マンガ「3月のライオン」の名言・台詞をまとめていきます。
3月のライオン
1巻
(養父との将棋は)一手一手、まるで素手で殴ってるような感触がした──。
殴った肌のあたたかさまで、生々しく残ってる気がする。(桐山零)
「中学生でプロになって天才とまで呼ばれた少年も、学校では普通の悩める17歳か…」
「一体何を考えてるんだろうな」(林田高志、先生)
「受け取れよ!! この手から!!」
「対局通知という名の挑戦状を!!」(二海堂晴信)
──この町に越してきてしばらくの間、どこを歩いても夢の中にいるみたいだった。
音がよく聞こえないし、町が白黒にチカチカしたりした。(零)
──でも、あとで気がついた…緊張していたのだ。
慣れない町に、そして一人暮らしに。(零)
でも知ってるひとができたとたん、橋の向こうに色がついたような気がした。(零)
「『食べにおいで』って言っても来ないしなぁ」(川本あかり)
「そっかあ、桐山君は私とヒナが作った料理より」
「カップめんのほうがおいしいのかぁ」(あかり)
ボクはあかりさんになんとなくさからえない…。
最初に一番みっともない所を全部見られてしまったから、
もうとりつくろえないのだ…。(零)
「月曜の対局が終わったらまたおいで、丁度送り盆なの」
「誰か居てくれた方が気が紛れるから」(あかり)
プロになるということは、止まらない列車に飛び乗るようなものだ。
もう二度と降りる事はできない──負けて転がり堕ちるまでは…。(零)
この小さな将棋会館(宇宙)の中で、気が遠くなる程の勝ったり負けたりを繰り返すのだ。
「負けたくない」と喘ぎながら…。(零)
「いいよ桐山、あのデパートの屋上に比べたら天国だ」
「続けようぜ」(二海堂)
「負けた…強かった…あんなに強くなってるなんて…」
「──でも、次は絶対に負けない」(二海堂)
「ダメーーッ、茶色のダメェッ」
「もっと可愛いお弁当でないとダメなのっっ」(川本ひなた)
「でも中学生の男子でしょ? で、試合の後…だとしたら」
「『可愛い』より『うまそー』の方がいいんじゃないの?」(あかり)
「おねいちゃんってね、何でも拾ってくるの」
「スズメとかネコとか」(ひなた)
「むかしからなの、ガリガリの子を見るとほっとけないの」
「で、フクフクにするのが好きなの」(ひなた)
「でも…さすがに人間拾ってきた時にはびっくりしたよ」
「でも、大丈夫。きっとおねいちゃんがすぐにフクフクにしてくれるよ」(ひなた)
「(あげれなかった事?) そりゃあるよ、ひなと同じだよ」(あかり)
「可愛いのつくりたくて、はりきって…がんばって、あせって、失敗して…」
「だからつい口出ししちゃった…」(あかり)
「でね、なんか思い出しちゃった」
「夕べ私がヒナに言った事って、むかしお母さんが私に言った事とおんなじなの」(あかり)
「ああ親子なんだなぁ…なんてね…」
「おかしいわね」(あかり)
「事は急を要するんだ」
「『一手損角換わり』なんて、このままのさばらせておく訳にはいかないんだよ!!」(二海堂)
「オレの苦手戦法をそのままにしておいていいのか!?」(二海堂)
「互いに高め合う貴重なライバルを失う事は」
「お前の将棋人生において多大な損失なんだぞ!!?」(二海堂)
「一刻も早く二人で探し出さねばならないんだ…」
「『一手損角換わり潰し』の特効薬…そう!」
「二海堂ワクチンを」(二海堂)
いくらフクフクが魅力でも、健康でなければイミがないわ!!(あかり)
「(将棋好きか?) …はい」(零、幼少)
嘘だった…人生で初めての生きる為の。
──そして決して戻れない…。(零)
「プロになるのがゴールじゃない。なってからの方が気が遠くなる程長いんだ」
