなただけだな」
「フロイライン」

 

「あなたの勇気と率直さは賞賛に値するが」
「予がいつもそれを喜ぶと思ってもらってはこまる」

 

「キルヒアイスが諌めにきたのだ」

 

「キルヒアイスが言ったのだ、これ以上ヤン・ウェンリーと争うのはおよしください、と」
「あいつは死んでまでおれに意見する…」

 

「…わかったよ、キルヒアイス、お前はいつもそうだ」

 

「おれよりたった二ヶ月早く生まれただけなのに」
「年上ぶって、いつもおれの喧嘩をとめるのさ」

 

「現在のおれは、お前より年上なんだぞ、お前は年をとらないからな」
「だけど、わかった。ヤン・ウェンリーと話しあってみよう」

 

「あくまで話しあってみるだけだ」
「決裂しないとは約束できないぞ」

 

「予はヤン・ウェンリーに手を差しだすつもりだが、ひとたびそれを拒まれたときには」
「ふたたび握手を求めるつもりはない」

 

第七章 失意の凱旋

「あなたから凶報を聞いたことは幾度もあるが、今回はきわめつけだ」
それほど予を失望させる権利が、あなたにあるのか?」

 

誰も彼も、敵も味方も、皆、予をおいて行ってしまう!」
なぜ予のために生きつづけないのか!」

 

「予には敵が必要なのだ」

 

「予はあの男に、予以外の者に斃される権利などを与えたおぼえはない」
「あの男はバーミリオンでもイゼルローン回廊でも、予を勝たせなかった」

 

「予の貴重な将帥を幾人も斃した」
「そのあげくに、予以外の者の手にかかったというのか!」

 

「いや、フロイラインにはつねに予の傍にいてもらわねばこまる」
「フロイラインは予の幕僚総監なのだからな」

 

「ああ、そうか、フロイラインを帝国宰相にでもしないかぎり」
「予の(政治的)相談には応じてくれぬのだな」

 

「ひとりの貴族が死んで一万人の平民が救われるなら」
「それが予にとっての正義というものだ」

 

「餓死するのがいやなら働け」
「平民たちは500年間そうしてきたのだからな」

 

「もし予が死んで血族なきときは、予の臣下でも他の何者でもよい」
「実力ある者が自らを帝位にでも王位にでもつけばよかろう」

 

「もともと予はそう思っていた」

 

「予が全宇宙を征服したからといって」
「予の子孫が実力も名望もなくそれを継承すべき理由はあるまい」

 

第八章 遷都令

「キルヒアイスの墓がオーディンにある」

 

「予が予のつごうで政庁と大本営を遷したからといって」
「故人の眠る場所をほしいままに動かすわけにはいくまい」

 

「予はいずれオーディンに還る。だが、その時期はまだ予の掌中にはない」
「還る日までに、すませておかねばならぬことが数多くあるはずだから」

 

9巻 回天篇

第二章 夏の終わりのバラ

「もうヴェスターラントでひとりも殺してはならぬ」
「いいか、彼を殺してはならんぞ」
「処置はおってさだめるゆえ…」

 

「あの男の言ったとおりだ」
「予は人殺しで、しかも卑怯者だ」

 

「とめようと思えばとめられたのに、予はそうしなかったのだ」
「愚劣なブラウンシュヴァイク公は自らすすんで悪をおかした」

 

「そして予は、彼の悪に乗じて、自分が利益を独占した」

 

「わかっているのだ。予は卑劣漢だということは」
「予は、皇帝の地位はともかく、兵士たちの歓呼には値しない人間なのだ」

 

「フロイライン」
「帰らないでほしい。ここにいてくれ」

 

「今夜は、ひとりでいることに耐えられそうにないのだ」
「たのむ、予をひとりにしないでくれ」

 

「もし、フロイライン・マリーンドルフに、その、あのようなことをして」
「責任をとらなかったとしたら」

 

