アニメ「ブルーピリオド」矢口八虎(やぐちやとら)の名言・台詞をまとめていきます。
ブルーピリオド
1話
「(天才?) やっぱそう見えちゃう?」
「…って嘘。俺こう見えて努力家なんだぜ」
「俺にとってテストの点を増やすのも、人付き合いを円滑にするのも」
「ノルマをクリアする楽しさに近い」
「クリアするためのコストは人より多くかけている、それが結果になっているだけ」
「俺は天才なんかじゃない」
「みんなが俺を褒めるたびに虚しくなる」
「この手応えのなさは…なんなんだ?」
「そもそも食べていけなくても好きなことやりたいって精神が分からないし」
「俺だったら普通に堅実なとこ選びます」
「なら一体、この感動は誰のものだ?」
「他人の努力の結果…お前のことじゃない」
「俺も…これは俺の感動じゃない」
「なあ…早朝の渋谷ってさ、なんかいいよな」
「先輩、早朝の渋谷の景色って見たことあります?」
「渋谷なんだけど、その…静かで青いんすよ」
「今まで青いものを描く時、青一色で描いてきたけど、それだと水の濃淡でしか描けない」
「先輩みたいに絵の具を塗り重ねてみるか」
「どうしたらあの眠い空気の中の…でも静かで渋谷じゃないみたいな」
「1日の始まりのような、これから眠りにつくような…青い世界」
「”好きなものを好き”って言うのって…怖いんだな」
「その時…生まれて初めて、ちゃんと人と会話できた気がした」
「藝大一択…やべえな」
「でも今まで、ずっと生きてる実感が持てなかった」
「あの青い絵を描くまでは」
「俺の心臓は今、動き出したみたいだ」
2話
「(森先輩) 集中しすぎて…怖い」
「(鉛筆で比率を?) あの画家っぽいポーズって、そういう意味だったんだ」
「自分が描く前は”絵を描く”って」
「選ばれた人間だけが使える魔法みたいなもんだと勝手に思ってた」
「でも、そうでもないらしい」
「絵を描くようになって見えてたはずの景色が、今までよりハッキリ見えるようになった」
「知ってるはずなのに、今まで何も知らなかったような気さえした」
「今は描いた枚数と上手くなった分だけが、俺の自信だ」
「自分の言葉だけじゃ伝わらないから描いてきた」
「絵ってさ、言葉だと伝わらないものが伝わるんだよ」
「世の中には面白いものや考えがたくさんあるって気づけるんだよ」
「見る以上に知ることが出来て、描く以上に分かるんだよ」
「でも俺、藝大に行きたい。才能とかないかもしれない」
「でも俺、今はこの瞬間全部をかけて絵を描きたい」
「もっと上手くなりたいし、いろんな世界を見たい」
「そのために母さんの協力が欲しい」
「心配だけじゃなくて、少しでいいから信用してほしい」
3話
「”美術やる奴は変わり者が多い”っていうけどさ…」
「相当アク強いな、こいつ」
「無言の…無言の絶叫が俺の中に響いた」
「俺、自分に才能があるなんて思ったことない」
「でも結構上手くなったと思ってたんだけど…俺さ、”ただの人”なんだな」
「多分、こいつは天才だ」
「そして俺は、やっぱりただの人だ」
「特別じゃない、天才にはなれない、やった分しか上手くならない」
「だったら…天才と見分けがつかなくなるまでやればいい!」
「”美術は高尚で敷居の高い場所”…じゃなくてもいいのかも」
「自分の”好き”でいいのかも」
「”よく分からない”で止まってた思考が、ちょっと動き出した」
「”好き”だけがあいつを守ってくれるのかもしんないけど」
「同時に”好き”だから傷ついてんだよな、きっと」
4話
「絵って、思ってたよりずっと自由だ」
「でも、技術があればもっと飛べそうだな」
「勉強なら、どんなに遠くても目指す所がちゃんと見えてた」
「でも美術は…」