「進めば進む程、道はけわしくまわりに人はいなくなる」(幸田柾近)
「自分で自分を調整・修理(メンテナンス)できる人間しか」
「どのみち先へは進めなくなるんだよ」(幸田)
一刻も早く(家を)出なければ…。
僕があの家の人たちを、父さんを喰いつくす前に…。(零)
──そして思う、いっそ本当に鳥だったらと。
そうしたら、こんな激しい痛み、知らずに済んだのにと。(零)
2巻
「(行きたいのは)海がきれいで、のんびりできる所かなぁ」
「お昼寝したり、エステとかアロママッサージとか」(あかり)
「あ、でも、だまっててもご飯が出てくるだけでしあわせかも」(あかり)
どうやら僕は「どこかに行きたかった」のではなく、
「どこかへ行ってしまいたかった」という事らしいのだ。(零)
頭ではわかっているのに、動けないのは何でだ。
「勝つ理由が無い」とかいいながら、負けると苦しいのは何故だ。(零)
中途半端だ、僕は。
何もかも…。(零)
れいちゃんはいつも静かで大人っぽいけれど、
でも泣きむしな所もあるから心配なの。(ひなた)
「だから…うちにおいでよっ」
「一緒にごはん食べよ?」(ひなた)
「人生を早く決めた事は後悔していません…」
「でも多分、『逃げなかった』って記憶が欲しかったんだと思います」(零)
ゴールの向こう側について語られる物語を、僕はまだ知らない。(零)
「カッコつけんな桐山っっっ!!! 本当に勝ちたいんなら粘れっっっ」
「攻めるだけじゃなく、ちゃんと守れっっ」(二海堂)
「最近のお前、ちょっと変だぞ!?」
「三段リーグの頃のお前の方が、もっと慎重でひたむきだった!!」(二海堂)
「『潔い』のと『投げやり』なのは、似ているけど違うんだ!!」
「もっと自分の将棋を──自分を大切にしてくれっっ、桐山っっ」(二海堂)
「いいなぁ」
「れいちゃんのでっかい声、初めて聞いた」
「なんか楽しいね」(ひなた)
「ねえ、れいちゃんお願い」
「──私にも将棋教えてくれる」(ひなた)
知らなかった。
誰かに自分のいる世界の事について興味を持ってもらえる事がこんなにも、
お腹のあたりがフワフワする程嬉しい事だったなんて…。(零)
そうだ、何で忘れてたんだろう。
僕は今、父さんがこがれた棋士の世界に立っているんじゃないか…。(零)
なんで…なんで忘れていられたんだろう。
こんな大事な事を…。(零)
「ふざけんなよ、弱いのが悪いんじゃんか」
「弱いから負けたんだよっっ」(零)
「勉強しろよ、してねーのわかんだよ」
「こっちは全部賭けてんだよ」
「弱いヤツには用はねーんだよっっっ」(零)
3巻
「こんなにまわりに心配されてるうちは、『独立した』っていいません」(あかり)
「(大晦日に?) ちがうわ、私が来て欲しかったの」
「──たすかったのは私なのよ」(あかり)
「あなたがいてくれなかったら、私きっと今ここでひとりっきりで」
「これ片付けながら多分泣いちゃってたわ」(あかり)
自分のひとりぼっちに気をとられ、誰かのひとりぼっちに気づけないでいた。(零)
「やっぱりこのお重箱見るとねえ…」
「何かこう…『埋めなきゃ!!』ってキモチになるのよねぇ」(あかり)
「『達成感』と『めんどくささ』は、もれなくセットになってるのがねー」(あかり)
──そうだ、あの家はなんかコタツみたいなんだ…。
中にいると、とろけるようあったかくて心地良くって。(零)
外に出ると今まで平気だった日常が、
すっごい寒いところなんだって気づかされてしまうんだ。(零)
「燃えるよなー、獅子王戦はっ。さあ取り行くぞ、桐山!!」
「地位、名誉、金っっ、全部だよ」(三角龍雪、通称:スミス)
「じゃ(モモ)、れいちゃんに言ったげないと」
「『がんばって!!』って言うんだよ」(ひなた)
