「銀河英雄伝説」ラインハルト・フォン・ローエングラム(2期)の名言・台詞まとめ【2】

原作小説「銀河英雄伝説」ラインハルト・フォン・ローエングラム(小説5巻、旧アニメ2期相当)の名言・台詞をまとめていきます。【2】

 

銀河英雄伝説5巻 風雲篇

→銀河英雄伝説(ラインハルト、2期)

第一章 寒波到る

「卿の狙いは、双頭の蛇だな」

 

「敵の姿を見てその場で戦わないのは卑怯だ」
「などと考える近視眼の低能が、どこにもいるからな」

 

「だが、それ(消耗戦)では興がなさすぎる」
「ぜひ敵に秩序ある行動を望みたいものだ…」

 

自分は、敵が存在しないという状態に耐えうるだろうか。

 

第三章 自由の宇宙を求めて

「彼を処罰したら、誰がヤン艦隊を指揮統率するのだ?」

 

「安全な場所で書類の決裁ばかりやっていたような輩が司令官として乗り込んでも」
「兵士たちがおさまらんだろう」

 

「おそらく彼は、同盟が勝利をえる唯一の方法をとるため」
「麾下の兵力を自由に行動させたかったのだ」

 

「わからぬか。戦場で私を倒すことだ」

 

「フロイライン・マリーンドルフ、私は覇者たろうと志してきたし」
「それを実現するためにひとつの掟を自分自身に科してきた」

 

「つまり、自ら陣頭に立つことだ」

 

「かつて戦って倒してきた能なしの大貴族どもと私が異なる点はそこにある」
「兵士たちが私を支持する理由もだ」

 

「フロイライン、私は戦いたいのだ」

 

「フロイライン、どうせ宇宙をこの手につかむなら」
「手袋ごしにではなく、素手によってでありたいと思うのだ」

 

第四章 双頭の蛇

「わが軍は彼らの挨拶に対し、相応の礼をもってむくいるとしよう」
双頭の蛇の陣形によって…」

 

「この陣形には後方などというものはないのだ、ミュラー」
「あるのはふたつめの頭だ」

 

「私は勝つためにここへ来たのだ、ミッターマイヤー」
そして勝つには戦わなくてはならないし、戦うからには安全な場所にいる気はない」

 

「エミール、勝利を願ってくれたお前のために、私は勝とう」
だから、お前は生きて還って、家族に伝えるのだ」

 

ラインハルト・フォン・ローエングラムをランテマリオの戦いで勝たせたのは自分だ」
とな」

 

「同盟軍のあれは勇猛ではなく狂躁というのだ」
「ミッターマイヤーは闘牛士だ」

 

「猛牛に押しまくられているかに見えて、じつはその力を温存し、勝機をねらっている」
「だが…」

 

「案外、本気で攻勢に辟易しているのかもしれんな」
「そろそろ私も動くことにしようか…」

 

「なかなか楽には勝てぬものだ」
「老人はしぶとい。メルカッツもうそうだったが」

 

「…やはり使わざるをえないか」
ビッテンフェルトに連絡せよ」

 

「卿の出番だ」
黒色槍騎兵の槍先に敵の総司令官の軍用ベレーをかかげて私のところへ持ってこい、と」

 

「何を恐れるか!」
「この期におよんで同盟軍の新規兵力が出てきたところで、各個撃破するまでのことだ」

 

「うろたえるな! 秩序をたもって後退せよ」

 

「万が一、フェザーン方面への道が閉ざされたら、このままバーラト星系へ直進し」
「同盟の死期を早めてやるだけのことだ」

 

「そしてイゼルローン回廊を通って帝国へ凱旋する」
それですむではないか」

 

「あんな小細工を効果的にやってのけるのは、あのペテン師以外おるまい」

 

「どうも天敵というものがいるらしいな」

 

キルヒアイス、お前がいてくれたら」
「ヤン・ウェンリーなどに白昼の横行などさせぬものを…」

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第五章 暁闇

「案ずるな、エミール」
「能力が同じであれば運が勝敗を左右する」

 

「私は自分自身の運の他に、友人からも運をもらった」
「その友人は運だけでなく、生命も未来も私にくれたのだ」

 

「私はふたり分の運を背負っている」
「だからヤン・ウェンリーなどに負けはせぬ。案ずるな」

 

第六章 連戦

「補給路をねらうのは、敵としては当然の戦法である」

 

