マンガ「キングダム 山陽平定編」の名言・台詞をまとめていきます。
キングダム 山陽平定編
17巻
「行かぬも命がけです」
「──それに…これは咸陽と呂不韋という人間をこの目で見るいい機会です」(李牧)
「…儂は韓の陽翟に生まれ、一介の商人から始まりここまで登って来た」
「品を定める目は確かだ…」(呂不韋)
「さてさて、李牧はどんな男かのォ」(呂不韋)
「丞相の本意は私にも分からぬ」
「だが準備はしておけとのことだ」(昌平君)
「二人には会見の間の衛兵にまぎれ込んでもらう」
「そして私の合図があった時──李牧を斬るのだ」(昌平君)
「断る。そんな卑怯でクソみてェなマネ、誰がするか」
「そんなんで奴を殺しちまったら、王騎将軍に合わせる顔がねェだろうが」(信)
「子供じみた感情は捨て去れ」
「奇妙な形ではあるが、こうなってはもはやこれは戦だ」(昌平君)
「ではそろそろ本題に入ろうか」
「やはり李牧殿にはここで死んでもらう」(呂不韋)
「貴殿に限って、これが不測の事態ということはなかろう」
「さァ、天才李牧はどうやってこの死地を切り抜けるつもりかのォ」(呂不韋)
「もちろん無策に、ここへとびこんでくるほど度胸はありません」
「我々が無事に帰れるよう、私は手土産を持参しました」(李牧)
「ええ、秦趙の間で同盟を結ぶということです」(李牧)
「場をわきまえぬか、下郎が」
「これは茶番ではないぞ」(呂不韋)
「そなた達(王騎配下)の気持ちは十分分かるが」
「今この場は武人の出る幕ではない」(呂不韋)
「(同盟は)断る」(呂不韋)
「同盟を持って来た李牧殿はさすがとしか言いようがない」
「今この時期に趙と盟を結ぶことは、国に大きな利益を生む」(呂不韋)
「しかし、これを持って来た李牧という人間」
「やはり間違いなくそなたは趙国の唯一無二の宝だ」(呂不韋)
「その李牧殿の首と今回の同盟の話の値踏みをしてみたところ──」
「ほんのわずかだが、そなたの首の方が値が張ると儂は見た」(呂不韋)
「だが本当にごくわずかだ」
「それ故に交渉の余地はある」(呂不韋)
「では李牧殿、城を一つおまけしてくれぬか」(呂不韋)
「言っておくが李牧殿」
「儂はこれまで商談で一度口にした値からは、ビタ一文まけたことがない男だぞ」(呂不韋)
「残念ながら……値切れる気が全くしません」(李牧)
「酒が尽きた、帰るぞ」(蒙武)
「ひょっとして飛信隊の信ですか?」
「……知らないはずないでしょう」
「趙将・馮忌を討った特殊部隊とその隊長の名を…」(李牧)
「…なるほど、だったら先程の目つきの悪さは理解できます」
「私を死ぬほど殺したいということですよ」
「王騎将軍の仇ですからね」(李牧)
「残念でしたね、今回私がここで死ぬことがなくて」(李牧)
「俺はでかくなるぞ」
「だからいいか、李牧。この顔とこの言葉をしっかり頭にたたきこんどけ」
「お前をぶっ倒すのは、この飛信隊の信だってな」(信)
「しかし私を倒すのは至難の業ですよ」
「それこそ王騎将軍を超える男にならねば無理です」(李牧)
「(カイネ) 無事に帰れるんだってね、よかった」
「敵でも一緒に飯食って寝泊まりした奴には死んでほしくねーの!」(河了貂)
「そう見えたのなら成功だ」
「あれはあえて愚者を演じた」(嬴政)
「何も気にすることはないだろ、貂」
「俺は成蟜の反乱で共に死線を超えた絆は、そう容易く切れはしないと思っている」(嬴政)
「俺に残された猶予は五年しかない」(嬴政)
「呂不韋は必ずそれ(加冠の儀)までにこちらを潰しに来る」
「俺はそれをはね返し、五年後に奴から実権を奪い取る」(嬴政)