あの時はただ為す術なく殴られるばかりで、ひとつの傷も返せなかったけど…。
盤上でまで、ただ殴られてる訳にはいかないんだよ。(零)
「勝てるかもしれない」──と思える人間がそのまま、
「勝つ可能性のある」人間だったりするのだ。(スミス)
100%勝敗が決まっている対局もまた、プロ同士絶対に無いのだ。(スミス)
「身軽さが信条なのだろう──ならば迷うな」(後藤正宗)
「兄者に桐山のアタマをかち割ってやって欲しいのです」(二海堂)
「(研究会?) こればっかりはんね、自分で言ってくるのを待つしかないんだよ」(島田開)
「お前さ、オレと当たる気まんまんだったけどさぁ」
「どうだった? 島田強かったろ?」(後藤)
「A級、ナメてんじゃねーぞ」(後藤)
「そんな…カッコ悪い事かなあ…気にする事ぜんぜんないのに」(ひなた)
「『がんばる』って口に出して、本当に『がんばった』んだと思う、れいちゃんなら…」
「それでダメだったとしても、誰も笑わないのに…」(ひなた)
「『失敗した』って事は、『挑戦した』って事だからな」
「何もやんねーで他人の事笑ってる人生より、ずっとマトモだ」(川本相米二)
「なぁに、そのうち大人になりゃあ、いやでも気付くさ」(相米二)
「どんなヤツでも一線でやってる人間で」
「恥をかいた事無いヤツなんていねぇってコトにな」(相米二)
僕は桐山に出会って、頭をカチ割られて、救われたんです。(二海堂)
ああ、オレより強いヤツがいる。
オレより努力した人間がいる。(二海堂)
「『オレは独りぼっちじゃないんだ』──って…」(二海堂)
「一人じゃどうにもならなくなったら誰かに頼れ」
「──でないと実は、誰もお前にも頼れないんだ」(林田先生)
「研究会に入れて下さい」(零)
4巻
「いつまでも来ないと、もう知らないからねっ」
「…こっちからおしかけて、口においなりさん詰め込んじゃうんだからっっ」(ひなた)
「まーまーまーまー、止めよ?」
「その話は多分、銀河の果て迄決着つかないから☆ね?」(島田)
「ここに盤さえあれば、お前のその浅はかな考えを正してやれるのにっっ」(二海堂)
「大勢の慣れない人に周りを囲まれて」
「気をはって対局前日に疲れちゃわないように側にいたいんだ」(二海堂)
「『知ったカオ』が近くに居ればホッとするだろ?」
「兄者はひといちばい気をつかってしまうひとだから…」(二海堂)
「それにこの雰囲気を少しでも味わって、慣れておいた方がいいぞ」
「いざその時に舞い上がって、集中力を欠いたりしないですむように」(二海堂)
「出るさ。絶対にタイトルに挑戦する、そう決めている」
「そう思わないで、どうしてやっていける」(二海堂)
「れいちゃん、これ食べて!!」
「お姉ちゃんと作ったの」(ひなた)
「たまごとゴマがいっぱい入ってて、甘くってとってもおいしいから」
「食べると元気出るから、ぜったいたべて」(ひなた)
「何あれ、ムカつく!!」
「ぜったい良くない!! あの女のひとっっ」(ひなた)
「ついに追いついたぞ、桐山」
「直接対決がかなう事、楽しみにしてるぜ」
「なあ、心友(ライバル)!!」(二海堂)
「この局面になった時点でよくないのではないかと…」
「説明って…えーと何ていうか…気持ち悪い?」(零)
「(局面が)『気持ち悪い』!?」
「桐山てめえ、『抽象的に言っとけば天才ぽいかな』とか思って」
「てきとーにしゃべってんじゃねーだろーな」(二海堂)
ぼくは、いやぼくたちはプロだ。
どちらかだけが一方的に甘い汁をすする関係であってはならないのだ。(零)
「おねいさん?」
「そーいえばっ、あかりおねいちゃんもヒナちゃんも、いっぱいケンカするっっ」(川本モモ)
「バカーって泣いたりしてる!!」
