マンガ「鬼の花嫁」柚子(ゆず)の名言・台詞をまとめていきます。
鬼の花嫁
1巻
ただ家に帰るだけなのに、私はいつもものすごく憂鬱だ。
私にも花梨を選んだ瑶太のように、
自分だけを愛してくれる人がどこかにいるのだろうか──?
血のように紅い瞳、闇に溶けるような漆黒の髪。
こんな綺麗な人…見たことがない。
きっと、人間じゃ…ない──。
「あなたは私を愛してくれる?」
「信じて…いいのかな」
信じたい。
あの紅い瞳に嘘はなかったと。
「(玲夜と呼んでくれ?) 本当に…ありがとう、玲夜」
なんでまだ望みを捨てられなかったんだろう。
私なんかが愛してもらえるなんて有り得ないのに──。
ここにいる人たちは鬼の一族。
私とはなんのつながりもないのに、みんな私を優しく迎えてくれる。
玲夜の腕の中、あたたかい。
私はここにいてもいいのかな。
長年過ごした自分の部屋。
つらい時、哀しい時…あの家族と顔を合わせずに済む逃げ場だった。
「ありがとう」
不安がないと言ったら嘘になる。
だけど…信じたい、この手の温もりを。
2巻
今まで…誰かにこんな風に頭を撫でてもらうことなんてなかった。
どうしてだろう? 不安な心が落ち着いていく──…。
雪乃さん、美人…さすが鬼のあやかし。
使用人たちも皆、容姿が整った人ばかり。
私ひとり、場違い感半端ない。
玲夜は気づいている、私が彼を信じきれていないことを。
鬼の花嫁が一生愛され続ける保証なんてどこにもないのに──…。
いつか、無条件で信じられる日が来るのかな。
ただただ目の前の人の愛情に包まれて、その愛情を純粋に信じることができる日が。
そんな日が来たらいいな。
玲夜はこんなにも私を大切にしてくれるのに、私はその優しさに甘えてばかり。
私だってあなたに何かしてあげたい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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