「これは遊びじゃねェんだ」
「十年待ってくれって言って相手が待つかよ」
「向こうが五年で決めに来るっつーなら、そこが勝負だ」(信)
「やれるかどうかじゃねェ! やるんだよ!!」(信)
「では信、お前の方はどうだ?」
「五年で将軍になれるか?」(嬴政)
「なれれば五年後、俺の最初の号令で出陣する将軍はお前だ、信」(嬴政)
「……ほう、驚いたな」
「我々の他にも本陣を狙う者がいたとは」
「しかし残念だが一足遅かったな」(王賁)
「……そもそも一般歩兵の君達が特殊部隊をやっていること自体、大きな勘違い」
「戦場において君達の正しい存在価値は”蟻”であることだぞ」(王賁)
「軍の基礎力は君達であり、その存在無しに戦はできない」
「ただし蟻は蟻」(王賁)
「独立遊軍など高度なことは我らに任せて、君達は本来の持ち場で力を尽くせ」
「分をわきまえぬ夢を見ると不幸になるぞ」(王賁)
「路傍の雑草の如き君が、そこ(将軍)に入り込む余地など微塵もないぞ」
「君はよくて千人止まりだ」(王賁)
「正直ずっと目障りだった」
「こういう輩には、きっちり示しておく必要がある」
「力の差を、身分の差を」(王賁)
「飛信隊隊長、憶えておけ」
「我が名は王賁」(王賁)
「ああ、お前の大好きなあの王騎の一族」
「分家の王騎と違い、王一族の総本家を継ぐ王賁だ!」(王賁)
「夏の末喜、商の妲己、周の褒姒」
「三人とも大后ではなく王妃ではあったが」
「この三人が朝廷に悪影響を与えたことで三王朝とも滅んだといわれている」(昌文君)
「政(まつりごと)の素人である女人が朝廷にからむと凶事が起こる」(昌文君)
「(味方に?) 儂は反対だ!」
「大后様は猛毒です」(昌文君)
18巻
「(後戻りは出来ない?) 後宮(ここ)まで乗り込んで来て、踵を返すつもりはありませぬ」(呂不韋)
「”邯鄲の宝石”──彼女を知る貴人達は」
「その娘を手に入れようと列をなしてやっきになった」(呂不韋)
「清純と気品に満ちた美貌を持つ絶世の美女は」
「”美姫”という愛称で皆に愛された──」(呂不韋)
「もはや面影すら残っておらぬ…」
「全て儂の仕打ちのせいか…」(呂不韋)
「やはりこの女…深入りは危ないのォ…」(呂不韋)
「涙をふけ、陽」
「向を助けに行くぞ」(嬴政)
「……よく教えてくれた、向」
「俺はお前のおかげで命拾いしたやもしれぬ」(嬴政)
「俺は邯鄲を出た時に変わった」
「迷いなく信を置ける戦友(仲間)がいる」(嬴政)
「今さらあなたの行う事柄に、心揺れることはない」(嬴政)
「無理をしてないと言えば嘘だ」
「あんな母でも、一応血を分けた親だからな」(嬴政)
「だが、それがどうした」
「俺達は戦争をやっているんだ」(嬴政)
「”戦るからには絶対に勝たねばならん”」
「俺達はすでに多くの者を失った」
「今さらひるむ俺ではない」(嬴政)
「思いの外、早く奴と正面から向き合うことになった…」
「もはや後には退けぬ」
「この攻勢で一気に呂不韋をたたき落とす!!」(嬴政)
「賭けに危機的代償はつきものだ」
「凡人の目に勝ち目薄く、負ければ全てを失する大博打であればこそ」
「得るものは大きいのだ」(呂不韋)
「奇貨居くべし」
「あの賭けに出たから今の儂がある」
「あれに比べれば気楽なものよ」(呂不韋)
「しがない一介の商人だった儂が一国の主に…」
「受けて立とうぞ」
「いついかなる時も賭けに勝つのは、この儂だからな」(呂不韋)
「これから始まる戦いは、今まで小競り合いをやってきた前線はもとより」
「昨年の趙戦より規模の大きい正真正銘の大戦だ」(王賁)
「その中で蟻があまり背伸びすると、全員死ぬぞ」(王賁)
