「銀河英雄伝説9巻(双璧の争覇戦)」の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説9巻(双璧の争覇戦)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ4期相当)

 

銀河英雄伝説9巻 回天篇

→銀河英雄伝説9巻(第一章)

第六章 叛逆は英雄の特権

「ルッツを帝国元帥に叙する」
「彼はいやがるだろうが、約束を破った者に対する、これは罰だ…」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

「そのようなたわごとは、今年の霜と同じく、春先に消えてしまったと思っていたが」
「そうではなかったらしいな」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)

 

「きさまも夏に雪を降らせて喜ぶ輩か」(ミッターマイヤー)

 

「卿を残した理由は、諒解していよう。ロイエンタールは当代の名将だ」
彼に勝利しうる者は、帝国全軍にただ二名、予と卿しかおらぬ」(ラインハルト)

 

「ゆえに、卿を残した」
「意味はわかろう?」(ラインハルト)

 

「…おれは、ロイエンタールのやつに負けてやりたい」
「いや、こいつはうぬぼれもいいところだな」(ミッターマイヤー)

 

「全知全能をあげても、おれはロイエンタールに勝てはしないだろうに」(ミッターマイヤー)

 

「皇帝の御手を汚してはならんのだ」(ミッターマイヤー)

 

「ロイエンタールとおれと、双方が斃れても、銀河帝国は存続しうる」(ミッターマイヤー)

 

 

「だが皇帝に万一のことがあれば」
「せっかく招来した統一と平和は、一朝にして潰えるだろう」(ミッターマイヤー)

 

「勝てぬとしても、負けるわけにはいかんのだ」(ミッターマイヤー)

 

「オーベルシュタインはいい」
「だが、いまひとり、奴は、奴だけは赦せぬ」(ミッターマイヤー)

 

「おれは出陣にさきだって、陛下のおんために、害虫を駆除してさしあげねばなるまい」(ミッターマイヤー)

 

「いずれにしても、生前の地位など、これから将先の卿には無要のものだろう」
「いいか、そこをうごくなよ、おれが行くまで」(ミッターマイヤー)

 

「ラングの非道をただすには、法をもってする」
「でなければ、ローエングラム王朝の、よって立つ礎が崩れますぞ」(ウルリッヒ・ケスラー)

 

「重臣中の重臣、宿将中の宿将であるあなたに」
「そのことがおわかりにならぬはずはありますまい」(ケスラー)

 

「わが皇帝に敗れるにせよ、滅びるにせよ」
「せめて全力をつくして後のことでありたいものだ」(オスカー・フォン・ロイエンタール)

 

「戦うからには勝利を望むべきだ。最初から負けることを考えてどうする」
「それとも、敗北を、滅亡をお前は望んでいるのか」(ロイエンタール)

 

「度しがたいな、吾ながら…」(ロイエンタール)

 

「いつ予がオーベルシュタインやラングごときに国政の壟断を許したか!」(ラインハルト)

 

「かりにロイエンタールの言うとおりだとしたら」
「そもそも彼が新領土総督になりうる道理がないではないか」(ラインハルト)

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「叛逆を正当化するために、そこまで予を貶める必要があるのか!」(ラインハルト)

 

「…フロイラインに言われるまでもない」
「ラングとやらが小人であることは、予も承知している」(ラインハルト)

 

「だが鼠一匹、倉庫の穀物を食い荒らすとしても、被害は知れたものだし」
「そのていどの棲息を許しえないようでは、銀河帝国も狭すぎるではないか」(ラインハルト)

 

「…ルッツはよく予を見すてずにいてくれたものだ」
「それどころか、生命を擲って予を救ってくれた」(ラインハルト)

 

「予は愚かだった」
「小人の権利を守って、有能な忠臣に不満と不安をいだかせていたとはな」(ラインハルト)

 

「あなた、ウォルフ、わたしはロイエンタール元帥を敬愛しています」
「それは、あの方があなたの親友でいらっしゃるから」(エヴァンゼリン・ミッターマイヤー)

 

「でも、あの方があなたの敵におなりなら」
「わたしは無条件で、あの方を憎むことができます」(エヴァンゼリン)

 

「心配しなくてもいいよ、エヴァ」
「第一、まだ、かならず戦うことになるとは決まっていないからね」(ミッターマイヤー)

 

「陛下はラング内務次官を逮捕なさったし」
「それでロイエンタールの気もすむかもしれないのだからね」(ミッターマイヤー)

 

「だから、祈るとしたら、戦わずにすむように、と、そう祈ってほしいな」
「ぜひそうしておくれ、エヴァ」(ミッターマイヤー)

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第七章 剣に生き…

「いや、ワーレン提督、お気づかいは必要ない」(ミッターマイヤー)

 

「ロイエンタール元帥とおれとの友誼は、つまるところ私事であって」
「公務の重さと比較はできないからな」(ミッターマイヤー)

 

「ロイエンタールがひざを折る相手は、宇宙にただひとり」
「わが皇帝ラインハルト陛下があるのみだろう」(ミッターマイヤー)

 

「それに先だって軍務尚書にひざを折るということが、彼には耐えられないにちがいない」
「おれだっていやではあるが…」(ミッターマイヤー)

 

「予に問題があるのではない。ロイエンタールのほうにこそ、卿は問うべきだ」
「いや、すぎたことについてではない。これからのことだ」(ラインハルト)

 

「ひとたび叛旗をかかげ、戦い終わって後、予に頭をさげて助命を請う気があるかどうか」
「そのことを卿はロイエンタールに問うべきなのだ。そうではないか?」(ラインハルト)

 

「だが、ロイエンタールを討って、それでおれの心は安らぎをえるのだろうか」(ラインハルト)

 

