アニメ「弱虫ペダル」の名言・台詞をまとめていきます。
弱虫ペダル
1話
「行く。僕も学校が終わったら…アキバへ!」
「アキバ…癒やしと最新が混在する街、愛するものがそろう街」(小野田坂道)
「運動部は乱暴だよなあ、運動部だけは入らないと思う」
「僕が入るのはアニメ研究部!」(小野田)
「(新入部員?) 1人使えそうだが…」
「もう1枚カードが欲しいところだな」(金城真護)
「準優勝…ロードレースは優勝以外意味はない」(今泉俊輔)
「全国大会出て、俺はあいつと戦わなくちゃならんからな」
「1番近いのはインターハイか、待ってろよ御堂筋」(今泉)
「(電車?) いえ、自転車で行くんです」
「な…なぜならば自転車だと…アキバへタダで行けるから」(小野田)
「行くぜ、登りアタック」
「登りはパワーと軽さ、そしてリズムだ」(今泉)
「お兄ちゃんが言ってた」
「”自転車は持って生まれた向き不向きがあるんだ”って」(寒咲幹)
「スポーツって小さい頃からやってる人が多いでしょう」
「だけど自転車は昨日まで普通だった人でも、突然才能が開花することがあるんだって」(幹)
「俺はあいつに登りで負けたんだ、3本の坂で5分以上の差がついた」
「だが今度は勝つ…勝つ!」(今泉)
「全戦全勝、それが御堂筋と戦うまでに俺が自分に立てた誓いだ」
「俺は世界で1番速い男になる!」(今泉)
「(名前?) 実は昨日自転車に乗るところまでついていって」
「貼ってある登録証からクラスと学年割り出して、担任の嶋村先生に特徴と体格告げて」(幹)
「1年4組5番・小野田坂道・九十九里西中出身だと分かったの」(幹)
2話
「俺は見たいんだ」
「どうやってこいつがママチャリで裏門坂を登ったのか」(今泉)
「(自転車部?) 冷やかしで入った奴が辞めてからな」(今泉)
「名だたる自転車レースは、やっぱ観客あっての盛り上がりでしょ」
「レースに観客! だから私も精一杯盛り上げようと!」(幹)
「相手はイケメンでロードレーサーだよ」
「小野田君、これで勝ったら超かっこいいよ」(幹)
「(45キロ自転車で?) 小学校4年の時から、アキバには毎週欠かさず通ってます」(小野田)
「(サイコン?) 数字がたくさん」
「ちょっとモビルスーツのコックピットっぽくなった」(小野田)
「今僕、スクーターと並走してる」
「ああっ、速いかもしれない」(小野田)
「周りの風景とかスピードが何キロとか今まで気にしたことなかったけど」
「全力で走るとすごいペースなのか」(小野田)
「慌てたら僕はろくなことがないんだ」
「平常心…平常心でいけば大丈夫、先にゴールできる」(小野田)
「ああ、皆さん」
「すみません、抜かれました…一瞬でした」(小野田)
「サドルにはその人の身長に合った適切な高さっていうのがあるの!」(幹)
「(すごい勢い?) ペダルに力が十分伝達されているのよ」
「もともと回す力はあったんだと思うわ」(幹)
「60%…」
「サドルの高さでロスする力の量は60%以上だと言われているわ」(幹)
「ただサドルを上げるだけでこんなに変わるなんて」
「すごい…自転車って意外に奥が深い」(小野田)
「行こう、追いかけよう」
「あの親切な人が言ってた、レースはまだ…終わってない!」(小野田)
3話
「さっき抜く時に確認した、あいつの登り方は”ケイデンス”」
「ペダルの回転数、ケイデンスにある」(今泉)
「ペダルを回して回転力で登る、ハイケイデンスクライム」(今泉)
「かつてツール・ド・フランスで優勝した選手は」
「毎分130回転という驚異的なこの走り方で、ヒルクライムを制した」(今泉)
「だがそれはプロレーサーの話」
「経験を積み、練習を重ねた者の結果だ」(今泉)
「あいつは経験もない練習もしていないまったくのド素人」
「それでどこまで登れる力があるのか…見極めてやるぜ」(今泉)
「こげばこぐほど進むのって楽しいですね、今泉君!」(小野田)
「なんで僕、頭の中真っ白なのに…体は苦しいのに…」
「なんでだろう? 僕は今…どうしても今泉君に追いつきたい!」(小野田)
「でも、最後までレースは分からない」(幹)
「素人にしちゃあ天才的だが、心肺能力だけは素人レベル」
「負荷がかかれば10分ともたない」(今泉)
「俺とお前では練習量が違う」
「毎週アキバ90キロっつったか? 悪いが俺は、毎日練習で90キロ以上走ってる」(今泉)
「普通ならもうバトルは終了してる」
「なのに…なんでそこまで追いかけてくるんだ! てめえは!」(今泉)
「僕は…だけです…どうしても、アニ研作りたいだけなんです!」
「僕は…友達いないから」(小野田)
「自転車は根性ねえと続かない、ケガもするし金もかかるしな」
「まあ、おめえのことはおめえで決めていいよ」(今泉)
「お前はお前の道を行け」
「自転車は誰よりも速く、誰よりも前へ」(今泉)
「たとえ血が出ても、自転車が壊れても、走れなくなっても」
「それでも勝ちたいと思う奴だけが乗ればいい」(今泉)
「それお前のママチャリかあ。地味やなあ…地味すぎや!」
「あかんで、目立たなすぎや。石ころやあるまいし」(鳴子章吉)