「(何者?) だから楽華隊の蒙恬だってば」
「俺も君や王賁と同じく、『天下の大将軍』を目指す者さ」(蒙恬)
「なっ、何だこりゃあ!!」
「こ…これが実戦で見る城壁」(信)
「いざ真下まで来てみっと…すげェ迫力だぞ」
「……つか、こんなもんどこをどう攻めりゃいいんだ!?」(信)
「若者は血気盛んでほほえましぃのォ」
「あまり無茶しすぎて、命を落とさねばよいがのォ」(蒙驁)
「初めから……お前の首など眼中にない」(王賁)
「剣の才を持つ者が剣をふるうのは卑怯じゃないように」
「俺は井闌車(せいらんしゃ)を持っていたから使っただけだ」(王賁)
「妙な難クセをつけるな」
「生まれの良さも才能の一つだ」(王賁)
「俺だって分かってる…戦がきれいごとじゃねェことくらい…」
「だけど、だからって…こんなクソ共の暴行を黙って見過ごせるかよ」(信)
「やめろ、信!」
「分かってるだろうが、千人将なんか斬ればお前は全てを失うぞ」
「全てをだ」(蒙恬)
「信…お前の大将軍への思いはそんなものか」(蒙恬)
「俺はてめェみたいな現実現実つって、クソみてェなことまで正当化する奴が」
「一番ムカつくんだよ」(信)
「みんなやってるからなんて、何の言い訳にもなってねェ!!」
「外道は外道だ!!」(信)
「飛信隊の信はどんな理由があろうと、クソヤロォは絶対許さねェ!!」
「相手が千人将だろうが将軍だろうが王様だろうが関係ねェ!!」(信)
「それがこれまでもこれからも、ずっと変わることのねェ俺の戦り方だ!!」(信)
「処罰が怖ェからって、こんな状況を見て見ぬふりなんざして」
「何が天下の大将軍だ!!」(信)
「俺はお前と違って、祖父や父の威光を利用することに何ら抵抗ないからね」
「この位、強引に事を収めるのは簡単簡単」(蒙恬)
「一人二人暴走する千人将を斬ったところで何も変わらぬ」
「本気で変えたいなら自分が軍の頂上に立つしかない」(王賁)
「悼襄王(あれ)はダメじゃ」
「前の王も相当じゃったが、今度はたまらぬ」(廉頗)
「バカの下で働くほど、バカなことはないぞ」(廉頗)
「(趙国への思い?) 戦への思いの方がはるかに重い!」
「戦が廉頗の全てだ」(廉頗)
「楽乗。うぬの戦、なかなかよかったぞ」
「この儂がヒヤリとする場面が何度かあった」(廉頗)
「まァそれでもしかし、秦のあ奴らに比べれば腹六分目と言ったところだがのォ」
「やはり奴らの消えた戦場は淋しいということか」(廉頗)
「るせェ。ちんけな誇りなんて持ち合わせてねェのが、俺らの誇りだ!」(信)
19巻
「輪虎は己の力量を見誤らない」
「奴が三百と言えば三百で間違いない」(廉頗)
「一度、儂の手から放たれたあ奴は、もはや誰にも止められぬわィ」(廉頗)
「……変だな。この僕の殺気にもひるまずに、剣もかわされた」
「僕の腕が落ちたのか…それとも君がとっても強いのか」(輪虎)
「(リストに)載ってないね。飛信隊・信ってのは」
「だったら無理に殺すこともないか」
「はは、命拾いしたね、君」(輪虎)
「秦軍にもこんな若い芽が出てきてるのか」
「殿だったら成長が楽しみだとか言いそうだけど、あいにく僕にそんな趣味はない」(輪虎)
「悪いが目につく将は、根こそぎ狩らせてもらうよ」(輪虎)
「いくら才能や実力があっても”幸運”という天の働きがないと」
「武将なんて道半ばで命を落とすよ」(輪虎)
「そして本当に天に寵愛される武将は一握り」(輪虎)
「見逃してやるのは一度だけだ」
「次にもしどこかで出会えば、その時は必ず命をもらう」(輪虎)
「常人には理解しがたいか?」
「それまで何十万もの兵を動員して戦ってきた大将軍同士が」
