アニメ「鬼滅の刃 立志編」12~20話の名言・台詞をまとめていきます。
鬼滅の刃
12話
「俺の刀は痛いぜ」
「坊っちゃんが使うような刀じゃねえからよ」
「ちぎり割くような切れ味が自慢なのさ!」(嘴平伊之助)
「話かけるなら急に来ないでくれよ」
「心臓が口からまろび出る所だったぞ」(我妻善逸)
「もしそうなっていたら、まさしくお前は人殺しだったぞ」
「分かるか!?」(善逸)
「おいしくない、きっとおいしくないよ俺!」
「真面目な話、この子は痩せこけてますし」
「カスカスでまずいからぁ!」(善逸)
「膝に来てる! 恐怖が8割、膝に!!」(善逸)
「なんていい子なんだ!」
「こんな怯えた音になってるのに!」
「俺がなんとかしなくちゃ!」(善逸)
「俺が守ってあげないとかわいそうだろ!」
「享年が一桁とかあんまりだぞ!」(善逸)
「でも俺は凄く弱いんだよ」
「守ってあげられる力がないの」
「でも俺が守ってあげなきゃ!」(善逸)
「雷の呼吸、壱ノ型・霹靂一閃」(善逸)
「死んでる!? 急に死んでるよ!?」
「なんなの!? もうやだ!」(善逸)
「また飛ばされた!」
「3日前からずっとこんな調子だ、ちくしょー!」(伊之助)
「こんな狭っ苦しい建物の中を進むのは」
「得意じゃねえんだよ、俺は!!」(伊之助)
「我流、獣(けだもの)の呼吸」
「的がでかいと、切り裂きがいがあるぜ!」(伊之助)
「屍をさらして、俺の踏み台となれ!」
「参ノ牙・喰い裂き!」(伊之助)
「響凱。もう食えないのか? その程度か?」
「もういい、数字を剥奪する」
「それがお前の限界なのだ」(鬼舞辻無慘)
「速い! 回転と攻撃の速度が凄まじい!」
「珠世さんに手当をしてもらっているが、ケガは完治してない」(竈門炭治郎)
「勝てるのか、俺は?」
「そのケガが、痛くて痛くてたまらないんだよ!」(炭治郎)
「俺はもう、ホントにずっと我慢してた」
「善逸を女の子から引き剥がした時も、声を張った時も」
「凄い痛いのを我慢してた」(炭治郎)
「俺は長男だから我慢できたけど」
「次男だったら我慢できなかった」(炭治郎)
「踏ん張ったりすると、折れてる所がきしんで」
「力が入らないんだ」(炭治郎)
「あの鬼の、爪のような跡が付く攻撃」
「あれが怖くて向こうに近づけない」(炭治郎)
「万全の状態じゃないから、間合いの内側に入ろうと突っ込んで行った時」
「痛みが走って足がもつれたら…」
「俺は輪切りだ」(炭治郎)
「ケガのせいで悪い想像ばかりしてしまう」
「鱗滝さん!」(炭治郎)
「水はどんな形にもなれる」
「升に入れば四角、ビンに入れば丸く」
「時には、岩すら砕いてどこまでも流れて行く」(鱗滝左近次)
「水の呼吸、10種類の型がある」
「どんな敵とも戦えるんだ」(炭治郎)
「ケガをしているなら、それを補う動きをしろ」
「どんな形にもなれる」
「決して流れは止まらない!」(炭治郎)
「今の俺は、骨だけでなく心も折れている」
「真っ直ぐに前を向け! 己を鼓舞しろ!」
「頑張れ炭治郎、頑張れ!」(炭治郎)
「俺は今までよくやってきた。俺は出来る奴だ」
「そして今日も、これからも、折れていても!!」(炭治郎)
「俺がくじけることは、絶対にない!!」(炭治郎)
13話
「俺はやれる、絶対にやれる、成し遂げる男だ!」
「骨折していようが、何だろうが、俺はやれる!」
「戦える!」(炭治郎)
「折れてる炭治郎も凄いんだというのを、見せてやる!」(炭治郎)
「ダメだ、全然状況が変わってない!」
「気合だけではどうにもならない」
「頭だ、気合と共に、頭も使うんだ!」(炭治郎)
「頭使う暇ないぞ!」(炭治郎)
「分かった…紙を踏まないように避けたおかげで」
「ケガが傷まない体の動かし方、呼吸の仕方が分かった」(炭治郎)
「呼吸は浅く、速く!」
「その呼吸で、骨折している足回りの筋肉を強化する」(炭治郎)
「そして、爪の攻撃の前には、紙のような匂いがする」(炭治郎)
「全集中・水の呼吸、玖ノ型・水流飛沫・乱!」(炭治郎)
「着地時間、着地面積を最小限にして」
「行け、入れ、間合いの内側へ!」
「前へ、懐に入り込め!」(炭治郎)
「見えた、隙の糸」
「響凱、君の血鬼術は凄かった!」(炭治郎)
「深く息を吸ってしまったぁ!」
「俺は長男だ…長男だ!」(炭治郎)
「凄かった」
