マンガ「キングダム」王騎(おうき)の名言・台詞をまとめていきます。
キングダム
1巻
「どこへいくのォ、昌文君ン?」
「宴は城で始まったばかりでしょォォ?」
2巻
「この王騎と戦ったら、たいていそういうクチャクチャな首になるでしょォ」
「うそだと思うんならァ、その辺の誰かで試してさし上げましょォか?」
「(何を望む?) 血沸き肉踊る世界!」
「なんちゃって!」
「そんな世界あるわけないじゃないっ」
「だけど──もしこれからそんな世界が来るとしたら──」
「たまりませんねェ」
「(なぜ参戦?) 熱き血潮、渦巻く戦いを求めて!!」
「呂商の秦になってから、戦争は恐ろしくつまらないものになったわ」
「昭王の時代が懐かしくてたまらないわねェ」
「ご冗談を。そんな不遜な戦争で私の血がたぎるとでも思ってるのォ?」
「私の心はとても繊細なのよォ」
3巻
「昌文君の妻子を引き渡せと?」
「しかし彼の領土はすでに私のものですよォ」
「つまり領内の人間は全て私の奴隷(もの)です」
「それを渡せとは、面白いことをおっしゃいますねェ」
「健気な大王ではありませんか」
「面白くなって来ましたねェ、ンフフフフ」
5巻
「降りそうで降らないこの曇天」
「嫌いじゃァありませんねェ」
「(大王につく?) ンフフフ、ご冗談を」
「あまりに可愛いらしいじゃれ合いが続いていたので」
「少々場を濁しに来ただけですよォ」
「貴方様はどのような王を目指しておられます?」
「じっくり考えてお答え下さい」
「この宝刀は不遜な言葉を許しませんよォ」
「相手が誰でありましょうとねェ」
「しかし(昭王が亡くなれば)熱き夢を求める戦場は無くなります」
「(他にもいる?) 口だけですよ」
「目を見れば分かります、本気で夢を描いて恋焦がれているかどうかは」
「昭王よ、また熱い時代が来ようとしているかもしれませぬ」
蛇甘平原編
7巻
「誰も参戦するとは言ってませんよォ」
「私はただ、あの丘に登りたいと思っただけですよォ」
「途中邪魔なものは排除いたしますが」
「オヤァ? もうお帰りですかァ?」
「せっかく面白くなってきたんですけどねェ」
「私に剣を向けた者は一人残らずこの宝刀で両断されてますが」
「覚悟はありますか?」
「分かってますかァ?」
「あなた、さっきからずっと死地に立ってるんですよォ?」
「”知略”対”本能”!」
「これは武将の中の永遠の題目ですよォ」
「永き戦乱で軍の規模は増大し、今では数十万の戦い」
「しかし軍が大きくなればなるほど」
「それを率いる将の才力が戦の勝敗を左右する」
「結局、戦は武将のものです」
「どちらが是か、どちらが非か」
「これはどちらか一方の首が飛ばねば分かりかねますねェ」
「(麃公軍の突撃) ンフフフ。これには呉慶さんもビックリです」
「今ここにある状況は全て、あの二人が勝つために描き導いたもの!!」
「そうそれが”将軍”という存在(もの)です」
「大将自ら先頭をゆくという常軌を逸したあの突撃、敵は必ず先頭の一騎を狙います」
「当然です、その一騎さえ討てば戦が終わるのですから」
「しかし討てないんですよ、その一騎が」
「麃公の前に立つということは、麃公軍の前に立つということ」
「将が先に立つことで極限まで昂ぶった全軍の闘気が一丸となって襲いかかる」
「久方ぶりにいいものを見せて頂きました」
「これ以上の延戦は、蛇足以外の何ものでもないでしょォ」
「それとも先程の一騎討ち以上のものを」
「この王騎と繰り広げる自信がおありですか?」
刺客急襲編
8巻
「二年続いた至極の戦があなたのせいで台無しです」
「死んで出直してきなさい、おバカさん」
10巻
「しかし六将復活は無理な話です」
「残念なことに今の秦国に『六大将軍』の名に見合うほどの人物は」
「一人もいませんからねェ」
「まずはそこで学びなさい、童信」
「”率いること”の難しさと、”集”の強さを」
馬陽防衛編
11巻
「私はあなた(蒙武)のことを認めていますよォ、ある程度は」
「それでは皆さんにも退出して頂きましょうか」
「まだ大王ご本人より、正式に大将の任命を授かっていません」
「古き作法にのっとり、大王と私の二人だけで任命式を行わねばなりません」
「これがなくては私が秦軍を率いることはありませんよォ」
「実は秦軍総大将を受け出陣するにあたり」
「大王(あなた)にお伝えしておかねばならぬことを思い出したのです」
「昭王より承っていた、大王(あなた)への伝言です」
「(総大将) しかと承りました」
「昌文君、私はそろそろ昭王六将としての自分と決別しようかと考えています」
「この戦いを決着として……」
「(前に進む?) そうできればと、自分に期待しているところです」
「ンフフ。全軍、前進」
12巻
「戦はまだ始まったばかりです」
「いきなり本陣など狙っても届きませんよォ」
「──まずは駒を減らすことです」
「戦を効率よく進めるためには」
「より有利に戦える地を相手より奪うことが定石です」