「でも…使い込まれたグリップ、すり減ったペダル、整備されたブレーキ」
「適切なサドルポジション」
「お前、ええチャリ乗っとるな」(鳴子)
4話
「ガキん頃からぎょうさんチャリンコ見てきた、せやから分かるんや」
「どれだけそのチャリが、愛情持って大事にされとるかっちゅうことがな」(鳴子)
「値段とかやない」
「なんちゅうかな…相棒感いうやつや」(鳴子)
「ワイは鳴子章吉!」
「自転車と友達をこよなく愛する男や!」(鳴子)
「男は黙って赤やろ」
「目立ってなんぼや、目立たな意味ないで」
「服も、自転車も!」(鳴子)
「お前のチャリの敵討ちや!」
「突き放されんよう、必死に回せ!」(鳴子)
「これ以上のスピードは歩道やと危ない」
「じゃあ行くで! ここから先は…車道や!」(鳴子)
「車道はスピード出てへん方が危ないで!」(鳴子)
「マジでお前、おもろいで」
「ほな…ワイも浪速のスピードマンと呼ばれた本領発揮や!」(鳴子)
「それ(ギア)を付けた奴、相当タヌキやな」
「お前をロードの世界に引き入れようという匂いがプンプンやで」(鳴子)
「(体育がD?) そんなん関係なく速(はよ)うなんのが自転車やで」(鳴子)
「(ギヤチェンジ) なんだ? この感触…重い、ペダルが」
「だけど重いけど、これは…速い」(小野田)
「僕のペダルにダイレクトに反応して進む感じだ」(小野田)
「一踏み一踏みが前に自転車を突き出す」
「風景が今までの倍の速度で吹っ飛ぶ」(小野田)
「風が…このスピードを今僕の力で生み出しているのか」
「これが自転車なのか…」(小野田)
「これならどこまでも行けそうな気がする」(小野田)
「この先は壁や!」
「自転車乗りの天敵…風や!」(鳴子)
「心配すな、浪速のスピードマンは風と友達やねん」
「ワイの後ろにピッタリついてこい、一気に引っ張る」(鳴子)
「僕の周りだけ風がやんでいる。まるで引っ張られてるみたいだ」(小野田)
「どや! これが自転車列車や!」(鳴子)
「ワイはスプリンターや」
「速いのが一番派手で目立つからなあ」(鳴子)
5話
「(みんなの分?) これは1人分や」
「自転車乗りは腹減るねん」(鳴子)
「世界広しと言えど、自転車だけやろなあ」
「試合中にメシ食うの」(鳴子)
「自転車は根本的にほかのスポーツと違うからなあ」
「おもろいで小野田くん。お前も乗れロード…向いとるで」(鳴子)
「無駄口をたたくな、ペダルを回せ」
「ここから先はアタックありだ、ケツになった奴は…もう1周だ!」(金城)
「スポーツは自分の体を支えるために、相当な体力をつこうとる」
「ところが自転車は、それを車体が支えとるんや」(鳴子)
「せやから速く走る足も、ボールを蹴る脚力も瞬発力もなくていい」
「必要なんは回す足だけ」(鳴子)
「お前だから出来る…そういうもんもあるんやで」(鳴子)
「(準備?) してます、いつでも」(今泉)
「最初からみんなすごかったわけじゃない」
「走って走って、すごくなったんだ」(寒咲通司)
「昨日自転車部の走りを見に行った時、なんていうか…熱くなった」
「追いかけたくなった…試してみたいと思ったんだ」(小野田)
「僕に何かの可能性があるんだったら」
「だから僕は自転車競技部に…入るよ」(小野田)
「でもなあ、つらくなったらいつでも辞めりゃええ」
「止まるも進むも決めるのは自分、それが自転車や!」(鳴子)
「なんでだろう…初めレースって聞いた時にはビックリしたけど、今はワクワクしてる」
「今泉君や鳴子君と、もう一度走れるんだ」(小野田)
「あの昨日、練習で走ってるのを見て僕、今泉君を…あの坂を追いかけたいと思ったんです」
「それがあの、いきなりあの…実現できて嬉しいです!」(小野田)
「今年は全国優勝を狙う」
「去年の王者・箱学に勝つ」(金城)
「案外レースというのはシナリオどおりに運ぶものだ」
「しかし未知の要素が加わった時、予想を大きく変えることもある」(金城)
「自転車の世界は楽しいことでいっぱいだ」
「チャレンジするのはワクワクする!」(小野田)
6話
「機材が届かない、補給が思うように出来ない」
「そういう運不運の巡り合わせも含めてレースだ」(金城)
「なるべく上位を取れ、このレースで今後1年間の練習メニュー及び出場大会が決まる」
「全国を狙う1軍チームか、それ以外かだ」(金城)
「レースは遊びじゃない、俺はお前達に合わせてギリギリまでペースを落としている」
「理由は、このセクションは足とスタミナをためて準備する区間だからだ」(今泉)
「市街地区間を抜けて、信号のない田園区間に入ったら本格的なレースが始まる」
「そうなったら俺と鳴子は、もう20キロ上がる」(今泉)
「始まる前から諦めんな」
「キツイ思たら耐えろ! 耐えて耐えて耐えろ!」
「そしたら必ず来んねん、勝負の時が」(鳴子)
「60キロのコースのどこかにあるはずや、得意分野が」
「必死で耐えてそいつをつかめ、それが出来れば必ず追いつくチャンスは来る」(鳴子)
「ママチャリが悪いやけやない、快適やし荷物も積める」
「ええ乗りもんや…けどスピードを出すための乗りもんやない」(鳴子)