「でも…人を殺したことは許さない」(炭治郎)
「刀を抜いて戦え! この弱味噌が!」(伊之助)
「炭治郎…俺、守ったよ」
「お前が、これ、命より大事なものだって、言ってたから」(善逸)
「俺はな、昔から耳がよかったんだよな」
「寝てる間に人が話したことを知ってる時があって、気味悪がられたっけ」(善逸)
「鬼の音が消えた。炭治郎、鬼倒したんだな」
「炭治郎たちと、あと何か、変なうるさい足音がするな」(善逸)
「で、なんでそんなに泣いてんの?」
「ん…なるほどね!」
「俺が頭から落ちてんのね!」(善逸)
「あいつ、今、声聞いて分かった、5人目の合格者」
「最終選別の時に、誰よりも早く入山して、誰よりも早く下山した奴だ!」
「せっかち野郎!」(善逸)
「ああ、鬼殺隊? なら分かるだろが!?」
「そりゃ始末しなくちゃなんねえんだ!」
「早くそこをどけ!」(伊之助)
「この箱には…この箱には、手出しはさせない!」
「炭治郎の大事なものなんだ!」(善逸)
「おいおいおい、何言ってんだ!?」
「その中には鬼がいるぞ、分からねえのか?」(伊之助)
「そんなことは最初から分かってる!」(善逸)
「鬼を連れてるのは分かってた」
「鬼の音は、人間の音と全く違うから」(善逸)
「でも、炭治郎からは、泣きたくなるような、優しい音がする」
「今まで聞いたことのないくらい、優しい音だ」(善逸)
「生き物からは、とにかく音がしている」
「たくさんの音が、こぼれ出している」(善逸)
「呼吸音、心音、血の巡る音」
「それを注意深く聞くと、相手が何を考えているか分かった」(善逸)
「でも俺は、人によく騙された」
「俺は、自分が信じたいと思う人を、いつも信じた」(善逸)
「鬼殺隊でありながら、鬼を連れてる炭治郎」
「でも、そこには必ず、事情があるはずだ」
「それは、俺が納得できる事情だって、信じてる」(善逸)
「俺が…俺が、直接炭治郎に話を聞く」
「だからお前は、引っ込んでろ!」(善逸)
「もういい」
「これ以上俺の邪魔をするなら、お前ごと箱を串刺しにしてやる!」(伊之助)
14話
「お前は鬼殺隊員じゃないのか!?」
「なぜ善逸が刀を抜かないか分からないのか!?」(炭治郎)
「隊員同士でいたずらに刀を抜くのは、ご法度だからだ!」(炭治郎)
「それをお前は一方的に痛めつけていて、楽しいのか!?」
「卑劣、極まりない!!」(炭治郎)
「そういうことかい、悪かったな」
「じゃあ、素手でやり合おう!」(伊之助)
「いや、全く分かってない感じがする!」(炭治郎)
「こいつは…攻撃が異様に低い」
「これはまるで…まるで、四足獣と戦っているようだ」(炭治郎)
「凄いだろ、俺は!?」
「凄いだろ、俺は!?」(伊之助)
「悪化、上等!」
「今この刹那の愉悦に勝るもの、なし!」(伊之助)
「ちょっと、落ち着けぇぇぇーーー!!!」(炭治郎)
「なんだ、こら…俺の顔に文句でもあんのか?」(伊之助)
「気持ち悪い奴だな」
「ムキムキしてるのに女の子みたいな顔が乗っかってる」(善逸)
「君の顔に文句はない」
「こじんまりしていて、色白でいいんじゃないかと思う!」(炭治郎)
「寝起きでこれだよ!? 一番苦手これ!」(善逸)
「生き物の死骸なんて埋めてなんの意味がある」
「やらねえぜ! 手伝わねえぜ!」
「そんなことより、俺と戦え!」(伊之助)
「そうか…傷が痛むから出来ないんだな?」(炭治郎)
「ダメだ、こいつら。どっちもおかしいわ」(善逸)
「妖怪だよ、炭治郎! あの婆さん妖怪だ!」
「早いもん異様に、妖怪だよ!」(善逸)
「そんなんじゃ、もうご飯を一緒に食べてやんないぞ?」
「ご飯はみんなで一緒に食べた方が美味しいんだぞ!」(善逸)
「(なぜ鬼殺隊?) 鬼殺隊の隊員って奴が、俺の山の中に来やがったから」
「力比べして刀を奪ってやった」(伊之助)
「そしたら、最終選別ってのがあることや、鬼の存在について聞いてよ」(伊之助)
「お前と一緒にすんなよ」
「俺には親も兄弟もいねえぜ」
「他の生き物との力比べだけが、俺の唯一の楽しみだ!!」(伊之助)
「炭治郎。誰も聞かないから俺が聞くけどさ」
「鬼を連れているのは、どういうことなんだ?」(善逸)
「善逸、分かっててかばってくれたんだな」
「善逸は本当にいい奴だな、ありがとう」(炭治郎)
「俺は鼻が効くんだ、最初から分かってたよ」
「善逸が優しいのも、強いのも」(炭治郎)
