「ヱヴァンゲリヲン(エヴァンゲリオン)新劇場版」の名言・台詞まとめ

アニメ「ヱヴァンゲリヲン(エヴァンゲリオン)新劇場版:序」「破」「Q」の名言・台詞をまとめていきます。

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

「やはりA.T.フィールドか?」(冬月コウゾウ)
「ああ、使徒に対し通常兵器では役に立たんよ」(碇ゲンドウ)

 

「ミサト、でいいわよ」
「改めてよろしくね、碇シンジ君」(葛城ミサト)

 

「何も聞かないのね、シンジ君」(ミサト)
「あの…聞いても何も答えてくれないだろうと思って?」(碇シンジ)

 

「妙に気を回して決めつけんのね」
「子供らしくないわよ」(ミサト)

 

「第4の使徒、大した自己復元能力だな」(冬月)
「単独で完結している、準完全生物だ。当然だよ」(ゲンドウ)

 

「生命の実を食べた者達か」(冬月)
「ああ。知恵の実を食べた我々を、滅ぼすための存在だ」(ゲンドウ)

 

「その(勝つ)ためのNERV(ネルフ)です」(ゲンドウ)

 

「何かするんですか、僕は?」
「そうですね。用もないのに父が僕に手紙をくれるはず、ないですよね」(シンジ)

 

「そっか…苦手なのねお父さんが」
「あたしと同じね」(ミサト)

 

「あれがあたし達の秘密基地、ネルフ本部」
「世界再建の要、人類の砦となる所よ」(ミサト)

 

「到着予定時刻を12分もオーバー」
「あんまり遅いので迎えに来たわ、葛城二佐」
「人手もなければ時間もないのよ」(赤木リツコ)

 

「人の作り出した、究極の汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン、その初号機」
「我々人類の、最後の切り札よ」(リツコ)

 

「父さんは、僕がいらないんじゃなかったの!?」(シンジ)
「必要だから呼んだまでだ」(ゲンドウ)

 

「乗るなら早くしろ」
「でなければ、帰れ!」(ゲンドウ)

 

「シンジ君、何のためにここに来たの?」
「ダメよ逃げちゃ、お父さんから」
「何よりも自分から」(ミサト)

 

「冬月、レイを起こしてくれ」
「死んでいるわけではない」(ゲンドウ)

 

「レイ」
「予備が使えなくなった、もう一度だ」(ゲンドウ)

 

「やっぱり僕は、いらない人間なんだ…」(シンジ)

 

「逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」
「やります、僕が乗ります!」(シンジ)

 

「もちろんだ」
「使徒を倒さぬ限り、我々に未来はない」(ゲンドウ)

 

「シンジ君、今は歩くことだけを考えて」
「歩いた!」(リツコ)

 

「回路遮断、せき止めて!」(リツコ)
「ダメです。信号拒絶、受信しません!」(伊吹マヤ)

 

「ここまでね…作戦中止、パイロット保護を最優先。プラグを強制射出して!」(ミサト)
「ダメです、完全に制御不能です!」(マヤ)

 

「そんな!? 動けるはずありません!」(マヤ)
「まさか…」(ミサト)
「暴走!?」(リツコ)

 

「勝ったな」(冬月)

 

「初号機もA.T.フィールドを展開。位相空間を、中和していきます」(マヤ)
「いえ、侵食しているんだわ」(リツコ)

 

「あれがエヴァの…」(リツコ)
「本当の姿…」(ミサト)

 

「知らない天井だ…」(シンジ)

 

「(暴走の)結果、原因不明ね」
「兵器としての信頼性…ちと厳し過ぎるわね」(ミサト)

 

「(人類補完計画)分かっております」
「全ては、ゼーレのシナリオ通りに」(ゲンドウ)

 

「A.T.フィールドを失った使徒の崩壊、予想以上の状況ね」(リツコ)
「まさに血の池地獄。なんだかセカンドインパクトみたいで、嫌な感じですね」(マヤ)

 

「エヴァは使徒に勝てる」
「この事実だけでも、人類にわずかな希望が残るわ」(ミサト)

 

「いいんです、1人の方が…どこでも同じですから」(シンジ)

 

「だから、シンジ君は、私のとこで引き取ることにしたから」
「上の許可も取ったし」(ミサト)

 

「心配しなくても子供に手出したりしないわよ」
「相変わらずジョークの通じない奴」(ミサト)

 

「すまないけど、ちょっち寄り道するわよ」
「い・い・と・こ・ろ!」(ミサト)

 

「何だか、寂しい街ですね」(シンジ)
「時間だわ」(ミサト)
「凄い! ビルが生えてく!」(シンジ)

 

「これが、使徒専用迎撃要塞都市・第3新東京市、私達の街よ」
「そして、あなたが守った街」(ミサト)

 

「あ、あの…お邪魔します…」(シンジ)
「シンジ君。ここは、あなたの家なのよ」(ミサト)

 

「た…ただいま」(シンジ)
「おかえりなさい」(ミサト)

 

「やっぱ人生、この時のために生きてるようなもんよね!」(ミサト)

 

「いや、あの…こういう食事、慣れてないので…」(シンジ)

 

「楽しいでしょ?」
「こうして他の人と食事すんの」(ミサト)

 

「やなことはお風呂に入って、パァーっと洗い流しちゃいなさい!」
「風呂は命の洗濯よ!」(ミサト)

 

「ちとわざとらしくはしゃぎ過ぎたかしら?」
「見透かされてるのはこっちかもね?」(ミサト)

 

「葛城ミサトさん…悪い人じゃないんだ…」
「でも、風呂って嫌なこと思い出す方が多いよな…」(シンジ)

 

「しかし、あの使徒を倒したというのに」
「あたしも以外と…嬉しくないのね」(ミサト)

 

「ここも知らない天井か…当たり前か」
「この街で知ってる所なんて、どこにもないもんな」

「何でここにいるんだろう…」(シンジ)

 

「1つ、言い忘れてたけど」
「あなたは人に褒められる立派なことをしたのよ」(ミサト)

 

「胸を張っていいわ」
「おやすみ、シンジ君、頑張ってね」(ミサト)

 

「すまんな、転校生」
「わしはお前を殴らないかん」
「殴っとかな気がすまへんのや!」(鈴原トウジ)

 

「僕だって、乗りたくて乗ってるわけじゃないのに…」(シンジ)

 

「どこが人に褒められること何だろう?」
「エヴァに乗ってたっていうだけで、何で殴られるんだろう?」(シンジ)

 

「しかし、よく乗る気になってくれましたね、シンジ君」(マヤ)
「人の言うことに大人しく従う。それがあの子の、処世術じゃないの」(リツコ)

 

「ヤマアラシのジレンマって、知ってる?」(リツコ)

 

「ヤマアラシの場合、相手に自分の温もりを伝えたいと思っても」
「身を寄せれば寄せるほど、体中のトゲでお互いを傷つけてしまう」(リツコ)

 

「人間にも同じことが言えるわ」
「今のシンジ君は、心のどこかでその痛みに怯えて、臆病になっているんでしょうね」(リツコ)

 

「まぁ、その内気づくわよ」
「大人になるってことは、近づいたり離れたりを繰り返して」
「お互いがあまり傷つかずにすむ距離を見つけ出すってことに」(ミサト)

 

「非常招集。先、行くから」(綾波レイ)

 

「税金の無駄遣いね」(リツコ)
「この世には弾を消費しとかないと困る人達もいるのよ」(ミサト)

 

「父さんも見てないのに、何でまた乗ってんだろ?」
「人に嫌われてまで…」(シンジ)

 

「死ぬまでに一度だけでも見たいんだよ」
「本物なんだよ。今度いつまた敵が来てくれるかどうかも分かんないし」(相田ケンスケ)

 

「お前ほんま自分の欲望に素直なやっちゃな!」(トウジ)