「一つの部屋で酒を酌み交わすなど」(廉頗)
「刎頚の契りを交わした藺相如を”兄弟”とするなら」
「王騎ら六将は死ぬほど憎らしい最大の敵でありならが──」(廉頗)
「どこかで苦しみと喜びを分かち合っている”友”であった」(廉頗)
「だから六将筆頭の白起が自害した時は涙を流し」
「摎がどこぞの馬の骨に討たれた時は怒りに震えた」(廉頗)
「だってそれは、この期に及んでじーさんに一発逆転の好機が生まれたって話だろ!」
「ケンカってのは、最後に立ってた奴の勝ちだ」(信)
「次勝って、勝ち逃げしてやれよ」
「そうすりゃ、じーさんの総勝ちだ!」(信)
「だから言ってるだろう、そんなの悩む所じゃねェって」
「失敗が怖ェから後ずさりする奴は、最初から家で閉じ籠もってりゃいいんだ」(信)
「飛信隊、信が狙うのは総大将廉頗の首だ!!」(信)
「飛信隊(ここ)では士族も百姓も関係ねェ、古参も新参も関係ねェ」
「みんな色んなもんしょい込むだけしょい込んで戦えばいい」(信)
「俺たちはそうして一つのでっけェ塊になって、敵をぶっ飛ばす」(信)
「(最初のあいさつ?) 楽勝」
「だってお坊ちゃんだからね、黙っててもみーんな頭下げる」(蒙恬)
「臨時的ではあるが、この戦じゃ紛れもなく千人将だ」
「さすがに千人も兵を抱えると、武将の仲間入りしたって感じがするな」(蒙恬)
「千人隊は──もはや戦局を変えることができる軍隊だ」(王賁)
「お前には分からんだろが、名家に生まれた重責ってのもあるんだよ」
「特に、偉大すぎる父親を持ってしまうとな」(蒙恬)
「十中八九、魏軍の勝ちです」
「何しろ今でもあの方(廉頗)に正面から勝てる武将は」
「私を含めて天下に一人もいませんからね」(李牧)
「同規模の軍では、あの廉頗に勝てはせぬ」
「総司令は廉頗の恐ろしさが分かっていない」(昌文君)
「多少の無理は承知の上だ。趙との同盟が在る今しかない」
「秦が本気で中華を狙うのなら、何としてもこの戦で山陽をとらねばならん」(昌平君)
「私は地に足がついていない、だからお前達みたいに前に進めていない」
「それはやっぱり、象姉の仇を討ってないからだ」(羌瘣)
「何か月…何年かかるか分からないけど、きっちり仇を討つ」(羌瘣)
「そしてそれが終わってまた帰ってきたら」
「その時は私もちゃんとお前達と一緒に前に進めると思う」(羌瘣)
「久しぶりじゃのォ、廉頗…もう腹はくくったぞィ」
「最後に笑うのは、この儂じゃ」(蒙驁)
「加入組も精兵ではあったが、玉鳳三百人との力の差があることは分かっていた…」
「──がしかし、共に戦うことがこれほど枷になるとは…」(王賁)
「統率された隊とそうでない隊は、しばらく見てればすぐに分かる」
「もちろん前者は強く、後者は弱い」(輪虎)
「そしてそれは将狩りで急造隊を作らせた僕の功績ということで」
「命はもらうよ、新造千人将君」(輪虎)
「一騎討ちか」
「興味ないな。みんなさっさと終わらすよ」(輪虎)
「関係ない」
「兵がいかに強かろうと、隊長の貴様を討てば隊は崩れ」
「それで終わりだ」(王賁)
「知ってたかい?」
「大技の直後は必ずスキが生じるって」(輪虎)
「(援軍は)必要ない」
「不完全な軍を何度送ろうと、同じことの繰り返しよ」(廉頗)
「俺達は腕っぷしには自信あるが、頭使うのはあんま得意じゃねェ」
「いきなり連携技とかやろうとしても無理だ…本番じゃきっと大失敗する」(信)
「それよりも逆に個別に戦った方がまだましだ」(信)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。