マンガ「少女終末旅行(しょうじょしゅうまつりょこう)」の名言・台詞をまとめていきます。
少女終末旅行
1巻
「もうずっと日の光を見てないからね…何日たったのかすら…」(チト)
「いや、ホント。ドコにいるんだろうね、私たち」(ユーリ)
「知らなかったね」
「夜の空がこんなに明るいなんて」(ユーリ)
「(銃)もっと撃ってもいいよ」
「弾はたくさんあるし」(チト)
「ちーちゃんは武器持たないの?」(ユーリ)
「いらないよ、そんなの。たくさんあるのに、ほとんどゴミでしょ」(チト)
「(あるのは)機関銃、砲弾…戦車」(チト)
「ねえ、戦車っておいしいかな」(ユーリ)
「…まるで、武器の墓場だ」(チト)
「昔の人も食料不足だったんだよね」
「なんで武器ばっかり作ったの?」(ユーリ)
「武器じゃなくて保存食をたくさん作ってくれれば、私たちも楽できたのに」(ユーリ)
「まあ、色々事情があったんでしょ。戦争とか」(チト)
「戦争って殺し合うんでしょ」
「なんでそんなことするんだろうね」(ユーリ)
「さあ…相手と自分の利害が一致しなかったり」(チト)
「たとえば三人いるのに食料が二人分しかないみたいなときに」
「武器をとって戦うしかなくなるんだよ、きっと」(チト)
「(固形食料)チョコ味らしいよ」
「チョコが何なのか知らんけど…」(チト)
「ここはどこなんだろう…」(チト)
「さあ、見渡すかぎり真っ白だね。まるで世界に二人しかいないみたいだね」(ユーリ)
「詩人は気楽だな。こっちは寒さをしのげる場所を探すのに必死だってのに…」(チト)
「それとも…実は二人とももう死んでいて、真っ白な死後の世界にいる…とか」(ユーリ)
「ねぇ、知ってる? 死後の世界ってあったかいんだって」(ユーリ)
「だったら私たちは…まだ死んでないみたいだな」(チト)
「記憶は薄れるから、記録しておくんだよ」(チト)
「記憶なんて、生きるジャマだぜ」(ユーリ)
「本ってのはすごいんだよ」
「何千年も前に古代人が発明して以来、ずっと人類は本に記録してきたんだ」(チト)
「昔のことを知ることができるのも本のおかげだしね」(チト)
「今も持ってるのは数冊の日記を除けば、いち…に…さん…4冊か」
「世界中探してももうどれだけ残ってるか」(チト)
「上を向いて歩こうよ、ちーちゃん。上をさ」
「もったいないな──こんなに空が青いのに──」(ユーリ)
「ねぇ、ユー」
「人はなぜ生きるんだろうね」(チト)
「…なんで殴ったの?」(チト)
「頭がおかしくなったと思って」(ユーリ)
「私たちはさ、こうやって食料を探してさまよってるでしょ」
「見つけて補給して、まあ移動して」(チト)
「そうやって行き着く先に、何があるんだろうって」(チト)
「久しぶりに汗を流すと、生きてるって感じがするね」(ユーリ)
「(地図は)生き甲斐だよ」
「めったに人に会うこともない世界じゃ、他にすべきこともない」(カナザワ)
「こいつを失くしたら僕は──きっと死んでしまうよ…」(カナザワ)
「よし、燃やそう!」
「失くしたらホントに死ぬのかなと思って」(ユーリ)
「こいつは楽観の行きすぎでネジが飛んでる」(チト)
「(生きる)意味なんかなくてもさ、たまにはいいことあるよ」
「だってこんなに景色もきれいだし」(ユーリ)
2巻
「食料ってあと何日分ぐらいあるっけ」(チト)
「二人で分けて30日分ぐらい?」
「なんなら私一人で7日で食べ切ることもできるが?」(ユーリ)
「お、ちーちゃん今日のそれ、チーズ味だってよ」(ユーリ)
「チーズね。なんなんだ、チーズ」(チト)
「食べ物は食べたら減るのに、不思議だよね」
「(写真は)撮ったらずっと残ってるって」(ユーリ)
「いつか街が崩れて、あの石像もみんな壊れても、写真に残るっていいかも」(ユーリ)
「神って何?」(ユーリ)
「神ってのはさー…なんだろう」(チト)
「…ねえ、ちーちゃん」
「暗闇で離れてるとさ、なんだか心細いね」(ユーリ)
「案外あの世ってのは、こんな感じなのかなあ」
「真っ暗で、何も見えなくて…」(ユーリ)
「がっかりだよ…神様にはがっかりだよ…」
「あんなのただの石像じゃん」(ユーリ)
「立派な神様も結局にせものなんでしょ」
「こんな大がかりなものをわざわざ作る意味ってなんだろう」(ユーリ)