「今の小野田君は、野球で言うたらおもちゃのバットで打席に立っとるようなもんや」
「道具を持たずに試合に出とるんや」(鳴子)
「お待たせ、小野田君」
「君のロードレーサーよ」(幹)
「スタンドも泥除けもかごもスピードに関係ない物は全て排除し」
「究極まで軽くなった乗り物」
「それが自転車の頂点、ロードレーサーだ」(金城)
「走れ小野田、お前のリタイアはまだ認めない」(金城)
「もう既に僕には仲間をつなぐ道具があると」
「自転車がつないでくれると」(小野田)
「この自転車がきっと希望をつなぐ」
「もう一度、みんなに追いつく」
「一緒に走るんだ!」(小野田)
「(ビビってふらつく?) 忘れてるんだと思います」
「初めて乗る自転車だとか、ハンドルが低いだとか」(幹)
「多分時間がギリギリだったのは」
「そういう何もかも全部忘れちゃってるんだと思います」(幹)
「小野田君…ロードレーサーは自転車の頂点」
「人の力を全て推進力に変える」(幹)
「心と体が一体になった時、初めて全てのポテンシャルを発揮できるの」
「見せて…揺らぎのない心と体のあなたの走りを」(幹)
「すごい、違う…今までと何もかも」
「ギアの違いとかそういうレベルじゃない」(小野田)
「進む…今までに感じたことのないくらいに、地面を蹴って確実に前に進む」
「スピードが上がって景色が縮む、風も音も切り裂いていく」(小野田)
「すごい…これが走るための走り専門の自転車、これがロードレーサー」
「これなら走れる、もう一度みんなと一緒に」(小野田)
7話
「楽しい…なんだこの乗り物は、乗ってるだけで楽しい」(小野田)
「こいでるだけで進む、今までの力で倍の距離を走る」
「坂もカーブも思いどおりに自転車が動く」(小野田)
「(無茶な走り?) 体がそう動くのね、気持ちが自転車に伝わってる証拠」(幹)
「オートバイと比較するなら、自転車にとってエンジンは体」
「ロードレーサーはそのエンジンの力を100%ロスなく路面に伝えるわ」(幹)
「そしてハートが…気持ちがエンジンの力を50%にも100%にも」
「時には200%にだってする」(幹)
「人車一体、心の走り」
「小野田君、あなたの意志は強い…あなたは速いわ!」(幹)
「ちぎれても回す、倒れても進む、必ず追いつく」
「今泉君、鳴子君」(小野田)
「夢? それドリームっショ」
「自転車レースはそんな甘いもんじゃない」(巻島裕介)
「田所っちも分かってるんショ?」
「あいつが今泉達に絶対に追いつけないってことを」(巻島)
「8分差で発車した電車が前に追いつかないのと同じ、追われる方も走ってる」
「差を詰めるのは簡単なことじゃないっショ」(巻島)
「小野田」
「現状では、お前は鳴子や今泉に追いつけない」(金城)
「どうした、選べ」
「完走して3位か、今泉達を追いかけてリタイアか」
「お前の道を」(金城)
「僕は追いつきます!」(小野田)
「よし! だったらもう30回転ケイデンスを上げろ」(金城)
「今よりケイデンスを30上げたら、力尽きてリタイアするかもしれない」
「追いつけないかもしれない」(小野田)
「だけど今泉君達と一緒に走るための方法がそれしかないのなら」
「僕は信じてペダルを回す!」(小野田)
「見てみようじゃないの」
「最後尾からトップを狙う、普通なら”絶対不可能だ”って諦める」(通司)
「もし出来れば、ウエルカムレース史上に残る大逆転」
「最強初心者の誕生だ」(通司)
「御堂筋に負けて俺は変わった、トレーニングも倍に増やした」
「気になる要素は全て払い落としておく」(今泉)
「たとえ部の草レースでも負けることは許されない」
「俺はこいつに絶対勝ちは譲らない」(今泉)
「自分自身のためにも、絶対1位取ったるねん」
「なぜなら…1位が1番派手やからじゃあ!」(鳴子)
「いいですか、ロードレースはいつでもシンプルです」
「途中で怠けても頑張っても構わない」(Mr.ピエール)
「誰でも構わない」
「一番最初にゴールに到着した者が勝者です」(ピエール)
8話
「2人とも無駄の多い加速だ」
「だがその遊び…ちょっとだけ付き合ってやる!」(今泉)
「まっすぐ…ワイらに向かってまっすぐ登ってきたんやな」
「そら、小野田君の誠意に全力で応えなあかんなあ」(鳴子)
「追いつけんでも泣きなや」
「こっから先は全速力や!」(鳴子)
「重めのギアと前傾姿勢で体重を前にかけ、車体を揺らして進む」
「ワイの得意分野を生かしたパワークライム…これぞ、スプリントクライムや!」(鳴子)
「いいだろう、今の俺は山で負けることは許されない」
「捕まえてやる」(今泉)
「山を登るのに必要なのは適切なギア、適切なライン…そしてリズム」
「最小限の力で最大限の力を発揮する、自転車は頭脳で走るスポーツだ!」(今泉)
「(苦しそう?) 俺と登った時はそうだった」
「あいつは…登る時、笑うんだ」(今泉)
「(限界? タフネスさ?) 彼の魅力はそんなストイックなところではないですよ」(ピエール)
「自転車は競技の道具でもありますが、本来楽しいものです」
「過酷さも困難も失敗も、全部楽しさに変えてくれる」(ピエール)
