アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ(4期)」の名言・台詞をまとめていきます。
目次
→ダンまちⅣ(新章迷宮篇、1話)
→新章迷宮篇(7話)
→深章厄災篇(12話)
→深章厄災篇(18話)
ダンまちⅣ(新章 迷宮篇)
1話
「クノッソスの戦いを乗り越え、ゼノス君達を守り抜いた」
「それだけでも十分ランクアップに値する偉業なのかもしれない」(ヘスティア)
「ただ今回は、あの敗北にこそ意味があった」
「あの悔しさが、ベル君の器を次のステージに押し上げたんだ」(ヘスティア)
「ウェスタ…」
「いや、今の君を見ていたら言いたくなっちゃったんだ」(ヘスティア)
「ボクのつかさどる事物の象徴であり、称号であり、もう1つの名前でもある」
「”燃え続ける炎”って意味さ」(ヘスティア)
「ダンジョンへの挑戦を再開するつもりです」
「強くなるために」(ベル・クラネル)
「(ダンジョン最下層?) 結ばれた誓約」
「そして、決着だ」(フェルズ)
「僕は、もっと前に進みたい」
「ウィーネ達ゼノスのためにも、自分達のためにも、みんなで強くなりたい!」(ベル)
「だったら君(リリ)はどうする?」
「レベル1のサポーターなんて、下層では真っ先に死ぬよ」(ダフネ・ラウロス)
「まあ、それでもついていくつもりなら割り切るしかないかな」
「戦闘では一切動かず、後ろからパーティーに指示を出して操るの」(ダフネ)
「指揮官ってやつ」
「1番後ろで全てを見極めるのも結構大事だよ」(ダフネ)
「冒険者はステイタスに振り回される者が多いというが、俺も同意見だ」
「技を突き詰めれば、並の体しか持たぬ俺でも、お前達と張り合える」(タケミカヅチ)
「全ては技と駆け引きだ」(タケミカヅチ)
「ステイタスは一朝一夕には上がらない。だが…」
「もちろん技だって簡単に身につくものじゃない」(タケミカヅチ)
「努力と気合い」
「そして成し遂げようとする強い信念さえあれば、会得できる可能性はある」(タケミカヅチ)
「欲しいのは、強い者に立ち向かう技」
「仲間を助け、冒険を乗り切る力」(ヤマト・命)
「俺に武器を! 俺に武器を作ってくれ、頼む」
「半端なものじゃない、千草や春姫たちを守ってやれる武器が欲しい」(カシマ・桜花)
「分かったんです」
「エイナさんが、僕に教えてくれた意味が」(ベル)
「未知の階層では、知識がパーティーを守ることにもなる」
「だから、僕のやれるだけのことはしておきたいんです」(ベル)
「何があったかなんて聞けないけど…変わるんだなあ男の子って」
「こんなに少しの間で…」(エイナ・チュール)
「ダメだあ…私、完全にやられちゃったかも」(エイナ)
「寂しいさ! ボクはダンジョンについて行けないんだ!」
「寂しいに決まってるよ…」(ヘスティア)
「嬉しいっていうか、誇らしいっていうかさ、胸の奥がギュッとなる」
「あんなに泣き虫だったベル君がかっこよくなって、りりしくなって、堂々として」(ヘスティア)
「もう惚れ直しちゃうよ」
「キュンキュンだよ、ボクはあ」(ヘスティア)
「渡すもんかあ! ベル君は絶対誰にも渡さないぞお~」
「大好きだよ、ベルく~ん!」(ヘスティア)
「正直、遠征に不安がないわけじゃないんだ」
「ベル君達は強くなるために行くんだからね」(ヘスティア)
「みんなの子供たちも誘っておいてなんだけど…」
「リスクはある」(ヘスティア)
「でも、ボクは信じてるんだ」
「ベル君なら…あの子達なら、きっと乗り越えてくれるだろうって」(ヘスティア)
「まあ、中層を越えれば面倒事くらい起こるさ」
「それを乗り越えるのが冒険だろ?」(アイシャ・ベルカ)
2話
「偽善者になるって決めました」
「ゼノスを救うためにほかのモンスターを倒す」(ベル)
「これが悪いことで誰かに罵られることだったとしても」
「偽善者になるって、そう決めました」(ベル)
「ベル様は前よりとても…とても頼もしいです」
「でもそれと同じくらい、あの背中が遠ざかっているように思えて…」(リリルカ・アーデ、愛称:リリ)
「だったらどこまでも追いかけて、その背中を支えるのがお前の仕事じゃないのか?」
「サポーター」(ヴェルフ・クロッゾ)
「俺はあいつと並んで先に行くからな」
「いや、ベルより腕を上げていくぞ」
「置いていかれるなよ」(ヴェルフ)
「と…当然です!」
「リリはあの人のサポーターで、1番のパートナーなのですから!」
「ヴェルフ様なんかには負けません!」(リリ)
「ベル・クラネルの存在が、パーティー全体にいい影響を与えている」(アイシャ)
「強さで引っ張るだけじゃない」
「仲間を奮い立たせ、決意を共にし、成長を促す」(アイシャ)
「あ…参ったね」
「それじゃまるで、英雄じゃないか」(アイシャ)
「嬉しかったです」
「ベル様が私達にも遠征に行って、一緒に強くなろうと言って下さって」(サンジョウノ・春姫)
「私は未熟な妖術師ですが、ベル様のお役に立ちたいです」(春姫)
「(足手まとい?) そんなことはありません」
「それに、春姫殿は自分がこの身に代えてもお守りします」(命)
「ただ…この先はウチも未経験の”下層”だからね」