「死後の世界なんて誰もわからないのに」(ユーリ)
「さっき暗闇の中でユーが言ったよね」
「あの世もこんな真っ暗な世界なのかなって」(チト)
「そういう風に思いたくないから、石像を作って光を灯したりするのかもしれない」
「安心したくてさ」(チト)
「安心か──むしろ私はちーちゃんを見つけたときのほうが安心したけどね」
「暗闇の中で」(ユーリ)
「電気や水道がけっこう残っていても…やっぱり人はいないね」
「家はこんなにあるのに」(ユーリ)
「物がある。けっこうきれいな部屋だね。水も出るな…」
「なんかすごくあこがれるんだよねー、こういう所に住むの」(チト)
「いいよね」
「ちゃんと天井があって、四方壁に囲まれててさ…」(チト)
「──結局、補給して移動しての繰り返しか…」(チト)
「この旅路が私たちの家ってわけだね」(ユーリ)
「まるで(雨)音の洪水だね」(ユーリ)
「もしかすると…これは音楽ってやつかもしれない」(チト)
「ねぇ、ちーちゃん。いつもの世界って、こんなに…」(ユーリ)
「ああ…静かなんだな…」(チト)
「ダメだ…直らない…絶望的だ…」(チト)
「もっと絶望と仲よくなろうよ」(ユーリ)
「どこにも行けなければ、それこそ絶望だろう」
「この都市と共に死んでいくだけだ」(イシイ)
「君たちと会えてホントによかったよ」(イシイ)
「作業のことだけじゃないさ」
「この瞬間を誰かに見てもらうことが、何より重要なんだ」(イシイ)
「誰かが見ていれば、それはきっと歴史になる」(イシイ)
「ねえ、もしかしてイシイは、人類最後の飛行者かもね」(チト)
「さて行くか」
「歴史の末端に刻む飛行だ」(イシイ)
「…やっぱりダメだったか…」
「あっけないもんだな…長い間一人で…一人でがんばってきたが…」(イシイ)
「…でもまあ失敗してみれば、気楽なもんだな」(イシイ)
3巻
「何もたべなくても生きていけたらなぁ…」(チト)
「そんなの、生きてるとは言わないぜ」(ユーリ)
「(お互いをロープで結ぶ) 落ちるときは道連れということか…」(ユーリ)
「いや、私が落ちた瞬間にユーが反対に落ちれば助かるかなって」(チト)
「大丈夫、なんとかなるよ」(ユーリ)
「ユーが大丈夫って言うと、逆に危険な気がする…」(チト)
「普段からこんな風に矢印があれば楽なのになぁ…」(チト)
「えー、つまんないよ」(ユーリ)
「あっ、このまま簡単に着いたら面白くないから、別の道に行ってみるのはどう?」(ユーリ)
「目的地を目前にして、道しるべを無視するヤツがどこに…」(チト)
「ここにいるが!」(ユーリ)
「ねぇ、甘いって幸せだよね」(ユーリ)
「忘れてったというか、忘れられないように入れてあるんだよ…」
「ここは墓なんだ」(チト)
「きっとこの名前と持ち物を、誰かに覚えておいてもらうための目印にしたんだよ」(チト)
「でも…私たちみたいに通りかかる人もいなくなって、世界に誰もいなくなったら…」
「誰が覚えているんだろう」(ユーリ)
「…月が見える夜ってさ、なんかテンション上がるよね」(ユーリ)
「ねぇ、ユー」
「いつかずーっと高くまで登ってさ…月に行こうよ」(チト)
「なんか何もかもが危険すぎて逆に大丈夫に思えてくる」(ユーリ)
「これだけ同じ場所をぐるぐる移動してるだけだと」
「いつもの代わり映えしない日々も恋しくなってくるな」(チト)
「死ぬのが怖くて生きられるかよ!」(ユーリ)
「…寝て起きて、食べて移動して…また寝て」
「考えたらこれも、毎日ぐるぐるだな」(チト)
「生きるとはつまり螺旋のことだったんだよ!」(ユーリ)
「かつてこの地球はひとつの生命だった」
「だとしたら、今はどうなんだろう…」(チト)
「…人も機械も魚も都市も生きていて、それもいつか終わりがくるんだ…」(チト)
「ねぇ、ちーちゃん」
「”生命”って終わりがあるってことなんじゃないかな」(ユーリ)
「破壊の先の創造がなければ、ただ終わるだけだもんね…」(チト)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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