「まだ見たことのない道を進むという素晴らしさ」
「彼が魅せているのは、自転車の根源的な面白さですよ」(ピエール)
「ワイはペダルに命懸けとんねん!」
「真剣勝負やっとんねん!」(鳴子)
「見せたれ、男・小野田坂道を」
「誰よりも速く、頂上へたどり着け!」(鳴子)
「自在に回る足、身軽な体、目標に向かってまっすぐ進むメンタル」
「あいつは天性のクライマーだ」(田所迅)
「小野田、来るがいい」
「教えてやろう、お前には重大なものが足りない」(今泉)
「レース的にはまだ中盤、この山を1位で抜けようが勝敗には関係ない」
「だが…俺はどんな小さな勝負であっても絶対に負けない!」(今泉)
「ペースが上がりすぎてんなあ」
「上がりすぎるとオーバーヒートを起こして長く走れない」(今泉)
「負荷とスピードを調整して一定に保つ」
「レースは心拍のマネージメントが勝負の鍵だ…って分かってんだけどなあ」(今泉)
「知ってるか?」
「1位が1番、静かなんだぜ」(今泉、子供時代)
「来い、小野田」
「こっから先は頭脳戦じゃないぜ!」(今泉)
「僕が出来ることは、1つしかないです」
「だから…ケイデンスをもう30回転!」(小野田)
9話
「並んでやがる…並んでやがる!」
「この間まで自転車ド素人だった奴が、スポンジみたいにいろんなもん吸収して」
「アホみたいに成長してやがる!」(今泉)
「捨て身のクライム、楽しませてもらったぜ」
「しかし、この勝負は俺が勝つ」
「ダンシングを覚えてもう1回チャレンジしてこい!」(今泉)
「させねえ、させねえ、させねえよ!」(今泉)
「全力…あとは全力!」(小野田)
「全力いうんはな、汗も血も最後の1滴まで絞りきることや!」(鳴子)
「(勝因?) 気持ち…気持ちの強さだと思います」(幹)
「また、俺にはクリアしなきゃならねえ課題が増えたみたいだ」(今泉)
「よ~し、走れ!」
「残りは下りがメインだ」
「行けるぞ、さあ乗れ!」(田所)
「バカ野郎! 確かにこいつは山岳を取った」
「だがゴールまでたどり着かなきゃ、それはカウントされねえ」(田所)
「ここまで来たら最後まで走れ!」
「伝説を作ってみろ小野田、立てえ!」(田所)
「今日は…いいレースをしたな」
「休め、リタイアだ」(金城)
「自分の体より自転車かあ」(田所)
「見えますか、この景色が」
「海も山も学校も、あなたは今日この景色を1番速く登ってきたんですよ」(ピエール)
「きつかったですけど…今日は楽しかったです!」(小野田)
「どうだ、一緒に走りたいか? あの場所にいたいか?」
「だったらよく見ておけ。練習しろ、強くなれ」(金城)
「自分だけ山に置いてかれた気持ちっショ」
「分かるぜえ…俺もクライマーだからな」(巻島)
「今のお前には練習量も経験値も圧倒的に足りねえ、とにかく回すっショ」
「自転車は回した分だけ強くなる」(巻島)
「”回した分だけ…強く”」
「今泉君、鳴子君、もっともっと僕もペダルを回さなきゃ」
「そして、きっと追いつくよ…待ってて」(小野田)
10話
「これからもお前には学年をまとめる役を回すことになる」
「覚悟しとけ」(金城)
「毎年そうだ、俺もそうだった」
「こういう役目を担うんだ、1年生レースの優勝者は」(金城)
「まあぶざまなとこ見せてもうたからな」
「1キロでも2キロでも多く走って、スカシ泉に差ぁつけたるねん」(鳴子)
「これ以上あいつに差詰められちゃあたまんねえからなあ」
「正直俺もあのレースはギリギリだった」(今泉)
「そうだ、言ったはずだ」
「己の課題を見つける練習だと」(金城)
「さあ本気で走れ鳴子、そして体感しろ…俺のマッスルスプリントを!」
「暴走の肉弾頭!」(田所)
「どうした今泉、遠慮はいらんぞ」
「本気で来い」(金城)
「前半はのんびり行こうぜえ」
「俺達クライマーのおいしいところは登り…裏門坂っショ」(巻島)
「そうそう…先に言っとくが、俺のヒルクライムは参考にならないぜ」(巻島)
「ダメだあ! やっぱりダメ」
「俺は人に優しい言葉かけるのとか、弾む会話っつうのが1番苦手なんだ」(巻島)
「俺の走り見てついてきたくなったら来い、ならなかったら来なくていい」
「やっぱり俺は、自転車でしか会話できねえっショ!」(巻島)
「俺のダンシングは特殊、完全自己流」
「だから参考にはならない、だが速い」
「ついたあだ名は”ピークスパイダー”」(巻島)
「(かっこいい?) だったらあれだ、真似すんな」
「自己流…で行け」(巻島)
「お前にはお前のスタイルがあるっショ、それを貫きゃいいっショ」
「俺はそれを貫いた」(巻島)
「自己流で1番速かったら…それ最高にかっこいいっショ!」(巻島)
「さあて、勝負しようじゃねえか」
「お前のハイケイデンスクライムと俺のスパイダークライム」
「泣くなよ、圧倒的な力の差に!」(巻島)
11話
「勝つまでやる気か、単なる負けず嫌いじゃねえか」
「そういうの嫌いじゃねえがな」(田所)
「無駄だなあ」
「その程度の逃げじゃ、すぐに捕まっちまうぜ」(田所)
「わりいが、うちの1年の方が根性ある走りするぜ」(田所)