「いや、強くはねえよ、ふざけんなよ」
「お前が正一くんを連れてくの邪魔したのは許してねえぞ」(善逸)
「炭治郎…お前…」
「お・ま・え…いい御身分だなぁ!!」(善逸)
「こんなかわいい女の子連れてたのか?」
「こんなかわいい女の子連れて毎日、ウキウキウキウキ旅してたんだな?」(善逸)
「俺の流した血を返せよ!!」(善逸)
「俺は、俺はな」
「お前が毎日アハハのウフフで女の子とイチャつくために頑張った訳じゃない」(善逸)
「そんなことのために俺は変な猪に殴られ蹴られたのか!?」(善逸)
「鬼殺隊はな、お遊び気分で入る所じゃねえ!」
「お前のような奴は粛清だよ」
「即・粛清!」(善逸)
「そういやぁ俺の結婚を邪魔した罪と、正一くんを帰した罪もあったな」
「即・粛・清!」
「鬼殺隊を、なめるんじゃねえ!」(善逸)
15話
「”誇り高く”、”ご武運”、どういう意味だ?」(伊之助)
「その立場ってなんだ?」
「恥ずかしくないってどういうことだ?」(伊之助)
「正しい振る舞いって具体的にどうするんだ?」
「なんでババアが俺達の無事を祈るんだよ?」(伊之助)
「なんも関係ないババアなのに、なんでなんだよ?」
「ババアは立場を理解してねえだろ?」(伊之助)
「待ってくれ! ちょっと待ってくれないか!?」
「怖いんだ!」
「目的地が近づいてきてとても怖い!」(善逸)
「何座ってんだこいつ、気持ち悪い奴だな?」(伊之助)
「目の前のあの山から何も感じねえのかよ!?」(善逸)
「(那田蜘蛛山に)俺は行く」(炭治郎)
「俺が先に行く」
「お前はガクガク震えながら後ろを着いて来な」
「腹が減るぜ」(伊之助)
「伊之助」「ありがとう」
「伊之助も一緒に来ると言ってくれて、心強かった」(炭治郎)
「山の中から来たよじれたような禍々しい匂いに、俺は少し体がすくんだんだ」
「ありがとう」(炭治郎)
「意味の有る無しで言ったら、お前の存在自体、意味がねえんだよ!」
「さっさと状況説明しやがれ、弱味噌が!」(伊之助)
「人も鬼もみんな仲良くすればいいのに?」
「冨岡さんもそう思いません?」(胡蝶しのぶ)
「無理な話だ。鬼が人を食らう限りは」(冨岡義勇)
「俺、嫌われてんのかな?」
「普通置いていくか、仲間を、道端に?」(善逸)
「説得しない、仲間なら?」
「2人で説得してくれたらさ、行くからね、俺だって」(善逸)
「それなのに2人でさ、怖い山の中へ、スタコラサッサですか?」
「置き去りにされた俺の気持ちよ?」(善逸)
「鬼の禰豆子ちゃんがあんなにかわいいのに」
「雀のお前が凶暴じゃん!」(善逸)
「ああ! あいつ禰豆子ちゃん持ってった!」
「何で俺の大切な禰豆子ちゃん持ってってんだ!」
「とんでもねえ炭治郎だ!!」(善逸)
「いや違う、動きがおかしい」
「何かに、操られている」(炭治郎)
「よし。ぶった斬ってやるぜ!」(伊之助)
「ダメだ! 生きてる、まだ生きてる人も混じってる!」
「それに、仲間の亡骸を傷つける訳にはいかない」(炭治郎)
「否定ばっか、するんじゃねえ!!」(伊之助)
「伊之助」
「もし君が、鬼の位置を正確に探る何らかの力を持っているなら、協力してくれ」(炭治郎)
「さっきから変な匂いが流れてきていて、俺の鼻が上手く機能しないんだ」(炭治郎)
「僕たち家族の静かな暮らしを邪魔するな」(累)
「鬼の居場所をさぐれってことだろ?」
「うるせえデコ太郎が!」
「獣の呼吸、漆ノ型・空間識覚」(伊之助)
「誰にも邪魔はさせない。僕達は家族5人で幸せに暮らすんだ」
「僕達の絆は、誰にも斬れない」(累)
16話
「離せ、こら!」
「まずあいつを一発殴ってからだ!」
「誰がクソ猪だ!」(伊之助)
「俺の感覚に狂いはねえ」
「けど…なんじゃ、この鬱陶しい糸は!?」(伊之助)
「母さん…勝てるよね?」
「ちょっと時間がかかり過ぎじゃない?」
「早くしないと、父さんに言いつけるから」(累)
「(操られた仲間に)技は使いたくない」
「でも、糸を切ってもまたすぐつながる」
「動きを止めるには…そうだ!」(炭治郎)
「な…なんじゃそれ!? 俺もやりてぇ!!」(伊之助)
「見たかよ!」
「お前に出来ることは俺にも出来るんだぜ!」(伊之助)
「すまない! ちょっと見てなかった!」(炭治郎)
「チュン太郎」
「俺を追いかけて来てくれたのか?」