「俺は世田介君の絵も、桑名さんの絵も、橋田の絵も描けない」
「でも、俺の絵は誰も描けない」
「ああ…エンジンが爆発してる」
「怖い怖い…死ぬほど怖い」
「でもそれ以上に、ひれ伏させたい」
「俺の絵で全員殺す」
「そのためならなんでもする」
5話
「俺の頭の中にある俺の絵は最高にかっこいい」
「けど…一筆…また一筆、俺が俺の絵をダメにしてゆく」
「飲み込まれるやつだ」
「今までも何回かあった…絵と俺の境界が曖昧になるやつだ」
「けど、俺の絵にはそれがない」
「ゴミ箱が必要なら…言えよ」
「そんなもんで(気持ちが)軽くなんなら、いつでもなるけどって話」
「先輩は最初からずっと言いたいことが一貫してた」
「言いたいことは変えてない…手段を変えたんだ」
「俺はずっと構図のことばっか考えてた」
「でも構図は、言いたいことじゃなくて手段じゃん」
「俺はずーっと、手段で手段の絵を描いてたのか」
「”縁”は…”縁”は俺の中で1つの形じゃない」
「糸みたいに繊細な縁もあれば、刃物みたいに自分が傷つくこともある」
「自分の形が変わっていく」
「熱を持って入れば、周囲の形も影響される」
「打たれるたびに強くなる!」
「俺にとって”縁”は金属みたいな形かもしれない!」
「もはや、よく分かんねえけど…」
「少しだけ自分の絵に飲み込まれそうな気がした」
「構図はあくまでも武器だ、テーマにはならない」
「1番大事なのは”俺はどう考えてどう見てるか”、それをより面白く見せるのが武器」
「”好きなことをやる”って、”いつでも楽しい”って意味じゃないよ」
6話
「評価される者はいくつも強みがある」
「俺も強みが…武器が欲しい」
「画材って不思議っすね」
「苦手だったモチーフとかも、画材変えてみると”あれ?”ってくらいすんなり描けたり」
「想像してた以上のとこまで引っ張っていってくれるみたいな」
「絵の限界…勝手に決めてたんだなって思いました」
「桑名さんのせいじゃねえよ」
「美大受験は孤独だし・時間ないし・正解ないし、正気じゃねえよ」
「受験でメンタル落とすのは自分自身の問題だと思う」
「ここにいる誰かが受かるのと、ここにいる誰かが落ちるのは関係ない」
7話
「まあ話通じねえ奴に意見言ってもしょうがないっしょ」
「そうか…俺達まだ高校生じゃん」
「何も出来なくて当然で、困ったら途方に暮れて当然なんだ」
「対応力と自分勝手力と楽しむ力は矛盾してるもんだと思ってた」
「今までは俺が課題に迎合してきたからだ」
「でもそうじゃない。課題はかみ砕いて、俺のものにしていいんだ」
「俺が描く絵は、俺が好きな絵にしよう!」
「実力以外で落とされる可能性にビビりながら描いても」
「いい絵を描ける自信が俺にはねえの」
「受かっても落ちても、どうせチャンスは1回きり」
「この課題は…俺のものだ」
「楽しんで、楽しんで、楽しもう!」
8話
「第1次試験、課題”自画像”」
「自画像はシンプルだからこそ難しい課題」
「単純に考えれば自分の容姿を描けばいいけど、これは絵だ」
「自画像は昔からいろんな画家が描いている」
「その瞬間の画家自身が反映されてると言っていい」
「それが自画像…」
「つまりこの課題、受験生が受験生自身をどう解釈しているかが問われる」
「シンプルって、絵の完成度を上げにくいんだよな」
「受験生でも殺意むき出しな奴ばっかじゃないんだ」
「いや、みんな怖いだけか…俺も」
「最後の一瞬まで手を動かす!」
「気持ちよく、かっこよく、えげつなく描きこむ!」
「ああすげえ…脳みそ動いてる、脳汁ドバドバ来てる」
「俺…今多分、脳みそに手が付いてる」
「同時に存在するんだよ」
「”絶対受かりたい”って気持ちとさ、”全員殺したい”って気持ちとさ」
