マンガ「神作家・紫式部のありえない日々」の名言・台詞をまとめていきます。
神作家・紫式部のありえない日々
1巻
結婚して2年で夫は亡くなった。めちゃくちゃ悲しかったし、げっそり泣いた。
残された一人娘を育てながら、あることに打ち込んで私はその悲しみをまぎらわした。(香子)
それは、同人活動である!!(香子)
私はのめりこみ物語を書いては、次々と同人誌を作っていった。
こうして同人活動は現実から私を解放し、自由にしてくれた。(香子)
なのに…
「宮中にまで私の同人誌が行き渡るなんて…」(香子)
「宮中なんて行きたくない、働きたくない」
「ずっと引きこもって同人誌だけ書いてたいッ!!!」(香子)
ここが内裏…ついに来てしまった。
本当に女が顔をさらして働いている…。(香子)
「(5か月引きこもり?) いいのですか?」
「このままでいいのですか?」
「本当にこのままでいいのですか?」(賢子)
「ちょっと調子こいたら思った以上に嫌われててびっくりした?」(賢子)
「まあ仕事だからね」
「全部の人に受け入れられると思ってるほーがおかしいよ」(賢子)
「最初からあたたかく迎えてもらおうなんて、思い上がりも甚だしくない?」
「人間関係もっと割り切った方がいーよ」(賢子)
「ママきっと、”働く”ってことをどっかでナメてたんだね」
「だから返り討ちにあっちゃった」(賢子)
「でも同人誌褒められたのは嬉しかったでしょ?」
「書き続けたい気持ちはあるんでしょ」(賢子)
「だったらもっとドライになんなきゃ」
「道長さまのことは、紙をくれる機械かなんかだと思ってさあ」(賢子)
物語が認められたからこそ、私は宮中に喚ばれた。
このままだと、倫子さまや道長さまにも申し訳ないし、待ってくれる人も──…。(香子)
「いじわるな人も優しい人もいる、ママが物語を書くとき考えることでしょ」
「それを現実でもやってみればいいんだよ」(賢子)
「イメージしてみる」
「それをできることがママの強みだよ」(賢子)
忘れていた、想像することを。(香子)
ここには様々な境遇の女たちが集まっている。
私のようにやむなく来た者、自ら望んで来た者、未婚・既婚・子持ち・子なし。(香子)
一つだけ共通しているのは、
家にいるときと違って、自分にかしずく者がいないということだ。(香子)
ここでは自分がかしずく側。
その立場を間違えなければ、きっとうまくやれる。(香子)
ロイヤルファミリーの前で同人誌のタイトルを言えと…!!?
「…げ、げっげ…『源氏物語』です……」(香子)
「全身がこわばっている」
「これはあれだ、長時間アホのふりを続けたせいだ…!!」(香子)
「源氏が紫の君をさらっちゃうとこ、すっごくドキドキしました!!」
「神!! 藤式部さんは神ですッッ!!!」(小少将)
「と、友だちって…神と友だちなんていいのかな、私ただの読み専なのに」
「でもでもこれから隣で続きが書かれるなんて夢みたい…!!」(小少将)
「だからこそ私が頭中将×源氏カプ推しでゴリッゴリの腐女子だってことは」
「絶対に隠し通さないと…!!」(小少将)
ああ、タカさんタカさん。
優しくてかっこよくて可愛くて、私の最愛の夫で永遠の推し…!!(香子)
サイダーのように怒りが湧き上がる…推しを笑い者にされて黙ってられるか!!
かくなる上は…ディス(や)られたらディス(や)り返す、倍返しだ!!(香子)
万人に受け入れられる創作などないッ!!
いかに素晴らしくとも、つけ入るほころびがあるはず。(香子)
私の培った知識を総動員して、お前の全てを否定してやる。(香子)
「読んでやんよ、『枕草子』…」
「私の夫を侮辱したこと後悔するがいい!!」
「その枕ブン投げたるわ、清少納言!!!」(香子)
面白かった。
枕草子、めっちゃおもれーかったな──。(香子)
「きっと自分のセンスがイケてると思ってる、パリピ女に違いない!」
「清少納言(コイツ)とは絶対、友だちになれなーい!!!!」(香子)
タイトル言われるの、まだ恥ずかしいな。(香子)
「(書いてない?) わかってるッ!!!」
「わかっているのだ、書かねばならんことは~~」(香子)
だけど打ちのめされてしまった、『枕草子』に。
あんなに影響力のある書物に、私の同人誌が太刀打ちできるはずない。(香子)
「そ・こ・で、私からの提案じゃ」
「〆切をもうけようと思う」(倫子)
「藤式部、できるかできないかではない」
「頑張るか、超頑張るかの二択じゃ」(倫子)
暗くて二人きりなんて、することは一つやん。
「あ…はわわ、推しカプが…」
「尊(てぇて)え~~あざーす!!!」(小少将)
(小少将さん)ゴリッゴリの腐女子なんだろうな~。
あたしゃ気にしないよ。
物語の受け取り方は人それぞれだからネ。(香子)
「こ、これでも…いつも笑ってるつもりなのよ」
「定子さまはよく笑う御方だったらしいから……」(彰子)
「藤式部。私ね、恥をかくのが怖くていつも大人しくしているの」
「何か失敗して恥をかくくらいなら、黙っていようと決めたの」(彰子)
「特に主上(おかみ)といると胸が苦しくて、何も言えなくなってしまうわ」
「あなたが言ったように上手く笑えない…」(彰子)
「こ…恋…」
「こっ…こんな気持ち、誰にも言ったことないわ」
「主上にだって…」(彰子)
かっ…可愛い~~!!
彰子さま、推せる……!!(香子)
私が『源氏物語』を書いて、それを帝が気に入って彰子さまと仲良くなれば、
彰子さまのお気持ちが報われる。(香子)
帝と彰子さま、これは私の推すべきお二人。
つまり推しカプ…!!?(香子)
「推しカプがいると毎日楽しいですよねっ」(小少将)
「やってやりますよ、推しカプのために!!」(香子)
「できた…!! 〆切前に本文上げたった──!!」
「これも推しカプのおかげ…帝と彰子さま、お二人を思うからこそだわ」(香子)
「神の!! 新作原稿を一番に読める…!!?」
「どうしよう。バ、バチが当たるかも」(小少将)
いや、バチが当たってもいい。
悪魔に魂を売ってもいい、読みたい…ッ。
私は読む…っ!!!(小少将)
感謝っ…!
圧倒的感謝っ…!(小少将)
「え? この場合、伯父×甥になるのかしら」
「それとも婿×舅…?」
「…アリだな、全然イケるわ…」(小少将)
「っていうか式部さん」
「ナチュラルにこういうフラグ立ててくるから油断ならない…」(小少将)
だめだッ!!
これはもう、黙って原稿を返せない!!(小少将)
「こ、恋って…難しいのね」
「思っていることと反対のことをしてしまったり、言ってしまったり…」(彰子)
ピュア~~い!!
推しカプの馴れそめ…沁みる…ッ!!(香子)
「定子さまのことをどう思っているかと言ったわね」
「…お会いしたかった、私はお会いしてみたかったわ」(彰子)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
アマゾンリンク
コミックシーモアリンク