「何が起きるか分からないし、指揮官なら最悪の状況も想定しなきゃならない」(ダフネ)
「ダンジョンは残酷だからね、非情にならなきゃいけない時もある」
「でも君(リリ)なら、冷静に判断できると思う」(ダフネ)
「このパーティーはあんた次第だ」
「あんたがコケればパーティーもコケる」
「だから言っておくよ」(アイシャ)
「この先のダンジョンは文字どおり世界が変わる」
「”下層”、そして”深層”」(アイシャ)
「進めば進むほど迷宮の残酷さ、理不尽さを思い知ることになる」
「ベル・クラネル、そこに足を踏み入れる覚悟は出来てるかい?」(アイシャ)
「怖くないって言ったら嘘になります」
「でも…僕は先に進みたい」(ベル)
「(準備に)とにかく、ものすご~くお金がかかってます」(リリ)
「ですから! 皆さんには存分に活躍していただいて」
「ぜひとも遠征の費用を補填してもらわなければなりません」(リリ)
「正直、モンスターにやられてる暇とかありませんから!」(リリ)
「(1個で) さ…350万ヴァリス!」
「これが遠征、これが下層」(リリ)
「緑のコケが…全てを飲み込む」(カサンドラ・イリオン)
3話
「思いつきで構いません!」
「どうしたら千草さん達を助けられるか、カサンドラさんの意見を聞かせて下さい!」(ベル)
「まだ誰も死んでない」
「みんながいます、みんなで考えれば助けられる!」(ベル)
「リリ達は意見を全て言いました。最終判断はベル様に任せます」(リリ)
「あのモンスターを倒します」(ベル)
「私は信じてます」
「何があったって、みんなが…いますから」(ヒタチ・千草)
「認めたくないが、ベル・クラネルは私よりも強いよ」
「水の中でもしぶとく生き残ってるはずさ」(アイシャ)
「この状況でするなら自分達の心配さ」(アイシャ)
「今はパーティーの安全を優先すべきです」
「リリ達に何かあれば、よりあの人の枷(かせ)になってしまいます」(リリ)
「ベル様なら大丈夫です」
「信じましょう」(リリ)
「ベル様、申し訳ありません…」(リリ)
「まさか、イグアス? 下層最速のモンスター」
「見えない、しかもこの数」(ベル)
「あの人なら、きっとこうする」
「勝負だ!」(ベル)
4話
「ふざけるなよ…」
「モンスターが、”怪物進呈(パス・パレード)”を仕掛けるだなんて」(アイシャ)
「僕はやられない、あのモンスターを倒してみせる」
「信じて、マリィ」(ベル)
「もうマリィに怖い思いはさせない」
「だから、力を貸して」(ベル)
「修練は積んだ、武器もある」
「ならば自分も、ベル殿のように」(命)
「やるじゃないか」
「ベル・クラネルがいなければと思っていたが、私も見る目がないね」(アイシャ)
「もう滅多なことじゃ褒めないよ」
「あんた達は、私に守られるだけのパーティーじゃない」(アイシャ)
5話
「”レベルブースト”だけじゃ、お前はいずれ足手まといになる」(アイシャ)
「どんな魔法でもいい。回復でも攻撃でも、これ(グリモア)を読んで芸を増やすんだ」
「それが仲間の命を救うかもしれない」(アイシャ)
「坊や達の力になりたいなら、手段なんか選ぶな」
「なりふり構わず、意地汚いくらいでちょうどいい」(アイシャ)
「アイシャ様の言うとおり、他言無用です」
「ここから生きて帰るための切り札ですから」(リリ)
「あの人なら見捨てない…あの人は私を見捨てなかった」
「だから私も…リリも変わらなくちゃ」(リリ)
「だから…だから! リリはあなた達を見捨てない、絶対に諦めない!」
「リリは、あの人のサポーターなんですから」(リリ)
「レベルブーストを受けた時」
「ランクアップした体に自分の感覚がついていかないことがあります」(命)
「今までのベル殿はその感覚のズレ」
「器と心が一致しないまま戦ってきたのではないでしょうか?」(命)
「イグアスより遅い」
「それに力なら…あの人はこんなものじゃなかった」(ベル)
「あの人に勝ちたい」
「あの人に、今度こそ!」(ベル)
「勝負だ」
「アルゴ・ウェスタ」(ベル)
6話
「ボクの…ボクのベル君をよってたかっておもちゃにするなあ!」(ヘスティア)
「私は運がいい」
「(右腕だけで)命までなくさずに済んだのだからな」(ルヴィス・リーリックス)
「気に病んでくれるな」
「これは私達の至らなさが招いた失態なのだから」(ルヴィス)
「これが冒険だ、これがダンジョンだ」
「未知を求める我々が支払う代償であり、受け止めなければならない現実だ」(ルヴィス)
「ファミリアは違っても僕達は仲間です」
「足りない何かをみんなで補う、誰かが失敗しても支え合う」(ベル)
「それがパーティーで…あの冒険を乗り越えた」
「それが全てだと思います」(ベル)
「わ…私もお礼を言いたいです」
「その…予知夢を打ち破ってくれて」(カサンドラ)
「リリの言いたいことや聞きたいことは、みんな誰かに取られてしまいました」
「でも安心しました、ベル様はやっぱりベル様だったから」(リリ)
「ゼノス様達の一件があってから、リリは少し不安だったんです」(リリ)
「ベル様がなんていうか…」
「知らない世界に1人で走っていってしまうような、そんな気がして…」(リリ)
