マンガ「ささやくように恋を唄う」木野ひまり(きのひまり)の名言・台詞をまとめていきます。
ささやくように恋を唄う
1巻
高校入学初日──。
その日、私は──先輩に一目ボレをした。
私バンドってものを見るの初めてなんだよねー。
なに、すごい。声が頭にひびいてくる。
かっこいい。
「わたし! 一目ボレしちゃったよ!」
「(歌ってる人の)ファンになったよ、大ファン!」
「今日! 新歓の演奏見ましたっ!」
「すっごく声がきれいでかっこよくて、かがやいてました」
「(ほめすぎ?) そんなことないです!」
「わたし、一目ボレしました」
「こうやって先輩に会って、ちゃんと伝えられて嬉しいです」
「また歌聞けるの楽しみにしてます!」
「(新歓は代理?) じゃあもう、依先輩の歌聞けないの!?」
「うう、この世の終わりだぁ」
「上手いとか下手とかは分かんないけど、すっごいかっこいいなって思った」
「それだけ」
あれから先輩の歌声が頭から離れない。
もっと、もっとたくさん聞きたいな。
「え、え──っ。先輩も一目ボレ…ってことは、それってつまり」
「先輩もボーカルに一目ボレしてバンドを始めたってことですか!?」
「すごーい、一目ボレ仲間だー」
「先輩? なんか顔赤いですよ?」
「大丈夫ですか?」
「もっとたくさん(屋上に)聞きにきます!」
「毎日来ます!」
「(趣味で歌ってるだけ?) 全っ然、構いません!」
「依先輩の歌が聞きたいんです!」
「ほんとのほんとに大ファンなんです!」
「先輩にベタボレしちゃってるんです!」
「だから、聞きにきちゃダメ…ですか?」
「20分前くらいに来てました」
「ホームルームの後、全速力で走ってきたので」
「そのっ、先輩に少しでも早く会いたくて…」
「でもちょっと早すぎましたね」
依先輩、すごく笑った顔キレイだな…
「(ベタボめ禁止?) だって仕方ないじゃないですかー」
「私、先輩の歌、すっごく好きなんですもん」
「私は先輩の作った歌、すっごく聞きたいです」
「いえ…! 全然! 全然私は平気なんですけど」
「平気なんですけど、その、なんか…」
「依先輩に(頭ポン)されると、なんか照れちゃいます」
「(仲良い?) だって私、依先輩に会うのが一番の楽しみなのでっ!」
「かっこいいー」
「私服の依先輩、想像の5億倍かっこいいです」
「(かわいい?) ほんとですか!?」
「はりきっておしゃれしてきてよかった──」
「先輩! これめっちゃおいしいんで一口どうですかー?」
「はいっ、ど──ぞっ」
「(ペアストラップ) 依先輩とつけたいなって」
「ほんとにありがとうございます」
「一生大切にします」
「もうバンドしないって言ってたけど、私バンドしてる依先輩また見たいです」
「(毎日見てる?) なんていうかちがうんです」
「屋上では二人っきりですごく特別な感じで」
「ギターの音と先輩の声がやさしくて」
「バンドのときはステージに立って堂々としてて」
「キラキラしててかっこいいんです」
「私はすっごくわがままなので、どっちの依先輩も見たいんです」
どうしよう…たぶん私の好きは先輩のと違う。
2巻
私は依先輩が好き。でも先輩の”好き”とはたぶん違う。
”好き”ってなんなんだろう。
私の中に”好き”はなかったのに、私に向けられた”好き”が突然目の前に現れて、
すごく今、戸惑ってる。
私、恋愛とか全然したことないからさ。
恋愛の”好き”ってよく分かんない。
結局もう四日も会えてない…。
ひからびそう。
「私…先輩のことが好きです」
「でも、その好きは恋愛とは違って…」
「私、そもそも恋愛の”好き”っていうのが分からないんです」
「だから…これからも一緒に過ごして先輩のことを”好き”と思ったら」
「そのときは…私と…」
危ない、好きって言いそうになった。
依先輩のことすっごく好きだけど、今の好きをぶつける私はきっとズルい…。
この想いの先に、私も”好き”があったらいいな。
「(今日?) ノー依先輩デイ~…」
「(帰って何を?) とくに~…」
「なんか中学とかそれで平気だったのに、依先輩と毎日会ってたせいか何もない日」
「どう過ごしてたか分かんないんだよね…」
「(依先輩に?) あげたいけど不安だからまずはミキちゃんに…」
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