「かわいい奴だな!」
「禰豆子ちゃんの次だけどな!」(善逸)
「俺が悪かったよ!」
「さあ、一緒に禰豆子ちゃんを探しに行こう!」(善逸)
「俺の方が先に気づいてた」
「その首ぶった斬ってやるぜ!」
「はぁ!? こいつ…首がねえ!!」(伊之助)
「なんか、だんだん腹立ってきた」
「早く禰豆子ちゃん見つけてこんなおっかない森からおさらばしよう!」(善逸)
「速い、が…避けきれないほどじゃねえ!」
「しまった、蜘蛛がいた!」(伊之助)
「伊之助、一緒に戦おう!」
「一緒に考えよう!」
「この鬼を倒すために、力を合わせよう!!」(炭治郎)
「てめえ! これ以上俺を、ホワホワさせんじゃねえ!!」(伊之助)
「畜生、なんだこれ腹が立つぜ!」
「全部あいつの思い通りか?」
「こうなるのが必然のようだ」(伊之助)
「まるで、川の水が流れていくことほど当たり前に」(伊之助)
「こいつは、自分が前に出ることではなく」
「戦いの、全体の流れを見ているんだ」(伊之助)
「お前に出来ることは、俺にも出来るわ、ボケ!」(伊之助)
「あっ、でも…死ねば、解放される…」
「楽になれる…」(蜘蛛の母)
「伍ノ型・干天の慈雨」(炭治郎)
「これは…優しい雨に打たれているような感覚」
「少しも痛くない、苦しくもない」
「ただ、暖かい…」(蜘蛛の母)
「こんなにも穏やかな死が来るなんて…」
「これで、解放される」(蜘蛛の母)
「(父さんが)何に怒ったか分からないのが悪いんだよ」(累)
「十二鬼月がいるわ…気をつけて」(蜘蛛の母)
「十二鬼月がいる」
「本物の十二鬼月が、この山に」(炭治郎)
17話
「俺に対して細やかな気づいかいはすんじゃねえ!」(伊之助)
「いーーーやーーー!!! 人面なんですけど!」
「人面蜘蛛なんですけど!」(善逸)
「どういうことこれ!? どういうこと!?」
「夢であれ、夢であれ、夢であれよお願い!!」(善逸)
「夢であってくれたなら、俺、頑張るから!」
「起きた時、禰豆子ちゃんの膝枕だったりしたら、もうすっごい頑張る!」(善逸)
「だから、悪夢から覚めてくれぇぇぇーーー!!!」(善逸)
「何あれ、何あれ、何あれ?」
「人間が、蜘蛛に、されてんの?」
「家浮いてんの?」
「何かチラチラ見えるけど、糸?」(善逸)
「そしてくっせー! 刺激臭すげえ!」
「鼻が効く炭治郎なら死んでるわ!」(善逸)
「俺、お前みたいな奴とは、口聞かないからな!」(善逸)
「いやもう死ぬと思うので!」
「これ以上修行したら、死ぬと思うので!!」(善逸)
「俺、爺ちゃんが好きだよ!」
「惚れた女に別の男と駆け落ちするための金を貢がされて」
「借金まみれになった俺を助けてくれたしね」(善逸)
「まあ剣士育てたかっただけかもしんないけど!」(善逸)
「爺ちゃんの期待に応えたいんだよ、俺だって」
「でも無理なんだ!」(善逸)
「申し訳ないと思ってるよ、こんな俺でさ!」
「爺ちゃんに隠れて修行もしてんだよ!」
「全然寝てないの俺!」(善逸)
「なのに全然結果が出ない訳!」
「どういうこと!?」
「もう一体どういうこと!?」(善逸)
「やな人生だよ」
「雷に打たれてさ、髪の色、変わるし…」
「生きてるだけ、ありがたかったけど」(善逸)
「俺は…俺が一番自分のこと好きじゃない」
「ちゃんとやらなきゃっていつも思うのに」
「怯えるし、逃げるし、泣きますし…」(善逸)
「変わりたい、ちゃんとした人間になりたい…」(善逸)
「でもさ、俺だって精一杯頑張ってるよ!」
「なのに最後髪ズルむけで化け物になんの?」
「嘘でしょ! 嘘すぎじゃない!!」(善逸)
「いいんだ善逸、お前はそれでいい」
「1つ出来れば万々歳だ」(桑島慈悟郎)
「1つのことしか出来ないなら、それを極め抜け」
「極限の極限まで磨け!」(桑島)
「いや、爺ちゃん」
「ちょい前までブチギレだったじゃん」(善逸)
「雷の型、6つあるのに俺が1つしか出来たことないから」(善逸)
「刀の打ち方を知ってるか?」(桑島)
「知らんよ。ずっと叩くの?」
「泣くよ、俺」(善逸)
「刀はな、叩いて叩いて叩き上げて、不純物や余分なものを飛ばし」
「鋼の純度を高め、強靭な刀を作るんだ」(桑島)
「だから爺ちゃんは俺のこと毎日ぶっ叩くのかよ?」
「でも俺は鋼じゃねえよな、生身だからさ」(善逸)
「善逸、極めろ!」
「泣いていい、逃げてもいい」