「奴が頭をさげさえすればよいではないか。そうすれば、あえて奴を討つ必要はない」
「ロイエンタールのほうにこそ、この事態により大きな責任がある」(ラインハルト)

 

「おれに頭をさげるのが、それほど嫌か」(ラインハルト)

 

「ヤン・ウェンリーの後継者が」
「単に目前の混乱を利用しようとする小策士であるにすぎないなら」(ラインハルト)

 

「ロイエンタールに加担するであろうよ」
「いずれにしても奴ら自身が決めることだ」(ラインハルト)

 

「ミッターマイヤー、おれも卿と戦いたくはない」
「だが、あえておれは卿と戦う」(ロイエンタール)

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「なぜかと問うか?」
「戦って卿を斃さぬかぎり、皇帝はおれと戦ってくださらぬだろうからだ」(ロイエンタール)

 

「おれは自分が何のためにこの世に生を亨けたか、長いことわからなかった」
「知恵なき身の悲しさだ。だが、いまにしてようやく得心がいく」(ロイエンタール)

 

「おれは皇帝と戦い、それによって充足感をえるために」
「生きてきたのではなかったのか、と」(ロイエンタール)

 

「疾風ウォルフの約束には、万金の値があるな」
「いや、だめだ、ミッターマイヤー」(ロイエンタール)

 

「卿の身は、おれの存在などと引きかえてよいものではない。卿はつねに正道をゆく」
「おれにはできぬことだ。おれにできることは…」(ロイエンタール)

 

「酔っているな、卿は」
「酒にではない、血の色をした夢に酔っている」(ミッターマイヤー)

 

「夢は醒める。さめた後どうなる?」
「卿は言ったな、皇帝と戦うことで充足感をえたいと」(ミッターマイヤー)

 

「では戦って勝った後、どうするのだ」
「皇帝がいなくなった後、どうやって卿は心の飢えを耕すつもりだ?」(ミッターマイヤー)

 

「夢かもしれんが、いずれにしてもおれの夢の話だ。卿の夢ではない」
「どうやら接点も見出しえないようだし、もう無益な長話はやめよう」(ロイエンタール)

 

「…さらばだ、ミッターマイヤー、おれが言うのはおかしいが、皇帝を頼む」
「これはおれの本心だ」(ロイエンタール)

 

「ロイエンタールの大ばか野郎!」(ミッターマイヤー)

 

「ロイエンタールの弱点は、信頼すべき副司令官が存在しないことにある」
「作戦を立案する点において問題などないが、それを実行できるかどうかだ」(ミッターマイヤー)

 

「移動も展開も、何という迅速さだ」
「だが、惜しいことに、陣容が薄い」(ロイエンタール)

 

「むりもない」
「ミッターマイヤーの快足に、凡人がついてこれるものではないからな」(ロイエンタール)

 

「前進、力戦、敢闘、奮励」
「突撃だ! ミッターマイヤーに朝食を摂る時間をつくってやろう」(フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト)

 

「醜態を見せるな! 帝国軍どうし戦うのは、リップシュタット戦役で経験ずみではないか」
「いまさら何をうろたえる!?」(ビッテンフェルト)

 

「青二才に、用兵の何たるかを教えてやるとしようか」(ロイエンタール)

 

「現にしてやられつつあるところだ。完了形で言うのは早すぎる」
「この後に逆接の接続詞をつづけたいものだな」(ミッターマイヤー)

 

「ロイエンタールが完璧だとしても、部下どもはそうではない」
「そのあたりに活路が開けるだろう」(ミッターマイヤー)

 

「退くな! 退くなと言っておるだろうが!」
「退く奴は、かまわん、王虎(ケーニヒス・ティーゲル)の主砲で吹きとばしてやれ」(ビッテンフェルト)

 

「卑怯者として生きのびるより、はるかに武人の本懐だろうよ!」(ビッテンフェルト)

 

「ヤン・ウェンリーがいかに苦心したか、ようやくわかったような気がする」
「その真の偉大さもな」(ロイエンタール)

 

「一度失ったものを、もう一度失っても、べつに不自由はせんよ」(アウグスト・ザムエル・ワーレン)

 

「さて、これで悪運を切り離したぞ」
「恐れるべきものは、怯懦のみだ」(ワーレン)

 

「そうだな、なるべく早く頼むよ」
「腰が落ちついてしまうと、つい若い連中のやることに口を出したくなる」
「もう私の席はここにはないのにな」(ムライ)

 

「拒否するか、そうだろうな」
「何、私は君たちに条件を伝えるだけだ。交渉を成立させる責任はないのでね」(ムライ)

 

「じつは、ユリアン、君に謝罪しなくてはならんな」
「私は君が目前の利にとらわれて判断を誤るのではないか、と思ったのだ」(ムライ)

 

「だから、出しゃばりでも、制止せねばならんと考えたのだ」(ムライ)

 

「だが、私などの心配は無用だったな」
「君はやはりヤン提督の一番弟子だった」(ムライ)

 

「ユリアン、ひとつおれをムライ中将といっしょにハイネセンに行かせろよ」(ワルター・フォン・シェーンコップ)

 

「主目的はそれだが、ついでにやっておきたいことがあるのでな」
「つまり、左手にロイエンタール元帥の首…」(シェーンコップ)

 

「そして右足の下に、ヨブ・トリューニヒトの首。右手に戦斧」
「この姿で記念写真を撮影して、ジャーナリズムに売りこんでやりたいのでね」(シェーンコップ)

 

「死ぬのがこわくて生きていられるか」(オリビエ・ポプラン)

 

「さすがに当代の名将だ。戦いつつ後退し、しかもまったく混乱がない」
「戦術の教科書にも、これほどみごとな例は載っていないだろう」(ワーレン)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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→銀河英雄伝説9巻(双璧の争覇戦)【2】
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