マンガ「キングダム 黒羊丘編」44~46巻の名言・台詞をまとめていきます。
キングダム 黒羊丘編
44巻
「趙将・慶舎、別にあんたの落度ってわけでもない」
「皆が騙されてる」
「周囲の想像以上に飛信隊とその隊長・信は強い」(那貴)
「だよな……俺らが新六将の席を狙ってるように」
「趙で三大天の席を狙ってるお前の刃が軽いわけがねェよな」(信)
「侵略者じゃない」
「私達は…飛信隊だ…」(羌瘣)
「妙だな……この男のことはずっと前から見ている……」
「李牧様と同じように、その成長を注視していた」(慶舎)
「しかし……この男は想定していたよりも…はるかに大きい」
「いつの間にこれ程の成長を」(慶舎)
「……おのれ…今度はこちらにっ…”凶”と──……」(慶舎)
「無縁……恩を返しきれなかった……」(慶舎)
「ただの口約束だが、お前が恐れるようなことは離眼では起こさせない」(羌瘣)
「(敵は)紀彗…なるほどねェ──……」
「この戦…勝ったな」(桓騎)
「長くやってるせいでお前ら最近、考え方が”軍”に染まってきてねェか?」(桓騎)
「理由だの、戦術だの、どうでもいいだろが」
「四の五の言わずに、昔みてェに俺を信じろ」(桓騎)
「俺のやってることはいつも、完全勝利の結果につながっている」(桓騎)
「次は、久々に俺達らしいやり方で存分にやる」
「”弱者をいたぶる”」(桓騎)
「……生きてやがったか、面倒くせーのが」(桓騎)
「いちいち喚くな、ただの凌辱と虐殺だ」(桓騎)
「最初に言ったの忘れたのか?」
「俺は何でもやると」(桓騎)
「(全て勝つため?) ああ、だからこうやって勝つんだよ」(桓騎)
「そいつも同じことを言った、これが”戦争だ”と」
「だがそれは戦争じゃねェ!!」(信)
「俺ももう五千将だ、侵攻がどういうもんか昔よりさらに分かってる」(信)
「だが、敵や制圧した地での反乱に対する刃と」
「無力・無抵抗の人間に向ける刃は決して違う」(信)
「それを同じだと…それが戦争だと言い切る奴は、武将・兵士じゃなくただの略奪者だ」(信)
「そんな奴らがどれだけ強かろうと、どれだけ勝ち続けようと」
「”中華統一”なんてできるわけがねェ!!」(信)
「参った、お前が一番だ」
「俺が今まで会った中で、お前が一番の悪党だと言ってんだよ、信」(桓騎)
「中華統一……」
「お前のその目…為しとげりゃ戦がなくなる平和な世が来ると言いてェんだろ?」(桓騎)
「極悪人が」
「中華統一ってのは強大な軍事力をもって」
「敵国が抵抗できなくなるまでとことん殺しまくって」
「その国の土地と人と物、全部をぶん捕っちまうことだ」(桓騎)
「”大殺戮”・”大略奪”」
「それをやって平和な世界が来たって喜ぶのは秦人だけだ」(桓騎)
「誰が言い出したか知らねェが、たまにいるんだよ」
「狂気じみた正義ふりかざして、しでかしちまうバカが」(桓騎)
「オイ。斬られないと思っているのか、お前」
「相応の覚悟で来ているぞ、私達は」(羌瘣)
「俺を殺って、その後飛信隊が皆殺しにあう覚悟だよな」
「面白ェ。見せてもらおうか、その覚悟」(桓騎)
「自業自得だろうが、今までやってきたことは何だったんだ!!」
「何年飛信隊をやってるんだ」(羌瘣)
「お前は同郷で…古参で一番長い人間のくせに…」
「全く信のことが…全く飛信隊のことが分かってないじゃないか!!」(羌瘣)
「目障りだ、失せろ」
「俺の気が変わる前にな」(桓騎)
「分かってるだろうが、俺がキレたら雷土よりおっかねェぞ」
「今のうちに消えろ」(那貴)
「でもそこは譲りたくない」
「ガキ二人で胸高鳴らせた、誰より強くてかっこいい天下の大将軍に…」
「俺は本気でそういう将軍になりたいと思ってる」(信)
「そして、飛信隊もそういう隊でありたいと思ってる」(信)
「桓騎軍に入ってて分かったんだ、飛信隊と桓騎軍の決定的な違いに!」
「桓騎軍と違って飛信隊は、渇いてねェんだ」(尾平)
「心が渇いてねえから、略奪も凌辱も必要ねェんだ」(尾平)
45巻
「こんなの…軍略でも戦術でもない…」
