「凶乱令嬢ニア・リストン」ニア・リストン(2巻)の名言・台詞まとめ

原作小説「凶乱令嬢ニア・リストン」ニア・リストン(2巻)の名言・台詞をまとめていきます。

凶乱令嬢ニア・リストン 2巻

→凶乱令嬢ニア・リストン(ニア、1巻)

プロローグ

私はニアの代わりはできるが、ニアにはなれないからな。

 

第一章

頭を使うことは苦手なんだよな。
頭突きは得意なのに。

 

…思えば、今生の私も大したことは考えてないな。

 

ニアの代わりをやる他は、いかにして人を殴るか、いかにして魔獣を仕留めるか、
いかにして被害者ズラして加害者になる方法はないかと頭を悩ませるばかりなのに。

 

いくら大それた野望を口にしようと、彼女とてまだ十歳にもならない子供である。
そう都合よく天啓が降りてくることもないだろう。

 

仕掛けてくるなら子供相手でも容赦なく返り討ちにしてやるけど。

 

リノキス、勝負が見えているケンカを売るな。
買うのはいいけど売るな。

 

第二章

たかがでかいだけの輩(やから)など、
私の方が圧倒的かつ他の追随を許さないほどに強いのは動かしがたい事実。

 

それにしてもこの寮長、かなり強いな。
まあそうであっても、雑草むしりの方がよっぽど苦労するってくらい楽に勝ててしまうが。

 

こういう大きな節目やイベント、祭りなどは見逃せない。
ほんの少し映像に出たりするだけでも反響が大きいのは、これまでの撮影で証明済みだ。

 

(強い? 準優勝?) これで? この程度で?
…その武闘大会とやら、大丈夫か?

 

私と同じ境地に辿り着いたのなら、弱いわけがないんだがな。
まあ、私は更にその先へ行った、ような気がするが。

 

貴重な武術であろうとも、弱いのであれば興味はない。

 

目立つなら目立つでいいが、それに相応しい舞台や状況というものがある。
それ以外は、目立つことが悪印象を与えてしまう恐れがある。

 

そもそも魔法による攻撃なんかより、殴ったり蹴ったりした方がはるかに早いしな。

 

(師範代代理) 恵まれた身体もそうだが、武の才能みたいなものもあるのかもしれない。

 

でもまあ、私は撮影用の台本を読みながらでも普通に勝ててしまう。
その程度の相手だ。

 

唯一手放しで褒められる点は、今の私が思いっきり殴っても、
きっと死なないで耐えきれるだろう、ということだ。

 

これからどうなるかわからないが、できれば何人か殴りたいところである。
やはりがっかりさせてくれた腹いせにな。本当に天破はがっかりだ。

 

第三章

拳で解決できることならともかく、頭を使う問題はちょっと苦手だな…。

 

「血液が飛び散らないと盛り上がらないでしょ!?」
「勝負事に流血は付き物じゃない!」

 

今や虎でもドラゴンでもウォーミングアップ代わりに殴り殺せるほど回復している。
無駄に元気だ。拳の使い処がなくて困っているほどにな。

 

強さなど役に立たない場面が多い魔法映像業界は、
私にとっては強敵と言えるほどに厄介な存在である。

第四章

弱い者いじめは趣味じゃない。
でも差別も好きではないのでお望みなら殴るけど。

 

あの夜の乱闘は、結構楽しかったことだけは覚えている。
良心の傷まない拳とは気持ちがいいものだ。

 

「逆らう輩は叩きのめして、邪魔な輩は蹴り飛ばして」
「血の雨を降らせながら血塗られた覇道を目指しましょうよ」

 

「(闇闘技場?) そんな楽しそうな場所が、平和ボケで有名なこの王都にもあるのね」
「いいじゃない。とてもいいじゃない」

 

「なぜ今まで黙っていたのか不愉快に思えるくらいいいじゃない」

 

なぜわかる。師範代代理を殴り飛ばす想像をしたことがなぜわかる。
まさか私がわかりやすいのか?

 

武器があった方が強い?
武器を持とうが持つまいが、より極みに近い方が強いに決まっているのに。

 

ただでさえ岩のような筋肉なのに、構えた姿は鉄塊というべきか。
だが、それだけ。ただの鉄の塊など、脆弱なだけだ。

 

第五章

負けられない死合いほど冷静かつ普段通りであるべきなのだ。
そうじゃないと実力も発揮できずに死んでしまう。

 

意外と面白い者もいるではないか。でもまあ、私の相手ではないが。
ほどけた靴紐を結びながらでも勝ててしまうだろう。

第七章

私は、人の意志を無視して人を斬る魔剣が嫌いだ。
武をただの暴力や、ただの殺しの技に貶めるようなことが許せるものか。

 

実力が中途半端なんだよな…私から言わせれば、強くもなければ弱くもないって感じだし。
あんなの頭の上に紅茶を入れたカップを乗せたままでも勝てるし。

 

…いいなぁ、(対戦相手の)ご指名。
私もご指名されたいものだ。

 

「高みを見せてあげるわ」
「武人にはそれが何よりの報酬でしょ?」

 

「あなたが一番欲しがっている言葉を言ってあげる」
「素手こそ最強よ」

 

十人まとめても、リンゴを片手で握り潰すより簡単な連中だな。

 

「世の中、関わらない方がいい人っているじゃない?」
「私がそれだと思うんだけど」

 

一人一人はセーターの毛玉を取るより簡単に倒せるが、集団戦となれば話は違う。
段違いに強い。テーブルマナーと同じくらい厄介だ。

 

百回。あっという間に行われた百振りほどの剣閃を、私は余裕で回避した。
斬られるどころかかすりもしない。

 

当然だ。
まだまだ常識の範囲内で高次元なだけの若造なんだ。

 

根性のない魔剣だ。掌(てのひら)で受けたら折れてしまった。
握り潰すつもりだったのに。

 

第八章

王族とか面倒臭いのだ。ほぼ同世代で同じ仕事をしているヒルデトーラでさえ、
出会った頃は面倒臭かったくらいだから。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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