原作小説「銀河英雄伝説3巻(イゼルローン要塞対ガイエスブルク要塞)」の名言・台詞をまとめていきます。
(旧アニメ2期相当)
銀河英雄伝説3巻 雌伏篇
第七章 要塞対要塞
「あのときは全員が不安でした」
「何しろヤン提督がおいでになりませんでしたから…」(ユリアン・ミンツ)
「でも、逆に言うと、ヤン提督がお帰りになるまで保ちこたえられれば助かる」
「という考えがあって、それが救いでもありました」(ユリアン)
「防御に専念するのはけっこうですが、あまりに消極的だと」
「かえって敵の疑惑を招くことになりませんか」(ダスティ・アッテンボロー)
「それはそれで、ヤン司令官の策略かもしれないと敵に思わせることもできるさ」(ワルター・フォン・シェーンコップ)
「その(バレた)ときは、苦労して占領したイゼルローンが」
「また帝国のものになるだけのことだな」(シェーンコップ)
「叛乱軍、いや、同盟軍の諸君」
「小官は銀河帝国ガイエスブルク派遣部隊総司令官ケンプ大将です」(カール・グスタフ・ケンプ)
「戦火を交えるにあたり、卿らに一言あいさつをしたいと思ったのです」(ケンプ)
「できれば降伏していただきたいが、そうもいかんでしょう」
「卿らの武運を祈ります…」(ケンプ)
「…そうだね、べつに偉そうに見える人ではなかったね」
「多勢の、威風堂々とした軍人たちの間にまじると、まるで目立たなかった」(ユリアン)
「だけど、その多勢のなかにいないとなると、いないということがすぐわかる」
「そういう人だったよ…」(ユリアン)
「(返信が無く)いささか残念だな」
「ヤン・ウェンリーという男の顔を見てみたかったが、やはり武人は武人らしく」
「実力であいさつすべきか」(ケンプ)
「しかし、いまの(敵主砲の破壊力)を見たろう」
「双方で主砲を撃ちあえば共倒れになってしまうぞ」(アレックス・キャゼルヌ)
「そう、このまま要塞主砲どうしで撃ちあえば、共倒れということにもなる」
「その恐怖を敵に教えれば、敵もうかつに主砲は撃てなくなるでしょう」(シェーンコップ)
「双方、手づまりになれば、つまり時間をかせぐこともできる」
「いま弱みを見せるわけにはいきません」(シェーンコップ)
「敵もどうして、打つ策が早い!」
「白兵戦の用意をしろ。大至急だ。おれが直接、指揮をとる」(シェーンコップ)
「すこし運動してくるだけです、すぐもどりますよ」(シェーンコップ)
「何とか追い帰しましたがね。どうです、さっきも言いましたが」
「今度はこちらから工兵と歩兵を送りこんでみたら」(シェーンコップ)
「いや、やはりそれはだめだ」
「貴官は敵の工兵を数人、捕虜にした。それとは逆の事態が生じたらどうする」(ムライ)
「わが軍の兵士が敵の捕虜になり、自白剤なり拷問なりによって」
「ヤン提督が不在であることをしゃべてしまったら…」(ムライ)
「それにしても、第一撃は大技、第二撃は小技」
「第三撃はどんな手段で来ることやら…」(シェーンコップ)
「ヤン・ウェンリーか。あの男は逃げ上手でな一昨年」
「アムリッツァ会戦に先だつ戦闘で、まんまと逃げられたことがある」(ケンプ)
「奴は勝っているくせに逃げ出したのだ。奇妙な男だ」(ケンプ)
「奇妙な男ですか…それだけに、どんな奇策を使ってくるか」
「容易に判断しかねますな」(ナイトハルト・ミュラー)
「それを待っていることはない」
「先手先手を打つとしよう」(ケンプ)
「一秒ごとにヤン提督はイゼルローンへ近づいている」
「その分、吾々も勝利へと近づいているのだ」(フョードル・パトリチェフ)
「そうなれば(要塞内に突入できれば)、イゼルローン要塞と回廊は、吾々のものだ」(ミュラー)
「坊や、こいつは人生の──いや、生命そのものの香りさ」
「いまにわかるようになる…」(オリビエ・ポプラン)
「ウイスキー、ウォッカ、ラム、アップルジャック、シェリー、コニャック」
「各中隊そろっているな」(ポプラン)
「いいか、柄にもないことを考えるな」
「国を守ろうなんて、よけいなことを考えるな!」(ポプラン)
「片思いの、きれいなあの娘のことだけを考えろ」
「生きてあの娘の笑顔を見たいと願え」(ポプラン)
「そうすりゃ嫉み深い神さまにはきらわれても、気のいい悪魔が守ってくれる」
「わかったか!」(ポプラン)
「コーヒーを一杯たのむ」
「砂糖はスプーンに半分、ミルクはいらない。すこし薄めにな」(シェーンコップ)
「生涯最後のコーヒーかもしれんのだ、うまいやつを頼むぞ」(シェーンコップ)
「コーヒーの味に注文をつける余裕があるうちは、まだ大丈夫だな」(キャゼルヌ)
「まあね、女とコーヒーについては、死んでも妥協したくありませんでね」(シェーンコップ)
「司令官代理! 私に艦隊の指揮権を一時お貸し願いたい」
「もうすこし状況を楽にできると思うのですが」(ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ)
「自分はヤン提督を支持する」
「したがって、ヤン提督の支持するメルカッツ提督を支持するであろう」(アッテンボロー)
「この回廊は、やがて名を変えるだろう。ガイエスブルク回廊とな」
「それとも、ケンプ=ミュラー回廊という名になる、ということもありうるぞ」(ケンプ)
「ミュラーは何をしているのだ」
「決断すべきときに迷うから、あんなことになるのだ」(ケンプ)
「卿は善戦はした。だが、単にそれだけのことだ」
「何の実りもなかった」(ケンプ)
「しかし、そんなことがありうるだろうか」
「あの恐るべき男が要塞にいないなどと…」(ミュラー)
「卿はあの要塞を、味方の血を一滴も流すことなく陥落させることができるか?」
「誰ひとり想像もできなかった方法で」(ミュラー)
「では、やはり、ヤン・ウェンリーは恐るべき人物だ」
「すぐれた敵には、相応の敬意を払おうじゃないか、少佐」(ミュラー)
「そうすることは、吾々にとってけっして恥にはならんだろうよ」(ミュラー)
まったく、それにしてもヤン・ウェンリーという男は、
いればいたで、いなければいないで、どれほど帝国軍を悩ませることだろう。(ミュラー)
「魔術師ヤン」とはよく言ったものだ…。(ミュラー)
「索敵と警戒の網を、回廊全体に張りめぐらせ」
「ヤン・ウェンリーの帰途を待って彼を捕えるのだ」(ミュラー)
「そうすれば、イゼルローンどころか同盟軍そのものが瓦解し」
「最終的な勝利は吾々の手に帰するだろう」(ミュラー)
「卿の言うことは正しい。副司令官は総司令官の意にしたがうべきだ」
「わかった、我を捨てよう。先刻の命令は撤回する」(ミュラー)
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