「でも違いました」
「ベル様は少し前のベル様よりずっとずっと強くなったけど」
「リリの知ってるベル様でした」(リリ)
「優しくて勇敢で、どんな時も諦めない!」
「リリの名前を呼んで、リリを何度も助けてくれた、あの時のベル様のままでした」(リリ)
「やっぱり、ベル様は変わられたかもしれません」
「なんというかより女たらしに…」(リリ)
7話
「あとはどうしても、リューさんがあんなことしたとは僕には思えない」
「リューさんは何かに巻き込まれているのかもしれない」(ベル)
「もしそうだとしたら…助けたい」(ベル)
「提案ですが、リリ達全員で討伐隊に加わりませんか?」(リリ)
「もしリュー様の容疑を晴らすというのなら、今もっとも重要なのは」
「ほかの冒険者たちに先んじてあの方に接触することです」(リリ)
「あれ? この流れなんだか、すごく嫌な感じがする」(カサンドラ)
「あなたの悪への執念、もう静まったかと思っていたのですが…」
「過去の業、アストレア・ファミリアの因縁」(アスフィ・アル・アンドロメダ)
「復讐の炎に燃やされる」
「また堕ちるのですか? リオン」(アスフィ)
「さっきの夢が頭から離れない」
「このままだと、あれが現実になってしまう気がして怖い」(カサンドラ)
「やっぱり信じてもらえない」
「今までもずっとそうだった」(カサンドラ)
「ダメ、この人(ベルさん)も止まらない」(カサンドラ)
「(残る?) ダメ!」
「それはダメ! それだけは…ダメ!」(カサンドラ)
「そんなの…この人達を見捨てることになってしまう」
「そんなこと出来ない」(カサンドラ)
「夢の内容から外れれば、最悪の事態は避けられるかもしれない」
「私が、この人達を助けなくちゃ」(カサンドラ)
「信じてもらえないかもしれないですけど、感じるんです」
「ベルさんが大変な目に遭うかもしれないって」(カサンドラ)
「あの人は誰かのために無茶が出来てしまう」
「そんな人だから…だから助けてあげたいんです」(カサンドラ)
「分かった、やってやる」
「これも魔剣と同じ、意地と仲間をはかりにかけるのはやめた」(ヴェルフ)
「それに、ベルが無茶をしそうっていうのは俺も同意見だ」
「なんせ前科持ちだからな、俺が契約した相棒は」(ヴェルフ)
「ベルさんなら、予知夢のことを信じてくれるかもしれない」
「でも、それでもきっとこの人は止まらない」(カサンドラ)
8話
「”過酷を紡ぐ”」
「何があの人を待ってるんだろう」(カサンドラ)
「面倒くせえのは全部てめえに任せた」
「あっ、レアドロップが出たら山分けだからな」(ボールス)
「(見張る?) 時間の無駄じゃないか」
「ぶちのめして吐かせる、これが1番手っ取り早いだろ」(アイシャ)
「いいから私の言うことを聞け!」
「あなたは何も知らなくていい…関わるな」(リュー・リオン)
「こんな奴等、化け物どもの餌になればいい」(リュー)
「私の唯一の過ちはジュラ…お前を完全に仕留められなかったこと」
「ろくに確かめもせず、討ち取ったと思い込んでいたおごりは悔やんでも悔みきれない」(リュー)
「あの時、確実に殺しておくべきだった」
「邪魔をするならあなたでも斬り捨てる」(リュー)
9話
「リューさんは殺してないって言った」
「僕はそれを信じる」(ベル)
「愚かな私を信じてくれてありがとう、クラネルさん」
「あなたに感謝を」(リュー)
「前の強化種といい、あんた達といると退屈しないで済むよ」(アイシャ)
「ラムトンとは一度戦ったことがある」
「負ける道理はない」(リュー)
「これが厄災? こんなものが?」
「恐怖が足りない、絶望が足りない」(カサンドラ)
「破滅を名乗るにはあっけなさすぎる」
「違う…これは厄災じゃない」(カサンドラ)
「一緒だ、あの時と…あれが、また…」
「ああ、アリーゼ…」(リュー)
「ああ…厄災が来たる」(カサンドラ)
10話
「奴が現れた」
「繰り返されるのか? またあの時のような惨劇が…」
「厄災が復活した」(ウラノス)
「誰も知らないダンジョンのタブー」
「あえて規制してしまえば、それはすなわち”そこに何かある”かを明示することになる」(ウラノス)
「我々はあの存在を口外せず、隠蔽するしかなかった」
「もちろん、ギルドの記録にも一切残っていない」(ウラノス)
「ダメだ…行ってはいけない」
「あれと戦っては…」(リュー)
「厄災の名は”ジャガーノート”」
「あらゆる冒険者を殺戮する破壊者」(ウラノス)
「奴はその場に居合わせた者、全てを殺す」
「それが奴の存在理由」(ウラノス)
「守りは薄い、速さと力に特化したモンスター…それなら!」
「初撃が勝負!」(ベル)
「よけられた?」
「あの大きさで、イグアスより速い」(ベル)
「でもボールズさんやみんな、リューさんだっている」
「逃げるわけにはいかない!」(ベル)
11話
「強い…強すぎる。やはり、この怪物と真正面から戦うなど…」
「あの時も、仲間達は皆…」(リュー)
「考えるな!」(リュー)
「私は、仇であるジュラの企みを防げず、無様をさらしながらここで…」(リュー)
「ごめんなさいシル、ミア母さん、みんな…」
「居場所をくれたあなた達に、私はまだ何も返していない」(リュー)