「どうやったら田所のおっさん倒せるか、考えがまとまらんのや」(鳴子)
「どうにかして金城さんをエースの座から引きずり下ろさねえと」(今泉)
「あの人達が卒業する前にな」(鳴子、今泉)
「せやから壁は…壊す!」(鳴子)
「越えていく」(今泉)
「今日のレースを見た連中の目には、うちは3年にしか走れる奴はいない」
「層の薄いチームに映っただろう」(金城)
「わざわざデータを取らせてやる必要はない」
「お前達にも、インターハイで暴れてもらうからな」(金城)
「俺達の目標はインターハイに出ることじゃねえからな」(田所)
「目指すは優勝っショ」(巻島)
「(合宿は)ハードだがついて来い!」(金城)
「今日もちょっとだけ寄り道するわ」
「坂が呼んでる」(真波山岳)
12話
「まあ場所はどこでもええんちゃうか、小野田君」
「重要なんは思いっきり走れるとこかどうかやろ」(鳴子)
「単なる自転車乗りです」(真波)
「坂と山に囲まれて育ったせいかダメなんだよ」
「坂見るとすぐ登りたくなっちゃって」(真波)
「俺、真波山岳」
「山で困ってる人は放っておけないのさ」(真波)
「どうもダメだなあ…遅刻して焦ってたのになあ」
「坂登ってると笑顔になっちゃう」(真波)
「1000キロは過酷だ」
「練習でさえ走らない1日250キロという距離を、体調を管理しペースを作り」
「コンディションを整えながら4日間続けなくてはならない」(金城)
「奴等にかかる負担は相当なものだろう、だがやり遂げてもらう」
「インターハイの戦いはそんなもんじゃないからな」(金城)
「アホか、浪速のスピードマンは風と友達なんやぞ」
「今はその風が最大の敵」(鳴子)
「ったく…ド素人というかド真面目というか、自分でしょい込みすぎなんだよ」
「レースに勝ったら自分を讃えろ、レースに負けたら機材を疑え…だぜ」(巻島)
「お前には登りしかない、俺もそうだった」
「周りの連中は”向いてねえ”っつったけど、俺には確信があった」(巻島)
「雨の日も寒い日も夜中も朝も(練習)、そして確信を証明してみせた」(巻島)
「小野田よ、得意なもんが1つだけあってそいつに蓋されたらどうする?」
「待つ? 逃げる? 迂回する? それとも落ち込むか?」(巻島)
「突破するっきゃないっしょ」
「やりたいこと残ってんなら、つべこべ言わずに回すしかないっショ!」(巻島)
「あいつ(小野田)には自分で状況を判断して対処する力をつけさせたいんだ」
「余計なことは言うな」(金城)
「でもまあなんだかんだでさあ」
「背中を押されなきゃ前に進めないタイプもいるっショ」(巻島)
13話
「ロードレースってやつは体の全てを使うんだ」
「走り込みでエネルギー・筋力・持久力・精神力がすり減り消耗する」(田所)
「すると胃腸にもじわじわ負担がかかる」
「限界まで走り込んで、いざエネルギーが必要になっても受けつけなくなる」(田所)
「だから朝のエネルギー補給は重要なのさ」(田所)
「言ったろ、インターバルは…実力に合わせて取れと」(金城)
「意地張んのも大概にせえや」
「ワイらはある意味、運命同じや」(鳴子)
「得意分野縛られて、常識破りの1000キロ走破」
「3年に勝つとか言うとる場合やない」(鳴子)
「とにかくこのマシンで1000キロ、乗り切ることの方が先なんや!」(鳴子)
「俺は、お前には負けない」(今泉)
「1000キロがどうした、仕掛けがどうした」
「暑さで弱気になったか? 鳴子」(今泉)
「ギアが足りないなら、ケイデンスとダンシングでカバーすればいい」
「距離が足りないなら、朝でも夜でも走ればいい」(今泉)
「俺は負けない、お前も2年の先輩も主将も」
「残り2日と半分で…全員必ず抜いてみせる!」(今泉)
「今泉君と鳴子君について走ると、なんか不思議なんだ」
「ついていこうと力が湧いてくる、ありがとう」(小野田)
「(取材がすごい?) なあに、夏のインターハイ特集だと言っていたからなあ」
「全国の出場校が取材を受ける」(金城)
「所詮はそのうちの1校に過ぎん」
「小さい記事さ」(金城)
「お前(鳴子)、取材に応じてみるか? 写真も載る」
「目立つの好きだろ」(金城)
「今はどうやって田所のおっさん抜いて1000キロ走り切るか、そいつに全力つこうとる」
「余計なこと考えとったら振り落とされる」(鳴子)
「そういう合宿なんでしょ?」
「この合宿は」(鳴子)
「そうだ、それでいい。今は強くなることだけ考えろ」
「練習しろ。目立つのは…インターハイでだ」(金城)
「(御堂筋?) ”君”や…僕のことは君付けで呼べ言うたやろ」
「君等は番号で呼び合うように決めたはずやろ、忘れたんか」(御堂筋翔)
「エースナンバー1は僕がつける」
「1つ勝負してもらえませんか? エースさん」
「それで分かってもらえると思います」(御堂筋)
「(プラン?) 僕が欲しいんは人数や」
「”6”や、6人おらんとインハイ出れへんからなあ」(御堂筋)
「誰でもええ、人格は関係ない」
「問題は命令どおり動くかどうかや」
「言うなれば軍隊、独裁チームや」(御堂筋)
