アニメ「北斗の拳 第4部 最終章」103~108話の名言・台詞をまとめていきます。
北斗の拳 第4部 最終章
103話
「よかろう。山のフドウ、鬼となろう」
「鬼とならねば貴様を倒せん!」(フドウ)
「俺にとって闘いは生か死か、2つに1つ」
「命懸けで闘う奴はいねえか!?」(フドウ)
「若造! 死の覚悟は出来ておるか?」(フドウ)
「命?」
「命などウジ虫よ、湧いて出るわ」(フドウ)
「ラオウよ、動けぬか?」
「お前でも鬼には勝てぬか?」(リュウケン)
「あの時の気迫、動けなかった」
「あれは、まさに鬼の気迫」(ラオウ)
「このラオウ、恐怖を感じたのは後にも先にもあの時一度限り」(ラオウ)
「今こそ、奴の鬼の気迫を飲み込み」
「ケンシロウへの気の迷いなど吹き飛ばしてくれるわ!」(ラオウ)
「あの頃の俺は、村々へ押し入り、倒し・奪い・食らい・飲む」
「鬼の生活だった」(フドウ)
「この子が命懸けで守ったものは、この犬(の母子)…」(フドウ)
「ね? 生きてるでしょ、暖かいでしょ?」
「これが命よ」(ユリア、子供時代)
「俺は母も知らず父も知らずに育った」
「だからそれまで命など、ウジ虫のごとく湧き出るものと思っていた」(フドウ)
「しかし…その子犬のあまりのか弱さに、ただたじろいだ」
「そして、まだ幼かったユリアに、知るはずもない母を見た」(フドウ)
「その日より、俺は鬼の鎧を捨て」
「南斗慈母星に仕える五車星の男、山のフドウとして生きることを誓った」(フドウ)
「だが今、その鎧を着ける時がきた」
「お許しくだされ、ユリア様」
「このフドウ、汚れなき命のために、鬼と戻り闘おう」(フドウ)
「よいか!」
「俺が一歩でもここより引いたら容赦はいらぬ!」
「この背に全ての矢を打ち放て!」(ラオウ)
「もし、この線より引くならこのラオウ、死あるのみ!」
「弟ケンシロウに勝てぬ愚かな兄よ」(ラオウ)
「フドウ、俺の血をすする気でこい!」
「さもなくば貴様に勝ち目はないぞ」(ラオウ)
「この拳王、かつてのラオウとは違う」
「鬼のフドウの恐怖など微塵も感じぬ」(ラオウ)
「やはりケンシロウに感じた恐怖など気の迷いに過ぎぬ」(ラオウ)
「どうかな…貴様が、俺の中に鬼を見るのはこれからだ!」(フドウ)
「この悲しき目の光こそ、俺がケンシロウに感じた同じ光」
「これだ…これが恐怖だ」(ラオウ)
「フドウ! 今こそ貴様の血と共に恐怖を飲み込んでくれるわ!」(ラオウ)
104話
「そうやすやすと秘孔を突かせるわけにはいかん」
「ラオウ! 貴様はここで死に果てるのだ!」(フドウ)
「お…お前達。その小さな体で、ラオウと闘おうというのか」
「この父さんのために、闘ってくれるというのか」(フドウ)
「そのいたいけな魂の叫びが、このフドウに最後の力を与えてくれよう」(フドウ)
「(音?) ならば、己の耳を閉ざそう」(ケンシロウ)
「無駄な闘いはしたくないと言ったはずだ」(ケンシロウ)
「貴様には分かるまい」
「たとえ、この体が一塊(ひとかたまり)の肉、1滴の血となろうとも」
「俺は闘い続けるであろう」(フドウ)
「このフドウの足を進ませているのは」
「この子供達のいたいけな心だ」(フドウ)
「お前には見えるか」
「この悲しき瞳に宿る力が」(フドウ)
「こ…この拳王が退いている」
「この俺が退くとは…」(ラオウ)
「貴様は子供達の瞳の中にケンシロウを見、この俺の拳の中にもケンシロウを見た」
「その肉体に再び恐怖がよみがえったのだ」(フドウ)
「恐怖に硬直したその肉体は退かねば、砕け散っていたのだ」
「勝ったのは、俺とケンシロウなのだ!」(フドウ)
「こ…ここで俺は倒れても、その体に恐怖が刻み込まれている限り」
「もはや二度とケンシロウには勝てぬぞ」(フドウ)
「ラ…ラオウよ…」
「悲しみを…悲しみを知らぬ男に勝利などないのだ」(フドウ)
「お前達…よく最後まで見ていたな」(フドウ)
「そうだ、父さんは勝ったのだ」
「み…みんな、強くなったな」(フドウ)