「ただ諦めるな!」(桑島)
「信じるんだ!」
「地獄のような鍛錬に耐えた日々、お前は必ず報われる」(桑島)
「極限まで叩き上げ、誰よりも強靭な刃になれ!」
「1つのことを極めろ!」(桑島)
「親のいない俺は、誰からも期待されない」
「誰も俺が、何かをつかんだり、何かを成し遂げる未来を夢見てはくれない」(善逸)
「誰かの役に立ったり、一生に1人でいいから、誰かを守り抜いて幸せにする」
「ささやかな未来ですら、誰も望んではくれない」(善逸)
「一度失敗して泣いたり逃げたりすると」
「ああ、もうこいつはダメだって離れてく」(善逸)
「でも爺ちゃんは…」
「何度だって根気強く俺を叱ってくれた」(善逸)
「何度も何度も逃げた俺を、何度も何度も、引きずり戻して…」
「明らかにちょっとあれ殴り過ぎだったけど…」(善逸)
「俺を見限ったりしなかった」(善逸)
「雷の呼吸 壱ノ型・霹靂一閃・六連」(善逸)
「夢を見るんだ、幸せな夢なんだ」
「俺は強くて、誰よりも強くて、弱い人や困っている人を助けてあげられる」
「いつでも」(善逸)
「爺ちゃんの教えてくれたこと、俺にかけてくれた時間は」
「無駄じゃないんだ」(善逸)
「爺ちゃんのおかげで強くなった俺が」
「たくさん、人の役に立つ、夢」
「でも、もう、ダメだ…」(善逸)
「諦めるな」
「呼吸を使って少しでも毒の巡りを遅らせる」(善逸)
「痛くても、苦しくても、楽な方へ逃げるな」
「爺ちゃんにぶっ叩かれる」(善逸)
「そうだ、炭治郎にも、怒られるぞ…」(善逸)
「俺はケガしてねえ!」(伊之助)
18話
「どなたか、お知り合いでもいましたか?」
「この辺りに、生存者はいないようですね」(しのぶ)
「知らせでは、新人の癸(みずのと)の隊士も数名、新たに入山したようですけど…」
「もう死んでるかもしれませんね?」(しのぶ)
「月が綺麗ですねぇ」
「せっかく一緒の任務なんですから、仲良くしましょうよ?」(しのぶ)
「俺は鬼を斬りに来ただけだ」(冨岡)
「つれないですねぇ」(しのぶ)
「型を使っても斬れない!」
「どうする? どうする!?」(炭治郎)
「よし、これなら固い首も斬れるはず」
「水の呼吸、最後にして最強の型」
「これで決める!」
「全集中・水の呼吸、拾ノ型!」(炭治郎)
「伊之助! 俺が戻るまで、死ぬな!」
「そいつは十二鬼月だ!」
「死ぬな! 死ぬな! 絶対に死ぬなぁ!!」(炭治郎)
「上手く呼吸が、出来なく、なってきた…」
「もう、手足の感覚が、何も、ない…」
「禰豆子ちゃん、ごめん…」(善逸)
「何見てるの?」
「見世物じゃないんだけど?」(累)
「な、何してるんだ?」
「君達は、仲間同士じゃないのか?」(炭治郎)
「仲間?」
「そんな薄っぺらなものと同じにするな」
「僕達は家族だ。強い絆で結ばれているんだ」(累)
「それにこれは、僕と姉さんの問題だよ」
「余計な口出しするなら、刻むから」(累)
「違う」
「家族も仲間も、強い絆で結ばれていれば、どちらも同じように貴い」(炭治郎)
「血のつながりがなければ薄っぺらだなんて」
「そんなことはない!」(炭治郎)
「それに、強い絆で結ばれているものには、信頼の匂いがする」
「だけどお前達からは、恐怖と憎しみと嫌悪の匂いしかしない!」(炭治郎)
「こんなものを絆とは言わない!」
「まがい物、偽物だ!!」(炭治郎)
「ねえ、なんて言ったの?」
「お前、今、なんて言ったの?」(累)
「凄い威圧感だ。空気が重く、濃くなった」
「伊之助、ごめん、頑張ってくれ。もう少し」(炭治郎)
「この鬼を倒したらすぐに行くから」
「必ず、助けに行くから!」(炭治郎)
「お前、今言ったこと、もう一度言ってみて」
「ねえ、言ってよ」(累)
「ああ、何度でも言ってやる!」
「お前の絆は偽物だ!」(炭治郎)
「くっそー。こんな所で隠れてるなんて、情けねえぜ」
「でも、考えねえと」
「太刀の通らない奴を斬る方法を」(伊之助)
「どうする? どうする?」
「どうすれば斬れる!?」(伊之助)
「やべえ、やべえぜ!」
「あいつが、あいつが戻るまで、なんとか!」
「なんじゃその考え方!!」(伊之助)
「考える俺なんて、俺じゃねえ!!」(伊之助)
「簡単なことなんだよ」
「一本で斬れないなら、その刀をぶっ叩いて斬ればいいんだよ!」(伊之助)