「僕にかしずけ、手足のように働け」
「僕の今年のインターハイの目標は…完全優勝や」(御堂筋)
「ただの優勝やない、3日間全てを制して総合優勝、インターハイの頂点や」
「王者・箱学を潰す」(御堂筋)
「監督からエースと紹介していただきましたが、エースは自分だけではありません」
「うちは全員がエースです」(福富寿一)
14話
「無理…ダメだ、考える前にやろう」
「ダメかもしれないけど、やらなきゃ可能性はゼロだ」(小野田)
「自分の可能性が知りたくて、自転車競技部に入ったんだ」
「僕も今、自分に出来る精一杯をやる」(小野田)
「僕はみんなより周回ペースが遅い」
「だからみんなより、たくさんの時間を走るしかない」(小野田)
「それになんとなくだけど…昨日より坂が楽しい!」(小野田)
「(出ない?) つまんないなあ」
「ほらこの間、君も坂好きだって言ったじゃん」(真波)
「俺も坂好きだから、だからさあ…」
「インターハイで一緒に走れたら楽しいかなあって思ったんだけど」(真波)
「俺が”真波山岳”で、君が”小野田坂道”」
「それって最っ高の組み合わせじゃん!」(真波)
「俺と同じだ、自分以外で初めて会った」
「坂道君、君のもう1つ面白いところは…登る時、笑うところだ」(真波)
「やっぱりボトル返して」
「今じゃないよ」
「今年の夏…インターハイで待ってるから」(真波)
「1年共、自分が何をすべきか分かってるみたいじゃねえか」(田所)
「それくらい分からんようでは、インターハイに出る資格ははなからない」(金城)
15話
「あの、あのさ…インターハイって、どうやったら出られるのかな?」(小野田)
「あのグラサン主将が考えとる根っこの部分は、意外とシンプルや」
「課題出してクリアさせる」(鳴子)
「その中にメッセージは十分入っとる」
「つまり…この1000キロ、突破できん奴にそれ(インターハイ出場は)はない」(鳴子)
「目の前の階段登れん奴に、その先はないっちゅうことや」(鳴子)
「出たるで、何がなんでも出たる」
「目立って目立って全国の奴蹴散らして、鳴子旋風巻き起こしたる」(鳴子)
「インターハイ、絶対に出る」
「俺はそこで御堂筋に借りを返す」(今泉)
「己の現状を知れ。そして考えろ、作戦を組め」
「そして血肉の1滴まで絞って…目の前の敵を抜け」(金城)
「僕に出来ることはそんなにない」
「目の前の階段を登る、出来る限りペダルを回す、精一杯回す」(小野田)
「巻島さんも言っていた」
「壁は突破するしかない、だから!」(小野田)
「俺の目標は全員抜いてのゴール、3年との勝負が残ってる」
「その前に2年がいるっていうなら…抜くだけだ」(今泉)
「あいつらは分かっている。この合宿、ただ1000キロ走ればいいってわけじゃねえ」
「この戦い、インターハイメンバーをかけた戦いになるぜえ」(田所)
「心配いらん、こんなこと(妨害)はポジション争いの常套手段」
「レースでは常識や!」(鳴子)
16話
「そうだ、お前達を潰すのに必要なのは絶望」
「俺を追い抜けないという事実、青八木に追いつけないという事実だ」(手嶋純太)
「(1人じゃ限界?) だったら…”2”にするか」
「出よう、2人で」(青八木一)
「僕は2人にインターハイに行ってほしい!」
「僕は…僕は2人のこと、すごくかっこいいと思ってるから」(小野田)
17話
「倒れてんじゃねえよ」
「行くんだろ? インターハイ」(今泉)
「(どっちが先?) 運のある方だな」(金城)
「決まってる…2年だ」
「手嶋と青八木、あいつらを鍛えたのはこの俺だ」(田所)
「あいつらはこの1年で信じられないくらいの進化を遂げた」
「インターハイという目標だけを見据えてな」(田所)
「特に呼吸と体勢をを2人で完全に合わせ、極限まで空気抵抗を削る走り」
「あれはあいつらにしか出来ねえ」(田所)
「そうすることで1人分の空気抵抗で2人分の足になる」
「シンクロストレートツイン…あれは速い!」(田所)
「(怖い?) ギリギリの勝負にアドレナリンの大量出血大サービスや」(鳴子)
「珍しいな、意見が合った」(今泉)
「実力が拮抗している時、最後に勝敗を決めるのはなんだと思う?」
「意志だ」(田所)
「意志・根性、ゴールを狙う気持ちの強さだ」(田所)
「ゴール前っつうのは力を使い切ってるからなあ、最後は気力だ」
「ごちゃごちゃ考えてたら抜かれちまう」(田所)
「考えることは1つだ」
「ゴールを狙え!」(田所)
「俺達もあの人達も、もうギリギリ」
「脱落せずに最後まで残った方がゴールラインを制する」(今泉)
「ここはゴール前だ! 戦場だ!」(今泉)
「ロードレースの勝者は1人しかいない、あとは全員敗者」
「3人で仲良く敗退することに意味はない!」(今泉)
「もし小野田がもう1度はい上がってくるなら…自分自身の力でだ」
「あいつは来る、必ず」(今泉)
「登りが強いだけであの芸当は出来ない」
「あいつが尋常じゃないのは登りだけじゃないのさ」
「追い上げだ!」(今泉)
「一見あいつはちぎられたように見えるが」
「見方を変えれば…あいつは今全員の後ろにいる」(今泉)