「ああでも、これでアリーゼ達のもとに…」
「彼女達を殺した咎(とが)から、ようやく…」(リュー)
「ベル…ベル!」
「お願い…お願い、生きて」(マリィ)
「ありがとう、マリィ。行ってくる」(ベル)
「約束…負けないで」(マリィ)
「勝負だ」
「ヴェルフとカサンドラさんが託してくれた、ゴライアスのマフラーがあれば」(ベル)
「そしてこの神様のナイフがあれば」
「僕は戦える、立ち向かえる!」(ベル)
「ここで逃せば、こいつはリリ達やほかの冒険者を襲いにいく」
「そんなことは絶対にさせない」(ベル)
「ここで倒す!」(ベル)
「あの人なら、ひいたりしない」
「あの人なら、最後まで斬り結ぶ」
「だから僕は…」(ベル)
「(確認した?) もうそんな常識は通用しないってのか」(アイシャ)
「さっきの大きな爆発、そして悲鳴のような奇妙な音」
「私達の知るダンジョンとは違っちまってる」(アイシャ)
「暗い? ラムトンは階層間を移動する」
「どこか、違う階層に連れてこられた?」
「それじゃあ、ここは…」(ベル)
「まさか…まさか…”ホワイトパレス”」
「ここは、深層…」(ベル)
深章 厄災篇
12話
「深層? 怖い場所…かな」
「口で言っても分からないと思う」(アイズ・ヴァレンシュタイン)
「でも、行けば分かる」
「もし、君があそこに行けるようになったら、その時は…」(アイズ)
「この声は…来るのか?」
「あのモンスターが…」(ベル)
「大いなる厄災が来たる」
「近づくことなかれ、其は破滅の化身」
「触れることなかれ、其は万死の宣託者」(カサンドラ)
「そして絶望の檻は棺へと変わり、汝をさいなむ」
「忘れるな。求めし光はよみがえりし太陽のもと、他にはない」(カサンドラ)
「破片を集め、火を捧げ、日輪の灯火を請え」
「心せよ、其は惨禍の宴(うたげ)」(カサンドラ)
「いったん退くよ」
「(ベル?) 状況を見て言え! まずは態勢を立て直してからだ」
「死にたくなけりゃ早くしな!」(アイシャ)
「手は尽くそう」
「たとえ無駄に終わろうとも…」(ウラノス)
「今襲われたら、間違いなくやられる」
「逃げなくちゃ。でもあの先で、どんなモンスターが出てくるのかも分からない」(ベル)
「かといって、ここで迎え撃つ?」
「この状況で、あんな怪物を?」
「けど、狭い通路で追い詰められたら…」(ベル)
「ダメだ! 頭が回らない、闇が重い」
「これが、深層なのか…」(ベル)
「甘かった。やっぱり、夢からは…厄災からは逃げられなかった」
「これが”絶望の檻”」(カサンドラ)
「出現するはずのない階層主、この鳥かご」
「これではまるで、ダンジョンが自分達を殺しにきているような…」(命)
「腹をくくりな!」
「どうせ逃げ道はないんだ、やるしかない」(アイシャ)
「せめて、ベル・クラネルがいてくれれば…」(アイシャ)
「ハッ! ふざけるんじゃないよ、アイシャ・ベルカ」
「いつからオスに寄りかかる軟弱な女になった」(アイシャ)
「初めてだろ、リリスケ。ベルがいない冒険をするのは」
「強い奴がいないと戦えない、英雄がいないと戦えない」(ヴェルフ)
「違うだろ!」
「冒険者って奴はそうじゃねえだろ」(ヴェルフ)
「ベルがいないと何も出来ない。そんなふうに思われたら、立つ瀬がないだろ」
「違うか? 違わないよなあ!」(ヴェルフ)
「そろそろベルに自慢してやろうぜ」
「俺達だけで階層主を倒したってなあ!」(ヴェルフ)
「当然です。リリはあの人の隣に立って、これからも冒険のお供をします」
「するんです!」(リリ)
「この竜とは何度か戦ったことがある。戦力不足は百も承知だが…」
「いくよ、あんた達!」(アイシャ)
「ただ、嫌な予感がするんだ」
「ボクの取り越し苦労ならそれでもいい。ベル君達に力を貸してほしい」(ヘスティア)
「隙がなけりゃ、作るんだよ!」(アイシャ)
「リリルカ! 迷わないで!」
「最高の指揮は、自分をののしることなんかじゃない!」
「冷静に局面を見て、状況をどう動かすか!」(ダフネ)
「絶望なんて言葉に負けるな!」
「前を見ろ! 立ち向かえ!」
「ウチもあんたも、冒険者なんだから!」(ダフネ)
13話
「やっぱり、行くしかない。逃げなきゃ、少しでも遠くへ」
「この先だって、モンスターはいる。でも今は、逃げないと」(ベル)
「こんなの、ただのまぐれだ」
「あのモンスターは、きっとまた…」(ベル)
「これで、いい…今の私は、使い物にならない。魔法もこれが最後です」
「ならあなたを癒やす、道理です」(リュー)
「クラネルさん。私を置いて、あなただけでも…」(リュー)
「たった(1匹と)一戦…それだけで、こんなに…」
「これが深層。この先、どうすれば…」(ベル)
「嫌だ、嫌だ、嫌だ、絶対に!」
「(1人で)置き去りになんかしない!」(ベル)
「それに、僕が1人で深層をさまよって、生き残れるはずないじゃないですか!?」(ベル)
「さっきの戦いだって、リューさんがいなかったら危なかった。荷物なんかじゃない」
「深層を知ってるリューさんが必要なんです!」(ベル)
「確かに早計だった。冷静さを失っていたようです」