「予は、ゴールデンバウム王朝の淫蕩な皇帝どもと同類になってしまう」
「予は、予は、やつらと同類になる気はないのだ」

 

第三章 鳴動

「陰気で消極的なビッテンフェルト、女気なしのロイエンタール」
「饒舌なアイゼナッハ、浮気者のミッターマイヤー」

 

「無教養で粗野なメックリンガー、いたけだかなミュラー」
「皆、彼ららしくない」

 

「人それぞれ個性というものがある」

 

「ロイエンタールが法を犯したとか、相手をだましたとかいうならともかく」
「色恋ざたで一方だけを被告席に着かせるわけにもいくまい」

 

「キルヒアイスがいなくなったとき、もうこれで失うものは何もないと思ったのに…」

 

第四章 発芽

「ロイエンタールが予を暗殺などするはずがない」
「予も彼を疑ったりせぬ。恐れもせぬ」

 

「卿らはくだらぬ世迷言にたぶらかされて、予と重臣との間を裂くつもりか」

 

第五章 ウルヴァシー事件

「無用の心配をするな、エミール」
「予はいますこし見栄えのする場所で死ぬように決めている」

 

「皇帝の墓所はウルヴァシーなどというのは、ひびきがよくない」

 

「仮にロイエンタールが叛したとすれば、その計画は、分子がもれる隙もなかろう」
「いまごろは、予も卿らも自由の身ではあるまい。そうではないか…?」

 

「撃つがいい。ラインハルト・フォン・ローエングラムはただひとりで」
それを殺す者もひとりしか歴史には残らないのだからな」

 

「そのひとりに誰がなる?」

 

「予は、卿を、死後に元帥にするがごときを望まぬ」
「いくら遅れてもかまわぬ、後から必ず来いよ」

 

第六章 叛逆は英雄の特権

「ルッツを帝国元帥に叙する」
「彼はいやがるだろうが、約束を破った者に対する、これは罰だ…」

 

「卿を残した理由は、諒解していよう。ロイエンタールは当代の名将だ」
彼に勝利しうる者は、帝国全軍にただ二名、予と卿しかおらぬ」

 

「ゆえに、卿を残した」
「意味はわかろう?」

 

「いつ予がオーベルシュタインやラングごときに国政の壟断を許したか!」

 

「かりにロイエンタールの言うとおりだとしたら」
「そもそも彼が新領土総督になりうる道理がないではないか」

 

「叛逆を正当化するために、そこまで予を貶める必要があるのか!」

 

「…フロイラインに言われるまでもない」
「ラングとやらが小人であることは、予も承知している」

 

「だが鼠一匹、倉庫の穀物を食い荒らすとしても、被害は知れたものだし」
「そのていどの棲息を許しえないようでは、銀河帝国も狭すぎるではないか」

 

「…ルッツはよく予を見すてずにいてくれたものだ」
「それどころか、生命を擲って予を救ってくれた」

 

「予は愚かだった」
「小人の権利を守って、有能な忠臣に不満と不安をいだかせていたとはな」

 

第七章 剣に生き…

「予に問題があるのではない。ロイエンタールのほうにこそ、卿は問うべきだ」
「いや、すぎたことについてではない。これからのことだ」

 

「ひとたび叛旗をかかげ、戦い終わって後、予に頭をさげて助命を請う気があるかどうか」
「そのことを卿はロイエンタールに問うべきなのだ。そうではないか?」

 

「だが、ロイエンタールを討って、それでおれの心は安らぎをえるのだろうか」

 

「奴が頭をさげさえすればよいではないか。そうすれば、あえて奴を討つ必要はない」
「ロイエンタールのほうにこそ、この事態により大きな責任がある」

 

「おれに頭をさげるのが、それほど嫌か」

 

「ヤン・ウェンリーの後継者が」
「単に目前の混乱を利用しようとする小策士であるにすぎないなら」

 

「ロイエンタールに加担するであろうよ」
「いずれにしても奴ら自身が決めることだ」

 