「どこまでもゲスな奴等よ!」
「この拳王、敗れてまで命を拾おうとは思わぬわ!」(ラオウ)
「泣くな、お前達」
「父さんが頑張れたのは、お前達のおかげだ」(フドウ)
「これからはみんなで力を合わせて生きていくのだぞ」
「いいな?」(フドウ)
「これで父さんも心おきなく…」(フドウ)
「ケ…ケンシロウさん」
「こ…これからは、その手でこの子供達を…」
「いや、この時代の全ての子供達を抱き包んでくだされ」(フドウ)
「そ…それが、山のフドウの願いです」(フドウ)
105話
「五車の魂、決して無駄にはせん」
「ユリアは必ず、この俺の手に」(ケンシロウ)
106話
「あの人は…ラオウは、北斗の長兄なのです」
「闘いのみに生きる男」(ユリア)
「ラオウには、ケンシロウとの闘いのみが宿命となっているのでしょう」(ユリア)
「ラオウの心、分かってあげて下さい」(ユリア)
「また宿命が動き出した」
「ラオウ…あなたは今、何を思う」(ユリア)
「フドウ。お前もまた、俺の心に生きる」(ケンシロウ)
「悲しみとは…愛か!」(ラオウ)
「ユリア。お前の命、俺にくれ!」(ラオウ)
「技も肉体も闘気も、ケンシロウには劣らぬ」
「だが俺は、未だ悲しみを知らぬ。愛を知らぬ」(ラオウ)
「愛は悲しみを生み、悲しみが愛を呼び起こすと聞く」
「それをお前を失って初めて知ることが出来るかもしれぬ」(ラオウ)
「うぬらも、ユリアの母の星の光に打たれたか!?」
「だが、聞けぬ!」(ラオウ)
「ユリア、恨んでも構わぬ」(ラオウ)
「傷が気になっていては、存分に闘うことは出来ないでしょう」(ユリア)
「壮絶な男達の闘いに、わたくしが出来ることは」
「心おきなく送り出すことだけ」(ユリア)
「わたくしに見つめられていては突きにくいでしょう」
「わたくしも、天に帰りましょう」(ユリア)
「(命は)新しき光のために」
「わたくしには見えます、新しき光の時代が」(ユリア)
「その光の時代のために、あなたとケンシロウの闘いは避けられない定め」
「そのために必要とあれば、わたくしの命捧げましょう」(ユリア)
「それは野望ではない」
「それが愛だ、ラオウ」(トキ)
「今は分かるまい」
「だがいずれそれは涙となって、お前の心を突き動かすだろう」(トキ)
「その時こそ、お前は愛を…悲しみを知ることになる」(トキ)
「な…涙? あ…愛?」
「こ…これが愛だというのか? トキ」(ラオウ)
「愛ゆえに、俺はユリアを追い続けていたというのか?」(ラオウ)
「今はユリアとケンシロウ、2つは望めぬ」
「このラオウ…いや、拳王の生き方は1つ」(ラオウ)
「許せ、ユリア!」
「我が心に悲しみとなって生きよ!」(ラオウ)
「雨…みんなが待っていた雨。でもなぜなの?」
「とっても悲しい、お空が泣いているみたいな気がする」(リン)
「ラオウが呼んでいる」(ケンシロウ)
「ケーーン! 死なないでーーっ!」(リン)
「北斗練気闘座」
「北斗2000年の歴史の中で、最も神聖な修行の場」
「代々の継承者争いの決着は、この場でつけられた」(ケンシロウ)
「ケンシロウ」
「うぬの骨と北斗2000年の歴史を葬るには、ここより他に場所はない」(ラオウ)
「ラオウ、お前の野望も拳も今ここに終わる」(ケンシロウ)
107話
「もう天など、どうでもよいわ!」
「いや、俺が望んだ天とは、貴様だったのかもしれぬ」(ラオウ)
「ケンシロウよ、最強の北斗を屠る者の名はラオウ」
「このラオウより真の強者の歴史は始まるのだ」(ラオウ)
「死ぬのはお前だ」(ケンシロウ)
「北斗の掟を破った唯1人の男、ラオウ」
「北斗神拳正統継承者として、貴様を許すわけにはいかん」(ケンシロウ)
「北斗神拳究極奥義・無想転生の前には”死”あるのみ」(ケンシロウ)
「この俺も、心を血に染めて悲しみを背負うことが出来たわ」(ラオウ)
「生まれて初めて、女を手にかけたわ」
「だがユリアの命が、この俺に無想転生を吹き込んでくれた」(ラオウ)
「何もいらぬ、光もいらぬ」