「あなたの言うとおり、私にはまだ使い道があるようだ」(リュー)
「落ち着きなさい。モンスターの気配は私は探ります」
「あなたは進むことだけに集中して下さい」(リュー)
「苦しいでしょうが、聞きなさい。クラネルさん、嘆く必要はありません」
「たとえ同業者達の骸(むくろ)に出くわそうと、状況は何も変わっていない」(リュー)
「むしろ目的地であるルームにたどり着けた」
「これは前進だ。だから何も悲嘆する必要はない」(リュー)
「5分」
「私が見張りをします。その間に、仮眠を取るのです」
「そして、出来る限り体を回復させなさい」(リュー)
「この深層で、かつ私達の現状ではそれが限界です」(リュー)
「いかなる場所でも眠り、回復に努められる」
「これも冒険者の才能です」(リュー)
「ここで心身を回復できるか?」
「それがあなたの…いえ、私達の分かれ目です」(リュー)
「ゆっくり、休みなさい」
「5分か…」(リュー)
14話
「リュー? 言いにくいわね」
「決めた! 今日からあんたのことは、”リオン”って呼ぶわ」(アリーゼ・ローヴェル)
「5分…しのげるか?」
「ここで休ませなくては、クラネルさんが壊れてしまう」(リュー)
「せめて深層さえ脱出できれば、彼なら切り抜けられるかもしれない」
「あなただけは、助ける」(リュー)
「5分、経ちました」(ベル)
「ありがとうございます」
「私も、限界のようだ…」(リュー)
「リオン、話を聞いてるの!?」
「団長である私が話をしているのにボーッとしているなんて…」
「とっても度胸があるわね」(アリーゼ)
「ああ…これは夢だ。私の、5年前の記憶」
「アストレア・ファミリア」(リュー)
「勝てない…命を賭さねば、勝てない!」(命)
「体が燃え尽きそう…いいえ、燃え尽きてもいい」
「灰の中からこの歌を届けられれば!」(春姫)
「やるようになったじゃないか、へっぽこ狐め」(アイシャ)
「やりました!」
「リリ達だけで階層主を倒しました!」(リリ)
「これは、迷宮の孤王(アンフィス・バエナ)のドロップアイテム」
「超レアな、竜の肝では!?」(リリ)
「違う…終わっていない」
「私達は、まだ夢の暗示の中にいる」(カサンドラ)
「俺はリリスケに賛成だ」
「逃げるのはベルを助けてからだ!」(ヴェルフ)
「みんなを死なせるわけにはいかないから!」
「今ここで逃げたら、私には生きていく意味なんてなくなってしまうから!」(カサンドラ)
「私の言葉に耳を貸すのは、これっきりでいい」
「だから…ダフネちゃん、私を信じて!」(カサンドラ)
「私は、あんたの夢なんか信じないんだから!」
「私が信じたのは、カサンドラ・イリオンなんだからね!」(ダフネ)
15話
「ああ…これは、あの日の記憶だ」
「あの厄災が現れる直前の…」(リュー)
「(罠?) だとしても、行くしかないわ」
「あんな惨劇を二度と起こさせないために、私達が行く」(アリーゼ)
「ええ、私だもの!」(アリーゼ)
「よく眠ってる」
「リューさんのこんな無防備なところ、初めて見たかもしれない」(ベル)
「いかにも、分かるのは唯1つだけ」
「手前共の到着は遅きに失した、ということだ」(椿・コルブランド)
「(余裕がない?) まだ言うんですか?」
「進むことを選んだ時点で、ベル様と合流するのは決まりです」(リリ)
「(不可能?) 進むしかないんだよ」
「迷宮の修復が済むまでは24階層に引き返せない」(アイシャ)
「ならベル・クラネルを拾って」
「下層のセーフティポイントまで行くしかないのさ」(アイシャ)
「こんな状況だ」
「まともな判断が残ってる冒険者なら、正規ルートをたどって引き返してくる」
「ばったり鉢合わせすることを祈りな」(アイシャ)
「(何が起こってる?) ダンジョンに聞いて見ろ!」
「つくづく私達を振り回しやがって!」(アイシャ)
「ウソです! ベル様が死ぬわけない!」
「あの人が、リリの前からいなくなるわけない!」(リリ)
「ベル様が死んだ?」
「それが本当なら、ベル様がもういないというなら…」
「こんなことをして、何に…」(リリ)
「ああ、(ベルは)必ず生き延びてるはずだ」
「俺達の団長だからな」(ヴェルフ)
「ベル・クラネルに、疾風に少しでも負い目があるなら」
「男を見せな」(アイシャ)
「俺は、こいつらに何が出来る?」
「鍛冶師として、何を返してやれる?」(ヴェルフ)
「ヘファイストス様」
「俺はどうすればいいんですか?」(ヴェルフ)
「おい、お前ら」
「俺に命を預けられるか?」
「今からここで魔剣を打つ」(ヴェルフ)
「モンスター共を吹き飛ばして、27階層へ行こうっていうなら、この手しかない」
「魔剣の力に頼るしか…」(ヴェルフ)
「鍛錬を始めれば俺は動けない」
「だから魔剣が出来上がるまでの間、俺を守ってくれ」
「俺にお前達の命を預けてくれ!」(ヴェルフ)
「槌はある、鉄はある」
「それなら、考えるべきことは1つだけよ、ヴェルフ」
「あなたの炎は燃えている?」(ヘファイストス)
「(出来るか?) 決まってんだろ!」
「槌と鉄、そして燃えたぎる炎さえあれば、武器はどこでも打てる」
「それが俺達、鍛冶師だ!」(ヴェルフ)
16話
「結局のところ、正義など都合のいい道具でしかない」
