「キングダム 山陽平定編」の名言・台詞まとめ

マンガ「キングダム 山陽平定編」の名言・台詞をまとめていきます。

キングダム 山陽平定編

→キングダム(1巻)

17巻

「行かぬも命がけです」
「──それに…これは咸陽と呂不韋という人間をこの目で見るいい機会です」(李牧)

 

「…儂は韓の陽翟に生まれ、一介の商人から始まりここまで登って来た」
「品を定める目は確かだ…」(呂不韋)

 

「さてさて、李牧はどんな男かのォ」(呂不韋)

 

「丞相の本意は私にも分からぬ」
「だが準備はしておけとのことだ」(昌平君)

 

「二人には会見の間の衛兵にまぎれ込んでもらう」
「そして私の合図があった時──李牧を斬るのだ」(昌平君)

 

「断る。そんな卑怯でクソみてェなマネ、誰がするか」
「そんなんで奴を殺しちまったら、王騎将軍に合わせる顔がねェだろうが」(信)

 

「子供じみた感情は捨て去れ」
「奇妙な形ではあるが、こうなってはもはやこれは戦だ」(昌平君)

 

「ではそろそろ本題に入ろうか」
「やはり李牧殿にはここで死んでもらう」(呂不韋)

 

「貴殿に限って、これが不測の事態ということはなかろう」
「さァ、天才李牧はどうやってこの死地を切り抜けるつもりかのォ」(呂不韋)

 

「もちろん無策に、ここへとびこんでくるほど度胸はありません」
「我々が無事に帰れるよう、私は手土産を持参しました」(李牧)

 

「ええ、秦趙の間で同盟を結ぶということです」(李牧)

 

「場をわきまえぬか、下郎が」
「これは茶番ではないぞ」(呂不韋)

 

「そなた達(王騎配下)の気持ちは十分分かるが」
「今この場は武人の出る幕ではない」(呂不韋)

 

 

「(同盟は)断る」(呂不韋)

 

「同盟を持って来た李牧殿はさすがとしか言いようがない」
「今この時期に趙と盟を結ぶことは、国に大きな利益を生む」(呂不韋)

 

「しかし、これを持って来た李牧という人間」
「やはり間違いなくそなたは趙国の唯一無二の宝だ」(呂不韋)

 

「その李牧殿の首と今回の同盟の話の値踏みをしてみたところ──」
「ほんのわずかだが、そなたの首の方が値が張ると儂は見た」(呂不韋)

 

「だが本当にごくわずかだ」
「それ故に交渉の余地はある」(呂不韋)

 

「では李牧殿、城を一つおまけしてくれぬか」(呂不韋)

 

「言っておくが李牧殿」
「儂はこれまで商談で一度口にした値からは、ビタ一文まけたことがない男だぞ」(呂不韋)

 

「残念ながら……値切れる気が全くしません」(李牧)

 

「酒が尽きた、帰るぞ」(蒙武)

 

「ひょっとして飛信隊の信ですか?」
「……知らないはずないでしょう」
「趙将・馮忌を討った特殊部隊とその隊長の名を…」(李牧)

 

「…なるほど、だったら先程の目つきの悪さは理解できます」
「私を死ぬほど殺したいということですよ」
「王騎将軍の仇ですからね」(李牧)

 

「残念でしたね、今回私がここで死ぬことがなくて」(李牧)

 

「俺はでかくなるぞ」
「だからいいか、李牧。この顔とこの言葉をしっかり頭にたたきこんどけ」
「お前をぶっ倒すのは、この飛信隊の信だってな」(信)

 

「しかし私を倒すのは至難の業ですよ」
「それこそ王騎将軍を超える男にならねば無理です」(李牧)

 

「(カイネ) 無事に帰れるんだってね、よかった」
「敵でも一緒に飯食って寝泊まりした奴には死んでほしくねーの!」(河了貂)

 

「そう見えたのなら成功だ」
「あれはあえて愚者を演じた」(嬴政)

 

「何も気にすることはないだろ、貂」
「俺は成蟜の反乱で共に死線を超えた絆は、そう容易く切れはしないと思っている」(嬴政)

 

「俺に残された猶予は五年しかない」(嬴政)

 

「呂不韋は必ずそれ(加冠の儀)までにこちらを潰しに来る」
「俺はそれをはね返し、五年後に奴から実権を奪い取る」(嬴政)

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「これは遊びじゃねェんだ」
「十年待ってくれって言って相手が待つかよ」
「向こうが五年で決めに来るっつーなら、そこが勝負だ」(信)

 

「やれるかどうかじゃねェ! やるんだよ!!」(信)

 

「では信、お前の方はどうだ?」
「五年で将軍になれるか?」(嬴政)

 

「なれれば五年後、俺の最初の号令で出陣する将軍はお前だ、信」(嬴政)

 

「……ほう、驚いたな」
「我々の他にも本陣を狙う者がいたとは」
「しかし残念だが一足遅かったな」(王賁)

 

「……そもそも一般歩兵の君達が特殊部隊をやっていること自体、大きな勘違い」
「戦場において君達の正しい存在価値は”蟻”であることだぞ」(王賁)

 

「軍の基礎力は君達であり、その存在無しに戦はできない」
「ただし蟻は蟻」(王賁)