「でもね、なかよしっ」(モモ)
「しかし『(差が)縮まらないから』といって、それがオレが進まない理由にはならん」(島田)
「『抜けない事があきらか』だからって」
「オレが『努力しなくていい』って事にはならない」(島田)
「いい対局を見せるのが一番の務め」
「──でも、この『場(前夜祭)』を用意してくれた人達の前にきちっと立つのも」
「大事な務めだ」(島田)
棋士になれなくて田舎に帰った自分。
全てを賭けてここまで来ても、4タテくらいそうな自分。(島田)
どっちが悪夢かとことん味わってやろうじゃないか。(島田)
「気付かなかったね…」
「君は僕を信用し過ぎだ」(宗谷冬司)
5巻
「2人の伝説はまだ始まったばかりだぜ」(二海堂)
「(負けに)慣れてもダメです」
「『負け』が悔しくなくなったら、勉強しなくなってしまうので…」(零)
「強くなっても、もっと強い人と当たれば負けます…」
「そうすればやっぱり内蔵がひっくりかえるくらい悔しいです」(零)
「棋士なら他人(ひと)のアタマの心配より」
「タイトル戦にも出れずに終わるかもしんない自分の人生の心配でもしてろよ」(後藤)
「(学校で)ひ…ひとりぼっちになるの、こわいよう…」(ひなた)
「ほんとはずっと恐かった」
「でもっっ、でもっっ、後悔なんてしないっっ」(ひなた)
「しちゃダメだっ」
「だって私のした事はぜったい、まちがってなんかない!!」(ひなた)
「ひなちゃん、ありがとう」
「君はぼくの恩人だ」(零)
「約束する、僕がついてる」
「一生かかってでも僕は、君に恩を返すよ」(零)
6巻
「彼女は僕の大事なひとです」(零)
「彼女の為なら僕は何だってするつもりです」
「彼女が困っているのなら、何をしてでも助けたいっ」(零)
「…ダメだな」
「私はあの時、躊躇してしまった」(あかり)
「正義なんてどーでもいいから逃げて欲しかったって思ってしまった…」
「ひなが友だちの為に精一杯がんばってるのに…私は…」(あかり)
「あの時僕は、僕が助けてもらったんだと思いました」
「ひなちゃんはぼくの恩人だと…」(零)
「──だからひなちゃんをこんな『勇気ある子』に育ててくれた」
「あかりさんも僕にとっては恩人なんです」(零)
「れいちゃん、ありがと」
「ちょっとわかって来たから、次は大じょうぶ」(ひなた)
「…ねえ桐山くん、あれは何なの?」
「──あの空気は…」(ひなた)
「誰がえらくて誰がえらくないって、いつどうやって決まるの?」
「誰が決めるの?」(ひなた)
「私たちみんな同じ、ただの中学生のはずなのに」
「ただの同じ、人間のはずなのに」(ひなた)
「キャッチボールはいつでもやろうぜ」
「何かさ、見せといた方がいい気がする」
「味方がいるって事」(高橋勇介)
「私はくやしいっ」
「『どうしたい?』って…──アイツら全部『バカっ』って叫んでなぐりたいっっ」(ひなた)
「めちゃめちゃにしてやりたいっっ」
「ちほちゃんと同じ目に合わせてやりたいっ」(ひなた)
「それでっっ、自分たちが何したかを…思い知らせてやりたい」
「でもっ、もう遅い。ちほちゃんはもういない」(ひなた)
「それに無理っ」
「謝らせようにも、ちほちゃんはもうアイツらの顔なんて見たくも無いと思う」(ひなた)
「ありがとう」
「ほんとにイザとなったら頼っちゃうからね!?」(あかり)
「二海堂、お前なら大丈夫だ」(零)
ああ、うるさい…頭の中の声がこっちまできこえて来るみたいだ…。
世界の中心は自分だとでも思ってんだろうな。(零)
「そういう手加減はしないで下さいっ」(二海堂、幼少)
「将棋でまで『弱い人間扱い』されたら」
「もうボクはどこで生きて行ったらいいんですか!?」(二海堂、幼少)
「兄者、病気の事は桐山には言わないで下さい」
