マンガ「応天の門(おうてんのもん)」の名言・台詞をまとめていきます。
応天の門
1巻
「案ずることはありません」
「京もあなたもお護りするのが権少将たる私のつとめ…」
「鬼など近づけさせはしませんよ」(在原業平)
「女人は怖い」
「美しく柔らかいだけかと思えば、刃物のように真実を突きつけてくる」(業平)
「(ゆっくり?) いえ、一度読めば覚えますので大丈夫です」(菅原道真)
「大内裏は苦手なんです」
「ここは騒がしいし、肩書きが欲しい者と仲間と騒ぎたい馬鹿ばかり」(道真)
「(菅三?) 私は菅原是善が三男、道真と申す」(道真)
「学はあってもまだ世を知らんな」
「最後には正しい者が勝つと、本気で思っているんじゃないだろうな?」(業平)
「最悪です。このような理不尽がまかり通るなど吐きそうですよ」(道真)
「…致し方あるまい。宮仕えとはそういうものだ」(業平)
「大丈夫です」
「負けたらと言ったでしょう、負けなければいいのです」(道真)
「嫌いなんです、理に適わぬことが」(道真)
「検非違使だの何だのが威張りくさっても、一番のクズはお咎めなしなんだろ」
「貴族なんてロクなもんじゃないね」(昭姫)
どれも実際やってみねばわからぬ…!
…なるほど、私はまだ何も知らぬ。(道真)
「楽しい?」
「…まさか、私は怒っているんです」(道真)
「親嗣、ずいぶんとしでかしてくれたのう」
「今は藤原が天下をとるかとらぬかという大事な時ぞ」(藤原良房)
「親嗣、藤原とはそなたではない」
「この儂じゃ」(良房)
「貴族のお屋敷ははなやかなものと憧れた事もありましたが」
「いまはもうあの門の内は地獄と身がすくんでしまうのです」(小藤)
「そういえば小藤は”門より内は地獄”と言っていたな」
「ならばこの応天門より先は欲にまみれた者共の巣窟、鬼の本丸だ」(業平)
「親嗣などよりも腐った鬼共が待ち構えておるぞ」(業平)
「文章生(もんじょうしょう)ならば、いずれはこの奥で出世に励むか」
「だがそなたならおもしろき政(まつりごと)になるであろうな」(業平)
「(出世?) 興味ありませんね」
「私はただ、好きなだけ本を読んでいたいだけです」(道真)
「人は自分の都合よく想像するものです」
「箱が開かねば開かぬ程、中にはいいものが入っていると思うのです」(道真)
「一度騙したのなら、最後まで騙し切るのがいい女というものだ」(業平)
「(信じていた?) …本当にそうかな?」
「誰かの為につきとおす嘘もあるということだ」(業平)
2巻
「(大変?) 本当にそうですよね」
「頭が悪いと楽でいいですよね~」(道真)
「ばかばかしい、死んだ者が現れるなどありえません」(道真)
「せっかくの貴重な書物がそんなものに怯えて読めぬのは理にかないません」
「それなら私が写本を作ってまいります」(道真)
所詮私は叔父上にとっての都合のいいコマか。
せいぜい宝物の様に箱にでもしまい込むがよいわ。(藤原高子)
帝の子を産ませる為に閉じ込め、この上監視までつけるとは家畜とかわらぬ!(高子)
「…ときに業平、最も効率の良い虫除けとはどのようにするか知っておるか」(藤原基経)
「一匹を追い回した所でらちがあかぬ」
「一度捕らえたのち殺さずに目印を付けてから放ち、巣を探し出して焼くのじゃ」
「心せよ」(基経)
「信じてもらえなくともよいが…皆が噂するような不義密通などではない」(高子)
「わたくしはここから出られぬ故、外のことを時折送ってくれるのです」
「ただそれだけ」(高子)
「女人が怯えているのに何もしないわけにはいくまい」(業平)
「物の怪と言われても見た者が一人だけなら、ただの見間違いかも知れないでしょう」
「ある物を探し出すより、ない物をないと証明する方が難しいんです」(道真)
「物の怪はそれは恐ろしゅうございますが」
「それより恐ろしいものは山程ありますもの」(高子)
「戻って叔父上と基経兄様にもお伝えくださりませ」
「わたくしは逃げも隠れもせぬ故、見張りはいらぬと」(高子)