「だって俺、刀二本持ってるもん!」
「俺って最強!!」(伊之助)
「言っとくけど、お前は一息では殺さないからね」
「うんとズタズタにした後で、刻んでやる」(累)
「でも、さっきの言葉を取り消せば、一息で殺してあげるよ」(累)
「取り消さない」
「俺の言ったことは間違っていない」
「おかしいのは、お前だ!」
「間違っているのはお前だ!」(炭治郎)
「こんなの、痛くねえ…」
「痛くねえもんは痛くねえ!」(伊之助)
「野郎、まだ俺に頭を使わせようって魂胆だな?」
「そうはいくか」(伊之助)
「なんだ?」
「そうかそうか、この俺に恐れをなして震えてやがるのか?」
「今さら遅いぜ!!」(伊之助)
「いや…いくら何でも、でかくなりすぎだろ」
「やべえぞこれは…敵からこれほどの圧を今まで感じたことがない」
「圧だけで潰される…」(伊之助)
「ダメだ、勝てねえ…」
「俺は死ぬ…殺される…」(伊之助)
「絶対に負けねえ!」
「俺は鬼殺隊の、嘴平伊之助だ!」
「かかってきやがれ、ゴミクソが!!」(伊之助)
「俺は死なねえ…」
「獣の呼吸・壱ノ牙、くらえ、穿ち抜き!」(伊之助)
「なんだ…斬ったのか、あいつが?」
「な、何者だ、一体?」(伊之助)
「す、すげえ…こ、こんなすげえ奴、初めて、見た」(伊之助)
「分かる、刺激臭も薄まってきた」
「糸の匂いも分かるぞ。これなら戦える!」(炭治郎)
「思ったより頭が回る奴だ。恐怖にひるまない」
「まあ、関係ないけどね」(累)
19話
「すげえ…格が違う、一太刀の威力が違う、天地ほどの差がある」
「あの固い化け物を、豆腐みたいに斬っちまった!」(伊之助)
「なんだこいつ、ワクワクが止まらねえぞ!」(伊之助)
「ちょっと待て! 俺と戦え、半々羽織!」
「あの十二鬼月にお前は勝った、そのお前に俺が勝つ、そういう計算だ!」(伊之助)
「そうすれば…一番強いのは俺っていう寸法だ!」(伊之助)
「修行しなおせ、たわけ者」(冨岡)
「今のは十二鬼月でもなんでもない」
「そんなことも分からないのか?」(冨岡)
「分かってるわ!」
「俺だってそんなザコ、十二鬼月だなんて思ってねえよ!」(伊之助)
「十二鬼月とか言ったのは炭治郎だ!」
「俺はそれをそのまま言っただけだからな!!」(伊之助)
「己のケガの程度も分からない奴は、戦いに関わるな」(冨岡)
「もしも~し、大丈夫ですか?」
「誰が爺ちゃんですか?」(しのぶ)
「ああ、それは走馬灯ですね」
「一説によると、死の直前に人が走馬灯を見る理由は、今までの経験や記憶の中から」
「迫りくる死を回避する方法を探しているんだそうですよ」(しのぶ)
「まあ、私は経験したことないので分かりませんけどね」(しのぶ)
「うん、上手く呼吸で毒の巡りを遅らせましたね」
「それが出来ていなければ、とっくに蜘蛛にされているところでした」(しのぶ)
「今、解毒剤を打ちますね」(しのぶ)
「刀が折れた…信じられない」
「この子の操る糸は、さっき斬れなかった鬼の体よりも、なお固いのか!?」(炭治郎)
「すみません、鱗滝さん、鋼鐵塚さん」
「俺が未熟なせいで、刀が折れてしまった」(炭治郎)
「いや、今はそんな場合じゃない!」
「考えろ! 考えろ!」
「糸が斬れないなら、間合いの内側に入れば!」(炭治郎)
「無理だ!」
「生きているように動く糸の攻撃を抜けていけない!」(炭治郎)
「そもそも、殺さない程度にと加減されているのに」
「これだけ追い詰められているんだ!」(炭治郎)
「どう? まださっきの言葉を取り消す気にならないのか?」
「分かった。なら、ズタズタになりな」(累)
「お前、それ…その女、兄妹か?」(累)
「兄妹…兄妹…妹は鬼になってるの?」
「それでも一緒にいる?」
「妹は兄をかばった、身を挺して…」(累)
「本物の絆だ、欲しい!」(累)
「黙れ!」
「結局お前達は自分の役割もこなせなかった」
「いつもどんな時も」(累)
「坊や、話をしよう、出ておいで」(累)
「僕はね、感動したんだよ、君達の絆を見て体が震えた」
「この感動を表す言葉はきっとこの世にないと思う」(累)
「でも君達は僕に殺されるしかない」
「悲しいよね、そんなことになったら」(累)
「でも1つだけ、それを回避する方法が1つだけある」
「君のその妹…君の妹を僕にちょうだい」(累)
「大人しく渡せば、命だけは助けてあげる」(累)