「わざわざその点を注意したにもかかわらず、また、高言にもかかわらず」
「油断から貴重な物資をそこなうとは、弁解の余地なし。自らを裁け」

 

「これまで確たる方針をたてずにいた私にも責任はあるが」
「一時的な侵攻と寇掠をこととするならともかく」

 

「征服を永久のものとするためには慎重を期せねばならない」
「敵の組織的な武力は、これを徹底的に排除すべきであると考える」

 

「卿らにはよい勉強になっただろう」
「卿らのレベルでは測ることのできない相手がいるのだ」

 

「私が卿らに現在の地位をなぜ与えたか、それをよく考えて一から出なおせ」

 

「全提督を招集せよ。作戦をさだめた」

 

「一ヶ月を出でずして、ヤン・ウェンリーの艦隊は宇宙から消滅するだろう」
「楽しみにしていることだ」

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「卿らに問う! 宇宙の深淵をこえ、一万数千光年の征旅をなしてきたのは何のためだ」
「ひとりヤン・ウェンリーに名をなさしめるためか」

 

「武人としての卿らの矜持は、羽をはやして何処へか逃げおおせでもしたか?」

 

「(あらたなる勝利?) 期待しよう」
「だが、そろそろ私自身が出てらちをあけたいのでな」

 

「わかるな? これは擬態だ」
「他の者にも、それぞれ艦隊をひきいて私のもとから離れてもらう」

 

「私が孤立したと見れば、ヤン・ウェンリーは洞窟から野原へ出てくるだろう」
「網をはって、そこを撃つのだ」

 

「無用な心配だ」
「私が同数の兵力ではヤン・ウェンリーに勝てぬとでも思うか、ミュラー」

 

「なるほど、卿の弁舌は傾聴に値するが」
「情報によればヤン・ウェンリーはこのほど元帥に昇進したそうだ」

 

「私も帝国元帥であるからには、彼と同格といって大過あるまい」

 

「その点(対策)は考えている」
「ひとつ卿らの不安をはらってやるとしようか」

 

「見るがいい」
「薄い紙でも、数十枚をかさねれば、ワインをすべて吸いとってしまう」

 

「私はヤン・ウェンリーの鋭鋒に対するに、この戦法をもってするつもりだ」
「彼の兵力は私の防御陣のすべてを突破することはかなわぬ」

 

「そして、彼の進撃がとまったとき、卿らは反転した艦隊をもって彼を包囲し」
「その兵力を殲滅し、私の前に彼をつれてくるのだ」

 

「生死は問わぬ」
「彼の姿を自由惑星同盟の為政者どもにしめし、彼らに城下の盟を誓わせよう」

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「そして私は純軍事的にはヤン・ウェンリーに対して敗者の位置に立つことになるな」

 

「いや、だめだ、フロイライン」
「私は誰に対しても負けるわけにはいかない」

 

「私に対する人望も信仰も、私が不敗であることに由来する」
「私は聖者の徳によって兵士や民衆の支持を受けているわけではないのだからな」

 

「いや、フロイライン・マリーンドルフ、あなたは戦場の勇者ではない」
「また、それはあなたにとってごくわずかの不名誉にもならぬ」

 

「ガンダルヴァに残って吉報を待っていてもらおう」

 

「今度の戦いは先日のそれの比ではない」
「観戦の余裕はなかろう」

 

「あなたに万一のことでもあれば、ご父君のマリーンドルフ伯に申しわけのしようがない」

 

「エミールよ、それはちがう」
「名将というものは退くべき時機と逃げる方法とをわきまえた者にのみ与えられる呼称だ」

 

「進むことと闘うことしか知らぬ猛獣は、猟師のひきたて役にしかなれぬ」

 

「(私も)逃げる必要があれば逃げる」
「必要がなかっただけだ」

 

「エミール、私に学ぼうと思うな」
「私の模倣は誰にもできぬ。かえって有害になる」

 

「だが、ヤン・ウェンリーのような男に学べば」
すくなくとも愚将にはならずにすむだろう」

 

「私には他の生きかたはできないのだ」

 

「いや、もしかしたらできたのかもしれないが」
「子供のころにこの道を歩むようにさだまったのだ」

 

「私は奪われたものをとりかえすために歩みはじめた」
「だが…」

 

「もう寝なさい」
「子供には夢を見る時間が必要だ」

 