 

「バカ!? 爆炎で敵が見えない!」(ミサト)

 

「シンジ君、そこの2人を操縦席へ」
「2人を回収した後、一時退却。出直すわよ」(ミサト)

 

「逃げちゃダメだ」(シンジ)
「シンジ君、命令を聞きなさい。退却よ、シンジ君!」
「あのバカ!」(ミサト)

 

「あんた本当に分かってんでしょうね!?」(ミサト)
「ええ、分かってますよ、ミサトさん。もういいじゃないですか勝ったんだから」(シンジ)

 

「言われれば乗りますよ、乗ればいいんでしょ?」(シンジ)

 

「帰らないつもりね」
「あのバカ…」(ミサト)

 

「いいですよもう…ミサトさんの所に連れてって下さい!」(シンジ)

 

「別に、どうでもよくなりました、何もかも」
「もう僕に自由なんてないんだ」(シンジ)

 

「どうせ僕はエヴァに乗るしかないんですよね」
「そのためだけに父さんに呼ばれたんだから」(シンジ)

 

「いいですよ、乗りますよ」
「それでみんながいいんだったら、僕はいいですよ」(シンジ)

 

「みんなって…あなたはどうなの?」(ミサト)

 

「僕には無理だってこと分かってるんですよ」
「みんなも分かってるんだ、きっと」(シンジ)

 

「それでもケガしてる綾波や、ミサトや父さんが!?」(シンジ)

 

「いい加減にしなさい!」
「人のことなんか関係ないでしょ!?」(ミサト)

 

「エヴァのパイロットを続けるかどうか、あなた自身が決めなさい」
「嫌ならここを出て行ってもいい」(ミサト)

 

「全てあなたの自由よ、好きにすればいいわ」(ミサト)

 

「結局、お前の息子は予定通りの行動を取ったな?」(冬月)
「ああ、次はもう少しレイに接近させる。計画に変更はない」(ゲンドウ)

 

「14年前からのシナリオ」
「運命を仕組まれた、子供達か…苛酷すぎるな」(冬月)

 

「綾波…どうしていつも、1人なんだろう…」(シンジ)

 

「どう、彼との生活は?」(リツコ)
「まあね、少し慣れた」(ミサト)

 

「まだ緊張してんの? 男と暮らすの、初めてじゃないでしょ?」(リツコ)
「8年前とは違うわよ。今度のは恋愛じゃないし」(ミサト)

 

「それはどうかしら? シンジ君、あなたがいるから残ったんじゃない?」(リツコ)
「違うわ。多分、お父さんがいるからよ…」(ミサト)

 

「お父さんに自分を見て知って、触れて…一言でいい、褒めて欲しいのよ」
「孤独を感じさせない愛情が欲しいだけだと思う」(ミサト)

 

「父親との確執、ミサトと同じね」(リツコ)

 

「最近の男は、すべからく自分にしか興味ないのよ」(リツコ)
「女にはつらい時代になったわね」(ミサト)

 

「父さんは何で(綾波に)笑ってるんだ?」
「なんで僕には笑わないんだ?」(シンジ)

 

「ねえ、綾波は恐く怖くないの? また、あのエヴァンゲリオンに乗るの?」(シンジ)
「どうして?」(レイ)

 

「前の実験で、大ケガしたって聞いたから。それでもまだ、平気なのかなって?」(シンジ)
「そう、平気」(レイ)

 

「あなた、碇司令の子供でしょ」
「信じられないの、お父さんの仕事が?」(レイ)

「当たり前だよ、あんな父親なんて!」(シンジ)

 

「現在日本政府と国連軍は、ネルフ本部ごとの自爆攻撃を提唱中よ」(リツコ)
「対岸の火事と思って無茶いうわね。ここを失えば全てお終いなのに」(ミサト)

 

「状況は芳しくないわね」(ミサト)
「まさに、八方塞がりですね」(マヤ)
「白旗でも上げますか?」(日向マコト)

 

「そうねえ…でもその前に、ちょっちやっておきたいことがあるの」(ミサト)

 

「しかしまた、無茶な作戦を立てたものね、葛城作戦部長さん」(リツコ)
「無茶とはまた失礼ね。残り9時間で実現可能、おまけに最も確実なものよ」(ミサト)

 

「ヤシマ作戦。その名のごとく、日本全土から電力を接収し」
「戦自研が極秘に試作開発中の、大出力陽電子自走砲まで強制徴発」(リツコ)

 

「未完成のため、自立調整できない部分は、エヴァを使って精密狙撃させる」
「国連軍はいいとして、よく内務省と戦略自衛隊を説得できたわね?」(リツコ)

 

「まぁ、いろいろと貸しがあるのよ」(ミサト)
「蛇の道は蛇ね」(リツコ)

 

「了解。後はパイロットの問題ね」(ミサト)
「でも彼、もう一度乗るかしら?」(リツコ)

 

「いかなる手段を用いても、我々は後8体の使徒を倒さねばならん」(ゲンドウ)
「全てはそれからか…」(冬月)

 

「また同じ天井…エヴァに乗るとこればかりだ」(シンジ)

 

「90分後に出発よ」(レイ)
「またあれに乗れっていうのか?」(シンジ)
「そうよ」(レイ)

 

「もう嫌だ…もうあんな怖い思いしたくない」
「怖くて怖くて…でも逃げることも出来ないんだ」(シンジ)

 

「エヴァが怖いの? じゃ、寝てたら?」(レイ)
「寝てたらって?」(シンジ)

 

「初号機には私が乗る」
「さよなら」(レイ)

 

「当てになりそうもないのは、パイロットね」
「ミサト、上手くやるといいけど」(リツコ)

 

「怖いんですよ、エヴァに乗るのが…ミサトさん達はいいですよ」
「いつも安全な地下本部にいて命令してるだけなんですから」(シンジ)

 

「僕だけが怖い目に合って…ミサトさん達はズルいですよ!」(シンジ)

 

「15年前、セカンドインパクトで、人類の半分が失われた」
「今使徒がサードインパクトを引き起こせば、今度こそ人は滅ぶ、1人残らずね」(ミサト)

 

「私達が、ネルフ本部レベルEEE(トリプルイー)への使徒侵入を許すと」
「ここは自動的に自爆するようになっているの」(ミサト)

 

「たとえ使徒と刺し違えてでも、サードインパクトを未然に防ぐ」
「その覚悟を持って、ここにいる全員が働いているわ」(ミサト)

 

「このリリスを守り、エヴァで戦う」
「それはあなたにしか出来ないことなの」(ミサト)

 

「私達は、あなたとエヴァに、人類の未来を託しているのよ」(ミサト)
「そんなつらいこと、何で僕なんですか?」(シンジ)

 

「理由はないわ、その運命があなただったってだけ」
「ただし、シンジ君1人が、命をかけて戦っているわけじゃない、みんな一緒よ」(ミサト)

 

「もう一度、乗ってみます…」(シンジ)

 

「いい、シンジ君」
「陽電子は、地球の自転・磁場・重力の影響を受け、直進しません」(リツコ)

 

「その誤差を修正するのを忘れないで」
「正確に、コアの一点のみを貫くのよ」(リツコ)

 

「ただし、狙撃用大電力の最終放電収束ポイントは、一点のみ」
「故に初号機は、狙撃位置から移動できません」(リツコ)

 

「逃げられないってことですか?」(シンジ)
「そうよ」(リツコ)

 

「じゃあ、もし外れて敵が撃ち返してきたら?」(シンジ)
「今は余計なことを考えないで。一撃で撃破することだけを考えなさい」(リツコ)

 

「じゃないと大ピンチってことですか…」(シンジ)

 

「私は…私は初号機を守ればいいのね?」
「分かりました」(レイ)

 