「小野田は…追われるよりも追いかける時の方が格段に速い!」(今泉)
「何い? ”インターハイに行きたいです”だ」
「バ~カ、”行きたい”じゃねえよ…”行くんだ”だろ」(田所)
「”絶対に行くんだ”…それぐらいの気概がねえと行けねえよ」(田所)
「もう小細工は通用しない。より長く、より多く回した奴が勝つ」
「始まるぜ…ゴール前スプリントだ!」(今泉)
18話
「ゴール前のスプリントは」
「マラソンを走った最後に100メートル走をやるようなものだ」(金城)
「肉体を限界ギリギリまで追い詰めて速度を絞り出す」
「レースでは最後のスプリントに加わることさえ難しい」(金城)
「奴等は強い」
「5人全員が、それぞれ持っている強い意志と肉体を最大限にして走っている」(金城)
「だが…この中から確実に勝者と敗者が出る」(金城)
「スプリントはワイの花道」
「ここで踏まんで、どこで踏む!」(鳴子)
「レースとは残酷だな」
「どれほど思いが強くても、仲間との絆があっても」
「それが必ずゴールに導いてくれるわけじゃない」(金城)
「ゴール前の差はいつだってほんのわずかだ」
「一瞬の判断ミス、肉体の限界、それらが勝者を敗者に変える」
「ほんのわずか、運に嫌われたせいで…」(金城)
「戦った…ゴール前でお前達は全力を出した」
「自分達のマージンを捨ててまで本気の勝負をしたんだ」(田所)
「その判断は正しい、戦いから逃げる奴は強くなれない」
「俺は震えたぜ…お前らは1歩も引かずに戦ったんだからな」(田所)
「すげえ悔しいよ、胸がえぐられるくらい」
「だから絶対…俺達を…総北を、田所さん達3年を表彰台に上げてこい!」(手嶋)
「ロードレースはオールウェザースポーツだ」
「雨・霧・雪・突風、焦げるほどの灼熱の日差しの中でもレースは行われる」(金城)
「あらゆる条件の中でその条件に対応した100%の力を出せなければ」
「そいつは脱落する」(金城)
「体力・精神力・知恵・戦略・天候、ロードレースは全ての条件でふるいにかけられる」
「非情で過酷な生き残りゲームだ」(金城)
「勝負を仕掛けてきた2年を払いのけ、条件をクリアした」
「それでいい。それくらいのフィジカルと意志がなければインターハイでは戦えない」(金城)
「鳴子・今泉…来い、もがいて登ってこい」(金城)
「インターハイにはお前達の想像を超えるさらなる頂きがある」
「そいつを潰すためには、今の合宿でさえまだぬるい」(金城)
「強さに驚け、箱学」
「今年あの名峰のゴールラインに最初に到達するのは…このジャージだ」(金城)
「1000キロクリアは絶対条件」
「12時までに達成できなかった者に、インターハイのジャージを着る資格はない」(金城)
「山で俺はお前を抑えられる計算だった」
「だが、お前は俺の予想を超えて走った」
「”マジかよ”って思った」(手嶋)
「そんなことを1人で考えてるうちに、ふともう1つの考えが浮かんだ」
「”お前がどこまで速く登れるようになるのか”ってな」(手嶋)
「僕は思うんだ」
「多分この先、この1000キロの先には見たことのない道が広がってるって」(小野田)
19話
「出た、幹の天然攻撃」
「あいつも絶対勘違いするぞ」(橘綾)
「お前(小野田)はこと実戦という点においては」
「技術・判断力・経験、全てにおいてほかの誰よりも圧倒的に不足している」(金城)
「王者・箱学は6名全員がエースといっていい最強の布陣だ」
「それに勝つために俺が考える総北のチームプランは…やはり最強」(金城)
「どこにも負けない最強のチームだ」(金城)
「”強者(つわもの)が集うインターハイでは完璧なチームを作っても”」
「”上位に入ることは出来ても優勝は出来ない”と彼は言いました」(ピエール)
「チームを勝利に導くために必要なのは…あなた」
「あなたのような不確定要素です」(ピエール)
「スピードの田所、登りの巻島、新戦力の鳴子・今泉」
「そして意外性の…小野田」
「これが俺の考える最強メンバーだ」(金城)
「小野田! 気合だ、必要なのは勝つ意志だ!」
「そいつがお前自身を強くする」(田所)
「頑張らなくてもいいさ」
「1人で頑張る必要はない、お前が倒れたら俺が支える」(金城)
「心配要らない」
「だがもしほかの奴が倒れたら、お前が支えろ」(金城)
「ロードレースはチームスポーツだ」
「個々の力がどれだけ優れていても、1人の力だけでは絶対に勝てない」(金城)
「全員が勝つ意志を持ち、なおかつ支え合わなければ頂きに登ることは出来ない」(金城)
「お前がつらくなったら俺達がいる、俺達がつらそうになったらお前が全力で助けろ」
「それがチーム総北、俺達の走りだ」(金城)
「何を恐れていたんだ僕は」
「こんなすごい人達と一緒に走れるんだ、力になれるんだ」
「それを考えるだけでワクワクするじゃないか」(小野田)
20話
「どっちが上がってきても構わない」
「強い方が走る、それが箱学のルールだ」(福富)
「インターハイに…全国には速い人達がたくさんいる」
「その人達と走っとかないともったいないだろ」(真波)
「委員長ってさ、普段から”生きてる”って感じる?」(真波)
