「銀河英雄伝説8巻(回廊の戦い)」の名言・台詞まとめ

原作小説「銀河英雄伝説8巻(回廊の戦い)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ3期相当)

 

銀河英雄伝説8巻 乱離篇

→銀河英雄伝説(1巻)

第一章 風は回廊へ

「ハイネセンが真に同盟人の敬慕に値する男なら、予の処置を是とするだろう」
巨大な像など、まともな人間に耐えられるものではない」(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

「ヤン・ウェンリーがいかに希謀を誇ろうとも」
「この期におよんで軍事上の選択肢はふたつしかありえない」(ラインハルト)

 

「進んで戦うか、退いて守るか、だ」
「彼がどう選択し、どう予をしとめようとするか、大いに興味がある」(ラインハルト)

 

「あのオーベルシュタインよりはやく死んでたまるか」
「おれは奴の葬儀のときに、心にもない弔事を読んで心の中で舌を出してやる」(コルネリアス・ルッツ)

 

「それが楽しみで、今日まで戦死せずにきたのだからな」(ルッツ)

 

「名将の器量が他の条件に規制されるとは気の毒なことだな」(ラインハルト)

 

「フロイライン、予が休息するとしたら」
「ヤン・ウェンリーに対する負債を、まず完済せねばならぬ」(ラインハルト)

 

「彼を屈伏させ、宇宙の統一をはたしてから、予にとってはすべてがはじまるのだ」(ラインハルト)

 

 

「あのオーベルシュタインは死ななかったか」
「奴が人間であると証明する、せっかくの好機であったのにな」(ウォルフガング・ミッターマイヤー)

 

「まあルッツが軽傷であったのはせめてもの救いだが」(ミッターマイヤー)

 

「単に可能性の問題として言うのだが、歩く毒薬のオーベルシュタインめが」
「何らかの魂胆で一件をしくんだのだとしも、おれはおどろかぬ」(オスカー・フォン・ロイエンタール)

 

「だとするときっと二幕めがあるぞ」(ロイエンタール)

 

「長いようで短い戦いだったが、いずれにせよ、これで決着がつくさ」(ミッターマイヤー)
「吾々にとって望ましい決着であってほしいものだな、願わくば」(ロイエンタール)

 

「陛下に無能者と呼ばれるのには、おれは耐えられる」
「だが卑劣漢と非難されては、今日まで生命がけで陛下におつかえしてきた意味がない」(フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト)

 

第二章 春の嵐

「ビッテンフェルト提督には、喧嘩を高値で売りつける才能があるようですわね」
「同盟に生まれて政治家になっていればよかったのに」(フレデリカ・グリーンヒル)

 

「…昔日の一個艦隊にもおよばぬ寡兵で、宇宙の9割を相手に戦争をやろうというのだ」
「恐怖と緊張の極、発狂しても不思議ではなかった」(ダスティ・アッテンボロー)

 

「だが発狂した者は誰もいなかった。なぜなら…」(アッテンボロー)
「全員、最初から発狂していたようなものだからである」(オリビエ・ポプラン)

 

「おれはシェーンコップ中将みたいに悪いことは何もしていない」
「それなのに何だって30歳にならなくてはならんのだ」(アッテンボロー)

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「おれとしては、何も悪いことをできなかったような甲斐性なしに」
「30歳になってもらいたくないね」(ワルター・フォン・シェーンコップ)

 

「…しかし、結局、皇帝の名を借りんことには、歓呼の台詞ひとつつくれんか」
「おもしろくもない、おれたちは言語的寄生虫とでもいうべきかもしれんな」(アッテンボロー)

 

民主共和政治の建前──言論の自由のおかげである。
政治上の建前というものは尊重されるべきであろう。(ヤン・ウェンリー)

 

それは権力者の暴走を阻止する最大の武器であり、弱者の甲冑であるのだから。(ヤン)

 

「皇帝ラインハルトは、私と戦うことを欲しているらしいよ」
「その期待を裏切るような所業をしたら、彼は私を永久に赦さないだろうな」(ヤン)

 

「運命というならまだしも、宿命というのは、じつに嫌なことばだね」
「二重の意味で人間を侮辱している」(ヤン)

 

ひとつには、状況を分析する思考を停止させ」
「もうひとつには、人間の自由意志を価値の低いものとみなしてしまう」(ヤン)

 

「宿命の対決なんてないんだよ、ユリアン」
「どんな状況のなかにあっても結局は当人が選択したことだ」(ヤン)

 

「半数が味方になってくれたら大したものさ」(ヤン)

 

「この世で一番、強い台詞さ。どんな正論も雄弁も、この一言にはかなわない」
「つまりな、『それがどうした』、というんだ」(アッテンボロー)

 

「伊達と酔狂でやってるんだ」
「いまさらまじめになっても帝国軍のまじめさにはかなわんよ」(アッテンボロー)

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「犬はかみつく、猫はひっかく」
「それぞれに適した喧嘩のやりかたがあるさ」(アッテンボロー)

 

「何でもできる人たちが周囲にいるから、何かと教わっているだけだよ」(ユリアン・ミンツ)

 

「あら、ユリアンはもともと無器用な子ですよ」(オルタンス・キャゼルヌ)

 

「それは勉強はよくできるし、習ったこと学んだことはよくこなすけど」
「自分の生きかたを守って他の楽な道に目もむけないというのは」(オルタンス)

 

「器用な人間の生きかたじゃありませんよ」
「ヤンさんの側にいて影響を受ければ、そうなってしまうでしょうね」(オルタンス)

 

「あなた、めずらしくいいことをしたから後悔なさってるんですか?」(オルタンス)

 

「洗練された文章を、相手がそのまま理解できるとはかぎるまい」(アッテンボロー)

 