「これで…これで、死ぬかもしれないね?」(シンジ)
「いいえ。あなたは死なないわ、私が守るもの」(レイ)

 

「僕に守る価値なんてないよ…」(シンジ)

 

「綾波は、なぜエヴァに乗るの?」(シンジ)
「絆だから」(レイ)

 

「絆?」(シンジ)
「そう、絆」(レイ)

 

「父さんとの?」(シンジ)
「みんなとの」(レイ)

 

「強いんだな、綾波は」(シンジ)
「私には、他に何もないもの」(レイ)

 

「時間よ、行きましょう」
「さよなら」(レイ)

 

「シンジ君」
「エヴァに乗ってくれた、それだけでも感謝するわ、ありがとう」(ミサト)

 

「綾波ほどの覚悟もない、上手くエヴァを操縦する自信もない」
「理由も分からずただ動かせただけだ」(シンジ)

 

「人類を守る?」
「こんな実感もわかない大事なことを、何で僕なんだ?」(シンジ)

 

「陽電子砲は?」(ミサト)
「健在です、現在砲身を冷却中。ですが、後一回撃てるかどうか?」(マヤ)
「確認不要、やってみるだけよ!」(ミサト)

 

「現時刻をもって、初号機パイロットを更迭」
「狙撃手は零号機パイロットに担当させろ」

「使えなければ切り捨てるしかない」(ゲンドウ)

 

「待って下さい! 彼は逃げずにエヴァに乗りました」
「自らの意思で降りない限り、彼に託すべきです!」(ミサト)

 

「自分の子供を、信じて下さい」
「私も、初号機パイロットを信じます!」(ミサト)

 

「今一度、日本中のエネルギーと一緒に、私達の願い、人類の未来」
「生き残った全ての生物の命、あなたに預けるわ」(ミサト)

 

「頑張ってね」(ミサト)

 

「早く…早く…早く! 早く!」(シンジ)

 

「自分には他に何もないって、そんなこと言うなよ…」
「別れ際に”さよなら”なんて、悲しいこと言うなよ…」(シンジ)

 

「何、泣いてるの?」
「ごめんなさい。こういう時、どんな風にすればいいか分からないの…」(レイ)

 

「笑えば、いいと思うよ」(シンジ)

 

「分かっているよ」
「あちらの少年が目覚め、概括の段階に入ったんだろ?」(渚カヲル)

 

「また3番目とはね、変わらないな君は」
「会える時が楽しみだよ、碇シンジ君」(カヲル)

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

「やっと乗せてくれたから、いい」(真希波・マリ・イラストリアス)

 

「てなわけで、あとはヨロシク」(加持リョウジ)

 

「あっちゃー! 動きが重い!」
「こりゃ、力押ししかないじゃん!
」(マリ)

 

「痛い! すっげー痛いけど…」
「面白いから、いい!」(マリ)

 

「ええい、しゃあない! 腕の一本、くれてやる!」
「さっさと、くたばれぇぇぇーーー!!!」(マリ)

 

「5号機の自爆プログラムは上手く作動してくれたか…」
「織り込み済みとはいえ、大人の都合に子供を巻き込むのは、気が引けるな」(加持)

 

「まあ、生きてりゃいいや」
「自分の目的に大人を巻き込むのは気後れするな」(マリ)

 

「さよなら、エヴァ5号機」
「お役目ごくろうさん」(マリ)

 

「3年ぶりだな、2人でここに来るのは」(ゲンドウ)

 

「僕は、あの時逃げ出して、その後は来てない」
「ここに母さんが眠ってるってピンと来ないんだ」
「顔も覚えてないのに…」(シンジ)

 

「人は思い出を忘れることで生きていける」
「だが、決して忘れてはならないこともある」(ゲンドウ)

 

「ユイはそのかけがえのないものを教えてくれた」
「私はその確認をするためにここに来ている」(ゲンドウ)

 

「(写真は)残っていはいない」
「この墓もただの飾りだ、遺体はない」(ゲンドウ)

 

「全ては心の中だ」
「今はそれでいい」(ゲンドウ)

 

「父さん! あの…今日は嬉しかった、父さんと話せて」(シンジ)

 

「素直になっても嫌な思いするだけです」(シンジ)
「みんなの期待に応えて私達を救ったのよ。もっと自信持ちなさい」(ミサト)

 

「違うのはカラーリングだけじゃないわ!」
「しょせん零号機・初号機は、開発過程のテストタイプとプロトタイプ」(式波・アスカ・ラングレー)

 

「けどこの弐号機は違う」
「これこそ実戦用に作られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ!」
「正式タイプのね」(アスカ)

 

「あんたバカ!?」
「肝心な時にいないなんて、なんて無自覚!」
「おまけに無警戒」(アスカ)

 

「エヴァで戦えなかったことを恥とも思わないなんて?」
「所詮、七光りね」(アスカ)

 

「ところで、葛城は一緒じゃないのかい?」
「古い友人さ。君だけが彼女の寝相の悪さを知っているわけじゃないぞ、碇シンジ君」(加持)

 

「これがお約束の代物です」
「予備として保管されていたロストナンバー、神と魂を紡ぐ、道標ですね」(加持)

 

「ああ。人類補完の扉を開く、ネブカドネザルの鍵だ」(ゲンドウ)

 

「あんたバカ?」
「あんた、お払い箱ってことよ」(アスカ)

 

「まぁ、どっちが優秀かを考えれば、当然の結論ね」(アスカ)

 

「しかしどうしてこう日本の部屋って狭いのかしら?」
「荷物が半分も入りきらなかったわ!」(アスカ)

 

「おまけに、どうしてこう日本人って危機感足りないのかしら?」
「よくこんな鍵のない部屋で暮らせるわね! 信じらんない!」(アスカ)

 

「日本人の身上は、察しと思いやりだからよ」(ミサト)

 

「あら? シンちゃんもここに残るのよ」
「アスカとシンちゃんに足りないのは、適切なコミュニケーション」(ミサト)

 

「同じパイロット同士、同じ釜の飯を食って、仲良くしないとね」(ミサト)

 

「あいつらとも違う」
「私は特別」(アスカ)

 

「だから、これからも…」
「1人でやるしかないのよ、アスカ」(アスカ)

 

「月面のタブハベースを目前にしながら、上陸許可を出さんとは?」
「ゼーレもえげつないことをする」(冬月)

 

「マーク6の建造方式が他とは違う」
「その確認で十分だ」(ゲンドウ)

 

「だがゼーレとて気づいているのだろう?」
「ネルフ究極の目的に?」(冬月)

 

「そうだとしても、我々は我々の道を行くだけだ」
「たとえ神のことわりと敵対することになろうとも」(ゲンドウ)

 

「狭いな。もっと広い所で泳げばいいのに?」(シンジ)
「無理。この子達は、この中でしか生きられないもの。私と同じ…」(レイ)

 

「何で悪くもないにの謝んのよ、日本人は!?」(アスカ)

 

「それにあんたね! 生き物は生き物食べて生きてんのよ!」
「せっかくの命は全部もれなく食べ尽くしなさいよ!」(アスカ)

 

「これが母なる大地とは?」
「痛ましくて見ておれんよ」(冬月)

 

「だがしかし、この惨状を願った者達もいる」
「人さえ立ち入ることの出来ぬ、原罪の穢れなき浄化された世界だからな」(ゲンドウ)

 

「私は人で穢れた、混沌とした世界を望むよ」(冬月)
「カオスは人の印象に過ぎない。世界は全て調和と秩序で成り立っている」(ゲンドウ)

 

「人の心が、世界を乱すか…」(冬月)

 

「でもこの潮風って、何だか生臭い変な匂いがしますね」(シンジ)
「海の生物が腐った匂いだ、生きていた証なのさ」
「あの何もない赤い水とは違う、本当の海の姿なんだよ」(加持)

 

