まんがで読破「或阿呆の一生(芥川龍之介)」の名言・台詞をまとめていきます。
或阿呆の一生
「僕は今、もっとも不幸な幸福の中に暮らしています」(作者)
「この原稿についてのことですが、僕の亡き後…」
「発表の可否を含め、すべてを君に託そうと思っています」(作者)
「もし発表するなら、この原稿に登場する人物にインデックスはつけないでほしい」(作者)
「そして最後に──どうかこの原稿の中の僕の阿呆さかげんを笑ってくれたまえ」
「では……さようなら」(作者)
「僕のやっている作家という商売は、日本一金にならないものです」
「それに僕は体も弱く、君に多く苦労をかけるかもしれません…」(彼)
「それでもよければ僕のところに来てください」
「僕は君が好きです。早く一緒に暮らして仲良くしましょう」(彼)
「妻は年下ながらもよくできた女性でした」
「おかげで彼の仕事もはかどりました」
「思えばこの頃がいちばん幸せだったのかもしれません」(作者)
「彼は人生に対する情熱を失いはじめ、悲観的な目を持つようになっていました」
「出産に立ち合い、息子をはじめて抱いた時でさえ…」(作者)
「冷ややかな感情に身を寄せる彼は…」
「息子の誕生さえも悲観的にとらえてしまうのでした」(作者)
「なぜだ…なんのために生まれてきたのだ…この娑婆苦に充ち満ちた世界に…」
「あぁ…僕のような男を父に持つ運命のもとに生まれてくるなんて…」(彼)
「僕は今まで道化のような生き方をしてきたのかもしれない…」
「こんな人生に意味なんてあるのか…?」(彼)
「僕にはもう、生活に対する興味なんてないんだ…」
「(あるのは)創作さ…僕は創作に対する欲だけで生きているんだ」(彼)
「あぁ…君は神々に愛せらるる故に若くして死んでしまったのだな…」
「この娑婆苦に充ち満ちた世の中で、死こそが唯一楽になれる手段なのかもしれない…」(彼)
「彼は自身の過ちを後悔していません」
「ただただ相手(の女性)を選ばなかったことを深く悔いているのでした…」(作者)
「このまま生きていても、僕の人生の先には薄暗い闇がただあるばかりだ…」(彼)
「思えば僕はここ数年…『死』に救いを求めることばかり考えている…」(彼)
「そう考えると神々は不幸なのかもしれない…」
「人と違い自ら命を絶つことができないのだから…」(彼)
「あぁ…なぜ人生とはこうも地獄的なのだろうか……」(彼)
「僕はもう生きることに飽きてしまったのです……」(彼)
「もう僕に残された道は…」
「発狂か…自殺による死のどちらかなんだ…」(彼)
「すまない、みんな…」
「これは僕の人生における唯一の我儘だ…どうか許して欲しい…」(彼)
「(白鳥の剥製) そっくりだ…飛ぶ力を失っても」
「その翼でどうにか自分自身を美しく飾りたてている…」(彼)
「だが外見を気にするあまりに自分の中には何も残っていない…」
「まるで僕の人生そのものだ…」(彼)
「君も外見にすら滅びを感じているんだね…こんなところまで僕と一緒だなんて…」(彼)
「僕の住んでいる世界は…澄みわたった病的な神経の世界だ」
「矛盾しているかもしれないが…この世界から見る自然は…とても美しい…」(彼)
「僕は人より多くのものを見て…多くのものを愛し…多くのものを理解した」
「苦しみの多かった人生の中でもこの点に関しては…満足だ…」(彼)
「彼はただ薄暗い中にその日暮らしの生活をしていました…」
「いわば…刃のこぼれてしまった細い剣を杖にしながら」(作者)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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