 

「独立遊軍など高度なことは我らに任せて、君達は本来の持ち場で力を尽くせ」
「分をわきまえぬ夢を見ると不幸になるぞ」(王賁)

 

「路傍の雑草の如き君が、そこ(将軍)に入り込む余地など微塵もないぞ」
「君はよくて千人止まりだ」(王賁)

 

「正直ずっと目障りだった」
「こういう輩には、きっちり示しておく必要がある」
「力の差を、身分の差を」(王賁)

 

「飛信隊隊長、憶えておけ」
「我が名は王賁」(王賁)

 

「ああ、お前の大好きなあの王騎の一族」
「分家の王騎と違い、王一族の総本家を継ぐ王賁だ!」(王賁)

 

「夏の末喜、商の妲己、周の褒姒」
「三人とも大后ではなく王妃ではあったが」
「この三人が朝廷に悪影響を与えたことで三王朝とも滅んだといわれている」(昌文君)

 

「政(まつりごと)の素人である女人が朝廷にからむと凶事が起こる」(昌文君)

 

「(味方に?) 儂は反対だ!」
「大后様は猛毒です」(昌文君)

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18巻

「(後戻りは出来ない?) 後宮(ここ)まで乗り込んで来て、踵を返すつもりはありませぬ」(呂不韋)

 

「”邯鄲の宝石”──彼女を知る貴人達は」
「その娘を手に入れようと列をなしてやっきになった」(呂不韋)

 

「清純と気品に満ちた美貌を持つ絶世の美女は」
「”美姫”という愛称で皆に愛された──」(呂不韋)

 

「もはや面影すら残っておらぬ…」
「全て儂の仕打ちのせいか…」(呂不韋)

 

「やはりこの女…深入りは危ないのォ…」(呂不韋)

 

「涙をふけ、陽」
「向を助けに行くぞ」(嬴政)

 

「……よく教えてくれた、向」
「俺はお前のおかげで命拾いしたやもしれぬ」(嬴政)

 

「俺は邯鄲を出た時に変わった」
「迷いなく信を置ける戦友(仲間)がいる」(嬴政)

 

「今さらあなたの行う事柄に、心揺れることはない」(嬴政)

 

「無理をしてないと言えば嘘だ」
「あんな母でも、一応血を分けた親だからな」(嬴政)

 

「だが、それがどうした」
「俺達は戦争をやっているんだ」(嬴政)

 

「”戦るからには絶対に勝たねばならん”」
「俺達はすでに多くの者を失った」
「今さらひるむ俺ではない」(嬴政)

 

「思いの外、早く奴と正面から向き合うことになった…」
「もはや後には退けぬ」
「この攻勢で一気に呂不韋をたたき落とす!!」(嬴政)

 

「賭けに危機的代償はつきものだ」
「凡人の目に勝ち目薄く、負ければ全てを失する大博打であればこそ」
「得るものは大きいのだ」(呂不韋)

 

「奇貨居くべし」
「あの賭けに出たから今の儂がある」
「あれに比べれば気楽なものよ」(呂不韋)

 

「しがない一介の商人だった儂が一国の主に…」
「受けて立とうぞ」
「いついかなる時も賭けに勝つのは、この儂だからな」(呂不韋)

 

「これから始まる戦いは、今まで小競り合いをやってきた前線はもとより」
「昨年の趙戦より規模の大きい正真正銘の大戦だ」(王賁)

 

「その中で蟻があまり背伸びすると、全員死ぬぞ」(王賁)

 

「(何者?) だから楽華隊の蒙恬だってば」
「俺も君や王賁と同じく、『天下の大将軍』を目指す者さ」(蒙恬)

 

「なっ、何だこりゃあ!!」
「こ…これが実戦で見る城壁」(信)

 

「いざ真下まで来てみっと…すげェ迫力だぞ」
「……つか、こんなもんどこをどう攻めりゃいいんだ!?」(信)

 

「若者は血気盛んでほほえましぃのォ」
「あまり無茶しすぎて、命を落とさねばよいがのォ」(蒙驁)

 

「初めから……お前の首など眼中にない」(王賁)

 

「剣の才を持つ者が剣をふるうのは卑怯じゃないように」
「俺は井闌車(せいらんしゃ)を持っていたから使っただけだ」(王賁)

 

「妙な難クセをつけるな」
「生まれの良さも才能の一つだ」(王賁)

 

「俺だって分かってる…戦がきれいごとじゃねェことくらい…」
「だけど、だからって…こんなクソ共の暴行を黙って見過ごせるかよ」(信)

 

「やめろ、信!」
「分かってるだろうが、千人将なんか斬ればお前は全てを失うぞ」
「全てをだ」(蒙恬)

 

「信…お前の大将軍への思いはそんなものか」(蒙恬)

 

「俺はてめェみたいな現実現実つって、クソみてェなことまで正当化する奴が」
「一番ムカつくんだよ」(信)

 

「みんなやってるからなんて、何の言い訳にもなってねェ!!」
「外道は外道だ!!」(信)

 

「飛信隊の信はどんな理由があろうと、クソヤロォは絶対許さねェ!!」
「相手が千人将だろうが将軍だろうが王様だろうが関係ねェ!!」(信)

