「星降る王国のニナ」ニナ(アリシャ)の名言・台詞まとめ

マンガ「星降る王国のニナ」ニナ(アリシャ・セス・フォルトナ)の名言・台詞をまとめていきます。

 

星降る王国のニナ

1巻

あたしはあの人に2度殺される。
せめてどうかもうひと目、もうひと目あたしを見て。

 

「おまえは偉い人かもしれないけどっ、おれに頼む立場なんだからな」

 

失うものなんてもう何もないから怖くなんてない。

 

失敗したら…死ぬ…の!?
そうかこれって、王さまも騙すってことなんだ。

 

ああ…失敗だったんだ、バレなかったけど。
でも、がっかりさせたんだな…。

 

高い天井、磨かれた部屋、ごわごわしない服、味のついた飯…。
こんな立派なとこ、もともとおれの居場所じゃなかった。

 

家に戻って──戻って──…戻るとこなんてあんのかよ…?

 

「(褒美?) …褒めろ。じゃあ褒めろ」
「ちゃんと、なんか特別っぽく」

 

「じゃあさ、兄上に直接いろいろ教わろう! ちゃんと言ってさ」
「きっとおまえ(ムフルム)は立派で優しい王さまになれるぞ」

 

わかってる、悪いやつじゃあないんだ…。
ちっちゃい王子が大好きなやつだもの…。

 

心の内は声にしないとわからないから、わかりたくなるじゃないか。

 

 

「もう気を抜けるとこは部屋(ここ)しかないよ~」

 

ガルガダってそんな遠い国だったんだ…。
そんな遠くに行ったら──…もう会えなくなる。

 

「あんた言ったよな、『おまえは死ぬ』って」
「おればかだから、王女になりかわるたとえなんだって単純に思ってた」

 

「でも違うんだ、おれは確かに死ぬんだ」
「いままで生きてきた”ニナ”が消えるってことなんだ」

 

「遠く離れた異国に行って、もう誰もニナを知る人はいなくなる」
「ううん、もうとっくに死んでるんだった」

 

「”ニナ”って、もう名前を呼んでくれる人いないから…」

 

「まえあたしのこと必要だって言ったよな」
「いまも本当か」

 

「じゃあいいよ」
「許してやる、死んでやるよ」

 

ひとつだけ祈るなら、星の神さま。
たったひとりでいいからあたしに…。

 

あとひと月半か…。
ヘンだなぁ…胸が痛い。

 

2巻

ちゃんとあたしを知ってくれてる人がいる。
このまえまでにっくき奴だったのにおかしいよな?

 

「どうしてもいきたいんだ」
「大事な人が危ないからさ、協力してくれよな」

 

よけいなことって言われても…もう誰かを失いたくないから──…。

 

牢獄ってどんなこわいとこかと思ったら、うちとあんま変わんないなあ。
それよりも──…そう(打ち首に)なったら困る…。

 

せめて他の人たちは許してもらわなきゃ。
そのためにも…すこしでも心証よくなることしときたいなぁ…。

 

 

「もちろんどんな罰でも受けます!」
「百叩きだろうと、打ち首だろうと」

 

「でもそれはあたしだけで、他の人はどうか許してください」
「みんないい人です」

 

「あたしに居場所をくれた人たちなんです、大切なんです」
「だって一緒に暮らしてたら家族になっちゃうんですよ!」

 

「お、おまえだって死んじゃだめだろっ」

 

「あっ…あたしはっ、アズに名前を呼んでほしいのっ」
「アズじゃなきゃやだ、アズじゃないといみない」

 

「王子じゃないとか関係ないよ」
「あたしにだって、ただひとりだもの」

 

「何か──…誤解をなさってるようですが──」
「私は正真正銘アリシャです」

 

「疑うのであれば、どうぞいくらでもお調べになってください」
「私には何ひとつ後ろ暗いことはありませんし、本物だとわかるだけですが」

 

「天の七神の下、我が星の神に誓って私はアリシャです」

 

神さまに嘘をつく。
きっと天罰が下る、それでもいい。

 

「私はガルガダに嫁ぎます」
「そこで必ずや第一王妃の立場を手に入れてみせます」
「フォルトナを守る盾となるべく」

 

「ただし私が守るのはアズールさまのいるフォルトナです」

 

「私は星のお告げを聴く者──…私の瞳は世界の果てまで見渡せます」

 

「もしもアズールさまが不審な死を遂げるようなことがあれば──」
「私はガルガダを率い、フォルトナを滅ぼす剣となりましょう」

 

あたしは──この人を、この人の身と自由を守るんだ。

 

サジに売られて絶望したときに見た灰金色(きんいろ)の目…。
暗闇に光る獣の目のようで怖かったけど…。

 

違うね、もっと優しい色だね。
夜の闇をやわらげる月の光だね。

 

ありがとう。
あたしにただひとつの特別をくれて。

 

「星の下」なんかじゃない。
あたしが自分で選んだ。

 

3巻

フォルトナを離れて半月以上経つのに、朝目を覚ますたびがっかりするんだ。
月の灰金色がここにないから、あなたがいないから。

 

愚かで無力で何もない。
どうすることもきっとできない──…。

 

そうだ、いままでだってつらいことは多くて、無力でどうにもできないこともあって、
窮地も絶望もごく当たり前にあった、ふつうのことだ。

 

「(笑ってる?) だってそれはさぁ」
「ちょっとのいいことがすっごくいいことに感じるから!!だよ」

 

小さな喜びも大切な一番も、振り返ればずっとそこにある。

 

おいしい…おいしいっていいことだ。
食べモン用意されてるってすごいことだ…。

 

とにかく、てはじめにさぁ、笑おうか!

 

「私は歯向かいも嘆いてヤケになったりもしませんから!」
「思惑どおりには決してなりません」

 

「妃として、なくてはならない存在になるんです」

 

怖いと思うな、王族なんてあんなもんだっ。
いやなことばっか100個あってもっ、ちょっとのいいことはあるんだから!!!

 

「(使用人なんかと?) 大丈夫大丈夫」
「ここじゃあたし、虫以下だから」

 

「いま、おっしゃいました…ね?」
「いま、自分しか見ないのだから──と」

 

「つまりそれは、私を妃に迎えてくださるお気持ちがある」
「──そう受けとってよいのですね?」

 

「うれしゅうございます」

 

「もう大丈夫だよ~」
「言質をとったこの傷で、セトに会いに行く!」

 

「いろいろ聞いて思ったんだけど」
「セトには決めたルールみたいなものがあるんじゃないかな」

 

「だからこれは、耐久勝負(がまんくらべ)なんだと思う」

 

「近衛隊長ごときが、一国の姫より上か」

 

「(断る?) ──いいえ、望むところです」

 

「けんしん…じゃありません」
「私が選んだんです」

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 
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