マンガ「キングダム 馬陽防衛編」14~16巻の名言・台詞をまとめていきます。
キングダム 馬陽防衛編
14巻
「(呼吸の)”長さ”で勝てないなら、”深さ”で勝負すればいいだけ」(羌象)
「”超短期戦”。相手が”武神”だろうと何だろうと……」
「短期的な斬り合いなら、あんたは誰にも負けないよ」(羌象)
「さァ、舞うぞ緑穂」(羌瘣)
「そうか、そういうことか」
「お前は”神を堕とす”者か」(龐煖)
「あの男かと思い出て来たが…これも天の導きか」
「”神堕とし”の者よ、たしかにお前も我が敵の一人だ」
「この夜は我らのためにある」
「さァ、荒ぶる神、”宿す者”と”堕とす者”」
「どちらが天に選ばれし強者か存分に示そうぞ」(龐煖)
「恐れるな、緑穂」
「碧き神気を私に誘え。ただ深く、ただ激しく」
「さすればもはや、我らに敵う者は無い」(羌瘣)
「相手の動きを読む力は、当然お前だけのものではない」(龐煖)
「我より血を流せし者は久しぶりだ」
「そして刹那とは言え、死を傍らに感じたこの手応えは…」
「それこそ九年前の、あの二人以来か」(龐煖)
「龐煖…龐煖、お前は戦をなめるな!!」(干央)
「たしかにあいつはバカみてェに強ェし、武神だの何だのほざいてやがるが」
「同じ人間には変わりねェ」(信)
「思いっきりぶった斬れば、あいつは死ぬ」
「斬って死ぬんだったら、倒せる」(信)
「言われなくても危ねェことは分かってる」
「だがそれでも、戦るしかねェ」(信)
「ここで逃げてるようじゃ、天下の大将軍なんて夢のまた夢だ」(信)
「ただの油断、だが不思議な力を持つ子供だ」
「”我が神”に捧げる供物としては上出来だ」(龐煖)
「今夜けっこうな仲間が死んだかもしんねェが、下向く必要はねェ」
「戦争やってんだ、死人はでるさ」(尾到)
「いいんだよ信、みんなお前と一緒に夢を見てェと思ったんだ」
「それでいいんだ」(尾到)
「……これからもお前はそうやって」
「大勢の仲間の思いを乗せて天下の大将軍にかけ上がるんだ」(尾到)
「何でお前が謝るんだよ」
「泣くことはねェ、こいつはやり遂げた」
「立派に役目をやり遂げたんだ」(尾平)
「だから…涙はいらねェ」
「こういう時は……笑って…ほめてやるんだ」(尾平)
「ほ、本当に、よくがんばったなァっ…って……」
「到ォォォ」(尾平)
「少し反省だ」
「元々まじめな方ではなかったからな」
「里を出てから随分と修練をさぼっていた」(羌瘣)
「緑穂との巫舞で倒せなかったことが癇に障る」
「半年後には私が勝つ」(羌瘣)
「第4軍をやってくれたのは彼ではないようですが仕方ありません」
「我々が受けたこの悲しみ」
「とりあえずは今ここで渉孟さんに受け止めて頂きましょう」(王騎)
「渉孟も鱗坊も勘違いしている」
「強さの底が知れぬのは、我らが殿の方だ」(騰)
「今は深く考えねェようにしてる」
「今そこを考えると、この場にうずくまって足が前に出せそうにない」(信)
「だけど死んだ奴は、んなこと望んでねェんだ、絶対に」
「だから今は、この三十六人でどうやって武功をあげるか…」
「それしか考えてねェ」(信)
「武将への道は犠牲の道です」
「そこを乗り越える度に、人も隊もより強く、より大きくなるのです」(王騎)
「……そうならねばなりません」(王騎)
「本当に把握できないということが分かったのも発見ですよ」
「山間の戦いは、我々の想像以上に難しい」(蒙毅)
15巻
「この俺が冷や汗だと!?」
「面白い!!」(蒙武)
「そこが大きな間違いだ」
「”策”でこの俺は止められぬわ!!」(蒙武)
「ごっこじゃない」
「オレはちゃんと軍師になるんだ」(河了貂)
「多分お前はちゃんと理解していない」
「その本質」(カイネ)
「軍師とは前線で血を流す兵士よりも、はるかに苦しくつらいもの」
「そして、恐ろしいものだ」(カイネ)
「だがな、趙荘」
「驚くべきことだが、お前の計略よりも、俺の目利きよりも」
「蒙武の武はさらに上を行くぞ!」(隆国)
「今の趙軍の打てる手を網羅して考えても」
「ここから大技をくり出すことはできないと断定できます」(王騎)
「……しかし仮に私をおびやかす策があったとするなら」
「張り巡らされた策は恐ろしく深い」(王騎)