 

「それがこれまでもこれからも、ずっと変わることのねェ俺の戦り方だ!!」(信)

 

「処罰が怖ェからって、こんな状況を見て見ぬふりなんざして」
「何が天下の大将軍だ!!」(信)

 

「俺はお前と違って、祖父や父の威光を利用することに何ら抵抗ないからね」
「この位、強引に事を収めるのは簡単簡単」(蒙恬)

 

「一人二人暴走する千人将を斬ったところで何も変わらぬ」
「本気で変えたいなら自分が軍の頂上に立つしかない」(王賁)

 

「悼襄王(あれ)はダメじゃ」
「前の王も相当じゃったが、今度はたまらぬ」(廉頗)

 

「バカの下で働くほど、バカなことはないぞ」(廉頗)

 

「(趙国への思い?) 戦への思いの方がはるかに重い!」
「戦が廉頗の全てだ」(廉頗)

 

「楽乗。うぬの戦、なかなかよかったぞ」
「この儂がヒヤリとする場面が何度かあった」(廉頗)

 

「まァそれでもしかし、秦のあ奴らに比べれば腹六分目と言ったところだがのォ」
「やはり奴らの消えた戦場は淋しいということか」(廉頗)

 

「るせェ。ちんけな誇りなんて持ち合わせてねェのが、俺らの誇りだ!」(信)

 

19巻

「輪虎は己の力量を見誤らない」
「奴が三百と言えば三百で間違いない」(廉頗)

 

「一度、儂の手から放たれたあ奴は、もはや誰にも止められぬわィ」(廉頗)

 

「……変だな。この僕の殺気にもひるまずに、剣もかわされた」
「僕の腕が落ちたのか…それとも君がとっても強いのか」(輪虎)

 

「(リストに)載ってないね。飛信隊・信ってのは」
「だったら無理に殺すこともないか」
「はは、命拾いしたね、君」(輪虎)

 

「秦軍にもこんな若い芽が出てきてるのか」
「殿だったら成長が楽しみだとか言いそうだけど、あいにく僕にそんな趣味はない」(輪虎)

 

「悪いが目につく将は、根こそぎ狩らせてもらうよ」(輪虎)

 

「いくら才能や実力があっても”幸運”という天の働きがないと」
「武将なんて道半ばで命を落とすよ」(輪虎)

 

「そして本当に天に寵愛される武将は一握り」(輪虎)

 

「見逃してやるのは一度だけだ」
「次にもしどこかで出会えば、その時は必ず命をもらう」(輪虎)

 

「常人には理解しがたいか?」
「それまで何十万もの兵を動員して戦ってきた大将軍同士が」
「一つの部屋で酒を酌み交わすなど」(廉頗)

 

「刎頚の契りを交わした藺相如を”兄弟”とするなら」
「王騎ら六将は死ぬほど憎らしい最大の敵でありならが──」(廉頗)

 

「どこかで苦しみと喜びを分かち合っている”友”であった」(廉頗)

 

「だから六将筆頭の白起が自害した時は涙を流し」
「摎がどこぞの馬の骨に討たれた時は怒りに震えた」(廉頗)

 

「だってそれは、この期に及んでじーさんに一発逆転の好機が生まれたって話だろ!」
「ケンカってのは、最後に立ってた奴の勝ちだ」(信)

 

「次勝って、勝ち逃げしてやれよ」
「そうすりゃ、じーさんの総勝ちだ!」(信)

 

「だから言ってるだろう、そんなの悩む所じゃねェって」
「失敗が怖ェから後ずさりする奴は、最初から家で閉じ籠もってりゃいいんだ」(信)

 

「飛信隊、信が狙うのは総大将廉頗の首だ!!」(信)

 

「飛信隊(ここ)では士族も百姓も関係ねェ、古参も新参も関係ねェ」
「みんな色んなもんしょい込むだけしょい込んで戦えばいい」(信)

 

「俺たちはそうして一つのでっけェ塊になって、敵をぶっ飛ばす」(信)

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「(最初のあいさつ?) 楽勝」
「だってお坊ちゃんだからね、黙っててもみーんな頭下げる」(蒙恬)

 

「臨時的ではあるが、この戦じゃ紛れもなく千人将だ」
「さすがに千人も兵を抱えると、武将の仲間入りしたって感じがするな」(蒙恬)

 

「千人隊は──もはや戦局を変えることができる軍隊だ」(王賁)

 

「お前には分からんだろが、名家に生まれた重責ってのもあるんだよ」
「特に、偉大すぎる父親を持ってしまうとな」(蒙恬)

 

「十中八九、魏軍の勝ちです」
「何しろ今でもあの方(廉頗)に正面から勝てる武将は」
「私を含めて天下に一人もいませんからね」(李牧)

 

「同規模の軍では、あの廉頗に勝てはせぬ」
「総司令は廉頗の恐ろしさが分かっていない」(昌文君)

 

「多少の無理は承知の上だ。趙との同盟が在る今しかない」
「秦が本気で中華を狙うのなら、何としてもこの戦で山陽をとらねばならん」(昌平君)

 

「私は地に足がついていない、だからお前達みたいに前に進めていない」
「それはやっぱり、象姉の仇を討ってないからだ」(羌瘣)

