マンガ「戦国小町苦労譚」綾小路静子(あやのこうじしずこ)の名言・台詞をまとめていきます。
戦国小町苦労譚
1巻
私は綾小路静子、普通の農業高校生です。
いつもの学校の帰りに気を失い、目が覚めたらそこは、
戦国時代でした…。
でも戦国時代はやっぱり楽しいな。
関連本沢山あるから万年寝不足だよ。
もし武将に仕えるとしたら、絶対信長以外だよね~。
あの家紋…金鍔の刀、奇抜な衣装…ただならぬオーラ、強烈な存在感。
ありえない…こ…こんな人物、古今東西ひとりしかいない。
「お…織田上総介三郎平朝臣信長…」
「(拷問?) ま…まって下さいー!」
「私…お役に立てますー!」
「農業を学んでいましたー!!」
「だから──」
「(南蛮の技術?) 最新の技術です」
それにしても、みんなひどく痩せて…子供も極端に少ない…。
まずは食生活から改善しないと…。
これって本来なら、まだ日本には伝来してない種…
歴史を変えてしまってるってことだよね…。
でもどうにかしないと自分の首が飛ぶし、
栄養失調とか飢餓を改善するのは悪いことじゃないと信じたい。
私はこの時代の人間じゃない。
目覚めた場所に来れば戻れるんじゃないかと思ったけど…どうにもならない…。
信長のことだから…情状酌量とかなさそう。
よし! やるしかない!
わたし、何やってんの(鹿を殺して狼助けて)…偽善以下だ…。
でも、放っておけない…。
「ふぅ~、さいっこ~」
「おふろは命の源だね~すべてを許せるわ~」
「し・あ・わ・せ(夢)」
「みなさん、集合ー!! (温泉小屋を)最優先で作ります!」
「革命です!」
「清潔になって病気を予防し、疲れをとって健康増進しましょー」
「完璧だわ、もう怖いもの無し」
「これでもう織田様も私の事、評価せざるを得ないよね!」
しかしなんなの、この状況…第六天魔王の背中を流してる。
事実は妄想より奇なり…ちょっとテンションあがる…。
「米の重要性は重々承知しておりますが、今回の献上品はそれに匹敵する…」
「いえ…米をも超える価値があると自負しております」
「恐れながらここで私は『富国強兵』を提唱させて頂きたく存じます」
「経済産業の育成と軍隊強化を目指す政策です」
「効果的な方法による作物生産量の増加、それに伴う栄養改善」
「これをもって富国となし、人口増加による兵の増強をもって強兵となす」
「現在日の本において、これを行えている国はどこにもありません」
「これを実践することは天下統一への最短の道であると私は確信します!!」
わたしは知っている、あなたは天下統一などできないことを。
謀反にあい、夢半ばでその人生を終えることを…。
ならば──胸に刻もう。
歴史が記した信長ではなく、目の前にいる男の生きざまを。
現代に帰りたくない訳じゃない。
ただ今は…広い大地を自由に使えるのが嬉しくて嬉しくて。
いつか帰れるその日まで、この時代を駆け抜ける!
2巻
(米25俵?) さすが信長、無茶振ってくる。
確かにキツい。
でもそれはこの時代の技術での話。
「ここで手を抜いたら絶対だめです!」
「これでも立派な最新技術なんです」
(内政?) 頼みじゃなくて決定ですよね…断るなんて言おうものなら…
う~ん、おなか痛~い。
内政となると綺麗事じゃ済まない気がする…。
断れないのはわかってるけど、決心つかなくてモヤモヤしてる。
「(手を煩わせる?) ”命令”です」
「(戦に関わるもの?) 孫子の名言を挙げさせて頂きます」
「『戦わずして勝つことこそ最善の策なり』」
「人の上に立つ者は何でも戦で解決しようとせずに」
「慎重に事にあたれという戒めの意味もあると思います」
3巻
「(天下?) 私なら京を押さえて、地方の農村を飼い殺しにするかな」
「あとは帝に征夷大将軍に任命されれば、誰も逆らえなくなるよ」
「室町幕府はたかだか200年」
「対して天皇家は千年以上もの悠久の刻を生きてきた一族」
「今のこの時代、君が思うよりずっと格を重んじる人々が多いよ」
「(なぜ知識を広める?) 技術をけん引するのが私一人だと分かったら」
「敵対する国は私を消しにかかるはず」
「それになりよりみんなで知識を共有すれば、私が倒れようが場所が変わろうが」
「もはや生産性は変わらないでしょ?」
「な~んて、私は手柄より命が惜しいだけ」
現代では当然のように使われている、
電話・メール・時計・カレンダー・住所・戸籍。
今回だけでも相当大変だったのに、先人たちの失敗と努力はどれ程のものか…
敬意しかない…。
4巻
「わ…私が生まれた所は日本と呼ばれていて、この乱世とは似て非なる世界…です」
「私はそこからこの時代に迷い込みました」
呑んだあとのことも思い出せない…これが噂に聞く二日酔いかぁ…。
も…もしかして私、なんかやらかした?
「(学問は無駄?) 強い人になりたかったら勉強は必要よ」
「正確な数の計算が出来なければ、敵の数の把握もできない」
「言葉を正確に捉えないと、お館様の命令も誤って受け取ってしまう」
「やがて天下統一された暁には、武具の需要が減り」
「代わりに日用品が重宝されるようになります」
「製品の有用性が広まれば、需要は人の数だけあるのです」
5巻
「私の狙いは…綿花を早く広め、子供の死亡率を減らし、百姓一揆を防ぐことです」
「百姓一揆の原因は生活の不満・不安です」
「衣食住が安定すれば、ほとんどの人間は反乱を起こす気になりません」
「『兵站』を導入すれば話はガラリと変わってきます」
「考えて見てください。いつ戦が終わるかも分からない状況を!」
「継戦能力があるということはそれだけで脅威なのです」
6巻
「『完璧』じゃなくても良いですよ…?」
「今の才蔵さんにぴったりの言葉があります」
「『完璧を目指すよりまず終わらせろ』です」
「食べ物に困ることはまず無いですが…」
「お館様や濃姫様の無茶振りは覚悟してくださいね」
「お館様は宗教が嫌いというより」
「特定の宗教が権力を持つことを嫌っているように思います」
7巻
歴史を変えてしまう罪悪感は常にあるけど、
私は目の前の大切な人達の為に出来ることをやっていこう。
それがたとえ歴史を変えることになろうとしても。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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