第九章 終わりなき鎮魂曲

「おれ自身が戦ってこそ、ロイエンタールを満足させてやれたのだろうか…」

 

「卿は死ぬな。卿がいなくなれば、帝国全軍に」
「用兵の何たるかを身をもって教える者がいなくなる」

 

「予も貴重な戦友を失う」
「これは命令だ、死ぬなよ」

 

10巻 落日篇

第一章 皇紀誕生

「フロイライン・マリーンドルフ…」
「いや、もうこの呼びかたはおかしいな」

 

「あなたと予とは結婚するのだし」
「そうなれば、あなたはもうフロイラインではない」

 

「これから、あなたをヒルダと呼ぶことにする」
「だから、あなたも予を陛下などと呼ばず、ラインハルトと呼んでほしい」

 

「フロイライン、いや、ヒルダ」
「予には支配者としての義務があって、それをはたさねばならぬ」

 

「すぐに予が親征することはないが、身重のあなたを遺して征旅に発つ可能性は大いにある」
「赦してもらえるだろうか」

 

第三章 コズミック・モザイク

「皇紀の忠告はもっともだが、寝台の端に蚊が一匹ひそんでいては、安眠もできかねる」
「戦いは共和主義者どもが望んだことだ、望みをかなえてやろうではないか」

 

第四章 平和へ、流血経由

「予は誤ったようだ。オーベルシュタインは、いついかなる状況においても」
「公人としての責務を優先させる」

 

「そのあらわれかたこそが、他者に憎悪されるものであったのにな」

 

「皇紀、予はオーベルシュタインを好いたことは、一度もないのだ」

 

それなのに、顧みると」
「もっとも多く、あの男の進言にしたがってきたような気がする」

 

「あの男は、いつも反論の余地を与えぬほど、正論を主張するからだ」

 

「彼女たち(宮廷の美女)は、皮膚はまことに美しいが」
「頭蓋骨のなかみはクリームバターでできている」

 

「おれはケーキを相手に恋愛するつもりはない」

 

第五章 昏迷の惑星

「ビッテンフェルトが怒ることはない」

 

「予自身も、ヤン・ウェンリーに対して戦術上の勝利をおさめることが」
「ついに叶わなかったのだからな」

 

「予はそれを残念には思うが、恥じてはおらぬ」
「ビッテンフェルトは恥じているのか?」

 

「(拒絶したら)いかがする?」
「そのときは奴らこそが、流血と混乱に対する責任を負うことになろうよ」

 

第七章 深紅の星路

「彼らが兵をもって挑んでくるのであれば、こちらにそれを回避すべき理由はない」
「もともと、そのためにこそ親征してきたのだ」

 

「かのヤン・ウェンリーは、勝算がなければ戦わぬ男だった」
「ゆえに予の尊敬に値したのだが、彼の後継者はどうかな」

 

「戦わずして後悔するより、戦って後悔する」

 

「未熟だが、見るべきものがある」

 

「戦うにあたり、卿らにあらためて言っておこう」

 

「ゴールデンバウム王朝の過去はいざ知らず、ローエングラム王朝あるかぎり」
「銀河帝国の軍隊は、皇帝がかならず陣頭に立つ」

 

「予の息子もだ。ローエングラム王朝の皇帝は、兵士たちの背中に隠れて」
「安全な宮廷から戦争を指揮することはせぬ」

 

「卿らに誓約しよう、卑怯者がローエングラム王朝において至尊の座を占めることは」
「けっしてない、と…」

 

「どうした、予の顔に、呪いの影でもうつっているか」

 

「ブラウンシュヴァイク公をはじめ」
「何億人の呪いが集中しているやらわからぬ身だからな」

 

「あえて奇策を弄する必要はない」
「間断ない攻撃を連続させて、敵を消耗させよ」

 

第八章 美姫は血を欲す

「医師たちを責めるな。予も模範的な患者ではなかった」
「医師たちにとって、あつかいにくかったことだろう」

 