 

「何か月…何年かかるか分からないけど、きっちり仇を討つ」(羌瘣)

 

「そしてそれが終わってまた帰ってきたら」
「その時は私もちゃんとお前達と一緒に前に進めると思う」(羌瘣)

 

「久しぶりじゃのォ、廉頗…もう腹はくくったぞィ」
「最後に笑うのは、この儂じゃ」(蒙驁)

 

「加入組も精兵ではあったが、玉鳳三百人との力の差があることは分かっていた…」
「──がしかし、共に戦うことがこれほど枷になるとは…」(王賁)

 

「統率された隊とそうでない隊は、しばらく見てればすぐに分かる」
「もちろん前者は強く、後者は弱い」(輪虎)

 

「そしてそれは将狩りで急造隊を作らせた僕の功績ということで」
「命はもらうよ、新造千人将君」(輪虎)

 

「一騎討ちか」
「興味ないな。みんなさっさと終わらすよ」(輪虎)

 

「関係ない」
「兵がいかに強かろうと、隊長の貴様を討てば隊は崩れ」
「それで終わりだ」(王賁)

 

「知ってたかい?」
「大技の直後は必ずスキが生じるって」(輪虎)

 

「(援軍は)必要ない」
「不完全な軍を何度送ろうと、同じことの繰り返しよ」(廉頗)

 

「俺達は腕っぷしには自信あるが、頭使うのはあんま得意じゃねェ」
「いきなり連携技とかやろうとしても無理だ…本番じゃきっと大失敗する」(信)

 

「それよりも逆に個別に戦った方がまだましだ」(信)

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20巻

「歯ごたえ、無しじゃな」
「全く…どこの国もバカばっかじゃ」(玄峰)

 

「つまらぬ」
「少しは脳みそのある奴はおらんのかィ」(玄峰)

 

「他に代え難い”快感”が戦にはある」
「軍略家にとってのそれは、己の脳一つで万人の戦いを操作し」
「一方的に敵を殺戮することじゃ」(玄峰)

 

「楚水、お前言ったよな」
「千人隊は…千人将は戦局を覆すことができる存在だって」(信)

 

「今がその時だ!」
「俺達の手で、この緒戦を勝利に導くんだ!!」(信)

 

「思い知れ」
「勢いだけでは戦はままならぬことを」(玄峰)

 

「バカ言えっ」
「俺が先頭を行くからっ、皆が走れるんだろうが!!」(信)

 

「恥ずべきことだ」
「お前ら如きに遅れをとっていたとは」(王賁)

 

「まァ、どんな相手でも風穴あけて、敵将の首を狩るのが僕の役目だけどね」(輪虎)

 

「奴は本陣が見つからぬと想定して今の作戦を展開している」
「こういうのは探しても見つからぬ」(玄峰)

 

「地形とこちらの軍の配置、奴らの攻撃してる位置から読むのじゃ」(玄峰)

 

「軍略? 知るかよ」
「俺はただ相手が嫌がることをやるだけだ」(桓騎)

 

「それと昔から得意なんだよ」
「留守中にしのび込むのがな」(桓騎)

 

「(弟子にしてやる?) いるかよ、雑魚が」(桓騎)

 

「許せ玄峰、つまらぬ死に方をさせた──」
「戦場(ここ)で生ぬるいことは言えぬが」
「あれだけ共に死線を越えてきた汝(うぬ)を失うとは」(廉頗)

 

「だが寂しがることはないぞ、玄峰」
「すぐに秦兵の骸で、そっちを溢れかえしてやるからな」(廉頗)

 

「討たれたからにはヘマをした玄峰様が悪いんだけど」
「”気持ちは分かる”なんて軽々しく横から言われると、正直イラッとくるなァ」(輪虎)

 

「心配いらない。この夜で殿は新しい戦略を固められる」
「僕らはそれに従うだけだ」(輪虎)

 

「桓騎将軍の才は知っていたが、正直ここまで大仕事をやってのけるとは思ってなかった」
「…上を目指す俺達のすぐ上には、でっかい壁がいるって話さ」(蒙恬)

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「明日、楽華・玉鳳・飛信隊の三隊で打って出て、輪虎を討ち取ろう」
「輪虎を止めるには先に仕掛けて殺すしかない」(蒙恬)

 

「楽華隊!」
「この隊の長所は気高く冷静な戦い方と、血みどろの泥臭い戦い方両方ができることだ」
「そして今日は後者だ」(蒙恬)

 

「知っての通りこういう乗りは好きじゃないが」
「やっぱり俺達にしかできないことが今、目の前にある」(蒙恬)

 

「今日はひどい”死闘”になるぞ」
「悪いが宜しく頼むよ、みんな」(蒙恬)

 

「廉頗が出てきて、この魏攻略の最終戦は大きく意味が変わってきた」(蒙恬)

 

「俺達は今、あの廉頗と戦っている」
「廉頗が出てきたことで」
「この一戦は中華全土が固唾を呑んで注目するものになったんだ」(蒙恬)

 

「祖父である蒙驁の首をとられるわけにはいかない」
「こんな放蕩孫をいつも見守ってくれている、俺の大切なじィ様だからな」(蒙恬)

 