「本来、この世界は広くて、いろんな生命に満ち満ちている」
「そのことを、君等に知っておいて欲しかったんだ」(加持)

 

「葛城は来ないよ、思い出すからな」
「セカンドインパクト…」(加持)

 

「生き残るっていうのは、いろんな意味を持つ」
「死んだ人の犠牲を受け止め、意志を受け継がなきゃいけない」(加持)

 

「それが1人だったら尚更だ」
「つらいのは、君だけじゃない」(加持)

 

「光を歪めるほどのA.T.フィールドとは…恐れ入るわ」
「で、落下予測地点は?」(ミサト)

 

「当然、ここよね?」(ミサト)
「マギの再計算。ネルフ本部への命中確率、99.9999%(シックスナイン)です!」(マヤ)

 

「問題ありません」
「既に政府関係者から、我先に避難を始めてますよ」(青葉シゲル)

 

「本気なの?」
「作戦と言えるの、このプランは?」(リツコ)

 

「マギの検証でもしくじる確率は99%強」
「たとえ成功しても、エヴァ3体を喪失」(リツコ)

 

「技術部として、到底受け入れられません」(リツコ)
「可能性ゼロではないわ」(ミサト)

 

「奇跡を待つより、地道な努力よ。リリスと初号機の保護を、最優先とすべきです」(リツコ)
「待つ気はないわ。奇跡を起こすのよ、人の意志で」(ミサト)

 

「現責任者は私です、私が判断するわ。それに、使徒殲滅が私の仕事です」(ミサト)
「仕事? 私怨でしょ、あなたの使徒への復讐は?」(リツコ)

 

「勝算は?」(シンジ)
「神のみぞ知るってところね」(ミサト)

 

「だから他のエヴァは邪魔なの。人類を守るくらい、私1人で十分よ!」(アスカ)
「このオペに必要なのは、シングルコンバットの成績じゃない」(ミサト)

 

「私の才能を認めないわけね?」(アスカ)
「違うわ。あなた達3人の力が必要なのよ、奇跡を起こすために」(ミサト)

 

「エヴァの中…何でだろう、こんな時なのに妙に落ち着く」
「もう乗ってるのが当たり前なのかな?」(シンジ)

 

「何でだろう、懐かしい感じがする」
「匂い? 母さんの匂い? 綾波の匂い…」(シンジ)

 

「二次的データが当てにならない以上、以降は、現場各自の判断を優先します」
「エヴァとあなた達に、全てをかけるわ」(ミサト)

 

「申し訳ありません」
「わたくしの独断で、エヴァ3体を破損、パイロットにも負傷を負わせてしまいました」(ミサト)

 

「責任は全て、わたくしにあります」(ミサト)

 

「構わん。目標殲滅に対し、この程度の被害はむしろ幸運といえる」(冬月)
「ああ、よくやってくれた、葛城一佐」(ゲンドウ)

 

「初号機のパイロットにつないでくれ」
「話は聞いた。よくやったな、シンジ」(ゲンドウ)

 

「私1人じゃ、何も出来なかった…」(アスカ)

 

「ずっと、1人が当たり前なのに…」
「孤独って、気にならないはずなのに…」(アスカ)

 

「こっち向かないで…」
「七光り、ちょっとだけ、いさせて…」(アスカ)

 

「今日、どさくさに紛れて名前呼んだでしょ?」
「特別に、アスカでいいわよ」
「私も、バカシンジって呼ぶから」(アスカ)

 

「愚問ね…黙ってなさいよバカシンジ」
「自分のためよ、エヴァに乗るのは」(アスカ)

 

「あんたバカ?」
「そうやって責任逃れしているだけなんでしょ?」(アスカ)

 

「父さんに、褒めて欲しいのかな?」
「今日は、初めて褒めてくれたんだ」(シンジ)

 

「初めて褒められるのが嬉しいと思った」
「父さん、もう僕のこと認めてくれたのかな?」(シンジ)

 

「ミサトさんの言ってた通りかもしれない」(シンジ)
「あんたって…ホントにバカね…」(アスカ)

 

「相変わらず真面目だなぁ」
「まぁそこが葛城のいいとこだが、弱点でもある」(加持)

 

「この前の時だって、リッちゃんとやりあったって聞いたぜ」
「もうちょっと余裕もてよ」(加持)

 

「緊張感ありすぎると、男にモテないぞ」(加持)

 

「ありがとう、感謝の言葉、初めての言葉」
「あの人にも、言ったことなかったのに…」(レイ)

 

「昨日と同じ今日、今日と同じであろう明日、繰り返す日常を謳歌」
「むしろ感謝すべき事態ね」(リツコ)

 

「条約には、各国のエゴがからんでいるもの、改正すらまず無理ね」(リツコ)

 

「おまけに5号機を失ったユーロとロシアが」
「アジアを巻き込んであれこれ主張してるみたいだし」(リツコ)

 

「政治がからむと、何かと面倒ね」(リツコ)

 

「人類を守る前に、することが多すぎですよ!」(マヤ)

 

「君、いい匂い」
「L.C.L.の香りがする」(マリ)

 

「君、面白いね」
「じゃあ、このことは他言無用で」
「ネルフのわんこ君」(マリ)

 

「どうだい、たまにはデートでも?」(加持)
「僕、男ですよ?」(シンジ)

 

「ノープロブレム、愛に性別は関係ないさ」
「冗談だよ」(加持)

 

「大人はさ、ずるいくらいがちょうどいいんだ」(加持)

 

「ああ、かわいいだろ、俺の趣味さ」
「何かを作る、何かを育てるってのはいいぞ!」(加持)

 

「いろんなことが見えるし、分かってくる」
「楽しいこととかな!」(加持)

 

「つらいこともでしょ?」(シンジ)
「つらいのは嫌いか?」(加持)
「好きじゃないです」(シンジ)

 

「楽しいこと、見つけたかい?」
「それもいいさ」(加持)

 

「けど、つらいことを知ってる人間の方が、それだけ人に優しく出来る」
「それは、弱さとは違うからな」(加持)

 

「葛城は、好きかい?」
「葛城を、守ってくれ」(加持)

 

「それは、俺に出来ない、君にしか出来ないことだ」
「頼む」(加持)

 

「秘密」
「もう少し、上手くなったら話す」(レイ)

 

「真のエヴァンゲリオン」
「その完成までの露払いが、初号機を含む現機体の努めというわけだ」(ゲンドウ)

 

「それがあのマーク6なのか?」
「偽りの神ではなく、ついに本物の神を作ろうというわけか?」(冬月)

 

「ああ、初号機の覚醒を急がねばならん」(ゲンドウ)

 

「(弐号機は)私以外、誰も乗れないのに?」(アスカ)
「エヴァは実戦兵器よ、全てにバックアップを用意しているわ。操縦者も含めてね」(リツコ)

 

「そんな…私の、世界で唯一の居場所なのに…」(アスカ)

 

「エヴァは、自分の心の鏡」
「エヴァに頼らなくていい。あなたには、エヴァに乗らない幸せがある」(レイ)

 

「私が天才だったから、自分の力でパイロットに選ばれたのよ!」
「コネで乗ってるあんた達とは違うの!?」(アスカ)

 

「私はつながっているだけ」
「エヴァでしか、人とつながれないだけ」(レイ)

 

「私は人形じゃない」(レイ)
「人形よ! 少しは自分を知りなさいよ!」(アスカ)

 

「人形のくせに、生意気ね…」(アスカ)

 

「1つだけ聞くわ。あのバカをどう思ってるの?」
「バカといえばバカシンジでしょ」(アスカ)

 

「よく、分からない」
「分からない。ただ、碇くんと一緒にいると、ポカポカする」(レイ)

 

「私も、碇くんに、ポカポカして欲しい」
「碇司令と仲良くなって、ポカポカして欲しいと、思う」(レイ)

 