「”合格なんてどうでもいいから、この絵を描かせて下さい”って気持ちが!」
「そっか…俺、ずっと息を止めて集中してた」
「でも、息を止めてばかりじゃ呼吸は出来ない」
「息を抜くのはサボりじゃないんだ」
「見えてるものは同じはずなのに、目につく場所が1周目と全然違う」
「多分、俺だけじゃない」
「絵として見ると、10人が10人面白いと思う場所が違うんだ」
「”自分はまだまだなんだ”ってハッキリして、悔しいけど安心したんだよね」
「だから発表も怖えけど、なんかもはや人ごとなんだよな」
9話
「色を載せればいいわけじゃない」
「”選ばない”って選択をすることも同じくらい大事」
「考えてみればそれだけのこと」
「自分の感覚全部研ぎ澄ませれば、自分が今何を大事にしたいのかが少しずつ分かる」
「1つひとつの色に心が動く」
「ただ絵として美しいから選ぶんじゃない」
「俺はさ、誰かが溺れてたら救命道具は持っていくけど飛び込まない」
「だって飛び込んだら、一緒に溺れるかもしんねえだろ」
「でもそうしないとどうしようもないなら、飛び込むしかないだろ!」
「俺は溺れないよ…溺れないよう泳ぐから」
10話
「俺は…ちょっと怖いよ、海の音」
「何もかも無かったことになりそうじゃん」
「俺くらいやれば、多分大抵の人間、俺より出来るようになるんじゃね」
「でもそれって理解じゃなくてカテゴライズだよな」
「こいつとこんな話をするなんてどうかしてる」
「きっと海の青さに染まったからだ」
「まあ落ちたら俺のせい、受かったら俺のおかげ」
「それだけだろ?」
11話
「しっかし、ヌードモデルって夢のあるシチュエーションだと思ってたけど」
「モチーフとして見ると案外すぐ目が慣れるんだな」
「昼休憩含めて残り3時間」
「始めるのが遅いのなんか…慣れてんだよ!」
「俺、周りが見えてなかった」
「見えてなかったから自分にとっての”ありのまま”も」
「みんなにとっての”ありのまま”だと思い込んでた」
「最初から答えは出てた」
「俺にとって裸は情けなくて頼りないもの」
「服を着るのは裸を隠そうとする後ろめたい行為で」
「この絵は俺を通して見た俺の世界なんだ」
12話
「ありのままの自分じゃ受かる気がしない」
「だからこそ戦略を考える」
「だからこそテーマを分かりやすく演出する」
「この土壇場で…いや土壇場だからこそ分かった」
「ありのままの俺って、ホント笑えるほど自信がないな」
「別次元すぎて傷つかねえわ、もはや」
「自信持てないことを恥ずかしいって思うくらいなら」
「それ受け入れて戦略練る方が俺に合ってる」
「結局俺は、自信のない俺にしかなれないんだ」
「でも自信のない俺だから、ここまで描けるようになったんだって思いたいな」
「ずっと”凡人だから、自分に自信がないから”」
「”努力して戦略練ってやんなきゃ”って思ってた」
「でもコンプレックスの裏返しじゃなくて」
「”努力”と”戦略”は俺の武器だと思ってもいいの?」
「自分の絵がこの世の誰より優れてるなんて思ってない」
「俺より上手い人なんかいっくらでもいる」
「でも…でもさ、この世界の誰より俺は俺の絵に期待してる!」
「絵を描く前はそんなことすら気づけなかった、”情けない裸”ですらなかったんだ」
「絵を描くまで、俺ずっと”透明”だった」
「(試験?) 後悔はないですよ、反省は山程あるけど」
「でも、まあしょうがないですよね」
「本番で実力出しきれないとこまでが実力なんで」
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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