「いいぜ蒙恬、飛信隊はお前に乗っかってやる」
「いつまでも老兵達の時代じゃねェって、天下に教えてやらねェといけねェしな」(信)

 

「恬をまだ三百将に留めているのか」
「過保護は成長を妨げるぞ」(蒙武)

 

「……もう少し恬を信用してやれ」
「ナヨついたガキだが、あいつはそこらの千人将なんかより」
「はるかにものが見えている」(蒙武)

 

「恬を信じてやれ」
「死んだら死んだで、それまでの漢だったということだ」(蒙武)

 

「輪虎のような大物を討つには、攻めの組み立てが必要になる」
「輪虎を襲う時、必ず屈強な輪虎兵が大きな障壁となって立ち塞がる」(王賁)

 

「それを蒙恬は先に取り除こうとしているのだ」
「無論、容易なことではない」(王賁)

 

「だが、奴は自ら一番血を流すこのつぶれ役を買って出たんだ」(王賁)

 

「バカ、自己犠牲の聖者のつもりはないぞ」
「ただこの重要な役回りを、今の玉鳳も飛信隊もこなせっこない」(蒙恬)

 

「やれるのは楽華隊だけ、だからやる」
「全ては輪虎を討つために、俺達三隊でな」(蒙恬)

 

「今回の最大の痛手は、僕の私兵の大半を失ってしまったことだ」
「これは本番に向けて何か考えないといけなくなった」(輪虎)

 

「だけどそれだけだ、その他のことは別に大したことではない」
「敵に迫られたところで、僕が討たれることはないからね」(輪虎)

 

「今度は逃げてあげないよ」
「そっちの槍使い君も含めて君達は──相手の力量をきちんと推し量れていない」(輪虎)

 

「二人がかりでなら、この僕をどうこうできるとでも思ったのかい?」(輪虎)

 

「二人同時でもいいんだけど、少々効率よく戦らせてもらうよ」(輪虎)

 

「与し易そうな君は後回し」
「やはり先に叩いておくべきは、うるさそうなこっちの槍使い」(輪虎)

 

「力量読めてねェのはお前の方だ、輪虎」
「誰が一番強ェのか、きっちり教えてやるぜ」(信)

 

「俺か。俺は王騎将軍から矛と、その遺志を受け継いだ男」
「そしてその将軍らをも超える、歴代最強の大将軍になる男だ!!」(信)

 

「あんまり調子に乗らないでほしいな」
「君達の人生は今日ここで終わるんだから」(輪虎)

 

21巻

「…どうやら将軍ってな二種類いるみてェだ…」
「戦場内で自らも駒となる将軍と」
「敵味方から注目され、一人で戦局を動かしちまう将軍」(信)

 

「同じ将軍でもその二つの間には大きな”差”がある」(信)

 

「土門・栄備と王騎・廉頗の間には、でっけェ差があるんだ」
「輪虎もどっちかと言うと王騎将軍側で」(信)

 

「俺はそれよりもさらに上を目指してる」
「だから、こいつは俺が超えなきゃならねェ壁なんだ!!」(信)

 

「やってみなよ」
「廉頗の”飛槍”を、王騎の矛を受け取った男が砕けるかどうか」(輪虎)

 

「これだけの利を持つ地形はそうはない」
「捨てるにはあまりにも惜しいが…地に執着しすぎるのも、また愚将の条件か…」(壁)

 

「それら(五千)を率いる権限をそなたに授ける」
「壁、そなたはこれから五千の将となりて、魏将軍・姜燕を迎撃せよ!」(王翦)

 

「私の目に狂いはない」
「あ奴は、いい囮になる」(王翦)

 

「二人共、これが奇襲であることを忘れるなよ」
「そこは敵本陣のど真ん中だ」
「あまりモタつくと、ぶ厚い包囲に捕まり退路を失う」(蒙恬)

 

「もちろん輪虎の首が重要だが、退き際の判断だけは決して誤るなよ」(蒙恬)

 

「こいつらが強ェのは、単純に数をこなしたってだけじゃねェ…」
「多分戦いながら越えてきたんだ、何度も何度も」(信)

 

「そして俺も、もう少しで越えられそうな気がするんだ」
「限界って奴を!!」(信)

 

「間一髪防いだが…馬と左手を失った」(輪虎)

 

「不覚傷──…僕としたことが……」
「油断──少々たかをくくっていたか」(輪虎)

 

「──だけどそれだけじゃない」
「さっきの飛信隊・信は本当に強かった」(輪虎)

 

「崖上は全て制した」
「うぬの負けだ、姜燕」(王翦)

 

「敗軍の将には”死”を!」
「それが戦場の鉄則だ、姜燕」(王翦)

 

「……だが、私は慈悲深い」
「一つだけ助かる道をうぬに与えてやろう」(王翦)

 

「これよりこの私に仕えるのだ」
「私を主としてあがめ、忠を誓うならば」
「うぬの私兵も含めて全員命を助けてやろう」(王翦)

 

「私は本気で言っている」
「私の”領内(くに)”は、うぬのような戦の強い男を必要としているのだ」(王翦)

 

「悪いようにはせぬ、姜燕」
「…断るならばこれよりこの”囲地(いち)”が、血の湖と化すことになるぞ」(王翦)

 