「分かった…ホント、つくづくウルトラバカね!」
「それって、好きってことじゃん!」(アスカ)

 

「久方ぶりの食事だってのに、仕事の話ばっかりだな」(加持)
「学生時代とは違うわよ。いろんなことを知ったし、背負ってしまった」(ミサト)

 

「お互い自分のことだけ考えてるわけにはいかないか…」(加持)

 

「シンジ君達は、もっと大きなものを背負わされてるし…」(ミサト)
「ああ、子供には重すぎるよ。だが、俺達はそこに頼るしかない」(加持)

 

「ありがとう」(レイ)
「ふん! バッカじゃないの!?」(アスカ)

 

「私がエヴァに乗りたいだけなのに」
「3号機、私が気に入ったら、赤く塗り替えてよね」(アスカ)

 

「何だか、ミサトと2人で話がしたくってさ」(アスカ)
「そう。今日のこと、改めてお礼を言うわ、ありがとう」(ミサト)

 

「礼はいいわ」
「愚民を助けるのは、エリートの義務ってだけよ」(アスカ)

 

「もともとみんなで食事ってのは苦手だし」
「他人と合わせて楽しいふりをするのも、疲れるし」(アスカ)

 

「他人の幸せを見るのも嫌だったし」
「私はエヴァに乗れればよかったんだし」(アスカ)

 

「もともと1人が好きなんだし、馴れ合いの友達はいらなかったし」(アスカ)

 

「私をちゃんと見てくれる人は初めからいないし」
「成績のトップスコアさえあれば、ネルフで1人でも食べていけるしね」(アスカ)

 

「でも最近、他人といるのもいいなって思うこともあったんだ」
「あたしには似合わないけど」(アスカ)

 

「そんなことないわよ」
「アスカは優しいから」(ミサト)

 

「こんな話、ミサトが初めて」
「何だか楽になったわ」(アスカ)

 

「誰かと話すって心地いいのね、知らなかった」(アスカ)

 

「この世界は、あんたの知らない面白いことで満ち満ちているわよ。楽しみなさい」(ミサト)
「うん、そうね。ありがとう、ミサト」(アスカ)

 

「ところでさ、赤いのはいいんだけど…」
「このテスト用プラグスーツって、見えすぎじゃない!?」(アスカ)

 

「そっか…私、笑えるんだ」(アスカ)

 

「引き止めて!」
「このまま、搭乗員、人でなくなってしまう!」(リツコ)

 

「ダメです」
「停止信号、及びプラグ排出コード、認識しません!」(マヤ)

 

「エヴァンゲリオン3号機は、現時刻をもって破棄」
「監視対象物を第9使徒と識別する」(ゲンドウ)

 

「まさか…使徒? これが使徒ですか?」(シンジ)
「そうだ、目標だ」(ゲンドウ)
「目標って…これは、エヴァじゃないか?」(シンジ)

 

「アスカが乗ってるんじゃないの…アスカが?」
「エントリープラグが…やっぱり乗ってるんだ!?」(シンジ)

 

「シンジ、なぜ戦わない?」(ゲンドウ)
「アスカが乗ってるんだよ!? 父さん…」(シンジ)

 

「構わん、そいつは使徒だ。我々の敵だ」(ゲンドウ)
「でも、出来ないよ。人殺しなんて出来ないよ!」(シンジ)

 

「お前が死ぬぞ?」(ゲンドウ)
「いいよ! アスカを殺すよりはいい!」(シンジ)

 

「構わん。パイロットと初号機のシンクロを全面カットだ」(ゲンドウ)
「カットですか?」(マヤ)
「そうだ。制御をダミーシステムに切り替えろ」(ゲンドウ)

 

「しかし、ダミーシステムにはまだ問題も多く、赤木博士の指示もなく…」(マヤ)
「今のパイロットよりは役に立つ。やれ!」(ゲンドウ)

 

「これが、ダミーシステムの力なの?」(マヤ)

 

「なんだ父さん…何だよ…何やってんだよ!?」
「クソッ!」(シンジ)

 

「止まれ! 止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ、止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ」
「止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ、止まれ」(シンジ)

 

「何の音だ?」
「止めろ! 止めろぉぉぉーーー!!!」(シンジ)

 

「生きてる…」(ミサト)

 

「アスカ…エヴァ3号機は?」(ミサト)
「使徒…として処理されたそうだ、初号機に…」(加持)

 

「そんなこと言って、これ以上僕を怒らせないでよ」
「初号機に残されている後285秒、これだけあれば、本部の半分は壊せるよ」(シンジ)

 

「シンジ君、話を聞いて!」
「碇司令の判断がなければ、あなたがやられていたかもしれないのよ!」(マヤ)

 

「そんなの関係ないよ」
「そんなの関係ないって言ってるでしょ!」(シンジ)

 

「父さんは、あいつはアスカを殺そうとしたんだ!」
「この、僕の手で…」(シンジ)

 

「何で! 何で! 何でなんだよ!?」
「父さんは何にも分かっていないんだ!」(シンジ)

 

「信じた僕がバカだったんだ!」
「父さんも、大切な人を失えばいいんだ!」
「そうしたら分かるよ!」(シンジ)

 

「子供の駄々に付き合ってる暇はない」(ゲンドウ)

 

「耳を塞ぐと心も塞がるんだ」
「嫌な世界と触れ合わなくて済むからね」(シンジ)

 

「またここだ…もう嫌だ…」(シンジ)

 

「命令違反、エヴァの私的専有、稚拙な恫喝、これらは全て犯罪行為だ」
「何か言いたいことはあるか?」(ゲンドウ)

 

「はい。僕はもうエヴァには乗りたくありません」(シンジ)
「そうか、ならば出ていけ」(ゲンドウ)

 

「また逃げ出すのか?」
「自分の願望はあらゆる犠牲を払い、自分の力で実現させるものだ」(ゲンドウ)

 

「他人から与えられるものではない。シンジ、大人になれ?」(ゲンドウ)
「僕には、何が大人か分かりません」(シンジ)

 

「別にいりません」
「置いてったものですから」(シンジ)

 

「ホントはね、私だって、人類や世界のことなんてどうだっていいのかもしれない?」(ミサト)

 

「結果として、今こんな立場なってるけど」
「最初は、死んだ父に少しでも近づきたくて、ネルフに志願しただけなの」(ミサト)

 

「あなたが碇司令に必要とされたくてエヴァに乗ったのと同じように」(ミサト)

 

「だから私は、あなたに自分の思いを重ねてしまった」
「それをあなたが重荷に感じていたのも知ってる」(ミサト)

 

「今あなたがエヴァに乗る目的に失望してしまったことも知ってる。けど」
「それでも私はあなたに!?」(ミサト)

 

「あの日…レイは碇司令を呼んでいたの」
「シンジ君にお父さんと仲良くなって欲しかったの、一緒に笑って欲しかったの」(ミサト)

 

「僕はもう、誰とも笑えません」(シンジ)

 

「さすが新型(プラグスーツ)」
「胸もピッタリで、気持ち、いい!」(マリ)

 

「時が来たね」(カヲル)

 

「総力戦よ!」
「要塞都市全ての迎撃設備を特化運用、わずかでもいい、食い止めて!」(ミサト)

 

「相互リンクがカットされています。こちらからは」(マヤ)
「そう…(弐号機は)1人でやりたいわけね」(ミサト)

 

「いい匂い」
「他人の匂いのするエヴァも悪くない」(マリ)

 

「第5次防衛線を早くも突破」
「速攻で片付けないと、本部がパーじゃん!」(マリ)

 

「A.T.フィールドが強すぎる!」
「こっからじゃラチがあかないじゃん!」

「これで行くか!」(マリ)

 

「ゼロ距離ならば!?」(マリ)

 

「コアユニット、ダミーを拒絶!?」
「ダメです! エヴァ初号機、起動しません!」(マヤ)

