アニメ「魔女の旅々」イレイナの名言・台詞をまとめていきます。
魔女の旅々
1話
「平和国ロベッタにおいて、史上最年少14歳で魔術試験に合格し、魔女見習いになった少女がいます。そう、私です」
「他の受験生があまりにも弱かったので。これじゃ、魔女になれてしまうのも時間の問題ですね」
「その気なら……ぶっ飛ばしますよ」
「ふざけないでください。私をいじめて楽しんでいたくせに」
「私を魔女にする気なんて、最初から無いくせに。もう嫌いです、みんな大嫌いです」
「信じて、ずっと我慢したのに。きっと大丈夫だって。なのにロベッタの魔女達もあなたも、結局同じじゃないですか。信用したのに、私がどれだけ頑張っているか知らないくせに」
「私はただ、認めて欲しいだけなのに」
「ならばもらっておきましょう。灰の魔女の旅物語を、楽しみに待っていて下さいね」
2話
「この魔女の証であるブローチを付け、灰色の髪をなびかせて、その美しさと才能の輝きに、太陽さえも思わず目を細めてしまうほどの美女は、誰でしょうか? そう、私です」
「魔女ならこれぐらい普通です」
「先生。案外いい響きですね」
「はっきり言いましょう、サヤさん。今のあなたの実力では、魔術試験に合格できる確率はゼロに近いです」
「しかし、ゼロに近いということは、ゼロではありません」
「出来るじゃないですか。子供に飛び方を教える母親って、こんな気分なのかもしれませんね」
「そんなの理由になりません。本当に本気で何かを成し遂げる時、人はいつだって孤独です。1人じゃなければダメなんですよ。馴れ合ったら終わりなんです」
「それは予備なので。これでおそろいです」
「あなたはこれから1人になります。でも、孤独ではありません。私やあなたの妹さんは、あなたのこと、見守っているんですよ」
「サヤさんの姿は、あまりに儚くて、か弱くて。まるで、昔の私を見ているようでした」
3話
「美しい花には棘がある、と言います。美しさは時として、触れる者に牙をむくこともあるのです」
「話は変わりますが、色とりどりの花々に負けず劣らず、美しく咲いている彼女は誰でしょう? そう、私です」
「気にしていませんよ。嘘ですけどね」
「私はその時、思い出したのです。昔読んだ本の結末を。夫が見せてくれたキレイな景色は、身動きが出来ない妻を、返って絶望させてしまったのです」
「人のためにと思ってしたことが正しいとは限らないという、大変に説教臭い話だったのです、あれは。優しさや美しさは、時には残酷にもなるのです」
4話
「どうでもいいですが、なぜ恋は落ちると言うのでしょうね? 落とし穴のように、予期せず突然はまってしまうからなのでしょうか? 知りませんけど」
「留守みたいですね」
「非常に不本意ではありますが、背に腹は変えられません。お邪魔します」
「頑張って下さい。私は安全な所から、応援していますから」
「手伝って私に何か得がありますか?」
「大仕事の後にお料理を作るのは大変でしょうから、私が作ります。だから、死なないで下さいね」
5話
「魔法使いがみんなを楽しませて、素敵ですね」
「入っちゃって大丈夫でしょうか? まずいですよね? でも、入っちゃえ」
「しぶといですね、根性だけはあるみたいです。分かりました、こうなったらとことんやってあげましょう」
「あなた達が束になっても私を捕まえられないことは、これで十分に分かったはずです。諦めて下さい、では」
「草原を飛んでいる魔女がいます。魔女はどこかワクワク楽しそうにしています」
「次に行く国はどんな国でしょう? 次に出会う人はどんな人でしょう? と期待に胸を膨らませているのです。その旅人は一体誰か? そう、私なのでした」
6話
「うさん臭い話ですねぇ?」
「おお、口が勝手に動いて真実を!? 嘘がつけないというのは本当のことだったのですねぇ」
「正直者しかいない国というから、どこか清らかな人々の姿を想像していたのですが、どうも違うみたいですね。むしろよそよそしいというか、殺伐としているというか?」
「どうして何かしようとする人は、自分の声やら記憶やらを代償にするのでしょうね?」
「嘘を消し去って、この国はよくなりましたか?」「本当にそうでしょうか?」
「悪意ある人間は、嘘をつかなくても悪事を働くことが出来ます。正直者の国になったからといって、この国の人々が必ずしも善人であるとは限らないのです」
「嘘つきが全員悪とも限りません。いい嘘は時には潤滑油のように、人々の関係をまろやかにもします。それがなければ、人と人はギスギスときしんで殺伐とするだけ」
7話
「きっと、これでよかったのですね。国は旅人や観光客のためにあるものでは無く、そこに住む人達のものなのですから」
8話
「灰色の髪を風になびかせ、箒で空を飛んでいる魔女がいます。このお人形のように綺麗でかわいらしく、夏の太陽だってもっと熱く燃えてしまいそうな美女は、いったい誰でしょう?」
「そう、私です。さすがに今の季節、この格好は暑いですね」
「もちろん行きます。卑怯な犯人を捕まえ、その首をはねて、地獄で後悔させましょう!」
「なめてやがりますね。これもう万死に値しますよ!」
9話
「時計郷ロストルフという国の広場にいる、金欠でお腹をすかして、今には泣いてしまいそうな、儚くも美しい女性は誰でしょう? そう、私です。悲しいことに私です……」
「お金儲けをする気はあります」
「出来れば、働かずに金儲けしたいなと思ってます」
「私、旅人なものですから、10年前のこの国というものに、少しだけ興味があります」
「私はただの旅人、ただの魔女……未熟で、何も出来ないで……」
11話
「魔法使いの命が危ない。あの骨董堂が20年ぶりに帰って来たのかって。ニケの冒険譚で描かれた骨董堂が!?」
「喜んでいる場合じゃなさそうですね。面倒は避けたいですし……」
「よし! どこからどう見ても魔法使いには見えません。ただの綺麗な女の人です!」
「これはクレイジーですね。多分、いえ間違いなく、私が箱を開けたせいでしょうけど」
「治さなくても別に困りませんからね」
「私はまだまだ旅を続けたいですし、まだまだ国を回りたいんです。のんびりと、好きなことをしていたいと思っています」
「私が、何かに気づいてしまったら、私の自由な旅が終わってしまうような気がするんです」
「私も、大好きですよ。フラン先生のことも、みなさんのことも」
「ニケの冒険譚は全5巻。私は私の物語を、5巻では終わらないようにしたいと思っています」
「だから、フラン先生とシーラさんが、互いに素直になった国から、私は新たな一歩を踏み出したのでした。私はこれからも、ただの灰の魔女で、ただの旅人でありたいと思います」
12話
「私は魔女であり旅人です。旅は出会いと別れの連続で、同時に、選択の連続でもあります。いくつもの、後戻り出来ない選択をして、私は、今ここにいるのです」
「さては、私を利用するために主人公の私と呼ぶように仕向けましたね。何という策士、さすが私」
「何ですか、勝手に主人公に祭り上げたくせに? 全く私はわがままですね」
「ひどい八つ当たりですね。さすがは私」
「その前に、私が心の底で、何となく願っていたことを教えてあげます。私は、他の私に出会うために、ここに来たんです。きっと、別の可能性を見たくて仕方がなかったのでしょう」
「はい、それでは問題です。澄み渡った青空をゆく、そこに人がいたのなら間違いなく誰もが振り返り、ため息をこぼしてしまうほどの美貌の魔女は、いったい誰でしょう?」
「それは、旅をして、私の、私達の物語、『魔女の旅々』を綴り続ける、そう、私です!」
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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