「大義名分を得るための武器、暴力を正当化する色のない旗だ」(ゴジョウノ・輝夜)
「うん。やっぱりやめましょう、この話題」
「神様達に聞いたって、答えが出ないんだもの」
「私達が悩んでも無理無理」(アリーゼ)
「正義って誰でも語れるし」
「逆にその名を語ることだって出来るでしょ?」(アリーゼ)
「だから私達は正解を探すのではなく」
「偽物の正義をやっつけましょう!」(アリーゼ)
「偽りの正義が消えれば」
「そこには調和と秩序、そして笑顔が生まれる」(アリーゼ)
「それがきっと、私達アストレア・ファミリアの求めている正義なのよ!」(アリーゼ)
「正義は背負うものじゃない」
「いつか押し潰されてしまうから」(アリーゼ)
「ましてや、振りかざすものでもない」
「そんなもの、悪意の押し売りと一緒だもの」(アリーゼ)
「正義は、秘めるものよ」(アリーゼ)
「今日もみんな、私の正しさにひれ伏したわね!」
「さっすが私!」(アリーゼ)
「平行線ですね。私もあなたも強情だ」(リュー)
「どうせ拾った命だろ」
「生きて帰りたきゃ、1秒でも長くその盾を構えてな」(アイシャ)
「ここからは、行動の選択1つひとつが生死を分けます」
「魔法も多用は出来ません」
「極力、命をつなぐ使い方をしなければ」(リュー)
「ダンジョンに敗れた先人を利用する」
「手段など選んでいる場合ではない」(リュー)
「ごめんなさい」
「僕は、生きて帰りたいんです」(ベル)
「これがダンジョンなんだ…」
「これが冒険者なんだ…」(ベル)
「(なんのため?) 友の…ため」
「そうだ。なんで忘れてた、こんな当たり前のことを!」(ヴェルフ)
「俺が武器を打つのは、ベルとあいつらのためだ!」(ヴェルフ)
「ああ、分かってる」
「どれだけ威力があっても、今までと同じ魔剣じゃダメだ」(ヴェルフ)
「魔剣は必ず壊れる、魔剣とはいつか別れが来る」
「だったら今ここで、魔剣を超える魔剣を打つ!」(ヴェルフ)
「絶対に、壊れない魔剣を!」(ヴェルフ)
「そうだ、目指すべきは神の刃!」
「あの人が…神が打った至高へと至る武器」(ヴェルフ)
「待ってろ、ベル」
「俺はお前を1人になんかしない」
「絶対に隣を歩く!」(ヴェルフ)
「いや、俺はお前だって、ヘファイストス様だって追い抜いてやる」
「だから、俺はーーっ!」(ヴェルフ)
「始めるぞ、今から!」
「至高・煌月(かづき)!」(ヴェルフ)
「この魔剣は砕けない」
「使い手と共に歩み、最後まで運命を共にする」(ヴェルフ)
「これが始まりだ」
「俺の高みに登り詰める挑戦の第一歩だ」(ヴェルフ)
「預かったお前らの命…返すぜ」(ヴェルフ)
17話
「私達程度の実力で、全てを救えると思うな」(輝夜)
「貴様の語る”正義”は、都合のいい”理想”に過ぎない」
「誰しもが、いつか”選択”する日を迫られる」
「私も、貴様も」(輝夜)
「クラネルさん、戦闘にまだ無駄が多い」
「もっと効率を極めなさい」(リュー)
「あなたは自罰的すぎる」
「だから、冒険者らしくない」(リュー)
「逆に少しでも自信を持てれば」
「あなたはもっと強い冒険者になれる」(リュー)
「今言ったことを忘れずに」
「あなたなら出来る」(リュー)
「ポーションは腐ろうが問題はない」
「効果は…失われない…はず…」(リュー)
「(2人で?) いるはずがない」
「最低でもスリーマンセル、いやフォーマンセル」
「欲を言えば、そこにヒーラーを加えたい」(リュー)
「ここ(深層)はそういう領域だ」(リュー)
「私がいなくなる前に、どこまで彼の成長を促せるか?」
「最初から犠牲を見越すのは下策ではある、が…覚悟はしておくべきだ」(リュー)
「きっと、2人で一緒に生き延びることを深層は許さないだろう」
「いずれ犠牲を払わなければならない局面が必ず来る」(リュー)
「クラネルさんは今も”理想”を追いかけている」
「私と共に生き延びる未来を」(リュー)
「私も昔はこんな真っ直ぐな目で、”理想”を追いかけていたのだろうか」(リュー)
「喜べ、輝夜」
「私ももう、あなた側だ」(リュー)
18話
「リオンの考え方がいいと思うわ」
「みんな助けられた方が、嬉しいに決まってるもの」(アリーゼ)
「でも、正しいかは分からない」
「理想を愚直に追うことで、全てが上手くいくとは」
「私も思わないから」(アリーゼ)
「たぶんね、正解はないの」
「あるのは願いを叶えるために、どれだけ努力したか」(アリーゼ)
「そして届かなかった理想の前に」
「何を残すことが出来たか」(アリーゼ)
「清く正しく聡明で完璧な私でも」
「そんなことくらいしか言えないわ」(アリーゼ)
「けどね、理想って大事でしょ?」(アリーゼ)
「理想を追わなければ」
「妥協の末に手に入れるものも」
「きっと小さくなってしまう」(アリーゼ)
「だから理想を求めることには意味がある」
「私はそう信じている」(アリーゼ)
「(理想を叶える人?) 知らないの?」
「そういう人はね…”英雄”って言うのよ」(アリーゼ)
「その魔剣!?」
「やってくれたわ、この青二才が!」(椿)
「神の頂(いただき)に手をかけおった!」
「至高の高みがどれほどのものか」
