マンガ「ミスミソウ」の名言・台詞をまとめていきます。
ミスミソウ
上巻
「……三角草(ミスミソウ)…」
「この草は厳しい冬を耐え抜いた後、雪を割るようにして小さな花が咲く。春になるとこのあたりは、三角草でいっぱいになっていい写真が撮れる」(相場晄)
「春がきて卒業すれば、今よりもっと笑って過ごせる日がくるだろ」(相場)
「しょーちゃんは私に元気がないことに気付いている。こんな小さな妹に見破られるなんて…胸が痛いな…」(野咲春花)
「この学校に2年半以上通い続けてきた生徒は、最後の卒業生ということに誇りを持っている。苦楽を共に学校生活を送ってきた生徒同士の絆も深い」
「そんな彼らからすれば、半年前に東京から転校してきた私は、部外者にしか見えない」(春花)
「三角草はおまえみたいだ」
「『はにかみや』。この言葉の花言葉だ…はにかむと意外とかわいい『はにかみや』」
「ほら、おまえのことだ」(相場)
「今を耐えて耐えて、春になったらしょーちゃんと一緒にあの林道へ行こう」
「それから数日後に、私の家族は焼き殺された」(春花)
「春花…母さんや祥子に心配かけまいとしているんだろう?」
「この町に越してきたのは父さんの転勤のせいだ。春花が父さんに気を使っているのは痛いほどわかる。だがそんな気遣いは無用だ…!」
「無理をするな…春花…!」(野咲和生)
「家族にだけは危害を加えさせたくない…絶対に…!」(春花)
「仙台じゃさんざんだったから、コッチではうまくやろうと思ったんだけどな」
「でもコッチでもいろいろ大変だしな。とっととあのおかしい環境から抜け出したいもんだ」(相場)
「嘘よ…嘘…こんなこと……夢なら覚めて!!」(春花)
「僕は常に欲求不満だよ、真宮君。この僕の体格も欲求不満のあらわれさ」
「この町のせいでもあるんだよ、このクソ田舎の町がね……カラオケもゲームセンターもレンタルビデオ屋もない…遊戯施設なんて皆無」
「僕ら若者を満たしてくれるものなんて何もない…みんななんで病まないのかとても不思議だよ」(池川努)
「ああ…キミの存在はこの環境には毒だ。美しすぎる」(池川)
「小黒…おまえはもうちょっとマトモな人間だと思ったんだが…他のヤツらと同じだ…こわれている」(相場)
「人が死ぬ瞬間を見て、初めて自分が生きてることが実感できた。アンタの母親のおかげで、ホントいい経験だったわ」
「毎日、死にたいって思ってたけど…やっぱり死ぬのは絶対イヤって思うことができたの」
「だって…あんなに苦しくて痛そうだったから…」(橘吉絵)
「なんで? あんなに嫌いだったお父さんとお母さんに、なんで私、会いたくなってるの」(吉絵)
「僕なんかじゃ、手の届かない存在だとわかってた…もどかしくて、くやしくて、憎らしかったよ……!!」
「手に入らないのなら、いっそキミの存在を消してしまいたいと思ってた…!!」(池川)
「私はそんな他人の身勝手な成長のために、中学時代を犠牲にされた」(南京子、先生)
下巻
「寒かったか…そりゃ良かった。寒さを感じるってことは、野咲はまだ生きてるってことだ」(相場)
「今が苦しい状況でも…先が…未来が…苦しい状況とは限らないだろ? その時まで耐えなきゃ……野崎は今こうして生きてるんだから」
「安心しろ、野咲。俺も野咲と一緒に耐える。俺がおまえを支える…!」
「今よりもっと──笑って過ごせる日がくるまで──」(相場)
「……私は、おじいちゃんとしょーちゃんと…東京に行って、お父さんとお母さんのためにも精一杯生きたい」
「しょーちゃんも…こんなに生きようと頑張ってるのに、お姉ちゃんの私がいつまでもうしろ向きじゃ…だめだから…おじいちゃんにも心配かけたくない」(春花)
「こっちの高校は行かない、東京で働く。東京に行って、ふたりで暮らしたい人がいる」
「彼女は──俺しかいないから」(相場)
「私は…謝ってもらう人間じゃ……ないよ」
「小黒さんが私にこうして心情を打ち明けてくれただけで、私はもう…小黒さんは…本当は優しい人だと思うから」(春花)
「…違うよ…べつに…相場のことでアンタに嫉妬してたワケじゃないよ」
「私は…あんな男に傾いていく野咲が許せなかった。私だけを見て欲しかった」(小黒妙子)
「小黒さん、胸を張って生きて」(春花)
「…野咲…私を…許して…」(妙子)
「小黒さんの怖いものなしの堂々とした存在感が憧れで…好きだった。今はボロ雑巾にしか見えない」(佐山流美)
「…そう、人間(ひと)は他人(ひと)を犠牲にする。他人(ひと)を犠牲にしなきゃ、自分が犠牲にされちゃうから。今度は私が他人(ひと)を犠牲にして生きてやる」
「今ならクラスの奴ら全員をぶっ殺すことが出来る…大丈夫…捕まっても平気よ。その時、私には自信がついてるから」
「自信のないビクビクした人生を歩むくらいなら、死んだ方がマシ」(流美)
「…友達として見てたのは自己防衛のためです。非常に扱いづらい生徒でしたから、この方法が一番適切と見て実行してただけです」
「生徒がひとり亡くなったからってオタオタするようじゃ、教師として務まらないでしょう」(南先生)
「私は──忌まわしい過去を塗り替えるべく、中学時代をやり直したかった。たとえ教師の立場でも友達を作って、大津馬中学を卒業したかった」(南先生)
「おじいちゃん、心配かけて…ごめんね」
「お父さん、守ってくれて…うれしかった」
「もっと甘えたかったよ──お母さん…」
「しょーちゃん、ごめんね──」(春花)
「ずっと一人で…お前は苦しんでいたのに、おじいちゃんは全然気付いてあげられなかった……」
「何も助けにならなかったおじいちゃんを…どうか許してくれ…春花…」(野咲満雄)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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