「高子はここで入内のその日まで」
「藤原の為、叔父上の為、誰よりよい人形でありますとな」(高子)
「何があろうとこの内裏で死人は出してはならぬ」
「それが鉄則だ」(業平)
「私の思い上がりでした」
「知っていることと出来ることは違う」(道真)
「兄上は流行病で死んだとおっしゃいましたね」
「私が幼かったから、何もわからぬと思って嘘をついたのですか」(道真)
「いいえ、私が愚かでした」
「兄上は殺されたのですね」(道真)
3巻
「是善。そなたも我が身と家が大事ならば、染殿には近寄るでない」
「これは藤原のことじゃ」(基経)
「これからは藤原の天下よ」
「帝が何代替わろうが、藤原の権力は変わりあるまい」(真済)
「その藤原に取り入っておけば我らも安泰…ましてや弱みを握ったも同然」
「あのジジイとて娘がああでは言いなりよ」(真済)
「藤原の始末は藤原で付けるものじゃ」
「そなたもそちら側に行かぬようにせよ」(良房)
「女人の香というものはどうしても記憶に残るものです」(業平)
「是善殿はお立場の難しさもあろう」
「私など藤原には色狂いの負け犬と思われておる、お気になさるな」(業平)
「明子(あきらけいこ)、そなたは帝を生むという大事なお役目を果たした」
「男が欲しければいくらでも連れてこよう」(良房)
「衣も香も酒も何ひとつ不自由なくこの父が運ばせよう」
「だがそなたをここから一歩も出すことは出来ぬ」(良房)
「是善。そなた、主上(おかみ)に言われて来たのであろう」
「これを主上にお見せするか?」(良房)
「愚かであった、あのような家(藤原)に取り入ろうとするなど」
「藤原に殺されたのではない、私が殺したのだ」(菅原是善)
「吉祥丸を道具のように使ったのは私だ」
「あれはよい子であった…」(是善)
「藤原には関わるな」
「あれは鬼じゃ、修羅の家じゃ」(是善)
「私からすれば父上も鬼でございます」(道真)
「…どこか遠くへ行って別の人間になれるものであれば」
「それは楽なことでございましょうねえ」(昭姫)
…くそ…情けない、なんと無力だ。
私は本当に身一つでは何も出来ないな…。(道真)
「京には人のなりをした鬼も居ますから」
「つらい思いをしてまでとどまる必要はないですよ」(道真)
「知っている」だけでは意味がない。
使え!(道真)
「口先だけでは人は動かん」
「村全員の命を預かるなら、まず自分が覚悟を見せねばならん」(常丸)
「…もう何を学んでも全部無駄なのかと思ってました」
「正しいことを知っていても、誰も聞かねば意味が無い」(道真)
「人を動かすことが出来るのは、責任をとる覚悟のある者だけです」
「そしてその判断が正しくなくては人が死ぬ」(道真)
「…憎いのは藤原じゃありません、父でもない」
「私には何も出来ないことが憎い」(道真)
「今のお前はただの文章生の若僧だ、『今は』」
「でもどうすればいいのかは解っているのだろう?」(業平)
「これはこれは、天女が雲から落ちて来たのかと思えば…」(業平)
「関係ないじゃと!?」
「私は道真の妻じゃ!!」(島田宣来子)
「父上のことはどうでもいいですわ」
「私は出世の為の日和見主義には関係ありませんの」(宣来子)
「得業生(とくごうしょう)になったら晴れて夫婦という約束だったのに」
「また一年待たされるということですか」(宣来子)
「道真がずっと得業生になれなかったら」
「私はこのまま行き遅れて、老いて一人で死ぬんですわ」(宣来子)
「言い訳は聞きとうない!」
「もういいです! 夫婦になるまで帰りません!!」(宣来子)
「宣来子は妹のようなものです」
「まだ妻ではありません」(道真)
「女の恨みは恐ろしいのですよ!」(宣来子)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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