原作小説「銀河英雄伝説」ワルター・フォン・シェーンコップ(小説9~10巻、旧アニメ4期相当)の名言・台詞をまとめていきます。
銀河英雄伝説9巻 回天篇
第一章 辺境にて
「ヤン・ウェンリーの語調を借りれば、こういうことになるかな」
「歴史はどう語るか」
「ユリアン・ミンツはヤン・ウェンリーの弟子だった」
「ヤン・ウェンリーはユリアン・ミンツの師だった」
「さて、どちらになるものやら」
第三章 鳴動
「クロイツェル伍長がおれのことをどう思うか」
「それは彼女の問題であって、おれの問題ではないね」
「おれが彼女をどう思っているか、ということなら」
「それこそおれの問題だがね」
「美人をきらったことは、おれは一度もないよ」
「まして、生気のいい美人をね」
第七章 剣に生き…
「ユリアン、ひとつおれをムライ中将といっしょにハイネセンに行かせろよ」
「主目的はそれだが、ついでにやっておきたいことがあるのでな」
「つまり、左手にロイエンタール元帥の首…」
「そして右足の下に、ヨブ・トリューニヒトの首。右手に戦斧」
「この姿で記念写真を撮影して、ジャーナリズムに売りこんでやりたいのでね」
第八章 剣に斃れ
「要するに敵も味方もセンチメンタリストの集まりだってことだな」
「イゼルローンは聖なる墓、か」
10巻 落日篇
第二章 動乱への誘い
「そうか、それもいいさ。おれたちは変化を待っていた」
「いま変化がおこった」
「これに乗じて、変化の幅を大きくするのも、りっぱな戦略だ」
「同情するふりをしてもらわなくて結構だ」
「エキジビジョン・ゲームは二流俳優にまかせて、名優は皇帝陛下御前興行に出演するさ」
「むろん、惑星ハイネセン奪還作戦に決まっている」
「そう遠くのことでもあるまい」
第五章 昏迷の惑星
「独身者だけの楽しいパーティーに、妻帯者をまぜるわけにはいかんからね」
第七章 深紅の星路
「二年前のイゼルローン攻防戦のとき」
「オスカー・フォン・ロイエンタール元帥を生かして還したのは残念のきわみだが」
「かわりに銀河帝国皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムの首がとれるなら」
「採算は大きな黒字になるだろうな」
「決まった」
「かの美しきブリュンヒルトに乗りこんで、皇帝の首をあげてやろう」
「…OK、ユリアン、先に皇帝と対面したほうが、やりたいようにやるさ」
「礼儀正しく話しかけるか、あの豪奢な黄金色の頭に、戦斧を振りおろして」
「大きな紅玉に変えるか」
「いや、屍体はひとつでいい。ラインハルト・フォン・ローエングラムの屍体だけでな」
「この世でもっとも美しく貴重な屍体ではあるが…」
「美人に頼られては、いやとは言えないね」
「さて、カリン、おれにもひとつ頼みがあるんだがな」
「恋愛は大いにやるべきだが、子供を産むのは、20歳をすぎてからにしてくれ」
「おれは30代で祖父さんになる気はないからな」
第八章 美姫は血を欲す
「ユリアン、ここはおれたちが防ぐ」
「お前さんは皇帝に会え」
「会って話あうなり、敬意をこめて首をはねとばすなり」
「お前さんの判断で歴史を創るんだ」
「事の軽重を誤るなよ、ユリアン」
「お前さんは皇帝に会って、対等の交渉をおこなうのが責務」
「おれたちはそのために環境をととのえるのが役目だ」
「おれはたったひとつだけ、ヤン提督に文句を言ってやりたいことがあるんだ」
「昨年、ブルームハルトが生命がけで提督を守ったのに、提督は逃げきれずに死んじまった」
「あれだけは、いくら奇蹟のヤンでも、どじが過ぎたな」
「ポプラン、マシュンゴ、ユリアンといっしょに行け」
「三人いっしょなら、どうにか一人前に闘えるだろうからな」
「(かならず生きて?) むろん、そのつもりさ」
「ものわかりの悪い父親になって、娘の結婚をじゃまするという楽しみができたからな」
「さあ、さっさと行ってしまえよ、時間がない」
「あのとき三分間長く闘っていたら、ロイエンタール提督の首は、おれのものだったさ」
「そうしたら盾の表面に」
「あの金銀妖瞳(ヘテロクロミア)を宝石のように飾ってやったのにな」
「若いの、名を聞いておこうか」
「なに、ワルター・フォン・シェーンコップに傷を負わせた奴の名を」
「知っておきたかっただけさ」
「さて、誰が名誉を背負うのだ?」
「ワルター・フォン・シェーンコップが生涯で最後に殺した相手」
「という名誉をな」
「ワルター・フォン・シェーンコップ、37歳、死に臨んで言い残せり」
「わが墓碑に銘は要らじ、ただ美女の涙のみ、わが魂を安らげん、と」
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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