「この俺の望むものは拳の勝利」(ラオウ)
「お前を倒して、地上最強の男になることのみ」(ラオウ)
「互いに究極奥義・無想転生を身にまとった今、他の奥義は武器にならん」
「いわば無に戻ったのだ」(ラオウ)
「ならばこの戦いは赤子の戦いと同然」(ラオウ)
「神に感謝せねばなるまい」
「我が前に、これだけの男を送り出してくれたことを」(ラオウ)
「もはや次の一撃が、我ら最後の別れとなろう」(ケンシロウ)
「俺もトキと同じく目指した、あの偉大なる長兄ラオウ」
「その思い未だ消えず、この心に焼き付いている」(ケンシロウ)
「ユリアさん、見て」
「ケンが、ユリアさんの心と一緒に戦っている」(リン)
「もうすぐ来るわ」
「長かった2人の闘いに終わりの時が」(ユリア)
「そして、あの2人の魂に安らぎが訪れる時が」(ユリア)
「よかろう、ならば打ち砕いてみせよう」
「北斗2000年の歴史を、この拳に我が生涯の全てを込めて」(ラオウ)
「受けてみよ、我が全霊の拳を!」(ラオウ)
108話
「天に滅せい! ケンシロウ!」(ラオウ)
「お前の心は1人」
「だが俺の中には長兄ラオウへの思い」
「そして、ユリアへの思いが生きている」(ケンシロウ)
「天地を砕く剛拳でさえ、この思いだけは砕くことは出来ぬ」(ケンシロウ)
「わたくしに与えられたのは、限られた命」
「ならば何事にもあらがうことなく、天命の流れのままに生きようと思いました」(ユリア)
「南斗の将動けば、北斗も動き、天また動く」
「その南斗六聖拳最後の将の宿命、そのままに…」(ユリア)
「このわたくしの命で、世紀末に光をもたらすのであれば」(ユリア)
「こ…殺せぬ」
「このラオウに、この女を捨てることは出来ぬ!」(ラオウ)
「ユリアよ、うぬへの愛を一生背負っていってやるわ!」(ラオウ)
「この北斗の長兄ラオウが、愛を背負ったなど恥辱」(ラオウ)
「俺は北斗の長兄、死にも誇りがある」(ラオウ)
「見せようぞ!」
「世紀末覇者、ラオウの死に様を!」(ラオウ)
「今こそ悟った」
「お前は今日まで、死を見切って生きてきたのだと」(ラオウ)
「凄絶なる友たちとの戦いの中で」
「生と死のはざまを見切ったのだと」(ラオウ)
「友か…思えば、俺には友と呼べる男がトキしかいなかった」(ラオウ)
「見せてくれ…このラオウを倒した男の顔を」(ラオウ)
「見事だ…我が弟よ」(ラオウ)
「ユリア! お前の命は後数年は持とう」
「残る余生、ケンシロウと2人で静かに、そして幸せに暮らせよ」(ラオウ)
「さらばだ、ケンシロウ」
「俺もまた天へ…トキのもとへ帰ろう」(ラオウ)
「来るな! 何をしにここへ来るつもりだ?」
「お前の目には、もはやユリアしか見えないはず」(ラオウ)
「ましてやこのラオウ、天に帰るに人の手は借りぬわ!」(ラオウ)
「我が生涯に、一片の悔いなし!」(ラオウ)
「もしラオウが、自らの闘気をユリアに分け与えていなかったら」
「俺は負けていたかもしれん」(ケンシロウ)
「この暴力の荒野は、恐怖によって統治するよりすべはありませんでした」
「しかし、恐怖による統治には本当の安らぎはありません」(ユリア)
「ラオウは、愛を持つ者に倒されることを」
「そしてこの荒野に再び暖かい光が降り注ぐことを」
「きっと願っていたのでしょう」(ユリア)
「わたくしには、そんな気がしてなりません」(ユリア)
「ラオウよ…俺にはあなたが最大の友だった」(ケンシロウ)
「ラオウ、トキと共に眠れ」
「俺はあなたの生き様を胸に、北斗神拳伝承者として生きる」(ケンシロウ)
「ダ…ダメ、絶対に追わないって約束したでしょう」(リン)
「お願い、2人だけにさせてあげて」
「2人だけで、静かに暮らさせてあげて」(リン)
「でも、いつか…いつかきっとケンは帰ってくる」
「きっと…」(リン)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
北斗の拳 全27巻セット (コミック)