「(八つ裂き?) ならん、生け捕りだ」(王翦)

 

「信じ難いことだ。相手の心理と戦局推移」
「わずかな手がかりを元に一体何手先まで読み解けばそうなるのか」(姜燕)

 

「もはや人の域を超えている」
「やはり怪物だな、あのお方は」(姜燕)

 

「やはり儂の読み通り動いたのォ、王翦」(廉頗)

 

「こちらの主軸が削られぬことだけ注意せよ」
「では全軍順次退却だ」(王翦)

 

「……悪いな、廉頗」
「私は”絶対に勝つ戦”以外、興味はない」(王翦)

 

「悠々と退がる王翦の姿がふと、白起を思い出させた」
「戦い方が似ているということは」
「近い世界が見えておるのやも知れぬということだ」(廉頗)

 

「己を第一とする武将は”信”が置けぬのだ」
「いかに戦が強かろうと、それでは人も貴様を英雄とは認めぬ」(廉頗)

 

「貴様は儂らとは違う道に立っている」
「あえて否定はせぬが興味も失せたわ」(廉頗)

 

「戦は大将を殺してなんぼ」
「できの悪い古き顔見知りに引導を渡しにいくかのォ」(廉頗)

 

「不思議とこの年になると分かるところがあるのじゃ」
「死力を尽くす戦いが近づいているとな」(蒙驁)

 

「今回狙うのは敵中央軍の後ろにいる大将・蒙驁の首だ」
「皆には死にもの狂いで働いてもらうよ」(輪虎)

 

「僕が昨日より弱まってるなんて勘違いしちゃダメだよ」(輪虎)

 

「片手が使えない戦いなんていくらでも通ってきたし──」
「それに何より今日はこの後”約束”があるんでね」(輪虎)

 

「うろたえることはない」
「奴の前ではいつでも儂は”敗者”だ」(蒙驁)

 

「廉頗よ、お主に負け続けた儂じゃ」
「こうなることも予想はしていた」(蒙驁)

 

「予想ができたということは、”対処”ができるということじゃ」(蒙驁)

 

「長年考えに考えを重ねた布陣じゃ」
「いつの日かお主と戦う羽目になった時、お主を討ち取るためにな」(蒙驁)

 

「さァて、行くぞ蒙驁」
「その首この手で叩き落としてくれる」(廉頗)

 

「強き武将が足をすくわれる時、そこには必ず”油断”があります」
「私などは戦う時、相手を油断させることに力を尽くします」(李牧)

 

「廉頗。儂は十分、知っておるのじゃ」
「お主がこの迷路の攻略図を脳裏に描ききり」
「それを狂いく実戦できる”天才”であることは」(蒙驁)

 

「よォく知っておる故に、儂はお主の賢しさを逆手に取る!!」(蒙驁)

 

22巻

「この砦は本当によく出来ているぞ」
「じゃが…四十年経っても儂の想像の枠を越えることはできなかったなァ、蒙驁ォ」(廉頗)

 

「儂との知恵比べとは百年早かったのォ」(廉頗)

 

「後ろで…本陣で何か起こってるのは分かるが、今はそんな所まで気を回せねェ」
「今……こいつから目をそらせば、即あの世行きだ」(信)

 

「無問題!」
「片足の(戦闘)状況もきっちりと漂と特訓済みだ」(信)

 

「死にはせぬ!」
「我らの隊長は、死にはせぬ!!」(渕)

 

「殿が…待っている、こんな所で負けられない」
「僕は…”天”の与えし”廉頗の剣”だからね」(輪虎)

 

「下らねェ」
「さっきから聞いてりゃ、それじゃまるで全部が天任せみてェじゃねェかよ」(信)

 

「そうじゃねェだろ」
「俺達はみんな、てめェの足で立って戦うんだ」(信)

 

「出会いが重要だってことは分かる…」(信)

 

「お前が廉頗に出会ったってんなら」
「俺だって廉頗以上の大将軍になるはずだった男に出会い」
「そいつと共に育った」(信)

 

「漂──俺に夢をくれたそいつは…早々と死んじまったが」
「代わりに…俺はまたとんでもねェ奴と出会った」(信)

 

「俺は関わった奴らの思いを背負って、前に進むだけだ」
「自分のこの足で」(信)

 

「輪虎、お前と戦ったこともでっけェ糧にしてな」(信)

 

「時代はやはり、次の戦乱の世へ移ろうとしています」
「ひょっとしたら殿が亡命し、前線から退いたあの時…」
「僕の役目は終わっていたのかも知れませんね」(輪虎)

 

「お前は、何度も死を覚悟したくれェやばい奴だったぜ、輪虎」(信)

 

「行くべきじゃない」
「この戦力と今の自分では、あれは止められない」(羌瘣)

 

「死ねば象姉の仇は討てなくなる」
「ゴメン、象ねえ。やっぱり今は、私は飛信隊の副長だ」(羌瘣)

 

「くそっ……私ってこんなバカだったか?」
「”気をつけるんだぞ瘣。バカの側にいるとバカが移る”」
「フッ、それだ」(羌瘣)

 

「……何だ、お前か」(羌瘣)

 

「信、離せ…バカが移る」(羌瘣)

 