「何を言ってるのか分からない」
「そんなことを承知するはずないだろ」(炭治郎)
「それに禰豆子は物じゃない」
「自分の思いも意志もあるんだ」
「お前の妹なんてなりはしない」(炭治郎)
「大丈夫だよ、心配いらない、絆をつなぐから」
「僕の方が強いんだ、恐怖の絆だよ」
「逆らうとどうなるかちゃんと教える」(累)
「ふざけるのも大概にしろ!!」
「恐怖でがんじがらめに縛り付けることを、家族の絆とは言わない!」(炭治郎)
「その根本的な心得違いを正さなければ」
「お前の欲しいものは手に入らないぞ!」(炭治郎)
「鬱陶しい、大声出さないでくれる」
「合わないね君とは」(累)
「禰豆子をお前なんかに渡さない!」(炭治郎)
「いいよ別に。殺して取るから」(累)
「俺が先にお前の首を斬る!」(炭治郎)
「威勢がいいな、出来るならやってごらん?」
「十二鬼月である僕に、勝てるならね?」(累)
「家族…父には父の役割があり、母には母の役割がある」
「親は子を守り、兄や姉は、下の兄弟を守る」
「何があっても、命をかけて」(累)
「僕はね、自分の役割を理解してない奴は」
「生きている必要がないと思っている」(累)
「お前はどうだ?」
「お前の役割はなんだ?」
「お前は僕に妹を渡して消える役だ」(累)
「それが出来ないなら死ぬしかないよ」
「勝てないからね」(累)
「下弦の伍」
「やっぱり、この強さ、この子が本物の十二鬼月」(炭治郎)
「糸は簡単に斬れない、どうする、折れた刀身で?」
「あの子の首が糸より固い場合?」(炭治郎)
「嫌な目つきだね、メラメラと、愚かだな」
「もしかして、僕に勝つつもりなのかな?」(累)
「もう取ったよ。自分の役割を自覚した?」(累)
「うるさいよ」
「このくらいで死にはしないだろ、鬼なんだから」(累)
「でもやっぱりきちんと教えないとダメだね」
「しばらくは出血させよう」(累)
「それでも従順にならないようなら、日の出までこのままにして…」
「少し炙る」(累)
「君、まさかとは思うけど…」
「僕に近づきさえすれば、首が斬れるとか思ってない?」
「いいよ、ほら、やってごらん」(累)
「刃が、通らない!?」(炭治郎)
「ねっ、だから言っただろ?」
「君は僕に敵わない」(累)
「僕の体は僕の操るどんな糸より固いんだ」
「糸すら斬れない君に、首を斬るなんて到底無理だよ」(累)
「つ、強い…今まで会った鬼とは比べものにならない強さだ」
「これが、十二鬼月!」
「鬼舞辻の血の濃い鬼の、力なのか!?」(炭治郎)
「うるさいよ、少し黙っていろ」
「お前の兄はもう僕だぞ」
「いつまでも喚き立てるな」(累)
「落ち着け、感情的になるな」
「このままじゃ相手の思うつぼだ!」(炭治郎)
「集中しろ。呼吸を整え、もっとも精度が高い最後の型を繰り出せ!」
「全・集中」
「水の呼吸・拾ノ型、生生流転!」(炭治郎)
「回転するごとに威力が増している、少し厄介だ」(累)
「ねえ、糸の強度はこれが限界だと思ってるの?」
「血鬼術・刻糸牢(こくしろう)」
「もういいよお前は、さよなら」(累)
「ダメだ、この糸は斬れない!」
「まだ回転が足りない、さっきの糸とはまるで違う匂いだ!」(炭治郎)
「絶対負ける訳にはいかないのに!?」
「死ぬ…負ける!?」(炭治郎)
「炭治郎、呼吸だ」
「息を整えて、ヒノカミ様になりきるんだ」(竈門炭十郎)
「息の仕方があるんだよ」
「どれだけ動いても疲れない、息の仕方」(炭十郎)
「正しい呼吸が出来るようになれば、炭治郎もずっと舞えるよ」
「寒さなんて平気になる」(炭十郎)
「炭治郎。この神楽と耳飾りだけは必ず、途切れさせず継承していってくれ」
「約束なんだ」(炭十郎)
「ヒノカミ神楽・円舞!!」(炭治郎)
「止まるな、走り続けろ!」
「今止まれば、水の呼吸からヒノカミ神楽の呼吸に無理矢理切り替えた跳ね返りがくる」
「そうしたら、俺はしばらく動けなくなるだろう」(炭治郎)
「だから! 今やらなければ!」
「走れ! 禰豆子を守るんだ!!」(炭治郎)
「見えた、隙の糸! 今ここで倒すんだ!」
「たとえ、相打ちになったとしても!!」(炭治郎)
「禰豆子、禰豆子…起きて、禰豆子」
「お兄ちゃんを助けるの」(竈門葵枝)
「今の禰豆子なら出来る、頑張って…」
「お願い禰豆子、お兄ちゃんまで死んでしまうわよ」(葵枝)