 

「このままじゃ勝てないな」
「よし、試してみっか」(マリ)

 

「人を捨てたエヴァの力、見せてもらうわ」
「モード反転、裏コード、ザ・ビースト!」(マリ)

 

「我慢してよ、エヴァ弐号機」
「私も我慢する」(マリ)

 

「リミッター、外されていきます!」
「全て規格外です!」
「プラグ内、モニター不能、ですが!?」(マヤ)

 

「おそらくプラグ深度はマイナス値。汚染区域突入も、厭わないとはね?」(リツコ)
「ダメです! 危険すぎます!」(マヤ)

 

「身・を、捨・てて・こそ、浮かぶ・瀬も…ある!」(マリ)

 

「エヴァの獣化第2形態」
「人を捨て、闘争に特化させても勝てない」
「これが私達の限界なの?」(リツコ)

 

「A.T.フィールド、全開!」
「碇くんが、もう…エヴァに乗らなくて、いいようにする! だから!」(レイ)

 

「弐号機、最後の仕事よ!」
「後、一枚!」(マリ)

 

「逃げて、弐号機の人」
「ありがとう」(レイ)

 

「いってってって…死んじゃうとこだったにゃ」(マリ)

 

「あれ? 何でこんなとこにいんの?」
「1機足りないと思ったら、そういうことか」(マリ)

 

「エヴァに乗るかどうかなんて、そんなことで悩む奴もいるんだ」
「なら、早く逃げちゃえばいいのに?」(マリ)

 

「ほら、手伝うからさ」
「だけどな…そうやっていじけていたって、何にも楽しいことないよ」(マリ)

 

「まさか…使徒がエヴァを捕食するなんて、ありえないわ!?」(リツコ)
「変です! 目標の識別信号が、零号機に切り替わります!」(マヤ)

 

「やられた! これで奴がドグマに侵入しても、自爆しない!?」
「リリスに苦もなくたどり着けるわ!」(ミサト)

 

「零号機と、融合してる」
「パイロットごと吸収してしまったんだ」
「君も、死んじゃうよ!? 早く逃げなよ!」(マリ)

 

「ありゃ? 行っちゃったか…」(マリ)

 

「なぜだ? なぜ私を拒絶する、ユイ」(ゲンドウ)

 

「乗せて下さい!」
「僕を…僕を、この初号機に乗せて下さい!」(シンジ)

 

「なぜここにいる?」(ゲンドウ)
「父さん! 僕は、エヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!」(シンジ)

 

「初号機、活動限界です!」
「予備も動きません!」(マヤ)

 

「綾波を…返せ!」(シンジ)

 

「動いてる…活動限界のはずなのに?」(マヤ)
「分からない…いったい何が、初号機に起こってるのか?」(リツコ)

 

「初号機が、人の域を超えている!?」(リツコ)
「プラグ深度、180をオーバー! もう危険です!」(マヤ)
「止めなさい、シンジ君! 人に戻れなくなる!」(リツコ)

 

「僕がどうなったっていい」
「世界がどうなったっていい」(シンジ)

 

「だけど綾波は…せめて綾波だけは…絶対助ける!」(シンジ)

 

「行きなさい、シンジ君!」
「誰かのためじゃない!」
「あなた自身の願いのために!」(ミサト)

 

「綾波、どこだ!?」(シンジ)
「ダメなの。もう、私は、ここでしか生きられないの」(レイ)

 

「いいの、碇くん。私が消えても、代わりはいるもの」(レイ)
「違う! 綾波は綾波しかいない! だから今、助ける!」(シンジ)

 

「そんな…形状制御のリミッターが消えています、解析不能!?」(マヤ)

 

「人の域にとどめておいたエヴァが、本来の姿を取り戻していく」
「人のかけた呪縛を解いて、人を超えた、神に近い存在へと変わっていく」(リツコ)

 

「天と地と万物を紡ぎ、相補性のうねりの中で」
「自らを、エネルギーの凝縮体に変身させているんだわ」(リツコ)

 

「純粋に人の願いを叶える、ただそれだけのため」(リツコ)

 

「綾波! 手を!」
「来い!」(シンジ)

 

「数がそろわぬ内に、初号機をトリガーとするとは…」
「碇司令、ゼーレが黙っちゃいませんよ」(加持)

 

「やはり、あの2人で初号機の覚醒はなったな」(冬月)
「ああ。我々の計画にたどり着くまで、後少しだ」(ゲンドウ)

 

「綾波、父さんのこと、ありがとう」(シンジ)
「ごめんなさい、何も出来なかった」(レイ)
「いいんだ、もう…これでいいんだ」(シンジ)

 

「なるほど、都合のいい奴ね」
「やっぱ匂いが違うからかな~?」(マリ)

 

「この世界のことわりを超えた、新たな生命の誕生」
「代償として、いにしえの生命は滅びる」(リツコ)

 

「翼…15年前と同じ!?」(ミサト)
「そう、セカンドインパクトの続き、サードインパクトが始まる!」
「世界が終わるのよ」(リツコ)

 

「さあ、約束の時だ、碇シンジ君」
「今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ」(カヲル)

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

「ミサトさん…?」(シンジ)
「碇シンジ…でいいのよね?」(ミサト)
「そうね。物理的情報では、コード第3の少年と完全に一致」(リツコ)

 

「絶対に外しませんよ、それ(DSSチョーカー)…」(鈴原サクラ)

 

「戦闘配置よ、さっさと部署に着いて」
「そこ、グズグズしない!」(マヤ)

 

「言い訳無用! さっさと手を動かせ!」
「チッ! これだから、若い男は…」(マヤ)

 

「葛城艦長、艦隊の、即時散開を提案します」
「乗員の定数及び練度不足」
「おまけに本艦は、偽装途中の未完成」(リツコ)

 

「とどめに、攻撃目標たるコアブロックも捕捉できない」
「つまり、現状での勝算はゼロです!」(リツコ)

 

「ここはいつも通りの撤退を、なす術がないのよ、葛城艦長!?」(リツコ)
「だからこそ、現状を変えて後顧の憂いを断つ。副長、飛ぶわよ!」(ミサト)

 

「全艦、発進準備! 主機、点火準備!」(ミサト)
「いきなり本艦での実戦は無理よ、葛城艦長!?」(リツコ)

 

「無茶は承知!」
「本艦をおとりに、目標を引きずり出します」
「神殺しの力、見極めるだけよ」(ミサト)

 

「もうやってる」
「ようは点火機をぶち込みゃいいんでしょ?」(アスカ)

 

「まぁ、目的優先、人命軽視は大佐のモットーだしね」
「気にせず出るわよ」(アスカ)

 

「たく…せっかくのニュースタイルだっちゅうのに、何とも地味な出陣ね」(アスカ)

 

「ミサトさん! 初号機、ここにあるんでしょ!?」
「僕も乗ります、アスカを手伝います!」(シンジ)

 

「僕は乗らなくていいんですか!? ミサトさん!」(シンジ)
「そうよ。あなたはエヴァに乗る必要はありません」(リツコ)

 

「必要ないって…あの、じゃあ僕は何をすればいいんですか? ミサトさん…」(シンジ)
「碇シンジ君…あなたはもう、何もしないで」(ミサト)

 

「行くわよ。ヴンダー、発進!!」(ミサト)

 

「これが神殺しの力…ヴンダー、まさに希望の船ね」(リツコ)

 

「初号機は現在、本艦の主機として使用中。故にパイロットは不要です」(リツコ)
「ホントにいらないんですね…」(シンジ)

 

「あなたの深層シンクロテストの結果が出ました」
「シンクロ率は0.00%」
「仮にあなたがエヴァに搭乗しても、起動しません」
(リツコ)

 