「(多くの諜報員?) だろうな、だがお前達は現に知らなかった」
「それは恐ろしいことだと思わぬか、政」(楊端和)
「なぜお前達は知らぬと思う?」
「何のために?」
「隠してどうする?」(楊端和)
「もし今、秦・趙両軍の力が拮抗しているとしたら」
「この見えぬ軍の出現で戦は一気に決着となるだろう」(楊端和)
「お前が本当に軍師になったなら、またどこかの戦場で出会うかもな」
「もちろん敵としてな」(カイネ)
「ンフフ。ここに至るまでに、けっこうかかりましたねェ」(王騎)
「龐煖、あなたも待ちわびたでしょォ?」
「五日……いや、九年」(王騎)
「決着をつけるとしましょうか」(王騎)
「(本陣への攻撃?) 決まっているでしょォ?」
「私ですよ」(王騎)
「気付きませんょ」
「現にあなた方も気付いていないでしょう?」(李牧)
「大丈夫ですよ、お二方」
「この戦は必ず勝てます」(李牧)
「どこのどなたか知りませんが、面白いしかけです」
「しかし少々、つめが甘かったようですねェ」(王騎)
「私がその気になれば、趙荘軍など瞬殺ですよ」(王騎)
「”手段”など小事」
「在るのは武神の証明、ただ一つ」(龐煖)
「王騎。貴様をここで殺して、我が武神たるを天にさし示す」(龐煖)
「それでは私もここで…」
「あなたを殺して過去のしがらみと訣別することを宣言しましょうか」(王騎)
「意外と軽いんですねェ、龐煖さん」(王騎)
「出し惜しみは無用、王騎」
「まだまだこんなものではないはずだ」(龐煖)
「身に受けた傷の痛みは刻(とき)と共に消え去る」
「だが魂魄に受けた傷の痛みは消え去ることはない」
「何年経とうとも」(龐煖)
「王騎、お前も同じはずだ」
「だからお前もここにいる」(龐煖)
「怒りは力、お前も思い出せ」
「九年前の奴の死に様を…」(龐煖)
「安心なさい、龐煖」
「あなたと同様、私の心の傷も癒えていませんよォ」(王騎)
16巻
「無骨な頑固じィは勝手にきっちり働くので楽チンです」(摎)
「私も同感です。あなた(昌文君)が摎の側にいれば安心できます」
「無骨な賢人は信頼できるというわけです」(王騎)
「…よく頑張ったの、摎よ…」
「王騎同様…お前も儂の宝だ」(昭王)
「怒りや悲しみはないよ」
「だって本当はすぐに殺されてた命だもんね」
「こうして生きてるだけで感謝だよ」(摎)
「(痩せ我慢?) ……うん、嘘。本当はすごく悲しい」(摎)
「剣は置かない」
「天下の大将軍になる!」(摎)
「私の戦う理由はね、本当にたわいもない、子供の約束なんだ」(摎)
「王騎様は天下の大将軍になって、お城をたくさんとるのですか」
「それでは摎も大将軍になります」(摎)
「そしてお城を百個とったら、摎を王騎様の妻にして下さい」(摎)
「私の居場所は戦場(ここ)だよ、じィ」
「仲間もいっぱいいる」
「それにこれからは父も見てくれる」(摎)
「私はやるぞ」(摎)
「摎、いよいよ最後の一つですね」(王騎)
「憶えていて下さったんだ…しかも数まで…」
「うん、そうなの。次の馬陽で百個目なんだ」(摎)
「天の畏るる者は地上に唯一人、我だけだ」(龐煖)
「なぜだ、なぜ敗れた…」
「先の戦いの傷のせいか……違う」
「傷など関係ない…あの男の方が上だったのだ……」(龐煖)
「我が武が及ばなかったのだっ、我が武が」(龐煖)
「来い、王騎」
「今の貴様を砕くために我は来た」(龐煖)
「傷を癒し、元の身体に戻るのに三年」
「そこから再び深山で修練を六年積んだ」
「そして李牧という男の使者が現れた」(龐煖)
「話に乗ったのは、この男など足元にも及ばぬ極みに達した自負があったからだ」
「およそ人の到達できぬ武の極みに」(龐煖)
「だがなぜに…この男の刃ははじき返すことがかなわぬ程に」
「こうも重い!!」
「この男のどこにこんな力が」(龐煖)
「武将とはやっかいなものなのですよ」(王騎)
「……十三の頃より数えきれぬほどの戦場を駆け回り」
「数万の戦友(とも)を失い、数十万の敵を葬ってきました」(王騎)
「命の火と共に消えた彼らの思いが、全てこの双肩に重く宿っているのですよ」
「もちろん、摎の思いもです」(王騎)
「山で一人でこもっているあなたには理解できないことでしょうねェ」(王騎)