「こんな勝ち方…昌平君でも李牧でも決して真似できやしない」(河了貂)
「結果だけを見れば、大軍略家の出せる以上の結果を叩き出したことになる…!」(河了貂)
「だがその(止める)ためには、奴の上に行く必要がある」
「桓騎より先に大将軍になる」(信)
「悩むことはないだろ信」
「お前は尾平に言ったように、お前のやり方で天下の大将軍になればいいんだ」(羌瘣)
「……ただの気まぐれですよ、いつもの」
「ただ、まー強いてあげるなら」
「飛信隊(あっち)で食う飯ってうまいんスよね、意外と」(那貴)
「ここで慶舎に誓っておきます」
「私がこの手で仇(あだ)を討つと」(李牧)
「あれ(合従軍)程、大がかりなものを興せる人物は今の中華には見当たらぬし」
「そもそも──あんなものはこの俺が二度と作らせはせぬ」(昌平君)
「(大逆罪?) じゃがな、かつて東帝・西帝と中華に恐れられた時代もあった」
「東の斉王と西の秦王が直接会って対話する意味を考えると」
「この干からびた首など蝶の羽より軽いものだぞ」(蔡沢)
「大王、この蔡沢の最後の仕事としてお引き受け頂けませぬか」
「列国を滅ぼさんとする王として」
「それを東の玉座で受けて立つであろう斉王と舌鋒をお交わし下さい」(蔡沢)
「密室でただしゃべるだけならわざわざ秦まで足を運ばぬわ」
「儂は秦という国と王を感じに咸陽(ここ)まで来たのだ、丞相よ」(王建王)
「あの時合従から離脱した本当の理由は」
「合従が秦を滅ぼしてその土地と人間を六国で取り合った後の世が」
「見るにたえぬ汚濁になると思ったからだ」(王建王)
「……だが、あろうことかそこで救われたお前達が今度は」
「六国を滅ぼし全てを手に入れて、それ以上の汚濁を示そうとしている」(王建王)
「中華統一を汚濁と断ずるならば、俺は断固としてそれを否定する」(嬴政)
「だがな秦王、”六国征服”と”人を殺さぬ世”」
「この間にはとてつもなく重い現実が抜け落ちている」(王建王)
「”国”を滅ぼされ、その日より仇敵国の人間に──」
「強制的に”秦人”にならされる六国の人間達の苦しみだ」(王建王)
「”国”とは民にとって”根”をはる大地のようなものだ」
「その国が失われれば、人は必ず心身共に朽ち果てる」(王建王)
「即ち、今の六国の人間全てが朽ち果てる」(王建王)
「それを聞くためにはるばる咸陽まで足を運んだ」
「もし答えが用意されていないままの六国征服だと言うのなら…」
「その前に第二の合従軍で秦を滅ぼさねばならぬぞ」(王建王)
「これが征服戦争ではなかったことを説いて、理解してもらう必要がある」(嬴政)
「違う。中華統一は、新国建国の戦争だ」(嬴政)
「この中華統一の成功は、全中華の民を一手に実行支配するものにかかっている」
「だがそれは絶対に”人”であってはならない!」(嬴政)
「”法”だ」
「”法”に最大限の力を持たせ、”法”に民を治めさせる」(嬴政)
「”法”の下には元斉人も秦人も関係ない」
「王侯貴族も百姓も関係なく、皆等しく平等とする!」(嬴政)
「斉王よ。中華統一の後に出現する超大国は」
「五百年の争乱の末に”平和”と”平等”を手にする”法治国家”だ」(嬴政)
「それではもはや、”王国”とも言えぬぞ」(王建王)
「小事だ」(嬴政)
「その(戦う)時──秦王の目の色が今と変わって汚く濁っていたならば──」
「斉も死力を尽くして国を守るとするかのォ」(王建王)
「この中華はもううんざりするほど血を流してきたが、泥沼からの出口が見つからぬまま」
「これからもずっと血を流すのだろうと──」(王建王)
「儂はもはや、出口はないものと思っていた…」
「──がひょっとしたら出口の光を今見つけたのやもしれぬ」(王建王)
「秦王よ、そなたにならこの全中華の舵取りを任せてもよいぞ」(王建王)
「李牧が化物であることは承知している……」
「そしてその奴を倒さねば六国制覇がかなわぬことも重々承知だ」(嬴政)
「これより出ずる秦の大将軍達が必ず李牧の首を取る!」(嬴政)
「最後に為して行った仕事は真に大きかったぞ、蔡沢」(王建王)