「しかし場所獲り以外にも、良い方法があります」
「敵の有能な武将を殺していくことです」
「安心しましたよォ」
「ちゃんと成長しているようですね、童信」
「宜しい、では褒美を一つ」
「『飛信隊』。この名をあなたの隊に与えます」
「意外と私も嫌いじゃァありませんからねぇ」
「長距離戦が」
13巻
「(笑って送ってやれ?) ンフフフ、その通りです」
「こういう時こそ大騒ぎですよォ」
「この部隊に隊名を与えた意味が分かりますか?」
「憶えやすくするためです。味方も…敵も」
「馮忌はそれなりに名の通った武将でした」
「その馮忌を討ったあなたの名はおそらく──」
「そのうち中華全土に広まります」
「いずれにせよ、一向に姿を現さぬあちらの大将を」
「あぶり出しに行かねばなりませんからねェ」
14巻
「第4軍をやってくれたのは彼ではないようですが仕方ありません」
「我々が受けたこの悲しみ」
「とりあえずは今ここで渉孟さんに受け止めて頂きましょう」
「武将への道は犠牲の道です」
「そこを乗り越える度に、人も隊もより強く、より大きくなるのです」
「……そうならねばなりません」
15巻
「今の趙軍の打てる手を網羅して考えても」
「ここから大技をくり出すことはできないと断定できます」
「……しかし仮に私をおびやかす策があったとするなら」
「張り巡らされた策は恐ろしく深い」
「ンフフ。ここに至るまでに、けっこうかかりましたねェ」
「龐煖、あなたも待ちわびたでしょォ?」
「五日……いや、九年」
「決着をつけるとしましょうか」
「(本陣への攻撃?) 決まっているでしょォ?」
「私ですよ」
「どこのどなたか知りませんが、面白いしかけです」
「しかし少々、つめが甘かったようですねェ」
「私がその気になれば、趙荘軍など瞬殺ですよ」
「それでは私もここで…」
「あなたを殺して過去のしがらみと訣別することを宣言しましょうか」
「意外と軽いんですねェ、龐煖さん」
「安心なさい、龐煖」
「あなたと同様、私の心の傷も癒えていませんよォ」
16巻
「私も同感です。あなた(昌文君)が摎の側にいれば安心できます」
「無骨な賢人は信頼できるというわけです」
「摎、いよいよ最後の一つですね」
「武将とはやっかいなものなのですよ」
「……十三の頃より数えきれぬほどの戦場を駆け回り」
「数万の戦友(とも)を失い、数十万の敵を葬ってきました」
「命の火と共に消えた彼らの思いが、全てこの双肩に重く宿っているのですよ」
「もちろん、摎の思いもです」
「山で一人でこもっているあなたには理解できないことでしょうねェ」
「敗れた理由は、あの世で摎に教えてもらいなさい」
「これほどの死地に落とし込まれたのは二十年ぶりくらいですか」
「ココココ。久しぶりですよォ、この感じ」
「本当に久しぶりに、血が沸き立ちます」
「我、正に、死線に在り」
「策がなければ力技です」
「皆、ただの獣と化して戦いなさい」
「いいですか、ここからが王騎軍の真骨頂です」
「この死地に力ずくで活路をこじあけます」
「皆の背には、常にこの王騎がついてますよ」
「さすがです、龐煖」
「しかしその消耗した体では、私は倒せませんよ」
「龐煖…幕です!!」
「武器を落とすとは何事ですか」
「たとえ何が起ころうと、死んでも諦めぬことが王騎軍の誇りだったはずですよ」
「将軍とは、百将や千人将らと同じく役職・階級の名称にすぎません」
「しかし、そこにたどりつける人間はほんの一握り」
「数多(あまた)の死地を越え、数多の功を挙げた者だけが達せる場所です」
「結果、将軍が手にするのは千万の人間の命を束ね戦う責任と絶大な栄誉」
「故にその存在は重く、故にまばゆい程に光輝く」
「(何者?) ンフフフ、決まっているでしょォ」
「天下の大将軍ですよ」
「凰は正に将軍の馬です」
「あなたは今、この戦場の中で将軍の馬に乗って走っているのです」
「理解したらゆっくり目を開き、目にするものをよォく見てみなさい」
「敵の群を、敵の顔を、そして味方の顔を、天と地を」
「これが、将軍の見る景色です」
「いつの時代も、最強と称された武将達はさらなる強者の出現で敗れます」
「しかし、それもまた次に台頭してくる武将に討ち取られて」
「時代の舵を渡すでしょう」
「果てなき漢(おとこ)共の命がけの戦い」
「ンフフフ、全く」
「これだから乱世は面白い」
「戦に慈悲は無用なれど、奪い取った地にある民は奴隷に非ず」
「虐げることなく、自国の民として同様に愛を注ぐこと」
「──以上が昭王より承っていた、現秦王への遺言です」
「遺言は昭王の意志を継ぐ資質のある秦王にのみ残されたものです」
「私が仕えるに値すると思う王にのみ伝えよと」
「共に中華を目指しましょう、大王」
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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