「語るに足らぬ」
「いつの時代も、お前達は同じ思い違いをしている」(龐煖)
「死人の思いを継ぐなど、残されたお前達の勝手な夢想」
「人は死ねば土くれと化す」(龐煖)
「敗者は地に落ち、勝者は天に近づく」
「在る理(ことわり)は、ただそれだけだ」(龐煖)
「奴らは強さを求めるために、あらゆる欲求を斬り捨てている」
「そんな人間に勝てる者などいないと思っていたが…」(羌瘣)
「なぜ王騎将軍はあれほどに強いのだ…」(羌瘣)
「敗れた理由は、あの世で摎に教えてもらいなさい」(王騎)
「国を代表する大将軍の首というのは」
「その国の軍事の象徴ですからね」(李牧)
「それを失わば秦の武威は失落し」
「逆に趙の武威は列国の脅威となります」(李牧)
「これほどの死地に落とし込まれたのは二十年ぶりくらいですか」(王騎)
「ココココ。久しぶりですよォ、この感じ」
「本当に久しぶりに、血が沸き立ちます」(王騎)
「我、正に、死線に在り」(王騎)
「策がなければ力技です」(王騎)
「皆、ただの獣と化して戦いなさい」
「いいですか、ここからが王騎軍の真骨頂です」(王騎)
「この死地に力ずくで活路をこじあけます」
「皆の背には、常にこの王騎がついてますよ」(王騎)
「さすがです、龐煖」
「しかしその消耗した体では、私は倒せませんよ」(王騎)
「龐煖…幕です!!」(王騎)
「水をさされた……だから戦などはつまらぬと言うのだ」
「だがこれがお前の土俵だ、文句は言わせぬ」(龐煖)
「お前の負けだ、王騎」(龐煖)
「武器を落とすとは何事ですか」
「たとえ何が起ころうと、死んでも諦めぬことが王騎軍の誇りだったはずですよ」(王騎)
「将軍とは、百将や千人将らと同じく役職・階級の名称にすぎません」
「しかし、そこにたどりつける人間はほんの一握り」(王騎)
「数多(あまた)の死地を越え、数多の功を挙げた者だけが達せる場所です」
「結果、将軍が手にするのは千万の人間の命を束ね戦う責任と絶大な栄誉」(王騎)
「故にその存在は重く、故にまばゆい程に光輝く」(王騎)
「(何者?) ンフフフ、決まっているでしょォ」
「天下の大将軍ですよ」(王騎)
「王騎が死ぬと分かっていても、それを脱出させるために全員必死ですね」(カイネ)
「……亡骸を趙が手にすれば、辱めの限りを尽くすことは分かりきっていますからね」(李牧)
「……今の秦軍が一番怖いかも知れませんね」
「逆の立場なら、私達も死など惜しまず鬼となって戦います」(カイネ)
「胸の奥が痛いですね、だから戦は嫌いです」
「しかし、感傷的になって道を開けてやるわけにはいきません」(李牧)
「凰は正に将軍の馬です」
「あなたは今、この戦場の中で将軍の馬に乗って走っているのです」(王騎)
「理解したらゆっくり目を開き、目にするものをよォく見てみなさい」
「敵の群を、敵の顔を、そして味方の顔を、天と地を」(王騎)
「これが、将軍の見る景色です」(王騎)
「亡骸を辱めるより」
「これ以上味方に犠牲を出させぬことの方が大事ではないのか!」(李牧)
「この戦の目的は秦の侵攻でもなく、王騎軍の壊滅でもありません」
「目的は王騎の死」(李牧)
「これが達せられた今、これ以上血を流すことに全く意味はない」
「無意味な死だけは絶対に許しません」(李牧)
「戦はここまでです」(李牧)
「いつの時代も、最強と称された武将達はさらなる強者の出現で敗れます」(王騎)
「しかし、それもまた次に台頭してくる武将に討ち取られて」
「時代の舵を渡すでしょう」(王騎)
「果てなき漢(おとこ)共の命がけの戦い」
「ンフフフ、全く」
「これだから乱世は面白い」(王騎)
「…死んだのは王騎だが、勝ったという手応えはない」(龐煖)
「戦に慈悲は無用なれど、奪い取った地にある民は奴隷に非ず」
「虐げることなく、自国の民として同様に愛を注ぐこと」
「──以上が昭王より承っていた、現秦王への遺言です」(王騎)
「遺言は昭王の意志を継ぐ資質のある秦王にのみ残されたものです」
「私が仕えるに値すると思う王にのみ伝えよと」(王騎)
「共に中華を目指しましょう、大王」(王騎)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。