「分かってすらおらぬ分際で!」(椿)
「なんと憎たらしい、なんと痛快だ」
「おめでとう、ヴェルフ・クロッゾ」
「そして地獄へようこそ」(椿)
「異論は一切認めません!」(リリ)
「可能かどうかじゃない!」
「成し遂げるんです!」(リリ)
「”ボロボロの僕にトドメを刺そうとするモンスターを誘導して仕留める”」
「アイズさんとリューさんの言葉がつながった」(ベル)
「”強くならなければ死が待っている”」
「深層という極限状態が、彼を高みへと押し上げているのか」(リュー)
19話
「正しさなんて、そいつ次第でいくらでも変わっちゃうぜ」(ライラ)
「結局、何を”本当”にするかは自分次第なんだ」
「だから、自分が納得できる”本当”を作っちまえ」(ライラ)
「クズ共を取り締まるなら、綺麗事だけじゃあやっていけないぜ」(ライラ)
「知識は武器だ、情報はごちそう」(ライラ)
「邪道だろうが、くっだらねえ雑学だろうが」
「学んで覚えたものは全部お前を助ける力になる」(ライラ)
「余計な知識はお前を悩ませるかもしれないが、無知よりマシだ」
「時間をかけていいから、知識を”知恵”に変えろ」(ライラ)
「闘技場(コロシアム)を抜けるしかない」
「ここからが正念場」
「いえ、避けようのない”冒険”を冒す、その時です」(リュー)
「ダメだ…どんなに倒しても終わらない」(ベル)
「これでいい」
「行きなさい…」(リュー)
「この決断はあなたを苦しめるだろう」
「それでも、生きてほしい」
「罪を背負った私よりずっと…」(リュー)
「もう戦う意味などないが…」
「ただで命をくれてやる気はない」(リュー)
「それに…最後まで苦しまなければ、アリーゼ達に合わせる顔がない」(リュー)
「ここが私の死に場所か…」(リュー)
「モンスター達にもてあそばれ」
「エルフとしての誇りも亡きがらも残せずに死ぬ」(リュー)
「だとしても…それでもいい」
「彼を救えたのだから」(リュー)
「ごめんなさい…シル、みんな」
「せっかく救ってもらった命を…」(リュー)
「アリーゼ、どうか…どうか私を裁いて」(リュー)
20話
「爆発で生き埋めにしようとは…品がなさすぎて笑えるな!」(輝夜)
「終わりにするわ」
「イヴィルスも、悪の時代も!」(アリーゼ)
「これが無事に見えたら、団長の目も大概節穴だな」(輝夜)
「ごめんなさい、輝夜、ライラ」
「2人の命をちょうだい」(アリーゼ)
「私は…リオンを助けたい」(アリーゼ)
「いいぜ、乗ってやるよ」
「私は自分の命が1番大事なんだ」(ライラ)
「でも、このまま戦ったって」
「どうせ真っ先に死ぬだろうからな」(ライラ)
「ああ…死に場所はここでいい」
「選択すべき時が来たということだ」(輝夜)
「人の数だけ正義は存在する」
「何が正義かなんて、今も私は答えを出せない」(アリーゼ)
「でもリオンなら、正しいことを選び続ける」
「自分の正義を貫き通せる」(アリーゼ)
「お願い。約束よ、リオン」
「そして、いつか叶えて…あんたの理想を」(アリーゼ)
「そこにいるのか? リオン」
「お前は生きるんだぞ」(ライラ)
「これ(短刀)はくれてやる、形見と思わず存分に使え」
「強くあらんことを、私の好敵手」(輝夜)
「あらゆる感情が、私の中からあふれた」
「仲間を失った絶望、仕留められなかった怒り、逃げられた困惑」(リュー)
「そして、無能の烙印を押されながらも生き残ってしまった恥辱」
「ここで無駄死にすることは、仲間の最期が許してはくれなかった」(リュー)
「私はモンスター達の気配に追い立てられるように」
「惨めにその場を去った」(リュー)
「戦わねばならなかった、死ぬつもりだった」
「仲間の無念を晴らすために…己を断罪するために」(リュー)
「心は行き場をなくしていた」
「生きなければという使命と、死への渇望が混ざり合い、私をさいなみ続けた」(リュー)
「その痛みは、やがて黒い衝動へと結実した」(リュー)
「それは正義と呼べるものではなかった」
「崇高な使命も理想もない、ただの憎しみだった…」(リュー)
「リュー、正義を捨てなさい」(アストレア)
「復讐は終わった」
「だが私は、また生き残ってしまった」(リュー)
「あの時アリーゼに救われたように、私はシルに救われた」
「いや、救われてしまった」(リュー)
「自分への断罪を果たせないままに…」(リュー)
「嫌です、あなたは死なせない」(ベル)
「正義とは、僕には分かりません」
「でも、リューさんからもらったものがたくさんある」(ベル)
「それはきっと、正義です」(ベル)
「(正義を)否定なんかさせない」
「たとえリューさん自身にだって」(ベル)
「正義は、生き続けてる」
「リューさんの中に、正義はある」(ベル)
「今の僕の正義は、あなたと生きて帰ることです」
「だから、絶対に離さない」(ベル)
「お願いです。もう、二度とあんなことをしないで」(リュー)
「はい、約束します」(ベル)
21話
「どうしてだろう…こんなにも彼を意識してしまっている」
「以前、水浴びをのぞかれた時でもここまでは…」(リュー)
「(戻ったのは) もう誰も死なせたくない、そう思ったから」(ベル)