「強くなるにはライバルが必須です」(二海堂)
「あいつは自分じゃ気付いてないけどやさしい人間です──そして不安定だ」
「知ったらきっと手がにぶります──…」(二海堂)
「(修学旅行は)行く、行かなきゃダメな気がする…」
「でないとこの先ずっと何年も、大人になってからも後悔しそうな気がする…」(ひなた)
倒れるまで指しつづけた二海堂、そして目の前の彼女(ひなちゃん)も…戦っているんだ。
──みんなたったひとつの小さな自分の居場所を勝ちとるために。(零)
自分の問題(読みの弱さ)を克服せずに他人に背負わせる事を「正しい」と言うのなら、
僕の答えは──ただ一つ、ふざけるな。(零)
7巻
こんなに急に手に入ったものは、やっぱりまた急に消えて行っちゃうのかなあ。
──でも今はただうれしくて、うれしくて…。(零)
──そうだ、もしいつか消えちゃうんだとしても忘れないでおこう。
うれしかった日は確かにあったんだって。(零)
「ぶつとでも思った?」
「ぶつわけないでしょ? そんな事したらあなたの思うつぼだもん」(ひなた)
「──こんな時期に担任が変わって君らには気の毒だし」
「今不満の声も聞こえたけれど」(国分)
「でもこれ、転校する者が出る程のいじめがあったのに」
「お前ら38人もいて当事者以外誰一人声を上げず」
「ここまで見て見ぬフリをして来た代償だから」(国分)
「おねいちゃん、私どうすればよかったの?」
「おねいちゃんにまで…学校来てもらわなくちゃいけなくなっちゃって…私…」(ひなた)
「ひな…おねいちゃん行くわよ、三者面談だって何だって」
「どこまでもひなの味方だからね」(あかり)
「おねいちゃん、ひな解った」
「アイツらはきっと何があっても認めない」
「悪い事したなんて思っていない」(ひなた)
「──そんなヤツらの為に、私が私の人生を棒にふる理由はひとつも無い」
「──こんな所、何があったって生きて卒業さえすれば私の勝ちだ」(ひなた)
「証拠なんてね、出て来る訳が無い。イジメではね」
「証拠(そんなの)が無いのが当たり前なんですよ」(国分)
「『イジメがあった』と口に出せるのは、被害にあった人間だけです」(国分)
「ですからね、川本が『イジメがあった』と口にした事が」
「すでに1つの証拠なんですよ」(国分)
「先生…私、許さなくてもいいですか?」(ひなた)
「桐山くん、あのね…終わったみたい…」
「終わったんだと思う…たぶん」(ひなた)
「ひなちゃん、ごめん」
「ぼくは…結局僕は何もできなかった」(零)
「何も…? …桐山くん」
「私があんなに嬉しかったのに!?」(ひなた)
「『だって』じゃないっっ」
「『でも』じゃないっっ」
「桐山くんのバカっっ」(ひなた)
「結果は大事だけどな──桐山。人に伝わるのは結果だけじゃない」
「世界は結果だけで回ってるんじゃないんだよ」(林田先生)
8巻
今からぼくはこの人(宗谷名人)と渡り合わねばならないのだ。
力の差など解りきっている。(零)
──だが「勝つため」以外の心で飛び込んだら、一瞬で首を吹っとばされる。(零)
「そういうもんだよ」(宗谷)
「(来れない?) まあ残念」
「角煮がこんなにもトロットロに煮えたというのに!?」(あかり)
「そうぅ。自慢の半熟たまごがこんなにも」
「角煮の甘辛いタレでしみしみになっているというのに!?」(ひなた)
「…楽しかったろ? 宗谷との対局」
「また会いたくなるだろ? 盤の前で」(島田)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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