「とはいえ、さきに突如12秒間も、覚醒状態とかした事実は看過できない」
「故にあなたには、DSSチョーカーを装着させてあります」(リツコ)

 

「私達への保険、覚醒回避のための物理的安全装置」
「私達の不審と、あなたへの罰の象徴です」(リツコ)

 

「エヴァ搭乗時、自己の感情に飲み込まれ、覚醒リスクを抑えられない事態に達した場合」
「あなたの一命をもってせき止めるということです」(リツコ)

 

「それって…死ぬってことですか」(シンジ)
「否定はしません」(リツコ)

 

「あれから14年経ってるってことよ、バカシンジ」(アスカ)

 

「ダメね、抑えきれない!?」
「ずっと我慢してたし…」

「怒りと悲しみの累積…」(アスカ)

 

「アスカ、左目?」(シンジ)
「あんたには関係ない!」(アスカ)

 

「そう、エヴァの呪縛!」(アスカ)

 

「人1人に大げさね」
「もうそんなことに反応してる暇なんてないのよ、この世界には…」(アスカ)

 

「シンジ君」
「綾波レイはもう存在しないのよ」(ミサト)

 

「もちのろん! 今やってるよ、姫」
「それより、わんこ君どうだった?」(マリ)

 

「おとなしくおすわりしてた?」(マリ)
「何も変わらず、寝癖でバカな顔してた!」(アスカ)

 

「その顔、見に行ったんじゃにゃいにょ~?」(マリ)
「違う!? 殴りに行っただけ! これでスッキリした!」(アスカ)

 

「止めて下さい。相手はエヴァですよ!?」(シンジ)
「だからこそよ! ネルフのエヴァは全て殲滅します」(ミサト)

 

「私達はWILLE(ヴィレ)」
「ネルフ潰滅を目的とする組織です」(ミサト)

 

「勝手もいいですけど、エヴァにだけは乗らんで下さいよ!」
「ホンマ、勘弁して欲しいわ」(サクラ)

 

「逃がすな! コネメガネ!」(アスカ)
「ガッテン承知!」(マリ)

 

「的を~、狙えば外さないよぉ!」
「ヘイ! カモーン!」(マリ)

 

「彼を初号機に優先して奪取ということは」
「トリガーとしての可能性がまだあるということよ」
「ミサト! DSSチョーカーを!」(リツコ)

 

「ふん! あれじゃ…バカじゃなく、ガキね」(アスカ)

 

「エヴァンゲリオン第13号機、お前とそのパイロットの機体だ」
「時が来たら、その少年とこのエヴァに乗れ。話は終わりだ」(ゲンドウ)

 

「命令? ならそうする」(レイ)

 

「あの…綾波、これ、ありがとう」
「ずっとお礼言いたかったんだ」(シンジ)

 

「プラグスーツ新しくなったんだ。似合うけど、黒だとちょっと…」
「何だか、随分変わっちゃったんだね、ネルフ本部」(シンジ)

 

「何でミサトさんは、使徒じゃなくてネルフと戦ってるんだ?」
「父さんはここで何する気なんだ?」(シンジ)

 

「みんなどうしちゃったんだろう? ねえ綾波は、何か知らないの?」(シンジ)
「知らない」(レイ)

 

「ここは、部屋にもなってないよ」
「綾波らしいといえばそうだけど、学校とかなさそうだし、いつもどうしてるの?」(シンジ)
「命令を、待ってる」(レイ)

 

「好き?」
「好きって、何?」(レイ)

 

「ゼーレはまだ、沈黙を守ったままか?」(冬月)
「人類補完計画は、死海文書通りに遂行される。もはや、我々と語る必要はない」(ゲンドウ)

 

「碇、今度は第13号機を使うつもりか?」
「まあいい。俺はお前の計画に着いて行くだけだ。ユイ君のためにもな」(冬月)

 

「降りてきなよ、碇くん」
「話そうよ」(カヲル)

 

「ピアノの連弾も音階の会話さ」
「やってみなよ」(カヲル)

 

「生きていくためには、新しいことを始める変化も大切だ」(カヲル)

 

「簡単さ。君はこっちで、鍵盤を叩くだけでいいんだ」
「さぁ、弾いてみなよ」(カヲル)

 

「いいね! いいよ、君との音!」(カヲル)

 

「音が楽しい! 2人って凄いね!」(カヲル)

 

「僕はカヲル、渚カヲル」
「君と同じ、運命を仕組まれた子供さ」(カヲル)

 

「上手く弾く必要はないよ」
「ただ気持ちのいい音を出せばいい」(カヲル)

 

「(いい音を出すには)反復練習さ、同じことを何度も繰り返す」
「自分がいいなって感じられるまでね。それしかない」(カヲル)

 

「ありがとう。何だか悪いかな、こんなことまで頼んじゃって」(シンジ)
「気にすることはないよ。友達だからね」(カヲル)

 

「ねえ、もう少しここにいない?」
「このまま星を見ようよ」(シンジ)

 

「星が好きなのかい?」(カヲル)

 

「この宇宙の大きさを感じてると、小さい時から、何だかすごく安らぐっていうか…」
「14年くらいじゃ何にも変わらないのが、嬉しいっていうか…」(シンジ)

 

「自分のことなんてどうでもいい気がして、落ち着くっていうか…」
「上手く言えないよ」(シンジ)

 

「君の気持ちは伝わるよ」
「変化を求めず、虚無と無慈悲な深淵の世界を好む、君らしいよ」(カヲル)

 

「いいね、2人で横たわるって」
「こんなに心地よいとは知らなかったよ」(カヲル)

 

「ありがとう、誘ってくれて」(カヲル)
「いや、そんな別に…渚くんと星を見たら、楽しいかなって、ちょっと思っただけ…
」(シンジ)

 

「楽しいよ」
「僕は君と会うために生まれて来たんだね」(カヲル)

 

「こんなのは知識に過ぎない」
「君より少しこの世界にとどまっているからだよ」(カヲル)

 

「元気少ないね、どうしたんだい?」(カヲル)
「心配になったんだ、友達が…」(シンジ)

 

「ネルフ本部の上に街があって、みんなそこにいたんだ」
「トウジやケンスケ、委員長やクラスのみんなも」(シンジ)

 

「僕は14年間も、初号機の中で眠ってたみたいなんだ」
「その間に、何もかも変わっちゃったんだよ」(シンジ)

 

「その変化に耐えきれず、つらいんだね?」(カヲル)

 

「何だか怖いんだ」
「街が、みんながどうなっちゃてるのか、訳わからなくて怖いんだ」
「そう、怖いんだよ!」(シンジ)

 

「知りたいかい?」(カヲル)

 

「もうすぐ雲がきれる。君の知りたい真実が見えるよ」
「君が初号機と同化している間に起こった、サードインパクトの結果だよ」(カヲル)

 

「この星での大量絶滅は珍しいことじゃない」
「むしろ進化を促す面もある」(カヲル)

 

「生命とは本来、世界に合わせて自らを変えていく存在だからね」(カヲル)

 

「しかし、リリンは自らではなく、世界の方を変えていく」
「だから、自らを人工的に進化させるための儀式を起こした」(カヲル)

 

「いにしえの生命体を贄とし、生命の実を与えて新たな生命体を作り出すためにね」(カヲル)

 

「全てが太古よりプログラムされていた絶滅行動だ」
「ネルフでは、人類補完計画と呼んでいたよ」(カヲル)

 

「碇シンジ君。一度覚醒し、ガフの扉を開いたエヴァ初号機は」
「サードインパクトのトリガーとなってしまった」(カヲル)

 

「リリンのいうニアサードインパクト、全てのキッカケは、君なんだよ」(カヲル)

 

「違う…僕はただ、綾波を助けたかっただけだ…」(シンジ)
「そうだね。しかしそれが原因で…」(カヲル)

 

「そう、どうしようもない君の過去」
「君が知りたかった真実だ」(カヲル)