「私は…ファミリアの皆の命と引き換えに生き残った」
「だから…だから私は…」(リュー)
「それじゃあ、やっぱり生きなきゃダメじゃないですか」(ベル)
「リューさんの大切な人達は」
「リューさんに生きてほしくて戦ったんだから」(ベル)
「胸が熱い…体はこんなにも冷たいのに…」(リュー)
「や…やはり、肌を寄せ合いましょう」
「い…今、私達がやっていることは、ひひ…非効率だ」(リュー)
「(エルフ?) そんなことは考えなくていい」
「非常時ならエルフも、ドワーフとさえ抱き合うくらいする」
「…はずです」(リュー)
「(帰ったら) 僕は…ヴェルフやリリや命さんや春姫さん」
「みんなと一緒に帰って、神様に言いたいです」(ベル)
「”ただいま”って」(ベル)
「”停滞”を選んだ者達を、ダンジョンは生かして帰さない」
「準備を終えたら、ここを発ちましょう」(リュー)
「あの安らぎは、ただひと時のこと」
「未練などまやかしだ」(リュー)
「ツイてる、こんな幸運」
「いや違う。諦めずに進み続けて、つかみ取ったんだ」(ベル)
「でも…もう無理だ。ベルも私も、血を流し過ぎた」
「ここで生きつないだとしても、私達はもう…」(リュー)
「ジャガー…ノートは?」(ベル)
「消えました。ここには、いません」
「だから、もう…大丈夫です」(リュー)
「これで帰れますね、僕達。シルさん達のもとに帰れます」(ベル)
「ええ、私達は帰れる」(リュー)
「ベル…」
「抱きしめてくれませんか?」(リュー)
「温かい…今だけは、彼と誰よりもつながっている」(リュー)
「何も成し遂げられなかったこんな最後が」
「こんなにも愛しい」(リュー)
「これでいい。この人はもう、たくさん傷ついているから」
「幸せな夢を見ていてほしい、全部終わるまで」(ベル)
「痛い、体中が悲鳴をあげてる。だけど…」
「痛みを感じられるのなら、動ける」(ベル)
「僕はこの人を…守る!」(ベル)
22話
「お前を倒す」
「リューさんと、地上に帰るんだ」
「勝負だ!」(ベル)
「やっと行ける、みんなの所へ」(リュー)
「怒られるかもしれない、皮肉を言われるかもしれない」
「けれど最後はきっと明るく迎えてくれる」(リュー)
「ようやく願いが叶う、ようやく罪をあがなえる」
「ようやく私も…」(リュー)
「ダメよ!」
「来ちゃダメよ、リオン」
「絶対にダメ、そんなの許さない」(アリーゼ)
「分かるでしょ?」
「こっちに来たら、あんたは後悔するんだから」(アリーゼ)
「(無理?) 嘘」
「あんたの正義は、失いたくないって叫んでる」
「あんたの正義は、まだ生きてる」(アリーゼ)
「私達が求めたものは調和と秩序、そしてみんなの笑顔」
「あんたはそれを忘れてなんかいなかった」(アリーゼ)
「私が信じた通り、あんたはちゃんと正しいことをやり続けた」
「それが…リオンの正義、明日を照らす希望よ」(アリーゼ)
「(希望?) 彼を助けたい」
「彼と一緒に、あの酒場へ…シル達のもとへ帰りたい!」(リュー)
「リオン、逃げちゃダメ…逃しちゃダメよ!」(アリーゼ)
「行ってきます」
「大好きだった、大切な人達」(リュー)
「私は、英雄譚の湖の妖精にはなれない」
「守られるだけの妖精には決して!」(リュー)
「ベル! あなたを1人、死地に行かせない!」(リュー)
「この魔法で、一度は友を見殺しにした」
「でも今は…今度こそは、大切なものを失いはしない!」(リュー)
「分かっている、妄想だ」
「ただの感傷だ、都合のいい幻想だ」
「それでも!」(リュー)
「4日間だそうだよ」
「君とエルフ君が深層にいた時間さ」(ヘスティア)
「あの人数で階層主を倒したヴェルフ君達もそうだけど」
「本当によく頑張ったよ、君達は」(ヘスティア)
「感謝しなきゃならないね」
「君を救ってくれた正義の味方に」(ヘスティア)
「(ベルを助けた?) 逆です」
「彼がいなければ、私はとっくに死を受け入れていた」(リュー)
「私には、死を覚悟した仲間を止めることなど出来ませんでした」
「でも彼は違った、生きろと私の背中を押した」(リュー)
「”正義を捨てなさい”」
「復讐に取り憑かれた私に、アストレア様が告げた言葉です」(リュー)
「私はそれを、神から破門・拒絶だとばかり思っていた」(リュー)
「でも違った。アストレア様は、私を救うためにあえてそう言ってくれた」
「進むべき道を閉ざせば、私が壊れてしまうと分かっていたから」(リュー)
「ベル、あなたのおかげです」
「あなたが、私の中に正義があると言ってくれた」
「あなたの言葉で、私は立ち上がることが出来た」(リュー)
「改めて言います」
「あなたは尊敬に値するヒューマンだ」
「ありがとう、ベル」(リュー)
「よかった」
「リューさんがそんなふうに笑えるようになって」
「きれいです、これまでよりずっと」(ベル)
「あ…あなたの顔が見れない」(リュー)
「一体何が…」
「ああ、アリーゼ…私は一体どうすれば…」(リュー)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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