「お前が望んだことだ。望みどおりにしてやったからには」
「私の前に出てくるんだろうな、奇跡のヤン」

第七章 バーミリオン

「すぐに戦闘が開始されるわけではない」
「いまは緊張をほぐしておいたほうが、かえってよいだろう」

 

「三時間ほど自由にすごさせてやれ」
「飲酒も許可する」

 

「それぞれの部署において対応せよ! 何のために中級指揮官がいるのか」
「何もかも私がしなくてはならないのか!?」

 

第八章 死闘

「全軍を左翼方面へ振りむけよ。囮と見せて実兵力を動かすのが敵の作戦と思われる」
「正面に立ちはだかって、奴らの鼻面をたたきのめせ」

 

「してやられたか…勝ちづつけて、勝ちつづけて、最後になって負けるのか」
「キルヒアイス、おれはここまでしかこれない男だったのか」

 

「出すぎたまねをするな。私は必要のないとき逃亡する戦法を誰からも学ばなかった」
「卑怯者が最後の勝者となった例があるか」

 

「ここでヤン・ウェンリーに殺されるとしたら、私はそのていどの男だ」
「何が宇宙の覇者か」

 

「私に敗死した奴らが、天上や地獄で私を嘲笑することだろう」
「卿らは私を笑い者にしたいのか」

 

「吾に余剰兵力なし。そこで戦死せよ」
「言いたいことがあればいずれヴァルハラで聞く」

 

第九章 急転

「…私は勝利をゆずられたというわけか」
なさけない話だな」

 

「私は本来、自分のものでない勝利をゆずってもらったのか」
まるで乞食のように…」

第十章 「皇帝ばんざい!」

「卿にはぜひ一度会ってみたい、と、長いこと思っていた」
「ようやく望みがかなったというわけだ」

 

「どうだ、私につかえないか」
「卿は元帥号を授与されたそうだが、私も卿に与えるに帝国元帥の称号をもってしよう」

 

「今日では、こちらのほうがより実質的なものであるはずだが」

 

「卿の忠誠心は民主主義の上にのみある、と、そういうことなのだな」
「それほど民主主義とはよいものかな」

 

「銀河連邦の民主共和政は」
「ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムという醜悪な奇形児を生んだではないか」

 

「それに卿の愛してやまぬ──ことと思うが──自由惑星同盟を私の手に売りわたしたのは」
「同盟の国民多数が自らの意志によって選出した元首だ」

 

「民主共和政とは」
「人民が自由意志によって自分たち自身の制度と精神をおとしめる政体のことか」

 

「正義は絶対ではなく、ひとつでさえないというのだな」
「それが卿の信念というわけか」

 

「私は真理など必要としなかった」
「自分の望むところのものを自由にする力だけが必要だった」

 

「逆にいえば、きらいな奴の命令をきかずにすむだけの力がな」

 

「私には友人がいた」
「その友人とふたりで、宇宙を手に入れることを誓約しあったとき」
「同時にこうも誓ったものだ」

 

「卑劣な大貴族どものまねはすまい」
「必ず陣頭に立って戦い、勝利をえよう、と…」

 

「私はその友人のために、いつでも犠牲になるつもりだった」
「だが、実際に、犠牲なったのは、いつも彼のほうだった」

 

「私はそれに甘えて、甘えきって」
「ついには彼の生命まで私のために失わせてしまった…」

 

「その友人がいま生きていたら」
「私は生きた卿ではなく、卿の死体と対面していたはずだ」

 

「ヤン提督、私は復讐者ではない。帝国の大貴族どもにとってはそうだったが」
「卿らに対しては互角の敵手であったと思っている」

 

「軍事の最高責任者たる統合作戦本部長を収監するのはやむをえないが」
「戦火がおさまって後、無用な血を流すのは私の好むところではない」

 

「私は地上で最大の権力をえたはずなのに、会いたくもない男と会わねばならないのか」

 

「フロイライン・マリーンドルフ、私は心の狭い男だ」
あなたに生命を救ってもらったとわかっているのに、いまは礼を言う気になれぬ」

 

「すこし時を貸してくれ」

 

「どこへでも行くがいい。滅びるべきときに滅びそこねたものは」
「国でも人でも、みじめに朽ちはてていくだけだ」

 

「ゴールデンバウム家再興の夢を見たいというのであれば」
「いつまでもベッドにもぐりこんで現実を見なければよい」

 

「そんな奴らに、なぜこちらが真剣につきあわねばならぬ」

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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