 

「結果として、リリンは君に罪の代償を与えた」
「それが、その首のものじゃないのかい?」(カヲル)

 

「君になくても他人からはあるのさ」
「ただ…償えない罪はない」(カヲル)

 

「希望は残っているよ、どんな時にもね」(カヲル)

 

「ゼーレのシナリオを、我々で書き換える」
「あらゆる存在は、そのための道具にすぎん」(ゲンドウ)

 

「お前の生き様を見せても、息子のためにはならんとするか」
「私はそうは思わんがな」(冬月)

 

「何でだよ…あんなことになってるなんて…」
「そうだ、綾波を助けたんだ」
「それでいいじゃないか…」(シンジ)

 

「第3の少年、将棋は打てるか?」
「結構だ、付き合いたまえ」(冬月)

 

「心を静かに落ち着かせる」
「戦いに勝つために必要なことだ」

「31手先で、君の詰みだ」(冬月)

 

「私も臆病でね、口実でもなければ、こうして君と話す機会を持てなかった」(冬月)

 

「世界を崩すことは造作もない」
「だが、作り直すとなるとそうもいかん」(冬月)

 

「時と同じく、世界に可逆性はないからな」(冬月)

 

「最後の契約の時が来る」
「もうすぐ会えるな、ユイ」(ゲンドウ)

 

「ねえ、綾波だよね?」(シンジ)
「そう、綾波レイ」(レイ)
「だったら、あの時助けたよね?」(シンジ)
「知らない」(レイ)

 

「最後の執行者がついに完成したか?」(冬月)
「ああ、これで道具は全てそろった」(ゲンドウ)

 

「時が満ちた」
「いよいよだね、碇シンジ君」(カヲル)

 

「そうして、つらい感情の記憶ばかりをリフレインさせても」
「いいことは何も生まれない」(カヲル)

 

「分かっている」
「リリンの呪いとエヴァの覚醒リスクは、僕が引き受けるよ」(カヲル)

 

「気にしなくていいよ」
「元々は僕を恐れたリリンが作ったものだからね」
「いずれはこうするつもりだったんだ」(カヲル)

 

「そうだね…うん、君になら出来るよ」(シンジ)
「君となら、だよ」(カヲル)

 

「今の君に必要なことは、何よりも希望」
「そして、贖罪と心の余裕だからね」(カヲル)

 

「いつも君のことしか考えていないから」(カヲル)

 

「ピアノと同じだ。2人一緒ならいいことがあるよ、シンジ君」(カヲル)
「行こう、カヲル君」(シンジ)

 

「バカシンジ!? あんたまさか、エヴァに乗ってるの!?」(アスカ)
「そうだよ。エヴァに乗って、世界を変えるんだ!」(シンジ)

 

「ガキが…だったら乗るな!」(アスカ)

 

「援護射撃、いっつも遅い!」(アスカ)
「めんごめんご! アダムスの器さん。せめて、足止めはさせてもらうにゃ!」(マリ)

 

「あんたこそ、余計なことを、するんじゃないわよ!」
「ガキシンジ、またサードインパクトを起こすつもり!?」(アスカ)

 

「違う。槍があれば、全部やり直せる。世界は救えるんだ!」(シンジ)
「ほんっとにガキね」(アスカ)

 

「ゼーレの暫定パイロットさん、聞こえてるでしょ?」
「アダムスの器になる前に、そっから出た方がいいよ?」(マリ)

 

「ダメ。それは命令じゃない」(レイ)
「かったぶつだにゃ。あんたのオリジナルは、もっと愛想があったよ」(マリ)

 

「アスカ! お願いだから、邪魔しないでよ!?」(シンジ)
「大人しくやられろ! ガキシンジィィィーーー!!!」(アスカ)

 

「女に手をあげるなんて、サイテー」(アスカ)

 

「カヲル君のために、みんなのために槍を手に入れる」
「そうすれば世界は戻る」
「そうすれば、ミサトさんだって!?」(シンジ)

 

「やばい! コネメガネ、妨害物は片付いてる。AA弾の使用を許可!」(アスカ)
「待ってました! 虎の子よん!」(マリ)

 

「始めよう、冬月」(ゲンドウ)

 

「まずい! 第12の使徒がまだ生き残ってる!」
「サードインパクトの続きが始まる前に、こいつを、片付ける!」(アスカ)

 

「これが命令」(レイ)

 

「姫、無駄弾は止めときなよ、あれ全部コアだから」
「あたしらじゃ、手の打ちようがにゃいよ」(マリ)

 

「それに、最後の使徒を倒したところで、鬼が出るか蛇が出るか、気になるじゃん」(マリ)

 

「これは…これは、私?」
「私は、何?」(レイ)

 

「まさか第1使徒の僕が、13番目の使徒に落とされるとは?」(カヲル)

 

「始まりと終わりは同じというわけか…」
「さすがリリンの王、シンジ君の父上だ」(カヲル)

 

「DSSチョーカーにパターン青?」
「無いはずの13番目?」
「ゲンドウ君の狙いはこれか!?」(マリ)

 

「死海文書の契約改定の時が来ました」
「これでお別れです」(ゲンドウ)

 

「あなた方も魂の形を変えたとはいえ、知恵の実を与えられた生命体だ」
「悠久の時を生きることは出来ても、我々と同じく、訪れる死からは逃れられない」(ゲンドウ)

 

「死を背負った群れの進化を進めるために、あなた方は、われわれに文明を与えてくれた」
「人類を代表し、感謝します」

 

「死をもって、あなた方の魂をあるべき所へ帰しましょう」
「宿願たる人類補完計画と、諦観された神殺しは、私が行います、ご安心を」(ゲンドウ)

 

「何だ、これ…何なんだよ、これ…僕のせいなのか?」
「僕が槍を抜いたから?」(シンジ)

 

「フォースインパクト…その始まりの儀式さ」(カヲル)

 

「あっちゃー!」
「こいつはシッチャカメッチャカな状況ね」(マリ)

 

「こんな時、綾波レイなら、どうするの?」(レイ)
「知るか! あんたはどうしたいの!?」(アスカ)

 

「こいつ、全身がコアか!?」
「時間もない…ごめん、弐号機!!」(アスカ)

 

「カヲル君」
「僕は…どうしたらいいの?」(シンジ)

 

「魂が消えても、願いと呪いはこの世界に残る」
「意思は情報として世界をつたい、変えていく」(カヲル)

 

「いつか自分自身のことも書き換えていくんだ」(カヲル)

 

「ごめん、これは君の望む幸せではなかった」
「ガフの扉は僕が閉じる」(カヲル)

 

「シンジ君は心配することはない」(カヲル)
「カヲル君…カヲル君が何を言ってるのか、分からないよ!?」(シンジ)

 

「シンジ君は、安らぎと自分の場所を見つければいい」
「縁が君を導くだろう。そんな顔をしないで。また会えるよ、シンジ君」(カヲル)

 

「後始末は済んだ。しっかりしろ、わんこ君!」
「ぐずるな! せめて姫を助けろ! 男だろ!」(マリ)

 

「ついでに、ちょっとは世間を知りにゃ!」(マリ)

 

「ひどい有様だな」
「ほとんどがゼーレの目論見通りだ」(冬月)

 

「だが、ゼーレの少年を排除し、第13号機も覚醒へと導いた」
「葛城大佐の動きも計算内だ、今はこれでいい」(ゲンドウ)

 

「誰のおかげか分からないけれど、フォースは止まった」
「ミサト、今はそれでよしとしましょう」(リツコ)

 

「ガキシンジ。助けてくれないんだ、私を?」
「また自分のことばっかり…黙ってりゃ済むと思ってる」(アスカ)

 

「まだ甘えてる!?」
「いつまで経っても、手間のかかるガキね!」(アスカ)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
 
 
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