「前後の挟撃のつもりが、結局片側だけで攻略できるとは…」
「つまらぬ……やはりこんな戦では燃え上がらんのォ」(廉頗)

 

「弱すぎる」
「そんな腕前で何かできると思ったか、蒙驁」(廉頗)

 

「腕前ではない」
「今の儂の武器は心じゃ」(蒙驁)

 

「紆余曲折した我が長き戦歴の総決算の場に立ち、ふとこうも感じておる」(蒙驁)

 

「四十年前、祖国斉を捨ててまで立身出世を求め、秦国で何とか大将軍に登りつめたのは」
「今この刻(とき)のためであったのかもとな」(蒙驁)

 

「どうじゃ、四十年の熱き思いのこもった一撃は大層重かろう」(蒙驁)

 

「廉頗。今のお主の中には儂の激情を受けきる程、熱きものは無かろうて」(蒙驁)

 

「廉頗。本当はお主自身、気付いておるのだろうが」
「黄金の刻(とき)は去ったと」(蒙驁)

 

「最強の敵・六将が去った刻、お主の火も消えたのじゃ」(蒙驁)

 

「あの時代、秦六将と趙三大天は互いに数百万の人間の血肉を握り固め」
「全身全霊をかけてそれをぶつけ合う戦いに明け暮れた」(廉頗)

 

「その相手を失い熱きものが無くなったとは言え」
「あの黄金の時代を戦い抜いたこの金剛の身体」
「うぬのしみったれた四十年の思いとやらで砕き飛ばせるとでも思ったのか」(廉頗)

 

「あまり”儂ら”をなめるなよ蒙驁」(廉頗)

 

「時代の流れなどクソくらえだ」
「強者は最後まで強者」
「老いようが、病に伏せようが、戦場に出たならば勝つのが鉄則」(廉頗)

 

「名乗る名は持ってる」
「飛信隊の信!」
「あんたの四天王輪虎をこの手で討ち取った、飛信隊の信だ!!」(信)

 

「時代は確実に次の舞台へと向かっておるのじゃ」
「じゃがそれは決して、決してあの時代を色あせさせるものではない!!」(蒙驁)

 

「もういいではありませんか、将軍」
「あの時代はもうあれで”完成”しているのですから」(王騎)

 

「時代の流れなど知ったことか」(廉頗)

 

「(王騎将軍の死に際?) その姿は、誰もがあこがれる天下の大将軍の姿」
「堂々たる英雄の姿そのものだった」(信)

 

「全く…どいつもこいつも自分勝手に先に行きおって…」(廉頗)

 

「オイ、白亀西。この戦で両軍合わせりゃ万の人間が死んでるぜ」
「お前が大将って言うんなら、少しは痛みを分かち合わねェとな」(桓騎)

 

「介子坊!!」
「止めじゃ、帰るぞ」
「儂らの負けじゃ」(廉頗)

 

23巻

「ムダじゃっ、この戦はもう詰んでおる」(廉頗)

 

「(勝者?) やかましい、命があるだけありがたいと思え」(廉頗)

 

「大将軍になるために必要なものは、百の”精神力”!!」
「そして百の腕力、さらに百の知恵」
「あと百の経験と百の幸運っ…」(廉頗)

 

「それら全てを兼ね備えた趙国三大天と秦六将はかつて…」
「正に完璧な時代を築き上げた」(廉頗)

 

「そんな儂らと貴様は本気で、肩を並べるようになれると思っておるのか!?」(廉頗)

 

「肩を並べるんじゃねェ!」
「俺はあんたらをぶち抜いて”史上最強”の天下の大将軍になるんだ!!」(信)

 

「じゃが実は一つだけ儂らを抜く方法が存在する」
「伝説の塗替えじゃ」(廉頗)

 

「”儂らでも成し得なかった大業”をやってのければ、歴史は必ず貴様らをあがめる」
「ああ、中華の統一じゃ」(廉頗)

 

「バカを言え。死ぬまで儂は現役じゃァ」(廉頗)

 

「”山陽”を取られたか…」
「ここから秦の出方次第では、天下は大きく荒れますよ…」(李牧)

 

「今の私はどういう顔で、お前達と別れればいいか分からない」(羌瘣)

 

「……昔はふつうに泣いたり笑ったりしてたんだが」
「象姉の首を抱きかかえた時に、何かが私の中で壊れた」」(羌瘣)

 

「仇を討ったら元に戻るといいとは思ってるが…」(羌瘣)

 

「そんな心のか弱いお前に一つ言っておきてェことはよォ」
「どれだけ離れようとお前の小っせェ背中、俺達がガッチリ支えてるからなってこった」(信)

 

「俺はただ大将軍になるだけじゃ足らなくなっちまったぜ、政」(信)

 

「どうやら俺とお前の道が一つに重なったみてぇなんだ」
「”中華統一”だ」(信)

 

「……言っとくが、今の飛信隊なら楽華隊三百人で皆殺しにできるぞ」(蒙恬)

 

「千人隊はもはや勢いだけで戦える規模じゃない」
「作戦を組み立てる人間が必要不可欠なんだ」(蒙恬)

 

「やっぱり驚いたか」
「正直こういう形でお前の前に現れるのはずっと先のことだと思ってたから」
「オレ自身もちょっと驚いてんだけど…」(河了貂)