「血鬼術・爆血!」(竈門禰豆子)
「バカな!? 糸が焼き切れた!?」(累)
「俺と禰豆子の絆は、誰にも、引き裂けない!!」(炭治郎)
20話
「勝った…勝ったよ、父さんが助けてくれた」
「家に代々伝わる神楽で、なぜ技を出せたのか分からない」
「でも、それで助かった、勝てた!」(炭治郎)
「僕に勝ったと思ったの?」
「かわいそうに、哀れな妄想して幸せだった?」(累)
「もういい、お前も妹も殺してやる」
「こんなに腹が立ったのは、久しぶりだよ」(累)
「そもそも、何でお前は燃えてないのかな?」
「僕と僕の糸だけ燃えたよね」(累)
「妹の力なのか知らないが、イライラさせてくれてありがとう」
「何の未練もなくお前達を刻めるよ」(累)
「血鬼術・殺目篭(あやめかご)」(累)
「焦るな…息を乱すな…落ち着け…落ち着けば!?」
「腕が、上がらない!?」(炭治郎)
「俺が来るまで、よくこらえた。後は任せろ」(冨岡)
「次から次に、僕の邪魔ばかりするクズ共め!」
「血鬼術・刻糸輪転」(累)
「全集中・水の呼吸、拾壱ノ型・凪」(冨岡)
「なんだ…何をした?」
「奴の間合いに入った途端、糸がバラけた」(累)
「一本も届かなかったのか?」
「最硬度の糸を斬られた?」
「そんなはずはない! もう一度!」(累)
「ねえ、助けて欲しい?」
「その代わり、僕の頼みを聞いてくれる?」(累)
「じゃあ、僕の家族になってよ」
「ようこそ。今日から君も、僕の家族だ」(累)
「わぁ、凄いですね」
「手のひらから糸を出しているのですか?」(しのぶ)
「こんばんは、今日は月が綺麗ですね」(しのぶ)
「私と仲良くするつもりはないみたいですね」(しのぶ)
「そうなんですか? それは痛ましい」
「助けてあげます、仲良くしましょう!」(しのぶ)
「でも仲良くするためには、いくつか聞くことがあります」(しのぶ)
「かわいいお嬢さん、あなたは何人殺しましたか?」(しのぶ)
「嘘はつかなくて大丈夫ですよ、分かってますから」
「さっきうちの隊員を繭にした術さばき、見事でした」
「80人は食っていますよね?」(しのぶ)
「私は西の方から来ましたよ」
「お嬢さん、西です」
「山の西側では、大量に繭がぶら下がっているのを見てきました」(しのぶ)
「中に捕らわれた人々は、液状に溶けて全滅」(しのぶ)
「その場所だけでも、繭玉は14個ありました」
「14人、死んでるんです」(しのぶ)
「私は怒っているのではないですよ」
「確認してるだけ、正確な数を」(しのぶ)
「お嬢さんは、正しく罰を受けて生まれ変わるのです」
「そうすれば私達は仲良くなれます」(しのぶ)
「人の命を奪っておいて何の罰もないなら、殺された人が報われません」(しのぶ)
「目玉をほじくり出したり、お腹を切って内蔵を引きずり出したり」
「人を殺した分だけ、私がお嬢さんを拷問します」(しのぶ)
「その痛み、苦しみを耐え抜いた時、あなたの罪は許される」
「一緒に頑張りましょ」(しのぶ)
「大丈夫、お嬢さんは鬼ですから、死んだりしませんし、後遺症も残りません」(しのぶ)
「仲良くするのは無理なようですね」
「残念、残念」(しのぶ)
「蟲の呼吸・蝶の舞・戯れ」(しのぶ)
「首を斬られてないからって、安心したらいけませんよ」
「私のように、毒を使う剣士もいますからね」(しのぶ)
「鬼殺隊蟲柱・胡蝶しのぶ」
「私は柱の中で唯一、鬼の首が斬れない剣士ですが」
「鬼を殺せる毒を作った、ちょっと凄い人なんですよ」(しのぶ)
「あは、失礼しました」
「死んでるからもう聞こえませんね」
「うっかりです!」(しのぶ)
「藤の花の毒で殺したんです」
「もう死んでいるので、あのまま腐ります」(しのぶ)
「私は薬学に精通しているのですよ」
「服が溶けただけで、体はほとんど無傷ですね」
「よかったです!」(しのぶ)
「さて、このお嬢さんを無理矢理従わせた鬼の居場所が気になるところ…」
「冨岡さんに先を越されてしまいましたか」(しのぶ)
「分からない。僕には人間の頃の記憶がないから」
「家族の絆に触れたら、記憶が戻ると思ったんだ」
「本物の家族のに」(累)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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