原作小説「銀河英雄伝説10巻(シヴァ星域会戦)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ4期相当)
銀河英雄伝説10巻 落日篇
第七章 深紅の星路
「戦術レベルにおける偶然は、戦略レベルにおける必然の、余光の破片であるにすぎない」(ヤン・ウェンリー)
「皇帝ラインハルトは、自分の理想と野心、さらには愛憎のために」
「自らを焚いて悔いることのない人だ」(ヤン)
「そして、それだけに、敵に対してすらそれを要求する」(ヤン)
「皇帝ラインハルトが」
「亡くなった友人のジークフリード・キルヒアイスを愛惜してやまぬのはそのためだ」(ヤン)
「そして、われらが元首ヨブ・トリューニヒト氏を軽蔑するのも、そのためだろうね」(ヤン)
「吾々がイゼルローンに拠り、大きな兵力を有しているかぎり」
「皇帝ラインハルトはともかく、帝国政府や軍の不安を消すことはできないだろうね」(ヤン)
「いつか彼らではなく、吾々自身にとってイゼルローンは重い荷物になるだろう」(ヤン)
「イゼルローンに固執しては、結局のところ」
「かえって政治的、戦略的な選択の幅をせばめてしまう」
「そういうことだ」(ヤン)
「後世の歴史家って人種は、流される血の量を、効率という価値基準で計測しますからね」(ユリアン・ミンツ)
「たとえ宇宙が統一されるまでに、さらに1億人が死んだとしても」
「彼らはこう言うでしょうよ」(ユリアン)
「たった1億人しか死なずに、宇宙の統一は完成された、大いなる偉業だ、とね」(ユリアン)
「彼らが兵をもって挑んでくるのであれば、こちらにそれを回避すべき理由はない」
「もともと、そのためにこそ親征してきたのだ」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)
「かのヤン・ウェンリーは、勝算がなければ戦わぬ男だった」
「ゆえに予の尊敬に値したのだが、彼の後継者はどうかな」(ラインハルト)
「戦わずして後悔するより、戦って後悔する」(ラインハルト)
「未熟だが、見るべきものがある」(ラインハルト)
「戦うにあたり、卿らにあらためて言っておこう」(ラインハルト)
「ゴールデンバウム王朝の過去はいざ知らず、ローエングラム王朝あるかぎり」
「銀河帝国の軍隊は、皇帝がかならず陣頭に立つ」(ラインハルト)
「予の息子もだ。ローエングラム王朝の皇帝は、兵士たちの背中に隠れて」
「安全な宮廷から戦争を指揮することはせぬ」(ラインハルト)
「卿らに誓約しよう、卑怯者がローエングラム王朝において至尊の座を占めることは」
「けっしてない、と…」(ラインハルト)
「ビッテンフェルトの猪突家め」
「いつのまにやら辞書に慎重とか用心とかいう単語を書き加えたらしいぜ」
「いまさら秀才ぶってどうする気だ」(ダスティ・アッテンボロー)
「どうした、予の顔に、呪いの影でもうつっているか」(ラインハルト)
「ブラウンシュヴァイク公をはじめ」
「何億人の呪いが集中しているやらわからぬ身だからな」(ラインハルト)
「失礼しました」
「陛下がどこかべつの宇宙に思いをはせておられるように見えましたので…」(エルネスト・メックリンガー)
「あえて奇策を弄する必要はない」
「間断ない攻撃を連続させて、敵を消耗させよ」(ラインハルト)
「冗談の一言は、血の一滴」(オリビエ・ポプラン)
「相手の予測が的中するか、願望がかなえられるか、そう錯覚させることが」
「罠の成功率を高くするんだよ」(ヤン)
「落とし穴の上に金貨を置いておくのさ」(ヤン)
「軍医どの」
「もはや原因不明ですむとは思わないでいただこう」(メックリンガー)
「皇帝のご病名をたしかめ、最善の治療をほどこしていただく」
「よろしいな?」(メックリンガー)
「おわかりかな、軍医どの、卿には地位にともなう責任があるということだ」
「何もなしえぬというなら、いっかいの町医者も同じこと」(メックリンガー)
「期待にこたえていただけるだろうな?」