「あるんだ…つかめそうなんだ」
「俺が…求めていた痛みが」(真波)
「世界が…回るね、委員長」(真波)
「次はさあ、あの箱根山に行こうよ」
「坂の先にはあると思うんだ、絶対…生きてるって感じが…ね」(真波)
「この勝負、ギリギリだなあ」
「けど、そういうの好き」(真波)
「五感を使って体中の筋肉と神経を使って風を切る」
「戦う相手がいて、それに打ち勝つためにあらゆる手段と方法を駆使して走る」(真波)
「それって、たまらなく生きてるって感じがするんだ」(真波)
「アスファルトと山の緑と風の温度と湿り気と…感じる」
「自然さえ味方に出来る」
「楽しい、これだからロードは楽しい!」(真波)
「俺…生きてる」(真波)
「今日6人目のメンバーが決まりました」
「ハッキリ言って箱学史上最強です」(福富)
「残念ながら今年のインターハイでは」
「私達は誰1人寄せつけることなくフィニッシュするでしょう」(福富)
「ロードレースは道との戦いでもある」
「そいつはマラソンじゃない、駅伝だ」(田所)
「4区5区の箱根駅伝のビデオだ」
「俺達はインターハイで、そっくり同じコースのこの箱根の山道を自転車で登るんだ」(田所)
「どうよ? 箱根は難所だ」
「小田原までの平坦区間が終わって、海抜0メートルから一気に834メートル駆け上がる」(巻島)
「道は古いし幅も広くねえ、視界も悪いから状況も分かりづらい」
「けど俺達は戦いながら登らなきゃなんない」(巻島)
「パンク・機材トラブル・補給切れ・急勾配・風…」
「さまざまな条件の中を何時間もかけて走らなきゃなんねえ」
「夏に真夏の太陽のもとで敵と戦いながらだ」(巻島)
「敵の数は箱学含めて約20校、1校6人のチームだから…120人」
「敵の数は120人、こんなスポーツほかにはねえ」(巻島)
21話
「この第2ステージを頑張って取って、勢いに乗って第3ステージ総合優勝を狙う」
「そんな計画か? 安いプランだな」(福富)
「お前は昨日今日このインターハイを走ってどうだ?」
「どう思ってる? つらいか? 過酷か?」(福富)
「俺は”なんだたったこれだけか、つまらないなインターハイ”…という印象だ」(福富)
「インターハイのルールはシンプルだ」
「もっとも短い時間で第1第2第3ステージを走りきり」
「1番最初にゴールにたどり着いた学校の勝利」(福富)
「チーム戦だから、1人を勝たすために散る奴もいるということだ」
「だがもっとも究極に考えれば、1人でも強い奴がいれば優勝は出来る」(福富)
「悪いな金城、俺は強い」(福富)
「そう簡単には引き離されないさ、一度張り付いたらな」(金城)
「覚えとけ、俺は金城真護、あだ名は”石道の蛇”」
「どこまでも食らいつく、諦めない男だ」(金城)
「だが教えてやろう金城」
「世の中に格の違う人間がいるということを!」(福富)
「俺は…総北を優勝に導くために走っている」
「この足には皆の願いが詰まっている、俺1人の意志だけじゃ止められん」(金城)
「俺は諦めない、車輪がゴールラインを越える瞬間までな!」(金城)
「俺はエース」
「エースの仕事はその思いをゴールまで届けること」(金城)
「だから止められない」
「この足を…体がバラバラになっても、俺は最初にゴールする!」(金城)
「俺は今まで1人で戦ってきた、勝ってきた」
「1対1で負けたことはない」(福富)
「俺が誰かの後ろについてゴールすることはあり得ない!」(福富)
「それが箱学のやり方かよ? 勝つためならなんでもやんのかよ?」
「見てねえとこじゃそんな汚ねえことすんのかよ?」(田所)
「自転車回してなんぼだろ?」
「車輪で勝負すんじゃねえのかよ?」(田所)
「ロードレースの全ての勝敗は道の上で決まる」
「そしてその結果は、ゴールするまで誰にも分からない」(金城)
「だったら走るさ」
「道の上に立って走り出さなきゃ、それは負けと同じことだ」(金城)
「踏み出した1歩は小さくとも、必ず積み重なる」
「たとえ今日勝ちがなくても、その時出した1歩は1ヶ月か2ヶ月か必ず形になる」(金城)
「だから俺は諦めない」
「たとえどれだけ時間がかかろうとも、それが1年後であっても」
「俺は総北を優勝させるつもりだ」(金城)
「1つだけ俺の願いだ、もう一度俺と勝負してくれるか?」
「来年のインターハイでもし俺とお前が並んだ時、全力で勝負してくれるか?」(福富)
「俺はお前との戦いで自分の弱さを知った」
「俺はそれを克服したい、もっと速くなりたいんだ」(福富)
「そのためには、お前と正々堂々勝負して勝つしかない」(福富)
「傷は癒えるさ」
「それまでに俺は最強のチームを作り、王者に…インターハイに挑むよ」(金城)
「”もし来年同じ状況になったら”か…」
「安心しろ福富、俺は絶対に負けん」(金城)
「傷は癒えた」
「今年は優勝する…俺達は強い」(金城)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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