「ビッテンフェルト提督が売りつけてきた商品に」
「付加価値をつけて送りかえしてやるだけのことさ」(アッテンボロー)

 

「辛くなる? 冗談じゃない、それじゃまるで普段が甘いみたいじゃないか」(ポプラン)

 

「もしビッテンフェルト、ファーレンハイトの両艦隊だけでも」
「個撃破の対象にすることができたら」(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)

 

「多少なりと戦力格差を縮小することがかないましょう」
「やってみる価値はあるかもしれませんな」(メルカッツ)

 

「その策を使うにしても、相手が黒色槍騎兵であれば」
「撒餌を持った手を肘から喰いちぎられる恐れがありますな」(ムライ)

 

「すみません、おさわがせして」(ユリアン)

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「何だか今日はいろんなことがあって、自分が未熟な人間だってことを思い知らされて」
「それでつい大声を出して発散させたくなったんです」(ユリアン)

 

「いや、お前はべつに未熟じゃないよ」
「いわばまあ半熟だな」(ヤン)

 

「キャゼルヌ中将がなげいていたよ」
「おれには息子と酒を飲みかわす楽しみがない、とね」(ヤン)

 

「善良な後輩を長い間いびってきた応報だろうさ、いい気味だ」(ヤン)

 

「おとなになるということは、自分の酒量をわきまえることさ」(ヤン)

 

狂信者に必要なものはありのままの事実ではなく、
彼の好みの色に塗りたてた幻想である。(ド・ヴィリエ)

 

第三章 常勝と不敗と

「ヤン・ウェンリーも戦いを欲するか」(ラインハルト)

 

「ヤン・ウェンリーの真の偉大さは、正確な予測にあるのではなく」
「彼の予測の範囲においてのみ、敵に行動あるいは選択させる点にある」(エルネスト・メックリンガー)

 

「銀河帝国の歴戦の名将たちは」
「つねに彼によって彼の用意した舞台の上で踊らされたのである」(メックリンガー)

 

「罠ということは卿に教わるまでもない」
おれが問題にしているのは、何を目的としての罠かということだ」(ビッテンフェルト)

 

「帝国軍は不世出の皇帝と多くの名将を擁している彼ら全員にとって」
「イゼルローン回廊はせますぎる」(ヤン)

 

「吾々の活路は、そのせまさにある」
「せいぜい利用させてもらうとしよう」(ヤン)

 

「謝意はいずれ形でしめしてくださいよ」(アッテンボロー)

 

「こちらは両艦隊あわせて三万隻」
敵軍をことごとく葬って、なお一万隻はあまるではないか」(ビッテンフェルト)

 

「大軍に区々たる用兵など必要ない。攻勢あるのみ」
「ひたすら前進し、攻撃せよ」(アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト)

 

「メルカッツ提督が──?」
「よろしい、本懐である」(ファーレンハイト)

 

「恐るべきはヤン・ウェンリーという男の智略だ」
「それと承知していながら、ついに奴の術中にはまるとは、おれの武勲の鉱脈もつきたか」(ファーレンハイト)

 

「世の中を甘く見ることさ」(ポプラン)

 

「見栄をはるのは、けっこうなことだ」
「最初は大きすぎる服でも、成長すれば身体にあうようになる」
「勇気も同じことだ」(ポプラン)

 

「…と、人生相談係のポプラン氏は無責任にのたもうた」
「しょせん他人の人生である」(ポプラン)

 

「よし、行け、カリン」
「教えたことの62.4パーセントばかり実行すれば、お前さんは生き残れる」(ポプラン)

 

「カーテローゼ・フォン・クロイツェル、しゃっきりしなさい!」
あまりぶざまな姿を見せると、あいつに笑われるわよ」(カーテローゼ・フォン・クロイツェル、通称:カリン)

 

「おてんば娘に乾杯…!」(シェーンコップ)

 

「おれは皇帝ラインハルト陛下にもおとらぬ貧乏貴族の家に生まれて」
「食うために軍人になったのだ」(ファーレンハイト)

 

「何度も無能な上官や盟主にめぐりあったが」
「最後にこの上なく偉大な皇帝につかえることができた」(ファーレンハイト)

 

「けっこう幸運な人生と言うべきだろう」
「順番が逆だったら目もあてられぬ…」(ファーレンハイト)

 

「何をしている、さっさと脱出しないか」
「さっさと行くのだ」(ファーレンハイト)

 

「アーダルベルト・フォン・ファーレンハイトが戦死するときに子供を道づれにした」
「と言われては、ヴァルハラに行ってから、おれの席が狭くなる」(ファーレンハイト)

 

「わかった、形見をやる…」
「お前の生命だ。生きて皇帝にお目にかかれ」
「死ぬなよ、いいか…」(ファーレンハイト)

 

「ビッテンフェルト!」
「卿らしい失敗だな」(ラインハルト)

 

「罠の存在を予期しながら、あえてそこに踏みこみ、それを噛み破ろうとこころみて」
「はたせなかったか」(ラインハルト)

 

「万骨かれて一将の功ならなかったわけだ」(ラインハルト)

 

「とがめているのではない」
「卿らしからぬ失敗をするよりは、よほどよい」(ラインハルト)

 

「この上は、卿らしい働きで失地を回復せよ」
「ファーレンハイト元帥も、それをこそ望むであろう」(ラインハルト)

 

「予も、これまでにない覚悟でヤン・ウェンリーに対するつもりだ」
「卿の力を予に貸せ」(ラインハルト)

 

「勝利か死か、ですか、わが皇帝(マイン・カイザー)」(ロイエンタール)
「ちがうな。勝利か死か、ではない。勝利か、より完全な勝利か、だ」(ラインハルト)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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→銀河英雄伝説8巻(回廊の戦い)【2】
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