「歓迎されておらぬのは百も承知です」
「──が、間に合ううちに何としても大王様に上奏したきことがあり参上しました」(李牧)
「秦王様、どうか手遅れになる前に中華統一の夢をあきらめて頂きたい」(李牧)
「大王様。私は正直、あなたのことを心から尊敬しております」
「──本当なら、あなたのような王にお仕えしたかった」(李牧)
「そこから先は正に、血で血を洗う凄惨な戦が待っています」(李牧)
「統一後の理想の世など、そこで倒れていく者達に何の慰みになりましょう」
「流れる血も、大量の死も、紛れもなく悲劇そのものです!」(李牧)
「(手を取り合っての平和?) ない。統一以外に道はない」(昌平君)
「この戦で全中華を悲劇が覆うことなど百も承知だ!」
「だがそれをやる」(嬴政)
「綺麗事など言う気はない!」
「よく聞け李牧と趙の臣達よ」
「秦は武力を以って趙を含む六国全てを攻め滅ぼし、中華を統一する!!」(嬴政)
「血を恐れるなら、お前達は今すぐ発ち帰り趙王に完全降伏を上奏するがいい!」(嬴政)
「残念ですが”宣戦布告”、しかと承りました。」
「しかし最後に後悔するのは秦国の方ですよ、大王様──」(李牧)
「本気で秦が六国制覇に乗り出すと言うのなら」
「この中華七国で最初に滅ぶ国こそ”秦”だと言っているのだ」(李牧)
「そうなる前にこちらはお前を討つと言っておるのだ、李牧」(昌平君)
「今いる秦将全員がまとめてかかってきても、この李牧の相手ではない!!」
「それでもやると言うのならかかってくるがいい!!」(李牧)
「だがこれだけは覚えておけ」
「趙は絶対に落ちぬ」
「この戦いで滅びるのは秦であると!」(李牧)
46巻
「よくあんな苦しい選抜を残ったな、お前ら」
「大したもんだ」(信)
「だがここまできたら絶ってェやり遂げて、さっさと一人前の兵士になりやがれ!!」
「お前ら全員もう、大武功めがけて走り続ける飛信隊なんだからよ」(信)
「”法の番人”の異名は伊達じゃない」
「李斯──奴こそ”法”の化物だ」(肆氏)
「法家は法学書を読み、新しき法の草案を考えるものだ」(李斯)
「俺に来ずともよい」
「俺が死んでもお前が死んでも、法は生き続ける」
「成長をとげながらな」(李斯)
「法とはそういうものだ」(李斯)
「中華を一国とした法治国家」
「お前のしゃべっていることは、法家の真髄に触れている」
「お前如きの理解が届く所ではない」(李斯)
「──中華を統一できたと仮定し」
「そこで単純に国民が増えたという認識で法作りに入ると大失敗に終わる」(李斯)
「(敵国の人間だから?) 違う、文化形成が違うからだ」(李斯)
「そもそも”法”とは何だ?」(李斯)
「馬鹿な!」
「刑罰とは手段であって、法の正体ではない!」(李斯)
「”法”とは願い!」
「国家がその国民に望む、人間の在り方の理想を形にしたものだ!」(李斯)
「統一後、この全中華の人間にどうあって欲しいのか、どう生きて欲しいのか」
「どこに向かって欲しいのか、それをしっかりと思い描け!」(李斯)
「中華統一の話を聞いた」
「統一後に制定される法についても…」(李斯)
「とてもここにいるお前達の手におえる代物ではない」
「それに着手できるのは、この中華でも俺と韓非子くらいだ」(李斯)
「かつての政争で恨みを抱いたのはお互い様だ」
「だがその時期は過ぎたと心得よ」(嬴政)
「誠に秦国一丸となって立ち向かわねば、中華統一の宿願は形も残らず崩れ去るぞ!」(嬴政)
「力を入れているということは、気を取られているという見方もできます」
「よって我々は西部攻略を”囮”にして南を抜け」
「一気に邯鄲の喉元”鄴”を攻め落とします!!」(昌平君)
「鄴と邯鄲は目と鼻の先」
「手前の攻略を無視しての鄴攻めが、童の夢想の如き話であることは重々承知です」(昌平君)
「しかしこれ程、突飛な作戦でなくては、あの李牧を出し抜くことはできません」(昌平君)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。