 

「そんなことも言ってらんない状況みたいだからな」
「助けに来てやったぞ、信」(河了貂)

 

「信(あいつ)と会うのも一年以上ぶりか…」
「この一年で成長しちゃったから…さすがにもう…バレるよな……」(河了貂)

 

「あいつ、オレが女だと知ったらどんな顔するかな…」(河了貂)

 

「新参軍師がやっかみに遭うってのは十分知ってるよ」
「だけど今、そんなこと言ってる場合じゃないだろ」(河了貂)

 

「今まで通りやってちゃ取り返しのつかない事になるからオレが来たんだろ」(河了貂)

 

「(能力はある?) それじゃあとは…軍師としての”適性”があるかどうかだな」
「これがないとどんなに才能があっても、軍師として活躍することはできない」(蒙恬)

 

「軍師は必ず初陣でその”適性”を試される」
「まだ机上だけの策士である我々は、実際に戦場に降り立つ恐怖を知らない」(蒙毅)

 

「こちらを殺さんと敵が迫り来る中、冷静でいられるか」
「冷徹に人と人を殺し合わせることができるのか」(蒙毅)

 

「日頃軽々しく扱っているこの一駒に今は、数百人もの生の人間の命が宿っている」(蒙毅)

 

「想像の上をゆく実戦の恐怖に呑まれ」
「何もできずに潰れる軍師見習いは数多くいるんだ」(蒙毅)

 

「そうか…これが戦場の空気か。戦る前からこれかよ…呑まれるものか」
「オレが戦場(ここ)を呑んでやるんだ」(河了貂)

 

「”ぶ厚く守る敵本陣を破る手段”は主に二つある」
「しかし実戦で使われる手段のほとんどは結局のところ」
「武の力に頼った強行突破だ!」(蒙毅)

 

「そして敵本陣を討つ二つ目の手段、それは…」
「巧みな仕掛けで敵守備に穴をあけ、一撃必殺の奇襲攻撃を加える戦術だ!!」(蒙毅)

 

「脱出経路くらい確保しとくよ、最初っからね」(河了貂)

 

「(明日でいい?) そうはいかない」
「オレの小さな誤りで数十人単位で人が死んでしまうんだ」
「策を練り上げておくことに越したことはない」(河了貂)

 

「(死人の数は)しょい込むに決まってるだろ」
「オレは戦場で指示するとき」
「あらかじめどのくらい死ぬか分かってて送り出してんだぞ」(河了貂)

 

「仲間の死のつらさは軍師も兵士も変わんねェ」
「そのつらさを乗り越える一番いい方法を俺達は知ってる」
「みんなで共有して薄めて、バカさわぎして吹っ飛ばすのさ」(信)

 

「今は中華の戦を活性化させる刻(とき)だ」(昌平君)

 

24巻

「大木斬れども未だに”王騎の幻影”を斬れぬのであれば、答えは必ず”戦場”にある」(李牧)

 

「”先(ま)ず隗より始めよ”」
「それではまず、この郭隗を厚遇することから始めて下さい」
「そうすれば、私よりも才覚ある人材が必ず他国より集まってまいります」(郭隗)

 

「心配いりませんよ、これは単なる序章にすぎません」
「圧倒的力の差を示して勝ってみせます」(李牧)

 

「劣勢の時こそ、敵の姿を知る好機ととらえよ」(楽毅)

 

「貴様らのやっていることに興味はない」
「俺は”本物の戦”に飢えているだけだ」(龐煖)

 

「(中華十弓?) オイ、その言い方はやめろ」
「俺の矢は今、中華三位だ」(白麗)

 

「儂は丞相を卒業するぞ」(呂不韋)

 

「俺は純血ではない身でありながら、王座につく嬴政がヘドが出るほど許せぬが」
「それ以上に庶民の分際で権力の座にある、あの男の方がさらに我慢ならぬ」(成蟜)

 

「王族として王国の秩序を正すのは義務だ」
「あのタヌキを叩き落とすぞ」(成蟜)

 

「呂不韋が自ら相国となった暴挙を逆手にとり」
「俺達もこの機に”権力”を取りに行く」(嬴政)

 

「昌文君」
「お前が俺を援(たす)けるために文官へと転じてくれたことが」
「今こそ大きな意味を持つ」(嬴政)

 

「(過去の犠牲者は)道が途中で潰える方が浮かばれぬ」(嬴政)

 

「勝負の別れ目は結局、俺とお前のどっちが強いかだ」
「無論、俺だがな」(嬴政)

 

「ガマンしろ、栄誉のキズだ」
「オマエの頑張りが国を救ったんだからよ!」(信)

 

「同盟とは実は、相手に手を出させないことが目的ではありません」
「重要なのは同盟の先に何を得るか、何をするかです」(李牧)

 

「戦いで得るものが土地だけと思っている内は」
「あなたは私に一生勝てなどしませんよ」(李牧)

 

「こんな所でお前を殺せるか」
「お前は俺が正面から越えなきゃなんねェ壁だからな」(信)

 

「私が今この場で与えられる警告は、戦歴を重ねてきているあなた達でも実際のところ──」
「戦争の本当の恐ろしさは分かっていないということです」(李牧)

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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