「医師にかかって必ず助かるものなら、病気で死ぬ者はおるまい」
もともと期待してはいなかった。責めるな」

 

「で、あとどれくらいの間、予は生きていられるのだ?」
「それすらわからぬのか」

 

「待て! 卿らふたりとも、介入することを許さぬ」
「このまま放置しておけ」

 

「ヤン・ウェンリーの精神的な遺産を継承したと称するほどの男なら」
「先人に智はおよばずとも、勇においていささかは非凡なところがあろう」

 

「ヤンの後継者の名は何といったか」

 

「そのミンツなる者が、予の兵士たちの抵抗を排して、予のもとに至りえたならば」
すくなくともその勇を認め、対等の立場で要求を受諾してやってもよい」

 

「それとも、いわゆる専制君主の慈悲や、その臣下の協力がなければ」
「ここへ至る力もないというのでは、何を要求する資格もあるまい」

 

「すべて、その者が姿を予の前にあらわしてからのことだ」

 

「銀河帝国の皇帝ともあろう者が、客人に会うのに、服装をととのえぬわけにはいくまい」
「たとえ招かれざる客であってもな」

 

「来させろ」
「まだその男は、予のもとに到着していないぞ」

 

「大言を吐く奴だ。予に教えてやると?」
「それにしても予の前にたどりついて気絶したのは、これでふたりめだな、ミュラー」

 

「医師を呼んでやれ」
「予には無用のものだが、この者には役だとう」

 

「それと、ミッターマイヤー、この者の大言に免じて、戦闘をやめさせよ」
「ここまで生き残った者たちには、最後まで生き残る資格があろうから」

 

第九章 黄金獅子旗に光なし

「ハイネセンで死なねばならないとしたら、ここで死ぬ」
「避難民のように逃げまどうのはいやだ」

 

「卿が目的とするところは、いささかちがうだろう」
「銀河帝国という器に、立憲政治という酒をそそぐつもりではないのか」

 

「そうなれば、民主思想とやらが、銀河帝国を乗っとってしまうことになるかもしれぬな」

 

「予はフェザーンに帰る。予を待っていてくれる者たちが幾人かいるのでな」
「最後の旅をする価値があるだろう」

 

「卿もフェザーンへ来るがいい」
「そのほうがよい」

 

「予よりもむしろつぎの支配者に、卿の抱負と識見を語っておくべきだろう」
「皇紀は予よりはるかに政治家としての識見に富む」

 

「具体的なことは、むしろ彼女と話しあうがよいだろう」

 

第十章 夢、見果てたり

「予と卿とで、すべてのことを定めてしまっては」
「後の世代の人間がやるべきことがなくなってしまう」

 

「そうなれば、よけいなことをしてくれた、と、恨まれるだろう」

 

「夢を見ていました、姉上…」
「…いえ、もう充分に見ました。誰も見たことのない夢を、充分すぎるほど」

 

「姉上、いろいろとありがとうございました」
「姉上、このペンダントを…」

 

「もう私には必要がなくなりました」
「姉上に差しあげます」

 

「そして…キルヒアイスもお返しします」
「ずっとお借りしっぱなしで、申しわけありませんでした」

 

「帝国などというものは、強い者がそれを支配すればよい」
だが、この子に、対等の友人をひとり残してやりたいと思ってな」

 

「皇紀、あなたなら、予より賢明に、宇宙を統治していけるだろう」
「立憲体制に移行するなら、それもよし」

 

「いずれにしても、生ある者のなかで」
「もっとも強大で賢明な者が宇宙を支配すればよいのだ」

 

「もしアレクサンデル・ジークフリードがその力量を持たぬなら」
「ローエングラム王朝など、あえて存続させる要はない」

 

「すべて、あなたの思うとおりにやってくれれば」
「それ以上、望むことはない…」

 

「宇宙を手に入れたら…みんなで…」

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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