「失礼、軍医どの、すこし興奮してしまったようだ」(メックリンガー)
「何を騒ぐか。皇帝がご逝去あそばしたわけではない」
「ここで節度を失えば、後日、皇帝よりお叱りをこうむることになるぞ」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)
「おい、ロイエンタール、どうしたらいいと思う」(ミッターマイヤー)
「おれに重大な責任を押しつけて、自分はヴァルハラで美酒の杯を片手に見物だなどと」
「虫がいいではないか」(ミッターマイヤー)
「このえせ詩人野郎!」
「いつからオーベルシュタインの作った曲にあわせてピアノを弾くようになりやがった!?」(フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト)
「猪に聴かせるには、胡狼(ジャッカル)が作った曲でたくさんだ」(メックリンガー)
「二年前のイゼルローン攻防戦のとき」
「オスカー・フォン・ロイエンタール元帥を生かして還したのは残念のきわみだが」(ワルター・フォン・シェーンコップ)
「かわりに銀河帝国皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムの首がとれるなら」
「採算は大きな黒字になるだろうな」(シェーンコップ)
「いまのままでも、負けない戦いをすることはできるでしょうな」
「帝国軍の動きは、奇妙に鈍い」(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)
「後退しても、追撃をかけてはこないような印象です」(メルカッツ)
「だが、これでイゼルローンにもどっても、さらに戦力は減少して」
「つぎの戦いでは、現状よりもっと苦しくなるでしょうな」(メルカッツ)
「決まった」
「かの美しきブリュンヒルトに乗りこんで、皇帝の首をあげてやろう」(シェーンコップ)
「ぼくも同行するか、でなければ作戦自体を裁可しないかです」
「ぼくの目的は、皇帝ラインハルトと談判することで、殺害することではありません」(ユリアン)
「そこのところを、まちがえないでください」(ユリアン)
「…OK、ユリアン、先に皇帝と対面したほうが、やりたいようにやるさ」(シェーンコップ)
「礼儀正しく話しかけるか、あの豪奢な黄金色の頭に、戦斧を振りおろして」
「大きな紅玉に変えるか」(シェーンコップ)
「ぼくは必ず生きて還るつもりですが、帝国軍にも言分があるでしょう」
「ぼくが帝国軍の貪欲な胃袋におさまってしまったときには…」(ユリアン)
「そのときにそなえ、アッテンボロー中将を、つぎの革命軍司令官に指名します」
「当然ながら、提督には、ユリシーズに残留していただきますので、よろしく」(ユリアン)
「いや、屍体はひとつでいい。ラインハルト・フォン・ローエングラムの屍体だけでな」
「この世でもっとも美しく貴重な屍体ではあるが…」(シェーンコップ)
「ユリアン、気をつけるのよ」
「あんたって優等生のくせに要領の悪いところがあるから、皆が放っておけないんだわ」(カーテローゼ・フォン・クロイツェル、通称:カリン)
「とめないわよ。女にとめられて言うことをきくような男」
「いざというとき、自分の家族だって守れるはずないじゃない」(カリン)
「ワルター・フォン・シェーンコップから離れないようにするのね」(カリン)
「地面や床に足がついているかぎり、あれほど頼りになる男はいないって」
「母が言ってたわ」(カリン)
「美人に頼られては、いやとは言えないね」
「さて、カリン、おれにもひとつ頼みがあるんだがな」(シェーンコップ)
「恋愛は大いにやるべきだが、子供を産むのは、20歳をすぎてからにしてくれ」
「おれは30代で祖父さんになる気はないからな」(シェーンコップ)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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